JP2908740B2 - 感熱性材料を含む層を有する感光性フィルムおよびその使用方法 - Google Patents

感熱性材料を含む層を有する感光性フィルムおよびその使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光フィルムそして
特に、シートラミネータ中で有用な感光フィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像の複製方法において使用できる感光
性部材はグラフィックアート産業において周知である。
陽画または陰画として働く部材でありうるこのような部
材は支持体、感光層およびカバーシートから通常なる。
一般に、感光層は露光前には粘着性である。陽画として
働く光重合可能な部材は、画像を有する透明画を通じて
像形成露光されて、粘着性領域と非粘着性領域とを有す
る画像が形成される。粘着性領域と非粘着性領域とをも
つ陰画像を与えるために二重露光を必要とする、陰画と
して働く感光性部材もまた知られている。
【0003】このような感光性部材は、印刷により作成
される画像をシミュレートするための簡易カラープルフ
ィングに広く使用される。重ね刷りのプルーフにおいて
は、着色画像はすべて、例えば多段露光、ラミネート加
工または転写により単一支持体上に重畳される。オーバ
ーレイプルーフとは異なり、着色画像を色分解して個別
的にみることはできない。
【0004】ChuおよびCohenの米国特許3,649,26
8には、陽画として働く光重合可能な部材を使用する複
写方法が記載されている。画像は、望ましくは粘着性領
域のみに接着する適当なトナーでの調色により現像され
る。例えば、原画のプルーフである、あるいは画像を他
の表面に転写するのに使用しうる画像を作るために、非
粘着性領域から、ありうる過剰のトナーが除去される。
多色プルーフも同様に作成することができる。
【0005】多色プルーフを作成するのに使用する感光
性部材は一般にロールの形をとる。シアン、マゼンタ、
イエローおよび黒を含む4色プルーフを作成する際、ラ
ミネート加工工程に異なる四つのロールラミネータが必
要である。この事は方法に対して費用を付加する。もし
シートラミネータを使用できるなら、4色プルーフを作
るために1つのラミネータを必要とするのみである。既
知の感光性部材のいくつかに伴う問題は、カバーシート
を取り除いて粘着性の感光層を一旦露光すると、支持体
上の感光層をシートラミネータに供給できないことであ
る。室温で非粘着性でありしかも熱を加えると粘着性に
なりあるいは軟化可能になる表面を有する感光性部材が
求められている。こういった部材はシートラミネータを
通るように供給されることが可能であり、別々な4つの
ラミネータが必要がなくなり、従って4色プルーフをつ
くる費用が低減するであろう。また、この部材はカバー
シートを必要とせずにロールへと巻かれてもよく、費用
がさらに低減する。
【0006】
【発明の概要】本発明により、 (a) 支持体、 (b) 感光性組成物を含む着色剤を有しない感光層お
よび (c) 感熱性材料を含む層 をこの順に有する感光性部材であって、この感熱性材料
が上記感光性組成物と親和せず、室温において非粘着
性、軟化可能でありまたブロッキングせずそして70℃
〜210℃において非粘着性になりうる上記感光性部材
が提供される。
【0007】上記の感熱性材料は、接着剤、溶媒に溶け
ない押出成形フィルム、あるいは感光性コーティングか
ら遠のいた側に接着している感熱性で、ブロッキングし
ない接着剤コーティングを有する押出成形フィルムであ
ってよい。感光層は陽画として働く光重合可能な組成
物、二重露光され陰画像として働く感光性組成物または
水もしくは溶媒で現像可能な感光性組成物からなってよ
い。これらの部材はプルーフをつくるのに有用であり、
そして4色プルーフを作成するのに特に有用である。感
光性部材はプリント配線板を作成するにも有用である。
【0008】本発明の別な態様においては、 (i) 受容体の表面に、 (a) 支持体 (b) 感光性組成物を含む着色剤を有しない感光層お
よび (c) 感熱性材料を含む層 を有する光重合可能な部材であって、この感熱性材料が
感光性組成物と親和せず、室温において非粘着性、軟化
可能であり、またブロッキングせず、そして70℃〜1
20℃において粘着性になりうる部材を、感光層への支
持体の接着力が、感熱性材料を含む層への受容体表面の
接着力より弱いように積層して、受容体表面に接触する
感熱性材料を含む層を有する積層構造体を形成し、 (ii) 支持体を通してこの光重合可能な部材を化学
放射線に像形成露光し、画像形成された領域と画像形成
されていない領域とを形成し、 (iii) 感光層の画像形成された領域と画像形成さ
れていない領域とのいずれも支持体に転移することなく
支持体を取り除き、そして (iv) 画像形成された領域と画像形成されていない
領域とを上に有する感光層を現像して受容体表面上に着
色画像を形成することにより受容体表面上に着色画像を
形成するための方法が開示される。
【0009】多色画像は、工程(i)において受容体表
面として着色画像のある受容体を用い、また別な感光性
部材を用い、そして後続の工程において適当な色分解お
よび現像の手段を用いることにより少なくとも1回、望
ましくは3回、(i)から(iv)の工程を反復すること
により形成できる。現像の一つの方法は乾式トナーの使
用による。
【0010】
【発明の詳述】本発明の感熱性部材は、支持体、感光性
組成物を含む感光層および(a)接着剤、(b)溶媒に
溶けない押出成形フィルムまたは(c)感光性コーティ
ングから遠のいた側に接着している感熱性で、ブロッキ
ングしない接着剤コーティングを有する押出成形フィル
ムであってよい感熱性材料を含む層をこの順に有する。
【0011】支持体 感熱性材料を粘着性にするのに用いる温度に対して耐え
ることのできる任意の材料が支持体として好適である。
支持体は典型的には滑らかで平らなフィルムである。支
持体は低い酸素透過性を有してよく、また操作温度の範
囲内で熱的に安定でなければならない。好適な支持体の
いくつかの例には、ポリエチレンテレフタレートおよび
ポリエチレンナフタレートを含むポリエステル;ポリア
ミド;ポリカーボネート;フルオロポリマー;ポリアセ
タール;ポリオレフィンなどのようなポリマーフィルム
がある。支持体は薄い金属シート、紙、または耐水性と
なるように処理されている合成紙であってもよい。支持
体はそれを通して感光層の露光が一般に行われるので透
明であるのが好ましい。支持体は例えば、それの感光層
への接着を改善するために放電処理することにより処理
されてよい。好ましい支持体材料はポリエチレンテレフ
タレートである。支持体の厚さは望ましくは6〜50.
8ミクロン、一層望ましくは6〜19ミクロンである。
【0012】感光層 感光層は陽画として働く光重合可能な組成物、二重露光
され陰画として働く感光性組成物または水もしくは溶媒
で現像可能な感光性組成物からなってよい。陽画として
働く光重合可能な組成物は一般に、少なくとも一つのエ
チレン不飽和基を有する化合物、バインダーおよび光開
始剤を含む。組成物の特性を増強するために他の成分が
存在してよい。このような成分には蛍光漂白剤(optica
l brighteners)、紫外線吸収物質、可塑剤、熱安定
剤、水素供与体などがある。好適な光重合可能組成物お
よびこれの使用方法は、米国特許4,356,253およ
び3,854,950中に開示されており、その内容は参
照として本明細書中に加入されている。
【0013】二重露光され陰画として働く組成物は一般
に、少なくとも一つのエチレン不飽和基を有する化合
物、バインダー、光開始剤、光阻害剤および少なくとも
一つの可視光増感剤を含む。二重露光され陰画として働
く好適な組成物およびこれの使用方法は米国特許4,1
62,162および4,859,551中に開示されてお
り、その内容は参照として本明細書中に加入されてい
る。
【0014】水または溶媒で現像可能な感光性組成物は
典型的には、少なくとも一つのエチレン不飽和基または
架橋可能な基を有する化合物、バインダーおよび望むな
らば光開始剤を含む。水で現像可能な好適な感光性組成
物は、感光性ジアゾ樹脂とポリビニルアルコールとを開
示する1994年7月20日に本出願人が出願した米国
特許出願08/277,580;シンナミル基、カルコ
ン基、α−フェニル−マレイミド基、N−アルキルスチ
リルピリジニウム基およびN−アルキルスチリルキノリ
ニウム基のような架橋可能な基を有するポリビニルアル
コールの誘導体を開示する1993年8月2日出願の米
国特許出願08/100,222号;および水で現像可
能な、着色剤を含有する予備着色した層を開示する英国
特許公報2,144,867B中に開示されている。溶媒
で現像可能な好適な感光層は、1987年12月29日
および1982年9月14日にそれぞれ発行された、米
国特許4,716,093および4,349,620中に開
示されている。これらの公報および特許出願は、これら
のフィルムを使用するための方法もまた開示している。
感光層は約2.54〜18ミクロン、そして望ましくは
約2.54〜10ミクロンの厚さを有する。
【0015】感熱性材料を含む層 感熱性材料を含む層は、接着剤であってよい感熱性材料
または感熱性接着剤コーティングを上に有するまたは有
しない、溶媒に溶けない押出成形フィルムからなる。こ
の層は紫外線吸収剤、光漂白性であってよいハレーショ
ン防止染料、可塑剤、ロウ、充填材、安定化剤、および
酸化防止剤などを含有してよい。感熱性材料は感光性組
成物と親和せず(incompatible)、室温で非粘着性でそ
してブロッキングせずあるいは70〜120℃で粘着性
になり得るかあるいは軟化しうる。
【0016】感光性組成物と「親和しない」とは、感熱
性材料が感光性組成物中に移行し感光層を実質的に不活
性化することがないことを意味する。室温において「非
粘着性そしてブロッキングしない」とは、表面が他の表
面に粘りつくことなくそれに接しておかれることがで
き、あるいは僅かな粘りつきが起きる場合、表面の損傷
または傷つきが何ら起きないことを意味する。感熱性材
料は70°〜120℃、望ましくは80°〜120℃に
おいて粘着性になり得るかあるいは軟化しうる。「溶媒
に溶けない」とは、押出成形され一体化したフィルムが
アルコール、ケトン、塩素化炭化水素(ポリカーボネー
トを除く)、芳香族および非芳香族の炭化水素のような
普通の流延用有機溶媒中に溶解しないことを意味する。
溶けない溶媒のリストには、濃厚な酸性/塩基性媒体、
テトラヒドロフラン(ポリエステルを侵す)、ヘキサメ
チレルホスホロアミドおよびジメチルホルムアミドのよ
うなものは含まれない。
【0017】感熱性材料が接着剤である場合、それはエ
チレンコポリマーのような炭化水素をベースとする接着
剤、ロウを含むあるいは含まないエチルビニルアセテー
トのようなホットメルト型接着剤、エチレン−エチルア
クリレートコポリマー、ポリビニルブチラール、ポリア
ミド樹脂およびポリエステル樹脂、低分子量のポリエチ
レンポリマーおよび無定形のポリプロピレンポリマー、
ある種のビニルエーテルおよびポリ(アクリレート)エ
ステル、スチレン−ブタジエンブロックコポリマーまた
はスチレン−イソプレンブロックコポリマー例えばKrat
on熱可塑性ゴム状ポリマーのようなゴム型の感熱性材
料などからなる群から選択される。接着剤は、層(C)
の全重量に基づき50〜100%、望ましくは80〜1
00%の量、存在してよい。
【0018】感熱性材料が溶媒に溶けない押出成形フィ
ルムである場合、このフィルムはポリ塩化ビニリデン
(SaranR)、ポリオレフィンおよびポリアミドからなる
群から選択されてよい。これらの押出成形フィルムはポ
リエステルおよびポリカーボネートなどとともに、感光
層から遠のいた側に感熱性材料として感熱性で、ブロッ
キングせず、熱で活性化できる接着性コーティングを有
することがありうる。その他の有用な感熱性の接着剤お
よびフィルムは、Van Nostrand Reinhold Companyから
1977年刊行のIrving Skeist編の「Handbook of Adh
esive」第2版中にみることができよう。感熱性材料を
含む層の厚さは3〜50ミクロン、望ましくは6〜30
ミクロンである。
【0019】添加剤:紫外線吸収剤、光漂白性であって
よいハレーション防止染料、可塑剤、ロウ、充填材、安
定化剤、および酸化防止剤が、感熱性材料を含む層中で
使用されてよい。有用ないくつかの紫外線吸収剤は19
74年12月17日発行された、米国特許3,854,9
50中に開示されている。有用ないくつかの可塑剤に
は、トリクレジルホスフェート、ジオクチルイソフタレ
ート、ジ−(2−エチルヘキシル)アジペートなどがあ
る。ホットメルト接着剤を含む層中には無機充填材およ
び無色の顔料が用いられてよい。有用ないくつかの部類
の酸化防止剤には、ブチル化ヒドロキシトルエン、他の
ヒンダードフェノール部分、亜鉛、チオカルバメート、
ビス−フェノールホスファイト、ヒンダードアミンなど
がある。
【0020】製造方法 感光性部材は当技術に熟達する者にとって既知の任意の
技術によって製造される。感光層は、支持体望ましくは
ポリエチレンテレフタレート上に施され、望ましくは慣
用的な任意のコーティング装置を用いることによりコー
ティングされ、引続いて約25℃〜120℃、望ましく
は75℃〜85℃において1〜30分間、望ましくは1
〜5分間乾燥される。次に、感熱性材料を含む層が、乾
燥された感光性コーティングに施され、望ましくは積層
される。感熱性材料が接着剤である場合、上記の層は好
ましくは慣用的なコーティング装置を用いることにより
感光層上にコーティングされ、そして乾燥される。感熱
性材料が溶媒に溶けない押出成形フィルムである場合、
このフィルムは感光層に積層されるのが好ましい。押出
成形フィルムが、感光層から遠のいた側に感熱性でブロ
ッキングせず、熱により活性化される接着性コーティン
グを有する場合、同じ積層方法を用いることもできる。
押出成形フィルム上の接着剤の厚さは1〜25ミクロン
でよく、望ましくは3〜12ミクロンである。
【0021】使用方法 感光層の厚さは組成および受容体として使用する材料に
応じて変化しうる。積層された最終製品中の光重合体の
層の数は、複写される画像、最終製品に望む品質および
最終製品の用途に依存する。上記した光重合可能な部材
はChuらの米国特許3,649,268中に記載の画像形
成法において有用である。感光性部材は受容体表面に積
層される。受容体は感光層に強力に接着する材料であ
る。任意のほとんどの材料例えば紙、ポリマーフィル
ム、プラスチック、金属、セラミック、ガラスなどが好
適な受容体となる。受容体に関する唯一の必要条件は、
受容体と、感熱性材料を含む層との間の接着力が、感光
層と支持体との間の接着力より大きいこと、および操作
温度で受容体が安定していることである。
【0022】積層の後、光重合可能な部材の露光は線画
ポジまたは網ポジ(line or halftone positive)の透
明画を通して行うことができる。一般に透明画と部材と
は、露光に際して効果的に接触され、透明な支持体と受
容体とを有する部材の場合、露光はいずれの側を通して
行ってもよい。部材は支持体を通して露光されるのが好
ましい。
【0023】本発明で好ましい感光性材料のほとんど
は、紫外線領域で最大の感度を示すので、光源はこの放
射線を有効量供給すべきである。このような光源には、
炭素アーク、水銀蒸気アーク、紫外線を発射する特別な
蛍光体を有する蛍光ランプ、アルゴングローランプ、電
子フラッシュ装置、および写真用フラッドランプがあ
る。所与の部材を満足なように複写するのに必要な露光
量は、露光時間、光源の種類および光源と部材との距離
の関数である。
【0024】像形成露光の後、画像形成された領域と画
像形成されていない領域とを有する感光性部材は、望ま
しくは乾式トナーでの調色により現像される。乾式トナ
ーは室温で施されるのが好ましいが、必要ならば高温を
採用してよい。別法として、像形成露光の後、感光性部
材は水性現像剤または溶媒現像剤により現像されてよ
い。
【0025】受容体上に多色画像を作成する場合、積
層、露光および現像の工程は、受容体表面として現像工
程からの着色画像のある受容体を用い、そして積層工程
に別な感光性部材を用い、そして後続する工程には別な
色分解または透明画および乾式トナーを用いて現像する
場合は別な現像剤を用いて、少なくとも1回、望ましく
は3回反復される。
【0026】
【実施例】実施例1 以下の部材を製造した。米国特許4,461,823の実
施例1に記載の光重合可能な層を厚さ12.7ミクロン
のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにコ
ーティング厚さを約7.6ミクロンとしてコーティング
した。デラウェア州WilmingtonのE.I. DuPont de Nemou
rs and Co.のポリエチレン−ビニルアセテートコポリ
マー、Elvax260とAtlantic Oil Co. のパラフィン、A
tlantic No. 1116とからなり、Elvaxとのロウに対す
る重量比が約20%であるホットメルト層を、シリコー
ンでコーティングされたPETフィルム上にコーティン
グ重量を約7ミクロンとしてコーティングした。次にこ
のホットメルト層を光重合可能な層に積層した。シリコ
ーンでコーティングしたPETフィルムを剥離しそして
廃棄し、厚さ12.7ミクロンのPET、光重合可能な
層およびホットメルト層からなる一体化した構造物を得
た。
【0027】次に、この一体化構造物のホットメルト層
を紙の受容体シート(Champion Paper Co. のKromecote
流延コーティングエナメル紙)に接するように置い
た。この紙に一体構造物を接着するためにシートをドラ
イマウンティングプレス(drymounting press)内で1
20℃において5秒間加熱した。次に光重合可能層を米
国特許4,461,823の実施例1におけるようにハロ
ゲン化銀透明画フィルムを通して10秒間画像形成し
た。PETのカバーシートを除去した後、シアンのCrom
alinRトナーで調色した。原画の画像が複写された。全
過程をさらに3回逐次的に反復し、つまりポリエチレン
ビニルアセテートコポリマーの積層、別な感光性部材の
積層、それぞれの分離およびそれぞれの着色トナーでの
調色の諸工程を反復して4色プルーフを得た。プルーフ
は感光性組成物の追加的な層を積層しそしてブランケッ
ト露光することにより保護した。
【0028】実施例2 実施例1を反復したが、ただしホットメルト層としてイ
オノマーコポリマーElvax4310を使用した。結果は実
施例1におけるのと同じであった。対照物1: 実施例1を反復したが、ただしホットメルト
層としてElvax40を使用した。トナーを施した後、画
像は何らでなかった。このことは、光重合可能層中の液
状成分とホットメルト層との間に親和性がある場合、光
重合可能層中で粘着化剤が結果として損耗するので画像
を何ら生まないことを例証する。
【0029】実施例3 厚さ12ミクロンのポリ塩化ビニリデン(Saran)の押
出成形フィルムを400ミリ/分、120℃および20
00ニュートン(〜400pli)にてCromalinCRS-3紙
受容体(デラウェア州、WilmingtonのE.I. du Pont de
Nemours and Co.)に積層することにより集成した。ポ
リエチレンテレフタレート支持体上にある、米国特許
3,854,950中に開示のものに似た感光性組成物の
層をポリ塩化ビニリデン層上に積層しそして5kwのThei
mer-Montakop真空フレーム内でイエローの陽画分離を通
して、ポリエステル支持体の側から、2分間のドローダ
ウン(drawdown)の後、18秒間露光した。露光および
ポリエステル支持体の除去の後、感光性組成物の露光さ
れていない粘着性の領域をイエローの陽画用CromalinR
トナーによって調色し、イエローの画像を得た。全過程
をさらに3回逐次的に反復し、つまりポリ塩化ビニリデ
ンフィルムの積層、別な感光性部材の積層、それぞれの
色分解を通しての露光およびそれぞれのトナーでの調色
の諸工程を反復して4色プルーフを得た。プルーフは感
光性組成物の追加的な層を積層しそしてブランケット露
光することにより保護した。
【0030】実施例4 米国特許3,854,950中に開示されているものに似
た感光性組成物を48SMylarRポリエステルフィルム(Du
Pont)上にコーティングし、80℃で乾燥しそして、厚
さ8ミクロンのエチレン−ポリビニルアセテートホット
メルト接着剤層を感光性組成物から遠のいた側に有する
ポリプロピレンフィルムに、ロール温度120℃、圧力
負荷2000ニュートンおよび処理速度400ミリ/分
にて積層した。得られる積層物はホットメルト接着剤
層、ポリプロピレンフィルム、感光層、およびMylar
ポリエステルフィルムをこの順に有する。エチレン−ポ
リビニルアセテートホットメルト接着剤はブロッキング
しないが、120℃の積層温度において粘着性になりう
る。
【0031】上記した感光性部材を、受容体にホットメ
ルト接着剤層が接着するように紙の受容体(CRS−
1)に積層した。感光性部材を西ドイツのSiegfried Th
eimerの5KwのTheimer-Montakop装置内で、イエローの
陽画分離を通してポリエステルフィルム支持体の側から
18秒間露光した。部材を真空フレームから外し、48
S支持体を剥がし、そして露光されていない粘着性の感
光性組成物をイエローのCromalinR陽画用トナーにより
手で調色した。上記したものに似た追加的な感光性部材
を積層し、マゼンタ、シアンおよび黒の分離を用いて露
光し、支持体を除去しそしてそれぞれの着色トナーによ
り調色することにより上記過程を反復して4色の陽画プ
ルーフを得た。感光性材料の余分の層を施しそしてブラ
ンケット露光してプルーフに保護カバーシートを付す。
フロントページの続き (72)発明者 マツシモー・ピツツオクリ ドイツ連邦共和国65824シユヴアルバハ −テー・エス.ゾツセンハイマーヴエー ク32 (72)発明者 ハーベー・ウオールター・テイラー アメリカ合衆国ペンシルベニア州18840. セアー.スプリングストリート110 1 /2.アパートメント5 (56)参考文献 特開 平2−198448(JP,A) 欧州特許出願公開339860(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/004 G03F 3/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 支持体、 (b) 感光性組成物を含む着色剤を有しない感光層お
    よび (c) 感熱性材料を含む層 をこの順に有する感光性部材であって、この感熱性材料
    が上記感光性組成物と親和せず、室温において非粘着性
    でありまたブロッキングせずそして70℃〜120℃に
    おいて粘着性になりうる上記感光性部材。
  2. 【請求項2】 (i) 受容体の表面に (a) 支持体 (b) 感光性組成物を含む着色剤を有しない感光層お
    よび (c) 感熱性材料を含む層 をこの順に有する光重合可能な部材であって、この感熱
    性材料が(i)感光性組成物と親和せず、(ii)室温
    において非粘着性でありまたブロッキングせずそして
    (iii)70℃〜120℃において粘着性になりうる
    部材を、層(c)が上記受容体に接着するように層
    (c)を受容体と緊密に接触しつつ、受容体表面に積層
    し、 (ii) 支持体を通してこの光重合可能な部材を化学
    放射線に像様に露光し、露光された非粘着性の領域と、
    露光されていない粘着性の領域とを感光層上に形成し、 (iii) 支持体を取り除き、 (iv) 感光層を現像して受容体表面に着色画像を形
    成する工程を包含する、受容体表面上に着色画像をつく
    る方法。
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