JP3204540B2 - 光ファイバ切断検出方法およびその装置 - Google Patents

光ファイバ切断検出方法およびその装置

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島 勢 一 郎 川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムにおい
て、光ファイバの接続状態を監視するための光ファイバ
切断検出方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の光ファイバ切断検出装置の
構成を示している。1は光通信システムにおいて伝送す
べき信号を出力する信号源であり、2は信号源1により
出射光を変調する半導体レーザであり、光通信システム
の光源になるものである。3は光カップラであり、A点
に入力される光をB点に出力し、B点から入力される光
をC点に出力する。4は光ファイバ伝送路であり、光カ
ップラ3からの光出力を相手先の光受信機まで伝達す
る。5は光信号を電気信号に変換する受光素子であり、
6は受光素子5の出力レベルを検出するレベル検出回路
である。
【0003】次に上記従来例の動作について説明する。
信号源1からの信号により半導体レーザ2の出射光が変
調され、信号が重畳された光出力が光カップラ3のA点
に入力される。その後、光信号はB点から出力され、フ
ァイバ伝送路4に入力されて、光ファイバ伝送路4が正
常に接続されている場合は、対向する光受信機に到着し
て通信が成立する。このとき、光ファイバ伝送路4が何
らかの理由により切断されていると、光ファイバ伝送路
4のその切断面から反射光が戻り、光カップラ3のB点
に入力してC点から出力され、それを受光素子5が電気
信号に変換し、レベル検出回路6がレベルの増加を検出
して、光ファイバ伝送路4が切断していることを出力す
る。
【0004】このように、上記従来の光ファイバ切断検
出装置でも、光ファイバの切断面から反射光が得られる
ような切断状態ならば、その切断を検出することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ファイバ切断検出装置では、光ファイバの切断面
から反射光が得られることが前提であり、反射光が発生
しないような切断状態では光ファイバの切断を検出する
ことができないという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、切断面の切断状態がどのようなものであ
っても光ファイバの切断を検出できる優れた光ファイバ
切断検出方法およびその装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による光ファイバ切断検出方法は、光ファイ
バの中に含まれる不純物および構造的な不規則性により
光が回折し、その一部が後方に反射光として戻ってくる
レイリー後方散乱現象が光ファイバの長さにより異なる
周波数特性を持つことを利用し、光ファイバが切断され
て長さが短くなった場合に生じる光信号の周波数特性の
変化を検出することにより光ファイバの切断を検出する
ようにしたものである。
【0008】また、本発明による光ファイバ検出装置
は、伝送すべき信号を出力する信号源および異なる2つ
の単一周波数を出力する切断検出用信号源によって出射
光を変調するレーザ光源と、レーザ光源から出射された
光信号を光ファイバ伝送路へ出力するとともに光ファイ
バ伝送路から戻ってきたレイリー後方散乱による反射光
を取り出す光カップラと、光カップラから取り出された
光信号を電気信号に変換する受光素子と、受光素子によ
り変換された電気信号の中から2つの周波数を取り出す
バンドパスフィルタと、バンドパスフィルタにより取り
出された2つの周波数のレベル差を基準値と比較して結
果を出力する比較器とを備えたものである。
【0009】
【作用】したがって、本発明によれば、レイリー後方散
乱光における周波数特性を監視することにより、光ファ
イバの切断を検出することができ、切断面の状態によら
ずに、光ファイバの切断を検出することができるという
効果を有する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示すもので
ある。図1において、11は光通信システムにおいて伝
送すべき信号を出力する信号源であり、12は信号源1
1により出射光を変調する半導体レーザであり、光通信
システムの光源になるものである。13および14はレ
イリー後方散乱光の周波数特性を検出するための異なる
2つの単一周波数f1 とf2 を発生し、半導体レーザ1
2の出射光をこれら2つの周波数で変調するための切断
検出用信号源である。15は光カップラであり、A点に
入力された光をB点に出力し、B点に入力された光をC
点に出力する。16は光ファイバ伝送路であり、光カッ
プラ15から出力された光信号を相手先の光受信機まで
伝達する。17は光信号を電気信号に変換するための受
光素子である。18およぴ19はレイリー後方散乱によ
り戻ってきた光の2つの周波数成分f1 とf2 を通過さ
せるためのバンドパスフィルタであり、20は2つのバ
ンドパスフィルタ18と19の出力レベルを比較し、2
つの出力レベルの差が基準値以下になると結果を出力す
る比較器である。
【0011】次に上記実施例の動作について説明する。
上記実施例において、信号源11と2つの単一周波数の
切断検出用信号源13と14が発生する信号により半導
体レーザ12が変調され、光信号が出力される。その出
力光は、光カップラ15のA点に入力され、B点から出
力されて、光ファイバ伝送路16が正常に接続されてい
る場合は、光ファイバ伝送路16の先の光受信機に到着
し、通信が成立する。光ファイバ伝送路16が何らかの
理由により切断されている場合は、その切断によって光
ファイバ伝送路16の長さが短くなるので、レイリー後
方散乱によって生じる反射光の周波数特性が正常時とは
異なったものになり、光ファイバ伝送路16の切断が検
出される。
【0012】光ファイバ伝送路16のレイリー後方散乱
は、図2に示すように、光ファイバ伝送路16のあらゆ
るところから分布的に反射光が発生するような現象であ
る。このレイリー後方散乱は、光ファイバの入力端で反
射したものと出力端で反射したものの間に大きな遅延時
間差が生じるため、光ファイバが長い程遅延時間差が大
きくなり、光信号に変調がかかっている場合には、その
変調信号の周波数特性は光ファイバが長い程狭帯域にな
ってしまう。この光ファイバの長さと光信号の周波数特
性の関係を図3に示す。すなわち、光ファイバ伝送路1
6が正常に接続されている時は、光ファイバ長は長く、
図3のL1に示すように周波数帯域は狭くなり、光ファ
イバ長がL2,L3と短くなるにつれて周波数帯域が広
くなる。したがって、図1における切断検出用信号源1
3の周波数を図3のf1 の位置に、信号源14の周波数
を図3のf2 の位置に設定すれば、レイリー後方散乱に
よって光カップラ15のB点に戻ってくるf1 とf2
2つの信号成分の差は、光ファイバ伝送路16が正常な
時は大きくなり、光ファイバ伝送路16が切断されて短
くなると小さくなる。
【0013】光カップラ15のB点に戻ってきたレイリ
ー後方散乱光は、C点から出力されて受光素子17によ
り電気信号に変換される。その後、バンドパスフィルタ
18および19により、f1 とf2 の2つの信号成分が
分離され、比較器20によりレベルが比較される。この
時、レベル差が基準値よりも大きければ、光ファイバ伝
送路16は正常であり、基準値よりも小さければ、切断
されている状態であると判断できる。
【0014】このように、上記実施例によれば、光ファ
イバ伝送路16が切断された場合には、2つのf1 とf
2 の周波数の信号レベル差が少なくなるため、光ファイ
バ伝送路の切断を切断面の状態がどのようなものであっ
ても検出することができるという効果を有する。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、レイリー後方散乱により戻ってくる光信号の周波数
特性が光ファイバの長さに依存し、切断面の状態に依存
しないという性質を利用したものであり、切断面の状態
に左右されることなく光ファイバ伝送路の切断を検出で
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光ファイバ切断検出
装置の概略ブロック図
【図2】レイリー後方散乱の概念図
【図3】レイリー後方散乱により戻ってくる光信号の周
波数特性と光ファイバの長さの関係を示す特性図
【図4】従来の光ファイバ切断検出装置の概略ブロック
【符号の説明】
11 信号源 12 半導体レーザ 13 切断検出用信号源(単一周波数 f1 ) 14 切断検出用信号源(単一周波数 f2 ) 15 光カップラ 16 光ファイバ伝送路 17 受光素子 18,19 バンドパスフィルタ 20 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−130651(JP,A) 特開 平2−251729(JP,A) 特開 平3−175333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/02 H04B 10/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの中に含まれる不純物および
    構造的な不規則性により光が回折し、その一部が後方に
    反射光として戻ってくるレイリー後方散乱現象が光ファ
    イバの長さにより異なる周波数特性を持つことを利用
    し、光ファイバが切断されて長さが短くなった場合に生
    じる光信号の周波数特性の変化を検出することにより光
    ファイバの切断を検出する光ファイバ切断検出方法。
  2. 【請求項2】 伝送すべき信号を出力する信号源および
    異なる2つの単一周波数を出力する切断検出用信号源に
    よって出射光を変調するレーザ光源と、前記レーザ光源
    から出射された光信号を光ファイバ伝送路へ出力すると
    ともに前記光ファイバ伝送路から戻ってきたレイリー後
    方散乱による反射光を取り出す光カップラと、前記光カ
    ップラから取り出された光信号を電気信号に変換する受
    光素子と、前記受光素子により変換された電気信号の中
    から前記2つの周波数を取り出すバンドパスフィルタ
    と、前記バンドパスフィルタにより取り出された2つの
    周波数のレベル差を基準値と比較して結果を出力する比
    較器とを備えた光ファイバ切断検出装置。
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