JP2905661B2 - 情報の抽出方法 - Google Patents

情報の抽出方法

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JP2905661B2
JP2905661B2 JP6769293A JP6769293A JP2905661B2 JP 2905661 B2 JP2905661 B2 JP 2905661B2 JP 6769293 A JP6769293 A JP 6769293A JP 6769293 A JP6769293 A JP 6769293A JP 2905661 B2 JP2905661 B2 JP 2905661B2
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美帆 植嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の抽出方法に関
し、例えば電話を用いて行われるリテールマーケティン
グ活動において、顧客情報データベースに格納された顧
客情報の中から特定の条件に当てはまる顧客情報を抽出
するために利用される。
【0002】近年においては、例えば銀行などにおい
て、主として個人を対象とした小口の顧客への販売を促
進するリテールマーケティングが重要視されている。リ
テールマーケティングを推進するには、各個人の顧客に
ついて、氏名、年齢、職業などの属性情報、趣味、嗜
好、購買記録などのライフスタイル情報などを収集し、
これらの情報に基づいて顧客のニーズを把握した上で、
需要予測や商品開発などを行う必要がある。そのため、
企業においては、バンクカード、クレジットカード、そ
の他種々の取り引きに際して得られた情報などに基づい
て、顧客情報データベースの作成が行われている。
【0003】このような顧客情報データベースには膨大
な量の顧客情報が含まれているので、リテールマーケテ
ィングを効率的に推進するためには、顧客の件数を絞り
込むための条件を適切に設定し、ターゲットとなる適当
件数の顧客を抽出することが望まれる。
【0004】
【従来の技術】従来において、顧客情報データベースに
格納された多数の顧客情報の中から特定の顧客について
の顧客情報を抽出するに当たっては、予め固定的に設け
られた複数の条件セットの中から1つの条件セットを選
択するようになっている。
【0005】すなわち、従来においては、例えば、「年
収と年齢」、「性別と職業」などのように、2種類の条
件が条件セットとしてプログラム(業務プログラム)上
で予め組み合わされ、組み合わされた複数の条件セット
が固定メニューとして準備されている。担当者がキーボ
ードなどから顧客情報の抽出を指示すると、準備された
条件セットを示す固定メニューが画面上に表示される、
担当者は表示された固定メニューの中から1つの条件セ
ットを選択する。
【0006】ここで、条件セットとして例えば「年収と
年齢」を選択した場合には、さらに年収及び年齢につい
てそれぞれの階層をパラメータとして選択し指定する。
そうすると、指定された階層について、該当する顧客の
件数が表示される。表示された件数が目標件数に近い場
合には、抽出処理を実行させることによって、顧客情報
データベースの顧客情報の中から該当する顧客情報が抽
出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては、予め準備された条件セットの中から1つの条件
セットを選択するものであるから、準備された条件セッ
ト以外の組み合わせを指示することができず、より良い
条件(抽出条件)を設定することができなかった。
【0008】例えば、上述の例では、年収と職業の組み
合わせが条件セットとして準備されていない場合には、
そのような組み合わせを条件として設定することはでき
なかった。もし、そのような組み合わせを条件として設
定するためには、プログラムの修正を行う必要があり、
その作業は極めて面倒であった。
【0009】また、1つの条件セットによって顧客の絞
り込みを行った結果、顧客情報の件数が目標件数よりも
依然として多すぎる場合には、再度条件セットを選択し
て2回目さらには3回目の絞り込みを行うこととなる。
そのような場合に、どのような条件セット及びパラメー
タを選択すればどの程度の件数(頻度)になるのかを全
体的に把握することができないため、より良い条件を設
定することが容易ではなかった。
【0010】本発明は、上述の問題に鑑み、元の情報の
中から条件に当てはまる情報を抽出するに当たって、抽
出のためのより良い条件を容易に設定することのできる
情報の抽出方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、上述の課題を解決するため、図1乃至図8に示す
ように、元の情報FCUの中から指定された条件CSA
に当てはまる情報FCUを抽出するための抽出方法であ
って、前記各情報FCUを、キー情報NCUと複数の項
目Dに対応するデータとして格納した情報データベース
32aと、前記各項目Dに対応する名称APP及び属性
ATTを格納した項目管理データベース32bと、を備
え、前記項目管理データベース32bに格納された特定
の前記属性ATTに対応する名称APPを画面HG2に
表示するとともに、表示された画面HG2において、名
称APPを選択することによって前記条件CSAを指定
し、前記元の情報FCUに対して指定された2種類の各
条件CSAに当てはまる情報FCUの頻度に関する情報
NAA,NAB,NACを、前記各条件CSAに付属す
る複数のパラメータを縦軸及び横軸として画面にマトリ
クス状に表示されるテーブルTSGの各セルSBXの位
置に表示し、前記セルSBXを最小単位として指定され
る1つ又は複数のセルに対応する各条件CSAに当ては
まる情報FCUを抽出する。
【0012】
【0013】請求項の発明に係る方法は、元の情報F
CUの中から指定された条件CSAに当てはまる情報F
CUを抽出するための抽出方法であって、前記元の情報
FCUに対して指定された2種類の各条件CSAに当て
はまる情報FCUの頻度に関する情報NAA,NAB,
NACを、前記各条件CSAに付属する複数のパラメー
タを縦軸及び横軸として画面にマトリクス状に表示され
るテーブルTSGの各セルSBXの位置に表示し、前記
セルSBXを最小単位として指定される1つ又は複数の
セルに対応する各条件CSAに当てはまる情報FCUを
抽出する。
【0014】請求項の発明に係る方法は、請求項
載の抽出方法により抽出された情報FCUを元の情報F
CUとして、同様の抽出方法により複数回の抽出を行
い、それぞれの回に指定された全ての各条件CSAに当
てはまる情報FCUを抽出する。
【0015】請求項の発明に係る方法は、前記セルS
BX内にカーソルが表示されている状態で入力操作を行
うことによって当該セルSBXに対応する各条件CSA
を入力する。
【0016】請求項の発明に係る表示制御装置は、指
定された2種類の各条件CSAに付属する複数のパラメ
ータを縦軸及び横軸として、各パラメータの交差する位
置にセルSBXをマトリクス状に表示する手段と、前記
各セルSBXの位置に、それぞれに対応する各パラメー
タの内容に当てはまる情報FCUの頻度に関する情報N
AA,NAB,NACを表示する手段と、を有して構成
される。
【0017】
【作用】情報FCUを抽出するための条件CSAの指定
に当たっては、項目管理データベース32bに格納され
た特定の前記属性ATTに対応する名称APPが、画面
HG2に表示される。表示された画面HG2において、
名称APPを選択することによって条件CSAの指定が
行われる。
【0018】2種類の条件CSAが指定されると、各条
件CSAに付属するパラメータを縦軸及び横軸とするテ
ーブルTSGが画面に表示される。テーブルTSGの各
セルSBXの位置には、各位置に対応した条件CSAに
当てはまる情報FCUの頻度に関する情報NAA,NA
B,NACが表示される。
【0019】1つ又は複数のセルSBXに対応する条件
CSAに当てはまる情報FCUが抽出される。
【0020】
【実施例】図1は本発明に係るリテールマーケティング
システム1の構成を示すブロック図である。本実施例の
リテールマーケティングシステム(RMS)1は、銀行
において実施される例が示されている。
【0021】RMS1は、銀行における顧客情報システ
ム11と、顧客情報システム11と連携してリテールマ
ーケティングを行うためのサポートシステム12とから
構成されている。
【0022】顧客情報システム11は、本部(又は本
店)HOなどに設置されたコンピュータである処理装置
20、処理装置20によって作成、更新、編集などを行
うことが可能な顧客情報データベース21、及び小口顧
客データベース22などから構成されている。
【0023】顧客情報データベース21には、各顧客C
Uについて、顧客番号、顧客CUの氏名、年齢、職業、
住所、電話番号などを含む基本属性情報、顧客CUの預
金残高、貸出し残高、公共料金自動支払いの有無などを
含む取引き情報、顧客CUの趣味、嗜好、性格などを含
むライフスタイル情報、及び家族情報などの種々の顧客
情報FCUが格納されている。
【0024】これらの顧客情報FCUは、顧客CUが銀
行と新規な取引きを開始した際に又は取引きの開始後に
顧客CUから提出される申込書、依頼書、変更届け書な
どの書類に基づいて、又は顧客CUとの会話などに基づ
いて得られたものである。また、本実施例においては、
リテールマーケティングを実施することによって新たな
顧客情報FCUが得られ、得られた顧客情報FCUによ
って顧客情報データベース21が更新される。
【0025】顧客情報データベース21は、主体である
顧客情報データベース21a、項目管理データベース2
1b、及び項目コードデータベース21cから構成され
ている。
【0026】図2は顧客情報データベース21aの構成
を示す図、図3は項目管理データベース21bの構成を
示す図、図4は項目コードデータベース21cの構成を
示す図である。
【0027】図2において、顧客情報データベース21
aは、顧客番号NCU、及び多数の項目(アクセス名)
D1,D2…に対応するデータから構成されている。顧
客情報データベース21aの各項目D1,D2…は、図
3に示す項目管理データベース21bによって定義され
ている。
【0028】図3において、項目管理データベース21
bは、項目D1,D2…を示すアクセス名D、各項目D
1,D2…に対応する項目コードCIT、その名称AP
P、及び属性ATTから構成されている。図4におい
て、項目コードデータベース21cは、項目コードCI
T、パラメータコードCPA、及び内容CONから構成
されている。
【0029】図3に示す項目管理データベース21bに
おいて、属性ATTが「コード化」である項目について
は、図4に示す項目コードデータベース21cによって
それぞれのパラメータが示されており、これらは項目コ
ードCITによって互いに関連付けられている。
【0030】図2に示す顧客情報データベース21aに
おいて、項目Dの属性ATTが「日本語」である場合に
は日本語のデータが格納され、属性ATTが「数値」で
ある場合には数値のデータが格納され、属性ATTが
「コード化」である場合にはその項目コードCITに対
応するパラメータコードCPAが格納される。
【0031】例えば顧客番号NCUが「0001」の顧
客CUは、名前(D1)が「山田」、年収(D2)が
「670」万円、年齢(D3)が「36」歳、性別(D
4)が「男」、職業(D5)が「地方公務員」、趣味
(D6)が「ゴルフ」である。
【0032】小口顧客データベース22は、顧客情報デ
ータベース21の中から、法人及び大口の個人顧客を除
き、リテールマーケティングの対象となる小口の個人顧
客のみを抽出することによって作成されている。つま
り、小口顧客データベース22は、その構成が顧客情報
データベース21の構成と同一であり、格納されている
顧客情報FCUの件数が顧客情報データベース21より
も少なくなっている。
【0033】処理装置20は、各支店BOに設置された
コンピュータとの間で回線により通信が行われるように
なっており、支店BOで発生した顧客情報FCUが回線
を介して処理装置20に伝送される。また、支店BOや
サポートシステム12において作成された磁気テープな
どの記録媒体の内容が処理装置20に入力され、これら
の情報に基づいて必要に応じて顧客情報データベース2
1への記録又は更新が行われる。
【0034】図1に戻って、サポートシステム12は、
処理装置30、表示装置30a、マウスなどの入力装置
30b、キャンペーン管理データベース31、リテール
推進データベース32、抽出顧客データベース33、ス
クリプトデータベース34、当日コール顧客データベー
ス35、ログデータベース36、計数管理データベース
37、成果分析データベース38、抽出条件データベー
ス39、ホスト還元データファイル40、及び交換機4
1などから構成されている。
【0035】まず、リテール推進データベース32は、
顧客情報データベース21をサポートシステム12によ
るキャンペーンに利用するために、小口顧客データベー
ス22と同一の内容のデータを月に1回程度の割合でコ
ピーして作成したものである。つまり、リテール推進デ
ータベース32は、その構成が顧客情報データベース2
1の構成と同一であり、図2〜図4において括弧で示す
ように、主体であるリテール推進データベース32a、
項目管理データベース32b、項目コードデータベース
32cを有している。項目管理データベース32b及び
項目コードデータベース32cは、他のデータベース3
1,33,39などにおいても参照され、また、種々の
画面HGを表示する際にも参照される。
【0036】キャンペーン管理データベース31は、種
々の商品の販売促進のための活動である各キャンペーン
について、その対象として推進する商品、ターゲットと
なる顧客(顧客層)、及び実施期間に関する情報を記録
するとともに、キャンペーンの企画から実施後の評価ま
での種々の情報をも記録するものである。キャンペーン
管理データベース31は、各キャンペーン中における管
理を行うとともに、キャンペーン終了後においては、次
のキャンペーンを企画する際の先行キャンペーン実績と
しての参照に利用される。
【0037】図5はキャンペーン管理データベース31
の一部の構成を示す図である。キャンペーン管理データ
ベース31には、キー情報であるキャンペーンコードC
CA、及び、基準軸縦CSA1T、基準軸横CSA1
Y、ターゲットフラグCSA1Fなどからなる1次抽出
条件CSA1が含まれている。
【0038】1次抽出条件CSA1は、リテール推進デ
ータベース32aに登録された顧客CUの中から、指定
された商品についてのキャンペーンのターゲットとなる
顧客CUを抽出するための1次的な条件である。1次抽
出条件CSA1には、2種類の条件とそれぞれについて
のパラメータが含まれており、その一方の条件及びパラ
メータが基準軸縦CSA1Tとして、他方の条件及びパ
ラメータが基準軸横CSA1Yとして、それぞれ登録さ
れている。
【0039】すなわち、基準軸縦CSA1T及び基準軸
横CSA1Yは、それぞれ、アクセス名D、名称AP
P、属性ATT、初期値VIN、階層幅VWI、及びパ
ラメータコードCPAについてのデータからなってい
る。
【0040】図5に示す例では、キャンペーンコードC
CAが「CAM1」のキャンペーンについて、基準軸縦
CSA1Tとして「年収」が設定され、そのパラメータ
として、初期値VINが「500」であり且つ階層幅V
WIが「500」である5段階の年収階層「〜500」
「500〜1000」「1000〜1500」…が設定
されている。基準軸横CSA1Yとして「年齢」が設定
され、そのパラメータとして、初期値VINが「20」
であり且つ階層幅VWIが「10」である5段階の年齢
階層「20〜30」「30〜40」「40〜50」…が
設定されている。これらの条件に基づいて、表示装置3
0aの画面上にセグメントテーブルTSGが表示され
る。
【0041】なお、本明細書において、基準軸縦CSA
1T、基準軸横CSA1Y、縦軸、横軸、パラメータ、
階層、1次抽出条件CSA1、2次抽出条件CSA2な
どのうちのいずれかを、又はこれらのうちの複数の組み
合わせを、「条件」又は「抽出条件」などということが
ある。
【0042】図8乃至図11はセグメントテーブルTS
Gの例を示す図である。これらの図の内、図8に示すセ
グメントテーブルTSG1が、図5に示す1次抽出条件
CSA1に基づいて表示されたものである。
【0043】すなわち、図8において、基準軸縦CSA
1Tの各パラメータ及び「合計」の6つの項目を縦軸と
し、基準軸横CSA1Yの各パラメータ及び「合計」の
6つの項目を横軸としたマトリクス状のセグメントテー
ブルTSG1が画面に表示されている。縦横それぞれ5
つのパラメータと縦横それぞれに設けられた「合計」の
項目との交点に合計36(6×6)個のセルボックスS
BXが設けられている。
【0044】各セルボックスSBXには、図12に示す
ように「1」〜「36」のセルボックス番号NBXが付
されており、セルボックス番号NBXが指定されること
によってセルボックスSBXの位置が指定される。セル
ボックス番号NBXの指定は、図5に示すターゲットフ
ラグCSA1Fの中の該当する番号位置にフラグを立て
ることによって行われる。
【0045】図5に示す例では、セルボックス番号NB
Xが「15」の位置にフラグが立てられているので、結
局、「年収:500〜1000」「年齢:30〜40」
の2項目が1次抽出条件CSA1として設定されている
こととなる。
【0046】また、図8〜図11に示されるように、各
セルボックスSBXには、それぞれのセルボックスSB
Xの位置によって示される条件に当てはまる顧客CUの
件数NAA、その中の指定された商品について取引きの
ある顧客CUの件数NAB、及び件数NAAに対する件
数NABの割合NACが、それぞれ表示される。なお、
図においては、それらが一部のセルボックスSBXのみ
に示されているが、必要なセルボックスSBXには全部
表示される。各セルボックスSBXにおいて、上段に件
数NABが、中段に件数NAAが、下段に割合NAC
が、それぞれ表示される。
【0047】これらの表示によって、担当者は、指定さ
れた商品について、年収及び年齢の各階層における件数
NAA,NAB及び取引きの割合NACの全体的な分布
を容易に定量的に把握することができ、どの階層の顧客
をターゲットとするのがよいかについて考察し、顧客C
Uを抽出するためのより良い条件を容易に設定すること
ができる。
【0048】なお、上述した1次抽出条件CSA1、及
び後述する2次抽出条件CSA2の両方の条件を合わせ
たものが抽出条件CSAであり、いずれも後述する「セ
グメント分析」において企画運営担当者によって設定さ
れる。設定された抽出条件CSAに当てはまる顧客CU
がリテール推進データベース32aの中から抽出され、
抽出された顧客CUについての顧客情報FCUを記録し
た顧客データベース33が作成される。セグメント分析
における抽出条件CSAの設定のための具体的な操作に
ついては後で説明する。
【0049】図1に戻って、抽出顧客データベース33
は、上述したように、リテール推進データベース32a
に格納されている顧客情報FCUの中から、特定のキャ
ンペーンについてターゲットとなる顧客CUのみの顧客
情報FCUを抽出して作成したものである。抽出顧客デ
ータベース33の作成に当たっては、その作成の担当者
(企画運営担当者)が、当該キャンペーンの推進に効果
的であろうと考えられる条件(抽出条件)を画面に表示
されたセグメントテーブルTSGを見ながら分析し、分
析して得られた条件を入力装置30bから入力して指定
し、これらの操作を試行錯誤的に繰り返すことによって
特定の抽出条件CSA(1次抽出条件CSA1及び2次
抽出条件CSA2)を決定し、設定する。1次抽出条件
CSA1は、キャンペーン管理データベース31に記録
され、2次抽出条件CSA2は抽出条件データベース3
9に記録される。
【0050】処理装置30は、設定された抽出条件CS
Aに当てはまる顧客CUについての顧客情報FCUを抽
出して抽出顧客データベース33を作成する。抽出顧客
データベース33に登録された顧客CUに対しては、後
でダイレクトメールの発送及び電話による勧誘又は案内
などが行われる。
【0051】スクリプトデータベース34は、抽出顧客
データベース33の抽出条件CSAを決定した企画運営
担当者が、抽出条件CSAの決定に当たって考慮した事
項などに基づいて、電話担当者(テレコミュニケータ)
が顧客CUと電話により話をする会話内容、応酬話法、
その他の注意事項など、顧客CUと会話をする際のマニ
ュアルとなる事項を入力し、これを記録したものであ
る。
【0052】当日コール顧客データベース35は、抽出
顧客データベース33の中から、当日に電話をかけるた
めに抽出された顧客CUについての顧客情報FCUを格
納したものである。つまり、抽出顧客データベース33
は、通常、キャンペーンの実施期間内に電話をかける予
定の全見込み顧客を格納したものであり、当日コール顧
客データベース35は、その中から1日分の顧客を抽出
したものである。
【0053】ログデータベース36は、当日の1日分に
ついて、実際に電話をかけた件数であるコール件数、電
話がつながった件数である通話件数、成約に結びついた
件数である成約件数などの計数情報、電話による顧客C
Uとの会話から得られた情報(例えばライフスタイル情
報FLIに相当する情報)を記録したものである。ログ
データベース36は、当日分の情報を記録するものであ
り、翌日には翌日の情報を記録するために当日分の情報
は消去される。当日分のログデータベース36が完成し
た後には、情報の集計を行い統計情報として計数管理デ
ータベース37に格納され、ライフスタイル情報などは
ホスト還元データファイル40として別途一時的に保存
される。ホスト還元データファイル40によって、顧客
情報データベース21a及びリテール推進データベース
32aが更新される。
【0054】計数管理データベース37は、キャンペー
ンを実施した結果の統計的な情報を、ログデータベース
36に基づきそれぞれのキャンペーンについて記録し、
保存したものである。
【0055】図6は計数管理データベース37の構成を
示す図である。計数管理データベース37は、キャンペ
ーンコードCCA、計数区分CCU、及び、「1」〜
「36」のセルボックス番号NBXにより示された計数
テーブルTCUから構成されている。計数区分CCUに
は、「対象顧客数」「通話件数」「成約件数」などの計
数区分を示すデータがコードによって格納され、計数テ
ーブルTCUには、それぞれの計数区分に対して、該当
するセルボックス番号NBXの位置に、件数NAAなど
の数値が格納される。
【0056】図6に示す例では、キャンペーンコードC
CAが「CAM1」のキャンペーンについて、セルボッ
クス番号NBXが「15」の対象顧客数、つまり年収が
「500〜1000」で年齢が「30〜40」の対象顧
客数は「3725」人であり、同じく通話件数は「22
12」件、成約件数は「427」件である。
【0057】成果分析データベース38は、キャンペー
ンを開始した後に当該キャンペーンの推進商品に関して
生じた新規な取引き、及び預金高などの増加した内容を
記録したものである。
【0058】つまり、キャンペーンにおける顧客CUへ
の勧誘の成果は、顧客CUがその勧誘を受けて取り引き
を行うべく支店BOの窓口に出向き又は郵送により申込
書などの書類を提出することによって現実化する。通
常、これらの新たに提出された書類の内容は適当なファ
イルに入力され、そのファイルによって顧客情報データ
ベース21aが更新される。成果分析データベース38
は、そのようなファイルと同じ内容のデータを記録した
ものであり、成果分析データベース38とリテール推進
データベース32a及び抽出顧客データベース33との
マッチングを行うことによって、当該キャンペーンにつ
いての対象顧客数NCOに対する成約件数NAGの割合
など、キャンペーンの成果についてのレスポンス情報が
得られ、これが計数管理データベース37に格納される
こととなる。
【0059】抽出条件データベース39は、抽出顧客デ
ータベース33の作成の際に設定された抽出条件CSA
の中の2次抽出条件CSA2を記録したものである。図
7は抽出条件データベース39の構成を示す図である。
【0060】抽出条件データベース39は、キー情報で
あるキャンペーンコードCCA、及び、アクセス名D、
名称APP、属性ATT、下限値VUD、上限値VU
P、パラメータコードCPAなどを含む2次抽出条件C
SA2から構成されている。
【0061】図7に示す例では、キャンペーンコードC
CAが「CAM1」のキャンペーンについて、「性別:
男」「職業:地方公務員」「性格:まじめ」「趣味:ゴ
ルフ」の4項目が2次抽出条件CSA2として登録され
ている。したがって、例えばキャンペーン「CAM1」
のための抽出顧客データベース33には、これらの4項
目とキャンペーン管理データベース31に登録されてい
る2項目の合計6項目の全部の条件に当てはまる顧客C
Uのみの顧客情報FCUが格納されることとなる。
【0062】ホスト還元データファイル40は、ログデ
ータベース36の中から、顧客情報データベース21に
還元すべき情報を抽出して作成したものであり、ログデ
ータベース36の中の主としてライフスタイル情報FL
Iが転送されて作成される。ホスト還元データファイル
40は、例えばフレキシブルディスク又は磁気テープな
どの記録媒体に格納され、これらの記録媒体を介して顧
客情報システム11の処理装置20に情報が入力される
ことによって顧客情報データベース21が更新される。
顧客情報データベース21の更新とともに、リテール推
進データベース32の更新も行われる。なお、更新に際
しては、主としてライフスタイル情報FLIのみの更新
が行われ、例えば基本属性情報FATは顧客CUからの
変更届けなどの別途書面の提出によって更新が行われ
る。
【0063】交換機41は、コンピュータによって制御
される電子交換機であり、当日コール顧客データベース
35に格納された顧客CUに対し、所定の順序及びタイ
ミングで自動発呼(ダイヤリング)を行って回線の接続
を行う。交換機41は、外線を発呼中の数が待ち状態の
内線電話の数に対応して設定された基準数となるように
制御される。ここで、基準数として、通話状態の内線電
話であって設定された基準通話時間を越えているものの
数に応じて加算修正され、且つ、自動発呼を行う日の曜
日と時間帯に応じて修正された値が用いられる。
【0064】なお、図示は省略したが、サポートシステ
ム12には、表示装置及び入力装置を有し処理装置30
と通信可能に接続された多数の端末装置が設けられてお
り、企画運営担当者及び電話担当者は、それぞれ専用の
又は近くに設置されている端末装置を適宜操作して処理
装置30から送られてくる情報を画面で参照し又は入力
することができるようになっている。
【0065】次に、セグメント分析における抽出条件C
SAの設定のための具体的な操作について説明する。図
13はセグメント分析において表示装置に表示される種
々の画面HGの例を示す図である。
【0066】まず、1次抽出条件CSA1の設定操作
(顧客セグメンテーション)について説明する。マウス
などの入力装置からセグメント分析の実行を指示する
と、図13(a)に示すように、分析を行う商品FM
E、縦軸(基準軸縦CSA1T)、及び横軸(基準軸横
CSA1Y)をそれぞれ設定するための画面HG1が表
示される。この画面HG1において、必要な事項を入力
装置から入力するのであるが、その入力に当たっては、
各項目に設定可能な名称の一覧表を画面HG1上にウイ
ンドウ表示させ、その中から選択して入力することが可
能である。
【0067】つまり、基準軸設定のための名称一覧表を
表示させるための指示を行うと、項目管理データベース
32bの中の属性ATTが「数値」又は「コード化」で
ある名称APPが抽出され、それがウインドウ画面に一
覧表示される。
【0068】例えば、図13(b)に示すように基準軸
設定のための画面HG2が表示される。この中からマウ
スなどにより所望の名称APPにカーソルを合わせてク
リックすることにより、名称APPの選択が行われ、そ
れが縦軸又は横軸の条件として設定される。
【0069】さらに、設定された条件についてパラメー
タの選択が行われる。すなわち、条件として設定された
名称APPの属性ATTが「数値」であれば、初期値V
IN及び階層幅VWIの指示を行うための画面がウイン
ドウ表示される。また、属性ATTが「コード化」であ
れば、項目コードデータベース32cの中の該当する項
目コードCITが抽出され、それに対応する内容CON
がウインドウ画面に一覧表示される。担当者は、表示さ
れた内容CONの中から、セグメントテーブルTSGの
階層として表示可能な個数の範囲内(本実施例では5個
以内)において、内容CONを選択する。
【0070】例えば、階層設定の指示を行うと、属性A
TTが「数値」である場合には、図13(c)に示す階
層設定画面HG3が表示されるので、担当者はこの画面
HG3において数値を入力する。属性ATTが「コード
化」である場合には、例えば図13(e)に示す階層設
定画面HG5が表示されるので、担当者はこの画面HG
5において所要個数(例えば5個)の内容CONを選択
する。
【0071】パラメータの選択を終えると、リテール推
進データベース32aに格納された全部の顧客CUを対
象とし、設定された縦軸及び横軸の各条件に当てはまる
顧客CUについての件数NAA,NABがそれぞれカウ
ントされ、割合NACが求められる。得られた件数NA
A,NAB及び割合NACは、例えば図8に示すセグメ
ントテーブルTSG1の各セルボックスSBXに表示さ
れる。但しこの時点では、セグメントテーブルTSG1
におけるセルボックス番号「15」の強調表示は未だ行
われていない。
【0072】セグメントテーブルTSG1において、各
セルボックスSBXに表示された数値によって、担当者
は各階層における全体的な分布を把握し、どの階層の顧
客をターゲットとするのがよいかについて分析を行う。
そして、ターゲットとする階層を決めると、その階層を
含むセルボックスSBX内にカーソルを合わせ、マウス
をクリックする。これによって、該当する条件及びパラ
メータが、キャンペーン管理データベース31の基準軸
縦CSA1T、基準軸横CSA1Y、及びターゲットフ
ラグCSA1Fに書き込まれて設定されるとともに、ク
リックしたセルボックスSBXが強調表示される。
【0073】その場合に、例えば年収が「500〜10
00」に該当する全ての年齢層をターゲットとしたいと
きには、年収「500〜1000」に対応する「合計」
のセルボックスSBX、すなわちセルボックス番号「1
3」をクリックする。また、複数のセルボックスSBX
をクリックすることも可能である。
【0074】これによって1次抽出条件CSA1の設定
が完了する。1次抽出条件CSA1を一旦設定すると、
同じ1次抽出条件CSA1であればその設定操作を行う
ことなく、キャンペーン管理データベース31のキャン
ペーンコードCCAを指定することによってセグメント
テーブルTSG1を表示させることが可能である。
【0075】次に、2次抽出条件CSA2の設定操作
(特定セグメントの分析)について説明する。入力装置
から特定セグメント(特定のセルボックスSBXで示さ
れる顧客層)の分析の実行を指示すると、図13(d)
に示すように、縦軸及び横軸をそれぞれ設定するための
画面HG4が表示される。この画面HG4において、上
述と同様に基準軸設定のための画面HG2を表示させ、
その中から所望の名称APPを選択して設定する。さら
に、設定した条件についてパラメータの選択を行う。
【0076】画面HG4における縦軸と横軸の設定を終
えると、設定した縦軸及び横軸に基づくセグメントテー
ブルTSGが表示される。例えば、縦軸に「性別」を横
軸に「職業」をそれぞれ設定した場合には、図9に示す
セグメントテーブルTSG2が表示される。
【0077】このセグメントテーブルTSG2において
も、それぞれの階層に対応するセルボックスSBX内
に、条件に当てはまる顧客CUの件数NAA、その中の
指定された商品について取引きのある顧客CUの件数N
AB、件数NAAに対する件数NABの割合NACが、
それぞれ表示される。
【0078】表示されたセグメントテーブルTSG2に
よって、どの階層の顧客をターゲットとするのがよいか
についてさらに分析を行う。ターゲットとする階層を決
めると、その階層を含むセルボックスSBX内にカーソ
ルを合わせ、マウスをクリックする。これによって、該
当する条件及びパラメータが、キャンペーンコードCC
Aとともに抽出条件データベース39に登録される。
【0079】さらに2次抽出条件CSA2を設定したい
場合には、上述と同様にして設定する。例えば、2次抽
出条件CSA2の2回目の設定に際し、縦軸に「性格」
を横軸に「趣味」をそれぞれ設定した場合には、図10
に示すセグメントテーブルTSG3が表示され、2次抽
出条件CSA2の1回目の設定においてターゲットとさ
れた顧客CUに対してさらに絞り込みが行われ、セグメ
ントテーブルTSG3の各階層に対応するセルボックス
SBX内に、1回目及び2回目の両方の条件に当てはま
る件数NAA,NAB及び割合NACが表示される。そ
して、ターゲットとする階層を決めて該当するセルボッ
クスSBXをクリックする。
【0080】このようにして、ターゲットとする顧客C
Uの件数が目標件数に近くなるように必要回数の絞り込
みを行い、2次抽出条件CSA2を設定する。設定され
た2次抽出条件CSA2は、全て抽出条件データベース
39に登録される。同一のキャンペーンについて設定さ
れた1次抽出条件CSA1及び2次抽出条件CSA2の
全部が抽出条件CSAとなる。
【0081】図8に示すセグメントテーブルTSG1を
表示した状態で、「ライフスタイル分析」を指定するこ
とによって、図11に示すように、抽出条件CSAに当
てはまる顧客CUについての件数NAA,NAB及び割
合NACを表示したセグメントテーブルTSG4が表示
される。このセグメントテーブルTSG4によって、設
定された抽出条件CSAによる最終的な件数NAA,N
AB及び割合NACを知ることができる。
【0082】上述したように、縦軸及び横軸の条件を設
定するに当たり、基準軸設定のための画面HG2におい
てそれぞれ選択することにより、2つの条件を任意に組
み合わせることができるので、抽出条件CSAの設定の
自由度が大きく、より良い抽出条件CSAの設定が可能
となる。しかも、プログラムの修正などを行う必要がな
いので、設定操作が極めて容易である。
【0083】また、縦軸及び横軸を設定すると、設定さ
れた条件に基づいてセグメントテーブルTSGが表示さ
れ、セグメントテーブルTSGによって各階層における
全体的な分布を容易に定量的に把握することができ、よ
り良い抽出条件CSAを容易に設定することができる。
【0084】次に、RMS1における処理、操作、又は
運用について、図14に示すフローチャートに沿って説
明する。図14のフローチャートにおいて、ステップ#
1〜5はターゲットとなる顧客CUの抽出のための運用
フェーズ、ステップ#6〜14はキャンペーンの実行の
ための運用フェーズ、ステップ#15〜18はキャンペ
ーンの評価のための運用フェーズである。なお、フロー
チャートは運用フェーズの概略を大体の順で示したもの
であり、運用フェーズが必ずしもステップの番号順に行
われることを示すものではない。
【0085】まず、顧客情報システム11において顧客
情報データベース21から抽出された小口顧客データベ
ース22をサポートシステム12に取り込むために、リ
テール推進データベース32を作成する(#1)。
【0086】次に、企画運営担当者がリテール推進デー
タベース32の内容を表示した画面を見ながら、現状に
おいて取り引きされている商品、例えば住宅ローン、カ
ードローン、定期預金、MMCなどと、顧客CUのプロ
フィール、例えば趣味、嗜好、性格などのライフスタイ
ルとの相関関係を分析し、キャンペーンの対象とする顧
客CUの抽出条件CSAを設定し、抽出条件データベー
ス39に登録する(#2)。
【0087】設定された抽出条件CSAによってリテー
ル推進データベース32aから顧客情報FCUを抽出
し、抽出顧客データベース33を作成する(#3)。そ
して、スクリプトデータベース34を作成する(#
4)。
【0088】抽出顧客データベース33に基づいて、各
顧客CUにダイレクトメールを出すために住所及び氏名
NAMの印刷などを行い、発送する(#5)。なお、ダ
イレクトメールの発送は1日分毎に分けて行われる。
【0089】先に発送したダイレクトメールが顧客CU
に到着した時期を見計らって顧客CUを抽出し、当日分
の当日コール顧客データベース35を作成する(#
6)。次に、顧客CUへ電話をかけるに当たっての運用
パラメータの設定が企画運営担当者によって行われる
(#7)。ここでは、例えば、複数の電話担当者につい
て、電話をかける顧客CUの地区、時間帯、商品FM
E、又は顧客CUへの1回目の電話か2回目の電話かな
どに応じて、業務の分担を決める。また、システムの動
作環境の定義を行う。
【0090】テレコミュニケータ業務開始処理を行って
交換機41のダイヤル部分及び連携部分を立ち上げる
(#8)。当日コール顧客データベース35に格納され
た顧客CUの電話番号NTLについて、所定の順序及び
タイミングで自動発呼が行われ、それぞれ回線が接続さ
れると電話担当者によって顧客CUとの会話が行われる
(#9)。会話において、電話担当者による商品FME
の案内又は勧誘が行われ、顧客CUから種々の情報の入
手が行われる。その際に、電話担当者の操作する端末装
置の画面には、スクリプトデータベース34及び当日コ
ール顧客データベース35の中の当該顧客CUに関する
情報、つまり当該顧客CUとの前回の会話内容又は応酬
話法及び顧客情報FCUなどが表示されるので、電話担
当者はその画面を参照しながら会話を進めればよい。会
話の内容としては、例えば、ダイレクトメールが顧客C
Uに着いたかどうか、そのダイレクトメールを見たかど
うか、また顧客CUの趣味、嗜好などのライフスタイル
について、家族構成についてなどである。
【0091】当日の予定分の電話が終了し又は所定の時
刻になると、テレコミュニケータ業務終了処理を行って
交換機41を立ち下げる(#10)。各電話担当者の当
日の電話によって得られたデータは、ログデータベース
36に記録される(#11)。その後、ログデータベー
ス36の中の所定の事項を集計し、計数管理データベー
ス37に記録するための処理を行う。
【0092】企画運営担当者は、計数管理データベース
37の内容を表示した画面を見ながら、キャンペーンに
おける当日までの実績を分析し、スクリプトデータベー
ス34の内容及び運用パラメータの内容を見直し、それ
らを必要に応じて修正する(#12)。
【0093】ホスト還元データファイル40が作成さ
れ、これによって顧客情報データベース21a及びリテ
ール推進データベース32aが更新される(#13)。
ステップ#6〜13の内容が、キャンペーンの期間中に
おいて毎営業日に行われる(#14でイエス)。
【0094】キャンペーンの期間が経過すると(#14
でノー)、キャンペーンの成果としての成約情報を顧客
情報データベース21aから取り込んで成果分析データ
ベース38を作成し、リテール推進データベース32a
及び抽出顧客データベース33とのマッチングによって
レスポンス情報を作成して計数管理データベース37に
登録する(#15)。レスポンス情報によって、成約率
の算出、及び成約に至った顧客CUに共通して見られる
プロフィールの分析などを行う(#16)。
【0095】レスポンス情報に基づいて、電話代及び人
件費などの当該キャンペーンに要した費用と、成約に至
ったことにより想定される収益とを比較し、当該キャン
ペーンの収支バランスを分析する(#17)。
【0096】最後に、データベースの整理を行う(#1
8)。ここでは、キャンペーンの終了にともなって不要
となったデータベース、例えば、リテール推進データベ
ース32a、抽出顧客データベース33、スクリプトデ
ータベース34、成果分析データベース38などの削除
を行う。
【0097】なお、ステップ#2のセグメント分析にお
いて、過去に作成されたキャンペーン管理データベース
31、計数管理データベース37、抽出条件データベー
ス39などを参照し、必要に応じてそれらの情報を画面
から読み込んで修正を加え、次に企画するキャンペーン
のために登録することが可能である。その際には、これ
ら全部のデータベースにキー情報であるキャンペーンコ
ードCCAが登録されているので、キャンペーンコード
CCAの指定のみでそれぞれのデータベースから必要な
情報を読み出すことができる。また、キャンペーンコー
ドCCAの指定のみで、必要な情報を次の運用フェーズ
に円滑に引き渡すことができる。
【0098】上述の実施例によると、顧客情報データベ
ース21を利用してリテールマーケティングのための種
々のキャンペーンを推進することができるとともに、キ
ャンペーンの実施によって得られた顧客情報FCUを利
用して顧客情報データベース21を更新し、これによっ
て顧客情報データベース21の鮮度を常に高く保ち、格
納されている顧客情報FCUの正確性を維持することが
できる。
【0099】また、過去に作成されたキャンペーン管理
データベース31、計数管理データベース37、抽出条
件データベース39などを必要に応じて参照することが
できるので、以前に実施されたキャンペーンの統計的な
裏付けに基づいて次期のキャンペーンの企画を検討し、
有効な抽出条件CSAの再利用を図ることができるとと
もに、これによってキャンペーンによる成約件数又は成
約率の向上を図ることができる。
【0100】また、セグメントテーブルTSGによっ
て、キャンペーンの企画から評価まで一貫したビューで
統計結果を捉えることが可能となり、キャンペーンの有
効性を顧客セグメント単位で捉え、キャンペーンの実行
結果を次期キャンペーンの企画に統計的な裏づけをもっ
て活かすことができる。
【0101】上述の実施例においては、セグメントテー
ブルTSGのセルボックスSBXに件数NAA,NAB
及び割合NACの3種類の数値を表示したが、2種類以
下又は4種類以上を表示してもよく、その表示内容とし
て種々のものを表示することができる。また、各セルボ
ックスSBXを罫線によって矩形に区切ったが、円形な
どに区切ってもよく、また罫線などによる区切りのな
い、単にマトリクス状に配置されただけのセルボックス
SBXとしてもよい。セルボックスSBXの個数は任意
である。
【0102】上述の実施例において、顧客情報システム
11とサポートシステム12とをオンラインで接続して
もよく、またこれらを共通の処理装置(コンピュータ)
によって構成してもよい。その場合には小口顧客データ
ベース22とリテール推進データベース32とを1つの
ものとすることも可能である。顧客情報データベース2
1、小口顧客データベース22、及びリテール推進デー
タベース32を同一の構成としたが、互いに異なる構成
としてもよい。
【0103】その他、各データベース、ファイル、及び
画面の内容、構成、フローチャートの内容、順序、顧客
情報システム11及びサポートシステム12の構成など
は、本発明の主旨に沿って種々変更することができる。
本発明は、顧客情報FCU以外の種々の情報の抽出に適
用することができる。
【0104】
【発明の効果】本発明によると、元の情報の中から条件
に当てはまる情報を抽出するに当たって、より良い条件
を容易に設定することができる。
【0105】請求項1の発明によると、プログラムの修
正などを行うことなく条件の任意の組み合わせが可能と
なる。請求項2乃至請求項6の発明によると、設定しよ
うとする抽出条件による頻度を全体的に容易に把握する
ことができ、より良い抽出条件を容易に設定することが
できる。
【0106】請求項5の発明によると、条件の設定のた
めの入力が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリテールマーケティングシステム
の構成を示すブロック図である。
【図2】顧客情報データベースの構成を示す図である。
【図3】項目管理データベースの構成を示す図である。
【図4】項目コードデータベースの構成を示す図であ
る。
【図5】キャンペーン管理データベースの一部の構成を
示す図である。
【図6】計数管理データベースの構成を示す図である。
【図7】抽出条件データベースの構成を示す図である。
【図8】セグメントテーブルの例を示す図である。
【図9】セグメントテーブルの例を示す図である。
【図10】セグメントテーブルの例を示す図である。
【図11】セグメントテーブルの例を示す図である。
【図12】セグメントテーブルにおけるセルボックス番
号を示す図である。
【図13】セグメント分析において表示装置に表示され
る種々の画面の例を示す図である。
【図14】本発明に係るリテールマーケティングの運用
フェーズの概略を示すフローチャートである。
【符号の説明】
32a リテール推進データベース(情報データベー
ス) 32b 項目管理データベース FCU 顧客情報(情報) CSA1 1次抽出条件(条件) CSA2 2次抽出条件(条件) D 項目 APP 名称 ATT 属性 NAA,NAB 件数(情報の頻度に関する情報) NAC 割合(情報の頻度に関する情報) TSG セグメントテーブル(テーブル) SBX セルボックス(セル) HG2 画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岡 綾子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−289920(JP,A) (株)コムテック,「MAJIC 戦 略型統合顧客データベースシステム」, C&C SYSTEM REVIEW, No.21,1990(平2−11),p.79− 82 子薮,新井,脇尾,「情報活用に向け たGUI−STRACTファミリでの取 組み−」,FUJITSU,Vol. 43,No.5,1990(平4−7−10), p.470−472 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/30 JICST科学技術文献ファイル

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】元の情報の中から指定された条件に当ては
    まる情報を抽出するための抽出方法であって、 前記各情報を、キー情報と複数の項目に対応するデータ
    として格納した情報データベースと、 前記各項目に対応する名称及び属性を格納した項目管理
    データベースと、 を備え、 前記項目管理データベースに格納された特定の前記属
    対応する名称を面に表示するとともに、 表示された画面において、名称を選択することによって
    前記条件を指定し、 前記元の情報に対して指定された2種類の各条件に当て
    はまる情報の頻度に関する情報を、前記各条件に付属す
    る複数のパラメータを縦軸及び横軸として画面にマトリ
    クス状に表示されるテーブルの各セルの位置に表示し、 前記セルを最小単位として指定される1つ又は複数のセ
    ルに対応する各条件に当てはまる情報を抽出する ことを
    特徴とする情報の抽出方法。
  2. 【請求項2】元の情報の中から指定された条件に当ては
    まる情報を抽出するための抽出方法であって、 前記元の情報に対して指定された2種類の各条件に当て
    はまる情報の頻度に関する情報を、前記各条件に付属す
    る複数のパラメータを縦軸及び横軸として画面にマトリ
    クス状に表示されるテーブルの各セルの位置に表示し、 前記セルを最小単位として指定される1つ又は複数のセ
    ルに対応する各条件に当てはまる情報を抽出することを
    特徴とする情報の抽出方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の抽出方法により抽出された
    報を元の情報として、同様の抽出方法により複数回の
    抽出を行い、それぞれの回に指定された全ての各条件に
    当てはまる情報を抽出することを特徴とする情報の抽出
    方法。
  4. 【請求項4】前記セル内にカーソルが表示されている状
    態で入力操作を行うことによって当該セルに対応する各
    件を入力することを特徴とする請求項又は請求項
    記載の情報の抽出方法。
  5. 【請求項5】元の情報の中から指定された条件に当ては
    まる情報を抽出するために用いられるテーブルを表示す
    るための表示制御装置であって、 指定された2種類の各条件に付属する複数のパラメータ
    を縦軸及び横軸として、各パラメータの交差する位置に
    ルをマトリクス状に表示する手段と、 前記各セルの位置に、それぞれに対応する各パラメータ
    の内容に当てはまる情報の頻度に関する情報を表示する
    手段と、 を有することを特徴とする表示制御装置。
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