JP2001125860A - サーバ装置システム - Google Patents

サーバ装置システム

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JP2001125860A
JP2001125860A JP30183599A JP30183599A JP2001125860A JP 2001125860 A JP2001125860 A JP 2001125860A JP 30183599 A JP30183599 A JP 30183599A JP 30183599 A JP30183599 A JP 30183599A JP 2001125860 A JP2001125860 A JP 2001125860A
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JP30183599A
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Makoto Sasaki
信 佐々木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システム規模が小規模に限られていた。 【解決手段】通信機能を備える複数の携帯情報端末を収
容するサーバ装置システムを、ルータを介して接続され
た複数のローカルエリアネットワークのうちの1つに配
置され、自装置が属するローカルエリアネットワークに
収容された携帯情報端末から受信したデータを格納する
と共に、自装置とルータを介して接続された他のローカ
ルエリアネットワークから当該ネットワークが受信した
携帯情報端末のデータを、自装置が属するローカルエリ
アネットワークで受信されたデータと一緒に統合管理す
るプライマリサーバ装置と、プライマリサーバ装置の存
在するローカルエリアネットワークとは別のローカルエ
リアネットワーク上に配置され、自装置が属するローカ
ルエリアネットワークに収容された携帯情報端末から受
信したデータをルータ経由で上記プライマリサーバ装置
に転送するセカンダリサーバ装置とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、無線回線
を介してシステムに接続される携帯情報端末(携帯可能
なコンピュータ装置を含む。)のデータ通信を一元管理
するサーバ装置システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、この種のサーバ装置システムの
従来構成例を示す。なお、図2(A)に示す構成は、携
帯情報端末1が無線接続するアクセスポイント2を無線
サーバ(CP)3のRS232Cコネクタに直結するタ
イプのシステム構成例であり、図2(B)は、携帯情報
端末1が無線接続するアクセスポイント2を無線サーバ
(CP)3と同一のローカルエリアネットワーク(LA
N)4上に配置するタイプのシステム構成例である。
【0003】従来、かかる構成が採用された理由は、
無線通信がうまく動作しなかった場合に、リトライが発
生しても動作可能な構成とするためには「単一接続」で
あることが必要であったためと、LAN接続の場合、
遅延の発生しないネットワーク(スイッチングハブ(H
UB)を介さないこと)しか用いることができないため
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2(A)に
示す構成のサーバ装置システムの場合、アクセスポイン
ト(AP)をRS232Cを介して無線サーバ(PC)
3に直結するため、最大でも複数回線分(2、3回線
分)しか携帯情報端末1を収容し得ないという技術上の
課題があった。また、図2(B)に示す構成のサーバ装
置システムの場合、同一ネットワーク上に無線サーバ
(PC)3とアクセスポイント(AP)2の両方を配置
しなければならず、システムの拡張が困難になるという
技術上の課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】(A)かかる課題を解決
するため、本発明においては、通信機能を備える複数の
携帯情報端末を収容するサーバ装置システムにおいて、
以下の手段を備えるようにする。
【0006】すなわち、(1) ルータを介して接続された
複数のローカルエリアネットワークのうちの1つに配置
され、自装置が属するローカルエリアネットワークに収
容された携帯情報端末から受信したデータを格納すると
共に、自装置とルータを介して接続された他のローカル
エリアネットワークから当該ネットワークが受信した携
帯情報端末のデータを、自装置が属するローカルエリア
ネットワークで受信されたデータと一緒に統合管理する
プライマリサーバ装置と、(2) プライマリサーバ装置の
存在するローカルエリアネットワークとは別のローカル
エリアネットワーク上に配置され、自装置が属するロー
カルエリアネットワークに収容された携帯情報端末から
受信したデータをルータ経由でプライマリサーバ装置に
転送するセカンダリサーバ装置とを備えるようにする。
【0007】以上のように、本発明においては、携帯情
報端末のデータを、セカンダリサーバ装置よりルータを
介してプライマリサーバ装置に送信する形態を採用した
ため、伝送遅延等の影響で通信のリトライが生じても確
実に動作可能とできる。
【0008】(B)また、本発明においては、通信機能
を備える複数の携帯情報端末を収容するサーバ装置シス
テムにおいて、以下の手段を備えるようにする。
【0009】すなわち、(1) ルータを介して接続された
複数のローカルエリアネットワークのうちの1つに配置
され、自装置が属するローカルエリアネットワークに収
容された携帯情報端末から受信したデータを格納すると
共に、自装置とルータを介して接続された他のローカル
エリアネットワークから当該ネットワークが受信した携
帯情報端末のデータを、自装置が属するローカルエリア
ネットワークで受信されたデータと一緒に統合管理する
プライマリサーバ装置と、(2) プライマリサーバ装置の
存在するローカルエリアネットワークとは別のローカル
エリアネットワーク上に配置され、自装置が属するロー
カルエリアネットワークに収容された携帯情報端末から
受信したデータをルータ経由でプライマリサーバ装置に
転送するセカンダリユニット機能を有するアクセスポイ
ント装置とを備えるようにする。
【0010】このように、本発明の場合も第1の発明と
同様、携帯情報端末のデータを、セカンダリサーバ装置
よりルータを介してプライマリサーバ装置に送信する形
態を採用したため、伝送遅延等の影響で通信のリトライ
が生じても確実に動作可能とできる。
【0011】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 (A−1)システム構成 以下、本発明に係るサーバ装置システムの第1の実施形
態例を説明する。図1に、本実施形態に係るサーバ装置
システムの構成例を示す。図1に示すサーバ装置システ
ムは、従来システムでは採用し得なかった複数接続構成
を採用する点に特徴を有する。すなわち、本実施形態の
場合、サーバ装置システムを複数のローカルエリアネッ
トワーク(LAN)4A〜4Cの接続により構築し得る
点に特徴を有する。
【0012】このため、本実施形態では、無線サーバ3
とアクセスポイント2との接続をいずれもLAN接続に
統一すると共に、各LANについて1台づつ接続される
無線サーバ3の構成をプライマリ無線サーバとセカンダ
リ無線サーバの2部構成とする。なお、本システム内に
配置されるプライマリ無線サーバは1台のみとし、他の
無線サーバは全てセカンダリ無線サーバとする。
【0013】従って、セカンダリ無線サーバの台数は、
システムの規模に応じて1台の場合もあれば複数台の場
合もあり得る。図1の場合、セカンダリ無線サーバ3B
はLAN4B及び4C上の2台である。これらの理由に
より、本実施形態におけるサーバ装置システムでは、プ
ライマリ無線サーバ3Aが配置されたLAN4Aに対し
て、セカンダリ無線サーバ3B及びCの配置されたLA
N4B及び4Cが接続される構成となっている。なお、
これらLAN間の接続にはルータ5A、5B及び5Cが
使用される。
【0014】(A−2)無線サーバの構成 本サーバ装置システムが携帯情報端末の収容に採用する
無線通信方式は、本来、有線通信方式と比べてデータ送
信時のリトライやロスト等の障害が多い方式である。し
かるに従来システムにおいては、この様な障害を回線レ
ベルの処理(TCP/IPのリトライ処理、RS232
Cのリトライ処理)で対処し、「無線通信」に固有の障
害対策を施してこなかった。
【0015】そこで、本実施形態では、無線サーバに図
3に示す装置構成や図4に示すソフトウェア構成を採用
し、伝送遅延やデータの不達に対処可能とする。なお、
図3(A)はプライマリ無線サーバ3Aの装置構成を、
図3(B)はセカンダリ無線サーバ3Bの装置構成を表
したものである。また、図4(A)はプライマリ無線サ
ーバ3Aのソフトウェア構成を、図4(B)はセカンダ
リ無線サーバ3Bのソフトウェア構成を表したものであ
る。
【0016】プライマリ無線サーバ3Aとセカンダリ無
線サーバ3B、3Cの装置(ハードウェア)構成は、図
3から分かるように、いずれも同じである。因みに、か
かる装置構成は、コンピュータ装置一般の装置構成(プ
ロセッサ31、メモリ32及びディスク装置33)と同
じであり、LAN接続のためのLANユニット34が追
加されている点のみ相違する。
【0017】一方、プライマリ無線サーバ3Aとセカン
ダリ無線サーバ3B、3Cのソフトウェア構成は、図4
から分かるように、いずれも基本的な構成(オペレーシ
ョンシステム(OS)41、無線処理部42、サーバ固
有の処理部43、LANドライバ45)は同じである。
【0018】ただし、プライマリ無線サーバ3Aの場
合、サーバ固有の処理部43としてプライマリ処理部4
3が用いられ、セカンダリ無線サーバ3B、3Cの場
合、サーバ固有の処理部43としてセカンダリ処理部4
3が用いられている。また、プライマリ無線サーバ3A
には、システムに収容される全携帯情報端末のデータを
統合処理するのに用いられる統合処理部44が設けられ
ている点で相違している。
【0019】ここで、無線サーバを構成する各部は、携
帯情報端末1から発せられたデータが受信されたとき以
下のように機能する。なお、当該データは、携帯情報端
末1から無線規格に準じた電文形式でアクセスポイント
2に到着し、当該アクセスポイント2と同一LAN上に
存在する無線サーバ3に伝達される。
【0020】無線サーバ3は、LANドライバ45を介
して受信されたデータを、無線処理部42を通して処理
部43に通知する(通常のシステムでは、ここでアプリ
ケーションにデータを渡すことで、システムとしての動
作を完結する)。
【0021】無線サーバ3は、処理部43においてそれ
ぞれ固有の処理を実行する。すなわち、当該処理部43
がプライマリ無線サーバ3Aに搭載されている場合に
は、以下に示す〜の情報を管理し、セカンダリ無線
サーバ3B、3Cに搭載されている場合には、以下に示
す〜の情報を管理する。 受信されたデータはどの携帯情報端末1から届いたか
(IPアドレスで管理) 受信されたデータそのもの 自身以外にプライマリ無線サーバ3Aが存在するか否
か(存在しない場合、自身がプライマリ無線サーバ3A
である。) 自身以外にプライマリ無線サーバ3Aが存在するなら
ば、プライマリ無線サーバ3Aに対してデータを既に送
信したか否か(フラグで管理) 自身以外にプライマリ無線サーバ3Aが存在するなら
ば、プライマリ無線サーバ3Aへのデータの送信処理
と、プライマリ無線サーバ3Aが正しく受信できたか否
か(フラグで管理)
【0022】なお、セカンダリ処理部43にあっては、
プライマリ無線サーバ3Aに送信したデータがある一定
量を超えた場合、送信履歴の上書き処理を行うようにな
っている。
【0023】また、セカンダリ無線サーバ3B、3Cは
上述のように、セカンダリ処理部43の管理によって携
帯情報端末1からのデータを上位(つまりプライマリ無
線サーバ3A)に送信するが、その送信タイミングは下
位(つまり携帯情報端末)からデータが送られてきた時
に実行するようになっている。
【0024】かかる構成のセカンダリ無線サーバ3B、
3Cをシステム上に配置することで、本実施形態におけ
るサーバ装置システムでは、携帯情報端末1からの無線
データを受信したアクセスポイント2の存在するネット
ワークと異なるネットワーク上にプライマリ無線サーバ
3が存在する場合にも、ルータ5を介したネットワーク
越えのデータ転送を可能としている。
【0025】なお、従来、同一のネットワーク上に携帯
情報端末1を収容する無線サーバ(PC)とアクセスポ
イント(AP)2とを配置せざる得なかった理由に到着
速度の問題があったが、前述のようにネットワーク越え
のデータ伝送を実現する手段としてセカンダリ無線サー
バ3B、3Cを利用したことにより、ネットワーク上で
の伝送遅延やスイッチングハブ(HUB)による伝送遅
延等の問題を吸収できるようになっている。
【0026】最後に、セカンダリ無線サーバ3B、3C
がプライマリ無線サーバ3Aに対してデータを転送する
際に使用する送信フォーマットの内容を、図5を用いて
説明する。この送信フォーマットでは、その管理情報と
して、順序番号と、携帯情報端末のIPアドレスと、自
身(セカンダリ無線サーバ)のIPアドレスと、データ
をプラマリ無線サーバ3Aに宛てて送信したことを指す
フラグと、プライマリ無線サーバ3Aにデータが正しく
到達したことを示すフラグとが管理される。
【0027】本実施形態において、かかるフラグを用い
る理由は、ルータ越えの伝送時に「伝送遅延」が発生す
ることを考慮したものである。つまり、遅延の影響で
「No(=順序番号)」と「送信到着フラグ」を付すべ
きデータの対象とが必ずしも同一順序になるとは言えな
いことを考慮したものである。かかるフラグを用いるこ
とで、どのデータが正常にプライマリ無線サーバ3A側
に到達し得たか否かの管理がセカンダリ無線サーバ3
B、3C側で管理可能となり、必要に応じて該当データ
の再送を実現できる。
【0028】(A−3)システム動作 以下、図6に基づいて、本実施形態に係るサーバ装置シ
ステムにおいて実現される通信動作の手順を説明する。
まず、本実施形態に特有の動作を説明すべく、セカンダ
リ無線サーバ3Bが配置されているLAN4Bの収容エ
リア内に位置する携帯情報端末1から最寄のアクセスポ
イント(AP)2に対してデータの送信が行われた場合
について説明する。
【0029】(1) 携帯情報端末からのデータの受信 携帯情報端末1からアクセスポイント(AP)2に発せ
られたデータは、当該データを受信したアクセスポイン
ト2を介し、これと同一のローカルエリアネットワーク
4B上に設けられているセカンダリ無線サーバ3Bに送
信される。なお、携帯情報端末1及びアクセスポイント
2のそれぞれはIPアドレスが割り振られているため、
当該データがどこから届いたのか識別可能である。
【0030】(2) セカンダリ無線サーバの内部処理 セカンダリ無線サーバ3Bは、セカンダリ処理部43に
よって図5に表した送信フォーマットのデータを作成す
る。
【0031】(3) セカンダリ無線サーバの通信処理 セカンダリ無線サーバ3Bは、作成した送信フォーマッ
トのデータを、無線処理部42、LANドライバ45を
介してローカルエリアネットワーク4B上に送信し、ル
ータ5B、5Aを介して接続されたプライマリ無線サー
バ3Aの存在するローカルエリアネットワーク4Aへ送
信を行う。なおここでは、ルータ5Bを介したデータの
送信を例にあげているが、ローカルエリアネットワーク
に接続されていればどこでも送信できる。
【0032】(4) プライマリ無線サーバの受信処理 先にセカンダリ無線サーバ3Bが送信したデータ(電
文)は、ルータ5Aを介してプライマリ無線サーバ3A
内に到達し、プライマリ処理部43において受信され
る。
【0033】(5) プライマリ無線サーバの着信処理(統
合処理を含む) プライマリ無線サーバ3Aは、このようにデータの受信
が確認されると、プライマリ処理部43において正しく
受信できたものに対して送信到着フラグをオンし、送信
元であるセカンダリ無線サーバ3Bに対しその旨を通知
する。なお、プライマリ無線サーバ3Aに受信されたデ
ータは、統合処理部44に渡され一括管理される。
【0034】これに対し、プライマリ無線サーバ3Aが
配置されているLAN4Aの収容エリア内に位置する携
帯情報端末1から最寄のアクセスポイント(AP)2に
対してデータの送信が行われた場合には、以下のような
動作となる。
【0035】(1)' プライマリ無線サーバの受信処理 携帯情報端末1からアクセスポイント(AP)2に発せ
られたデータは、当該データを受信したアクセスポイン
ト2を介し、これと同一のローカルエリアネットワーク
4A上に設けられているプライマリ無線サーバ3Aに送
信される。プライマリ無線サーバ3Aは、データを受信
すると、自身がプライマリかセカンダリかを意識するこ
となく格納する。
【0036】(2)' プライマリ無線サーバの着信処理
(統合処理を含む) プライマリ無線サーバ3Aは、このようにデータの受信
が確認されると、受信されたデータを統合処理部44に
渡し一括管理の対象とする。なお、統合処理部44は受
信されたデータを他機器に送るか、ハードディスク装置
に格納する等の処理を実行する。
【0037】 (A−4)第1の実施形態の効果以上のように、本実施
形態に係る構成のサーバ装置システムを採用したことに
より、携帯情報端末1から無線回線を介して受信された
データをネットワーク越えでプライマリ無線サーバ3A
に送信する場合にも、伝送遅延の影響でデータの伝送が
正常に終わらなかったか否かをセカンダリ無線サーバ3
B、3Cで把握できるようにし得、セカンダリ無線サー
バ3B、3Cによる該当データの送信のリトライ等を可
能とできる。かくして、従来システムに比してシステム
構成の大規模化を実現できる。
【0038】また、本実施形態に係るサーバ装置システ
ムでは、システムの構築にLAN接続(IPアドレス付
与)を採用したことにより、RS232C接続の場合の
ように接続できるアクセスポイントの数が数個に限られ
ることはなく、接続上の制限をなくすことができる。
【0039】(B)第2の実施形態 (B−1)システム構成 上述の第1の実施形態においては、サーバ装置システム
を、1台のプライマリ無線サーバ3Aと複数台のセカン
ダリ無線サーバ3B、3Cとで構築する場合について述
べたが、本実施形態においては、セカンダリ無線サーバ
3B、3Cの機能をアクセスポイント2の付属機能とし
て実現する場合について説明する。
【0040】図7に、本実施形態に係るサーバ装置シス
テムの構成例を示す。なお、図7には、図1と同一の部
分に同一符号を付し、対応部分に対応符号を付してい
る。図7に示すように、プライマリ無線サーバ3Aが配
置されるローカルエリアネットワーク(LAN)4Aの
構成は第1の実施形態の場合と同じである。
【0041】違いは、それ以外のローカルエリアネット
ワーク(LAN)4Bに、セカンダリ無線サーバ(P
C)と同等の機能を実行するセカンダリユニット21を
付属機能として備えるセカンダリユニット付アクセスポ
イント2が1台配置されている点である。なお、当該セ
カンダリユニット付アクセスポイント2以外のアクセス
ポイント2は(0台の場合もある。)、第1の実施形態
と同様のものが用いられる。
【0042】(B−2)無線サーバ及びセカンダリユニ
ット付アクセスポイントの構成 以下、無線サーバ及びセカンダリユニット付アクセスポ
イントの装置構成を図8に、そのソフトウェア構成を図
9に示す。なお、図8(A)はプライマリ無線サーバ3
Aの装置構成を、図8(B)はセカンダリユニット21
を付属機能として有するアクセスポイント2の装置構成
を表したものである。また、図9(A)はプライマリ無
線サーバ3Aのソフトウェア構成を、図9(B)はセカ
ンダリユニット21を付属機能として有するアクセスポ
イント2のソフトウェア構成を表したものである。
【0043】図8と図3とを比較すれば分かるように、
プライマリ無線サーバ3Aの装置構成は第1の実施形態
のものと同じである。一方、セカンダリユニット付アク
セスポイント2の装置構成にあっても、セカンダリユニ
ット21の装置構成自体については基本的に第1の実施
形態で説明したセカンダリ無線サーバの装置構成と同じ
であるる。ただし、当該セカンダリユニット21は、自
身が付属するアクセスポイント2と内部バスを介して直
接接続されている。すなわち、セカンダリユニット21
のプロセッサ31は、当該ユニットを付属機能に有する
アクセスポイント2に内部バスを介して直接接続されて
いる。
【0044】かかる関係は、プライマリ無線サーバ3A
とセカンダリユニット付アクセスポイント2のソフトウ
ェア構成についても同様である。すなわち、図9と図4
とを比較すれば分かるように、セカンダリユニット21
の無線処理部42は、当該ユニットを付属機能に有する
アクセスポイント2に直接接続される点でのみ第1の実
施形態におけるセカンダリ無線サーバ3Bのソフトウェ
ア構成と異なっている。
【0045】なお、本実施形態におけるセカンダリユニ
ット21は、上述のようにセカンダリ無線サーバ(P
C)3B、3Cから本発明に関連する機能のみを抜き出
してユニット化したもであり、その管理情報もセカンダ
リ無線サーバ(PC)3B、3Cと同じ(前述の〜
の情報)であり、データの送信に使用される送信フォー
マットも図5のものが用いられる。
【0046】(B−3)システム動作 以下、図10に基づき、本実施形態に係るサーバ装置シ
ステムの動作内容を説明する。まず、本実施形態に特有
の動作を説明すべく、セカンダリユニット付アクセスポ
イント2が配置されているLAN4Bの収容エリア内に
位置する携帯情報端末1から最寄のアクセスポイント
(AP)2に対してデータの送信が行われた場合につい
て説明する。
【0047】(1) 携帯情報端末からのデータの受信 携帯情報端末1からアクセスポイント(AP)2に発せ
られたデータは、当該データを受信したアクセスポイン
ト2を介し、これと同一のローカルエリアネットワーク
4B上に設けられているセカンダリユニット付きアクセ
スポイント2に送信され、最終的に付属するセカンダリ
ユニット21に与えられる。
【0048】なお、携帯情報端末1からのデータを受信
したアクセスポイント2がセカンダリユニット付アクセ
スポイント2の場合には、受信されたデータがそのま
ま、セカンダリユニット21に与えられる。
【0049】因みに、本実施形態の場合にも、携帯情報
端末1及びアクセスポイント2のそれぞれはIPアドレ
スが割り振られており、当該データがどこから届いたの
か識別可能なようになっている。
【0050】(2) セカンダリユニット付きアクセスポイ
ントの内部処理 セカンダリユニット付きアクセスポイント2は、セカン
ダリユニット21のセカンダリ処理部43によって図5
に表した送信フォーマットのデータを作成する。
【0051】(3) セカンダリユニット付アクセスポイン
トの通信処理 セカンダリユニット付アクセスポイント2は、作成した
送信フォーマットのデータを、無線処理部42、LAN
ドライバ45を介してローカルエリアネットワーク4B
上に送信し、ルータ5B、5Aを介して接続されたプラ
イマリ無線サーバ3Aの存在するローカルエリアネット
ワーク4Aへの送信を行う。なおここでは、ルータ5B
を介したデータの送信を例にあげているが、ローカルエ
リアネットワークに接続されていればどこでも送信でき
る。
【0052】(4) プライマリ無線サーバの受信処理 先にセカンダリユニット付アクセスポイント2が送信し
たデータ(電文)は、ルータ5Aを介してプライマリ無
線サーバ3A内に到達し、プライマリ処理部43におい
て受信される。
【0053】(5) プライマリ無線サーバの着信処理(統
合処理を含む) プライマリ無線サーバ3Aは、このようにデータの受信
が確認されると、プライマリ処理部43において正しく
受信できたものに対して到着フラグをオンし、送信元で
あるセカンダリユニット付アクセスポイント2にその旨
を通知する。なお、プライマリ無線サーバ3Aに受信さ
れたデータは、統合処理部44に渡され一括管理され
る。
【0054】これに対し、プライマリ無線サーバ3Aが
配置されているLAN4Aの収容エリア内に位置する携
帯情報端末1から最寄のアクセスポイント(AP)2に
対してデータの送信が行われた場合には、以下のような
動作となる。
【0055】(1)' プライマリ無線サーバの受信処理 携帯情報端末1からアクセスポイント(AP)2に発せ
られたデータは、当該データを受信したアクセスポイン
ト2を介し、これと同一のローカルエリアネットワーク
4A上に設けられているプライマリ無線サーバ3Aに送
信される。プライマリ無線サーバ3Aは、データを受信
すると、自身がプライマリかセカンダリかを意識するこ
となく格納する。
【0056】(2)' プライマリ無線サーバの着信処理
(統合処理を含む) プライマリ無線サーバ3Aは、このようにデータの受信
が確認されると、受信されたデータを統合処理部44に
渡し一括管理の対象とする。なお、統合処理部44は受
信されたデータを他機器に送るか、ハードディスク装置
に格納する等の処理を実行する。
【0057】(B−4)第2の実施形態の効果 以上のように、本実施形態に係る構成のサーバ装置シス
テムを採用したことにより、第1の実施形態のように、
必ずしも1つのローカルエリアネットワークに対して1
つの無線サーバ(PC)を配置しなくても良くなり、ア
クセスポイント2の仕様の関係でシステム構成をルータ
越えの接続とせざるを得ず、しかもプライマリ無線サー
バ3Aが配置されるローカルエリアネットワーク以外は
無線サーバ(PC)を配置し得ない場合にまで第1の実
施形態で説明したシステムを拡張できる。
【0058】また、本実施形態に係るシステム構成を採
用することにより、第1の実施形態に係るシステムを最
小のハードウェア構成で実現できる。
【0059】(C)他の実施形態 上述の第1の実施形態においては、プライマリ無線サー
バ3Aが配置されるローカルエリアネットワーク以外の
ネットワークには全てセカンダリ無線サーバ3B、3C
がおのおの1台づつ配置されるシステム構成について説
明し、第2の実施形態においては、プライマリ無線サー
バ3Aが配置されるローカルエリアネットワーク以外の
ネットワークには全てセカンダリユニット付アクセスポ
イントがおのおの1台づつ配置されるシステム構成につ
いて説明したが、あるローカルエリアネットワークには
セカンダリ無線サーバが配置され、あるローカルエリア
ネットワークにはセカンダリユニット付アクセスポイン
トが配置されるような第1の実施形態と第2の実施形態
の混載型のシステムにも適用し得る。
【0060】上述の実施形態においては、携帯情報端末
とサーバ装置側との間で必要なデータが無線回線を介し
て送受される場合について述べたが、1対N通信が必要
でデータの一元管理が要求されるシステムについてであ
れば、本発明は、必ずしも無線回線にてデータを送受す
るシステムに限られるものでない。ただし、携帯情報端
末の場合と同様に、画面通信の応答時間が相当速く実行
される必要のあるものに限られる。
【0061】
【発明の効果】上述のように第1の発明によれば、(1)
ルータを介して接続された複数のローカルエリアネット
ワークのうちの1つに配置され、自装置が属するローカ
ルエリアネットワークに収容された携帯情報端末から受
信したデータを格納すると共に、自装置とルータを介し
て接続された他のローカルエリアネットワークから当該
ネットワークが受信した携帯情報端末のデータを、自装
置が属するローカルエリアネットワークで受信されたデ
ータと一緒に統合管理するプライマリサーバ装置と、
(2) プライマリサーバ装置の存在するローカルエリアネ
ットワークとは別のローカルエリアネットワーク上に配
置され、自装置が属するローカルエリアネットワークに
収容された携帯情報端末から受信したデータをルータ経
由でプライマリサーバ装置に転送するセカンダリサーバ
装置とを備えるようにし、携帯情報端末のデータを、セ
カンダリサーバ装置よりルータを介してプライマリサー
バ装置に送信する形態を採用したため、伝送遅延等の影
響で通信のリトライが生じても確実に動作可能とでき
る。かくして、システムの大型化にも容易に対処でき
る。
【0062】また、上述のように第2の本発明によれ
ば、(1) ルータを介して接続された複数のローカルエリ
アネットワークのうちの1つに配置され、自装置が属す
るローカルエリアネットワークに収容された携帯情報端
末から受信したデータを格納すると共に、自装置とルー
タを介して接続された他のローカルエリアネットワーク
から当該ネットワークが受信した携帯情報端末のデータ
を、自装置が属するローカルエリアネットワークで受信
されたデータと一緒に統合管理するプライマリサーバ装
置と、(2) プライマリサーバ装置の存在するローカルエ
リアネットワークとは別のローカルエリアネットワーク
上に配置され、自装置が属するローカルエリアネットワ
ークに収容された携帯情報端末から受信したデータをル
ータ経由でプライマリサーバ装置に転送するセカンダリ
ユニット機能を有するアクセスポイント装置とを備える
ようにし、携帯情報端末のデータを、セカンダリサーバ
装置よりルータを介してプライマリサーバ装置に送信す
る形態を採用したため、伝送遅延等の影響で通信のリト
ライが生じても確実に動作可能とできる。しかも、この
第2の発明においては、プライマリサーバ装置を配置す
るローカルエリアネットワーク以外のローカルエリアネ
ットワークにはサーバ装置を配置せずに済むため(セカ
ンダリユニット機能を有するアクセスポイント装置を設
けるだけで済むため)、第1の発明と同等の機能を最小
のハードウェア構成にて実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るサーバ装置システムのシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図2】サーバ装置システムの従来のシステム構成を示
すブロック図である。
【図3】プライマリ無線サーバとセカンダリ無線サーバ
の装置構成を示すブロック図である。
【図4】プライマリ無線サーバとセカンダリ無線サーバ
のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図5】送信フォーマットの内容を示す図である。
【図6】第1の実施形態における無線データの伝送手順
を示す図である。
【図7】第2の実施形態に係るサーバ装置システムのシ
ステム構成を示すブロック図である。
【図8】プライマリ無線サーバとセカンダリユニット付
アクセスポイントの装置構成を示すブロック図である。
【図9】プライマリ無線サーバとセカンダリユニット付
アクセスポイントのソフトウェア構成を示すブロック図
である。
【図10】第2の実施形態における無線データの伝送手
順を示す図である。
【符号の説明】
1…携帯情報端末、2…アクセスポイント、21…セカ
ンダリユニット、3…無線サーバ(CP)、3A…プラ
イマリ無線サーバ、3B、3C…セカンダリ無線サー
バ、31…プロセッサ、32…メモリ、33…ディスク
装置、34…LANユニット、4、4A〜4C…ローカ
ルエリアネットワーク(LAN)、41…オペレーショ
ンシステム(OS)、42…無線処理部、43…サーバ
固有の処理部、44…統合処理部、45…LANドライ
バ、5A、5B、5C…ルータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/56 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA25 GA31 HA06 JB22 KA11 KB04 KB06 5K030 GA05 GA11 HA08 HB15 HC14 HD03 HD07 JL01 JT02 JT09 KA01 KA06 LB11 LD11 LE01 5K032 AA04 AA07 AA09 CC05 CC06 CD03 DA07 DA21 DB19 DB22 DB24 DB26 5K033 AA04 AA07 AA09 CB06 CB08 DA05 DA19 DB12 DB14 DB16 DB19 EC04 5K067 AA22 AA33 AA42 BB04 BB27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能を備える複数の携帯情報端末を
    収容するサーバ装置システムにおいて、 ルータを介して接続された複数のローカルエリアネット
    ワークのうちの1つに配置され、自装置が属するローカ
    ルエリアネットワークに収容された携帯情報端末から受
    信したデータを格納すると共に、自装置とルータを介し
    て接続された他のローカルエリアネットワークから当該
    ネットワークが受信した携帯情報端末のデータを、自装
    置が属するローカルエリアネットワークで受信されたデ
    ータと一緒に統合管理するプライマリサーバ装置と、 上記プライマリサーバ装置の存在するローカルエリアネ
    ットワークとは別のローカルエリアネットワーク上に配
    置され、自装置が属するローカルエリアネットワークに
    収容された携帯情報端末から受信したデータをルータ経
    由で上記プライマリサーバ装置に転送するセカンダリサ
    ーバ装置とを備えることを特徴とするサーバ装置システ
    ム。
  2. 【請求項2】 通信機能を備える複数の携帯情報端末を
    収容するサーバ装置システムにおいて、 ルータを介して接続された複数のローカルエリアネット
    ワークのうちの1つに配置され、自装置が属するローカ
    ルエリアネットワークに収容された携帯情報端末から受
    信したデータを格納すると共に、自装置とルータを介し
    て接続された他のローカルエリアネットワークから当該
    ネットワークが受信した携帯情報端末のデータを、自装
    置が属するローカルエリアネットワークで受信されたデ
    ータと一緒に統合管理するプライマリサーバ装置と、 上記プライマリサーバ装置の存在するローカルエリアネ
    ットワークとは別のローカルエリアネットワーク上に配
    置され、自装置が属するローカルエリアネットワークに
    収容された携帯情報端末から受信したデータをルータ経
    由で上記プライマリサーバ装置に転送するセカンダリユ
    ニット機能を有するアクセスポイント装置とを備えるこ
    とを特徴とするサーバ装置システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のサーバ装置シス
    テムにおいて、 上記セカンダリサーバ装置又は上記セカンダリユニット
    機能を有するアクセスポイント装置は、上記プライマリ
    サーバ装置へのデータの転送時、順序番号と、当該デー
    タの発信元である携帯情報端末のアドレスと、自装置の
    アドレスと、送信到達フラグとを管理情報として含む送
    信フォーマットにて該当するデータの転送を実行するこ
    とを特徴とするサーバ装置システム。
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