JP2905358B2 - 通信サービス方式及び通信サービスを実施するための交換システム - Google Patents

通信サービス方式及び通信サービスを実施するための交換システム

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JP2905358B2
JP2905358B2 JP5115643A JP11564393A JP2905358B2 JP 2905358 B2 JP2905358 B2 JP 2905358B2 JP 5115643 A JP5115643 A JP 5115643A JP 11564393 A JP11564393 A JP 11564393A JP 2905358 B2 JP2905358 B2 JP 2905358B2
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  • Signal Processing (AREA)
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  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発加入者番号(発信電話
番号)を着信側に通知する機能を備えた通信網における
通信サービス方式及び交換システムに係わり、特に加入
者に着信状況を提供する通信サービス方式及び該通信サ
ービスを実施するための交換システムに関する。現在、
電話やファクシミリ等の通信におけるサービスとして、
ユーザ(加入者)にそれらの利用状況を通知するサービ
ス(発呼情報提供サービス)がある。かかる発呼情報提
供サービスにおいては、毎月の料金通知と共に、発信毎
に、いつ(日時)、誰に(電話番号)、どのくらい電話
したか(通話時間)をリストアップした課金情報一覧表
を作成してユーザに提供する。すなわち、交換局(発交
換局)は自分に収容されている加入者から発呼があり、
通信が成立すると基礎データ(発加入者番号、着加入者
番号、通信開始時刻、通話時刻あるいは通信終了時刻)
を作成して料金センターに送信し、料金センターは該基
礎データを蓄積、編集し、毎月、ユーザ毎に料金通知を
作成すると共に課金情報一覧表を作成して提供する。
尚、発呼情報提供サービスは有料であり、該サービスを
享受する旨の登録をしたユーザのみに課金情報一覧表が
提供される。
【0002】ところで、情報社会の進展で、通信を利用
する機会が増加し、これにより通信量(トラヒック)が
年々増大している。かかる状態は、ユーザの通信利用状
況から見ると、(a) 発呼量が増加し、かつ、(b) 着呼量
が増加したことを意味する。発呼量が増加しても上記発
呼情報提供サービスを受けることにより、通信状況の把
握が可能である。しかし、着呼については着信情報提供
サービスがないため、ユーザは自己管理により、だれか
ら、どのくらい通信(着信)があったかを把握するだけで
あり、着呼量が増加すると着信状況を容易に把握できな
くなる。又、かかる自己管理法では通信中に着信があっ
た場合や応答しなかった場合(例えば、留守の時の着信)
には対応できない。これら通信中の着信や留守時の着信
に対しては、キャッチホンや留守番電話機能等で個別に
対応できるが、ある期間(例えば1カ月)における着信
状況を統一的に把握することができない。着信毎に、発
加入者番号、着信日時、通信状況(正常終了、通信中着
呼、加入者無応答の別)、通話時間等を把握できれば、
容易に顧客リストを作成することができ、しかも通信で
きなかった発信者に折り返し電話をかけることができ便
利である。このため、着信状況把握ニーズは、一般家庭
はもとより商店、通信販売業者、調査会社、マスメディ
ア(新聞、放送)で根強いものがある。
【0003】
【従来の技術】従来、通信中にかかってきた発信者の電
話番号を着信電話機に転送し、着信電話機内蔵のメモリ
あるいはICカードに記憶し、通話終了後、発信者電話
番号をディスプレイ部に表示して表示内容に基づいて相
手に発信する通話中着信電話番号記録方式がある(特開
平4-123648号)。又、無線端末機の電源オフ時刻と電源
オン時刻を交換機に登録しておき、オフ時刻からオン時
刻に該無線端末機に着信した呼の発信者電話番号と発信
時刻を記憶しておき、これら着信情報を前記オン時刻後
に無線端末機に通知する発信者番号表示方式がある(特
開平4-137930号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方式は
通話中のみに着信した発電話番号を端末側で記憶するも
のであり、又、後者の方式は無線端末機の電源オフ時の
みに着信した発電話番号等を記憶するものである。この
ため、従来方式は、任意の期間例えば月毎の着信状況を
統一的に把握してユーザに提供するようなサービスを行
うことができない。すなわち、従来方式はある期間内に
着信した全呼の発電話番号(発加入者番号)、着電話番
号(着加入者番号)、着信日時、通信状況(正常終了、
通信中着呼、加入者無応答の別)等を記憶しておき、要
求によりあるいは定期的にユーザ毎に着信情報を編集し
て提供するサービスは不可能である。又、従来方式では
着信情報より顧客リストを作成するということは不可能
である。更に、従来方式では発電話番号や着信時刻のみ
を記憶するものであり、発信者の住所や氏名等を併せて
記憶するものではないため、相手を特定することが困難
である。
【0005】以上から本発明の目的は、ユーザに該ユー
ザのすべての着信情報(発電話番号、着電話番号、通信
時刻、通信状況、通話時間等)を提供できる通信サービ
ス方式及び該通信サービスを実施するための交換システ
ムを提供することである。本発明の別の目的は、着信情
報に発加入者の住所や氏名等の高度な情報を含ませてユ
ーザに提供できる通信サービス方式及び該通信サービス
を実施するための交換システムを提供することである。
本発明の更に別の目的は、発加入者に関する情報(電話
番号、氏名、住所等)が着信情報に含まれて着加入者に
提供されるのを禁止できる通信サービス方式及び該通信
サービスを実施するための交換システムを提供すること
である。本発明の他の目的は、着信情報提供サービスを
受けるか、否かを端末側より容易に網に通知できる通信
サービス方式及び該通信サービスを実施するための交換
システムを提供することである。本発明の更に他の目的
は、ユーザからの要求によりオンラインで通信情報を提
供できる通信サービス方式及び該通信サービスを実施す
るための交換システムを提供することである。本発明の
別の目的は一定期間内の通信情報をユーザ毎に出力して
各ユーザに提供できる通信サービス方式及び該通信サー
ビスを実施するための交換システムを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。11は着側のISDN交換機(着信局)、1
2は発側のISDN交換機(発信局)、13,14はI
SDN端末機、21は発加入者番号を着信側に通知する
機能を備えた通信網である。着信局11は配下の加入者
に着信がある毎に、着加入者番号と発加入者番号と通信
時刻を少なくとも含む着信基礎データABDを作成す
る。51は着信基礎データに基づいてユーザ毎の着信状
況リストを出力するサービス提供センター(通信センタ
ー)である。71は制御部、72は着信基礎データに二
次データを結合してなる着信情報を格納するメモリ、7
3は加入者番号に対応させて加入者の住所、氏名を含む
二次データを記憶するデータベース、74はユーザ毎に
着信状況リストを出力するプリンタ、78は着信状況リ
ストである。
【0007】
【作用】着信局11は自配下の端末機13,・・に着信
がある毎に、着加入者番号と発加入者番号と通信時刻を
少なくとも含む着信基礎データABDを作成し、該着信
基礎データを通信センター51に送信する。通信センタ
ー51は該通信基礎データABDをメモリ72に記憶
し、出力要求信号REQの発生によりメモリに記憶して
ある着信基礎データに基づいてユーザ毎に着信状況リス
ト78を作成して出力する。このようにすれば、各ユー
ザは所定期間内におけるあらゆる着信状況を把握でき
る。又、着信基礎データに、正常終了、通信中着呼、加
入者無応答の別を示す通信状況や通信時間を含ませれ
ば、ユーザはより詳細な着信状況を把握することができ
る。更に、加入者番号に対応させて加入者の住所、氏名
を少なくとも有する二次データをデータベース73に登
録しておき、制御部71は着信基礎データABDに含ま
れる発加入者番号に応じた二次データをデータベース7
3から検索し、該二次データを着信基礎データに結合し
て着信情報を作成してメモリ72に記憶し、出力要求信
号REQの発生により着信情報に基づいてユーザ毎に着
信状況リスト78を出力する。このようにすれば、着信
情報に発信者の住所や氏名等の高度な情報を含ませてユ
ーザに提供でき、着信情報の利用価値を高めることがで
きる。例えば、着信情報リストより顧客リストを容易に
作成することができる。
【0008】又、着信状況リスト78に加入者情報が含
まれるのを許可するか、禁止するかを発端末14より指
示し、通信網21は該許可/禁止データを発加入者番号
と共に着信局11に送信し、着信局は着信基礎データA
BDに許可/禁止データを含ませる。通信センター51
は許可/禁止データを参照して禁止が指示されている場
合には、着信状況リスト78に加入者情報(電話番号、
住所、氏名等)を含ませない。このようにすれば、着信
状況リストにより自分の電話番号、住所、氏名等が開示
されるのを好まない発加入者は、これら情報が開示され
るのを容易に禁止できる。更に、端末機13より加入者
が着信情報提供サービスを享受するか、しないかを設定
して局11に通知し、局11は加入者番号に対応させて
該サービスの要・不要を内蔵のメモリに登録する。そし
て、着信時、着信局11は着加入者が着信情報提供サー
ビスを必要としているか否かをチェックし、必要として
いる場合のみ、着信基礎データを作成して、通信センタ
ー51に送信する。このようにすれば、容易に、着信情
報提供サービスの享受ができるようになる。又、通信セ
ンター51はユーザから要求があった時にオンライン
で、かつ、一定期間毎にオフラインで着信状況リストを
出力してユーザに提供するように構成する。このように
すれば、ユーザは必要時にいつでもあるいは定期的に通
信状況リストを入手することができる。
【0009】
【実施例】全体の構成 図2は本発明に係わる通信システムの全体構成図であ
る。11,12は加入者が接続されたISDN交換機、
13,14はISDN端末、15はデジタル加入者線、
16はデジタル加入者線の宅内側を終端する網終端装置
(NT:NetworkTrmination)、17はデジタル加入者線
の交換機側を終端する伝送路終端装置(LN:Line Ter
mination)であり、ISDNユーザ・網インターフェー
スとして基本インターフェース(Basic Rate Interface)
が適用されている。基本インターフェースは、Bチャネ
ルと呼ばれる伝送速度64Kビット/秒の情報チャンネル
2つと、Dチャネルと呼ばれる伝送速度16Kビット/秒
の制御信号兼情報チャネル1つの合計3チャネルを多重
化したものである。21は発加入者番号を着信側に通知
する機能を備えたISDN網であり、21aは中継網、
21bはNO.7共通線信号網である。ISDNの信号方式
は、加入者線区間にはデジタル加入者線信号方式(DS
S-1:Digital Subscriber Signaling System-1)、局
間中継回線区間にはNO.7共通線信号方式(NO.7 Common C
hannel Signaling System)を適用する。デジタル加入者
線信号方式により、回線交換のためのDチャネル上のレ
イヤ2とレイヤ3のプロトコル(LAPD:Link Access
Procedure on the D-channel)を実現し、NO.7共通線信
号方式によりISDN交換機と中継交換機間の通信回線
群に対応する接続制御信号の転送を実現する。
【0010】41は交換機の中央処理装置に接続された
保守コンソール、42はパソコン、51はサービス提供
センターである。サービス提供センター51はNO.7共通
線信号網21bを介して加入者交換機(Local Switch)
11,12,・・・より発信基礎データや着信基礎デー
タを受信し、毎月ユーザ(加入者)毎に料金通知や着信状
況リストを作成してユーザに提供する。又、サービス提
供センター51は、パソコン42よりの要求に基づいて
オンラインで着状況リストを作成して該パソコンに転送
する。
【0011】ISDN交換機 ISDN交換機11において、11aはデジタル加入者
線インターフェース回路DLC、11bは64Kビット
/秒のデジタル情報の交換を行うスイッチ回路網SW、
11cはデジタルトランクTRK、11dはISDN交
換機とNO.7共通線信号網との間で共通線信号を送受信す
る共通線信号装置(CSE:Common Channel Signaling
Equipment)、11eは制御システムである。制御シス
テム11eにおいて、31はDSS-1信号処理装置(D
SPE)、32はスイッチ制御装置(SWC)、33は
NO.7共通線信号処理装置(CSPE)、34は中央処理
装置(CPU)、35は主記憶装置である。
【0012】デジタル加入者線インターフェース回路1
1aは、Bチャネル及びDチャネル上の転送情報、信号
を多重化・分離する(ユーザの下り方向には多重化、上
り方向には分離)。多重化・分離されるBチャネルはス
イッチ回路網11bの上り/下り面にそれぞれ収容さ
れ、又、多重化・分離されるDチャネルはDSS-1信号
処理装置31に終端される。DSS-1信号処理装置31
はDSS-1に従ってDチャネルのレイヤ2のフレーム上
で転送されるレイヤ3の交換制御を実行する。NO.7共通
線信号処理装置33はNO.7共通線信号方式に従って他局
との間の制御情報の転送処理を行う。スイッチ制御装置
32は中央処理装置34からの指示に従ってスイッチ回
路網11bのスイッチングを制御する。中央処理装置3
4は交換処理プログラムを順次実行し、各装置31〜3
3との間で制御情報の受け渡しを行うと共に、課金処理
や着信情報提供サービスに関連する処理を実行する。主
記憶装置35はプログラム、加入者データ、課金のため
の発信基礎データ、着信情報提供サービスのための着信
基礎データ等を記憶する。
【0013】図3は主記憶装置35に記憶される加入者
データ、発信基礎データ、着信基礎データの説明図であ
る。加入者データは図3(a)に示すように、ISDN交
換機11に収容されている加入者の番号(加入者番号)
に対応させて料金の支払状況、端末の使用/未使用
状態、各種サービス、例えば着信情報提供サービスを
受けるか、否かのデータ、・・・等が記憶されている。
発信基礎データは図3(b)に示すように、ユーザが発呼
して通信する毎に作成され、発加入者番号C1、着加入
者番号C2、通信開始時刻C3、通話時間C4等で構成
される。着信基礎データABDは着信がある毎に作成さ
れ、図3(c)に示すように、着加入者番号A1、発加入
者番号A2、開示許可表示A3、通信開始時刻A4、通
信終了時刻A5、通信状況A6等で構成される。開示許
可表示A3は、着信状況リストに加入者情報が含まれる
のを許可するか、禁止するかを指示するもの、通信状況
A6は正常終了、通信中着呼、加入者無応答の別を示す
ものである。
【0014】ISDN端末 図4は各ISDN端末13,14の構成図である。61
はISDN端末の全体の制御を行うプロセッサ(CP
U)、62はプログラムメモリ、63はデータメモリ、
64は音声送受回路、65はDチャネルの信号終端回
路、66はディスプレイ部、67はテンキー、68は各
種データを入力するファンクションキー部であり、各部
はバス線69を介して相互に接続されている。データメ
モリ63の所定記憶域には、呼制御時にSET UPメ
ッセージ(呼設定要求メッセージ)に乗せて送信する加
入者番号TNO.、伝達能力(Bearer Capability)BC
等の各種データが記憶されている。音声送受回路64に
は図示しないが送受話器やアナログ信号(音声等)とデ
ジタルデータの相互変換を行う音声制御部やインターフ
ェース制御部が設けられている。ファンクションキー部
68には、発信キー(CLK)68aや終了キー(E
K)68b、加入者が着信情報提供サービスを享受する
か、しないか設定するためのサービス登録キー(SR
K)68cや着信状況リストに加入者情報が含まれるの
を許可するか、禁止するかを指示するための開示指示キ
ー(DDK)68d等が設けられている。
【0015】サービス提供センター 図5はサービス提供センター51の構成図である。71
は着信情報提供処理や課金処理等を行うプロセッサ(C
PU)、72は着信情報や課金情報を記憶するメモリ、
73は加入者情報(二次データ)を記憶するデータベー
ス、74はユーザ毎に着信状況リストを出力するプリン
タ、75は通信網を介してパソコンと接続された信号終
端回路、76a〜76nはNO.7共通線信号網との間で共
通線信号を送受信する共通線信号装置(CSE)、77
は操作部、78はプリンタから印刷出力される着信状況
リストである。データベース73には、加入者情報テー
ブル73aと加入者情報ブロック73bが設けられてい
る。加入者情報ブロック73bには、加入者毎に、加入
者の種別(法人、個人の別)S1、住所S2、氏名S
3、年齢S4、職業S5等が登録され、加入者情報テー
ブル73aには、加入者番号と加入者情報記憶アドレス
の対応関係が登録されている。
【0016】サービス提供センター51にはNO.7共通線
信号網21bを介して各加入者交換機(Local Switch)
より発信基礎データや着信基礎データが転送されてく
る。プロセッサ71は共通線信号装置76a〜76nを
介してこれらデータを取り込み、課金処理や着信情報提
供サービス処理を実行する。例えば、図3(c)に示す着
信基礎データABDが加入者交換機より送られてくる
と、該着信基礎データに含まれる発加入者番号A2に応
じた加入者情報をデータベース73から検索し、該加入
者情報を着信基礎データABDに結合して図6に示す着
信情報を作成してメモリ72に蓄積し、出力要求によ
り、該着信情報に基づいてユーザ毎に着信状況リストを
編集、出力する。
【0017】呼制御手順 図7はISDN呼制御手順説明図である。ISDN端末
14よりISDN端末13の電話番号を入力して発呼す
ると、ISDN端末とISDN交換機との間のリンクが
設定される。リンク設定完了により、発端末14はSE
T UPメッセージ(呼設定要求メッセージ)をISD
N網に送る。ISDN網は発端末14にCALL PR
OCメッセージ(呼設定のための処理中通知)を送出す
ると共に、SET UPメッセージを着端末13に送
る。着端末13は呼設定処理が終了すれば、呼出し音を
鳴らすと共にALERTメッセージ(被呼者呼出し通
知)をISDN網を介して発端末14に通知する。しか
る後、着信者が受話器を取って応答すれば(オフフッ
ク)、着端末13はCONNメッセージ(応答通知)を
ISDN網に送出する。これにより、ISDN網はCO
NN ACKメッセージ(確認通知)を着端末13に送
出すると共に発端末14にCONNメッセージを送出す
る。以上により、両端末間のBチャネルが接続されて通
信が可能になる。
【0018】通話が終了して例えば着端末13の受話器
を戻すと(オンフック)、着端末はDISCメッセージ
(呼解放の要求)をISDN網に出力する。ISDN網
はDISCメッセージを発端末14に送出すると共に、
チャネルの切断と呼番号の解放を行い、RELメッセー
ジ(チャネル切断完了と呼番号解放要求)を着端末13
に送出する。着端末13はRELメッセージの受信によ
り呼番号を解放してREL COPMメッセージ(チャ
ネル解放と呼番号解放完了通知)をISDN網に送出す
る。発端末14はDISCメッセージを受信すると呼番
号の解放を行い、RELメッセージをISDN網に送出
する。ISDN網はRELメッセージの受信によりチャ
ネルと呼番号の解放をしてREL COPMメッセージ
を発端末14に送って呼制御を終了する。
【0019】SET UPメッセージは、通信を始める
ために必要な各種番号や希望する通信形態などの情報を
転送するためのもので、図8に示す構成を有している。
すなわち、SETUPメッセージは共通部と個別部
に大別され、共通部にはプロトコル識別子(Protocol
Discriminator)、呼番号(Call Reference)のオクテッ
ト長、呼番号、SETUPメッセージタイプ等が含ま
れ、個別部には、各種情報が含まれる。各種情報は情
報要素識別子IIDと情報要素内容のオクテット長LG
と情報要素内容ICTで構成されている。図8では(1)
伝達能力情報(交換モード、情報転送能力、情報転送速
度)、(2) 使用チャネル情報、(3) 発信者の番号(発加
入者番号)、(4) 着信者の番号(着加入者番号)、(5)
着信状況選択情報(Incoming call logging Informatio
n Identification)の5つの情報要素がが含まれてい
る。
【0020】図9は着信状況選択情報要素の説明図であ
り、情報要素識別子IIDと情報要素長(オクテット長)
LGと情報要素内容ICTで構成されている。情報要素
内容ICTの第1、第2ビットは発加入者情報の開示許
可表示を記入する領域であり、第3〜第7ビットは将来
の別の情報表示のために予約されている予約領域(通常
は”0”)である。第1、第2ビットの”10”は開示
不可(開示禁止)を意味し、着信状況リストに発加入者
情報が含まれるのを禁止する。第1、第2ビットの”0
1”は開示可能(開示許可)を意味し、着信状況リスト
に発加入者情報が含まれるのを許可する。第1、第2ビ
ットの”00”,”11”は将来の別の開示状態を表示
するために予約されている者で、例えば、”11”であ
れば、発加入者の電話番号のみ開示を許可し、住所、氏
名等の二次データの開示を禁止するというように使用で
きる。以上のように、ISDNにおいてはSET UP
メッセージにより発加入者番号、着加入者番号、開示許
可/禁止表示を含む着信状況選択情報等を発端末より着
側に転送することができる。
【0021】全体の動作 (a) 着信基礎データの作成処理 予め、加入者はISDN端末13のサービス登録キー6
8c(図4)を操作して着信情報提供サービスを享受す
るか、しないかをISDN交換機11に設定しておく。
例えば、サービス非加入の状態でサービス登録キー68
cを押し下げると、ISDN端末13とISDN交換機
11の間でサービス登録手順に従って情報の授受が行わ
れ、主記憶装置35の加入者データ欄(図3(a))に該サ
ービスに加入した旨の表示が記入される。かかる状態
で、加入者が発端末14より着端末13の着番号を入力
して発呼すると、発端末14はSET UPメッセージ
(図8参照)を送出する。図10は発側のISDN端末
14の発呼操作手順説明図である。発呼に際して、発信
キー68aを押下し、しかる後に着番号を入力し、つい
で、開示指示キー68dにより発加入者情報の開示許可
/禁止を入力し、最後に終了キー68bを押下する。こ
れにより、発端末14はリンクが設定された後、SET
UPメッセージを送出する。尚、発加入者情報の開示
許可/禁止をデータメモリ63(図4)に設定してお
き、発呼の都度、開示指示キー68dを操作しないよう
にもできる。この場合、開示指示キー68dを操作する
毎に許可状態から禁止状態に、あるいは禁止状態から許
可状態に変更できるようにする。
【0022】発端末14より送出されたSET UPメ
ッセージに含まれる各種情報は発側ISDN交換機12
→NO.7共通線信号網21bを介して着側のISDN
交換機11に送られる。着信側のISDN交換機11の
中央処理装置34は着信があると、図11、図12に示
す着信処理を実行する。すなわち、着番号を参照し、該
着番号が自局に収容されている端末の番号であるかチェ
ックし(ステップ101)、自局に収容されていなけれ
ば、イリーガルな着信に対する処理を実行する(ステッ
プ102)。しかし、着番号が自局に収容されている端
末の番号であれば、着加入者の加入者データ(図3(a))
を参照して着加入者が着信情報提供サービスに加入して
いるか調べる(ステップ103)。着加入者が着信情報
提供サービスに加入していなければ、着加入者は通信中
か否かをチェックする(ステップ104)。一方、着加
入者が着信情報提供サービスに加入していれば、発加入
者番号、着加入者番号、発加入者情報の開示許可/禁止
の別(開示許可表示)等を保存し(ステップ105)、
ついで、着加入者が通信中か否かをチェックする(ステ
ップ104)。
【0023】着加入者が通信中でなければ、接続処理を
行う(ステップ106)。しかし、通信中でなければ、
着加入者が着信情報提供サービスに加入しているか調べ
る(ステップ107)。着加入者が着信情報提供サービ
スに加入していなければ、通信中着信拒否処理を行い着
信処理を終了する(ステップ108)。一方、着加入者
が着信情報提供サービスに加入していれば、図3(c)に
示す着信基礎データABDを作成し、サービス提供セン
ター51に送り(ステップ109)、以後、通信中着信
拒否処理を行い着信処理を終了する(ステップ10
8)。尚、この場合、着信基礎データABDにおいて、
通信開始時刻A4として通信時刻(着信時刻)が記入さ
れ、通信終了時刻はブランクとされる。又、通信状況表
示A6として「通信中」が記入される。
【0024】ステップ106において接続処理が行わ
れ、着信者無応答により、あるいは、通話終了により切
断状態になると、中央処理装置34は着加入者が着信情
報提供サービスに加入しているか調べる(ステップ11
0)。着加入者が着信情報提供サービスに加入していな
ければ、通常の解放処理を行って着信処理を終了する
(ステップ111)。しかし、着加入者が着信情報提供
サービスに加入していれば、図3(c)に示す着信基礎デ
ータABDを作成し、サービス提供センター51に送り
(ステップ112)、以後、通常の解放処理を行って着
信処理を終了する(ステップ111)。尚、この場合、
着信基礎データABDにおいて、通話後の切断(完了
呼)の場合には通信状況表示A6として「正常終了」が
記入され、着信者無応答による切断(不完了呼)の場合
には通信開始時刻A4として着信時刻が記入され、通信
終了時刻はブランクとされ。又、通信状況表示A6とし
て「無応答」が記入される。
【0025】図13は着信基礎データをサービス提供セ
ンター51に送信する着信局・センター間の通信手順説
明図である。着側のISDN交換機11はステップ10
9、112において着信基礎データをサービス提供セン
ター51に送出する場合には以下の手順に従う。すなわ
ち、NO.7共通線信号網21bを介して情報送信通知を
センター51に送る。サービス提供センター51は情
報(着信基礎データ)を受信できる状態であれば、送信
許可応答をISDN交換機11に送り返す。ISDN
交換機11は送信許可応答の受信により、情報(着信基
礎データ)をサービス提供センター51に送信する。
これにより、サービス提供センター51は受信データを
記憶すると共に、受信確認応答をISDN交換機に返
し、ISDN交換機11は情報送信終了通知をセンタ
ー51に送って通信を終了する。尚、以上では1つの着
信基礎データ毎に着信交換機よりサービス提供センター
51に送信する場合であるが、着信交換機で着信基礎デ
ータを蓄積しておき、一括してサービス提供センター5
1に送信することもできる。
【0026】(b) 着信情報作成処理 図14は着信基礎データ受信時におけるサービス提供セ
ンターの処理フロー図である。サービス提供センター5
1(図5)の制御部71は、着信交換機11よりNO.7共
通線信号網21b、共通線信号装置76a〜76nを介
して着信基礎データABDを受信すると、該着信基礎デ
ータに含まれる開示許可表示A3を参照し、発加入者情
報の開示が許可されているか、禁止されているかチェッ
クする(ステップ201)。発加入者情報の開示が許可
されていれば、着信基礎データABDより発加入者番号
A2を抽出し(ステップ202)、該発加入者番号に基
づいてデータベース73をアクセスし、発加入者の加入
者情報(加入者種別、住所、氏名、年齢、職業等)を求
める(ステップ203)。ついで、着信基礎データに発
加入者情報を結合して着信情報(図6参照)を作成し
(ステップ204)、該着信情報をメモリ72に記憶し
て処理を終了する(ステップ205)。一方、ステップ
201において、発加入者情報の開示が禁止されている
場合には着信基礎データより発加入者番号を除いたもの
を着信情報として編集し(ステップ206)、該着信情
報をメモリ72に記憶する(ステップ205)。尚、発
加入者情報の開示が禁止されていても、発加入者番号は
着信情報に含ませるようにすることもできる。以下で
は、発加入者番号が含まれているものとする。
【0027】(c) 着信状況リスト出力処理 図15はサービス提供センター51の着信状況リスト出
力処理のフローである。制御部71は操作部あるいは外
部より着信状況リストの出力要求があったか否かを監視
しており(ステップ301)、出力要求があると、一定
期間毎の出力要求か(操作部からのオフライン出力要求
REQか)、あるいは外部パソコンからのオンライン要
求かを判断する(ステップ302)。オフライン出力要
求であれば、加入者毎に一定期間(例えば1月)単位で
加入者の着信状況リストを編集し、プリンタ74より印
刷出力する(ステップ303)。図16は着信状況リス
ト78の出力フォーマットの例であり、加入者名、加入
者番号表示欄78a、着信状況の期間表示欄78b、着
信状況表示欄78cを備え、着信状況表示欄78cには
着信毎に着信情報78c-1,78c-2,・・・78c-mが印刷される。
発加入者情報の開示が許可されている場合には、通番、
発加入者番号、開示許可表示、通信開始時刻、通信終了
時刻、通信状況、発加入者氏名、住所、年齢、職業が印
刷され、発加入者情報の開示が禁止されている場合に
は、通番、発加入者番号、開示許可表示、通信開始時
刻、通信終了時刻、通信状況が印刷される。
【0028】加入者の着信状況リストを出力する毎に全
加入者のリストを出力したかチェックし(ステップ30
4)、全加入者についてリストが出力するまでステップ
303の処理を繰り返す。一方、ステップ302におい
て、オンライン出力要求であれば所定の通信手順に従っ
て外部パソコン42より加入者番号及び着信状況の期間
を受信する(ステップ305)。ついで、加入者の着信
情報のうち指定された期間内のリストを作成し(ステッ
プ306)、該リストを外部パーソナル42に転送して
リスト出力処理を終了する(ステップ307)。
【0029】図17はオンラインアクセス手順説明図で
ある。オンライン端末であるパソコン42より着信状
況をオンライン要求する場合には、端末よりサービス提
供センター51の番号を入力してリンクを設定する。こ
れにより、サービス提供センター51の制御部71は
端末にID(加入者番号)とパスワードを要求する。
端末は該要求をディスプレイ部に表示し、加入者がID
とパスワードを入力すれば、該入力されたIDとパスワ
ードをサービス提供センター51に送信する。制御部
71は端末よりIDとパスワードを受信すれば、該パス
ワードが正しいかチェックし、正しければ、出力すべき
着信情報の日時を端末に要求する。端末42は該要求
をディスプレイ部に表示し、加入者が日時を入力すれ
ば、該入力された日時を制御部71に送信する。以
後、制御部71は、指定された加入者の着信情報のうち
指定された日時内のリストを作成し、該リストを端末に
転送する。尚、日時のかわりに期間を入力することもで
きる。
【0030】変形例 以上では、着信基礎データをサービス提供センターに送
信し、サービス提供センターで着信状況リストを作成出
力する場合であるが、着信局で着信状況リストを作成出
力するように構成することもできる。図18はかかる場
合のISDN交換機の構成図であり、図2の実施例と同
一部分には同一符号を付している。11fは着信情報提
供サービス部、36は制御システム11e内に設けら
れ、着信情報提供サービス部とデータ授受する通信制御
部である。着信情報提供サービス部11fは図5のサー
ビス提供センター51と略同一の構成を備えており、着
信情報提供処理を行うプロセッサ(CPU)11f-1と、
着信情報を記憶するメモリ11f-2と、加入者情報を記憶
するデータベース11f-3と、ユーザ毎に着信状況リスト
を出力するプリンタ11f-4と、制御システム側とデータ
通信を行う通信制御部11f-5と、外部のオンライン端末
と通信回線を介して接続される信号終端回路11f-6と、
操作部11f-7を備えている。データベース11f-3は図5の
データベース73と同一の加入者情報を記憶するもの
で、外部の通信センター等に設け、各加入者交換機で共
通に使用することもできる。
【0031】着信情報提供サービス部11fには制御シ
ステム11eより着信基礎データABDが転送されてく
る。プロセッサ11f-1は着信基礎データを取り込み、図
14のフローと同様の着信情報提供サービス処理を実行
する。例えば、着信基礎データABDが制御システム1
1eより送られてくると、該着信基礎データに含まれる
発加入者番号に応じた加入者情報をデータベース11f-3
から検索し、該加入者情報を着信基礎データに結合して
着信情報を作成してメモリ11f-2に蓄積する。又、プロ
セッサ11f-1はリスト出力要求があると図15のフロー
と同様のリスト出力処理を実行する。すなわち、オフラ
イン出力要求あるいはオンライン出力要求によりメモリ
11f-2に記憶してある着信情報に基づいてユーザ毎に着
信状況リスト11f-8を編集、出力する。以上では、発端
末より加入者情報の開示許可/禁止データを着信側に送
信しているが、このデータを送信せず、すべての着信に
際して着信情報に加入者番号あるいは加入者情報を含め
て印刷するようにもできる。
【0032】以上ではデータベースに加入者の住所、氏
名、年齢、職業を登録しておき、これら加入者情報を着
信情報に含ませて出力する場合であるが、更に詳細な加
入者情報を着信情報に含ませて出力することもできる。
例えば、サービス提供センター51より銀行等に備え付
けのデータベースをアクセスできるようにし、該データ
ベースより顧客の預金高、貸付高、顧客の信用度等を求
め、これら情報を着信状況リストに印刷して出力するよ
うにもできる。このようにすれば、着信状況リストより
得られる顧客リストを非常に有効なものとすることがで
きる。以上では本発明をISDN網に適用した場合につ
いて説明したが、ISDN網に限ることはなく、発番号
を伝送できるネットワークに適用できるものである。以
上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の
範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能で
あり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0033】
【発明の効果】以上本発明によれば、着信局は着信があ
る毎に、着加入者番号と発加入者番号と通信時刻を少な
くとも含む着信基礎データを作成し、該着信局又は通信
センターは着信基礎データに基づいてユーザ毎に着信状
況リストを作成して出力するように構成したから、各ユ
ーザは所定期間内におけるあらゆる着信状況を把握する
ことができる。又、着信基礎データに、正常終了、通信
中着呼、加入者無応答の別を示す通信状況を含ませれ
ば、ユーザはより詳細な着信状況を把握することができ
る。更に、本発明によれば、加入者番号に対応させて発
信者の住所、氏名を少なくとも有する二次データをデー
タベースに登録しておき、着信基礎データに含まれる発
加入者番号に応じた二次データをデータベースから検索
し、該二次データを着信基礎データに結合して着信情報
を作成し、該着信情報に基づいてユーザ毎に着信状況リ
ストを出力するように構成したから、発信者の住所や氏
名等の高度な情報を着信情報に含ませてユーザに提供で
き、着信情報の利用価値を高めることができる。例え
ば、着信状況リストより顧客リストを容易に作成するこ
とができる。
【0034】又、本発明によれば、着信状況リストに加
入者情報が含まれるのを許可するか、禁止するかを発端
末より指示し、通信網は該許可/禁止データを発加入者
番号と共に着信局に送信し、着信局又は通信センターは
許可/禁止データを参照して禁止が指示されている場
合、着信状況リストに加入者情報(電話番号、住所、氏
名等)を含まないように構成したから、着信状況リスト
により自分の電話番号、住所、氏名等が開示されるを好
まない発加入者は、これら情報が開示されるのを容易に
禁止できる。更に、本発明によれば、端末より加入者が
着信情報提供サービスを享受するか、しないか設定して
網に通知し、網は加入者番号に対応させて該サービスの
要・不要を内蔵のメモリに登録するようにしたから、容
易に、着信情報提供サービスの享受ができる。又、本発
明によれば、着信局又は通信センターはユーザから要求
があった時にオンラインで、かつ、一定期間毎にオフラ
インで着信状況リストを出力してユーザに提供するよう
にしたから、ユーザは必要時にいつでもあるいは定期的
に着信状況リストを入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の通信システムの全体構成図である。
【図3】主記憶装置に記憶されるデータ説明図である。
【図4】ISDN端末の構成図である。
【図5】サービス提供センターの構成図である。
【図6】着信情報説明図である。
【図7】ISDNの呼制御手順説明図である。
【図8】SET UPメッセージの説明図である。
【図9】着信状況選択情報要素の説明図である。
【図10】発呼操作手順説明図である。
【図11】着信処理のフロー図(その1)である。
【図12】着信処理のフロー図(その2)である。
【図13】着信局・センター間の通信手順説明図であ
る。
【図14】着信基礎データ受信時の処理フロー図であ
る。
【図15】リスト出力時のフローである。
【図16】着信状況リストフォーマット説明図である。
【図17】オンラインアクセス手順説明図である。
【図18】着信局でリストを出力する場合の交換機の構
成図である。
【符号の説明】
11・・着側のISDN交換機(着信局) 12・・発側のISDN交換機(発信局) 13,14・・ISDN端末機 21・・通信網 51・・サービス提供センター(通信センター) 71・・制御部 72・・メモリ 73・・データベース 74・・プリンタ 78・・着信状況リスト ABD・・着信基礎データ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発加入者番号を着信側に通知する機能を
    備えた通信網における通信サービス方式において、 着信局は配下の加入者に着信がある毎に、着加入者番号
    と、発加入者番号と、通信時刻と、正常終了、通信中着
    呼、加入者無応答の別を示す通信状況とを少なくとも含
    む着信基礎データを作成し、 該着信基礎データを着信局で保持し、あるいは通信セン
    ターに送信し、 着信局あるいは通信センターは出力要求により、着信基
    礎データに基づいて着信状況リストを出力する通信サー
    ビス方式。
  2. 【請求項2】 発加入者は端末より、前記着信状況リス
    トにより加入者情報が開示されるのを許可するか、禁止
    するかを通信網に指示し、 通信網は該許可/禁止データを発加入者番号と共に着信
    側に送信し、 着信局又は通信センターは禁止が指示されている場合に
    は、着信状況リストに加入者情報を含ませない請求項1
    記載の通信サービス方式。
  3. 【請求項3】 着信局は着信基礎データに前記許可/禁
    止データを含ませる請求項2記載の通信サービス方式。
  4. 【請求項4】 端末より加入者が着信情報提供サービス
    を享受するか、しないかを設定して局に通知し、 局は加入者番号に対応させて該サービスの要・不要を登
    録し、 着信時、着信局は着加入者が前記着信情報提供サービス
    を必要としているかチェックし、 必要としている場合のみ、着信基礎データを作成する請
    求項1記載の通信サービス方式。
  5. 【請求項5】 着信局又は通信センターは一定期間以上
    着信情報を蓄積し、着加入者毎に該一定期間の着信状況
    を一括してリストにより出力する請求項1記載の通信サ
    ービス方式。
  6. 【請求項6】 発加入者番号を着信側に通知する機能を
    備えた通信網に接続された交換システムにおいて、 着信状況リストの提供を受ける加入者を予め登録してお
    く手段と、 該登録手段に登録された配下の加入者に着信がある毎
    に、着加入者番号と、発加入者番号と、通信時刻と、正
    常終了、通信中着呼、加入者無応答の別を示す通信状況
    を少なくとも含む着信基礎データを作成する手段と、 出力要求により該着信基礎データに基づいて、各加入者
    対応に着信状況リストを出力する手段を有する交換シス
    テム。
  7. 【請求項7】 発加入者より指示された前記着信状況リ
    ストにより加入者情報が開示されるのを許可するか、禁
    止するかを示す許可/禁止データを発加入者番号と共に
    通信網より受信し、禁止が指示されている場合には、着
    信状況リストに加入者情報を含ませない請求項6記載の
    交換システム。
  8. 【請求項8】 着信基礎データに前記許可/禁止データ
    を含ませる請求項7記載の交換システム。
  9. 【請求項9】 一定期間以上着信情報を蓄積し、着加入
    者毎に該一定期間の着信状況を一括してリストにより出
    力する請求項6記載の交換システム。
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