JP2905223B2 - 縦型製袋充填包装機の万能製袋器 - Google Patents

縦型製袋充填包装機の万能製袋器

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JP2905223B2 JP20897789A JP20897789A JP2905223B2 JP 2905223 B2 JP2905223 B2 JP 2905223B2 JP 20897789 A JP20897789 A JP 20897789A JP 20897789 A JP20897789 A JP 20897789A JP 2905223 B2 JP2905223 B2 JP 2905223B2
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清司 宮崎
幸雄 小谷野
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、縦型製袋充填包装機の万能製袋器に関す
る。
[従来の技術] 従来の縦型製袋充填包装機の製袋器は、第10図及び第
11図に示すように、上板1と下板2が複数本のロッド3
によって一体に連結され、上板1から製品落下筒4が下
板2に設けられた孔2aを通して所要下方に延びて垂下さ
れており、また上板1から立上がり製品落下筒4を取囲
む前側が割れた筒部5aとセーラー襟部5bとからなるフォ
ーマー5が設けられてなり、後方から連続する帯状の包
装フィルムFをフォーマー5の上に導いてさらにフォー
マー5と製品落下筒4の間に筒状に導き、かつ、フィル
ム両縁f、fをフォーマー5の前側のスリット5cを通し
て外側へ導いて合掌状または前後の重なりとするもので
ある。
[発明が解決しようとする課題] 従来の縦型製袋充填包装機の製袋器は袋幅が異なる場
合には交換される。すなわち、一つの包装機に数個の製
袋器を揃えておいて、袋幅に合った製袋器を選択し、包
装機本体に組込んでいた。このため、袋幅が限定されて
いたとともに、製袋器の交換・調整に時間がかかってお
り、数個の製袋器を揃える必要があるので高価になって
いた。
そこでこれを改良したものとして特開昭59-26408号公
報や実開昭62-54903号公報に示されるような製袋器の交
換の必要がなく、袋幅を無段階に選択でき、かつ袋幅の
選択・調整が短時間で行える縦型製袋充填包装機の万能
製袋器が提案されている。これらは、前記製品落下筒及
びフォーマーが左右一対の半体(または可動枠)より構
成され、該左右一対の半体の相互間隔を袋幅に応じて可
変調整し得るものである。
しかし、上記従来のものは左右一対の半体の相互間隔
を袋幅に応じて可変調整するだけのものであるため、連
続する帯状の包装フィルムをフォーマーの上に後方から
導いてフィルム両縁を合掌状または前後の重なりとする
場合において、フォーマーの前側上端と該合掌点または
前後の重なり点の間隔が一定のため、袋幅を調整すると
上記包装フィルムにしわが生じる欠点があった。
この発明は、上記欠点を改良し、袋幅を無段階に選択
でき、かつ袋幅の選択・調整が短時間で行える縦型製袋
充填包装機の万能製袋器において、袋幅を調整しても包
装フィルムにしわが生じないように工夫をしたものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本願第一発明の縦型製袋充填包装機の万能製袋器は、
上記課題を解決するものであって、製品落下筒と、該製
品落下筒を取り巻き上端が前下がりに斜めにカットされ
た左右一対のフォーマー及び該フォーマーの前側にスリ
ットを構成する左右一対のスリット形成プレートを設
け、連続する帯状の包装フィルムをフォーマーの上に後
方から導いてフォーマーと製品落下筒の間に筒状に導
き、かつ、フィルム両縁を前記左右一対のスリット形成
プレートにより形成された、フォーマーの前側を割って
いるスリットを通して外側へ導いて合掌状または前後の
重なりとするように構成された縦型製袋充填包装機にお
いて、 前記製品落下筒は、筒中心を基準として互いに接近・
離隔調整して袋幅を調整し得る左右一対の半筒体よりな
り、また、前記フォーマーは、筒中心を基準として該フ
ォーマーと前記製品落下筒の間の間隙を一定にして互い
に接近・離隔調整し得る左右一対の半筒体よりなり、該
フォーマーは、前記袋幅を大きくする調整時は該袋幅の
大きさに応じて前記左右一対のフォーマー半筒体が離隔
すると共に、前記合掌点または前後の重なり点と前記フ
ォーマーの前側上端との間隔が大きくなるように調整
し、前記袋幅を小さくする調整時は該袋幅の大きさに応
じて前記左右一対のフォーマー半筒体が接近すると共
に、前記合掌点または前後の重なり点と前記フォーマー
の前側上端との間隔が小さくなるように調整したことを
特徴とするものである。
また、本願第二発明の縦型製袋充填包装機の万能製袋
器は、製品落下筒と、該製品落下筒を取り巻き上端が前
下がりに斜めにカットされた左右一対のフォーマー及び
該フォーマーの前側にスリットを構成する左右一対のス
リット形成プレートを設け、連続する帯状の包装フィル
ムをフォーマーの上に後方から導いてフォーマーと製品
落下筒の間に筒状に導き、かつ、フィルム両縁を前記左
右一対のスリット形成プレートにより形成された、フォ
ーマーの前側を割っているスリットを通して外側へ導い
て合掌状または前後の重なりとするように構成された縦
型製袋充填包装機において、前記製品落下筒は、筒中心
を基準として互いに接近・離隔調整して袋幅を調整し得
る左右一対の半筒体よりなり、また、前記フォーマー
は、筒中心を基準として該フォーマーと前記製品落下筒
の間の間隙を一定にして互いに接近・離隔調整し得る前
記左右一対の半筒体よりなり、該フォーマーは、前記袋
幅を大きくする調整時は該袋幅の大きさに応じて前記合
掌点または前後の重なり点の高さを変更せずに前記左右
一対のフォーマー半筒体が離隔すると同時に上昇するよ
うにし、前記袋幅を小さくする調整時は該袋幅の大きさ
に応じて前記合掌点または前後の重なり点の高さを変更
せずに前記左右一対のフォーマー半筒体が接近すると同
時に下降するようにしたことを特徴とするものである。
本願第三発明の縦型製袋充填包装機の万能製袋器は、
上記第二発明において、 前記袋幅調整時、前記フォーマーと同様に、前記製品
落下筒を構成する左右一対の半筒体も左右の離隔・接近
と同時に上昇または下降することを特徴とするものであ
る。
[実施例] 第1図〜第5図は、第一発明の実施例の縦型製袋充填
包装機の万能製袋器を示す。
この実施例の縦型製袋充填包装機の万能製袋器は、第
1図〜第3図に示すように、 左右に割れた一対の半筒体6a、6bよりなる製品落下筒
と、左右に割れた一対のフォーマー半筒体7a、7bよりな
るフォーマーを備え、左右に割れた上下に長い一対のス
リット形成プレート8a、8bとが、上板9aと下板9bとを複
数本のタイロッド9cで一体に連結してなる製袋器本体フ
レームに備えられている。
上板9aは中央部に開口91を有しており、また下板9bは
中央部に前側が開かれた湾状開口92を有しており、上板
9aが包装機本体Mの天上板mlに、また下板9bが包装機本
体Mの中段板m2にそれぞれ前方から押入れられ載置され
かつボルト締めされる。
製品落下筒を構成する半筒体6a、6bは、上板9aより設
けられた上部水平ガイド10aに案内され、かつ、上板9a
より設けられた上部両ねじガイド10bの左右に設けられ
た右ねじ部または左ねじ部にそれぞれ螺合された上部可
動ブラケット10c、10dにボルトにより固定されている。
そして、上部両ねじガイド10bが、ハンドル10eを回すこ
とにより傘歯車10f,10gの噛合回転を介して回転される
ので、上部可動ブラケット10c、10dに固定された半筒体
6a、6bは、筒中心を基準として互いに所要の同一ストロ
ーク接近・離隔調整される。
同様に、フォーマーを構成するフォーマー半筒体7a、
7bは、下板9bより設けられた下部水平ガイド10hに案内
され、かつ、下板9bより設けられた下部両ねじガイド10
iの左右に設けられた右ねじ部または左ねじ部にそれぞ
れ螺合された下部可動ブラケット10j、10kにボルトによ
り固定されている。そして、下部両ねじガイド10iが、
前記ハンドル10eを回すことにより傘歯車10l,10mの噛合
回転を介して回転されるので、下部可動ブラケット10
j、10kに固定されたフォーマー半筒体7a、7bは、筒中心
を基準として互いに所要の同一ストローク接近・離隔調
整される。
第4図、第5図に示すように、半筒体6a、6b及びフォ
ーマー半筒体7a、7bは、チャンネル形でリブを内向きに
した水平断面形状に形成され、かつ、フォーマー半筒体
7a、7bが半筒体6a、6bよりも一回り大きい断面形状に形
成され、半筒体7aと6aとの間及び半筒体7bと6bとの間に
帯状の包装フィルムFを通す隙間s1が確保されている。
第3図に示すように、一対のフォーマー半筒体7a、7b
は、上端71、71が前下りに斜目にカットされている。該
フォーマー半筒体7a、7bの上端71、71を斜目にカットし
ている角度は、包装フィルムFの幅と、該フォーマー半
筒体7a、7bの上端71、71の高さと、後方から包装フィル
ムFを導入する角度との三つの要素の相関関係によって
決まるもので、実際には、フォーマー半筒体7a、7bの上
端71、71に15度〜75度の範囲で種々の角度を付けてかつ
幅が種々の大きさの包装フィルムFを使用して実際に紙
引き運転を数多く行って観て、運転結果から包装フィル
ムFが平面状から筒状の立体曲面へしわが生ずることな
く曲成され維持される角度が選択される。
スリット形成プレート8a、8bは、V形に対向する上端
対向縁81、82を有し、 該V形の上端対向縁81、82で包装フィルムFの両縁
f、fを合わせるように案内し、V形の底部がフィルム
両縁f、fの合掌ポイントPとされており、V形の底部
より下方へ延在する対向縁83、84間に1〜2mmの隙間s2
が確保され、該隙間s2を通して合掌させたフィルム両縁
f、fを外方へ導き出せるようになっている。
該スリット形成プレート8a、8bは、長孔85、86を有
し、ボルトにより下板9bの正面へ高さ調節可能に取付け
られている。これは、フィルム幅に合わせて高さ調節さ
れ合掌ポイントPの高さを調節するためである。
なお、ホッパー11は、フランジ11aより下方へ閉じ板1
1bが前後一対に垂下されている。該閉じ板11bは、フォ
ーマー半筒体7a、7bの上端71、71よりも若干下方まで延
びていて、半筒体6a、6bが離間して該半筒体6aと6bの間
の前側及び後側に大きく開口される隙間より、ホッパー
11を落下する製品が外部へ飛出さないように、該隙間を
閉じている。
今、連続する帯状の包装フィルムFをフォーマー半筒
体7a、7bの後方より後側半分を包み込むように上端71、
71に導いて、さらにフォーマー半筒体7a、7bと半筒体6
a、6bの間の隙間s1に筒状に導き、フィルム両縁f、f
をフォーマー半筒体7a、7bの前側のスリット形成プレー
ト8a、8bの間の隙間s2を通して外側へ導いて合掌状に合
わせ、該フィルム両縁f、fをつまんでスリット形成プ
レート8a、8bの下端まで引下げて、該隙間s1を通過させ
る。そして、図示しないセンターシーラーによりフィル
ム両縁f、fが挟圧されるようにセットするとともに、
図示しない紙引き手段により紙引きが行われるようにセ
ットし、しかる後、包装運転を行う。
紙幅が最も大きい場合は、第1図及び第4図に示すよ
うに、半筒体6aとフォーマー半筒体7aが一体的に左方
へ、また半筒体6bとフォーマー半筒体7bが一体的に右方
へ、筒中心を基準として同一ストローク離隔移動される
とともに、包装フィルムFがフォーマー半筒体7a、7bの
後方の第3図に示す案内ロールRが下降調整され最も急
傾斜とされてフォーマー半筒体7a、7bの上端71、71に導
かれ、さらにスリット形成プレート8a、8bの取付け高さ
が低く調節され、フィルム両縁f、fを合わせ始める合
掌ポイントPが最も低くなるように調整される。
紙幅が最も小さい場合は、第2図及び第5図に示すよ
うに、半筒体6aとフォーマー半筒体7aが第1図の場合と
比較して一体的に右方へ、また半筒体6bとフォーマー半
筒体7bが一体的に左方へ、筒中心を基準として同一スト
ローク接近移動されるとともに、包装フィルムFがフォ
ーマー半筒体7a、7bの後方の第3図に示す案内ロールR
が上昇調整され最も緩傾斜とされて上端7a、7bに導か
れ、さらにスリット形成プレート8a、8bの取付け高さが
高く調節され、フィルム両縁f、fを合わせ始める合掌
ポイントPが最も高くなるように調整される。
このようにして、半筒体6aとフォーマー半筒体7aが一
体的に、また半筒体6bとフォーマー半筒体7bが一体的
に、筒中心を移動基準として紙幅の大きさに応じて離隔
または接近調整され、かつ、フィルム両縁f、fを合わ
せ始める合掌ポイントPも調整されるので、所望幅の袋
となるように、平面状の包装フィルムを円筒状に折曲げ
形成することができる。
第6図は、本実施例の一部変形例を示す。半筒体6a、
6bとフォーマー半筒体7a、7bが半楕円筒とされている。
またこの変形例では、第4図、第5図に示すホッパーよ
り前後に垂下される閉じ板11bを廃止し、半筒体6a、6b
の一方または両方の内面に、薄鋼板製の可撓板よりなる
閉じ板12を設けて半筒体6aと6bが離間したときの前後の
隙間s3を閉じている。この変形例は、半筒体6a、6bとフ
ォーマー半筒体7a、7bが半楕円筒であっても、包装フィ
ルムFを平面状から筒状に曲成できることを示す。
第7図、第8図も、第一発明の縦型製袋充填包装機の
万能製袋器の変形実施例を示すものである。
この変形実施例は、フィルム両縁f、fのシールをい
わゆる封筒張りシールとするために、半筒体6a,6bの丈
が長くなっており、また、半筒体6aと6bの間に上板9aよ
り固定垂下された帯状のアンビル板13が設けられてい
る。
詳述すると、フィルム両縁f、fを封筒張りセンター
シールとするために、帯状のアンビル板13の外側に前後
して重ね、該フィルム両縁f、fを、内側からアンビル
板13で、また外方から図示しないセンターシーラーが挟
圧してヒートシールし得るようになっている。そして、
センターシールを封筒張りシールとするために、第1図
の実施例において設けられたスリット形成プレート8a、
8bは不要なので除去され、変って、合掌ポイントPから
センターシーラーまでの間において帯状のアンビル板13
の外側に重なるフィルム両縁f、fを外方から抑えるフ
ィルム端縁重ね合わせ板14が設けられている。
さらに、この変形実施例では、左側の上下の可動ブラ
ケット10cと10j、並びに、右側の上下の可動ブラケット
10dと10kをそれぞれアーム10n、10nで一体的に連結され
ていることにより、半筒体6aとフォーマー半筒体7a、ま
た半筒体6bとフォーマー半筒体7bがそれぞれ一体化され
て上部水平ガイド10aと下部水平ガイド10hに水平方向に
案内され、かつ、ハンドル10eを回すことにより下部両
ねじガイド10iによって筒中心を基準として互いに接近
・離隔可能に調整されるようになっている。
この変形実施例では、第1図に示す上部両ねじガイド
10b、傘歯車10f、10g、10l,10mが除去され、ハンドル10
eは、下部両ねじガイド10iの左端に直結され、簡素な構
造に構成されている。
なお、この変形実施例が示すように、第1図の実施例
において設けられたスリット形成プレート8a、8bは本願
発明において、必要的構成要素ではない。また、この実
施例において合掌点(重ね合わせ点)Pの高さはフィル
ム端縁重ね合わせ板の14の取り付け位置を上下すること
により調整される。
第9図は、第二発明の実施例の縦型製袋充填包装機の
万能製袋器を示す。
この実施例において、第1図と同一の構成要素は同一
符合を付す。
この実施例の縦型製袋充填包装機の万能製袋器は、 傾斜ガイド10v、10vによって傾斜昇降するように案内
されるアームブラケット10w、10wによって、同側の半筒
体6aとフォーマー半筒体7a並びに半筒体6bとフォーマー
半筒体7bがそれぞれ一体的に連結され、かつ、アームブ
ラケット10w、10wにそれぞれ設けられた傾斜溝ガイド10
x、10xが、ハンドル10eを回すことにより回転される下
部両ねじガイド10iの右ねじまたは左ねじにそれぞれ螺
合され、かつ、下部水平ガイド10hに案内されて接近・
離隔されるピン付き可動ブラケット10y、10yのピンが係
合されている。
従って、ハンドル10eを回すと、左側の半筒体6a及び
フォーマー半筒体7aと、右側の半筒体6b及びフォーマー
半筒体7bとが、それぞれ包装フィルムFを通す隙間を一
定に保ちつつ、袋幅が大きいときは筒中心を基準として
互いに離隔する方向に所要の同一ストローク傾斜上昇す
るように調整され、また袋幅が小さいときは筒中心を基
準として互いに接近する方向に所要の同一ストローク傾
斜下降するように調整される。
この実施例の場合は、フィルム両縁f、fを合わせ始
める合掌ポイントPの高さが変動することはなく、この
ため、スリット形成プレート8a、8bは、下板9bに固定さ
れ、フィルム幅が変更する毎に、取付け高さを調整する
必要はない。また、第3図に示す案内ロールRの高さ調
整もする必要はない。
第1図〜第2図の実施例は、袋幅の調整時スリット形
成プレート8a,8bの長孔85,86への固定する取り付け高さ
を手作業で調整しているが、この実施例の場合は、袋幅
の調整時ハンドル10eを回すことによりフォーマーの間
隔調整と同時に合掌点あるいは前後の重なり点とフォー
マー前側上端との間隔も自動的に調整される点、及びス
リット形成プレート8a,8bを上下させる必要がないの
で、該スリット形成プレートの下部機構(例えば、フィ
ルム送りとかヒート・シーラー等)への影響がない点で
第1〜2図の実施例より優れている。
この実施例に対する変形例として、第9図の下部水平
ガイド10h、下部両ねじガイド10i、ピン付き可動ブラケ
ット10y、10y、傾斜溝ガイド10x、10xを除去し、傾斜ガ
イド10v、10vに平行する傾斜昇降用ねじを設けて、該ね
じをハンドルで回してアームブラケット10w、10wを傾斜
昇降させても良い。なお、この実施例においては、製品
落下半筒体6a,6bとフォーマー半筒体7a,7bが一体となっ
て傾斜上昇もしくは傾斜下降しているが、製品落下半筒
体6a,6bはフォーマー半筒体7a,7bとの間隙が一定に保て
れば必ずしも上昇または下降する必要はない。すなわ
ち、フォーマー半筒体7a,7bの左右方向の接近・離隔に
追随できる構造であれば、必ずしも両者を一体構造とす
る必要はない。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本願発明の縦型製袋充填包
装機の万能製袋器は、 製品落下筒を左右一対の半筒体より構成するととも
に、フォーマーを上端が前下りに傾斜した左右一対のフ
ォーマー半筒体より構成し、該半筒体と該フォーマー半
筒体を、筒中心を基準として、互いに接近・離隔調整し
得るように構成され、または、該半筒体と該フォーマー
半筒体を、筒中心を基準として、互いに接近・離隔調整
し得るとともに、該半筒体と該フォーマー半筒体の内、
少なくとも該フォーマー半筒体を接近時に下降し得るよ
うに昇降調整し得るように構成されているので、 フィルム幅が大きいときは、半筒体とフォーマー半筒
体の口径を拡径調整することにより、または、半筒体と
フォーマー半筒体の口径を拡径調整するとともに少なく
ともフォーマー半筒体を上昇調整することにより、袋幅
が大きい製袋ができ、 またフィルム幅が小さいときは、半筒体とフォーマー
半筒体の口径を縮径調整することにより、または、半筒
体とフォーマー半筒体の口径を拡径調整するとともに少
なくともフォーマー半筒体を下降調整することにより、
袋幅が小さい製袋ができる。
従って、本願発明の縦型製袋充填包装機の万能製袋器
によれば、製袋器の交換の必要がなく、袋幅を無段階に
選択でき、かつ袋幅の選択・調整が短時間で行えると共
に袋幅の調整をしても包装フィルムにしわを生じさせな
いで製袋が連続してできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本願第一発明の縦型製袋充填包装機
の万能製袋器の実施例に係り、第1図は袋幅が大きい製
袋が行えるように調整された状態の正面図、第2図は袋
幅が小さい製袋が行えるように調整された状態の正面
図、第3図は要部側面図、第4図は第1図における製品
落下筒とフォーマーのIV−断面図、第5図は第2図にお
ける製品落下筒とフォーマーのV−断面図である。 第6図は、本願発明に適用される第4図に対応する製品
落下筒とフォーマーの断面図である。 第7図は、第一発明の縦型製袋充填包装機の万能製袋器
の変形実施例を示す正面図、第8図は、第7図における
製品落下筒とフォーマーのVIII−断面図である。 第9図は、本願第二発明の縦型製袋充填包装機の万能製
袋器の実施例に係る正面図である。 第10図は従来の縦型製袋充填包装機の製袋器の一部縦断
正面図、第11図は同上の側面図である。 F……包装フィルム、f……フィルム端縁、6a、6b……
製品落下筒を構成する半筒体、7a、7b……フォーマーを
構成するフォーマー半筒体、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若井 伴行 埼玉県草加市谷塚上町434番地 株式会 社川島製作所内 (72)発明者 伊早坂 嗣 埼玉県草加市谷塚上町434番地 株式会 社川島製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−26408(JP,A) 実開 昭62−54903(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 9/00 B65B 59/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品落下筒と、該製品落下筒を取り巻き上
    端が前下がりに斜めにカットされた左右一対のフォーマ
    ー及び該フォーマーの前側にスリットを構成する左右一
    対のスリット形成プレートを設け、連続する帯状の包装
    フィルムをフォーマーの上に後方から導いてフォーマー
    と製品落下筒の間に筒状に導き、かつ、フィルム両縁を
    前記左右一対のスリット形成プレートにより形成され
    た、フォーマーの前側を割っているスリットを通して外
    側へ導いて合掌状または前後の重なりとするように構成
    された縦型製袋充填包装機において、 前記製品落下筒は、筒中心を基準として互いに接近・離
    隔して袋幅を調整し得る左右一対の半筒体よりなり、 また、前記フォーマーは、筒中心を基準として該フォー
    マーと前記製品落下筒の間の間隙を一定にして互いに接
    近・離隔調整し得る左右一対の半筒体よりなり、該フォ
    ーマーは、前記袋幅を大きくする調整時は該袋幅の大き
    さに応じて前記左右一対のフォーマー半筒体が離隔する
    と共に、前記合掌点または前後の重なり点と前記フォー
    マーの前側上端との間隔が大きくなるように調整し、前
    記袋幅を小さくする調整時は該袋幅の大きさに応じて前
    記左右一対のフォーマー半筒体が接近すると共に、前記
    合掌点または前後の重なり点と前記フォーマーの前側上
    端との間隔が小さくなるように調整したことを特徴とす
    る縦型製袋充填包装機の万能製袋器。
  2. 【請求項2】製品落下筒と、該製品落下筒を取り巻き上
    端が前下がりに斜めにカットされた左右一対のフォーマ
    ー及び該フォーマーの前側にスリットを構成する左右一
    対のスリット形成プレートを設け、連続する帯状の包装
    フィルムをフォーマーの上に後方から導いてフォーマー
    と製品落下筒の間に筒状に導き、かつ、フィルム両縁を
    前記左右一対のスリット形成プレートにより形成され
    た、フォーマーの前側を割っているスリットを通して外
    側へ導いて合掌状または前後の重なりとするように構成
    された縦型製袋充填包装機において、 前記製品落下筒は、筒中心を基準として互いに接近・離
    隔して袋幅を調整し得る左右一対の半筒体よりなり、 また、前記フォーマーは、筒中心を基準として該フォー
    マーと前記製品落下筒の間の間隙を一定にして互いに接
    近・離隔調整し得る前記左右一対の半筒体よりなり、該
    フォーマーは、前記袋幅を大きくする調整時は該袋幅の
    大きさに応じて前記合掌点または前後の重なり点の高さ
    を変更せずに前記左右一対のフォーマー半筒体が離隔す
    ると同時に上昇するようにし、前記袋幅を小さくする調
    整時は該袋幅の大きさに応じて前記合掌点または前後の
    重なり点の高さを変更せずに前記左右一対のフォーマー
    半筒体が接近すると同時に下降するようにしたことを特
    徴とする縦型製袋充填包装機の万能製袋器。
  3. 【請求項3】前記袋幅調整時、前記フォーマーと同様
    に、前記製品落下筒を構成する左右一対の半筒体も左右
    の離隔・接近と同時に上昇または下降することを特徴と
    する前記請求項2記載の縦型製袋充填包装機の万能製袋
    器。
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