JP2904605B2 - 自動車車体の化成処理方法 - Google Patents

自動車車体の化成処理方法

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JP2904605B2 JP3094957A JP9495791A JP2904605B2 JP 2904605 B2 JP2904605 B2 JP 2904605B2 JP 3094957 A JP3094957 A JP 3094957A JP 9495791 A JP9495791 A JP 9495791A JP 2904605 B2 JP2904605 B2 JP 2904605B2
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賢一 福谷
圭爾 羽立
大二郎 谷
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C22/73Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属表面の塗装前処理
に採用されるリン酸塩化成処理方法、特に自動車車体に
おける浸漬式のリン酸塩化成処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車車体、家庭電化製品、スチ
ール家具等の金属製品は塗装前処理としてリン酸塩化成
処理が行われており、そのリン酸塩化成処理方式として
は、生産効率を向上させるためにスプレー方式が多く用
いられている。しかしながら、スプレー方式では、スプ
レーポケット部、つまり被処理物が袋部等を有する場
合、その部分はスプレーノズル方向をいかに変えても直
接噴霧されずに、処理液の跳ね返り飛沫しか当たらない
ため、充分な皮膜化成がなされず、ブルーカラー状皮膜
となる。このような皮膜では、塗装後の耐食性、密着性
が劣化し、塗装下地としては不充分である。
【0003】浸漬式による化成処理方法で処理(通常の
処理液深さは1.5〜3m)すれば、上記スプレーポケ
ット部の皮膜化成も充分に行えるが、被処理物が処理液
に浸漬する際、搬送装置の搬送速度の関係で化成皮膜の
段ツキの化成ムラが発生し、均一な化成皮膜が得られな
いという問題点がある。これが浸漬処理法を自動車車体
の化成処理に用いることの最大の障害となっていた。
【0004】この問題点を解決する手段として、リン酸
塩処理槽の入槽部側に処理液を噴射して処理槽内の処理
液を波動させ、段ツキ化成ムラをなくすことが特公昭6
3−8820号公報、特開昭54−45639号公報に
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来例の波動手段
は、被処理物が入槽する入槽部側のみを波動させるため
の噴射ノズル、パイプ、ポンプ等の波動装置を別に設置
する必要があり、局部的な波動であるので、均一性に欠
けると言う解決しなければならない課題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、自動車車体をコンベヤ
により化成処理槽に移送して浸漬法により化成処理する
方法において、処理液をコンベヤ移動方向と平行で且つ
逆方向に流動(好ましくは処理液流動速度3〜15m/
分)させると共に、処理槽の内側幅距離が自動車車体の
両サイドドア間距離に対し1.1〜1.5倍で、かつ処
理槽内の処理液深さが1.5〜3mになるようにし、自
動車車体側面と処理槽内側面との隙間を通過する処理液
の表面流速が処理槽液内への自動車車体の浸入前よりも
2倍以上に速くなるようにしたことを特徴とする自動車
車体の化成処理方法を提供するものである。
【0007】
【作用】本発明は、処理槽内に出槽側から入槽側に向け
て所定の処理液流れを形成し、自動車車体を浸漬処理し
た際に処理液流れに逆らって移動し、自動車車体側面と
処理槽内側面との間隙を流れる処理液の表面流速が浸入
前よりも2倍以上になるようにし、それによって接触面
に処理液が停滞しないようにすると共に、処理液の流れ
によって自動車車体の入槽時に処理液の盛り上がり現象
が生じ、必然的に接触境界面が波状になるため段ツキ及
び化成ムラが生じなくなるのである。そして又、処理液
面の近傍で、下方に向けてリン酸塩処理液をスプレーノ
ズルによりスプレーすることにより、車体上部で発生し
たスラッジを払いのけて上部におけるスラッジの付着が
防止できるのである。
【0008】
【実施例】次に本発明に係る方法を実施する装置を使用
して、被処理物例えば自動車車体の表面を化成処理する
方法を説明する。
【0009】先ず、本発明の方法を実施する装置につい
て説明すると、処理槽1は一般に使用されている舟型の
ものが使用され、該処理槽の底部にはスラッジ溜2が形
成されると共に、入槽側Aにオーバーフロー槽3が一連
に配設されている。このオーバーフロー槽3にポンプ4
を介して循環パイプ5が接続され、該循環パイプの途中
に熱交換器6を接続させ、該熱交換器6より後に多数の
ノズルをもつ複数のライザー7,8を接続してある。
【0010】前記ライザーの内、一方のライザー7は処
理槽1の略中間位置に配設し、他方のライザー8は処理
槽1の出槽側Bの上部に位置させ、前記一方のライザー
7は液面に近接して処理液を噴射するようにし、他方の
ライザー8は出槽してくる被処理物、即ち自動車車体9
に対して処理液をシャワーするようにしてある。そし
て、自動車車体9は一般的に使用されている所定のコン
ベヤ10によって移送されるようになっている。
【0011】このような構成を有する処理槽1及びオー
バーフロー槽3に所定量の処理液を供給して略満タン状
態にする。そして、ポンプ4を作動させて、オーバーフ
ロー槽3内の処理液を循環パイプ5を介し熱交換器6を
経て、一方のライザー7及び他方のライザー8より処理
槽1内に噴射させる。
【0012】このように処理液を噴射させることによ
り、処理槽1内の処理液はオーバーフロー槽3内に流入
し、処理液が出槽側Bから入槽側Aに向かって所定の流
れ(3〜15m/分の処理液流動速度)をもって循環す
るようになり、同時に処理液を所定の温度に昇温維持さ
せることが出来る。
【0013】この状態で、所定のコンベヤ10に吊垂状
態に支持されている自動車車体9を処理液の流れに対向
して移動させ、入槽側Aから入槽させて化成処理を行
う。
【0014】自動車車体9が処理槽1内の処理液内に侵
入すると、処理液の流れは自動車車体のフロント部にぶ
つかり、車体側面と処理槽1の内側面との隙間を通過し
てオーバーフロー槽3に流出する。この時に、前記隙間
が狭いので処理液の流れが速くなると共に接触境界部分
の液面が盛り上がり全体として流れの中に波が形成され
る。
【0015】この処理液の流れと液面の盛り上がりによ
る波の発生で、車体表面に生成する皮膜は段ツキ及び化
成ムラを生じることなく均一に生成される。尚、処理液
中にスラッジが発生すると、自動車車体の上面、例えば
天井面、ボンネット面にスラッジが沈着するようになる
ので、ライザー7からの噴射によって処理液を車体上面
に吹き付けスラッジの沈着を防止することができる。
【0016】自動車車体9と処理槽1の内側面との間に
予定した流れを形成させるために、処理槽1の内側幅距
離が自動車車体の両サイドドア間距離に対し1.1〜
1.5倍になるようにするが、好ましくは1.2から
1.4倍にする。
【0017】その比率において、1.1倍未満にすると
自動車車体9が処理槽の内壁面に接触する可能性があ
り、又処理液を車体表面に効果的に接触させることがで
きなくなる。1.5倍を超えると車体表面部での処理液
の盛上がりが小さくなり、段ツキ及び化成ムラの防止効
果が弱くなる。
【0018】自動車車体側面と処理槽1の内側面との隙
間を流れる処理液の表面流速を、処理槽1内への浸入前
の平均表面流速よりも2倍以上にすると、段ツキマーク
が消えてくるが3倍以上にすると更に効果的である。
【0019】前記装置による処理にあたって、ライザー
7のノズル位置は、処理液を液面上から噴射する場合
と、液面下から噴射する場合とに分けられるが、両者共
に噴射液が飛散して自動車車体9に付着しないように適
宜選択すればよく、通常液面から以下に5〜20cm程度
の範囲が適当である。
【0020】化成処理後の一連の自動車塗装ラインでの
搬送速度は通常4〜5m/分であり、前記化成処理を実
施するにあたって、これに準じるように速度調整して化
成処理を行い、化成皮膜の仕上がりは外観を目視にて判
断すれば良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係わる自動
車車体の化成処理方法においては、自動車車体をコンベ
ヤにより化成処理槽に移送して浸漬法により化成処理す
る方法において、処理液をコンベヤ移動方向と平行で且
つ逆方向に流動(好ましくは処理液流動速度3〜15m
/分)させると共に、処理槽の内側幅距離が自動車車体
の両サイドドア間距離に対し1.1〜1.5倍で、かつ
処理槽内の処理液深さが1.5〜3mになるようにし、
自動車車体側面と処理槽内側面との隙間を通過する処理
液の表面流速が処理槽液内への自動車車体の浸入前より
も2倍以上に速くなるように調整することによって、被
処理物である自動車車体を浸漬手段によって処理して
も、浸漬時に発生する段ツキ及び処理液の停滞がなく化
成ムラの発生を解消し、塗装下地として良好な皮膜を形
成することができるという優れた効果を奏する。
【0022】又、処理槽内の処理液面の近傍で、下方に
向けてリン酸塩処理液をスプレーノズルによりスプレー
することにより、自動車車体の上部で発生したスラッジ
を、上部に停滞又は付着させることなく払いのけて、車
体上部に沈着又は付着するのを防止できると言う優れた
効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する具体的装置の略示的平
面図である。
【図2】本発明の方法を実施する具体的装置の略示的側
面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 スラッジ溜 3 オーバーフロー槽 4 ポンプ 5 循環パイプ 6 熱交換器 7,8 ライザー 9 自動車車体 10 コンベヤ A 入槽側 B 出槽側
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−152974(JP,A) 特開 昭56−158896(JP,A) 特開 昭55−76076(JP,A) 特開 昭58−6974(JP,A) 実開 昭59−64969(JP,U) 実開 昭62−43679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 22/73 B05C 3/10 C25D 13/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車車体をコンベヤにより化成処理槽
    に移送して浸漬法により化成処理する方法において、処
    理液をコンベヤ移動方向と平行で且つ逆方向に流動させ
    ると共に、処理槽の内側幅距離が自動車車体の両サイド
    ドア間距離に対し1.1〜1.5倍で、かつ処理槽内の
    処理液深さが1.5〜3mになるようにし、自動車車体
    側面と処理槽内側面との隙間を通過する処理液の表面流
    速が処理槽液内への自動車車体の浸入前よりも2倍以上
    に速くなるようにしたことを特徴とする自動車車体の化
    成処理方法。
  2. 【請求項2】 処理液槽内における処理液面の近傍で、
    下方に向けてリン酸塩処理液をスプレーノズルによりス
    プレーすることを特徴とする請求項1に記載の自動車車
    体の化成処理方法。
  3. 【請求項3】 処理液流動速度が3〜15m/分である
    請求項1又は2に記載の自動車車体の化成処理方法。
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