JP2902881B2 - 除霜用ヒータ - Google Patents

除霜用ヒータ

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JP2902881B2
JP2902881B2 JP32862392A JP32862392A JP2902881B2 JP 2902881 B2 JP2902881 B2 JP 2902881B2 JP 32862392 A JP32862392 A JP 32862392A JP 32862392 A JP32862392 A JP 32862392A JP 2902881 B2 JP2902881 B2 JP 2902881B2
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JP
Japan
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heater
opening
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cap
moisture
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悟朗 栢野
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  • Defrosting Systems (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除霜用ヒータにおける
キャップの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、庫内を冷却する冷却器と、この
冷却器の下方に設けられ、除霜時に通電される除霜用の
ヒータとを備えた冷蔵庫は知られている。
【0003】この種のものでは、除霜用ヒータの本体両
端に、リード線の引き込み孔を有するゴム製のキャップ
をかぶせ、このキャップによりヒータの内部を封止する
のが一般的である(例えば、実公平4−16152
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、ヒータをオン、オフした時に、ヒータの内部
に封止された空気が熱膨脹、熱収縮を繰り返すので、呼
吸動作が発生し、空気中の水分やリード線を伝わる水分
がキャップのリード線引き込み孔からヒータの内部に浸
入するという問題がある。これら浸入した水分がヒータ
本体の両端に溜まると、リード線とヒータ線との接続部
にさびが発生し、さびが進行すると、ついには断線に至
るという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、ヒータの内部に浸入した
水分がヒータ本体の両端に溜まらないようにした除霜用
ヒータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、除霜時に通電される除霜用ヒータにおい
て、ヒータ本体の両端にリード線の引き込み孔を有する
キャップを設け、このキャップに前記ヒータ本体内の空
気抜き及び水抜きを兼ねる下向きの開口をヒータ本体の
端部が当該開口のほぼ中心に位置するように設けたこと
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、ヒータがオン、オフを繰り返
して、ヒータ本体内の空気が熱膨脹、熱収縮を繰り返し
ても、その間、空気はキャップの開口を通じて出入りす
るので、ヒータ本体内の呼吸動作は抑えられる。従っ
て、リード線の引き込み孔を通じて水分が浸入すること
はない。この間において、キャップの開口は下向きであ
るので、開口から水分が浸入することもない。また、本
発明によれば、仮に水分が浸入したとしても、キャップ
には下向きの開口があけられているので、水分はそこか
ら排水され、ヒータ本体の両端に溜まることはない。従
って、ヒータ線とリード線との接続部にさびが発生し
て、断線に至るなどのトラブルは起り得ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明による除霜用ヒータの一実施例
を図面を参照して説明する。
【0009】図1において、1は冷蔵室の庫内を示して
いる。この庫内1には、公知のように左上部に製氷皿3
が、右上部に冷却器5が、また、この冷却器5の下方に
除霜用ヒータ7が配置されている。
【0010】このヒータ7は、本実施例の要部をなすも
のであり、その構成は、図2に示すように、ガラス管製
のヒータ本体9と、このヒータ本体9内に配置されるヒ
ータ線11と、このヒータ線11を支持するリング状の
支持体13と、ヒータ線11に接続部15を介してつな
がるリード線17と、このリード線17の引き込み孔1
9を有するゴム製のキャップ21とで構成される。な
お、図2はヒータ7の右半分を示し、左半分は対称形で
ある。
【0011】ヒータ7は、冷却器5に付着した霜を除霜
する際に通電されるものであり、それがオンされると、
約400℃程度に加熱されて冷却器5の霜を氷解する。
氷解したドレン水は、図1に示すように、ドレンパン3
1に集められて、ここから排水チューブ33を介して図
示を省略した蒸発皿に導かれ、その蒸発皿内で蒸発する
しくみである。
【0012】このようにヒータ7はオンされると400
℃程度にまで加熱されるが、オフになると、冷却器5の
温度と同程度にまで冷却される。これが繰り返される
と、ヒータ本体9の内部に封止された空気は、熱膨脹と
熱収縮とを繰り返し、結果的に、ヒータ本体9内には呼
吸動作が発生する。
【0013】この呼吸動作が、空気中の水分やリード線
17に伝わる水分等をリード線引き込み孔19を通じて
ヒータ本体9内に導くことは、上述した通りであるが、
本実施例によれば、その呼吸動作を抑えるための工夫が
施される。
【0014】即ち、図2を参照して、ゴム製のキャップ
21にはリード線引き込み孔19のほかに下向きの開口
23が形成される。この開口23は、ヒータ本体9にキ
ャップ21を取り付けた時、ヒータ本体9の端部が開口
23のほぼ中心に位置するようにあけられている。
【0015】これによれば、ヒータ本体9内の空気が熱
膨脹、熱収縮を繰り返しても、その間、空気は開口23
を通じて出入りするので、ヒータ本体9内の呼吸動作は
抑えられる。この動作が抑えられると、リード線引き込
み孔19を通じての水分の浸入は抑えられる。
【0016】この間において、開口23を通じてヒータ
本体9内に水分が浸入し易くなると考えられる。しか
し、この開口23は下向きであるので、実際には開口2
3からの水分の浸入は抑えられる。とにかく、この実施
例によれば、ヒータ本体9内の呼吸動作が抑制されるの
で、ヒータ内部への水分の浸入は、従来のものに比べて
大幅に抑えられる。
【0017】また、この実施例によれば、仮に水分が浸
入したとしても、キャップ21には下向きの開口23が
あけられているので、水分はそこから排水され、ヒータ
本体9の両端に溜まることはない。しかも、この開口2
3は、ヒータ本体9の端部が開口23のほぼ中心に位置
するようにあけられているので、ヒータ本体9側の水分
だけでなく、キャップ21側の水分も同時に排水される
ので、水分がヒータ本体9の両端に溜まることはない。
従って、従来のように、ヒータ線11とリード線17と
の接続部15にさびが発生し、そのさびが進行して断線
に至るなどのトラブルは解消される。
【0018】また、図2を参照して、キャップ21の開
口23の周縁部にはリング状に突出するリブ25が設け
られる。これによれば、ヒータ本体9を伝わって流れる
水分が、開口23の周縁部に付着し難くなるので、開口
23から流出する水分がスムーズに排水される。
【0019】更に、図3を参照して、開口23は長孔に
なっている。これによれば、開口23の周辺に表面張力
が起きにくいので、開口23から流出する水分は更にス
ムーズに排水される。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ヒータ本体の両端にリード線の引き込み孔を
有するキャップを設け、このキャップにヒータ本体内の
空気抜き及び水抜きを兼ねる下向きの開口を設けたの
で、ヒータ本体内の呼吸動作が抑えられ、リード線引き
込み孔などを通じての水分の浸入が抑えられる。また、
仮に水分が浸入したとしても、キャップの下向きの開口
から排水されるので、ヒータ本体の両端に溜まることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の冷蔵室を示す正面図である。
【図2】本発明による除霜用ヒータの一実施例を示す断
面図である。
【図3】キャップに設けた下向きの開口の形状を示す平
面図である。
【符号の説明】
7 ヒータ 9 ヒータ本体 11 ヒータ線 15 接続部 17 リード線 19 リード線引き込み孔 21 キャップ 23 開口 25 リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除霜時に通電される除霜用ヒータにおい
    て、ヒータ本体の両端にリード線の引き込み孔を有する
    キャップを設け、このキャップに前記ヒータ本体内の空
    気抜き及び水抜きを兼ねる下向きの開口をヒータ本体の
    端部が当該開口のほぼ中心に位置するように設けたこと
    を特徴とする除霜用ヒータ。
JP32862392A 1992-11-13 1992-11-13 除霜用ヒータ Expired - Lifetime JP2902881B2 (ja)

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JP16369598A Division JPH1151548A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 除霜用ヒータ

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JPH06147732A JPH06147732A (ja) 1994-05-27
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JP3404389B1 (ja) * 2001-11-19 2003-05-06 松下冷機株式会社 除霜用ヒータ及びその製造方法とその除霜ヒータを使用した冷蔵庫
JP3580307B2 (ja) * 2003-02-20 2004-10-20 松下電器産業株式会社 除霜ヒーター

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