JP2905583B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2905583B2 JP2244431A JP24443190A JP2905583B2 JP 2905583 B2 JP2905583 B2 JP 2905583B2 JP 2244431 A JP2244431 A JP 2244431A JP 24443190 A JP24443190 A JP 24443190A JP 2905583 B2 JP2905583 B2 JP 2905583B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路装置に関し、特に周辺回路
部及びメモリセルアレイ部の夫々を有する半導体集積回
路装置に適用して有効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
スタックト構造の情報蓄積用容量素子と転送用MISFET
との直列回路でメモリセルを構成したDRAMを有する半導
体集積回路装置が使用されている。この種の半導体集積
回路装置に関しては、例えば、特公昭61-55258号公報に
記載されている。
この公報に記載されている半導体集積回路装置は、半
導体基板の主面に、メモリセルが複数配列されたメモリ
セルアレイ部及び周辺回路部の夫々を備えている。
まず、メモリセルアレイ部の構成を説明する。
前記メモリセルは、転送用MISFETと情報蓄積用容量素
子との直列回路で構成されている。前記転送用MISFET
は、主に、前記半導体基板の主面に設けられたゲート絶
縁膜、このゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極、前
記半導体基板の主面部において、このゲート電極の側部
に設けられたソース領域とドレイン領域を構成する一対
の半導体領域の夫々から構成されている。前記ゲート電
極は、ワード線と一体に構成されている。このゲート電
極は、第1層目のゲート材形成工程で形成されている。
このゲート材は、後述する周辺回路部のMOSのゲート材
と同一工程で形成されている。前記一対の半導体領域の
一方には、前記情報蓄積用容量素子の第1の電極が接続
されている。この第1の電極と前記ゲート電極との間
は、例えば、第1の層間絶縁膜で絶縁されている。前記
第1の電極は、例えば、多結晶珪素膜で構成されてい
る。この第1の電極は、例えば、第2層目のゲート材形
成工程で形成されている。この第1の電極上には、電荷
蓄積用絶縁膜を介在させて情報蓄積用容量素子の第2の
電極が設けられている。この第2の電極は、プレート電
極と一体に構成されている。この第2の電極は、例え
ば、多結晶珪素膜で構成されている。この第2の電極
は、例えば、第3層目のゲート材形成工程で形成されて
いる。この第2の電極上には、第2の層間絶縁膜が設け
られている。この第2の層間絶縁膜上には、データ線が
設けられている。このデータ線は、例えばアルミニウム
膜で構成されている。このデータ線は前記第2の層間絶
縁膜に設けられた接続孔を通して、前記転送用MISFETの
一対の半導体領域の他方に接続されている。このデータ
線上には、第3の層間絶縁膜が設けられている。この第
3の層間絶縁膜上には、シャント用のワード線が設けら
れている。このシャント用のワード線は、所定領域にお
いて、前記転送用MISFETのゲート電極に接続されてい
る。このシャント用のワード線は、例えば、アルミニウ
ム膜で構成されている。このシャント用のワード線上に
は、表面保護膜が設けられている。
次に、前記周辺回路部の構成を説明する。
前記周辺回路部は、例えば、相補型MISFETいわゆるCM
OSで構成されている。このCMOSは、主に、前記半導体基
板の主面に設けられたゲート絶縁膜、このゲート絶縁膜
上に設けられたゲート電極、前記半導体基板の主面部に
おいて、前記ゲート電極の側部に設けられたソース領域
とドレイン領域を構成する一対の半導体領域の夫々から
構成されている。前記データ線及びシャント用のワード
線は、このCMOSの半導体領域に接続されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、本発明者は、前記従来技術を検討した
結果、以下のような問題点を見出した。
前記メモリセルアレイ部では、3層のゲート材を使用
し、周辺回路部では1層のゲート材を使用している。こ
の結果、前記第2層目及び第3層目のゲート材の厚みに
相当する分、メモリセルアレイ部と周辺回路部の間の領
域に段差が存在する。このため、この段差部では、前記
データ線及びシャント用ワード線を構成するアルミニウ
ム膜を堆積する際のカバレッジ低下による断線不良が発
生したり、フォトレジストマスクを露光する際のマージ
ン不足によるエッチ残りが発生したりするため、半導体
集積回路装置の歩留りが低下するという問題があった。
また、半導体集積回路装置の高集積化を図るには、メ
モリセルの平面レイアウト面積を縮少する必要がある。
しかし、メモリセルの電気的信頼性を確保するために
は、情報蓄積用容量素子の蓄積電荷量を一定以上にして
おく必要がある。そこで、スタックト構造の情報蓄積用
容量素子の場合には、前記第2の電極の膜厚を厚くする
ことにより、蓄積電荷量の確保を図る方法が提案されて
いる。前記情報蓄積用容量素子の第1の電極の膜厚を厚
くした場合には、この情報蓄積用容量素子の高さが、更
に高くなるため、メモリセルアレイ部と周辺回路部との
間に形成される段差が更に大きくなり、半導体集積回路
装置の歩留りが更に低下するという問題があった。
なお、メモリセル形成領域を周辺回路領域に対して低位
置とする、或いはメモリセルアレイ領域を半導体基板の
凹部に設ける技術が特開昭63-266866号公報或いは特開
平2-50476号公報に開示されているが、本発明とこれら
の技術とは容量素子の構成が異なり、その技術思想を異
にするものである。
本発明の目的は、周辺回路部及びメモリセルアレイ部
を有する半導体集積回路装置において、歩留りを向上す
ることが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記半導体集積回路装置におい
て、高集積化を図ることが可能な技術を提供することに
ある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであ
ろう。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの
概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
半導体基板主面の第1領域を第2領域に対して凹状に
形成し、この第1領域に転送用MIISFET及び情報蓄積用
容量素子で構成されたメモリセルを配置し、前記転送用
MISFETを覆い前記第1領域を埋め込む絶縁膜を形成し、
前記絶縁膜に設けた開口内壁に沿って形成された第1の
電極と電荷蓄積用絶縁膜を介してこの第1の電極と対向
する第2の電極とによって前記容量素子が構成されてい
る。
〔作用〕
前述した手段(1)乃至(4)によれば、前記メモリ
セルアレイ部で使用されるゲート材の層数が、前記周辺
回路部で使用されるゲート材の層数より多い場合に、メ
モリセルアレイ部と周辺回路部との間に形成される段差
は、前記第1の表面と第2の表面との高さの差で実質的
に緩和される。従って、前記段差部において、メモリセ
ルアレイ部から周辺回路部まで延在する配線を堆積する
際のカバレッジ低下による断線不良の発生、及びフォト
レジスト膜を露光する際のマージン低下によるエッチ残
りの発生は低減されるので、半導体集積回路装置の歩留
りを向上することができる。
また、スタックト構造の情報蓄積用容量素子の蓄積電
荷量は、前記半導体基板の第1の表面と第2の表面との
高さの差で規定されるので、この高さの差で情報蓄積用
容量素子の蓄積電荷量を大きくすることができる。従っ
て、蓄積電荷量を確保した状態で、情報蓄積用容量素子
の平面レイアウト面積を縮小することができるので、半
導体集積回路装置の高集積化を図ることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明
する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機
能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説
明は省略する。
本発明の実施例の半導体集積回路装置の概略構成を、
第2図(平面図)を用いて説明する。
第2図に示すように、前記半導体集積回路装置は、長
方形状のp型半導体基板1で構成されている。このp型
半導体基板1は、例えば、単結晶珪素で構成されてい
る。
前記p型半導体基板1の素子形成面には、複数のメモ
リセルアレイ部2、及び周辺回路部(直接周辺回路3,
4、間接周辺回路5)の夫々が設けられている。
前記メモリセルアレイ部2は、前記p型半導体基板1
の素子形成面に設けられた凹状領域8内に形成されてい
る。
前記直接周辺回路3は、例えば、センスアンプ回路、
Yデコーダ回路である。前記直接周辺回路4は、例え
ば、ドライバ回路、Xデコーダ回路である。
前記直接周辺回路3,4と、前記メモリセルアレイ部2
との間は、配線31を介して接続されている。この配線31
は、接続孔29を通して、その一端がメモリセルアレイ部
2の素子に、その他端が周辺回路3,4の素子に夫々接続
されている。
次に、前記半導体集積回路装置の具体的な構成を、第
1図(要部断面図)を用いて説明する。
第1図の中央に示すように、前記メモリセルアレイ部
2は、前記p型半導体基板1の主面(第1の表面、第1
図中Aで示す)に設けられた凹状領域8内に設けられて
いる。この凹状領域8の底面(第2図の表面、第1図中
Bで示す)と、前記p型半導体基板1の第1の表面Aと
の高さの差は、例えば、1[μm]程度またはそれ以上
である。
また、同第1図の右側に示すように、前記直接周辺回
路3,4及び間接周辺回路5は、前記p型半導体基板1の
第1の表面A部に設けられている。周辺回路部には、n
チャネルMOSQN及び図示しないpチャネルMOSQPの夫々が
設けられている。また、デコーダ回路等の負荷容量が大
きい場合には、この周辺回路部にバイポーラトランジス
タを設けることもできるのはもちろんである。
前記nチャネルMOSQNは、前記p型半導体基板1の第
1の表面Aに設けられたゲート絶縁膜24、このゲート絶
縁膜24上に設けられたゲート電極25、前記p型半導体基
板1の第1の表面A部において、前記ゲート電極25の側
部に設けられた一対のn型半導体領域26の夫々から構成
されている。前記ゲート絶縁膜24は、例えば、酸化珪素
膜で構成されている。前記ゲート電極25は、例えば、多
結晶珪素膜で構成されている。このゲート電極25は、第
5層目のゲート材形成工程で形成されている。前記一対
のn型半導体領域26は、前記nチャネルMOSQNのソース
領域及びドレイン領域を構成する。この一対のn型半導
体領域26の一方には、層間絶縁膜28の接続孔29を通し
て、配線31の一端が接続されている。この配線31の他端
は、図示していないが、前記メモリセルアレイ部2まで
延在し、メモリセルアレイ部2の素子に接続される。
次に、前記メモリセルアレイ部2の構成を、説明す
る。
メモリセルアレイ部2には、DRAMのメモリセルが設け
られている。各メモリセル間は、アイソレーション用の
MOSQIで絶縁分離されている。このMOSQIは、前記p型半
導体基板1の第2の表面Bに設けられたゲート絶縁膜1
0、このゲート絶縁膜10上に設けられたゲート電極11、
前記p型半導体基体1の第2の表面B部において前記ゲ
ート電極11の側部に設けられた一対のn型半導体領域15
の夫々から構成されている。前記ゲート絶縁膜10は、例
えば、酸化珪素膜で構成されている。前記ゲート電極11
は、例えば、多結晶珪素で構成されている。このゲート
電極11は、第1層目のゲート材形成工程で形成されてい
る。このゲート電極11は、回路の接地電位Vss例えば0
[V]に接続されている。前記一対のn型半導体領域15
は、MOSQIのソース領域及びドレイン領域を構成する。
なお、このアイソレーション用のMOSQIに換えて、素子
間分離(フィールド)絶縁膜を設け、各メモリセル間の
アイソレーションを行なっても良い。
前記メモリセルは、転送用MISFETQTと情報蓄積用容量
素子Cとの直列回路で構成されている。
前記転送用MISFETQTは、前記p型半導体基板1の第2
の表面B部に設けられている。このMISFETQTは、主に、
前記p型半導体基板1の第2の表面Bに設けられたゲー
ト絶縁膜10、このゲート絶縁膜10上に設けられたゲート
電極12、前記p型半導体基板1の第2の表面B部におい
て前記ゲート電極12の側部に設けられた一対のn型半導
体領域15の夫々から構成されている。前記ゲート絶縁膜
10は、例えば酸化珪素膜で構成されている。前記ゲート
電極12は、例えば、多結晶珪素膜で構成されている。こ
のゲート電極12は、第2層目のゲート材形成工程で形成
されている。このゲート電極12は、ワード線と一体に構
成されている。前記一対のn型半導体領域15は、前記MI
SFETQTのソース領域とドレイン領域を構成する。この一
対のn型半導体領域15の一方には、絶縁膜17に設けられ
た接続孔18を通して、情報蓄積用容量素子Cの第1の電
極20が接続されている。また、この一対のn型半導体領
域15の他方には、絶縁膜17及び層間絶縁膜28の夫々に設
けられた接続孔29を通して、データ線31(DL)が接続さ
れている。
前記絶縁膜17は、例えば、酸化珪素膜で構成されてい
る。この絶縁膜17は、前記凹状領域8を埋込むように設
けられている。この絶縁膜17の表面と、前記p型半導体
基板1の第1の表面Aは、ほぼ同一平面に設けられてい
る。
前記情報蓄積用容量素子Cは、前記第1の電極20、こ
の第1の電極上に電荷蓄積用絶縁膜21を介して設けられ
た第2の電極22の夫々から構成されている。前記第1の
電極20は、例えば、多結晶珪素膜で構成されている。こ
の第1の電極20は、第3層目のゲート材形成工程で形成
されている。前記電荷蓄積用絶縁膜21は、例えば、下層
側から酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜の夫々を積
層した積層膜で構成されている。前記第2の電極22は、
例えば、多結晶珪素膜で構成されている。この第2の電
極22は、第4層目のゲート材形成工程で形成されてい
る。
この情報蓄積用容量素子Cは、前記p型半導体基板1
の第1の表面Aと第2の表面Bとの間の領域を利用して
設けられている。つまり、前記第1の電極20、電荷蓄積
用絶縁膜21、第2の電極22の夫々は、前記第1の表面A
部から、前記絶縁膜17の表面部まで延在して設けられて
いる。メモリセルアレイ部に配列されるメモリセルの数
が決まれば、夫々のメモリセルの平面レイアウト面積は
決定される。また、メモリセルの電気的信頼性を確保す
るために必要な情報蓄積用容量素子Cの蓄積電荷量は決
定されている。従って、必要な蓄積電荷量を満足するよ
うに、前記第1の表面Aと第2の表面Bとの高さの差を
設定することにより、半導体集積回路装置の電気的信頼
性を確保すると共に、メモリセルの平面レイアウト面積
を縮小することができるので、半導体集積回路装置の高
集積化を図ることができる。
前記情報蓄積用容量素子C及びnチャネルMOSQN上を
含むp型半導体基板1の素子形成面の全面には、前記層
間絶縁膜28が設けられている。この層間絶縁膜28は、例
えば、BPSG(Boron Phospho Silicate Glass)膜で構成
されている。前記データ線31及び配線31は、この層間絶
縁膜28上に設けられている。メモリセルアレイ部2にお
いて、この層間絶縁膜28より下層には、第1層目(11)
乃至第4層目(22)のゲート材が使用されている。一
方、周辺回路部では、第5層目(25)のゲート材が使用
されている。本実施例の構成によれば、前記メモリセル
アレイ部2では、前記第1層目(11)及び第2層目(1
2)のゲート材は、前記凹状領域8の底面(第2の表面
B)部に形成されているので、これらのゲート材の膜厚
による段差は、前記層間絶縁膜28の表面に形成されな
い。従って、メモリセルアレイ部2と周辺回路部との間
の領域においては、概略、前記第3層目(21)及び第4
層目(22)のゲート材の膜厚の合計と、前記第5層目
(25)のゲート材に膜厚との差に相当する分の段差のみ
が前記層間絶縁膜28の表面に形成されるので、この段差
は緩和される。従って、前記段差部において、メモリセ
ルアレイ部2から周辺回路部まで延在するデータ線31及
び配線31を形成する際のカバレッジ低下による断線不良
の発生、及びフォトレジスト膜を露光する際のマージン
低下によるエッチ残りの発生は低減されるので、半導体
集積回路装置の歩留りを向上することができる。
なお、図示していないが、前記データ線31及び配線31
の上層には、層間絶縁膜、シャント用のワード線、表面
保護膜の夫々が設けられている。
次に、本実施例の半導体集積回路装置の製造方法を、
第3A図乃至第3E図(本実施例の半導体集積回路装置を製
造工程毎に示す要部断面図)を用いて説明する。
まず、第3A図に示すように、p型半導体基板1の主面
(第1の表面A)の非活性領域に、素子間分離絶縁膜7
を形成する。この素子間分離絶縁膜7は、周知の選択酸
化法により形成する。また、図示していないが、この工
程で、前記素子間分離絶縁膜7に対して自己整合で、チ
ャネルストッパ領域を形成する。
次に、メモリセルアレイ部2の形成領域において、前
記p型半導体基板1の主面(第1の表面A)部をエッチ
ング除去し、第3B図に示すように、凹状領域8を形成す
る。この凹状領域8の底面(第2の表面B)と、前記p
型半導体基板1の主面(第1の表面A)との高さの差
は、例えば、1[μm]程度またはその以上である。
次に、前記p型半導体基板1の表面全面を、熱酸化
し、ゲート絶縁膜10を形成する。このゲート絶縁膜10
は、メモリセルを構成するMISFETKQT及びアイソレーシ
ョン用のMOSQIの夫々のゲート絶縁膜を構成する。
次に、前記p型半導体基板1の素子形成面の全面に、
導電膜例えば多結晶珪素膜を堆積する。または、この導
電膜を、前記凹状領域8内にのみ選択的に形成しても良
い。この後、この導電膜をフォトリソグラフィ技術でパ
ターンニングし、アイソレーション用のMOSQIのゲート
電極11を形成する。
次に、前記p型半導体基板1の素子形成面の全面に、
導電膜例えば多結晶珪素膜を堆積する。または、この導
電膜を、前記凹状領域8内にのみ選択的に形成しても良
い。この後、この導電膜をフォトリソグラフィ技術でパ
ターンニングし、転送用MISFETQTのゲート電極12を形成
する。
次に、メモリセルアレイ部2を形成する領域におい
て、主に、前記ゲート電極11,12をマスクとするイオン
打ち込みで、n型不純物を前記p型半導体基板1の第2
の表面B部に導入し、第3C図に示すように、n型半導体
領域15を形成する。このn型半導体領域15は、前記転送
用MISFETQT、アイソレーション用のMOSQIの夫々のソー
ス領域及びドレイン領域を構成する。
次に、前記p型半導体基板1の素子形成面の全面に、
絶縁膜17例えば酸化珪素膜を堆積する。この後、この絶
縁膜17をケッチングバックし、前記凹状領域8内を、こ
の絶縁膜17で埋め込む。また、選択的にこの絶縁膜17を
形成し、前記凹状領域8を、この絶縁膜17で埋込んでも
良い。この工程では、この絶縁膜17の表面と、前記p型
半導体基板1の第1の表面Aの高さがほぼ同じになるよ
うに、前記絶縁膜17を形成する。
次に、第3D図に示すように、この絶縁膜17に、前記転
送用MISFETQTの一対のn型半導体領域15の一方まで達す
る開口18を形成する 次に、前記p型半導体基板1の素子形成面の全面に、
導電膜例えば多結晶珪素膜を堆積する。この後、この導
電膜をフォトリソグラフィ技術でパターンニングし、情
報蓄積用容量素子Cの第1の電極20を形成する。
次に、前記p型半導体基板1の素子形成面の全面に、
酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化珪素の夫々を順次形成す
る。これらの酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜から
なる積層膜は、情報蓄積用容量素子Cの電荷蓄積用絶縁
膜21を構成する。
次に、前記p型半導体基板1の素子形成面の全面に、
導電膜例えば多結晶珪素膜を堆積する。この後、この導
電膜及び前記積層膜をフォトリソグラフィ技術でパター
ンニングし、情報蓄積用容量素子Cの第2の電極22、電
荷蓄積用絶縁膜21の夫々を形成する。
次に、前記第1図に示す周辺回路部のMOSQを形成す
る。
次に、前記メモリセルアレイ部2、周辺回路部の夫々
の領域上を含むp型半導体基板1の素子形成面の全面
に、層間絶縁膜28を形成する。この層間絶縁膜28は、例
えば、BPSG膜で形成する。前記メモリセルアレイ部2と
周辺回路部との間の領域において、この層間絶縁膜28の
表面には、前記第1の電極20、電荷蓄積用絶縁膜21、第
2の電極22の夫々の膜厚の合計と、前記ゲート電極25の
膜厚との差に相当する分の段差が形成されるが、この段
差は、前記従来の場合よりも緩和される。
次に、この層間絶縁膜28に、前記転送用MISFETQTの一
対のn型半導体領域15の他方、及び前記周辺回路部のMO
SQNの一対のn型半導体領域26の一方の夫々まで達する
接続孔29を形成する。
次に、前記接続孔29を通して、前記n型半導体領域1
5,26の夫々に接続されるデータ線31、及び配線31の夫々
を形成する。これらのデータ線31及び配線31は、例え
ば、タングステンシリサイド膜、アルミニウム膜等で形
成する。また、このデータ線31及び配線31を、例えば、
前記接続孔29内に選択CVD法で形成したタングステン
膜、このタングステン膜に接続されるアルミニウム配線
の両者で構成しても良い。
これらのデータ線31及び配線31の夫々を形成する工程
では、前記メモリセルアレイ部2と周辺回路部との間の
領域において、前記層間絶縁膜28の表面に形成されてい
る段差は緩和されているので、これらのデータ線31及び
配線31を形成する際のカバレッジ低下による断線不良の
発生、及びフォトレジスト膜を露光する際のマージン低
下によるエッチ残りの発生は低減されるので、半導体集
積回路装置の歩留りを向上することができる。
次に、前記p型半導体基板1の素子形成面の全面に、
層間絶縁膜を形成する。この後、この層間絶縁膜の上層
に、シャント用のワード線、表面保護膜の夫々を形成す
ることにより、本実施例の半導体集積回路装置は完成す
る。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である
ことは言うまでもない。
例えば、本実施例では、前記p型半導体基板1の第1
の表面Aと絶縁膜17の表面とをほぼ同一平面上に設けた
例を示したが、例えば、前記情報蓄積用容量素子Cの容
量を増やすために、前記第1の電極20の膜厚を大きくし
た場合には、この膜厚を大きくした分だけ前記絶縁膜17
の表面を前記第1の表面Aよりも低くすることにより、
前記層間絶縁膜28の表面に形成される段差を緩和するこ
とができる。
また、前記p型半導体基板1の第1の表面Aと第2の
表面Bとの高さの差を大きく、つまり、前記凹状領域8
の深さを深くすることにより、前記情報蓄積用容量素子
Cの蓄積電荷量を大きくすることができる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある 周辺回路部及びメモリセルアレイ部を有する半導体集
積回路装置において、歩留りを向上することができる。
また、前記半導体集積回路装置において、高集積化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の半導体集積回路装置の要部
断面図、 第2図は、前記半導体集積回路装置の平面図、 第3A図乃至第3E図は、前記半導体集積回路装置を製造工
程毎に示す要部断面図である。 図中、1……p型半導体基板、2……メモリセルアレイ
部、3,4……直接周辺回路、5……間接周辺回路、7…
…素子間分離絶縁膜、10……ゲート絶縁膜、11,12,25…
…ゲート電極、15……n型半導体領域、17……絶縁膜、
18,29……接続孔、20……第1の電極、21……電荷蓄積
用絶縁膜、22……第2の電極、28……層間絶縁膜、31…
…データ線,配線である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板主面の第1領域を第2領域に対
    して凹状に形成し、この第1領域に転送用MISFET及び情
    報蓄積用容量素子で構成されたメモリセルを配置し、 前記転送用MISFETを覆い前記第1領域を埋め込む絶縁膜
    を形成し、 前記絶縁膜に設けた開口内壁に沿って形成された第1の
    電極と電荷蓄積用絶縁膜を介してこの第1の電極と対向
    する第2の電極とによって前記容量素子が構成されてい
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】前記転送用MISFETと第2領域に形成される
    MISFETとは夫々のゲート電極が異なる導体層によって形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路装置。
  3. 【請求項3】前記情報蓄積用容量素子の上層にデータ線
    が延在していることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の半導体集積回路装置。
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