JP2907580B2 - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JP2907580B2
JP2907580B2 JP3111026A JP11102691A JP2907580B2 JP 2907580 B2 JP2907580 B2 JP 2907580B2 JP 3111026 A JP3111026 A JP 3111026A JP 11102691 A JP11102691 A JP 11102691A JP 2907580 B2 JP2907580 B2 JP 2907580B2
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optical
light
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laser
surface emitting
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敏雄 山本
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Olympus Corp
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Olympus Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク等の光学
的記録媒体を用いて情報の記録および/または再生を行
う光ピックアップに関し、特に詳細には、面発光レーザ
を用いた光ピックアップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、画像信号や音声信号等の記録媒体
として、光ディスクが広く実用に供されている。この光
ディスクにピットの形で記録されている信号は、光学式
のピックアップ、いわゆる光ピックアップによって読み
取られる。この光ピックアップは、例えばレーザ光等の
光を光ディスクの表面に照射し、光ディスクで反射した
光のレベルを検出して上記ピットの有無を検出するよう
にしたものである。
【0003】上述したような光ピックアップとして、例
えば電子通信学会技術研究報OQE85−72には、光
ピックアップを集積化して、小型、軽量化する技術が開
示されている。この光ピックアップは以下のように構成
されている。矩形のSi基板上にはバッフア層が形成さ
れており、このバッフア層上には光導波層が形成されて
いる。光導波層の端面には、レーザ光を光導波層に入力
結合させるように半導体レーザが設けられており、この
半導体レーザから射出されたレーザ光は、光導波層内で
全反射を繰り返しながら伝搬して行く。光導波層の表面
には、ビームスプリッターおよびグレーティングカプラ
が形成されており、導波層内のレーザ光はこれらを介し
て光ディスクに照射される。そして、光ディスクからの
反射光は前記グレーティングカプラおよびビームスプリ
ッターを介して、Si基板上に形成された光検出器で受
光され、ここで再生信号、トラック信号、フォーカス信
号が検出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
には、以下に述べる問題点がある。
【0005】レーザ光を射出する半導体レーザの活性層
の厚さは、通常0.1ミクロン程度であり、光導波層の
厚さは1ミクロン程度である。この半導体レーザから射
出されたレーザ光を光導波層に入力結合させる際、結合
効率を高く維持するためには半導体レーザの活性層と光
導波層とを非常に厳密に接合させる必要がある。この両
者の接合が厳密に行われないと、レーザ光の結合効率が
低下し、光ピックアップの性能の安定性、信号の再現性
が大きく低下するという問題がある。
【0006】また、Si基板上にバッフア層、光導波層
等を形成するために、光ピックアップの作製工程が複雑
になるという問題がある。
【0007】この発明は、光ピックアップの作製を容易
にすると共に、半導体レーザの活性層と光導波層との厳
密な位置合わせを不要にする光ピックアップを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するた
めに、本発明の光ピックアップは、基板上に形成され光
学的記録媒体へレーザ光を射出する輪帯状の面発光レー
ザと、この面発光レーザと同一基板上に形成され、面発
光レーザに取り囲まれるように、ほぼ中心部に配置され
た前記光記録媒体からの反射光を受光する光検出手段と
を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】光学的記録媒体へレーザ光を射出する光源と、
光学的記録媒体からの反射光を受光する光検出手段を同
一基板上に形成する。光源からのレーザ光は光導波路等
を経ずに、直接ないし簡単なレンズを介して光学的記録
媒体へ至る。また、この光学的記録媒体からの反射光も
光導波路等を経ずに光検出手段へ至る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に沿って具
体的に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る光ピックアップの平
面図である。なお、この図では後述する集光レンズ、光
ディスクは省略されている。基板1には、輪帯状に構成
された面発光レーザ2が形成されている。レーザ光は、
この輪帯状に構成された部分から基板1に対して垂直に
射出される。また、基板1には面発光レーザ2の中心領
域に光検出器3が形成されている。この光検出器3は、
面発光レーザの光軸上に配置されている。
【0012】図2は、図1で示した光ピックアップを側
面から見た図である。基板1の上方には、図示しない支
持手段によって、集光レンズ7が支持されている。この
集光レンズ7は、面発光レーザ2から射出されたレーザ
光を光学的記録媒体である光ディスク9のトラックへ集
光させる役目を果たす。
【0013】以上のように構成された光ピックアップの
動作について、図2を参照して説明する。面発光レーザ
2から射出されたレーザ光は、集光レンズ7によって、
光ディスク9の情報記録面の点Fに集光される。この情
報記録面からの反射光は、集光レンズ7を介して光検出
器3に入射する。この入射された光によって、トラッキ
ング信号、フォーカシング信号、情報信号が検出され
る。そして、これらの信号に基づいて光ピックアップ
は、図示されていないアクチュエータによって、光スポ
ットが常に情報記録面のトラックに追従するように制御
される。このように構成することによって、従来用いら
れていた光導波層等は不要になるため、光ピックアップ
のより小型軽量化、およびコストダウンが図れる。
【0014】また、本発明は、例えば図3に示すように
構成することもできる。なお、この図において前記実施
例と同一の部分については同一の符号を付し、その説明
を省略する。
【0015】この実施例では面発光レーザ12の出力面
が球状で輪帯状に形成されている。この場合、面発光レ
ーザ12からの出力光の焦点が、光ディスク9の情報記
録面に一致するように、面発光レーザ12はあらかじめ
位置合わせして形成されている。すなわち、面発光レー
ザ12から射出されたレーザ光は、直接情報記録面に光
スポットを投射するようになっている。また情報記録面
からの反射光は、直接光検出器3に入射する。従って、
前述した実施例で用いられた集光レンズは不要になり、
より構成が簡単になると共に、さらに小型軽量化、コス
トダウンが図れる。
【0016】なお、これらの実施例で用いられている面
発光レーザの形式について、例えば共振器の形状、共振
器内での光の伝搬方向、共振器内の光および射出光の結
合方法、あるいは射出光を収束させるためのレンズ系、
光ディスクからの戻り光の検出器で利用する次数等につ
いては、本発明の範囲を何等拘束するものではない。
【0017】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の光ピッ
クアップは、光源として、輪帯状の面発光レーザを用い
たことにより、レーザ光の結合効率の低下という問題は
一切なくなるために、光ピックアップの性能の安定性、
信号の再現性を向上することができる。また、従来の光
ピックアップ装置に用いられていた光導波路が不要とな
るので、光ピックアップの小型軽量化および作成工程の
容易化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ピックアップの一実施例の構成
を示す平面図である。
【図2】図1に示した光ピックアップの側面図である。
【図3】本発明に係る光ピックアップの別の実施例の構
成を示す側面図である。
【符号の説明】
1…基板、2…面発光レーザ、3…光検出器(光検出手
段)、9…光ディスク(光学的記録媒体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/125 G11B 7/135

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成され光学的記録媒体へレーザ
    光を射出する輪帯状の面発光レーザと、 この面発光レーザと同一基板上に形成され、面発光レー
    ザに取り囲まれるように、ほぼ中心部に配置された前記
    光記録媒体からの反射光を受光する光検出手段とを有す
    ることを 特徴とする光ピックアップ。
JP3111026A 1991-04-15 1991-04-15 光ピックアップ Expired - Lifetime JP2907580B2 (ja)

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JPH04315827A JPH04315827A (ja) 1992-11-06
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Effective date: 19990223