JP2909227B2 - インキ供給量のプリセツト値演算装置 - Google Patents

インキ供給量のプリセツト値演算装置

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JP2909227B2 JP3006518A JP651891A JP2909227B2 JP 2909227 B2 JP2909227 B2 JP 2909227B2 JP 3006518 A JP3006518 A JP 3006518A JP 651891 A JP651891 A JP 651891A JP 2909227 B2 JP2909227 B2 JP 2909227B2
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機械のインキ供給
に適用されるインキ供給量のプリセツト値の演算装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】枚葉印刷機の場合を例にとり、説明す
る。枚葉印刷機では、印刷紙面上に供給されるインキ量
は、インキ元ローラ回転数と各インキ供給分割でのイン
キキー開度で設定される。現在、印刷開始前のこの両者
のプリセツト値は、次の手順で決められている。 (1)印刷する絵柄について、幅方向の各インキ供給の
分割毎に(即ち、各インキキー毎に)、印刷物上でイン
キが付着すべき面積割合(即ち、絵柄面積率)を計測す
る。 (2)この各インキキー毎の絵柄面積率を予め定められ
た変換式に代入し、設定値であるインキ元ローラ回転数
とインキキー開度を求める。
【0003】ここで用いられる変換式は下記の実験によ
り求められるもので、一つの定まった式である。 変換式の決定方法: イ.いくつかの代表的な印刷絵柄について印刷を行い、
見本の刷り物と最も合致するように各インキキーの開度
を手動調整する。もう一つの設定量であるインキ元ロー
ラ回転数は一定にとどめる。 ロ.各絵柄、各インキキー毎のこの時の絵柄面積率とイ
ンキキーの開度の関係を図2の様にプロツトする。 ハ.図2の各プロツト点の近似曲線Eを数式表現したも
のが求める変換式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。図2に示した各プロツト点の散
らばりは、印刷条件の変動により変換の関数自体が変動
した為である。図2の例では、実験が比較的短時間に行
われており、その変動量は大きくない。しかし、変換式
を決定した時点からの経過日数が増加するに従い、印刷
条件の変動量が大きくなり、決定した変換式は、かなり
の誤差を含んでしまう。
【0005】この為、変換式を決定した直後において
は、プリセツト値をほとんど修正する事無く、見本刷り
に色を合わせる事が可能であったものが、経過日数の増
加と共に、見本刷りに色を合わせる為に、かなりの修正
が必要となる。このような色修正の増加は、印刷の準備
時間の増加、色合わせの為の損紙の増加といった不具合
を生じる。
【0006】本発明は、上述のような経過日数の増加に
よる変換式の精度悪化を防止することのできるインキ供
給量のプリセツト値演算装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】プリセット値を求める為
に使用する変換式A=C0・N x ・G y (C0、x、yは
定数)を、印刷絵柄が変わる毎に、常に、次の2つのデ
ータを基にした回帰分析などを用いて求め直す。 (1)その時点より定められた個数分だけ過去の印刷絵
柄についての多数の絵柄面積率データ。 (2)上のそれぞれの絵柄面積率データのインキキー箇
所において、オペレータが見本刷りに色合わせを行った
後のインキ供給量の設定値。
【0008】
【作用】常に、現時点に近い多数個の過去のデータによ
って、変換式を更新するため、経過日数の増加による変
換式の精度悪化を防止する事ができる。
【0009】
【実施例】本発明の枚葉印刷機における実施例を図1に
ついて説明する。図1は本発明に係わるプリセット値演
算装置の一構成例を示すブロツク線図である。これから
印刷を開始しようとする印刷絵柄について、刷版絵柄面
積率計(図示せず)などを用いて計測された幅方向の各
インキキー(総数n個)毎の絵柄面積率データ(A1
2 ,……An )は、絵柄面積率データ入力部1により
本発明のプリセツト値演算装置に取り入れられる。この
データは、プリセツト値演算部5に送られる。プリセツ
ト値演算部5では、変換式演算部4で決定された変換式
によって、プリセツト値、即ち、インキ元ローラ回転量
(Np)とインキキー開度(Gp1 ,Gp2 ,……Gp
n )が算出される。
【0010】変換式演算部4では、過去データ更新・記
憶装置3に蓄えられた、一定個数(m個)分だけ現時点
より過去の印刷絵柄に関する絵柄面積率データ、インキ
元ローラ回転量及びインキキー開度データを基に、変換
式を推定計算する。ここでは、一例として、絵柄面積率
データ、インキ元ローラ回転量及びインキキー開度デー
タが次の(数1)式の様に関係づけられる場合につい
て、変換式演算部4の内部での変換式推定の手順を説明
する。
【0011】
【数1】 尚、過去データ更新・記憶装置3に蓄える絵柄データの
個数mを50個として述べる。 変換式推定の手順 (1)絵柄面積率データ、インキ元ローラ回転量及びイ
ンキキー開度データのそれぞれについて、その値の対数
を取る。
【0012】
【数2】 (2)次の様な数式群でデータを整理する。
【0013】
【数3】 但し、A′とG′の添字1,1〜n,50の最初の数字
はインキキー位置を、後の数字は絵柄データ番号を示
す。また、N′の添字1〜50は絵柄データ番号を示
す。
【0014】
【数4】 (n×50)個のデータ群と解釈し、N′とG′を2個
の説明変数とし、A′を目的変数とし、(数3)式のデ
ータ群に対して重回帰分析を行うことにより、CO′、
x、yの各定数が偏回帰係数として決定できる。尚、重
回帰分析の手法については、奥野忠一 他著「多変量解
析法」(株)日科技連出版社発行等に記載されている。 (4)求める関係式は、次式となる。
【0015】
【数5】 変換式は(数5)式のNに平均インキ元ローラ回転量N
s を代入し、
【0016】
【数6】 インキキー開度Gについて解いた次式となる。
【0017】
【数7】 変換式演算部4では、以上の様な演算を行う。前述の様
に、プリセツト値演算部5によって、この求められた変
換式にこれから印刷しようとする絵柄面積率データを代
入し、プリセツト値が得られる。この値は、出力部6に
よって、別途装置のインキ供給量調節装置に送られて、
印刷が開始される。
【0018】印刷開始後、印刷オペレータは、プリセツ
ト値を修正しつつ、見本の印刷物と色を合わせる。色合
わせ完了後、オペレータが図示しないボタンを押すこと
により、スイツチ7,7′がB側に接し、直前に色合わ
せを完了した設定値データと当該絵柄の絵柄面積率デー
タが過去データ更新・記憶装置3に入力される。もし、
その時の設定値データがなんらかの原因により、記憶す
るに値しない場合には、オペレータは先のボタンを押さ
ない為、そのデータによる更新はされない。
【0019】過去データ更新・記憶装置3では、常に5
0個のデータを記憶する事から、新しいデータが入力さ
れた場合、最も古い絵柄に関するデータを消去し、それ
に替えて、新しく入力されたデータを新たに記憶する。
即ち、スイツチ7がBに接する毎に、記憶内容が更新さ
れる。新しい絵柄面積率データが絵柄面積率データ入力
部1に入力されるとスイツチ7,7′がAに接して、以
上の事が繰り返される。
【0020】
【発明の効果】本発明によるインキ供給量のプリセット
値演算装置は、印刷物の幅方向に分割された各インキ供
給の分割毎の絵柄面積率のデータを入力する絵柄面積率
データ入力部と、印刷物の見本との色合わせによる調節
後の設定値をインキ供給量調整装置から受け取る設定値
データ入力部と、現時点から適当な一定個数分だけ過去
の印刷絵柄についての上記の絵柄面積率データ及び色合
わせ後の設定値データを更新・記憶する過去データ更新
・記憶装置と、上記の記憶データを基に、絵柄面積率
からインキ供給量の設定値であるインキ元ローラ回転量
N及びインキキー開度データGを求めるA=C0・N x
・G y (C0、x、yは定数)なる変換式を演算する変
換式演算部と、上記の変換式に、これから印刷すべき絵
柄について絵柄面積率データ入力部の有する各インキ供
給分割毎の絵柄面積率を代入し、インキ供給量の設定値
を演算するプリセット値演算部と、上記の設定値をイン
キ供給量のプリセット値として、インキ供給量調整装置
に送り出す出力部とを具えたことにより、次の効果を有
する。
【0021】常に、現時点に近い多数個の過去のデータ
によって、変換式を更新するため、経過日数の増加によ
る変換式の精度悪化を防止する事ができる。この結果、
見本の印刷物との色合わせ時間の短縮、及び色合わせの
為の損紙の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロツク線図である。
【図2】絵柄面積率とインキ元ローラ回転量・インキキ
ーの開度との関係を示す線図である。
【符号の説明】 1 絵柄面積率データ入力部 2 設定値データ入力部 3 過去データ更新・記憶装置 4 変換式演算部 5 変換式によるプリセツト値演算部 6 インキ供給量調節装置への出力部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物の幅方向に分割された各インキ供
    給の分割毎の絵柄面積率のデータを入力する絵柄面積率
    データ入力部と、印刷物の見本との色合わせによる調節
    後の設定値をインキ供給量調整装置から受け取る設定値
    データ入力部と、現時点から適当な一定個数分だけ過去
    の印刷絵柄についての上記の絵柄面積率データ及び色合
    わせ後の設定値データを更新・記憶する過去データ更新
    ・記憶装置と、上記の記憶データを基に、絵柄面積率
    からインキ供給量の設定値であるインキ元ローラ回転量
    N及びインキキー開度データGを求めるA=C0・N x
    ・G y (C0、x、yは定数)なる変換式を演算する変
    換式演算部と、上記の変換式に、これから印刷すべき絵
    柄について絵柄面積率データ入力部の有する各インキ供
    給分割毎の絵柄面積率を代入し、インキ供給量の設定値
    を演算するプリセット値演算部と、上記の設定値をイン
    キ供給量のプリセット値として、インキ供給量調整装置
    に送り出す出力部とを具えたことを特徴とするインキ供
    給量のプリセット値演算装置。
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DE102008013744A1 (de) * 2007-04-02 2008-10-09 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verbessertes Kennlinienlernen in Druckmaschinen

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