JP2892592B2 - 袋詰め包装機における袋の開口保持装置 - Google Patents

袋詰め包装機における袋の開口保持装置

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JP2892592B2 JP22576794A JP22576794A JP2892592B2 JP 2892592 B2 JP2892592 B2 JP 2892592B2 JP 22576794 A JP22576794 A JP 22576794A JP 22576794 A JP22576794 A JP 22576794A JP 2892592 B2 JP2892592 B2 JP 2892592B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、青果物等の物品を袋
詰めする包装機に装備される袋の開口保持装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】従来、青果物等の物品は、例えば所定個数
の単位で袋に詰め込まれ、封止された後に市場に出荷さ
れる。このように物品を袋中に詰め込む作業を行なう包
装機は、物品が詰め込まれる袋を開口状態で保持する開
口保持装置を備え、該装置により保持されている袋に、
作業者または自動供給装置等により所定個数だけ物品を
詰め込むよう構成している。前記開口保持装置として
は、例えば実開昭63−137704号公報や特開昭6
3−317420号公報に開示される構成のものが存在
する。この開口保持装置は、水平移動可能な一対の把持
手段と、該把持手段と直交する水平方向に移動可能な一
対の吸着手段とを備え、閉成状態の袋における幅方向両
端部を把持手段により外側から夫々把持した状態で、該
袋の対向する両外側面を吸着した一対の吸着手段を相互
に離間方向に移動させることにより、袋を開口させるよ
う構成される。なお、一対の吸着手段の離間移動に同期
して一対の把持手段が相互に近接することにより、袋の
開口が許容されるようになっている。
【0003】また特開平3−14423号公報に開示の
開口保持装置は、内側クランプ片と外側クランプ片とか
らなるクランプ手段を対向して2組備え、各クランプ手
段により袋における開口部の対向する部位を内外方向か
ら把持した状態で、両クランプ手段を相互に離間させる
ことにより該袋を開口するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、袋を開口した
場合に、その開口部の形状を円形とすることにより、開
口部の面積を当該袋における幅寸法での最大開口面積と
することができ、袋に詰め込み得る物品の外形寸法を最
大開口面積に見合った大きさとすることが可能となる。
しかるに、前述した把持手段と吸着手段とを備えた開口
保持装置では、袋の端部を把持手段により外側から把持
しているので、該把持部分は開口されることはなく、そ
の分だけ開口面積が少なくなる。これにより、袋に詰め
込み得る物品の外形寸法は、該袋の最大開口面積に見合
ったものよりもかなり小さくなってしまう。また詰め込
む物品の外形寸法に対して、把持手段により把持される
長さを考慮して袋の幅寸法を充分に大きくする必要があ
るので、包材コストが嵩む難点も指摘される。
【0005】前記袋の開口部をクランプ手段により内外
方向から把持する開口保持装置では、前述した袋の端部
を外側から把持する装置に比べて袋の開口面積を大きく
することは可能である。しかし、一対のクランプ手段を
相互に離間した際の袋の開口部は、その対向する2辺が
クランプ片の幅寸法と同一の四角形状となり、依然とし
て詰め込み得る物品の外形寸法を最大開口面積に見合っ
たものとすることはできなかった。このため、前述した
如く袋中に供給される物品の最大外形寸法に制約を受け
たり、包材コストが嵩む難点を内在していた。
【0006】また、複数の開口保持装置が配備された袋
詰め包装機において、オーダ変更等により袋の幅寸法が
変わった場合は、装備されている全ての開口保持装置の
各部材を、袋幅に合わせて個々に調整する必要があり、
この調整に時間が掛かって生産能率が低下する問題も指
摘される。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した袋の開口保持装置
に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決する
べく提案されたものであって、袋をその幅寸法に応じた
最大開口面積に近似する大きさで開口させることがで
き、併せて袋の幅寸法の変更に容易に対応可能な開口保
持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、袋詰め包装機に装備さ
れ、物品が詰め込まれる袋を開口状態で保持する袋の開
口保持装置であって、前記袋の開口部を内外方向から把
持可能で、相対的に近接・離間移動可能な一対のクラン
プ手段と、前記一対のクランプ手段により把持された袋
における開口部の内側に挿入され、該クランプ手段の近
接・離間移動に連動して、クランプ手段の移動方向と直
交する方向に相互に近接・離間移動する一対の開口案内
片とを備え、前記一対の開口案内片は、一対のクランプ
手段が相対的に離間移動するのに対応して離間移動する
ことで袋を開口すると共に、一対のクランプ手段が相対
的に近接移動するのに対応して近接移動することで袋を
閉成し、かつ一対の開口案内片は、一対のクランプ手段
における離間間隔の中央を通る線上に常に位置するよう
構成されることを特徴とする。
【0009】前記目的を達成するため本願の別の発明
は、袋詰め包装機に移動自在に装備され、物品が詰め込
まれる袋を開口状態で保持する袋の開口保持装置であっ
て、前記開口保持装置の移動方向に離間して、移動方向
と交差する方向に延在する一対のガイド軸と、前記ガイ
ド軸間に固定した支持材に配設され、前記袋の開口部を
内外方向から把持可能な固定クランプ機構と、前記ガイ
ド軸間に架設されて該軸に沿って摺動自在な摺動部材に
配設され、前記袋の開口部における固定クランプ機構に
よる把持部と対向する部位を内外方向から把持可能な可
動クランプ機構と、前記摺動部材に配設され、前記包装
機に位置調整自在に配設された開閉手段に当接案内され
て該摺動部材をガイド軸に沿って移動させることによ
り、前記可動クランプ機構を固定クランプ機構に対して
近接・離間移動させるフォロワと、前記支持材と摺動部
材とにリンク機構を介して夫々連繋され、前記袋の開口
部における両クランプ機構により把持される部位と交差
する部位に内側から当接し、固定クランプ機構に対して
可動クランプ機構が近接・離間移動するのに対応して近
接・離間移動する一対の開口案内片とからなり、前記一
対の開口案内片は、前記固定クランプ機構と可動クラン
プ機構との離間間隔の中央を通る線上に常に位置するよ
う構成されることを特徴とする。
【0010】
【作用】袋の開口部は、その対向する部位が近接してい
る一対のクランプ手段により夫々内外方向から把持され
ると共に、一対のクランプ手段による把持部と交差する
開口部の内側に一対の開口案内片が挿入される。この状
態で一対のクランプ手段を相互に離間移動させると、こ
れに連動して一対の開口案内片がクランプ手段の移動方
向と直交する方向に離間移動し、袋は開口されるに至
る。一対の開口案内片は、一対のクランプ手段における
離間間隔の中央を通る線上に常に位置しているので、袋
の開口部は、当該袋の幅寸法における最大開口面積とな
る円形に近似する多角形状に開口され、物品を円滑に詰
め込むことが可能となる。
【0011】また、包装機に配設された開閉手段にフォ
ロワが当接案内されることにより、固定クランプ手段に
対して可動クランプ手段が近接・離間移動し、両クラン
プ手段により把持されると共に開口部内側に一対の開口
案内片が介挿された袋の閉成および開放がなされる。そ
して、開閉手段の位置調整を行なうことにより、固定ク
ランプ手段に対する可動クランプ手段の離間間隔が可変
される。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る袋詰め包装機における袋
の開口保持装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら以下説明する。
【0013】図1は、袋の開口保持装置の一実施例を概
略的に示す平面図であって、該装置10は、図4に概略
的に示す包装機11に複数配備(図には1基のみ示す)さ
れて、各開口保持装置10に袋12が夫々保持されるよ
うになっている。包装機11における所定間隔離間して
配置した一対の側部フレーム13,13の対向面に、ガ
イドレール14,14がエンドレスに配設され、両ガイ
ドレール14,14に移動自在に配設された開口保持装
置10が、図示しない移動手段により循環移動するよう
構成される。そして開口保持装置10は、包装機11に
おける物品詰め込みステーションSの上流側において、
図示しない受渡し装置により受渡された袋12を保持す
ると共に、物品詰め込みステーションSを移動する際に
は、後述する開閉手段15を介して保持している袋12
が開口されるようになっている。なお、物品詰め込みス
テーションSを通過した開口保持装置10は、開閉手段
15の作用下に袋12を閉成するよう構成されている。
【0014】前記開口保持装置10は、図1に示す如
く、前記側部フレーム13,13の離間方向に所定間隔
離間する一対の側枠材16,16間に、一対のガイド軸
17,17が、該側枠材16,16の離間方向と交差する
方向(開口保持装置10の移動方向)に離間して平行に架
設されている。各側枠材16の外側には、該側枠材16
の長手方向に離間して一対の固定軸18,18が突設さ
れ、各固定軸18にローラ19が回転自在に外嵌されて
いる。そして、各側枠材16に配設されたローラ19,
19が、包装機11の対応するガイドレール14に移動
自在に配設されるようになっている。
【0015】前記一方の側枠材16に近接する位置にお
ける一対のガイド軸17,17間に、側枠材16と平行
な支持材20が架設固定され、該支持材20に固定クラ
ンプ機構21が配設されている。また一対のガイド軸1
7,17間には、摺動部材22が摺動自在に架設され、
該摺動部材22に可動クランプ機構23が配設されてい
る。支持材20および摺動部材22に対する固定クラン
プ機構21および可動クランプ機構23の配設位置は、
その幅方向(開口保持装置10における移動方向)の中央
が、図1に示す如く、開口保持装置10における移動方
向と交差する基準線L上に整列して対向するよう位置決
めされている。なお、両クランプ機構21,23の基本
的な構成は対称であるので、可動クランプ機構23の構
成につき説明し、固定クランプ機構21の同一部材には
同じ符号を付して説明は省略するものとする。
【0016】前記摺動部材22(固定クランプ機構21
では支持材20)の上面に、図3に示す如く、薄板状の
固定把持片24の上端が固定され、該把持片24は内側
(クランプ機構21,23が対向する側)に向けて所要角
度で折曲された後、下方に所要長さだけ垂直に延在して
いる。また摺動部材22の下面に保持部材25が垂設さ
れ、該保持部材25の上部内側面に固定把持片24にお
ける垂直部24aの外側面が当接固定されている。この
保持部材25は、幅方向に離間する一対の垂下片25
a,25aを備え、両垂下片25a,25aの下部間に架
設した支持軸26に、可動把持片27が回動自在に枢支
されている。図2に示す如く、可動把持片27における
保持部材25の垂下片25aから内側に延出する内側端
に、ゴム等の弾性体28が配設され、該弾性体28を固
定把持片24における垂直部24aの外側面に当接する
ことにより、両者24a,28の間で袋12の開口部を
内外方向から把持するようになっている。
【0017】なお、可動把持片27における保持部材2
5の垂下片25aから外側に延出する部位には、その幅
方向の両側に引張りばね29,29の一端が夫々掛止さ
れると共に、各引張りばね29の他端は摺動部材22に
掛止されている。すなわち、可動把持片27は、両引張
りばね29,29により支持軸26を中心として内側端
が下側に回動するよう付勢され、これにより固定把持片
24の垂直部24aに弾性体28が圧接されるようにな
っている。しかも、両把持片24,27に把持されてい
る袋12が物品の重量によって下方に引張られる状態で
は、該袋12を介して可動把持片27に作用する下方へ
の力が、弾性体28を固定把持片24の垂直部24aに
圧接する方向に働くので、袋12の脱落を確実に防止す
ることができる。
【0018】前記支持材20と摺動部材22の長手方向
両端に、リンク機構30,30を介して開口案内片31,
31が夫々配設されている。なお、両リンク機構30,
30および開口案内片31,31の構成は基本的には対
称であるので、一方のリンク機構30および開口案内片
31の構成につき説明し、他方の同一部材には同じ符号
を付して示すものとする。
【0019】図1に示す如く、支持材20の長手方向一
端にブラケット32が配設され、該ブラケット32の上
面にリンク杆33の一端が枢支され、該リンク杆33の
他端は、ガイド軸17,17の間に位置する開口案内片
31における基部31aの上面に枢支されている。ま
た、摺動部材22の長手方向一端にブラケット34が配
設され、該ブラケット34の上面に2本のリンク杆3
3,33の一端が夫々枢支され、該両リンク杆33,33
の他端は、開口案内片31における基部31aの上面に
枢支されている。更に、ブラケット32,34の下面に
一端が枢支されたリンク杆33,33の他端が、基部3
1aの下面に枢支されている(図2参照)。そして、支持
材20および摺動部材22に5本のリンク杆33を介し
て連繋された開口案内片31は、前記固定クランプ機構
21に対して可動クランプ機構23が近接・離間移動す
るのに応じて、前記基準線Lに対して可動クランプ機構
23の移動方向と直交する方向に近接・離間移動するよ
う構成される(図6参照)。すなわち、固定クランプ機構
21に対して可動クランプ機構23が離間移動する場合
は、両開口案内片31,31が相互に離間移動すると共
に、固定クランプ機構21に対して可動クランプ機構2
3が近接移動する場合は、両開口案内片31,31が相
互に近接移動するよう設定されている。なお、他方のリ
ンク機構30においては、図1に示す如く、一方のリン
ク機構30の構成とは後述する中央線Pを挟んで左右が
逆の構成、すなわち支持材20に配設されたブラケット
34と開口案内片31の基部31aとの間に2本のリン
ク杆33,33が枢支され、摺動部材22に配設された
ブラケット32と開口案内片31の基部31aとの間に
1本のリンク杆33が枢支されている。
【0020】前記開口案内片31は、前記基部31aか
ら所定長さで垂下する舌片31bを備え、該舌片31b
は、両クランプ機構21,23で把持されている袋12
の開口部内に挿入されるよう構成される。また舌片31
bは、固定クランプ機構21と可動クランプ機構23と
の離間間隔の中央線P上に常に位置するよう構成されて
いる(図7参照)。これにより、両クランプ機構21,2
3および一対の開口案内片31,31が相対的に離間移
動すると、図1に示す如く、両クランプ機構21,23
により把持されている袋12は、略六角形状に開口され
る。すなわち、袋12の開口部を、該袋12における幅
寸法に応じた最大開口面積となる円形に近似する多角形
状とすることができ、詰め込み得る物品の外形寸法を最
大開口面積に見合った大きさとすることが可能となる。
【0021】前記摺動部材22の上面における基準線L
上に、フォロワ35が回動自在に枢支され、該フォロワ
35は、包装機11に配設されている開閉手段15に当
接可能に構成されている。開閉手段15は、図5に示す
如く、包装機11における物品詰め込みステーションS
の上流から下流側までの間に配設される第1ガイド板3
6と第2ガイド板37とで構成される。第1ガイド板3
6は、開口保持装置10の移動方向と平行に延在する所
要長さの直線部36aと、該直線部36aの長手方向両
端に形成された第2ガイド板37から離間する方向に傾
斜する傾斜部36b,36cとからなる。そして、前記
ガイドレール14,14に沿って移動する開口保持装置
10のフォロワ35が、上流側傾斜部36bから直線部
36aに当接案内される過程で、前記固定クランプ機構
21に対して可動クランプ機構23を離間移動させるよ
う設定される。また第1ガイド板36は、包装機11に
配設したねじ軸とナット等からなる調整機構38によ
り、可動クランプ機構23の移動方向に位置調整自在に
構成されている。すなわち、オーダ変更等により袋12
の幅寸法が変わった場合は、第1ガイド板36の位置調
整を行なうことにより、袋幅に応じた長さだけ可動クラ
ンプ機構23を移動させることができる。
【0022】前記第2ガイド板37は、第1ガイド板3
6の直線部36aと平行に延在する直線部37aと、該
直線部37aの長手方向両端に形成されて第1ガイド板
36の傾斜部36b,36cと平行に延在する傾斜部3
7b,37cと、上流および下流の傾斜部37b,37c
の先端に配設されて直線部37aと平行に延在する案内
部37d,37eと、上流側の傾斜部37bに配設され
て案内部37dから離間する方向に傾斜する導入部37
fとから構成される。この第2ガイド板37は、上流お
よび下流側の案内部37d,37eにフォロワ35が当
接案内されることにより、前記可動クランプ機構23が
固定クランプ機構21に最も近接した状態となる位置に
固定配置されている。
【0023】
【実施例の作用】次に、実施例に係る袋詰め包装機にお
ける袋の開口保持装置の作用につき説明する。前記固定
クランプ機構21に可動クランプ機構23が近接した状
態の開口保持装置10が、図示しない移動手段により前
記開閉手段15における第2ガイド板37の導入部37
fと上流側傾斜部37bとが交わる位置に到来すると、
両クランプ機構21,23における可動把持片27,27
が、図示しない開放手段により引張りばね29,29の
弾力に抗して弾性体28,28を固定把持片24,24の
垂直部24a,24aから離間する方向に回動される(図
3に二点鎖線で示す)。このとき、前記一対の開口案内
片31,31も図6(a)に示すように近接おり、開口保
持装置10への袋12の受渡しを許容するようになって
いる。この状態で、図示しない受渡し装置により袋12
が、その開口部内に両固定把持片24,24の垂直部2
4a,24aおよび両開口案内片31,31の舌片31
b,31bを内挿するよう臨ませる。次いで、開放手段
による各可動把持片27の開放を解除することにより、
引張りばね29,29の弾力付勢下に可動把持片27の
弾性体28が、袋12の外側から固定把持片24の垂直
部24aに圧接され、これにより袋12は2個所におい
て内外方向から把持される。
【0024】前記開口保持装置10がガイドレール1
4,14に沿って物品詰め込みステーションSに向けて
移動すると、前記摺動部材22に配設したフォロワ35
が、開閉手段15における第2ガイド板37の上流側案
内部37dに案内されて第1ガイド板36における上流
側傾斜部36bに当接する。そして、該傾斜部36bに
沿ってフォロワ35が移動することにより、摺動部材2
2がガイド軸17,17に沿って支持材20から離間す
る方向に移動する。この結果として、図6(b)および
(c)に示す如く、固定クランプ機構21に対して可動ク
ランプ機構23が離間して、両機構21,23に把持さ
れている袋12が開口される。このとき、支持材20お
よび摺動部材22にリンク機構30,30を介して配設
されている一対の開口案内片31,31も連動して相互
に離間移動する。また開口案内片31,31は、両クラ
ンプ機構21,23の離間間隔の中央線P上に位置して
いるので、両クランプ機構21,23により把持されて
いる袋12は、図6(c)示す如く、略六角形状に開口さ
れる。
【0025】前記袋12を開口保持した開口保持装置1
0が、前記フォロワ35を第1ガイド板36の直線部3
6aに当接した状態で物品詰め込みステーションSを移
動する過程で、作業者または自動供給装置等により所定
数の物品を袋12に開口部から詰め込む。このとき、袋
12の開口部は最大開口面積に近似する多角形状(略六
角形状)に開口しているので、最大開口面積に見合った
外形寸法の物品を容易に詰め込むことができ、作業能率
を向上させ得る。なお、前記可動把持片27は、袋12
に物品の重さが加わることにより下方に引張られるとき
には、前記弾性体28を固定把持片24の垂直部24a
に圧接する方向に回動されるため、該袋12の脱落を確
実に防止することができる。
【0026】前記開口保持装置10が物品詰め込みステ
ーションSを通過して前記開閉手段15の下流部に至る
と、前記フォロワ35が第1ガイド板36の直線部36
aから離間して、第2ガイド板37の下流側傾斜部37
cに当接するに至る。開口保持装置10が更に移動する
と、フォロワ35が下流側傾斜部37cに当接案内され
て下流側案内部37eに移行することにより、前記摺動
部材22が支持材20に近接する方向に移動される。こ
れにより、可動クランプ機構23が固定クランプ機構2
1に近接移動すると共に、リンク機構30,30を介し
て一対の開口案内片31,31が近接移動し、物品が詰
め込まれている袋12の開口が閉成される。なお、この
袋12は、適宜の手段により開口がテープ等により封止
された後、前記可動把持27,27が開放手段により開
放されることによって、物品の自重により開口保持装置
10から落下する。
【0027】前記袋12の幅寸法が変更された場合は、
包装機11に配設されている開閉手段15における第1
ガイド板36の位置調整を行なうことで、該ガイド板3
6に当接案内されるフォロワ35を介して移動される可
動クランプ機構23の固定クランプ機構21に対する離
間間隔が調整される。すなわち、包装機11に配設され
ている全ての開口保持装置10を、袋12の幅寸法の変
更に応じて個々に調整する必要はなく、オーダ変更に要
する調整時間を極めて短縮することができ、生産能率を
向上させ得る。また、図7(a),(b)に示す如く、一対
の開口案内片31,31は、袋12の幅寸法に関係な
く、常に両クランプ機構21,23の離間間隔の中央線
P上に位置しているので、両クランプ機構21,23に
より把持されている袋12を、その幅寸法に応じた最大
開口面積と近似する形状で開口させることができる。
【0028】なお、実施例では一対のクランプ機構2
1,23と一対の開口案内片31,31とを、リンク機構
30,30を介して連繋することにより、両者を同期移
動させる場合につき説明したが、本願はこれに限定され
るものでなく、クランプ機構21,23と開口案内片3
1,31とを夫々独立した機構により移動させるように
してもよい。また、実施例では開口案内片31における
舌片31bによる袋12の支持幅が幅狭に設定されて、
袋12の開口部の最大開口時に略六角形状に開口するよ
うにした場合につき説明したが、前記舌片31bによる
袋12の支持幅を幅広に設定する(舌片自体の幅寸法を
大きくしたり、2本の舌片を離間して垂設する)ことに
より、開口部の形状を八角形状にすることができ、更に
開口面積を大きくすることが可能となる。更に、幅寸法
の小さな袋12を使用する場合は、該袋12の幅寸法に
応じてクランプ機構21,23による袋12のクランプ
幅を狭く設定することにより、開口部を最大開口面積に
近似する形状に開口させることができる。なお、開口案
内片31による袋12の支持幅や、クランプ機構21,
23による袋12のクランプ幅は、ユーザー側で主に使
用される袋12の幅寸法に応じて適宜変更される。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る袋詰め
包装機における袋の開口保持装置によれば、一対のクラ
ンプ手段および一対の開口案内片により、袋の開口部を
最大開口面積に近似する多角形状で開口することがで
き、袋幅の最大開口面積に見合った外形寸法の物品を円
滑に詰め込むことができる。すなわち、所定幅寸法の袋
を使用する場合には、従来の装置に比べて大きな寸法の
物品を詰め込むことができる。また、逆に所定寸法の物
品を詰め込む場合には、従来の装置に比べて幅寸法の小
さな袋を使用することができ、包材コストを低減し得る
効果を奏する。
【0030】オーダ変更等により袋幅が変わった場合
は、包装機に装備されている全ての開口保持装置のクラ
ンプ機構を個々に調整することなく、包装機に配設され
ている開閉手段の位置調整を行なうだけで対応し得る。
これにより、袋幅の変更時に要する調整時間を短縮して
生産能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る袋の開口保持装置を示す平面図で
ある。
【図2】開口保持装置を一部切欠いて示す正面図であ
る。
【図3】開口保持装置の要部縦断正面図である。
【図4】実施例に係る開口保持装置が装備される袋詰め
包装機の縦断側面図である。
【図5】袋詰め包装機の概略平面図である。
【図6】開口保持装置の固定クランプ機構に対して可動
クランプ機構が離間移動する工程を示す説明平面図であ
る。
【図7】幅寸法の異なる袋の開口に際し、一対の開口案
内片が常に中央線P上に位置している状態を示す説明平
面図である。
【符号の説明】
10 開口保持装置 11 包装機 12 袋 15 開閉手段 17 ガイド軸 20 支持材 21 固定クランプ機構 22 摺動部材 23 可動クランプ機構 30 リンク機構 31 開口案内片 35 フォロワ P 中央線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 43/00 - 43/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋詰め包装機(11)に装備され、物品が詰
    め込まれる袋(12)を開口状態で保持する袋の開口保持装
    置であって、 前記袋(12)の開口部を内外方向から把持可能で、相対的
    に近接・離間移動可能な一対のクランプ手段(21,23)
    と、 前記一対のクランプ手段(21,23)により把持された袋(1
    2)における開口部の内側に挿入され、該クランプ手段(2
    1,23)の近接・離間移動に連動して、クランプ手段(21,2
    3)の移動方向と直交する方向に相互に近接・離間移動す
    る一対の開口案内片(31,31)とを備え、 前記一対の開口案内片(31,31)は、一対のクランプ手段
    (21,23)が相対的に離間移動するのに対応して離間移動
    することで袋(12)を開口すると共に、一対のクランプ手
    段(21,23)が相対的に近接移動するのに対応して近接移
    動することで袋(12)を閉成し、かつ一対の開口案内片(3
    1,31)は、一対のクランプ手段(21,23)における離間間隔
    の中央を通る線(P)上に常に位置するよう構成されるこ
    とを特徴とする袋詰め包装機における袋の開口保持装
    置。
  2. 【請求項2】 袋詰め包装機(11)に移動自在に装備さ
    れ、物品が詰め込まれる袋(12)を開口状態で保持する袋
    の開口保持装置であって、 前記開口保持装置(10)の移動方向に離間して、移動方向
    と交差する方向に延在する一対のガイド軸(17,17)と、 前記ガイド軸(17,17)間に固定した支持材(20)に配設さ
    れ、前記袋(12)の開口部を内外方向から把持可能な固定
    クランプ機構(21)と、 前記ガイド軸(17,17)間に架設されて該軸(17,17)に沿っ
    て摺動自在な摺動部材(22)に配設され、前記袋(12)の開
    口部における固定クランプ機構(21)による把持部と対向
    する部位を内外方向から把持可能な可動クランプ機構(2
    3)と、 前記摺動部材(22)に配設され、前記包装機(11)に位置調
    整自在に配設された開閉手段(15)に当接案内されて該摺
    動部材(22)をガイド軸(17,17)に沿って移動させること
    により、前記可動クランプ機構(23)を固定クランプ機構
    (21)に対して近接・離間移動させるフォロワ(35)と、 前記支持材(20)と摺動部材(22)とにリンク機構(30)を介
    して夫々連繋され、前記袋(12)の開口部における両クラ
    ンプ機構(21,23)により把持される部位と交差する部位
    に内側から当接し、固定クランプ機構(21)に対して可動
    クランプ機構(23)が近接・離間移動するのに対応して近
    接・離間移動する一対の開口案内片(31,31)とからな
    り、 前記一対の開口案内片(31,31)は、前記固定クランプ機
    構(21)と可動クランプ機構(23)との離間間隔の中央を通
    る線(P)上に常に位置するよう構成されることを特徴と
    する袋詰め包装機における袋の開口保持装置。
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