JP2907977B2 - セラミック建材 - Google Patents
セラミック建材Info
- Publication number
- JP2907977B2 JP2907977B2 JP24043690A JP24043690A JP2907977B2 JP 2907977 B2 JP2907977 B2 JP 2907977B2 JP 24043690 A JP24043690 A JP 24043690A JP 24043690 A JP24043690 A JP 24043690A JP 2907977 B2 JP2907977 B2 JP 2907977B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic building
- decorative surface
- building materials
- building material
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハニカム状の長尺セラミック建材に関するも
のである。
のである。
一般に粘土を主原料とし約800℃以上で焼成したハニ
カム構造のセラミック建材は、押出後に乾燥工程で5
%、焼成工程で5%位収縮するため、化粧面に実開昭60
-177238号公報に示すような小さな凹凸条が隔壁(格
子)に対応する化粧面に現れていた。
カム構造のセラミック建材は、押出後に乾燥工程で5
%、焼成工程で5%位収縮するため、化粧面に実開昭60
-177238号公報に示すような小さな凹凸条が隔壁(格
子)に対応する化粧面に現れていた。
しかしながら、上記ハニカムの隔壁(格子)ではフラ
ットな化粧面が形成できず、特に釉薬塗布、研摩加工を
施した際は、光沢差が顕著に見える不利があった。これ
は隔壁上端部と化粧面との連続した部分の収縮が隔壁間
の化粧面部より大きいことに起因すると推測されるもの
である。
ットな化粧面が形成できず、特に釉薬塗布、研摩加工を
施した際は、光沢差が顕著に見える不利があった。これ
は隔壁上端部と化粧面との連続した部分の収縮が隔壁間
の化粧面部より大きいことに起因すると推測されるもの
である。
本発明はこのような欠点を除去するため、隔壁の化粧
面端の肉厚を化粧面板厚より20%以上薄くすることによ
り化粧面を収縮させる隔壁の力を低減し、実質上化粧面
に凹凸が現れるのを抑制し、美しく、かつフラットな化
粧面としたセラミック建材を提案するものである。
面端の肉厚を化粧面板厚より20%以上薄くすることによ
り化粧面を収縮させる隔壁の力を低減し、実質上化粧面
に凹凸が現れるのを抑制し、美しく、かつフラットな化
粧面としたセラミック建材を提案するものである。
以下に、図面を用いて本発明に係るセラミック建材の
一実施例について詳細に説明する。
一実施例について詳細に説明する。
すなわち、第1図は上記建材の一例を示す一部切り欠
き斜視図であり、1はセラミック建材で化粧面2と左右
側壁に必要により設ける雄、雌型連結部3、4と、隔壁
5によって化粧面2と平行に設けた中空部6、小凹溝7
とから断面をハニカム構造に形成したものである。さら
に説明すると、セラミック建材1は、例えば粘土、例え
ばケイ砂、カオリン、モンモリロナイト、ベントナイ
ト、ハロイサイト、ピロフィライトなどを主成分とした
自然物のみからなる粘土、もしくはこれらに人為的に雲
母、カーボン繊維、シリコン繊維、アルミナ繊維、ポリ
イミド、アスベスト、ワラステナイト、石英、長石、ガ
ラス繊維等のケイ酸塩鉱物、ポリエチレン繊維、鉄分、
有機物質などの1種以上を必要により添加した粘土を任
意形状でハニカム構造の板体(5〜100mm位厚)に押出
成形し、その生地板を乾燥し、これを800〜1450℃で焼
成したものである。小凹溝7は第2図(a)〜(g)に
示すように隔壁5の化粧面2と連続した端部5aの肉厚を
t3のように薄く形成し、乾燥、焼成時の隔壁5の収縮
が化粧面2の表面に実質的に作用しない力となる厚さと
したものである。すなわち、(a)図は半円形、(b)
図はV字状、(c)図は長方形状、(d)図は口細曲面
状、(e)図は三角形状、(f)図は台形状、(g)図
は多条小凹溝状に小凹溝7を形成したものである。な
お、化粧面2の肉厚をt1、隔壁5の肉厚をt2、小凹溝
7部分の肉厚をt3とすると、例えばt1=3〜30mm、t
2=3〜20mm、t3=2〜10mm位に設定する。勿論、具体
的な肉厚は焼成温度、形状、原料組成によっても一概に
規定できず、各種実験により選定するものである。
き斜視図であり、1はセラミック建材で化粧面2と左右
側壁に必要により設ける雄、雌型連結部3、4と、隔壁
5によって化粧面2と平行に設けた中空部6、小凹溝7
とから断面をハニカム構造に形成したものである。さら
に説明すると、セラミック建材1は、例えば粘土、例え
ばケイ砂、カオリン、モンモリロナイト、ベントナイ
ト、ハロイサイト、ピロフィライトなどを主成分とした
自然物のみからなる粘土、もしくはこれらに人為的に雲
母、カーボン繊維、シリコン繊維、アルミナ繊維、ポリ
イミド、アスベスト、ワラステナイト、石英、長石、ガ
ラス繊維等のケイ酸塩鉱物、ポリエチレン繊維、鉄分、
有機物質などの1種以上を必要により添加した粘土を任
意形状でハニカム構造の板体(5〜100mm位厚)に押出
成形し、その生地板を乾燥し、これを800〜1450℃で焼
成したものである。小凹溝7は第2図(a)〜(g)に
示すように隔壁5の化粧面2と連続した端部5aの肉厚を
t3のように薄く形成し、乾燥、焼成時の隔壁5の収縮
が化粧面2の表面に実質的に作用しない力となる厚さと
したものである。すなわち、(a)図は半円形、(b)
図はV字状、(c)図は長方形状、(d)図は口細曲面
状、(e)図は三角形状、(f)図は台形状、(g)図
は多条小凹溝状に小凹溝7を形成したものである。な
お、化粧面2の肉厚をt1、隔壁5の肉厚をt2、小凹溝
7部分の肉厚をt3とすると、例えばt1=3〜30mm、t
2=3〜20mm、t3=2〜10mm位に設定する。勿論、具体
的な肉厚は焼成温度、形状、原料組成によっても一概に
規定できず、各種実験により選定するものである。
以上、説明したのは本発明に係るセラミック建材の一
実施例にすぎず、セラミック建材1は小凹溝7を省略し
て第3図(a)〜(e)〜第5図(a)〜(e)に示す
ような形状に形成することもできる。
実施例にすぎず、セラミック建材1は小凹溝7を省略し
て第3図(a)〜(e)〜第5図(a)〜(e)に示す
ような形状に形成することもできる。
上述したように本発明に係るセラミック建材によれ
ば、セメント系、ALC系の窯業建材に比べ、吸水性が
小さく、かつ凍害に強く、寸法安定性がある。化粧面
に隔壁の配列による凹凸模様が出ず、フラットな化粧面
が得られる。化粧面の研摩加工、釉薬塗布が均一に形
成でき、美しい外観の化粧面とすることができる。化
粧面に任意模様が形成できる。等の特徴、効果がある。
ば、セメント系、ALC系の窯業建材に比べ、吸水性が
小さく、かつ凍害に強く、寸法安定性がある。化粧面
に隔壁の配列による凹凸模様が出ず、フラットな化粧面
が得られる。化粧面の研摩加工、釉薬塗布が均一に形
成でき、美しい外観の化粧面とすることができる。化
粧面に任意模様が形成できる。等の特徴、効果がある。
第1図は本発明に係るセラミック建材の一実施例を示す
一部切り欠き斜視図、第2図(a)〜(g)は本発明の
要部である小凹溝の例を示す部分説明図、第3図(a)
〜(e)、第4図(a)〜(g)、および第5図(a)
〜(e)は本発明に係るセラミック建材のその他の実施
例の示す説明図である。1 ……セラミック建材、2……化粧面、5……隔壁、6
……中空部、7……小凹溝。
一部切り欠き斜視図、第2図(a)〜(g)は本発明の
要部である小凹溝の例を示す部分説明図、第3図(a)
〜(e)、第4図(a)〜(g)、および第5図(a)
〜(e)は本発明に係るセラミック建材のその他の実施
例の示す説明図である。1 ……セラミック建材、2……化粧面、5……隔壁、6
……中空部、7……小凹溝。
Claims (1)
- 【請求項1】粘土を主成分とし、これを800℃以上で焼
成したハニカム構造のセラミック建材において、隔壁の
化粧面端に小凹溝を隔壁厚さを薄くする方向に形成した
ことを特徴とするセラミック建材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24043690A JP2907977B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | セラミック建材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24043690A JP2907977B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | セラミック建材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120354A JPH04120354A (ja) | 1992-04-21 |
JP2907977B2 true JP2907977B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=17059466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24043690A Expired - Lifetime JP2907977B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | セラミック建材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2907977B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008196214A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Oomi Kagaku Touki Kk | L型外装材 |
JP2012237114A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Lixil Corp | 中空孔を有する陶板 |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP24043690A patent/JP2907977B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04120354A (ja) | 1992-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ITMI922860A0 (it) | Processo per imprartire oleo- ed idro-repellenza alla superficie di materiali ceramici porosi | |
JP2907977B2 (ja) | セラミック建材 | |
GB2238807A (en) | Building block | |
JP2886648B2 (ja) | セラミック建材 | |
JP2907982B2 (ja) | セラミック建材 | |
JPH04139052A (ja) | セラミック建材 | |
JP2907981B2 (ja) | セラミック建材 | |
JP2907980B2 (ja) | セラミック建材 | |
JP2854312B2 (ja) | 硬質壁材 | |
JPH05229884A (ja) | 模様タイルの製造方法 | |
JPS6350848U (ja) | ||
JPS6363517B2 (ja) | ||
JPH0234326Y2 (ja) | ||
JP2663148B2 (ja) | 耐火複合パネル | |
JPH0598773A (ja) | 陶 板 | |
JPS59227792A (ja) | 耐熱性硬化体の製造法 | |
JPH01234382A (ja) | 施釉コンクリートパネル | |
JPS6346438U (ja) | ||
JPS623374Y2 (ja) | ||
JPH02125059A (ja) | 建築用パネル | |
RU96109629A (ru) | Способ окрашивания декоративных, высокорельефных изделий | |
JPS5933731U (ja) | 施「ゆう」無機質成形製品 | |
DE19781165D2 (de) | Verfahren zur Veränderung der Struktur von dünnen, oberflächennahen Materialschichten | |
JPS6272849A (ja) | 耐火複合パネル | |
RU99115036A (ru) | Способ декорирования поверхности керамических изделий под натуральный камень |