JP2907109B2 - 撮像装置の色ノイズスライス回路及びその方法 - Google Patents

撮像装置の色ノイズスライス回路及びその方法

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JP2907109B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色ノイズスライス回
路及びその方法に関し、特に撮像素子からの撮像出力の
デジタル信号のうち色信号成分のノイズ軽減のために色
ノイズスライス処理を行なうようにした撮像装置の色ノ
イズスライス回路及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の色ノイズスライス回路の
構成を図7に示す。図7を参照すると、撮像素子1の出
力信号は、アナログ処理回路8にてサンプルホールド回
路や自動ゲイン制御回路(以後、“AGC回路”と略称
する)等の所定のアナログ処理された後、アナログ−デ
ィジタル変換器であるADC2によりディジタル信号に
変換され、輝度信号処理回路3と、色信号処理回路4に
入力される。
【0003】この輝度信号処理回路3では、輪郭信号処
理,ガンマ補正等の所定の処理が行われ、輝度信号Yを
生成し出力する。遅延回路31では、後述する色ノイズ
スライス回路5において発生する所定の処理時間だけ遅
延処理が行われ、後述のエンコーダ6の入力信号とし
て、同一画素からの輝度信号Yと色差信号(R−Y)´
信号及び(B−Y)´信号が同時に入力されるようにな
っている。
【0004】また、色信号処理回路4では、色復調,白
バランス処理,ガンマ補正等の所定の処理が行われ、2
種類の色差信号である(R−Y)信号及び(B−Y)信
号が生成され出力される。
【0005】色ノイズスライス回路5において、色信号
処理回路4の出力信号である(R−Y)信号、及び(B
−Y)信号に対し、スライス回路57,58では、ノイ
ズスライス量設定回路59にて予め任意に設定されてい
るΔSをスライス量として入力し、 (R−Y)´=(R−Y)−ΔS …(R−Y)>+ΔSの時 = 0 …−ΔS≦(R−Y)≦+ΔSの時 =(R−Y)+ΔS …(R−Y)<−ΔSの時 及び、 (B−Y)´=(B−Y)−ΔS (B−Y)>+ΔSの時 = 0 …−ΔS≦(B−Y)≦+ΔSの時 =(B−Y)+ΔS …(B−Y)<−ΔSの時 なる処理を行い、(R−Y)´信号、(B−Y)´信号
を出力する。
【0006】つまり、スライス回路57,58では、入
力したスライス量ΔSにより、内部にてΔS及び−ΔS
をスライス処理の閾値とし、(R−Y)信号及び(B−
Y)信号をスライス処理する。
【0007】エンコーダ6では、Y信号,(R−Y)´
信号,(B−Y)´信号を入力とし、所定のNTSC方
式,PAL方式及びSECAM方式等のビデオ信号や、
画像処理等に適する所定の各種データ形式の映像出力信
号が生成される。
【0008】図8に色ノイズスライス回路の入出力特性
を示す。図8において、入力信号である(R−Y)信号
及び(B−Y)信号は、ΔS及び−ΔSをスライスの閾
値としてスライス処理される。
【0009】一般に、色信号処理により発生する演算誤
差やランダムノイズは、色差信号に混入し、信号レベル
の小さな色ノイズとなる。このため、前記色ノイズスラ
イス処理により色ノイズをスライスし、色ノイズの小さ
な、すなわち色S/Nの良い信号を出力する。
【0010】図9は、色ノイズスライス処理前の色信号
S1と処理後の色信号S6とを(R−Y)軸及び(B−
Y)軸により表示する色ベクトル図である。ここで、座
標成分を用いて色信号S1及びS6を、S1=(S1
b,S1r),S6=(S6b,S6r)と示す。
【0011】また、色信号S1と(B−Y)軸及び色信
号S6と(B−Y)軸とのなす角を各々θ1,θ6とす
る。
【0012】図9では、色信号S6とS1との関係は、 S6b=S1b−ΔS S6r=S1r−ΔS である。
【0013】図10(a)は、色ノイズスライス回路5
によりスライス処理され、(R−Y),(B−Y)の少
なくともどちらか一方の色信号が0となる色信号Sの範
囲を示すベクトル図である。図10(a)では、前記の
色信号Sの範囲を斜線にて示す。(R−Y)及び(B−
Y)信号共に、 −ΔS≦S≦ΔS なる信号Sはスライス処理され信号が0となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の色ノイズスライス処理回路では、入力信号をSとす
ると、−ΔS≦S≦ΔSとなる(R−Y)信号及び(B
−Y)信号は、スライス処理され信号が0となる。
【0015】また、従来技術では、図9に示されるよう
に、スライス処理前の信号S1及びスライス処理後の信
号S6について、(B−Y)軸となす角θ1及びθ6は
異なった角度となる。
【0016】これは、前述のスライス処理前の信号S1
のなす角θ1に依らず、所定値ΔS及び−ΔSを、閾値
としてスライス処理するためである。
【0017】このため、ノイズスライス処理を行うこと
により、元の色信号であるS1から、色の位相(以後、
“色相”と略称する)の異なる色信号となる。つまり、
色ノイズスライス処理により異なった色に変化する。
【0018】また、色信号レベル(以後、“彩度”と略
称する)の小さい有効な色信号は、色ノイズスライス処
理により、色ノイズとしてスライス処理され有効な色信
号を消されてしまい、忠実な映像の再現を悪化させる。
【0019】更に、彩度の大きな信号では、通常、色ノ
イズを含まない信号レベルの大きな色信号に、信号レベ
ルが小さく変動する成分である色ノイズが付加されるた
め、色ノイズスライス処理では彩度0付近のノイズを含
まない色信号のみが減少し、信号レベルの大きな色信号
上で変動する成分である色ノイズは変化がないために、
色S/Nが悪くなる。
【0020】更に、ディジタル方式で色ノイズスライス
処理を行うと、回路規模が大きくなるという問題があっ
た。
【0021】従って、本発明は、上述の従来技術の欠点
に鑑みてなされたものであってその目的とするところ
は、色ノイズスライス処理を行う場合にも、色相の変化
を防止し、所定の色相を持つ色信号に対して有効かつ微
少な信号レベルにおいてもスライスにより色信号が消え
ることを防止し、所定の色相を持つ色信号に対してノイ
ズスライスにより色S/Nの悪化を防止し、回路規模の
削減を可能とする色ノイズスライス処理回路及びその処
理方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、撮像素
子からの撮像出力のデジタル信号のうち色信号成分のノ
イズ軽減のためにスライスレベル以下の信号を抑圧除去
するスライス処理を行なうようにした撮像装置の色ノイ
ズスライス回路であって、前記色信号成分である第1及
び第2の色差信号(R−Y)及び(B−Y)より(R−
Y)/(B−Y)=tan θなる角度θを算出するθ算出
手段と、この算出角度θに基づきsin θ及びcos θを夫
々求める正弦及び余弦値算出手段と、予め設定されてい
るスライス量に前記sin θ及びcos θを夫々乗算する乗
算手段と、これ等乗算結果をスライス量として前記第1
及び第2の色差信号のスライス処理を夫々行なうスライ
ス手段とを含むことを特徴とする色ノイズスライス回路
が得られる。
【0023】また、前記角度θに基づき前記スライス量
に乗じる乗算係数F(θ)を生成する乗算係数生成手段
と、この乗算係数F(θ)を前記スライス量に乗算する
手段とを更に含み、この乗算結果に前記sin θ及びcos
θを夫々乗算してスライス量とするようにしたことを特
徴とする色ノイズスライス回路が得られる。
【0024】更に、本発明によれば、撮像素子からの撮
像出力のデジタル信号のうち色信号成分のノイズ軽減の
ためにスライスレベル以下の信号を抑圧除去するスライ
ス処理を行なうようにした撮像装置の色ノイズスライス
方法であって、前記色信号成分である第1及び第2の色
差信号(R−Y)及び(B−Y)より(R−Y)/(B
−Y)=tan θなる角度θを算出するステップと、この
算出角度θに基づきsin θ及びcos θを夫々求めるステ
ップと、予め設定されているスライス量に前記sin θ及
びcos θを夫々乗算するステップと、これ等乗算結果を
スライス量として前記第1及び第2の色差信号のスライ
ス処理を夫々行なうステップとを含むことを特徴とする
色ノイズスライス方法が得られる。
【0025】また、前記角度θに基づき前記スライス量
に乗じる乗算係数F(θ)を生成するステップと、この
乗算係数F(θ)を前記スライス量に乗算するステップ
とを更に含み、この乗算結果に前記sin θ及びcos θを
夫々乗算してスライス量とするようにしたことを特徴と
する色ノイズスライス方法が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の作用について述べる。色
ノイズスライス処理前の色信号の色相を検出することに
より、色相に応じて、色ノイズスライス量ΔSを(R−
Y)信号、(B−Y)信号成分に分離するために、色ノ
イズスライス処理後も色相の変化がなく、所定の色相を
持つ色信号に対して、色ノイズスライス量を所定の値に
設定することにより、有効かつ微少な信号レベルにおい
ても、色信号が消えることを防止することができ、所定
の色相を持つ色信号に対して、ノイズスライス処理を行
わず色S/Nの悪化を防止することができ、回路構成に
より回路規模の削減を図り、また低消費電力化が可能と
なる。
【0027】以下に図面を用いて本発明の実施例につい
て詳述する。
【0028】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、図7と同等部分は同一符号により示されている。色
ノイズスライス回路5の構成について説明する。
【0029】除算回路51は色信号処理回路4からの2
つの色差信号である(R−Y)及び(B−Y)信号を入
力として、(R−Y)/(B−Y)を求めて出力する。
メモリ回路52は除算回路51の除算結果をアドレス入
力とし、tan θ=(R−Y)/(B−Y)なる角度θを
アドレス対応に予め格納したメモリである。
【0030】メモリ回路53,54はメモリ回路52よ
りの角度θをアドレス入力とし、sin θ(正弦値),co
s θ(余弦値)を夫々出力する様に、sin θ,cos θを
アドレス対応に予め格納したメモリである。
【0031】乗算器55,56はノイズスライス量設定
回路59にて予め任意に設定された色ノイズスライス量
ΔSとメモリ回路53,54より出力されたsin θ,co
s θとを夫々乗算し、 ΔSr=ΔS・sin θ ΔSb=ΔS・cos θ となる色ノイズスライス量ΔSr,ΔSbを夫々生成す
る。
【0032】遅延回路60,61は色信号処理回路4よ
り出力される(R−Y)信号,(B−Y)信号を所定時
間遅延させる。スライス回路57,58はこれら遅延出
力である(R−Y)信号,(B−Y)信号に対して、−
ΔSrと+ΔSr,−ΔSbと+ΔSbを夫々閾値とし
てスライス処理を行い、(R−Y)´信号,(B−Y)
´信号を生成する。
【0033】他の構成は図7のそれと同等であり、その
説明は省略する。
【0034】尚、遅延回路60,61は各ブロック5
1,52,53(または54)及び55(または56)
の処理に要する所定の時間だけ遅延し、(R−Y)信
号,(B−Y)信号がタイミングずれを起こすことなく
処理される。
【0035】色ノイズスライス回路5においては、色信
号処理回路4から出力される(R−Y)信号及び(B−
Y)信号を入力し、(R−Y)/(B−Y)を除算器5
1により求め、この結果より色信号の色相に対応するta
n θ=(R−Y)/(B−Y)なる角度θをメモリ52
により出力し、メモリ53,54によりsin θ,cosθ
を夫々出力する。
【0036】次に、ノイズスライス量設定回路59によ
り任意に設定された色ノイズスライス量であるデータΔ
Sと、前述したsin θ及びcos θを乗算器55,56に
より乗算し、ΔSr=ΔS・sin θ及びΔSb=ΔS・
cos θを求め出力する。
【0037】更に、スライス回路57,58では、前述
のΔSr及びΔSbをスライス量として入力し、遅延回
路60,61から出力される(R−Y)信号及び(B−
Y)信号に対して、夫々−ΔSrとΔSr及び−ΔSb
とΔSbを閾値として、スライス処理を行い、(R−
Y)´信号及び(B−Y)´信号を出力する。
【0038】尚、除算回路51の代わりに、(R−
Y),(B−Y)を入力信号とするメモリを用いて、例
えば、ルック・アップ・テーブル(L.U.T)方式と
しても実現可能である。
【0039】また、除算回路51、メモリ回路52,5
3,54の回路構成は、例えば、メモリ回路52とメモ
リ回路53、同様にメモリ回路52とメモリ回路54を
各々一個のメモリ回路にまとめた構成や、除算回路51
とメモリ回路52をまとめて一個のメモリ回路にする構
成など、(R−Y)信号及び(B−Y)信号の2入力に
対してsin θ及びcos θの2出力が得られる回路構成と
しても実現が可能である。
【0040】更に、ノイズスライス回路5において、
(R−Y)信号,(B−Y)信号及びノイズスライス量
ΔSの入力信号に対して ΔSr=ΔS・sin θ ΔSb=ΔS・cos θ なる2出力が得られる回路構成としても実現が可能であ
る。
【0041】図2は、色ノイズスライス処理前の色信号
S1と処理後の色信号S2を示す、(R−Y)軸及び
(B−Y)軸により表示する色ベクトル図である。
【0042】色信号S1及びS2を、座標成分を用い
て、S1=(S1b,S1r),S2=(S2b,S2
r)と示す。また、色信号S1と(B−Y)軸とのなす
角をθ1とする。
【0043】色ノイズスライス量設定回路59にて色ノ
イズスライス量をΔSと設定すると、色ノイズスライス
回路5の処理により、色信号S1とS2の座標成分の関
係は、 S2b=S1b−ΔSb=S1b−ΔS・cos (θ1) S2r=S1r−ΔSr=S1r−ΔS・sin (θ1) である。
【0044】この関係により、色ノイズスライス処理後
の色信号S2の(B−Y)軸とのなす角はθ1であり、
色ノイズスライス処理前の色信号S1の(B−Y)軸と
のなす角はθ1と等しく、色ノイズスライス処理による
角度は変化しない。つまり、色ノイズスライス処理によ
り色相が変化しない。つまり、色ノイズスライス処理に
より色相が変化しない。
【0045】図3(a)及び(b)は、色信号S1の
(R−Y)信号及び(B−Y)信号を入力信号とした時
の、色ノイズスライス回路5の入出力特性を示す。本特
性は、図7の(R−Y)信号成分及び(B−Y)信号成
分における色ノイズスライス量ΔSの代わりに、夫々Δ
S・sin (θ1)及びΔS・cos (θ1)とした色ノイ
ズスライス特性となる。
【0046】図10(b)は色ノイズスライス回路5に
よりスライス処理され、色信号が0となる色信号Sの範
囲を示す色ベクトル図である。図10(b)では、前記
の色信号Sの範囲を斜線にて示す。
【0047】本回路では、色ノイズスライス量設定回路
59により色ノイズスライス量をΔSと設定すると、原
点を中心とする半径ΔSの円の内部の色信号が処理さ
れ、色信号が0となる。このため、色ノイズスライス回
路5に入力される色信号がいかなる色相の場合にも、本
回路での処理により色相が変化しない。.色信号処理に
より発生する演算誤差やランダムノイズが信号レベルの
小さな色ノイズ信号となり、色信号として色信号処理回
路4より出力される。
【0048】このため、前記色ノイズスライス回路5に
より、入力される色信号がいかなる色相の場合にも、出
力信号の色相を変化させることなく、色ノイズ信号をス
ライスして除去し、色S/Nの良い信号を出力する。ま
た、回路が前述の特性を実現するために、機能毎に最小
の構成にしたことにより、色ノイズスライス回路に必要
な回路規模を縮小することができ、また、低消費電力化
が可能となる。
【0049】次に、発明の他の実施例である色ノイズス
ライス回路について図4を用いて説明する。
【0050】図4において、図1と同等部分は同一符号
にて示されている。図4を参照すると、図の色ノイズス
ライス回路5において、更に、スライス量制御回路10
を付加してスライス量の制御を行うようにしたものであ
る。
【0051】すなわち、メモリ回路52からの角度θを
アドレス入力として、所定の関数F(θ)を出力する様
に、このF(θ)をアドレス対応に予め格納したメモリ
回路100と、このF(θ)を色ノイズスライス量ΔS
に乗算する乗算器101とを有している。
【0052】そして、この乗算出力を先の乗算器55,
56へ入力してsin θ,cos θと夫々乗算を行い、新た
なスライス量ΔSr,ΔSbを生成するようになってい
る。他の構成は図1のそれと同等である。
【0053】色信号処理回路4から出力される(R−
Y)信号及び(B−Y)信号を入力し、(R−Y)/
(B−Y)を除算器51により求め、この結果より色信
号の色相に対応するtan θ=(R−Y)/(B−Y)な
る角度θをメモリ回路52により出力し、メモリ回路5
3,54によりsin θ,cos θを夫々出力する。
【0054】また、角度θは、スライス量制御回路10
を構成し所定の関数F(θ)の値を記憶するメモリ回路
100にも入力される。更にメモリ回路100によりノ
イズスライス量設定回路59から出力されるノイズスラ
イス量ΔSに対して、角度θに応じて、ノイズスライス
量を増減させる係数に相当する関数F(θ)の値を出力
し、乗算器101にてΔS・F(θ)を計算し出力す
る。
【0055】例えば、メモリ回路100では、色ノイズ
が多く発生する色信号の色相(角度θに対応)では、ノ
イズスライス量を大きくして色信号の色S/Nを改善す
るように、関数F(θ)の値を大きくする。乗算器10
1の出力である色ノイズスライス量であるΔS・F
(θ)と、前述したsin θ,cos θを乗算器55,56
により乗算し、ΔSr=ΔS・F(θ)・sin θ及びΔ
Sb=ΔS・F(θ)・cos θを求め出力する。
【0056】更に、スライス回路57,58では、前述
のΔSr及びΔSbをスライス量として入力し、遅延回
路60,61から出力される(R−Y)信号及び(B−
Y)信号に対して、夫々−ΔSrとΔSr及び−ΔSb
とΔSbを閾値としてスライス処理を行い、(R−Y)
´信号及び(B−Y)´信号を出力する。
【0057】尚、除算回路51の代わりに、(R−Y)
信号及び(B−Y)信号を入力とするメモリを用いて、
例えば、ルック・アップ・テーブル(L.U.T)方式
としても実現可能である。
【0058】また、除算回路51、メモリ回路52,5
3,54の回路構成は、例えば、除算回路51とメモリ
回路52を一個のメモリ回路にする構成や、メモリ回路
52とメモリ回路53及びメモリ回路54を各々一個の
メモリ回路にまとめた構成など、(R−Y)信号及び
(B−Y)信号の2入力に対して、sin θ及びcos θの
2出力が得られる回路構成としても実現が可能である。
【0059】更に、(R−Y)信号,(B−Y)信号及
びノイズスライス量ΔSの入力信号に対して、 ΔSr=ΔS・F(θ)・sin θ ΔSb=ΔS・F(θ)・cos θ なる2出力が得られる回路構成としても実現が可能であ
る。
【0060】図5はメモリ回路100に記憶される関数
F(θ)の一例を示す。色信号の色相を表す角度θ°
は、0≦θ≦360の範囲である。図5では、θ=31
5°の色信号に対してF(θ)=2として、色ノイズス
ライス量を大きくして色ノイズを小さくし、色S/Nの
改善を行っている。
【0061】関数F(θ)は、メモリ回路100に記憶
されるため任意に設定が可能であり、色相(角度θ)毎
にスライス量を設定することが可能である。
【0062】このため、色ノイズが大きな色信号の色相
(角度θに対応)では、色信号の色S/Nを改善させる
ために、ノイズスライス量が大きくなるように関数F
(θ)の値を大きくする。また、色信号レベル(彩度)
が小さく、色ノイズではない有効な色信号の色相では、
色ノイズスライス処理により有効な色信号を消さないた
めに、ノイズスライス量を小さくするように、関数F
(θ)の値を小さくする。更に、彩度が大きい色信号の
色相では、色信号の色S/Nを悪化させないために、ノ
イズスライス量が0となるように、関数F(θ)の値を
0とする。
【0063】図6は色ノイズスライス処理前の色信号S
1及びS4と、処理後の色信号S3及びS5を示す、
(R−Y)軸及び(B−Y)軸により表示する色ベクト
ル図である。尚、メモリ回路100に記憶される関数F
(θ)は図5に示した特性である。
【0064】色ノイズスライス処理前の色信号S1及び
S4を、座標成分を用いて、S1=(S1b,S1
r)、S4=(S4b,S4r)と示す。また、色信号
S1及びS4と(B−Y)軸のなす角をθ1及びθ4
(=315°)とする。また、色ノイズスライス処理後
の色信号S3及びS5を、座標成分を用いてS3=(S
3b,S3r)、S5=(S5b,S5r)と示す。
【0065】色ノイズスライス量設定回路59にて色ノ
イズスライス量をΔSと設定すると、色ノイズスライス
回路5の処理により、色信号S1とS3の座標成分の関
係は、F(θ1)=1より、 S3b=S1b−ΔSb=S1b−ΔS・F(θ1)・cos (θ1) =S1b−ΔS・cos (θ1) S3r=S1r−ΔSr=S1r−ΔS・F(θ1)・sin (θ1) =S1r−ΔS・sin (θ1) である。
【0066】同様に色信号S4とS5の座標成分の関係
は、F(θ4)=4より、 S5b=S4b−ΔSb=S4b−ΔS・F(θ4)・cos (θ4) =S4b−2・ΔS・cos (θ4) S5r=S4r−ΔSr=S4r−ΔS・F(θ4)・sin (θ4) =S4r−2・ΔS・sin (θ4) である。
【0067】上記より、色ノイズスライス回路5への入
力信号である色信号S1及びS4では、色ノイズスライ
ス量がΔS・F(θ1)=ΔS及びΔS・F(θ4)=
2・ΔSである。つまり、色ノイズスライス回路9への
入力信号の(B−Y)軸とのなす角θにより、色ノイズ
スライス量が異なることが示される。
【0068】また、色ノイズスライス処理後の色信号S
3及びS5の(B−Y)軸とのなす角θ1及びθ4であ
り、色ノイズスライス処理前の色信号S1及びS4の
(B−Y)軸とのなす角θ1及びθ4と夫々等しく、色
ノイズスライス処理による角度は変化しない。
【0069】図10(c)は、色ノイズスライス回路9
によりスライス処理され、色信号が0となる色信号Sの
範囲を示すベクトル図である。図10(c)では、前記
の色信号Sの範囲を斜線にて示す。尚、メモリ回路10
0に記憶される関数F(θ)は図5に示した特性であ
る。
【0070】本回路では色ノイズスライス量設定回路5
9により色ノイズスライス量をΔSと設定すると、原点
を中心とする半径ΔSの円内部及び(B−Y)軸となす
角度θ=315°が2・ΔSで、更にθ=315°周辺
がΔSより大きくなる範囲の色信号が処理され、色信号
が0となる。
【0071】本回路では、関数F(θ)の設定により、
色信号の色相(角度θ)毎に色ノイズスライス量を制御
することが可能である。また、全ての色相の色信号に対
して、本回路の処理により色相が変化しない。
【0072】本発明では、関数F(θ)がメモリ回路1
00に記憶されるため、このF(θ)は任意に、また容
易に設定が可能であり、色相(角度θ)毎にスライス量
を設定することが可能である。
【0073】このため、色ノイズが大きな色信号の色相
(角度θに対応)では、色信号の色S/Nを改善させる
ために、ノイズスライス量が大きくなるように関数F
(θ)の値を大きくする。また、色信号レベル(彩度)
が小さく、色ノイズではない有効な色信号の色相では、
色ノイズスライス処理により有効な色信号を消さないた
めに、ノイズスライス量を小さくするように、関数F
(θ)の値を小さくする。更に、彩度が大きい色信号の
色相では、色信号の色S/Nを悪化させないために、ノ
イズスライス量が0となるように、関数F(θ)の値を
0とする。
【0074】また、色ノイズスライス回路5に入力され
る色信号がいかなる色相の場合にも、本回路の処理によ
り色相が変化しない。
【0075】更に、回路が前述の特性を実現するため
に、機能毎に最小の構成にしたことにより、色ノイズス
ライス回路に必要な回路規模を縮小することができ、ま
た低消費電力化が可能となる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の色ノイズ
スライス回路による第1の効果は、映像信号の色再現性
が良いことである。その理由は、色信号の色相(角度
θ)を検出して、色相に合わせて色ノイズスライス量を
制御しているためである。
【0077】第2の効果は、映像信号の色S/Nが良い
ことである。その理由は、色信号の色相に応じて、有効
な色信号が小さい場合には色ノイズスライスにより信号
成分が消されないように色ノイズスライス量を小さく、
色ノイズの大きい信号に対しては色ノイズスライス量を
大きくするように、色信号の色相毎に任意かつ容易に制
御できるためである。
【0078】第3の効果は、小型化及び低消費電力化が
可能なことである。その理由は、機能毎に最小の構成に
したことにより、色ノイズスライス回路に必要な回路規
模を縮小でき、消費電力を削減できるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の色ノイズスライス回路の構
成図である。
【図2】色ノイズスライス処理前の色信号S1と処理後
の色信号S2を示す、(R−Y)軸及び(B−Y)軸に
より表示する色ベクトル図である。
【図3】(a)は色信号S1の(R−Y)信号を入力信
号とした時の、色ノイズスライス回路5の入出力特性を
示す図,(b)は色信号S1の(B−Y)信号を入力信
号とした時の、色ノイズスライス回路5の入出力特性を
示す図である。
【図4】本発明の他の実施例の色ノイズスライス回路の
構成図である。
【図5】メモリ回路100に記憶される関数F(θ)の
一例を示す図である。
【図6】色ノイズスライス処理前の色信号S1及びS4
と、処理後の色信号S3及びS5を示す、(R−Y)軸
及び(B−Y)軸により表示する色ベクトル図である。
【図7】従来の色ノイズスライス回路の構成図である。
【図8】従来の色ノイズスライス回路の入出力特性を示
す図である。
【図9】従来の色ノイズスライス処理前の色信号S1
と、処理後の色信号S6を示す、(R−Y)軸及び(B
−Y)軸により表示する色ベクトル図である。
【図10】(a)は色ノイズスライス回路7によりスラ
イス処理され、色信号が0となる色信号Sの範囲を示す
色ベクトル図,(b)は色ノイズスライス回路5により
スライス処理され、色信号が0となる色信号Sの範囲を
示す色ベクトル図,(c)は色ノイズスライス回路9に
よりスライス処理され、色信号が0となる色信号Sの範
囲を示す色ベクトル図である。
【符号の説明】
1 撮像素子 2 ADC 3 輝度信号処理回路 4 色信号処理回路 5,7,9 色ノイズスライス回路 6 エンコーダ 8 アナログ処理回路 10 スライス量制御回路 51 除算器 52,53,54 メモリ回路 55,56,101 乗算器 57,58 スライス回路 59 ノイズスライス量設定回路 31,60,61 遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/64

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子からの撮像出力のデジタル信号
    のうち色信号成分のノイズ軽減のためにスライスレベル
    以下の信号を抑圧除去するスライス処理を行なうように
    した撮像装置の色ノイズスライス回路であって、前記色
    信号成分である第1及び第2の色差信号(R−Y)及び
    (B−Y)より(R−Y)/(B−Y)=tan θなる角
    度θを算出するθ算出手段と、この算出角度θに基づき
    sin θ及びcos θを夫々求める正弦及び余弦値算出手段
    と、予め設定されているスライス量に前記sin θ及びco
    s θを夫々乗算する乗算手段と、これ等乗算結果をスラ
    イス量として前記第1及び第2の色差信号のスライス処
    理を夫々行なうスライス手段とを含むことを特徴とする
    色ノイズスライス回路。
  2. 【請求項2】 前記θ算出手段、前記正弦及び余弦値算
    出手段は、入力をアドレスとして当該アドレスに予め対
    応する出力値を格納したメモリ回路構成であることを特
    徴とする請求項1記載の色ノイズスライス回路。
  3. 【請求項3】 前記角度θに基づき前記スライス量に乗
    じる乗算係数F(θ)を生成する乗算係数生成手段と、
    この乗算係数F(θ)を前記スライス量に乗算する手段
    とを更に含み、この乗算結果に前記sin θ及びcos θを
    夫々乗算してスライス量とするようにしたことを特徴と
    する請求項1または2記載の色ノイズスライス回路。
  4. 【請求項4】 前記乗算係数生成手段は、入力をアドレ
    スとして当該アドレスに予め対応する出力値を格納した
    メモリ回路構成であることを特徴とする請求項3記載の
    色ノイズスライス回路。
  5. 【請求項5】 撮像素子からの撮像出力のデジタル信号
    のうち色信号成分のノイズ軽減のためにスライスレベル
    以下の信号を抑圧除去するスライス処理を行なうように
    した撮像装置の色ノイズスライス方法であって、前記色
    信号成分である第1及び第2の色差信号(R−Y)及び
    (B−Y)より(R−Y)/(B−Y)=tan θなる角
    度θを算出するステップと、この算出角度θに基づきsi
    n θ及びcos θを夫々求めるステップと、予め設定され
    ているスライス量に前記sin θ及びcos θを夫々乗算す
    るステップと、これ等乗算結果をスライス量として前記
    第1及び第2の色差信号のスライス処理を夫々行なうス
    テップとを含むことを特徴とする色ノイズスライス方
    法。
  6. 【請求項6】 前記角度θに基づき前記スライス量に乗
    じる乗算係数F(θ)を生成するステップと、この乗算
    係数F(θ)を前記スライス量に乗算するステップとを
    更に含み、この乗算結果に前記sin θ及びcos θを夫々
    乗算してスライス量とするようにしたことを特徴とする
    請求項5記載の色ノイズスライス方法。
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