JP2902791B2 - 通信端末情報登録方式 - Google Patents

通信端末情報登録方式

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JP2902791B2
JP2902791B2 JP3018858A JP1885891A JP2902791B2 JP 2902791 B2 JP2902791 B2 JP 2902791B2 JP 3018858 A JP3018858 A JP 3018858A JP 1885891 A JP1885891 A JP 1885891A JP 2902791 B2 JP2902791 B2 JP 2902791B2
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正美 加藤
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  • Computer And Data Communications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散化して配置された
通信端末機器間で通信制御を行うホームバスシステムの
通信端末機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信端末機器に情報登録用のスイ
ッチが設けられ、このスイッチの操作により情報の登録
を行う方法が知られている。しかし、スイッチによる情
報登録では、登録できる情報量もハードウェア(スイッ
チ)により限られてしまうという問題点を有していた。
又、スイッチを用いた場合、その大きさのため通信端末
機器の小型化が困難であるという問題点を有していた。
【0003】又、通信端末機器の情報変更をする場合、
通信端末機器の設置場所によっては変更作業が困難な場
所が存在するため、容易に変更ができないという問題点
を有していた。
【0004】これらの問題点を解決するために、分散化
して配置された通信端末機器の他に、登録情報を送信す
る通信端末機器を設けることにより、分散化して配置さ
れた通信端末機器が登録情報を送信する通信端末機器か
ら送信される登録情報を受信し、情報登録するものが考
えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信端末情報登
録方式では、登録情報を送信する通信端末機器に固有の
アドレスを設定する必要があり、システムの初期設定時
やメンテナンス時等しか使用しないのに、常に登録情報
を送信する通信端末機器(情報登録端末)のアドレスを
確保しなければならず、アドレス使用可能総数が少ない
場合等でも、ほとんど使用しない情報登録端末のアドレ
スを確保しなければならないという問題点を有してい
た。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、登録情報を送信する通信端末機器の固有のア
ドレスを確保することなく、通信端末機器に情報を登録
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホームバス上
に接続された複数の通信端末機器間で自己アドレス、相
手アドレス、及び各種情報を含むパケットの送受が前記
ホームバスを介して行われる通信システムに於て、受信
したパケット内の自己アドレスが受信した通信端末機器
自身のアドレスで、且つ、前記受信したパケット内の相
手アドレスが受信した通信端末機器自身のアドレスであ
る場合、前記受信したパケット内の情報を前記受信した
通信端末機器の登録情報とすることを特徴とする通信端
末情報登録方式。
【0008】
【作用】以上のような構成に於て、本発明を用いれば、
受信したパケット内の自己アドレスと相手アドレスとが
受信した通信端末機器自身のアドレスである場合、受信
したパケット内の情報を受信した通信端末機器の登録情
報として記憶する。
【0009】
【実施例】本発明の通信端末情報登録方式について、図
1、図2、図3に従って説明する。
【0010】図1は、分散化して配置された通信端末機
器間で通信制御を行うホームバスシステムに於て、送受
信されるパケットフレーム構成の一実施例である。図2
は、情報登録を行う通信端末機器の処理の一実施例であ
る。図3は、分散化して配置された通信端末機器のシス
テム構成の一実施例である。
【0011】図1に於て、パケットフレームは、パケッ
トの優先度を示す優先コード1、パケットを送信した通
信端末機器のアドレス(送信元アドレス)を示す自己ア
ドレス2、パケットの送信先のアドレス(送信先アドレ
ス)を示す相手アドレス3、パケットの制御処理を示す
制御コード4、データの個数を示す電文長5、送信する
データ6、パケットの内容の誤り検出に使用するチェッ
クコード7から構成される。又、このパケットフレーム
は、EIAJの規格「ホームバスシステム(ET−21
01)」で規定されている。
【0012】一般的に、夫々通信端末機器には固有のア
ドレスを有しており、通信端末機器からパケットを送信
すると、パケット内の自己アドレス2には送信しようと
する通信端末機器のアドレス、パケット内の相手アドレ
ス3には送信先の通信端末機器のアドレスが組み込まれ
る。又、そのパケットを受信する通信端末機器は、パケ
ット内の相手アドレス3と、夫々の通信端末機器が有す
るアドレスとが一致する通信端末機器のみがパケットの
受信を行う。従って、通常ではパケット内の自己アドレ
ス2と相手アドレス3が一致するパケットが送信される
ことはない。
【0013】次に、図3に示すシステム構成例に基づい
て説明を行う。図3に於て、システムの構成は、登録情
報を送信する通信端末機器Aと、分散化して配置された
情報登録しようとする通信端末機器Bと、分散化して配
置された情報登録しようとする通信端末機器Cとで構成
され、各通信端末機器はホームバスで接続されている。
又、本実施例に於て、通信端末機器Bのアドレスをy、
通信端末機器Cのアドレスをzとし、登録情報を送信す
る通信端末機器(情報登録端末)をA、情報を登録しよ
うとする通信端末機器をBとする。
【0014】まず、送信側である通信端末機器の処理を
説明する。情報登録端末Aは、通信端末機器に付設され
ているキーボード(図示せず)等の入力手段により、情
報を登録しようとする通信端末機器のアドレスyと、登
録しようとする情報とを入力する。この時、通信端末機
器内部に通信端末機器名と通信端末機器アドレスの変換
処理機能を保有している場合、情報を登録しようとする
通信端末機器名を入力してもよい。
【0015】通信端末機器内部のCPU(図示せず)
は、送信しようとするパケットのデータ6の部分に送信
しようとする情報を格納する。又、電文長5の部分にデ
ータ6に格納された情報の個数を格納し、このパケット
の制御処理を示す制御コード4に制御コードを格納す
る。
【0016】更に、CPUは、パケット内の自己アドレ
ス2と相手アドレス3の部分に情報を登録しようとする
通信端末機器のアドレスyを格納する。この処理によ
り、パケット内の自己アドレス2と相手アドレス3が一
致するパケットができる。
【0017】ネットワーク上に送出する前に、送信しよ
うとするパケットの優先度を示すコードを優先コード1
に格納し、最後にパケットの誤り検出に使用するチェッ
クコードを計算しチェックコード7に格納する。そし
て、ホームバス上にパケットを送出する。
【0018】以上の処理により、パケット内の自己アド
レス2と相手アドレス3が一致することで、情報登録端
末Aのアドレスは不要になり、登録情報を送信しようと
する通信端末機器(情報登録端末)の固有のアドレスを
確保する必要がなくなる。
【0019】次に、受信側である通信端末機器の処理を
図2のフローチャートに従って説明する。
【0020】ホームバスに接続されている通信端末機器
は、ホームバス上に送出されたパケットを一旦受信す
る。本実施例では、通信端末機器Bと通信端末機器Cと
が受信する。
【0021】パケットを受信した通信端末機器は、S1
に於て、受信されたパケット内の相手アドレス3とパケ
ットを受信した通信端末機器自身のアドレスとが一致す
るか判断し、一致しない場合はS6に進む。
【0022】一方、S1に於て受信されたパケット内の
相手アドレス3とパケットを受信した通信端末機器自身
のアドレスとが一致する場合、即ち、本実施例では、相
手アドレス3がアドレスy(通信端末機器B)である場
合は、S2に於て、受信されたパケットが受信エラーを
起こしていないか判断し、受信エラーを起こしていた場
合はS6に進む。即ち、本実施例ではアドレスyである
通信端末機器BのみがS2以降の処理に進むことにな
る。
【0023】一方、S2に於て受信されたパケットが受
信エラーを起こしていなかった場合、即ち、正常にパケ
ットを受信していた場合は、S3に於て、受信されたパ
ケット内の自己アドレス2とパケットを受信した通信端
末機器自身のアドレスとが一致するか判断し、一致しな
い場合は、ある通信端末機器から自己通信端末機器に送
信された通常のパケットであると判断し、S5に於てパ
ケットの通常処理を行い、S6に進む。
【0024】一方、S3に於て受信されたパケット内の
自己アドレス2とパケットを受信した通信端末機器自身
のアドレスとが一致する場合、即ち、本実施例では、自
己アドレス2がアドレスy(通信端末機器B)である場
合は、パケット内のデータ6に格納されている情報が通
信端末機器Bの登録情報であると判断し、S4に於て、
パケット内のデータ6に格納されている情報を通信端末
機器内部の情報記憶メモリ(図示せず)に一時記憶す
る。そして、情報の内容により情報記憶メモリの所定の
場所に記憶する。例えば、パケット内のデータ6に格納
されている情報に端末機器名変更命令と変更後の端末機
器名が格納されているとすると、CPUは端末機器名変
更命令を判断し、通信端末機器内部の情報記憶メモリに
ある端末機器名を記憶している所定の場所に変更後の端
末機器名を記憶し直す。次にS6に進む。
【0025】S6に於て、受信されたパケットを廃棄す
る。以上に示す処理と同様に、情報登録端末Aから別の
通信端末機器C(アドレスz)に情報を登録しようとす
る場合、送信パケット内の自己アドレス2と相手アドレ
ス3に情報を登録しようとする通信端末機器Cのアドレ
スzを格納し、目的の情報をパケット内のデータ6に格
納してパケットを送信する。すると、情報を登録しよう
とする通信端末機器Cのみパケットを受信し、情報を登
録する。
【0026】又、パケット内のデータ6に格納される登
録情報は本実施例に限るものではなく、例えば、通信端
末機器のアドレスであってもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明を用いれば、受信したパケット内
の自己アドレスと相手アドレスとが受信した通信端末機
器自身のアドレスである場合、受信したパケット内の情
報を受信した通信端末機器の登録情報として記憶するた
め、登録情報を送信する通信端末機器の固有のアドレス
を確保することなく、通信端末機器に情報を登録するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分散化して配置された通信端末機器間で通信制
御を行うホームバスシステムに於て、送受信されるパケ
ットフレーム構成の一実施例である。
【図2】情報登録を行う通信端末機器の処理の一実施例
である。
【図3】分散化して配置された通信端末機器のシステム
構成の一実施例である。
【符号の説明】
1 優先コード 2 自己アドレス 3 相手アドレス 4 制御コード 5 電文長 6 データ 7 チェックコード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホームバス上に接続された複数の通信端
    末機器間で自己アドレス、相手アドレス、及び各種情報
    を含むパケットの送受が前記ホームバスを介して行われ
    る通信システムに於て、受信したパケット内の自己アド
    レスが受信した通信端末機器自身のアドレスで、且つ、
    前記受信したパケット内の相手アドレスが受信した通信
    端末機器自身のアドレスである場合、前記受信したパケ
    ット内の情報を前記受信した通信端末機器の登録情報と
    することを特徴とする通信端末情報登録方式。
JP3018858A 1991-02-12 1991-02-12 通信端末情報登録方式 Expired - Lifetime JP2902791B2 (ja)

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JPH04258051A JPH04258051A (ja) 1992-09-14
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