JP2906415B2 - 不揮発性メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性メモリ装置及びその製造方法

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JP2906415B2 JP63231106A JP23110688A JP2906415B2 JP 2906415 B2 JP2906415 B2 JP 2906415B2 JP 63231106 A JP63231106 A JP 63231106A JP 23110688 A JP23110688 A JP 23110688A JP 2906415 B2 JP2906415 B2 JP 2906415B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、不揮発性メモリ装置であるEPROM及びEEP
ROMに関するものである。
[発明の概要] この発明は、電荷をフローティングゲートに蓄積して
情報を記憶する不揮発性メモリ装置において、 フローティングゲート上に、1〜8重量%のリンを含
むリンシリケートガラス層と、シリコン窒化膜と、ヒ素
シリケートガラス層とが順次形成されたことにより、 情報の保持特性を向上させたものである。
[従来の技術] 従来、この種の不揮発性メモリ装置としては、第7図
に示すようなものがある。
この従来例においては、p-型の半導体基板1、ドレイ
ン領域であるn+型半導体領域2、ソース領域であるn+
半導体領域3、第1ゲート絶縁膜4、フローティングゲ
ート電極5、第2ゲート絶縁膜6、コントロールゲート
電極7等で大略構成されて成る構造の上に、層間膜とし
て酸化シリコン膜8及び多結晶シリコンで成る水素侵入
防止膜9及びリンシリケートガラス(以下、PSGと称す
る)で成る絶縁膜10が設けられている。また、配線11の
上に、例えばPSG膜と窒化シリコン膜を蓄積して成る保
護膜12が設けられている。なお、他の従来の層間膜とし
ては、PSG単独のもの、PSGとSiO2の積層構造のもの、ホ
ウ素リンシリケートガラス(BPSG)単独のものが知られ
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の層間膜を備えた不揮
発性メモリ装置にあっては、フローティングゲートに充
電された電子が徐々に減少する所謂チャージロスが生じ
る問題点がある。
このようなチャージロスの原因となるものとしては、
水(H2O)不純物等による汚染など(以下プラスチャー
ジと称する)が挙げられる。
このようなプラスチャージは、チップ外から保護膜等
を通過して侵入する場合や、半導体製造工程中に装置機
構,プロセス条件等によりチップ内に含まれてしまう場
合がある。こうしてEPROM内のフローティングゲートに
到達したプラスチャージは、フローティングゲート内の
電子を中和してしまいチャージロスを発生させる問題が
あり、上記した従来例においては、水分浸入防止膜9が
あるものの、半導体製造工程に装置の機構やプロセス条
件等に起因してチップ内に生じたプラスチャージに対し
ては、依然方策が講じられておらず、情報の保持特性が
劣化する問題点がある。
また、従来の層間膜では、主にPSGがプラスチャージ
に対してゲッタリングし、又はストッパとなることで、
プラスチャージがフローティングゲートへ到達するのを
防いでいるが、PSGのゲッタリングまたはストッパとし
ての効果には限界があり、ある程度以上に向上させるこ
とが出来ないという問題点がある。
本発明は、このような問題点に着目して創案されたも
のであって、更に情報保持特性の高い不揮発性メモリ装
置とその製造方法を得んとするものである。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明は、電荷をフローティングゲートに蓄
積して情報を記憶する不揮発性メモリ装置において、フ
ローティングゲート上に、1〜8重量%のリンを含むリ
ンシリケートガラス層と、シリコン窒化膜と、ヒ素シリ
ケートガラス層とが順次形成されたことを、その解決手
段とし、更に、製造工程においては、AsSG層を、PSGが
流動化する温度より低温度で熱処理して流動化させるよ
うにしたことを特徴としている。
[作用] PSGのリン濃度を1〜8重量%としたことによりプラ
スチャージをゲッタリング又はストッパし、耐湿性を低
下させることがない。また、PSGは、半導体製造工程で
シリコン窒化膜のCVDを行なう以前に含まれるプラスチ
ャージをゲッタリングする。シリコン窒化膜は、オーバ
ーコートを通過してくるプラスチャージや、製造工程で
シリコン窒化膜をCVD法にて形成した後に含まれるプラ
スチャージのストッパとしての作用を有する。なお、シ
リコン窒化膜中のプラスチャージの拡散係数は十分に小
さく、シリコン窒化膜が充分なストッパとなる。
また、製造方法において、フローティングゲートの上
に設けられるPSG層が流動化する程に加熱されないた
め、フローティングゲートに与えられる影響が少なくな
る。
[実施例] 以下、本発明に係る不揮発性メモリ装置及びその製造
方法の詳細をEPROMに適用した実施例に基づき説明す
る。
第1図〜第6図は、本実施例に係るEPROMのメモルセ
ルの断面図である。
先ず、図中12は半導体基板であって、チャネル領域13
を挟んでドレイン領域14,ソース領域15を形成する。こ
の半導体基板12の表面にSiO2でなる第1ゲート絶縁膜16
を形成した後、その上に多結晶シリコンで成るフローテ
ィングゲート電極17を形成する、次に、フローティング
ゲート電極17上にSiO2でなる第2ゲート絶縁膜18を形成
し、その上に多結晶シリコンで成るコントロールゲート
電極19を形成する。次いで、コントロールゲート電極19
の上面と、コントロールゲート電極19及び第2ゲート絶
縁膜18及びフローティングゲート電極17の側面とにSiO2
でなる絶縁膜20を形成し、フローティングゲート電極19
の電荷が外部へ逃げるのを防止するようにする。次に、
半導体基板12上及び絶縁膜20の外面にPを1〜8重量%
含むPSG層21を形成し(第1図)、製造工程中に生ずる
プラスチャージをPSGでゲッタリング又はストップする
ようにする。上記したようにPを含有を1〜8重量%と
することにより、耐湿性を保持し且つプラスチャージを
有効にゲッタリング又はストップすることが可能にな
る。
次に、第2図に示すように、前記PSG層21の上にシリ
コン窒化膜(SiN)22を積層、形成し、更に、第3図に
示すように、シリコン窒化膜22の上にヒ素シリケートガ
ラス(AsSG)層23を形成する。なお、シリコン窒化膜
(SiN)22は、拡散係数が小さく、後記する保護膜26側
から侵入するプラスチャージをストップする。
第4図に示す工程は、このように形成されたヒ素シリ
ケートガラス層23,シリコン窒化膜22及びPSG層21にコン
タクトホール24を開設する工程である。
その後、表面層をなすヒ素シリケートガラス層23のリ
フローを行なう。なお、このリフローに要する温度は、
ヒ素シリケートガラス(AsSG)の融点がPSG(950〜1000
℃)より低いことを利用して、PSGの流動化する温度よ
り低温度(約850℃)に設定する。この為、フローティ
ングゲート電極17を包囲するPSG層21は流動化しないた
めフローティングゲート電極17に悪影響を与えることが
無く、特にプラスチャージをフローティングゲート電極
17の周囲に生じさせることが防止出来る。このようにPS
G層21を流動化させないようにするために、上層をPSGの
流動化温度より低いAsSGを用いたが、この他にホウ素シ
リケートガラスを用いてもよい。
次に、コンタクトホール24にアルミニウム配線25を形
成し(第5図)、次いで上側に保護膜26を形成して(第
6図)EPROMが完成する。
以上、実施例について説明したが、この他に各種の設
計変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記実施例においては、本発明をEPROMに適
用して説明したが、EEPROMにも適用可能であることは言
うまでもない。
さらに、PSG層21のPの含有量を1〜4%とすれば特
にプラスチャージを阻止する効果を更に高めることが可
能である。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明に係る不揮発性
メモリ装置にあっては、Pを1〜8重量%含むPSG層
が、製造工程等で含まれてしまうプラスチャージをゲッ
タリング又は阻止することにより、更に加えて、シリコ
ン窒化膜が保護膜などのオーバーコートを通過して来る
プラスチャージを阻止し、且つ半導体製造工程で含まれ
てくるプラスチャージを阻止するため、フローティング
ゲート電極に蓄積された電荷を低下されることがなく、
情報の保護特性を向上させ、因みに層間膜にPSG層のみ
を用いたものに比べて情報保持特性を1桁向上させるこ
とが出来る。
また、本発明に係る製造方法にあっては、PSGの流動
化温度より低温度でリフローするため、フローティング
ゲート電極へ悪影響を与えることがなく、電気特性を損
なうことを防止出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明に係る不揮発性メモリ装置の製
造工程を示す断面図、第7図は従来例を示す断面図であ
る。 17……フローティングゲート電極、21……PSG層、22…
…シリコン窒化膜、23……ヒ素シリケートガラス膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−45120(JP,A) 前田和夫著「最新LSIプロセス技 術」工業調査会(1988−4−20)p. 531 徳山巍、橋本哲−編著「MOS LS I製造技術」日経マグロウヒル社(昭和 60−6−20)p.116−117 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/788 H01L 29/792 H01L 27/115 H01L 21/8247

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電荷をフローティングゲートに蓄積して情
    報を記憶する不揮発性メモリ装置において、 フローティングゲート上に、1〜8重量%のリンを含む
    リンシリケートガラス層と、シリコン窒化膜と、ヒ素シ
    リケートガラス層とが順次形成されたことを特徴とする
    不揮発性メモリ装置。
  2. 【請求項2】電荷をフローティングゲートに蓄積して情
    報を記憶する不揮発性メモリ装置の製造方法において、 フローティングゲート上に、リンシリケートガラス層、
    シリコン窒化膜を順次形成する工程と、 前記シリコン窒化膜上にヒ素シリケートガラス層を形成
    する工程と、 上記3層から成る絶縁膜にコンタクトホールを形成する
    工程と、 前記ヒ素シリケートガラス層を前記リンシリケートガラ
    スが流動化する温度より低い温度で熱処理して流動化さ
    せる工程とを備えたことを特徴とする不揮発性メモリ装
    置の製造方法。
JP63231106A 1988-09-14 1988-09-14 不揮発性メモリ装置及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2906415B2 (ja)

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JPH088319B2 (ja) * 1990-05-11 1996-01-29 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
FR2708146A1 (fr) * 1993-07-19 1995-01-27 Sgs Thomson Microelectronics Cellule à grille flottante à durée de stockage accrue.

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前田和夫著「最新LSIプロセス技術」工業調査会(1988−4−20)p.531
徳山巍、橋本哲−編著「MOS LSI製造技術」日経マグロウヒル社(昭和60−6−20)p.116−117

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