JP2904657B2 - 自動車のウインドガラスの接着剤除去用切断工具 - Google Patents

自動車のウインドガラスの接着剤除去用切断工具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のウインドガラ
スの周囲に取付けられるウインドモールの交換時におい
て、硬化した接着剤層を除去するための自動車のウイン
ドガラスの接着剤除去用切断工具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドガラスやウインドモー
ルは、ボディに接着剤により接着されている。ウインド
ガラスを交換する場合の工具としては、特開平1−18
2117号公報に記載のように接着剤層を切取ってボデ
ィからウインドガラスを取外すものは知られている。
【0003】しかし、ウインドモールのみを交換する場
合は、先ずウインドモールを取外して、新たなウインド
モールを取付ける際に邪魔になるウインドガラスの下方
で硬化した接着剤層を切取らなければならないが、従来
はカッターなどにより切取っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、ウイ
ンドガラスとボディとの間隔が狭いためカッターが入り
難く、硬化した接着剤層を切取り難いためウインドガラ
スやボディに傷を付けたり、ウインドガラスを割ったり
してしまうという問題点を有していた。
【0005】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、硬化した接着剤層の切取りを容易にすると共に
ウインドガラスやボディに傷を付けることなく、ウイン
ドモール交換の作業性向上が図れる切断工具を提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、請求項1では、自動車ボディ開口部に装着した
ウインドガラスの周縁部に接着剤で固着したウインドモ
ールを取外し後、硬化した前記接着剤を除去するための
刃部を備えた切断工具において、前記工具は、把持用グ
リップ部1と、該グリップ部1から延びる直線状のアー
ム部5と、該アーム部5の下端部に、下方に垂下するよ
うに一体に設けられ、横向きの半円弧状 で、半円弧状の
部分の先端部6a、及び少なくとも一側部には刃7を備
える切断エッジ部6とからなり、前記ウインドモールを
取り外し、前記ウインドガラスの下方で硬化した前記接
着剤を切取るようにし
【0007】請求項2では、請求項1において、前記エ
ッジ部6の上方部分のアーム部5の下部に設けられ、エ
ッジ部6の膨出方向、又はこれの反対方向の一方向に突
出し、前記ウインドガラスの上面に当接させて前記エッ
ジ部6の切断方向を案内するガイド部材15、又は16
を備えたことを特徴とする。 請求項3では、請求項1、
又は請求項2の何れかにおいて、前記エッジ部6の上方
部分のアーム部5の下部に設けられ、エッジ部6の膨出
方向、及びこれの反対方向に突出し、前記ウインドガラ
スの上面に当接させて前記エッジ部6の切断方向を案内
するガイド部材15、及び16を備えたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】ウインドガラスとボディとの間で硬化した接着
剤層が、半円弧状の切断エッジ部6の先端部、及び両側
部の刃7により容易に切取られる。又ガイド部材15、
又は16、若しくはガイド部材15,16で、エッジ部
6はガイドされ、硬化した接着剤の除去が容易に、円滑
に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は請求項1に係る自動車のウインドガラ
スの接着剤除去用切断工具の正面図、図2は同じく側面
図、図3は図2のA−A線断面図、図4はウインドモー
ルの一部を取外した状態の自動車の後部斜視図、図5は
図4のB−B線断面図、図6は図4においてウインドモ
ールを取外した状態のB−B線断面図、図7は図4にお
いて本発明に係る自動車のウインドガラスの接着剤除去
切断工具で接着剤層を除去後のB−B線断面図、図
8、図9は請求項2に係る自動車のウインドガラスの接
着剤除去用切断工具により接着剤層切取り中の図4のB
−B線断面図、図10は請求項3に係る
【0010】本発明にかかる自動車のウインドガラスの
接着剤除去用切断工具は、図1と図2に示すように、作
業者が手で把持するグリップ部1と刃部2とグリッ
プ部1に刃部2を固定する押え部3とから成り、刃部2
基部は、グリップ部1と押え部3で挟持され、ボルト
4で固定されている。グリップ部1の表面には、作業時
に滑らないようローレット加工(不図示)が施されてい
る。刃部2は、グリップ部1と押え部3で挟持されるア
ーム5部と、アーム5の先端部に形成された横向き半
円弧状の切断エッジから構成されている。
【0011】切断エッジ6は、図に示すように、直
線状のアーム5部の仮想延長線Lに対し、片側に偏寄し
て半円弧状にこの側に膨出し、横向き半円弧状に形成さ
れている。切断エッジ部6の先端部6a、及び両側部
刃7が形成され、刃7は、先端部、及び半円弧状の両
側の3ヵ所に形成されている。先端部6aは、刃7を含
んで、図1に示すように、アーム部5の仮想延長線Lよ
りも反対側に少しく突出している。また、作業時にボデ
ィに傷を付けないように半円弧状に形成された切断エッ
ジ6の外周面6bは、平板状に形成されている。
【0012】以上のように構成された上記切断工具を用
いて硬化した接着剤層を切取る作業を説明する。図4に
示すように先ず熱変形や傷付いたウインドモール10
ボディ11とウインドガラス12の端部との間から
取外す。なお、図5は図4のB−B線断面図で、ボディ
11、ウインドモール10、ウインドガラス12、硬化
した接着剤層13、ダムラバー14との関係を示してい
る。
【0013】ウインドモール10をボディ11から取外
した状態である図4のB−B線断面図は、図6に示す通
りである。従って、硬化した接着剤層13が、図6に示
すように残るので新しいウインドモール10を同じ部位
に接着剤で取付ける場合に邪魔になる。
【0014】そこで、図8に示すように硬化した接着剤
層13を切断工具を用いて切取って行く。前記した切断
工具1のエッジ部6を、図6の状態において、ボディ1
1とウインドガラス12との間の隙間に挿入し、硬化し
た接着剤層13をエッジ部6の先端部6aの刃7、及び
両側の刃7,7で抉って切り取り、除去する。硬化した
接着剤層13の切り取りは、エッジ部6の先端部6aに
刃7、エッジ部6の両側の刃7,7が形成されているの
で、半円弧状に形成したエッジ部6を接着剤層13に先
端部6aの刃7から差込むことができるとともに、側方
にスライドさせて抉ることで、容易に行なうことができ
る。図8は、請求項2に係る切断工具によりウインドガ
ラス12側の接着剤層13を切取って行くのを示してい
る。アーム5下部には、ウインドガラス12の上面
に当接して刃部2の切断方向を案内するためのL字状の
ガイド部材15を、切断エッジ6の半円弧状の突出側に
設けた。
【0015】L字状のガイド部材15をウインドガラ
ス12のエッジ上面に当て、ウインドガラス12に沿っ
て切断工具を移動させることにより、ガイド作用で、
化した接着剤層13をウインドガラス12の全周にわた
って容易に、円滑に切取ることが出来る。
【0016】次に、刃部2を図9に示すような向きに変
え、同様にウインドガラス12に沿って硬化した接着剤
層13をウインドガラス12の全周にわたって切取る。
図9は、請求項別の態様のガイド部材を備える切断
工具によりボディ11側の接着剤層13を切取って行く
のを示している。アーム5には、ウインドガラス12
の上面に当接して刃部2の切断方向を案内するためのL
字状のガイド部材16が、切断エッジ6の前記した半
円弧状に突出する側と反対側に設けられている。
【0017】L字状のガイド部材16をウインドガラス
12のエッジに当て、ウインドガラス12に沿って切断
工具を移動させることにより硬化した接着剤層13をウ
インドガラス12の全周にわたって、ガイド部材16の
作用で、容易に、円滑に切取ることが出来る。図7は、
以上のようにして硬化した接着剤層13を切取った状態
の図4のB−B線断面図を示している。
【0018】図10は、切断エッジ6の半円弧状突出
に突出したL字状のガイド部材15と、切断エッジ
6の該半円弧状突出側とは反対側に突出したL字状のガ
イド部材16の両方をアーム5に備えた場合を示してい
る。
【0019】2つのガイド部材15,16をアーム5に
備えることによって、上記図8の状態の切り取り、反転
して図9の状態の切り取りを行うことができ、速やかに
硬化した接着剤層13をウインドガラス12の全周に
わたって容易に切取ることが出来る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
求項1では、自動車ボディ開口部に装着したウインドガ
ラスの周縁部に接着剤で固着したウインドモールを取外
し後、硬化した前記接着剤を除去するための刃部を備え
た切断工具において、前記工具は、把持用グリップ部1
と、該グリップ部1から延びる直線状のアーム部5と、
該アーム部5の下端部に、下方に垂下するように一体に
設けられ、横向きの半円弧状で、半円弧状の部分の先端
部6a、及び少なくとも一側部には刃7を備える切断エ
ッジ部6とからなり、前記ウインドモールを取り外し、
前記ウインドガラスの下方で硬化した前記接着剤を切取
るようにしたので、ウインドガラスの下方で切取り難い
硬化した接着剤層を、半円弧状の切断エッジ部6の先端
部、及び両側部の刃7により、確実に、容易に切取るこ
とができる。従って、自動車のウインドガラス交換作業
の作業性向上を図ることができる。また、接着剤層を容
易に切取ることが出来るので、ウインドガラスやボディ
に傷を付けることがない。請求項2では、請求項1にお
いて、前記エッジ部6の上方部分のアーム部5の下部に
設けられ、エッジ部6の膨出方向、又はこれの反対方向
の一方向に突出し、前記ウインドガラスの上面に当接さ
せて前記エッジ部6の切断方向を案内するガイド部材1
5、又は16を備えるので、ガイド部材15、又は16
の案内作用で、接着剤層の切断、除去が、円滑、容易に
行うことができる。 請求項3では、請求項1、又は請求
項2の何れかにおいて、前記エッジ部6の上方部分のア
ーム部5の下部に設けられ、エッジ部6の膨出方向、及
びこれの反対方向に突出し、前記ウインドガラスの上面
に当接させて前記エッジ部6の切断方向を案内するガイ
ド部材15、及び16を備えるので、ガイド部材15、
及び16の案内作用で、接着剤層の切断、除去が、円
滑、容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る自動車のウインドガラスの接着
剤除去用切断工具の正面図
【図2】請求項1に係る自動車のウインドガラスの接着
剤除去用切断工具の側面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】ウインドモールの一部を取外した状態の自動車
の後部斜視図
【図5】図4のB−B線断面図
【図6】図4においてウインドモールを取外した状態の
B−B線断面図
【図7】図4において本発明に係る自動車のウインドガ
ラスの接着剤除去用切断工具で接着剤層を除去後のB−
B線断面図
【図8】請求項2に係る自動車のウインドガラスの接着
剤除去用切断工具により接着剤層切取り中の図4のB−
B線断面図
【図9】請求項2に係る自動車のウインドガラスの接着
剤除去用切断工具により接着剤層切取り中の図4のB−
B線断面図
【図10】請求項3に係る自動車のウインドガラスの接
着剤除去用切断工具の刃部の正面図
【符号の説明】
1…グリップ部、2…刃部、3…押え部、5…アーム
部、6…切断エッジ6a…先端部、7…刃、10…
ウインドモール、11…自動車ボディ、12…ウインド
ガラス、13…接着剤層、15,16…ガイド部材。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボディ開口部に装着したウインド
    ガラスの周縁部に接着剤で固着したウインドモールを取
    外し後、硬化した前記接着剤を除去するための刃部を備
    えた切断工具において、前記工具は、把持用グリップ部1と、該グリップ部1か
    ら延びる直線状のアーム部5と、該アーム部5の下端部
    に、下方に垂下するように一体に設けられ、横向きの半
    円弧状で、半円弧状の部分の先端部6a、及び少なくと
    も一側部には刃7を備える切断エッジ部6とからなり、 前記ウインドモールを取り外し、前記ウインドガラスの
    下方で硬化した前記接着剤を切取るようにしたことを特
    徴とする自動車のウインドガラスの接着剤除去用切断工
    具。
  2. 【請求項2】 前記エッジ部6の上方部分のアーム部5
    の下部に設けられ、エッジ部6の膨出方向、又はこれの
    反対方向の一方向に突出し、前記ウインドガラスの上面
    に当接させて前記エッジ部6の切断方向を案内するガイ
    ド部材15、又は16を備えたことを特徴とする請求項
    記載の自動車のウインドガラスの接着剤除去用切断
    工具。
  3. 【請求項3】 前記エッジ部6の上方部分のアーム部5
    の下部に設けられ、エッジ部6の膨出方向、及びこれの
    反対方向に突出し、前記ウインドガラスの上面に当接
    て前記エッジ部6の切断方向を案内するガイド部材1
    5、及び16を備えたことを特徴とする請求項1又は
    請求項何れかに記載の自動車のウインドガラスの接着
    剤除去用切断工具。
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