JP2904323B2 - 紡糸機における紡糸冷却方法 - Google Patents

紡糸機における紡糸冷却方法

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JP2904323B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紡糸機における紡糸の冷
却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶融紡糸法による紡糸機について
図面と共に以下に説明する。
【0003】図4において、紡糸機41においては、加
熱溶融した繊維原料をノズル42より押出し空気中で冷
却して凝固させ、糸Yを紡出している。
【0004】更に、場合によりオイリングロ―ラでオイ
リングを施した後、平行な2仮想平面上で2軸がわずか
に捩れの位置関係をなすように配置された1対2個のロ
―ラによりなる延伸ロ―ラ43を、繊維の繊度に応じて
数対設け、夫々の周速差により紡糸Yを延伸している。
【0005】図4においては2対のみを示したが、この
うち2対目となる最終の延伸ローラはアニーリングロー
(加熱ローラ)44であり、一定温度に加熱されてい
る。紡糸YHAアニーリングローラ44において再加熱
された後、再び空気中で冷却され、巻取装置45におい
てタッチローラ45aに圧接されながらパッケージPと
して巻き取られている。
【0006】上述の紡糸機41においては、延伸した紡
糸Yを安定させるために、アニ―リングロ―ラ44のア
ニ―リング温度が通常 200℃程度に設定されており、該
アニ―リングロ―ラ44より加熱されて送り出された紡
糸Yは、空気中で自然冷却されているので、冷却状態を
均一に保持することが困難であるのみならず、充分な冷
却状態を得るためには冷却区間を長く設けなければなら
なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の技術の
このような点に注目し、冷却状態が均一であり、且つ、
冷却効果の高い紡糸冷却方法を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】溶融した繊維原料を押出
紡糸し、複数の延伸ローラで延伸し、加熱ローラにより
加熱した後、巻取装置にて紡糸を巻き取る紡糸機におい
て、加熱ローラと巻取装置との間に、駆動回転する主ロ
ーラと従ローラとからなる冷却ローラを介在させ、紡糸
冷却ローラに複数回巻き付けて冷却する。
【0009】
【作用】加熱ローラより送り出された紡糸は、低温に一
定に保持されている冷却ローラに複数回巻き付き接触す
ることにより充分に、且つ、均一に冷却された状態で巻
取装置に巻き取られる。
【0010】
【実施例】本発明の実施の一例について図面と共に説明
する。
【0011】図1において本発明の紡糸冷却方法は、従
来例で示した紡糸機41のアニーリングローラ(加熱ロ
ーラ)44と巻取装置45との間に、冷却ローラ11を
介在させ、該冷却ローラ11により紡糸Yをロールしな
がら、紡糸Yを低温に保持された冷却ローラ11の表面
温度程度に冷却するものである。
【0012】図1に示すように冷却ローラ11は、従来
例で述べた延伸ローラ43と同様に、主ローラ11a及
従ローラ11bの1対2個のローラよりなり、主ロー
ラ11aに対して、従ローラ11bが平行な2仮想平面
上でわずかに捩れの位置関係をなすように2つのローラ
を配置して、捩れ角に応じたピッチにより紡糸Yは螺旋
状に巻き送られ、この間、冷却装置を備えた主ローラ1
1aに数次に亘って接触することにより、漸次冷却され
る。
【0013】次に、冷却ロ―ラ11の主ロ―ラ11aに
対する冷却方法について、実施例を図2及び図3と共に
以下に説明する。
【0014】図2に示す、第一の実施例は、円筒状の主
ロ―ラ21aの底部のフランジ部22に通気孔22aを
設け、該フランジ部22に嵌入し固着されている軸23
にファン24を同軸に設けて、軸23を図示しない駆動
装置により回転することにより主ロ―ラ21aの開口端
部25から上記通気孔22aに向うから空気流を発生さ
せて、該空気流により主ロ―ラ21aを冷却するもので
ある。更に、冷却効果を高めるために、主ロ―ラ21a
の内側面にヒ―トシンク26を適宜設けたり、ファン2
4を別途高速回転させることも可能である。
【0015】図3に示す、第二の実施例は、主ロ―ラ3
1aの基部にフランジ部32を形成し、該フランジ部3
2及び主ロ―ラ31aの内部に亘って循環させてク―リ
ングパイプ33を複数放射状に設け、上記フランジ部3
2を冷却槽34に内封した冷却液35に浸漬して冷却す
ることにより冷却されているフランジ部32側と、紡糸
Yが巻き掛けられている主ロ―ラ31a側との間で、ク
―リングパイプ33内に封入した冷却液33aが対流循
環し、主ロ―ラ31aを冷却するものである。
【0016】
【発明の効果】本発明の紡糸冷却方法は、上述したとお
り溶融した繊維原料を押出紡糸し、複数の延伸ローラで
延伸し、加熱ローラにより加熱した後、巻取装置にて紡
糸を巻き取る紡糸機において、加熱ローラと巻取装置と
の間に、駆動回転する主ローラと従ローラとからなる
却ローラを介在させ、紡糸を冷却ローラに複数回巻き
付けて冷却するので、空気中で自然冷却する場合に比
べ、冷却効果が高く、冷却状態が均一であるのみなら
ず、加熱ローラと巻取装置との間の冷却区間を大幅に短
縮することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の紡糸冷却方法を示す正面図である。
【図2】第一の実施例の冷却ロ―ラを示す側断面図であ
る。
【図3】第二の実施例の冷却ロ―ラを示す側断面図であ
る。
【図4】従来の紡糸機の正面図である。
【符号の説明】
11 冷却ローラ 11a,21a,31a 主ローラ 11b 従ローラ 41 紡糸機 42 ノズル 43 延伸ローラ44 アニーリングローラ(加熱ローラ) 45 巻取装置 Y 紡糸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融した繊維原料を押出紡糸し、複数の
    延伸ローラで延伸し、加熱ローラにより加熱した後、巻
    取装置にて紡糸を巻き取る紡糸機において、加熱ローラ
    と巻取装置との間に、駆動回転する主ローラと従ローラ
    とからなる冷却ローラを介在させ、紡糸を冷却ローラ
    複数回巻き付けて冷却する紡糸冷却方法。
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