JP2903673B2 - ホログラム露光法 - Google Patents
ホログラム露光法Info
- Publication number
- JP2903673B2 JP2903673B2 JP2232424A JP23242490A JP2903673B2 JP 2903673 B2 JP2903673 B2 JP 2903673B2 JP 2232424 A JP2232424 A JP 2232424A JP 23242490 A JP23242490 A JP 23242490A JP 2903673 B2 JP2903673 B2 JP 2903673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hologram
- cylindrical lens
- exposure method
- lens
- photosensitive material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/04—Processes or apparatus for producing holograms
- G03H1/0465—Particular recording light; Beam shape or geometry
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/04—Processes or apparatus for producing holograms
- G03H1/0486—Improving or monitoring the quality of the record, e.g. by compensating distortions, aberrations
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、曲面化によるホログラム像の歪みを補正す
る、平板のホログラム感光材を露光するホログラム露光
法に関するものである。
る、平板のホログラム感光材を露光するホログラム露光
法に関するものである。
[従来の技術] 自動車内の運転手等に、情報表示する方法として、ヘ
ッドアップディスプレイが最近用いられるようになって
いる。これは、液晶表示装置等の情報投射手段から投射
された光学的情報を、自動車の風防ガラス等に組み込ま
れたコンバイナーであるハーフミラーに映し、運転手が
運転状態から殆んど視点を動かすことなく情報を読み取
れるようにしたものである。
ッドアップディスプレイが最近用いられるようになって
いる。これは、液晶表示装置等の情報投射手段から投射
された光学的情報を、自動車の風防ガラス等に組み込ま
れたコンバイナーであるハーフミラーに映し、運転手が
運転状態から殆んど視点を動かすことなく情報を読み取
れるようにしたものである。
最近、光学的素子としての簡素さ、及び付加される機
能の豊富さから上記のコンバイナーとして、ホログラム
が注目されるようになっている。ホログラフィックコン
バイナーは反射機能のみならず、回折機能、レンズ機能
等を合せ持つことができるので、光学的情報を運転手の
視野方向に回折したり、或は、任意の位置に結像したり
することが可能となる。
能の豊富さから上記のコンバイナーとして、ホログラム
が注目されるようになっている。ホログラフィックコン
バイナーは反射機能のみならず、回折機能、レンズ機能
等を合せ持つことができるので、光学的情報を運転手の
視野方向に回折したり、或は、任意の位置に結像したり
することが可能となる。
かかるホログラフィックコンバイナーとしてホログラ
ムを用いる場合、自動車の風防ガラスにホログラムを取
りつけて用いるため、曲面状態で使用することになる。
このようなホログラムに関して、平面状態で露光して作
製したのでは、露光時と再生時との形状の違いから像に
歪みが発生する。そのため、従来より、ホログラム板の
曲がりに合わせた、レンズ(補正用)をホログラム使用
時の曲面状態に合わせてその都度設計、制作し、光源と
ホログラムの間に設置して、歪像を補正することが提案
されている。
ムを用いる場合、自動車の風防ガラスにホログラムを取
りつけて用いるため、曲面状態で使用することになる。
このようなホログラムに関して、平面状態で露光して作
製したのでは、露光時と再生時との形状の違いから像に
歪みが発生する。そのため、従来より、ホログラム板の
曲がりに合わせた、レンズ(補正用)をホログラム使用
時の曲面状態に合わせてその都度設計、制作し、光源と
ホログラムの間に設置して、歪像を補正することが提案
されている。
[発明の解決しようとする課題] 従来の技術の場合、各ホログラムにつき、それ用の補
正レンズが必要であり、高価となるしそれぞれの曲率に
応じてそれに対応するレンズが必要である。また2つの
曲率(縦及び横方向)を有するような複雑な場合、それ
のレンズの作製は極めて困難である等の問題点を有して
いる。
正レンズが必要であり、高価となるしそれぞれの曲率に
応じてそれに対応するレンズが必要である。また2つの
曲率(縦及び横方向)を有するような複雑な場合、それ
のレンズの作製は極めて困難である等の問題点を有して
いる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたもので
あり、曲面の状態で使用するホログラムを平板のホログ
ラム感光材に露光するホログラム露光法において、物体
光及び参照光をなすレーザー光のうち、少なくともいず
れか一方のレーザー光の光路中に第1のシリンドリカル
レンズを、さらにその後ろに別のシリンドリカルレンズ
を配置して露光することを特徴とするホログラム露光法
を提供するものである。
あり、曲面の状態で使用するホログラムを平板のホログ
ラム感光材に露光するホログラム露光法において、物体
光及び参照光をなすレーザー光のうち、少なくともいず
れか一方のレーザー光の光路中に第1のシリンドリカル
レンズを、さらにその後ろに別のシリンドリカルレンズ
を配置して露光することを特徴とするホログラム露光法
を提供するものである。
図1は本発明に関わる、新しい露光法の概略構成図で
ある。レーザー装置1からのレーザー光2はミラー3,
3′及びビームスプリッター4を経て対物レンズ5,5′に
入射し広がりを持った光6,6′となる。6′はそのまま
ホログラム感光材8に照射する。本発明では、拡散光6
の波面を変形する為に新たに、第1のシリンドリカルレ
ンズ7−1と別のシリンドリカルレンズ7−2とを対物
レンズと当該感光材8の間に設置する。当該シリンドリ
カルレンズの曲率は、ホログラム8の再生時の曲がりを
考慮に入れて決定されるべきものである。
ある。レーザー装置1からのレーザー光2はミラー3,
3′及びビームスプリッター4を経て対物レンズ5,5′に
入射し広がりを持った光6,6′となる。6′はそのまま
ホログラム感光材8に照射する。本発明では、拡散光6
の波面を変形する為に新たに、第1のシリンドリカルレ
ンズ7−1と別のシリンドリカルレンズ7−2とを対物
レンズと当該感光材8の間に設置する。当該シリンドリ
カルレンズの曲率は、ホログラム8の再生時の曲がりを
考慮に入れて決定されるべきものである。
[作用] ここでは、2つのシリンドリカルレンズのうち1つの
シリンドリカルレンズのみに着目してその役割をみる。
本発明で導入した、シリンドリカルレンズ7は図2
(a)に示すように対物レンズ5を通過した光6を7′
のように変形し、ホログラム感光材上では7が無い場合
の円形の照射面からずれて楕円形となる。
シリンドリカルレンズのみに着目してその役割をみる。
本発明で導入した、シリンドリカルレンズ7は図2
(a)に示すように対物レンズ5を通過した光6を7′
のように変形し、ホログラム感光材上では7が無い場合
の円形の照射面からずれて楕円形となる。
つまり、シリンドリカルレンズ7の焦点よりシリンド
リカルレンズ7寄りに対物レンズ5がある場合、本来の
再生像を上下方向に引き伸ばす働きをホログラムそのも
のに持たせることが出来る。
リカルレンズ7寄りに対物レンズ5がある場合、本来の
再生像を上下方向に引き伸ばす働きをホログラムそのも
のに持たせることが出来る。
シリンドリカルレンズ7と対物レンズ5の距離を変え
ることによって、透過光7′の楕円率を自由に選ぶこと
が可能である。
ることによって、透過光7′の楕円率を自由に選ぶこと
が可能である。
図2(a)のように露光されたホログラムは、再生を
図2(b)のような湾曲状態で行われるとき、円形状の
再生光が、湾曲により歪んでも、露光状態と相殺され
て、平面ホログラムに円形の再生光が照射されたのと同
等に働く。
図2(b)のような湾曲状態で行われるとき、円形状の
再生光が、湾曲により歪んでも、露光状態と相殺され
て、平面ホログラムに円形の再生光が照射されたのと同
等に働く。
[実施例] 図3に1つの実施例を示す。対物レンズ5の後ろに第
1のシリンドリカルレンズ7−1、さらにその後ろに7
−1とは直角方向に別のシリンドリカルレンズ7−2を
設置する。これにより楕円率を自由自在に変化させるこ
とが出来るばかりでなく、楕円の大きさも変えることが
可能となる。
1のシリンドリカルレンズ7−1、さらにその後ろに7
−1とは直角方向に別のシリンドリカルレンズ7−2を
設置する。これにより楕円率を自由自在に変化させるこ
とが出来るばかりでなく、楕円の大きさも変えることが
可能となる。
7−1及び7−2を同時に同じ角度回転すれば、楕円
の長軸、短軸の方向が変えられ、さらに7−1と7−2
を独立に回転すれば更に複雑な変形も可能である。
の長軸、短軸の方向が変えられ、さらに7−1と7−2
を独立に回転すれば更に複雑な変形も可能である。
他の実施例として、シリンドリカルレンズ7を図4の
ように傾けて楕円の上部と下部に伸長と収縮を生じさせ
ることも出来る。図4では、2つのシリンドリカルレン
ズのうち1つのシリンドリカルレンズのみに着目してそ
の役割をみている。
ように傾けて楕円の上部と下部に伸長と収縮を生じさせ
ることも出来る。図4では、2つのシリンドリカルレン
ズのうち1つのシリンドリカルレンズのみに着目してそ
の役割をみている。
これらはすべて、再生時のホログラムの使用状態を考
慮して、その形状による歪み効果を相殺するようになさ
れれば良い。
慮して、その形状による歪み効果を相殺するようになさ
れれば良い。
[発明の効果] 本発明は、曲面のホログラムを再生する際に生ずる像
歪みを平板のホログラム感光材の状態で露光することに
より補正可能であり、ホログラム感光材を曲面化して露
光する際に生ずる固定の困難や不要回折格子の発生等の
困難を回避できる等の利点を有するが、さらに大きな効
果としては、特に自動車の風防ガラスのように縦と横の
曲率半径の異なるかつ傾いたガラス板にラミネートされ
たホログラムで再生される像歪みの補正が極めて簡単な
方法で可能になることにある。これには図3及び図4で
示された方法を組み合わせて露光を行なえば良い。
歪みを平板のホログラム感光材の状態で露光することに
より補正可能であり、ホログラム感光材を曲面化して露
光する際に生ずる固定の困難や不要回折格子の発生等の
困難を回避できる等の利点を有するが、さらに大きな効
果としては、特に自動車の風防ガラスのように縦と横の
曲率半径の異なるかつ傾いたガラス板にラミネートされ
たホログラムで再生される像歪みの補正が極めて簡単な
方法で可能になることにある。これには図3及び図4で
示された方法を組み合わせて露光を行なえば良い。
また、これらの露光法は、歪み補正ばかりでなく、逆
に歪みを起こさせた、芸術的なホログラムの作製にも使
用可能であり、個々の芸術家のそれぞれの発想に基づい
た、個性的な作品が期待できる。
に歪みを起こさせた、芸術的なホログラムの作製にも使
用可能であり、個々の芸術家のそれぞれの発想に基づい
た、個性的な作品が期待できる。
図1は本発明に係る露光法の概念図であり、図2は本発
明においてシリンドリカルレンズが果たす役割を示す説
明図であり、図3、図4は、本発明における別のシリン
ドリカルレンズの配置を示す概念図である。 1……レーザー装置 2……レーザー光 3,3′……ミラー 4……ビームスプリッター 5,5′……対物レンズ 6,6′……拡散光 7……シリンドリカルレンズ 7′……補正後の光 8……ホログラム感光材 9……露光後のホログラム
明においてシリンドリカルレンズが果たす役割を示す説
明図であり、図3、図4は、本発明における別のシリン
ドリカルレンズの配置を示す概念図である。 1……レーザー装置 2……レーザー光 3,3′……ミラー 4……ビームスプリッター 5,5′……対物レンズ 6,6′……拡散光 7……シリンドリカルレンズ 7′……補正後の光 8……ホログラム感光材 9……露光後のホログラム
Claims (1)
- 【請求項1】曲面の状態で使用するホログラムを平板の
ホログラム感光材に露光するホログラム露光法におい
て、物体光及び参照光をなすレーザー光のうち、少なく
ともいずれか一方のレーザー光の光路中に第1のシリン
ドリカルレンズを、さらにその後ろに別のシリンドリカ
ルレンズを配置して露光することを特徴とするホログラ
ム露光法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2232424A JP2903673B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | ホログラム露光法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2232424A JP2903673B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | ホログラム露光法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113381A JPH04113381A (ja) | 1992-04-14 |
JP2903673B2 true JP2903673B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=16939049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2232424A Expired - Lifetime JP2903673B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | ホログラム露光法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2903673B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0632349A1 (en) * | 1993-06-29 | 1995-01-04 | James Britten Zapka | Reflection integral holography - method and apparatus |
JPH0853023A (ja) * | 1994-06-07 | 1996-02-27 | Nippondenso Co Ltd | ヘッドアップディスプレイ |
JP2001162384A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-06-19 | Ricoh Microelectronics Co Ltd | 光加工方法及びその装置 |
GB2509180B (en) * | 2012-12-21 | 2015-04-08 | Two Trees Photonics Ltd | Projector |
AU2017230258A1 (en) * | 2016-03-09 | 2018-09-27 | Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg | Security element and method for producing a security element |
-
1990
- 1990-09-04 JP JP2232424A patent/JP2903673B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04113381A (ja) | 1992-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7099058B2 (en) | Hologram preparing method | |
JPH028882A (ja) | 混信を最小にする多重露出ホログラムの形成方法および形成装置 | |
JP2008197246A (ja) | ホログラム作成方法及びホログラム作成装置 | |
EP0544251B1 (en) | Hologram manufacturing method and apparatus | |
JP2903673B2 (ja) | ホログラム露光法 | |
JP2546366Y2 (ja) | 露出装置 | |
JPH08146862A (ja) | ホログラムの露光方法 | |
EP0632349A1 (en) | Reflection integral holography - method and apparatus | |
JPH0557591B2 (ja) | ||
US20030090754A1 (en) | Holographic stereogram creating apparatus and method | |
US5223955A (en) | Reflection integral holography | |
JP2803434B2 (ja) | 回折格子プロッター | |
JPH07104647A (ja) | ホログラム形成方法及び装置 | |
JP2013195802A (ja) | ホログラフィックステレオグラム記録装置及び方法 | |
CN110658708B (zh) | SLMs阵列拼接方法、拼接件及其拼接架 | |
JPH0749648A (ja) | ホログラフィックステレオグラム作成装置 | |
JP2013195801A (ja) | ホログラフィックステレオグラム記録装置及び方法 | |
JP2874114B2 (ja) | ホログラフィック表示装置 | |
JP3324141B2 (ja) | ホログラム製造方法 | |
JPH04113383A (ja) | 曲面形状ホログラムの作製方法 | |
JPH0784208A (ja) | 画像表示装置 | |
JPS63187215A (ja) | ヘツドアツプデイスプレイ | |
JPS638886Y2 (ja) | ||
JPH07104646A (ja) | ホログラムの製造方法 | |
JPH06103613A (ja) | 光ディスク原盤の製造方法 |