JP2907171B2 - 液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子 - Google Patents
液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子Info
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Description
ディスプレイに用いられる液晶添加剤、液晶組成物及び
これを用いた液晶表示素子に関するものである。
みならず、現在では携帯端末、ノートPC、ワークステ
ーション用表示装置として実用化されており、その用途
は拡大している。そして、これら用途の要求性能として
は、高精細動画再生表示可能な高速応答性液晶デイスプ
レイが求められている。
するためには、それを構成する液晶表示素子の高速化、
即ち高速応答可能な液晶組成物が必要とされる。現在の
ところ、高速応答可能な液晶組成物を得る有効な手段と
して、液晶組成物の配合成分として環状化合物(フェニ
ル基、シクロヘキシル基等)の側鎖及び末端にフッ素原
子を導入したフッ素置換化合物が開発されている。その
例として、メルク(E.Merck)社のプロシーディ
ング・オブ・エスピーアイイー・カンファレンス(V.
Reiffenrath et.al. Proc.
of SPIEConference (1990)
p84 )からフッ素置換トラン化合物が報告されてい
る。
の手段として、シリコン原子を有する有機シリコン化合
物の開発がされている。その開発例として、信越化学の
特開平7−70148号公報「シラシクロヘキサン化合
物、その製造法及びこれを含有する液晶組成物」で示さ
れるシラシクロヘキサンが挙げられる。この化合物は高
速応答可能な液晶組成物の配合成分として有効であると
されているが、具体的な応答時間の数値については報告
されていない。
来からの時計、計算機用表示装置をはじめ、現在では携
帯用端末として用いられており、様々な製品への用途を
持っており、用途が拡大するにつれ、液晶材料に対する
要求性能が厳しいものになりつつある。高精細動画表示
可能な液晶ディスプレイを実現するためには液晶組成物
の高速化が必要とされるが、前記の従来の化合物では十
分な高速化を達成したものは得られてはいなかった。
素子を得るための液晶添加剤、液晶組成物を提供するこ
とである。
題を解決するために鋭意検討した結果、一つの環状置換
基と一つの環状置換基をエーテル結合を介して有するS
i原子を持つ有機シリコン化合物からなる液晶添加剤
と、ネマチック組成物またはスメクチック液晶組成物か
ら構成される液晶組成物が高速応答性に優れていること
見いだし、本発明に至った。
有機シリコン化合物は、一つの環状置換基と、一つの環
状置換基をメチレン基を介して有するSi原子を有する
有機シリコン化合物であり、下記一般式(1)で示され
る化合物である。ただし、式中、A、Bは相互に独立し
た好ましくは炭素数5または6の置換基であり、X、Y
はいずれもアルキル基、ハロゲン化アルキル基、アルコ
キシル基、ハロゲン化アルコキシル基、又はハロゲン原
子、水素原子、水酸基、シアノ基である。
示されるようなシリコン化合物があげられるが特に限定
されない。
相溶性の観点から、環状置換基A、Bのうち少なくとも
Aが、−CnH2n+1、−OCnH2n+1、−F、−Cl、
−Br、−I、−OH、−CF3、CN(式中nは0〜
10の整数)より選ばれる置換基を有することが好まし
く、この例としては以下のようなものがあげられる。
の両方が上記の置換基を有していることが好ましい。ま
た、高速応答性の観点から、環状置換基A、Bは、置換
もしくは非置換のフェニル基、又は置換もしくは非置換
のシクロヘキシル基であることが好ましい。これらが置
換基を有することがさらに好ましく、特に環状置換基
A、Bがともに4−置換フェニル基、もしくは4−置換
シクロヘキシル基であることが好ましい。例えば次式で
示されるようなシリコン化合物があげられる。
ロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシル基、ハロ
ゲン原子、水素原子、水酸基、シアノ基より選ばれたい
ずれか1種の置換基であるが、アルキル基、ハロゲン化
アルキル基、アルコキシル基またはハロゲン化アルコキ
シル基である場合は、母体液晶組成物に対する相溶性の
観点から、炭素数1〜10であることが望ましい。ま
た、化学安定性、高速応答性の観点からは、X、Yがメ
チル基であることがさらに好ましい。この例としては次
式のようなものがある。
体液晶組成物に対して前記のようなシリコン化合物のい
ずれかを1〜50重量%含有するのが好ましい。前期シ
リコン化合物は添加量50重量%を越える条件では母体
液晶組成物に対する相溶性が著しく低下する。また、前
期シリコン化合物を1重量%以下含む液晶組成物では、
応答速度の向上が殆ど見られない。このため、組成比率
が母体液晶組成物に対して前記のようなシリコン化合物
のいずれかを1〜50重量%含有するのが好ましく、5
〜25重量%含有するのがさらに好ましい。なお、母体
液晶組成物とは液晶組成物の主体をなすものであり、既
存のネマチック液晶組成物やスメクチック組成物を用い
ることができる。
おり、液晶表示素子に好適に使用できる。本発明の液晶
表示素子は、上記液晶組成物を用いたことを特徴として
おり、その構造は従来より用いられている一般的な液晶
表示素子の構造と同等である。すなわち、電極層を備え
た対向する2枚の透明基板間に本発明の液晶組成物が配
置された構造を有する。すなわち、電極層を備えた対向
する2枚の透明基板間に本発明の液晶組成物が配置され
た構造を有し、例えば図3に示すような構造を有するも
のである。
するが、本発明をその旨を越えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。 (実施例1)フェノキシ(シクロヘキシル)ジメチルシラ
ンの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、フェノール(5g、0.053mol)、無水ジエ
チルエーテル(70ml)を入れ、−78℃で撹拌しな
がら、n−ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(33.2
ml、0.053mol)をゆっくり滴下し、3時間撹
拌させ、H−Li交換反応によりフェノキシリチウムを
生成した。得られた反応溶液にクロロシクロヘキシルジ
メチルシラン(9.0g、0.053mol)をゆっくり
滴下し、−78℃で2時間、室温まで昇温させ1時間撹
拌する。反応溶液をガラスフィルターで濾過し、濃縮
後、ヘキサンを投入、再びガラスフィルターで濾過し、
この操作を数回繰り返すことにより副生成物である塩化
リチウムを除去させた。そして、反応溶液を濃縮させ、
減圧蒸留により目的のシリコン化合物をフェノキシ(シ
クロヘキシル)ジメチルシランを単離した。化合物の精
製は減圧蒸留を数回繰り返すことにより行った。化合物
の構造解析は、1H、13C-NMRスペクトル分析、元
素分析により行った。本化合物の性状は無色透明な液体
で液晶性は示さなかった。本化合物を既存液晶組成物に
添加したところ、非常に優れた相溶性を示した。
ジメチルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、フェノール(5g、0.053mol)、無水ジエ
チルエーテル(70ml)を入れ、−78℃で撹拌しな
がら、n−ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(33.1
ml、0.053mol)をゆっくり滴下し、3時間撹
拌させ、H−Li交換反応によりフェノキシリチウムを
生成した。得られた反応溶液にジクロロジメチルシラン
(6.7g、0.053mol)をゆっくり滴下し、−
78℃で2時間、0℃で1時間、撹拌させ、クロロフェ
ノキシジメチルシランを生成させた。一方、乾燥させた
500mlの三口フラスコにペンチルブロマイド(6.
4g、0.053mol)、無水ジエチルエーテル(7
0ml)を入れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチル
リチウム/n-ヘキサン溶液(33.1ml、0.053
mol)をゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、Br−L
i交換反応によりシクロペンチルリチウムを生成させ
る。この反応溶液を、先程得られたクロロフェノキシジ
メチルシランの反応溶液にゆっくり滴下し、−78℃で
2時間、室温まで昇温させ1時間撹拌させた。反応溶液
をガラスフィルターで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投
入、再びガラスフィルターで濾過し、この操作を数回繰
り返すことにより副生成物である塩化リチウムを除去さ
せた。そして、反応溶液を濃縮させ、減圧蒸留により目
的のシリコン化合物フェノキシ(シクロペンチル)ジメチ
ルシランを単離した。化合物の精製は減圧蒸留を数回繰
り返すことにより行った。化合物の構造解析は、1H、
13C-NMRスペクトル分析、元素分析により行った。
本化合物の性状は無色透明な液体で液晶性は示さなかっ
た。本化合物を既存液晶組成物に添加したところ、非常
に優れた相溶性を示した。
ニル)ジメチルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、フェノール(5g、0.053mol)、無水ジエ
チルエーテル(70ml)を入れ、−78℃で撹拌しな
がら、n−ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(33.1
ml、0.053mol)をゆっくり滴下し、3時間撹
拌させ、H−Li交換反応によりフェノキシリチウムを
生成した。得られた反応溶液にジクロロジメチルシラン
(6.7g、0.053mol)をゆっくり滴下し、−
78℃で2時間、0℃で1時間、撹拌させ、クロロフェ
ノキシジメチルシランを生成させた。一方、乾燥させた
500mlの三口フラスコに4−ブロモクロロベンゼン
(10.2g、0.053mol)、、無水ジエチルエ
ーテル(100ml)を入れ、−78℃で撹拌しなが
ら、n−ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(33.1m
l、0.053mol)をゆっくり滴下し、3時間撹拌
させ、Br−Li交換反応によりクロロフェニルリチウ
ムを生成させる。この反応溶液を、先程得られたクロロ
フェノキシジメチルシランの反応溶液にゆっくり滴下
し、−78℃で2時間、室温まで昇温させ1時間撹拌さ
せた。反応溶液をガラスフィルターで濾過し、濃縮後、
ヘキサンを投入、再びガラスフィルターで濾過し、この
操作を数回繰り返すことにより副生成物である塩化リチ
ウムを除去させた。そして、反応溶液を濃縮させ、減圧
蒸留により目的のシリコン化合物フェノキシ(4−クロ
ロフェニル)ジメチルシランを単離した。化合物の精製
は減圧蒸留を数回繰り返すことにより行った。化合物の
構造解析は、1H、13C-NMRスペクトル分析、元素
分析により行った。本化合物の性状は無色透明な液体で
液晶性は示さなかった。本化合物を既存液晶組成物に添
加したところ、非常に優れた相溶性を示した。
(実施例4)フェノキシ(4−シアノフェニル)ジメチル
シランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、フェノール(5g、0.053mol)、無水ジエ
チルエーテル(70ml)を入れ、−78℃で撹拌しな
がら、n−ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(33.1
ml、0.053mol)をゆっくり滴下し、3時間撹
拌させ、H−Li交換反応によりフェノキシリチウムを
生成した。得られた反応溶液にジクロロジメチルシラン
(6.7g、0.053mol)をゆっくり滴下し、−
78℃で2時間、0℃で1時間、撹拌させ、クロロフェ
ノキシジメチルシランを生成させた。一方、乾燥させた
500mlの三口フラスコに4−ブロモベンゾニトリル
(9.8g、0.053mol)、無水ジエチルエーテ
ル(70ml)を入れ、−78℃で撹拌しながら、n−
ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(33.1ml、0.
053mol)をゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、B
r−Li交換反応によりシアノフェニルリチウムを生成
させる。この反応溶液を、先程得られたクロロフェノキ
シジメチルシランの反応溶液にゆっくり滴下し、−78
℃で2時間、室温まで昇温させ1時間撹拌させた。反応
溶液をガラスフィルターで濾過し、濃縮後、ヘキサンを
投入、再びガラスフィルターで濾過し、この操作を数回
繰り返すことにより副生成物である塩化リチウムを除去
させた。そして、反応溶液を濃縮させ、減圧蒸留により
目的のシリコン化合物フェノキシ(4−シアノフェニル)
ジメチルシランを単離した。化合物の構造解析は、1
H、13C-NMRスペクトル分析、元素分析により行っ
た。本化合物の性状は無色透明な液体で液晶性は示さな
かった。本化合物を既存液晶組成物に添加したところ、
非常に優れた相溶性を示した。
ニル)ジメチルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、フェノール(5g、0.053mol)、無水ジエ
チルエーテル(70ml)を入れ、−78℃で撹拌しな
がら、n−ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(33.1
ml、0.053mol)をゆっくり滴下し、3時間撹
拌させ、H−Li交換反応によりフェノキシリチウムを
生成した。得られた反応溶液にジクロロジメチルシラン
(6.7g、0.053mol)をゆっくり滴下し、−
78℃で2時間、0℃で1時間、撹拌させ、クロロフェ
ノキシジメチルシランを生成させた。一方、乾燥させた
500mlの三口フラスコに1−ブロモ−4−ブチルベ
ンゼン(11.5g、0.053mol)、無水ジエチ
ルエーテル(70ml)を入れ、−78℃で撹拌しなが
ら、n−ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(33.1m
l、0.053mol)をゆっくり滴下し、3時間撹拌
させ、Br−Li交換反応によりブチルフェニルリチウ
ムを生成させる。この反応溶液を、先程得られたクロロ
フェノキシジメチルシランの反応溶液にゆっくり滴下
し、−78℃で2時間、室温まで昇温させ1時間撹拌さ
せた。反応溶液をガラスフィルターで濾過し、濃縮後、
ヘキサンを投入、再びガラスフィルターで濾過し、この
操作を数回繰り返すことにより副生成物である塩化リチ
ウムを除去させた。そして、反応溶液を濃縮させ、減圧
蒸留により目的のシリコン化合物フェノキシ(4−ブチ
ルフェニル)ジメチルシランを単離した。化合物の構造
解析は、1H、13C-NMRスペクトル分析、元素分析
により行った。本化合物の性状は無色透明な液体で液晶
性は示さなかった。本化合物を既存液晶組成物に添加し
たところ、非常に優れた相溶性を示した。
キシ)4−ブチルフェニルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−ブロモ−4−ブチルベンゼン(5g、0.02
3mol)、無水ジエチルエーテル(40ml)を入
れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n-
ヘキサン溶液(14.6ml、0.023mol)をゆっ
くり滴下し、3時間撹拌させ、Br−Li交換反応によ
りp−ブチルフェニルリチウムを生成した。次に、得ら
れた反応溶液にジクロロジブチルシラン(5.0g、
0.024mol)をゆっくり滴下し、−78℃で2時
間、室温まで昇温させ1時間撹拌させ、クロロブチルフ
ェニルジブチルシランを生成させた。一方、乾燥させた
500mlの三口をアルゴン置換し、ブチルフェノール
(3.5g、0.024mol)、ジエチルエーテル(5
0ml)を入れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチル
リチウム/n−ヘキサン溶液(14.6ml、0.023
mol)をゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、H−Li
交換反応により、4−ブチルフェノキシリチウムを生成
させる。そして、この反応溶液に先程得られたクロロブ
チルフェニルジブチルシランの反応溶液を−78℃でゆ
っくり滴下し、−78℃で2時間、室温まで昇温させ、
3時間撹拌させた。得られた反応溶液をガラスフィルタ
ーで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再びガラスフィ
ルターで濾過し、この操作を数回繰り返すことにより副
生成物である塩化リチウムを除去させ、濃縮、減圧蒸留
により目的のシリコン化合物ジブチル(4−ブチルフェ
ノキシ)4−ブチルフェニルシランを単離した。化合物
の精製は減圧蒸留を数回繰り返すことにより行った。化
合物の構造解析は、1H、13C-NMRスペクトル分
析、元素分析により行った。本化合物の性状は無色透明
な液体で液晶性は示さなかった。本化合物を既存液晶組
成物に添加したところ、非常に優れた相溶性を示した。
シ)4−ブチルフェニルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−ブロモ−4−ブチルベンゼン(5g、0.02
3mol)、無水ジエチルエーテル(40ml)を入
れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n-
ヘキサン溶液(14.6ml、0.023mol)をゆっ
くり滴下し、3時間撹拌させ、Br−Li交換反応によ
りp−ブチルフェニルリチウムを生成した。次に、得ら
れた反応溶液にジクロロジメチルシラン(3.0g、
0.024mol)をゆっくり滴下し、−78℃で2時
間、室温まで昇温させ1時間撹拌させ、クロロブチルフ
ェニルジメチルシランを生成させた。一方、乾燥させた
500mlの三口をアルゴン置換し、ブチルフェノール
(3.5g、0.024mol)、ジエチルエーテル(5
0ml)を入れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチル
リチウム/n−ヘキサン溶液(14.6ml、0.023
mol)をゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、H−Li
交換反応により、4−ブチルフェノキシリチウムを生成
させる。そして、この反応溶液に先程得られたクロロブ
チルフェニルジメチルシランの反応溶液を−78℃でゆ
っくり滴下し、−78℃で2時間、室温まで昇温させ、
3時間撹拌させた。得られた反応溶液をガラスフィルタ
ーで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再びガラスフィ
ルターで濾過し、この操作を数回繰り返すことにより副
生成物である塩化リチウムを除去させ、濃縮、減圧蒸留
により目的のシリコン化合物ジメチル(4−ブチルフェ
ノキシ)4−ブチルフェニルシランを単離した。化合物
の精製は減圧蒸留を数回繰り返すことにより行った。化
合物の構造解析は、1H、13C-NMRスペクトル分
析、元素分析により行った。本化合物の性状は無色透明
な液体で液晶性は示さなかった。本化合物を既存液晶組
成物に添加したところ、非常に優れた相溶性を示した。
ヘキシノキシ)4−ブチルシクロヘキシルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−クロロ−4−ブチルシクロヘキサン(5g、
0.029mol)、無水ジエチルエーテル(40m
l)を入れ、−78℃で撹拌しながら、n−ブチルリチ
ウム/n-ヘキサン溶液(18.3ml、0.029mo
l)をゆっくり滴下し、3時間撹拌させ、Cl−Li交
換反応によりp−ブチルシクロヘキシルリチウムを生成
した。次に、得られた反応溶液にジクロロジメチルシラ
ン(3.7g、0.029mol)をゆっくり滴下し、−
78℃で2時間、室温まで昇温させ1時間撹拌させ、ク
ロロブチルシクロヘキシルジメチルシランを生成させ
た。一方、乾燥させた500mlの三口をアルゴン置換
し、ブチルシクロヘキサノール(4.5g、0.029
mol)、ジエチルエーテル(60ml)を入れ、−78
℃で撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n−ヘキサン
溶液(18.3ml、0.029mol)をゆっくり滴下
し、3時間撹拌させ、H−Li交換反応により、4−ブ
チルシクロヘキサノシリチウムを生成させる。そして、
この反応溶液に先程得られたクロロブチルシクロヘキシ
ルジメチルシランの反応溶液を−78℃でゆっくり滴下
し、−78℃で2時間、室温まで昇温させ、3時間撹拌
させた。得られた反応溶液をガラスフィルターで濾過
し、濃縮後、ヘキサンを投入、再びガラスフィルターで
濾過し、この操作を数回繰り返すことにより副生成物で
ある塩化リチウムを除去させ、濃縮、減圧蒸留により目
的のシリコン化合物ジメチル(4−ブチルシクロヘキサ
ノキシ)4−ブチルシクロヘキシルシランを単離した。
化合物の精製は減圧蒸留を数回繰り返すことにより行っ
た。化合物の構造解析は、1H、13C-NMRスペクト
ル分析、元素分析により行った。本化合物の性状は無色
透明な液体で液晶性は示さなかった。本化合物を既存液
晶組成物に添加したところ、非常に優れた相溶性を示し
た。
5,6−テトラフルオロフェノキシ)4−ブチル2,3,
5,6−テトラフルオロフェニルシランの合成
た。乾燥した200mlの三口フラスコをアルゴン置換
し、1−ブチル−4−ブロモ−2,3,5,6−テトラフルオ
ロベンゼン(5g、0.018mol)、無水ジエチル
エーテル(40ml)を入れ、−78℃で撹拌しなが
ら、n−ブチルリチウム/n-ヘキサン溶液(11.0m
l、0.018mol)をゆっくり滴下し、3時間撹拌
させ、Br−Li交換反応によりp−ブチルテトラフル
オロフェニルリチウムを生成した。次に、得られた反応
溶液にジクロロジメチルシラン(2.3g、0.018
mol)をゆっくり滴下し、−78℃で2時間、室温ま
で昇温させ1時間撹拌させ、クロロブチルテトラフルオ
ロフェニルジメチルシランを生成させた。一方、乾燥さ
せた500mlの三口をアルゴン置換し、4−ブチルテ
トラフルオロフェノール(4.0g、0.018mo
l)、ジエチルエーテル(50ml)を入れ、−78℃で
撹拌しながら、n−ブチルリチウム/n−ヘキサン溶液
(11.0ml、0.018mol)をゆっくり滴下し、
3時間撹拌させ、H−Li交換反応により、4−ブチル
テトラフルオロフェノキシリチウムを生成させる。そし
て、この反応溶液に先程得られたクロロブチルテトラフ
ルオロフェニルジメチルシランの反応溶液を−78℃で
ゆっくり滴下し、−78℃で2時間、室温まで昇温さ
せ、3時間撹拌させた。得られた反応溶液をガラスフィ
ルターで濾過し、濃縮後、ヘキサンを投入、再びガラス
フィルターで濾過し、この操作を数回繰り返すことによ
り副生成物である塩化リチウムを除去させ、濃縮、減圧
蒸留により目的のシリコン化合物ジメチル(4−ブチル
2,3,5,6−テトラフルオロフェノキシ)4−ブチル
2,3,5,6−テトラフルオロフェニルシランを単離し
た。化合物の精製は減圧蒸留を数回繰り返すことにより
行った。化合物の構造解析は、1H、13C-NMRスペ
クトル分析、元素分析により行った。本化合物の性状は
無色透明な液体で液晶性は示さなかった。本化合物を既
存液晶組成物に添加したところ、非常に優れた相溶性を
示した。
リイミドを塗布し、表面をラビングして90゜ツイスト
配向処理を施した透明電極を備えたセル間隔5μmの液
晶セルに真空封入し、透過率−電圧曲線、応答時間を測
定した。透過率−電圧曲線は、液晶セルを2枚の直交す
る偏光子の間に設置し、液晶セルに1KHz、0〜5Vの
電圧を印加し、ノーマリーホワイトモードで測定した。
この透過率−電圧曲線において透過率の最大値を100
%、最小値を0%とし、透過率が90%を示す印加電圧
をV90、透過率が10%を示す印加電圧をV10とし
た(図1)。応答速度は、1KHz、5Vの電圧を1s間隔
で印加し、透過率が100%から10%に変化するのに
要する時間をτとした(図2)。また、液晶組成物を配
向膜としてポリイミドを塗布し、表面をラビングして1
80゜配向処理を施した透明電極を備えたセル間隔25
μmの液晶セルに真空封入し、静電容量の電圧依存性よ
り誘電率異方性Δεを測定した。
成された液晶組成物1では、V90=1.78V、V10=2.
90V、τ=15.2ms、Δε=4.4 であった。 (比較例2)末端にフッ素原子を有する化合物のみで構
成された液晶組成物2を比較例1と同様な方法で、透過
率−電圧曲線、応答時間および誘電率異方性を測定した
ところ、V90=2.02V、V10=2.96V、τ=17.6ms、
Δε=5.1 であった。
物1に実施例1記載の化合物ベンジル(シクロヘキシル)
ジメチルシランを16.7重量%添加した組成物を比較例1
と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間および誘
電率異方性を測定したところ、V90=1.77V、V10=
2.73V、τ=12.2ms、Δε=3.0 であった。
物1に実施例2記載の化合物フェノキシ(シクロペンチ
ル)ジメチルシランを16.7重量%添加した組成物を比較
例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間およ
び誘電率異方性を測定したところ、V90=1.76V、V
10=2.78V、τ=12.0ms、Δε=3.0 であった。
物1に実施例3記載の化合物フェノキシ(4−クロロフ
ェニル)ジメチルシランを16.7重量%添加した組成物を
比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間
および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.57
V、V10=2.77V、τ=12.8ms、Δε=4.4 であっ
た。
物1に実施例4記載の化合物フェノキシ(4−シアノフ
ェニル)ジメチルシランを16.7重量%添加した組成物を
比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間
および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.55
V、V10=2.72V、τ=12.8ms、Δε=4.5 であっ
た。
物1に実施例5記載の化合物フェノキシ(4−ブチルフ
ェニル)ジメチルシランを16.7重量%添加した組成物を
比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲線、応答時間
および誘電率異方性を測定したところ、V90=1.64
V、V10=2.79V、τ=10.5ms、Δε=4.0 であっ
た。
物1に実施例6記載の化合物ジブチル(4−ブチルフェ
ノキシ)4−ブチルフェニルシランを16.7重量%添加し
た組成物を比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲
線、応答時間および誘電率異方性を測定したところ、V
90=1.76V、V10=2.90V、τ=14.2ms、Δε=3.7
であった。
物1に実施例7記載の化合物ジメチル(4−ブチルフェ
ノキシ)4−ブチルフェニルシランを16.7重量%添加し
た組成物を比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲
線、応答時間および誘電率異方性を測定したところ、V
90=1.65V、V10=2.78V、τ=10.5ms、Δε=4.0
であった。
物2に実施例7記載の化合物ジメチル(4−ブチルフェ
ノキシ)4−ブチルフェニルシランを16.7重量%添加し
た組成物を比較例1と同様な方法で、透過率−電圧曲
線、応答時間および誘電率異方性を測定したところ、V
90=1.78V、V10=2.94V、τ=11.4ms、Δε=4.4
であった。
物1に実施例8記載の化合物ジメチル(4−ブチルシク
ロヘサノキシ)4−ブチルシクロヘキシルシランを16.7
重量%添加した組成物を比較例1と同様な方法で、透過
率−電圧曲線、応答時間および誘電率異方性を測定した
ところ、V90=1.55V、V10=2.74V、τ=12.6ms、
Δε=3.0 であった。
物2に実施例8記載の化合物ジメチル(4−ブチルシク
ロヘキサノキシ)4−ブチルシクロヘキシルシランを1
6.7重量%添加した組成物を比較例1と同様な方法で、
透過率−電圧曲線、応答時間および誘電率異方性を測定
したところ、V90=1.81V、V10=2.96V、τ=14.4
ms、Δε=3.3であった。
物1に実施例9記載の化合物ジメチル(4−ブチル2,
3,5,6−テトラフルオロフェノキシ)4−ブチル2,
3,5,6−テトラフルオロフェニルシランを16.7重量%
添加した組成物を比較例1と同様な方法で、透過率−電
圧曲線、応答時間および誘電率異方性を測定したとこ
ろ、V90=1.60V、V10=2.84V、τ=11.2ms、Δε
=3.7 であった。
物2に実施例9記載の化合物ジメチル(4−ブチル2,
3,5,6−テトラフルオロフェノキシ)4−ブチル2,
3,5,6−テトラフルオロフェニルシランを16.7重量%
添加した組成物を比較例1と同様な方法で、透過率−電
圧曲線、応答時間および誘電率異方性を測定したとこ
ろ、V90=1.94V、V10=2.97V、τ=13.3ms、Δε
=3.9 であった。
物は、種々の液晶組成物への相溶性が良好であり、化学
安定性もきわめて良好である。この化合物を添加した液
晶組成物は高速応答可能な液晶表示素子を提供するもの
であり、高精細動画表示可能な液晶ディスプレイを実現
するものである。
る。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表される有機シリコ
ン化合物よりなる液晶添加剤。 【化1】 (ただし、式中、A、Bは相互に独立した炭素数5また
は6の環状置換基で、X、Yはアルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキシル
基、ハロゲン原子、水素原子、水酸基、シアノ基より選
ばれたいずれか1種の置換基を示す。) - 【請求項2】 前記環状置換基AおよびBが、置換もし
くは非置換のフェニル基、または、置換もしくは非置換
のシクロヘキシル基である請求項1に記載の液晶添加
剤。 - 【請求項3】 前記環状置換基AおよびBが、4−置換
フェニル基、または4−置換シクロヘキシル基である請
求項1に記載の液晶添加剤。 - 【請求項4】 前記環状置換基Aに含まれる置換基が、
−CnH2n+1、−OCnH2n+1、−F、−Cl、−Br、
−I、−OH、−CF3、または−CN(式中nは0〜
10の整数)である請求項1乃至3いずれかに記載の液
晶添加剤。 - 【請求項5】 前記X、Yがメチル基である請求項1乃
至4いずれかに記載の液晶添加剤。 - 【請求項6】 母体液晶組成物がネマチック液晶組成物
またはスメクチック組成物であって、請求項1乃至5い
ずれかに記載の液晶添加剤を前記母体液晶組成物に対し
て1〜50重量%含有することを特徴とする液晶組成
物。 - 【請求項7】 請求項6に記載の液晶組成物を用いた液
晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP388697A JP2907171B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP388697A JP2907171B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195446A JPH10195446A (ja) | 1998-07-28 |
JP2907171B2 true JP2907171B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=11569672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP388697A Expired - Lifetime JP2907171B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 液晶添加剤、液晶組成物およびそれを用いた液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2907171B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP388697A patent/JP2907171B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10195446A (ja) | 1998-07-28 |
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