JP2903813B2 - レーザレーダ装置 - Google Patents
レーザレーダ装置Info
- Publication number
- JP2903813B2 JP2903813B2 JP3327027A JP32702791A JP2903813B2 JP 2903813 B2 JP2903813 B2 JP 2903813B2 JP 3327027 A JP3327027 A JP 3327027A JP 32702791 A JP32702791 A JP 32702791A JP 2903813 B2 JP2903813 B2 JP 2903813B2
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- JP
- Japan
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- signal
- amplifier
- obstacle
- reflected
- laser
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- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザを用いて障害物
の検出を行なうレーザレーダ装置に関する。
の検出を行なうレーザレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザレーダ装置は、図5のブロ
ック図に示すように、送信レーザ1,送信光学系2,受
信光学系3,光検出器4,広帯域増幅器5,レベル比較
回路9及び基準レベル信号発生回路10で構成されてい
る。
ック図に示すように、送信レーザ1,送信光学系2,受
信光学系3,光検出器4,広帯域増幅器5,レベル比較
回路9及び基準レベル信号発生回路10で構成されてい
る。
【0003】送信レーザ1よりレーザ光を発振させて送
信光学系2を通して大気中に送光する。大気中の浮遊粒
子や大気構成分子によって散乱した光と障害物によって
反射した光は、受信光学系3を通って、光検出器4にお
いて光電変換される。光電変換された信号は、広帯域増
幅器5によって信号増幅された後、レベル比較回路9へ
入力される。レベル比較回路9では、予め基準レベル信
号発生回路10によって設定された信号レベルと比較を
行う。そして、基準レベルを越えた信号があった場合、
「障害物が有り」の信号を出力する。またこのとき、大
気からの散乱信号が障害物からの反射信号に比べて十分
小さくなるまでに要する時間中、光検出器4または広帯
域増幅器5にゲートをかけ信号処理を行わないようにし
ている。
信光学系2を通して大気中に送光する。大気中の浮遊粒
子や大気構成分子によって散乱した光と障害物によって
反射した光は、受信光学系3を通って、光検出器4にお
いて光電変換される。光電変換された信号は、広帯域増
幅器5によって信号増幅された後、レベル比較回路9へ
入力される。レベル比較回路9では、予め基準レベル信
号発生回路10によって設定された信号レベルと比較を
行う。そして、基準レベルを越えた信号があった場合、
「障害物が有り」の信号を出力する。またこのとき、大
気からの散乱信号が障害物からの反射信号に比べて十分
小さくなるまでに要する時間中、光検出器4または広帯
域増幅器5にゲートをかけ信号処理を行わないようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレーザ
レーダ装置は、大気からの散乱信号が小さくなるまで信
号処理を行わない。従って、近距離の障害物の反射光も
信号処理されず検出されないという問題がある。また、
障害物の反射信号と大気からの散乱信号とに十分なコン
トラストが必要な場合、反射率の小さい障害物と面積の
小さい障害物とを検出するのが難しいという問題もあ
る。
レーダ装置は、大気からの散乱信号が小さくなるまで信
号処理を行わない。従って、近距離の障害物の反射光も
信号処理されず検出されないという問題がある。また、
障害物の反射信号と大気からの散乱信号とに十分なコン
トラストが必要な場合、反射率の小さい障害物と面積の
小さい障害物とを検出するのが難しいという問題もあ
る。
【0005】本発明は、上記問題点にかんがみなされた
もので、受信信号から大気の散乱信号成分を消去し、障
害物からの反射信号のみ取り出して、近距離の障害物,
反射率の小さい障害物,面積の小さい障害物を検出でき
るレーザレーダ装置の提供を目的とする。
もので、受信信号から大気の散乱信号成分を消去し、障
害物からの反射信号のみ取り出して、近距離の障害物,
反射率の小さい障害物,面積の小さい障害物を検出でき
るレーザレーダ装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる本発明は、レーザ光を発振する送
信レーザと、このレーザ光を大気中へ送光する送信光学
系と、障害物の反射光を受光する受信光学系と、受光し
た反射光を光電変換する光検出器と、光電変換した信号
を増幅する第1広帯域増幅器と、基準レベル信号を発生
する基準レベル信号発生回路と、上記増幅した信号と基
準レベル信号とを比較するレベル比較回路とを備えたレ
ーザレーダ装置であって、上記第1広帯域増幅器と上記
レベル比較回路との間に並列に接続された上記第1広帯
域増幅器からの散乱信号と反射信号を増幅する第2広帯
域増幅器、及び、上記第1広帯域増幅器の出力中の障害
物の反射信号をカットし散乱信号を増幅して通過させる
機能を付加した第3増幅器と、上記第2広帯域増幅器と
上記第3増幅器との出力信号差分をとり、障害物からの
反射信号のみ取り出してレベル比較回路に出力する広帯
域差動増幅器とを具備した構成としてある。
め、請求項1にかかる本発明は、レーザ光を発振する送
信レーザと、このレーザ光を大気中へ送光する送信光学
系と、障害物の反射光を受光する受信光学系と、受光し
た反射光を光電変換する光検出器と、光電変換した信号
を増幅する第1広帯域増幅器と、基準レベル信号を発生
する基準レベル信号発生回路と、上記増幅した信号と基
準レベル信号とを比較するレベル比較回路とを備えたレ
ーザレーダ装置であって、上記第1広帯域増幅器と上記
レベル比較回路との間に並列に接続された上記第1広帯
域増幅器からの散乱信号と反射信号を増幅する第2広帯
域増幅器、及び、上記第1広帯域増幅器の出力中の障害
物の反射信号をカットし散乱信号を増幅して通過させる
機能を付加した第3増幅器と、上記第2広帯域増幅器と
上記第3増幅器との出力信号差分をとり、障害物からの
反射信号のみ取り出してレベル比較回路に出力する広帯
域差動増幅器とを具備した構成としてある。
【0007】
【作用】上記のように構成した本発明においては、受信
光は受信光学系と光検出器と第1広帯域増幅器をへて信
号として出力される。この信号は、第2広帯域増幅器で
再度増幅され、同時に第3増幅器によって障害物の反射
信号がカットされる。そして、両出力は、広帯域差動増
幅器において差分がとられ、障害物からの反射信号のみ
をレベル比較回路へ送る。このとき、第3増幅器が大気
からの散乱信号を通過させ、高周波のカットによって障
害物の反射信号をカットする。
光は受信光学系と光検出器と第1広帯域増幅器をへて信
号として出力される。この信号は、第2広帯域増幅器で
再度増幅され、同時に第3増幅器によって障害物の反射
信号がカットされる。そして、両出力は、広帯域差動増
幅器において差分がとられ、障害物からの反射信号のみ
をレベル比較回路へ送る。このとき、第3増幅器が大気
からの散乱信号を通過させ、高周波のカットによって障
害物の反射信号をカットする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。図1は本実施例のレーザレーダ装置
のブロック図であり、送信レーザ1,送信光学系2,受
信光学系3,光検出器4,第1広帯域増幅器5,第2広
帯域増幅器6,第3増幅器7,広帯域差動増幅器8,レ
ベル比較回路9及び基準レベル信号発生回路10とで構
成されている。
基づいて説明する。図1は本実施例のレーザレーダ装置
のブロック図であり、送信レーザ1,送信光学系2,受
信光学系3,光検出器4,第1広帯域増幅器5,第2広
帯域増幅器6,第3増幅器7,広帯域差動増幅器8,レ
ベル比較回路9及び基準レベル信号発生回路10とで構
成されている。
【0009】送信レーザ1はレーザ光を発振するガスレ
ーザなどであり、送信光学系2は大気中にレーザ光を送
光して障害物に当てて反射させるレンズなどである。受
信光学系3は、この反射光を受信する受光器などであ
り、光検出器4は受信した反射光を光電変換して反射信
号として出力する受光ダイオードなどである。第1広帯
域増幅器5は、大気中の浮遊粒子や大気構成分子によっ
て散乱した光の散乱信号をも含めて、この反射信号を増
幅する増幅器であり、第2広帯域増幅器6も同様に、散
乱信号と反射信号とを増幅する。
ーザなどであり、送信光学系2は大気中にレーザ光を送
光して障害物に当てて反射させるレンズなどである。受
信光学系3は、この反射光を受信する受光器などであ
り、光検出器4は受信した反射光を光電変換して反射信
号として出力する受光ダイオードなどである。第1広帯
域増幅器5は、大気中の浮遊粒子や大気構成分子によっ
て散乱した光の散乱信号をも含めて、この反射信号を増
幅する増幅器であり、第2広帯域増幅器6も同様に、散
乱信号と反射信号とを増幅する。
【0010】第3増幅器7は、高周波である障害物の反
射信号をカットするフィルタなどを備え、大気からの散
乱信号を通過させて増幅する増幅器である。広帯域差動
増幅器8は、第2広帯域増幅器6と第3増幅器7とのそ
れぞれの出力信号の差分をとり、障害物の反射信号のみ
を出力する増幅器である。
射信号をカットするフィルタなどを備え、大気からの散
乱信号を通過させて増幅する増幅器である。広帯域差動
増幅器8は、第2広帯域増幅器6と第3増幅器7とのそ
れぞれの出力信号の差分をとり、障害物の反射信号のみ
を出力する増幅器である。
【0011】次に、上述のレーザレーダ装置の動作につ
いて説明する。送信レーザ1から第1広帯域増幅器5ま
では、従来技術における説明と同様であるために省略す
る。そこで、第1広帯域増幅器5からの信号出力波形
は、図2に示すように、大気からの散乱信号と障害物か
らの反射信号が重畳されている。この出力信号が第2広
帯域増幅器6に入力すると、その出力は散乱信号と反射
信号の両者が通過し増幅されつつ出力される。他方、第
3増幅器7に入力すると、散乱信号は通過するが、反射
信号は高周波のためにカットされ通過できず、図3に示
す出力信号波形の信号が出力される。
いて説明する。送信レーザ1から第1広帯域増幅器5ま
では、従来技術における説明と同様であるために省略す
る。そこで、第1広帯域増幅器5からの信号出力波形
は、図2に示すように、大気からの散乱信号と障害物か
らの反射信号が重畳されている。この出力信号が第2広
帯域増幅器6に入力すると、その出力は散乱信号と反射
信号の両者が通過し増幅されつつ出力される。他方、第
3増幅器7に入力すると、散乱信号は通過するが、反射
信号は高周波のためにカットされ通過できず、図3に示
す出力信号波形の信号が出力される。
【0012】そして、両出力が広帯域差動増幅器8に入
力すると、両者の差分がとられ、図4に示す出力信号波
形の信号が出力されて、大気からの散乱信号を消去し、
障害物からの反射信号のみをレベル比較回路9へ入力で
きる。このように、散乱信号を消去できるので、受信信
号を即時に処理できて近距離の障害物の検出可能とな
り、また、反射率の小さい障害物や面積の小さい障害物
も容易に検出できる。
力すると、両者の差分がとられ、図4に示す出力信号波
形の信号が出力されて、大気からの散乱信号を消去し、
障害物からの反射信号のみをレベル比較回路9へ入力で
きる。このように、散乱信号を消去できるので、受信信
号を即時に処理できて近距離の障害物の検出可能とな
り、また、反射率の小さい障害物や面積の小さい障害物
も容易に検出できる。
【0013】
【発明の効果】以上のような構成からなる本発明による
と、受信信号から大気の散乱信号成分を消去し、障害物
からの反射信号のみ取り出して、近距離の障害物,反射
率の小さい障害物,面積の小さい障害物を検出できる。
また、本発明によると、第3増幅器で高周波をカットす
ることにしたので、レーザ光の放射による反射信号を効
果的にカットし、その結果散乱信号をきれいに消去でき
る。
と、受信信号から大気の散乱信号成分を消去し、障害物
からの反射信号のみ取り出して、近距離の障害物,反射
率の小さい障害物,面積の小さい障害物を検出できる。
また、本発明によると、第3増幅器で高周波をカットす
ることにしたので、レーザ光の放射による反射信号を効
果的にカットし、その結果散乱信号をきれいに消去でき
る。
【図1】本実施例のレーザレーダ装置のブロック図。
【図2】第1広帯域増幅器の出力信号の波形図。
【図3】第3増幅器の出力信号の波形図。
【図4】広帯域差動増幅器の出力信号の波形図。
【図5】従来のレーザレーダ装置のブロック図。
1 送信レーザ 2 送信光学系 3 受信光学系 4 光検出器 5,6 第1,第2広帯域増幅器 7 第3増幅器 8 広帯域差動増幅器 9 レベル比較回路 10 基準レベル信号発生回路
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザ光を発振する送信レーザと、この
レーザ光を大気中へ送光する送信光学系と、障害物の反
射光を受光する受信光学系と、受光した反射光を光電変
換する光検出器と、光電変換した信号を増幅する第1広
帯域増幅器と、基準レベル信号を発生する基準レベル信
号発生回路と、上記増幅した信号と基準レベル信号とを
比較するレベル比較回路とを備えたレーザレーダ装置で
あって、 上記 第1広帯域増幅器と上記レベル比較回路との間に並
列に接続された上記第1広帯域増幅器からの散乱信号と
反射信号を増幅する第2広帯域増幅器、及び、上記第1
広帯域増幅器の出力中の障害物の反射信号をカットし散
乱信号を増幅して通過させる機能を付加した第3増幅器
と、 上記第2広帯域増幅器と上記第3増幅器との出力信号差
分をとり、障害物からの反射信号のみ取り出してレベル
比較回路に出力する広帯域差動増幅器とを具備したこと
を特徴とするレーザレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3327027A JP2903813B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | レーザレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3327027A JP2903813B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | レーザレーダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05142346A JPH05142346A (ja) | 1993-06-08 |
JP2903813B2 true JP2903813B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=18194495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3327027A Expired - Lifetime JP2903813B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | レーザレーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2903813B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5739367A (en) * | 1980-08-20 | 1982-03-04 | Hitachi Ltd | Video signal normalizing circuit of sonar device |
JPS6240013A (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-21 | 矢崎総業株式会社 | 電力ケ−ブルのストレスコ−ン |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3327027A patent/JP2903813B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05142346A (ja) | 1993-06-08 |
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