JP4101072B2 - 縦形製袋充填機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦形製袋充填機に関する。
【0002】
【従来の技術】
袋詰め包装は、最も多く使用されている包装形態で巻取り包装材料から製袋、内容物充填、封袋・切断、排出を行うもので、一連の工程を上から下に移行する縦型製袋充填機が使用されている。図7は縦形製袋充填機の一例を示し、縦型製袋充填機1は、フィルムリール2から包装材料としてのフィルム3を引き出し、複数のガイドローラ4の上側を走行させ、最後のガイドローラ5の下側を走行させてフォーマ6のスカート部6aの上面に導き、シリンダ7に巻き付けて筒状に形成しながら合わせ面を縦シーラ8でシールし、左右の繰り出しベルト9により引き出して定寸決めし、横シーラ・カッタ10で下端をエンドシールし、シリンダ7を通して内容物を充填し、横シーラ・カッタ10により上端と次の筒体の下端とを同時にエンドシールし且つ切断し、前記内容物を充填した包装袋(製品)11を排出する。
【0003】
ところで、フィルム3をフォーマ6のスカート部6aに円滑に供給するためのガイドローラ5は、スカート部6aの先端に接近して配置されているために異なるサイズのフォーマに交換する場合やフィルム3の装着時に邪魔になるので、これらの作業の際に邪魔にならない位置に待避させるようになっているが、その都度ガイドローラ5のセット、リセットを行うことが必要であり、作業が煩わしく、作業性も悪いという問題がある。
【0004】
そこで、異なったサイズのフォーマを使用する場合即ち、図8に示すように大きいサイズのフォーマ6又は小さいサイズのフォーマ6'を使用する場合、ガイドローラ5とスカート部6a、6'aの先端(フィルム投入口)6b又は6'bとの間の距離が同じになるようにガイドローラ5を点線で示す位置から実線で示す位置に前後に水平移動させるようにして、フィルム3の装着やフォーマ6、6'の交換作業時における作業性の向上を図るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第2934067号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ガイドローラ5をフォーマ6のスカート部6aの先端6bに対して前後方向に水平移動させる上記構成においては、図8に示すようにガイドローラ5の高さ位置が一定とされているために異なるサイズのフォーマ6又は6'を使用する場合でもこれらフォーマ6、6'のスカート部先端6b、6'bの高さ(フィルム3の投入口高さ)を一定にしなければならない。即ち、ガイドローラ5の高さ位置は、大きいサイズのフォーマ6のスカート部先端6bの高さ位置に合わせて設定されており、当該フォーマ6の高さをB、下端6cから横シーラ・カッタ10の上面までの距離をAとした場合、フォーマの高さC(<B)の小さいフォーマ6'の場合には当該フォーマ6'をガイドローラ5の高さ位置に合わせて配置してスカート部先端6'bを大きいサイズのフォーマ6のスカート部6bの高さ位置に合わせるようにしている。
【0007】
このため、小さいサイズのフォーマ6’においては下端6’cから横シーラ・カッタ10の上面(エンドシル位置)までの距離が長くなり(A+X)、本来必要のない落下距離Xだけ充填物(内容物)が余分に落下することとなる。充填物の落下距離が長くなるとこれに伴い落下衝撃が大きくなり、充填物によっては破損する虞がある。また、落下距離が長くなるとこれに伴い充填時間が長くなり、充填時間の損失を来たし、生産性が低下する等の問題がある。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、サイズの異なるフォーマの下端からエンドシール位置までの距離が略一定となるように支持すると共に前記フォーマにフィルムを沿わせるためのガイドローラをフォーマのサイズに合わせて最適な位置に調整可能として充填物の落下距離を短くするようにした縦形製袋充填機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明では、フィルムリールから引き出したフィルムをその走行過程にてフォーマにより筒状に形成しながらフィルムの合わせ面をシールし、更に筒状フィルムの上下をエンドシールして内容物を封袋する縦形製袋充填機であって、この充填機に使用される交換部品としてのフォーマはフィルムを筒状に形成すべく案内するスカート部を含み、且つ、フィルムの走行方向でみて上流側となるスカート部の先端とフォーマの下端との間の上下距離がそのサイズに応じて異なる、縦形製袋充填機において、前記フォーマの下端から前記エンドシールの位置までの距離略一定にして前記フォーマ支持するフォーマ支持手段と、フィルムの走行方向でみてフォーマの上流に配置され、フィルムをフォーマのスカート部に沿わせるべく、このスカート部に向けて案内するガイドローラスカート部の先端に対する接離方向及び上下方向にガイドローラを移動可能に支持し、且つ、ガイドローラによりフィルムをスカート部における傾斜面の延長線の下方からスカート部の先端に向けさせるべくガイドローラを位置付けるガイドローラ支持機構とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項1の縦形製袋充填機によれば、サイズの異なるフォーマ使用された場合でも、フォーマ支持手段は、前記フォーマの下端からエンドシール位置までの距離略一定にしてフォーマ支持し、これにより、フォーマの下端からエンドシール位置までの距離(落下距離)はフォーマのサイズに拘わらず同じになるそれ故、小さいサイズのフォーマには、充填物の投入高さ、つまり、そのフォーマの上端位置を低くでき、充填物の落下距離を短くすることができる。
一方、ガイドローラ支持機構は、フォーマのサイズ、即ち、その下端とスカート部の先端との間の上下距離に応じ、ガイドローラを位置決めして支持する。具体的には、大きいサイズのフォーマの場合にはガイドローラをフォーマにおけるスカート部の先端の下方に位置決めし、これに対し、小さいサイズのフォーマの場合にはガイドローラをフォーマにおけるスカート部の先端に対し、フィルムの走行方向でみて上流側且つ下方に位置決めし、何れの場合にも、ガイドローラはフィルムをスカート部の傾斜面の延長線の下方からスカート部の先端に向けて供給する
【0011】
請求項2の発明では、前記フォーマ支持手段は、前記フォーマを支持する枠体と、前記枠体を前記縦形製袋充填機の本体に固定する支持部材とから成り、前記支持部材は、正立又は倒立姿勢で前記本体に取付可能であり、前記フォーマのサイズに合わせて前記正立又は倒立姿勢で前記枠体を支持することを特徴とする。
請求項2の縦形製袋充填機によれば、大きいサイズのフォーマを使用する場合には、支持部材を正立させた姿勢で本体に固定し、この支持部材に枠体を介してフォーマを支持させ、小さいサイズのフォーマを使用する場合には支持部材を倒立させた姿勢で本体に固定し、この支持部材に枠体を介してフォーマを支持させる。これにより、サイズの異なる何れのフォーマを使用した場合でもフォーマの下端からエンドシール位置までの距離(落下距離)を同じとし、支持部材の正立姿勢と倒立姿勢との高さ分の差分だけ小さいサイズのフォーマにおける充填物の投入口、即ち、その上端の高さを低くしてフォーマの支持が可能となり、充填物の落下距離を短くすることができる。
【0012】
請求項3の発明では、前記ガイドローラの外周面に設けられ、前記フィルムの両側部を規制するガイドと、前記ガイドローラを前記縦形製袋充填機の本体の外側から前記フィルムの走行方向に対して横方向に移動させて前記フォーマに供給するフィルムの蛇行調整を行う蛇行調整手段とを更に備えていることを特徴とする。
請求項3の縦形製袋充填機によれば、フィルムリールから引き出されたフィルムは、ガイドローラのガイドにより左右両側部を規制されてフォーマに供給される。フォーマに供給されるフィルムの蛇行は、蛇行調整手段によりガイドローラをフィルムの走行方向に対して横方向に調整することにより調整される。この蛇行調整は、本体の外側から行うことで製袋充填機を稼動したまま、流し調整することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る縦形製袋充填機のフォーマ位置の平面図、図2は、図1の矢線II−IIに沿う断面図、図3は、図1の矢線III−IIIに沿う一部切欠断面図である。図1乃至図3に示すように縦形製袋充填機20の本体21にはフォーマ支持手段30、ガイドローラ支持機構50が取り付けられている。フォーマ支持手段30は、フォーマを支持する枠体31と、この枠体31を本体21に固定する支持部材32から成る。枠体31は、左右の支柱33の上下両端に上板34、下板35が固定されて構成されている。上板34は、中央に孔34aが設けられており、この孔34aの左右両側に前端面から後端面まで軸孔34bが水平に穿設されている。そして、軸孔34bの後端には支持部材32に枠体31を着脱するためのノブ37が回転自在に装着されている。下板35は、その幅が上板34の略半分程度とされ、上板34の孔34aと対応する位置に半円状の切欠35aが設けられている。
【0014】
フォーマ41は、大きいサイズのフォーマとされ、下端41cが下板35の切欠35aの周縁部に載置されて固定されている。シリンダ42は、上端が上板34の孔34aに上面と面一をなして嵌合固定され、下部がフォーマ41内をフィルム3の膜厚に応じた隙間を存して同心的に遊貫して下方に所定の長さ延出している。
【0015】
図5に示すように小さいサイズのフォーマ45及びシリンダ46も枠体31と同様に構成された枠体31'に取り付けられている。枠体31'は、枠体31に比して小さいサイズのフォーマ45の高さに応じて低くなっているだけで、その他は枠体31と同じ構成とされている。尚、枠体31'の枠体31と対応する部材には対応する符号を付してある。シリンダ46は、枠体31'の下板35'から前記シリンダ42と略同じ長さ延出されている。そして、図3に示す大きいサイズのフォーマ41及びシリンダ42と、図5に示す小さいサイズのフォーマ45及びシリンダ46は、これらを支持する枠体31、31'ごと交換可能とされている。
【0016】
図3に示すように支持部材32は、側面視略L形の形状をなし、水平部32aの周縁部に本体21に取付用のボルト孔が複数設けられている。枠体31の取付部としての垂直部32bには上板34の左右の軸孔34bと対応して孔32cが穿設されており、支持軸38の基端が嵌挿されてナットで固定されている。支持軸38は、上板34の軸孔34bに嵌挿可能とされ、その長さが軸孔34bよりも短い長さとされて先端面にねじ穴38aが設けられている。そして、支持部材32は、使用するフォーマの大きさに応じて天地を逆にして、即ち、垂直部32bが上に位置する正立姿勢と、垂直部32bが下に位置する倒立姿勢(図5)とを選択的に取付可能とされている。支持部材32は、水平部32aが本体21の後端に載置されてボルトで着脱可能に固定される。
【0017】
図3に示すように支持部材32は、大きいサイズのフォーマ41を使用する場合には垂直部32bを上に向けて正立姿勢で取り付けられる。枠体31は、上板34の軸孔34bに支持軸38を挿通され、先端のねじ穴38aにノブ37の先端のねじ部37aを螺合されて締付固定される。小さいサイズのフォーマ45を使用する場合には、図5に示すように支持部材32は、垂直部32bを下に向けて倒立姿勢で取り付けられ、枠体31'が枠体31と同様に取り付けられる。
【0018】
これにより、大きいフォーマア41、小さいフォーマ45は、支持部材32に取付られた状態において、図6に示すようにこれらフォーマ41、45の下端41c、45cから横シーラ・カッタ10まで同じ距離(高さ)Aとされる。支持部材32は、本体21に対して垂直部32bを上下逆にして取り付け可能とすることで、垂直部32bの高さの略2倍の高低差が得られ、フォーマのサイズの大小に拘わらずフォーマの下端から横シーラ・カッタ(エンドシール位置)10までの高さ(落下距離)を同じ距離にすることが可能となる。これにより、1つの支持部材32で各種サイズのフォーマに対応することが可能となる。
【0019】
図2に示すようにガイドローラ支持機構50は、本体21のフォーマ上流側に離隔対向して配置され、且つフォーマの大きさに合わせて最適な位置にガイドローラ56を調整可能とされている。ガイドローラ支持機構50は、図4に示すように本体21に上下方向に揺動自在に支持された枠体51、該枠体51の上下両端に平行、且つ水平に配置されて回転自在に軸支された第1、第2のガイドローラ55、56、ガイドローラ56を位置決めする位置決め手段としてのハンドル57、及びガイドローラ56の蛇行調整を行う蛇行調整手段としてのグリップ58等により構成されている。
【0020】
図4に示すようにガイドローラ55は、円筒状をなし、左右両端が夫々軸53の基端に軸受を介して回転自在に軸支され、これらの軸53は、枠体51の左右の支持枠52の上端近傍の軸孔52aに回転可能に軸支され、先端が側方に突出している。一側の支持枠52の上端面には軸孔52aに直交して開口するねじ孔52bが穿設され、ハンドル57の先端のねじ部57aが螺合されている。ハンドル57は、緩めるとねじ部57aの先端が軸53の外周面から離隔して支持枠52と軸53との相対回転を可能とし、締め付けるとねじ部57aの先端が軸53の外周面に圧接して支持枠52と軸53とを固定する。
【0021】
ガイドローラ56は、円筒状をなし、中心に軸59が遊貫し、左右両端が軸受を介して軸59に回転自在に軸支されている。軸59は、一端が支持枠52の下端近傍の軸孔52cに軸方向に摺動可能に軸支され、他端がグリップ58の基端の軸孔58aに嵌合され、止めねじ60により逸脱不能に固定されている。グリップ58の基端側外周面にはねじ58bが刻設されており、一側の支持枠52のねじ孔(軸孔)52dに螺合されて左右方向に進退自在とされている。これにより、ガイドローラ56は、グリップ58を回すことで矢印で示す横方向(左右方向)に水平に移動可能とされる。そして、第2のガイドローラ56がフィルム3の蛇行を調整する蛇行調整ローラを兼ねている。
【0022】
ガイドローラ55、56には夫々フィルム3の左右両側部をガイドするガイドリング62、63が外嵌されている。これらのガイドリング62、63は、内径がガイドローラ55、56の外径よりも僅かに小径のリングに径方向にスリットが設けられて拡径可能とされ、ガイドローラ55、56に締め付け力を有して外嵌されており、軸方向の任意の位置に移動可能とされている。これらのガイドリング62、63は、フィルム3の幅に応じて位置決めされて両側部をガイドする。ガイドリング62、63は、弾性を有する例えば、塩化ビニル等の合成樹脂部材により形成されている。
【0023】
枠体51の左右の軸53は、先端が夫々本体21の左右のフレームに固定されたブラケット65に水平に支持されてねじ66で逸脱不能に固定されている。枠体51は、ハンドル57を緩めることで、左右の支持枠52が軸53に対して回動可能とされ、従って、左右の軸53を回動軸として上下方向に回動可能とされ、所望の回動位置においてハンドル57を締め付けることで、当該位置に固定することができる。グリップ58は、本体21の対向する側壁22に設けられた円弧状の長孔22a(図3)内を遊貫されて枠体51の回動に応じて移動可能とされ、先端58eがカバー23から外側に突出されており、本体21の外側からガイドローラ56の横方向への移動を調整可能とされている。
【0024】
枠体51の回動軸としての軸53は、図3に示すように最も大きいサイズのフォーマ41のスカート部先端41bよりも低く、図5に示すように最も小さいサイズのフォーマ45の上端よりも高い位置に配置されている。そして、図3に示すように大きいサイズのフォーマ41に対しては枠体51を小さく回動させてガイドローラ56によりフィルム3をスカート部先端41bの下方から供給可能とされている。また、小さいサイズのフォーマ45に対しては、枠体51を上方に大きく回動させてガイドローラ56をフォーマ45のスカート部先端45bの前方且つ下方に位置決めして、フィルム3をスカート部45aの傾斜面の2点鎖線で示す延長線(以下「フォーマ接線」という)の内側(下方)から先端45bに供給可能とされている。これにより、フィルム3がスカート部41a、45aに密着して供給される。このようにして、ガイドローラ支持機構50が本体21に装着されている。
【0025】
また、図2に2点鎖線で示すように下方に延出するシリンダ42の左右両側方にはフィルム繰出しベルト9が配置され、前方には不図示の縦シーラが配置されている。そして、これらは、本体21のカバー23により覆われている。
以下に作用を説明する。
図3に示すように大きいサイズのフォーマ41を使用する場合には、支持部材32を垂直部32bを上に向けて正立した姿勢で設置して枠体31を固定し、図5に示すように小さいサイズのフォーマ45を使用する場合には、支持部材32の垂直部32bを下に向けて倒立した姿勢で設置して枠体31を固定する。これにより、図6に示すようにフォーマ41の下端41c、又はフォーマ45の下端45cから横シーラ・カッタ10までの距離(落下距離)Aが同じになる。
【0026】
充填物(内容物)を計量・供給する計量器(図示せず)は、シリンダ42又は46の上方に昇降可能に配置されており、これらのシリンダ42又は46の上端(投入口)の高低差に応じて昇降されて位置決めされる(図6)。これにより、前述したように支持部材32の垂直部32bの略2倍の高さ分だけ小さいサイズのフォーマ45の充填物の投入口の高さを低くすることができ、充填物の落下距離を短くすることができる。
【0027】
ガイドローラ支持機構50は、使用するフォーマ41又は45に合わせてガイドローラ56がフォーマ41又は45のスカート部先端41b又は45bに対して最適な位置となるように位置決め固定される。即ち、図3に示すように大きいサイズのフォーマ41に対しては枠体51を小さく回動させてガイドローラ56をスカート部先端41bの下方に位置決め調整し、フィルム3をスカート部先端41bの下方から供給する。また、図5に示すように小さいサイズのフォーマ45に対しては枠体51を上方に大きく回動させてガイドローラ56をフォーマ45のスカート部先端45bの前方且つ下方に位置決め調整し、フィルム3をスカート部45aのフォーマ接線の内側(下方)から先端45bに供給する。このようにして、フォーマ41又は45のスカート部先端(フィルム投入口)41b又は45b)の高さに合わせてガイドローラ56の位置を調整する。これにより、確実な製袋が行われる。
【0028】
不図示のフィルムリールから引き出されたフィルム3は、ガイドローラ55の上側からガイドローラ56の下側を通してフォーマ41又は45のスカート部41a又は45aに供給される。このとき、フィルム3は、ガイドローラ55、56の各ガイドリング62、63により左右両側部を規制されてフォーマ41又は45に供給される。また、ガイドローラ56をグリップ58により横方向に調整してフォーマ41又は45に供給するフィルム3の蛇行を調整する。この蛇行調整は、本体21のカバー23を開けることなく外側から行うことができ、製袋充填機20を稼動したまま、流し調整が可能となる。
【0029】
フォーマ41又は45により円筒状に形成されながら前記縦シーラにより側面の合わせ面をシールされ、横シーラ・カッタ10により下端がエンドシールされて袋が形成され、前記計量器から充填物が供給された後横シーラ・カッタ10により上端をシールされて封袋される。そして、小さいサイズのフォーマ45の場合、充填物の落下距離を短くすることができるので、充填物の落下衝撃が緩和され、特に壊れやすい充填物の場合に破損を防止することができる。また、充填時間の短縮を図ることが可能となる。
【0030】
尚、上記実施例においては、大きいサイズのフォーマ41と小さいサイズのフォーマ45の2種類フォーマに適用する場合について記述したが、これに限るものではなく、種々のサイズのフォーマに対して適用することが可能である。この場合でも、1つの支持機構32で上記種々のサイズのフォーマに対応することが可能である。
【0031】
また、上記実施例においては、ガイドローラ支持機構50を上下方向に回動可能として下側のガイドローラ56をフォーマ41、45のスカート部先端(フィルム投入口)41b、45bに対して最適な位置に位置決めする構成としたが、これに限るものではなく、ガイドローラ支持機構50を図5に示すように傾斜させて配置し、且つフォーマ41又は45の前方、下方位置からスカート部先端41b、45bに向けて斜め上方に且つフォーマ接線の内側に移動させるように構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、サイズの異なるフォーマを使用した場合でもフォーマの下端からエンドシール位置までの距離を同じにしてフォーマを支持することで、小さいサイズのフォーマの場合、その充填物投入高さを低くすることができ、充填物の落下距離を短くすることができる。これにより、充填物の落下衝撃が緩和されて壊れやすい充填物の破損を防止することができると共に、充填時間の短縮が図られ、生産性の向上が図られる。また、フォーマのサイズ、つまり、フォーマにおけるスカート部の先端の高さに対してガイドローラを最適な位置となるように位置決め可能であるから、そのフォーマによる確実な製袋が可能となって、フォーマのサイズの兼用範囲が広くなり、機械設備費が低減されて経済的である。
【0033】
請求項2の発明では、一つの支持部材で各種のサイズのフォーマに簡単に対応することができるから、サイズの異なるフォーマでも、フォーマの下端からエンドシール位置までの距離を同じにしてフォーマを簡単に支持できるとともに、支持部材の正立姿勢と倒立姿勢との高さの差分だけ小さいサイズのフォーマの充填物の投入口高さを低くすることができ、充填物の落下距離を短くすることができる。
【0034】
請求項3の発明によれば、フィルムリールから引き出されたフィルムは、ガイドローラのガイドにより左右両側部を規制されてフォーマに供給され、フォーマに供給されるフィルムの蛇行調整を機械の外側から行うことができ、製袋充填機を稼動したまま、流し調整することが可能であり、安全性が向上する。また、ガイドローラが蛇行調整用のローラを兼ねていることで、構成が簡単且つ機械のコスト低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦形製袋充填機のフォーマ及びガイドローラの平面図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図1の矢線III−IIIに沿う一部切欠断面図である。
【図4】図2のガイドローラ支持機構の一部切欠図である。
【図5】図3において小さいサイズのフォーマを使用した場合の断面図である。
【図6】図3及び図5に示すサイズの異なるフォーマを使用した場合のガイドローラ機構によるガイドローラの位置決め説明図である。
【図7】縦形製袋充填機の説明図である。
【図8】図7に示す縦形製袋充填機においてサイズの異なるフォーマを使用した場合のフォーマとガイドローラとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
2 フィルムリール
3 フィルム
8 縦シーラ
10 横シーラ・カッタ
20 縦形製袋充填機
21 本体
30 フォーマ支持手段
31 枠体
32 支持部材
41、45 フォーマ
42、46 シリンダ
50 ガイドローラ支持機構
51 枠体
55、56 ガイドローラ
57 ハンドル
58 グリップ(蛇行調整手段)

Claims (3)

  1. フィルムリールから引き出したフィルムをその走行過程にてフォーマにより筒状に形成しながら前記フィルムの合わせ面をシールし、更に筒状フィルムの上下をエンドシールして内容物を封袋する縦形製袋充填機であって、この充填機に使用される交換部品としてのフォーマは前記フィルムを筒状に形成すべく案内するスカート部を含み、且つ、前記フィルムの走行方向でみて上流側となる前記スカート部の先端と前記フォーマの下端との間の上下距離がそのサイズに応じて異なる、縦形製袋充填機において、
    前記フォーマの前記下端から前記エンドシールの位置までの距離略一定にして前記フォーマ支持するフォーマ支持手段と、
    前記フィルムの走行方向でみて前記フォーマの上流に配置され、前記フィルムを前記フォーマの前記スカート部に沿わせるべく前記スカート部に向けて案内するガイドローラと、
    前記スカート部の前記先端に対する接離方向及び上下方向に前記ガイドローラを移動可能に支持し、且つ、前記ガイドローラにより前記フィルムを前記スカート部における傾斜面の延長線の下方から前記スカート部の前記先端に向けさせるべく前記ガイドローラを位置付けるガイドローラ支持機構と
    を備えたことを特徴とする縦形製袋充填機。
  2. 前記フォーマ支持手段は、前記フォーマを支持する枠体と、前記枠体を前記縦形製袋充填機の本体に固定する支持部材とから成り、
    前記支持部材は、正立又は倒立姿勢で前記本体に取付可能であり、前記フォーマのサイズに合わせて前記正立又は倒立姿勢で前記枠体を支持することを特徴とする請求項1記載の縦形製袋充填機。
  3. 前記ガイドローラの外周面に設けられ、前記フィルムの両側部を規制するガイドと、前記ガイドローラを前記縦形製袋充填機の本体の外側から前記フィルムの走行方向に対して横方向に移動させて前記フォーマに供給するフィルムの蛇行調整を行う蛇行調整手段とを更に備えたことを特徴とする請求項1記載の縦形製袋充填機。
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