JP2901710B2 - チューナ回路 - Google Patents

チューナ回路

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン信号(以下、TV信号という)
やケーブルテレビ信号(以下、CATV信号という)を受信
することが可能なチューナ回路に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のTV信号やCATV信号を受信するチューナ回路は、
一般的にシングルスーパーヘテロダイン方式であって、
入力同調フィルタ,RFアンプ,段間同調フィルタ,ミク
サ,局部発振器,IFアンプ,IFフィルタから成り、入力し
たRF信号をIF信号に変換して出力する。
ここで、同調フィルタが、入力同調フィルタと段間同
調フィルタの2段構成となっているのは、高周波帯まで
Qの高い同調フィルタを得るためである。
ところで、近年では、民生用GaAsデバイスや高周波用
Siデバイスなどの開発により、従来、個別部品で構成さ
れていた(すなわち、ディスクリート回路で構成されて
いた)チューナ回路も、集積化が進み、ミクサ,局部発
振器,IFアンプ等については、集積化されつつある。
しかし、入力同調フィルタや段間同調フィルタ等のフ
ィルタについては、依然、インダクタや容量等の個別部
品にて構成されており、そのため、広い周波数に渡って
同様の帯域特性を得るためには、上記インダクタや容量
等の複雑な調整が必要であった。
そこで、高性能(すなわち、広い周波数に渡って同様
の帯域特性を得ることができる)で、且つ無調整なフィ
ルタを得るべく、フィルタについても集積化が望まれて
おり、従来では、その様なフィルタの集積化の一方法と
して、オペアンプや抵抗等で構成できる、複数個の信号
パスを有するNパスフィルタを用いる方法が考えられて
いる。
なお、この様なNパスフィルタを用いて、フィルタの
集積化を図った従来例としては、例えば、特開昭61−15
0416号公報に記載のものが挙げられる。この従来例で
は、無線受信機において、一般に問題となる妨害信号と
してのイメージ信号を低減する方法について開示されて
いる。
なお、Nパスフィルタについては、後ほど詳しく説明
する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例においては、上記した如く、無線受信機に
おけるイメージ信号の低減方法について開示されてお
り、その対象は、単一チャネルの信号を入力する場合に
ついてであり、TV信号やCATV信号のように、多チャネル
の信号を入力する場合については配慮されていなかっ
た。
そのため、上記従来例を、そのままTV信号やCATV信号
を受信するチューナ回路に応用した場合に、RFアンプに
おいて、イメージ信号以外の妨害信号として2次歪,3次
歪等の妨害信号が発生することがあった。
しかも、上記従来例では、イメージ信号を低減するの
が目的であるため、その様なイメージ信号以外の妨害信
号(すなわち、2次歪,3次歪等の妨害信号)が発生して
も、それら妨害信号については低減することができなか
った。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決
し、RFアンプで発生する妨害信号を低減し得る、Nパス
フィルタを用いたチューナ回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本発明では、同調電
圧を出力する選局装置と、局部発振信号を出力すると共
に、前記選局装置からの同調電圧を入力し、該同調電圧
に応じて前記局部発振信号の周波数が変化する第1の局
部発振器と、RF信号を入力し、該信号のうち、その通過
帯域内の信号のみを通過させて出力する入力フィルタ
と、該入力フィルタからの出力信号を入力し、該信号を
増幅して出力するRFアンプと、前記第1の局部発振器か
らの局部発振信号と前記RFアンプからの出力信号とを入
力し、該信号を前記局部発振信号によって周波数変換
し、IF信号にして出力するミクサと、該ミクサからのIF
信号を入力し、該信号を増幅して出力するIFアンプと、
該IFアンプからの出力信号を入力し、該信号のうち、そ
の通過帯域内の信号のみを通過させて出力するIFフィル
タと、で構成されるチューナ回路において、前記入力フ
ィルタを、前記選局装置からの同調電圧を入力し、該同
調電圧に応じてその通過帯域が変化する前置フィルタま
たは後置フィルタと、前記前置フィルタの後段または前
記後置フィルタの前段に配され、前記第1の局部発振器
からの局部発振信号を入力し、該局部発振信号の周波数
に応じてその通過帯域が変化するNパスフィルタと、で
構成するようにした。
また、前記選局装置からの同調電圧を入力し、該同調
電圧に応じて前記局部発振信号の周波数が変化する第2
の局部発振器を設けて、前記第1の局部発振器からの局
部発振信号に代え、前記第2の局部発振器からの局部発
振信号を前記Nパスフィルタに入力するようにしても良
い。
〔作用〕
では、本発明について説明する前に、Nパスフィルタ
の構成及び動作について説明する。
第11図は一般的なNパスフィルタの構成を示すブロッ
ク図である。
同図において、15は局部発振信号入力端子、20,21は
信号端子、22は移相器、23,25は第1の信号パスのミク
サ、2は第1のパスフィルタ、26,28は第2の信号パス
のミクサ、27は第2のパスフィルタ、29,31は第3の信
号パスのミクサ、30は第3のパスフィルタ、32,24は第
Nの信号パスのミクサ、33は第Nのパスフィルタであ
る。
通常、第1から第Nの信号パスの、ミクサ及びパスフ
ィルタは、それぞれ等しい特性を有している。
また、移相器22は、局部発振信号入力端子15より入力
される局部発振信号から、局部発振信号(周期T)に対
してそれぞれ移相量が0,T/N,2T/N,……,(N−1)T/N
のN個の信号を作り、各信号パスのミクサにそれぞれ印
加する。
なお、局部発振信号入力端子15より入力される局部発
振信号の周波数はfCとする。
では、このNパスフィルタの帯域特性を第12図,第13
図で説明する。
まず、第12図により、第11図におけるパスフィルタ2
4,27,30,33として、通過帯域の中心周波数がfOのバンド
パスフィルタを用いた場合について説明する。
同図(a)が各パスフィルタの帯域特性で、中心周波
数fO,通過帯域がfO−fSからfO+fSとする。
このパスフィルタと周波数fCの局部発振信号が入力さ
れる各信号パスのミクサとから成るNパスフィルタの帯
域特性を同図(b)に示す。
Nパスフィルタの通過帯域としては、パスフィルタの
通過帯域、fC−fOを中心周波数とし帯域幅がパスフィル
タと等しい通過帯域、fC+fOを中心周波数とし帯域幅が
パスフィルタと等しい通過帯域、及びこれらの高調次の
通過帯域がそれぞれ現われる。
次に、第13図により、第11図におけるパスフィルタ2
4,27,30,33として、通過帯域がfSのローパスフィルタを
用いた場合について説明する。
同図(a)がパスフィルタの帯域特性で通過帯域がfS
までのローパスフィルタである。
このパスフィルタと周波数fCの局部発振信号が入力さ
れる各信号パスのミクサとから成るNパスフィルタの帯
域特性を同図(b)に示す。
Nパスフィルタの通過帯域としては、パスフィルタの
通過帯域、fCを中心周波数とし帯域幅がパスフィルタの
2倍の2fSとなる通過帯域、及びその高調次の通過帯域
がそれぞれ現われる。
以上述べたように、Nパスフィルタの通過帯域として
は、パスフィルタの帯域特性を変えずに中心周波数だけ
を、各信号パスのミクサに注入する局部発振信号の周波
数fCで周波数軸上を移動させたような帯域特性を得るこ
とができる。従って、比較的急峻な(すなわち、Qの高
い)帯域特性が実現しにくい高周波帯においても、低周
波帯で実現できるようなQの高い帯域特性を実現でき
る。
また、どの中心周波数においても、各パスフィルタの
帯域特性が保たれるため、帯域内偏差が少ない。従っ
て、このNパスフィルタをチューナ回路に用いた場合
は、チューナ回路で比較的問題となるPCティルト(帯域
内偏差による映像搬送波と色副搬送波のレベル差)が低
減され、さらに、PCティルトのチャネル間バラツキも同
じく低減され、高精細テレビ等のTV信号を受信する際
に、後段のチャネル等化器の性能を軽減できる。
以上が、一般的なNパスフィルタの構成及び動作の説
明である。
では、本発明について説明する。
本発明では、RFアンプの前段に配される入力フィルタ
を急峻な帯域特性を有するNパスフィルタで構成してい
るため、入力フィルタでは希望信号以外の信号を確実に
減衰させることができ、RFアンプには希望信号のみを入
力させることができ、従って、RFアンプ,ミクサで発生
する妨害信号を低減することができる。
また、本発明では、従来、入力フィルタ(すなわち、
入力同調フィルタ)の帯域特性を補うために設けられて
いた段間フィルタ(すなわち、段間同調フィルタ)が不
要となり、チューナ回路の回路構成が簡略化でき、部品
点数の削減も図れる。
また、前記第1の局部発振器からの局部発振信号を前
記Nパスフィルタに入力するようにしているので、従来
のチューナ回路に本発明を比較的容易に取り入れること
ができる。
一方、前記第2の局部発振器からの局部発振信号を前
記Nパスフィルタに入力するようにした場合には、Nパ
スフィルタに入力する局部発振信号の周波数を任意に選
択することができるので、Nパスフィルタを構成するパ
スフィルタの設計の自由度が増大し、パスフィルタとし
てローパスフィルタの使用も可能となり、より急峻な帯
域特性を有するフィルタを得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の第1の実施例としてのチューナ回路
を示すブロック図であり、本実施例はテレビジョン受信
装置において用いられるものである。
同図において、1はRF信号入力端子、2は入力フィル
タ、3はRFアンプ、はミクサ、5はIFアンプ、6はIFフ
ィルタ、7はIF信号出力端子、8は局部発振器、9は同
調電圧入力端子である。
RF信号入力端子1から入力した複数のRF信号のうち、
入力フィルタ2において、選局装置(図示せず)から同
調電圧入力端子9を介して印加された同調電圧と局部発
振器8からの局部発振信号とにより希望信号が選択さ
れ、その後、RFアンプ3で増幅される。そして、この希
望信号はミクサ4で局部発振器8からの局部発振信号と
混合され、IF信号に変換される。このIF信号はIFアンプ
5で増幅され、IFフィルタ6を通してIF信号出力端子7
から出力される。
ここで、入力フィルタ2の構成について、第2図及び
第3図を用いて説明する。
第2図は第1図における入力フィルタの一具体例を示
すブロック図、第3図は同じく第1図における入力フィ
ルタの他の具体例を示すブロック図、である。
これら図において、1はRF信号入力端子、10は前置フ
ィルタ、11はNパスフィルタ、12は後置フィルタ、13は
同調電圧入力端子、14は出力端子、15は局部発振信号入
力端子である。
Nパスフィルタ11は、前述したように、原理上希望通
過帯域以外にも副次的に形成される通過帯域を有する。
従って、入力フィルタ2が単独の通過帯域を形成するに
は、少なくとも前置フィルタ10又は後置フィルタ12によ
って、必要な帯域を選択する必要がある。
第2図はそのうち前置フィルタ10を、第3図は後置フ
ィルタ12を、それぞれ用いた具体例である。
希望帯域特性は、Nパスフィルタ11で決まるため、前
置フィルタ10や後置フィルタ12は、比較的広い帯域を有
するQの低いフィルタ、すなわち、低次数の簡易なフィ
ルタで構成できる。例えば、Sallen−Key(サレン・キ
ー)回路や、低次のはしご形回路等である。
この様な構成の前置フィルタ10或いは後置フィルタ12
には、第1図の同調電圧入力端子9より、同調電圧が同
調電圧入力端子13を介して入力され、その同調電圧によ
って、選択すべき帯域が制御される。
また、Nパスフィルタ11には、ミクサ4に入力される
局部発振信号と同じ、局部発振器8からの局部発振信号
が、局部発振信号入力端子15を介して入力される。
第2図に示した前置フィルタ10を用いた具体例では、
Nパスフィルタ11に入力される信号帯域を前置フィルタ
10で制限できるため、Nパスフィルタ11に要求される混
信排除能力を軽減することができる。
また、第3図に示した後置フィルタ12を用いた具体例
では、ミクサ4、RFアンプ3を通してNパスフィルタ11
へ漏洩する局部発振信号を低減することができるため、
この漏洩信号によりNパスフィルタ11内で発生する不要
信号(妨害信号)を低減できる。
次に、Nパスフィルタ11の構成について、第4図を用
いて説明する。
第4図は第2図及び第3図におけるNパスフィルタの
一具体例を示すブロック図である。
同図において、35,36はバンドパスフィルタである。
本具体例は、N=2の場合のNパスフィルタであり、
パスフィルタとして、バンドパスフィルタ35,36を用い
た場合のNパスフィルタである。従って、本具体例は第
12図に示した帯域特性を有する。
第4図において、局部発振信号入力端子15より入力さ
れる局部発振信号は、前述したように、ミクサ4に入力
される局部発振信号と同じ、局部発振器8から出力され
た局部発振信号である。
従って、入力フィルタ2で選択されるRF信号帯域の中
心周波数をfRF,ミクサ4から出力される中間周波信号帯
域の中心周波数をfIFとすると、局部発振信号の周波数f
Cは、fC=fRF+fIFとなる。
次に、この局部発振信号は、移相器22で、0゜と180
゜移相した2つの信号にされ、ミクサ23,25とミクサ26,
28に各々印加される。
一方、パスフィルタであるバンドパスフィルタ35,36
の中心周波数fOをfIFとすると、Nパスフィルタ11の通
過帯域としては、第12図に示したように、fIFを中心周
波数とするバンドパスフィルタ35,36自身の通過帯域、f
C−fIFすなわちfRFを中心周波数とする通過帯域、及びf
C+fIFを中心周波数とする通過帯域がそれぞれ得られ
る。このうち、fRFを中心周波数とする通過帯域を前置
フィルタ10或いは後置フィルタ12で選択すれば、単独の
帯域特性が得られる。
一例として米国のチャネル配置を用いれば、第2チャ
ネル信号帯域の中心周波数fRFから57MHz、それに対する
局部発振信号の周波数fCが101MHz、中間周波信号帯域の
中心周波数fIFが44MHzで、バンドパスフィルタ35,36の
中心周波数fOを44MHz(=fIF)とすれば、101MHz−44MH
z=57MHz(fC−fIF=fRF)を中心周波数とするNパスフ
ィルタの通過帯域を得ることができる。これにより第2
チャネルの信号のみを選択できる。
ここで、もう一方の通過帯域すなわちfC+fIF=145MH
zを中心周波数とする帯域は一般にイメージ信号帯域
で、後段のミクサ4で周波数変換される際に局部発振信
号の周波数fCとの差でIF信号の周波数fIFとなり、希望
のIF信号に対して妨害となる。このため、前置フィルタ
10或いは後置フィルタ12で十分にこの帯域を減衰させる
必要がある。この他、イメージ信号の抑圧にはイメージ
キャンセルミクサのようにイメージ信号の位相を調整し
て打消すことも可能である。
また、第4図において、移相器22での局部発振信号の
移相量を、前述した0゜と180゜とに代えて、0゜と90
゜とし、第1の信号パスのミクサ23,25に0゜、第2の
信号パスのミクサ26,28に90゜移相された信号を印加す
るようにすると、第2の信号パスでイメージ信号が180
゜移相され、信号端子21で逆相で打ち消される。この位
相関係を用いることで、前置フィルタ10或いは後置フィ
ルタ12のイメージ信号帯域での減衰度を軽減できる。
ここまで、第2チャネル受信時の周波数関係で述べて
きたが、この方法で800MHz以上のUHF帯の最高受信周波
数まで、同一の帯域特性を有するフィルタが実現でき
る。
パスフィルタは44MHzを中心周波数とするバンドパス
フィルタ35,36で、その通過帯域がRF信号の周波数帯域
に比べ低いため、オペアンプや抵抗や容量等から成る集
積回路で容易に構成可能である。
以上、N=2の場合について述べたが、Nが3以上の
場合も、移相器22のN個の出力に対し、周期/Nの移相量
を与えることで、同様に広い周波数範囲で、帯域特性の
一定した可変フィルタが得られる。
以上説明したように、Nパスフィルタは、急峻な帯域
特性であって、通過帯域内で平坦な特性を得ることがで
き、本実施例においては、その様なNパスフィルタを入
力フィルタ2に用いることにより、入力アンプ2にて希
望信号以外の信号を確実に減衰させることができ、RFア
ンプ3には希望信号のみを入力させることができる。従
って、RFアンプ3で発生する妨害信号(すなわち、2次
歪,3次歪等)を低減することができ、しかも、RFアンプ
3自体も、妨害信号の発生防止について配慮する必要が
なくなるので、その分、構成を簡素化することができ
る。
また、入力フィルタの特性を補うために、従来、RFア
ンプ3とミクサ4との間に設けられていた段間同調フィ
ルタが不要となるため、回路の小型化,部品点数の削減
が図れる。
さらにまた、Nパスフィルタ11内のパスフィルタ(原
フィルタ)は、その通過帯域が比較的低い周波数帯域で
酔いため、従来、インダクタや容量等から成るディスク
リート回路で構成していたフィルタを、オペアンプや抵
抗や容量等から成る集積回路で構成することができ、従
って、回路の一層の小型化が図れると共に、高性能化,
無調整化を図ることができる。
次に、第5図は本発明の第2の実施例としてのチュー
ナ回路を示すブロック図である。
同図において、第1図と同一の構成要素には同一の符
号を付してある。その他、40は第2の局部発振器であ
る。
本実施例においては、第1図の実施例において、局部
発振器8とは別に第2の局部発振器40を設けて、この第
2の局部発振器40からの局部発振信号を、入力フィルタ
2を構成するNパスフィルタ11の移相器22に入力するよ
うにした。
従って、第1図の実施例においては、移相器22に入力
される局部発振信号は、ミクサ4に入力される局部発振
信号と同じ、局部発振器8からの局部発振信号であり、
その周波数fCはRF信号帯域の中心周波数をfRFと中間周
波信号帯域の中心周波数をfIFとによって、fC=fRF+f
IFと決まっていたが、本実施例においては、移相器22に
入力される局部発振信号が第2の局部発振器40からの局
部発振信号であるため、その周波数fCは第2の局部発振
器40によって任意に選択できる。
従って、第1図の実施例においては、局部発振器8か
らの局部発振信号を、第4図に示した如く、局部発振信
号入力端子15を介して移相器22で移相し、ミクサ23,25,
26,28に印加していたため、希望の通過帯域を得る際、
局部発振信号の周波数fCを間に挟んだ高周波側に、イメ
ージ信号帯域が同時に現れていたが、本実施例において
は、局部発振信号入力端子15を介して移相器22に入力さ
れる局部発振信号の周波数fCが、第2の局部発振器40に
よって任意に選択できるので、イメージ信号帯域を減衰
させることも可能となる。
すなわち、第12図において、fC−fOを中心周波数とす
る通過帯域をRF信号帯域(中心周波数fRF)に一致させ
る際、局部発振信号の周波数fCCを、局部発振器8から
の局部発振信号の周波数と異なるよう選択することによ
り、fC+fOを中心周波数とする通過帯域をイメージ信号
帯域と異ならせることができる。
或いは、また、fC+fOを中心周波数とする通過帯域を
RF信号帯域(中心周波数fRF)に一致させるよう、局部
発振信号の周波数fCを選択するようにしても良い。
また、本実施例においては、局部発振信号の周波数fC
が、第2の局部発振器40によって任意に選択できるの
で、パスフィルタの自由度も増す。
すなわち、Nパスフィルタ11を構成するパスフィルタ
として、第4図に示したバンドパスフィルタ35,36に代
えて、ローパスフィルタを用いることも可能である。
第6図は第5図における入力フィルタを構成するNパ
スフィルタの他の具体例を示すブロック図である。
同図において、37,38,39はローパスフィルタである。
本具体例は、N=3の場合のNパスフィルタであり、
パスフィルタとして、ローパスフィルタ37,38,39を用い
た場合のNパスフィルタである。従って、本具体例は第
13図に示し帯域特性を有する。
すなわち、第6図において、第2の局部発振器40から
の局部発振信号は、局部発振信号入力端子15を介して移
相器22に入力され、移相器22で、0゜,120゜,240゜に移
相した3つの信号にされて、各信号パスのミクサ23,25,
26,28,29,31に各々印加される。
その結果、第13図に示すように、ローパスフィルタの
通過帯域、fCを中心にローパスフィルタを向かい合わせ
た帯域、及びその高調次の通過帯域が得られる。ここ
で、第12図中に破線で示したように前置フィルタ10或い
は後置フィルタ12で単独の通過帯域を選択できる。
本具体例によれば、パスフィルタにローパスフィルタ
37,38,39を用いることにより、より急峻な帯域特性を実
現でき、また、fCに対して折り返した形状の帯域特性に
なるため、通過帯域が平坦で、高域側,低域側の帯域外
減衰度も等しくできる。さらにまた、パスフィルタを低
周波域で設計できるため、ディスクリート回路で構成し
ていたフィルタを、集積回路で構成することも容易であ
る。
次に、第7図は本発明の第3の実施例としてのチュー
ナ回路を示すブロック図である。
同図において、第1図,第2図と同一の構成要素には
同一の符号を付してある。
本実施例においては、第1図の実施例において、入力
フィルタ2に代えて、第2図に示した前置フィルタ10と
Nパスフィルタ11をRFアンプ3の入力側と出力側とに分
けて配置するようにした。
従って、Nパスフィルタ11の前段にRFアンプ3が配置
されるので、Nパスフィルタ11での利得低下を補償でき
るとともに、Nパスフィルタ11で発生する雑音がチュー
ナ総合の雑音指数に与える影響を軽減でき、S/N劣化の
少ないチューナ回路を実現できる。
また、前置フィルタ10でRFアンプ3に入力する信号帯
域を制限するため、RFアンプ3の非直線性により発生す
る2次歪,3次歪等の妨害信号を軽減できる。
さらに、Nパスフィルタ11からRF信号入力端子1側へ
漏洩する局部発振信号を低減できるという効果も有す
る。
次に、上記構成を第5図の実施例に適用した実施例
を、第8図に示す。
第8図は本発明の第4の実施例としてのチューナ回路
を示すブロック図である。
同図において、第5図,第2図と同一の構成要素には
同一の符号を付してある。
本実施例においては、第2の局部発振器40を用いるこ
とで、Nパスフィルタ11の移相器22に入力する局部発振
信号の周波数fOを任意に選択できるため、第6図に示し
た如く、Nパスフィルタ11内のパスフィルタにローパス
フィルタを用いることができ、より急峻で良好な帯域特
性が得られる。
また、Nパスフィルタ11の前段にRFアンプ3が配置さ
れるので、Nパスフィルタ11での利得低下を補償できる
とともに、Nパスフィルタ11で発生する雑音がチューナ
総合の雑音指数に与える影響が軽減でき、S/N劣化の少
ないチューナ回路を実現できる。
また、前置フィルタ10でRFアンプ3に入力する信号帯
域を制限するため、RFアンプ3の非直線性により発生す
る2次歪,3次歪等の妨害信号を低減できる。
さらに、Nパスフィルタ11からRF信号入力端子1側へ
漏洩する局部発振信号を低減できるという効果も有す
る。
次に、第9図は本発明の第5の実施例としてのチュー
ナ回路を示すブロック図である。
同図において、第7図と同一の構成要素には同一の符
号を付してある。その他、42はフィルタ部、43はバンド
切換端子である。
本実施例においては、フィルタ部42が、複数のバンド
パスフィルタから構成されていて、Nパスフィルタ11で
発生する希望通過帯域以外の不要通過帯域を除去するよ
うにバンド分けしてあり、バンド切換端子43に印加する
信号により、受信希望信号の周波数に応じて適宜バンド
を切換えることができる。
従って、本実施例においては、第7図の実施例と同様
の効果が得られる他、フィルタ部42が複数のバンドパス
フィルタ(固定帯域フィルタ)を切換えて使用するた
め、局部発振器とのトラッキングを考慮する必要がな
く、無調整化が図られる。
次に、上記構成を第8図の実施例に適用した実施例
を、第10図に示す。
第10図は本発明の第6の実施例としてのチューナ回路
を示すブロック図である。
同図において、第8図,第9図と同一の構成要素には
同一の符号を付してある。
従って、本実施例においては、第8図の実施例及び第
9図の実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、第9図の実施例及び第10図の実施例において
は、フィルタ部42を複数のバンドパスフィルタにより構
成していたが、Nパスフィルタ11の構成や希望受信帯域
のチャネル配置等の条件によっては、ローパスフィルタ
やハイパスフィルタにより構成しても、同様の効果が得
られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、以下に述べ
る効果を得ることができる。
すなわち、Nパスフィルタは急峻な帯域特性を有する
ため、RFアンプの前段に、Nパスフィルタと前置フィル
タまたは後置フィルタとから成る入力フィルタを設ける
ことにより、その入力フィルタによって希望信号以外の
信号を確実に減衰させることができ、RFアンプには希望
信号のみを入力させることができ、従って、RFアンプで
発生する妨害信号を低減することができる。また、従
来、入力フィルタ(すなわち、入力同調フィルタ)の帯
域特性を補うために設けられていた段間フィルタ(すな
わち、段間同調フィルタ)が不要となるので、チューナ
回路の回路構成が簡略化でき、部品点数の削減も図れ
る。
また、RFアンプの前段に前置フィルタまたは帯域切換
可能なフィルタを設けると共に、RFアンプの後段にNパ
スフィルタを設けるようにした場合には、前置フィルタ
または帯域切換可能なフィルタによってRFアンプに入力
される信号の帯域を制限することができるため、RFアン
プで発生する妨害信号を低減することができる。また、
Nパスフィルタでの利得低下を補償できると共にNパス
フィルタで発生する雑音がチューナ総合の雑音指数に与
える影響を軽減でき、S/N劣化の少ないチューナ回路を
実現できる。
また、Nパスフィルタは、各信号パスに挿入されるパ
スフィルタが比較的低い周波数帯域で設計できるので、
従来、インダクタや容量等から成るディスクリート回路
で構成していたフィルタを、オペアンプや抵抗や容量等
からなる集積回路で構成することができる。従って、イ
ンダクタに要する回路面積や回路調整が不要となるた
め、回路の一層の小型化が図れると共に、高性能化,無
調整化を図ることができる。
また、Nパスフィルタは、パスフィルタの特性が一定
で、全ての受信チャネルに対して一定の帯域特性が得ら
れるため、帯域内偏差が少なく、そのため、PCティルト
が低減され、チャネル間のPCティルトのバラツキも同じ
く低減される。
さらにまた、Nパスフィルタに入力する局部発振信号
として、ミクサに入力する局部発振信号と同じ信号を用
いる場合には、従来のチューナ回路に比較的簡単な変更
を加えるだけで容易に実現することができる。
また、Nパスフィルタに入力する局部発振信号とし
て、ミクサに入力する局部発振信号とは異なる信号を用
いる場合には、Nパスフィルタに入力する局部発振信号
の周波数を任意に選択することができるので、イメージ
信号帯域と重ならないような通過帯域に設定することも
可能となる。また、Nパスフィルタを構成するパスフィ
ルタの設計の自由度も増大するため、パスフィルタとし
てローパスフィルタの使用も可能となり、より低い周波
数帯域で設計することができ、従って、フィルタの集積
化がさらに容易となる。
また、Nパスフィタにおいて、入力された局部発振信
号を移相する移相器の移相量を、適当に調整すること
で、イメージ信号を相殺することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例としてのチューナ回路を
示すブロック図、第2図は第1図における入力フィルタ
の一具体例を示すブロック図、第3図は同じく第1図に
おける入力フィルタの他の具体例を示すブロック図、第
4図は第2図及び第3図におけるNパスフィルタの一具
体例を示すブロック図、第5図は本発明の第2の実施例
としてのチューナ回路を示すブロック図、第6図は第5
図における入力フィルタを構成するNパスフィルタの他
の具体例を示すブロック図、第7図は本発明の第3の実
施例としてのチューナ回路を示すブロック図、第8図は
本発明の第4の実施例としてのチューナ回路を示すブロ
ック図、第9図は本発明の第5の実施例としてのチュー
ナ回路を示すブロック図、第10図は本発明の第6の実施
例としてのチューナ回路を示すブロック図、第11図は一
般的なNパスフィルタの構成を示すブロック図、第12図
は第11図のパスフィルタとしてバンドパスフィルタを用
いた場合における、パスフィルタとNパスフィルタの帯
域特性を示す特性図、第13図は第11図のパスフィルタと
してローパスフィルタを用いた場合における、パスフィ
ルタとNパスフィルタの帯域特性を示す特性図、であ
る。 符号の説明 2……入力フィルタ、3……RFアンプ、4……ミクサ、
5……IFアンプ、6……IFフィルタ、8……局部発振
器、10……前置フィルタ、11……Nパスフィルタ、12…
…後置フィルタ、22……移相器、23,25,26,28,29,31…
…信号パスのミクサ、35,36……バンドパスフィルタ、3
6,38,39……ローパスフィルタ、40……第2の局部発振
器、42……フィルタ部。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同調電圧を出力する選局装置と、局部発振
    信号を出力すると共に、前記選局装置からの同調電圧を
    入力し、該同調電圧に応じて前記局部発振信号の周波数
    が変化する第1の局部発振器と、RF信号を入力し、該信
    号のうち、その通過帯域内の信号のみを通過させて出力
    する入力フィルタと、該入力フィルタからの出力信号を
    入力し、該信号を増幅して出力するRFアンプと、前記第
    1の局部発振器からの局部発振信号と前記RFアンプから
    の出力信号とを入力し、該信号を前記局部発振信号によ
    って周波数変換し、IF信号にして出力するミクサと、該
    ミクサからのIF信号を入力し、該信号を増幅して出力す
    るIFアンプと、該IFアンプからの出力信号を入力し、該
    信号のうち、その通過帯域内の信号のみを通過させて出
    力するIFフィルタと、で構成されるチューナ回路におい
    て、 前記入力フィルタは、前記選局装置からの同調電圧を入
    力して、該同調電圧に応じてその通過帯域が変化すると
    共に、前記RF信号を入力し、該信号のうち、前記通過帯
    域内の信号のみを通過させて出力する前置フィルタと、
    前記第1の局部発振器からの局部発振信号を入力し、該
    局部発振信号の周波数に応じてその通過帯域が変化する
    と共に、前記前置フィルタからの出力信号を入力し、該
    信号のうち、前記通過帯域内の信号のみを通過させて出
    力するNパスフィルタと、から成ることを特徴とするチ
    ューナ回路。
  2. 【請求項2】同調電圧を出力する選局装置と、局部発振
    信号を出力すると共に、前記選局装置からの同調電圧を
    入力し、該同調電圧に応じて前記局部発振信号の周波数
    が変化する第1の局部発振器と、RF信号を入力し、該信
    号のうち、その通過帯域内の信号のみを通過させて出力
    する入力フィルタと、該入力フィルタからの出力信号を
    入力し、該信号を増幅して出力するRFアンプと、前記第
    1の局部発振器からの局部発振信号と前記RFアンプから
    の出力信号とを入力し、該信号を前記局部発振信号によ
    って周波数変換し、IF信号にして出力するミクサと、該
    ミクサからのIF信号を入力し、該信号を増幅して出力す
    るIFアンプと、該IFアンプからの出力信号を入力し、該
    信号のうち、その通過帯域内の信号のみを通過させて出
    力するIFフィルタと、で構成されるチューナ回路におい
    て、 前記入力フィルタは、前記第1の局部発振器からの局部
    発振信号を入力し、該局部発振信号の周波数に応じてそ
    の通過帯域が変化すると共に、前記RF信号を入力し、該
    信号のうち、前記通過帯域内の信号のみを通過させて出
    力するNパスフィルタと、前記選局装置からの同調電圧
    を入力し、該同調電圧に応じてその通過帯域が変化する
    と共に、前記Nパスフィルタからの出力信号を入力し、
    該信号のうち、前記通過帯域内の信号のみを通過させて
    出力する後置フィルタと、から成ることを特徴とするチ
    ューナ回路。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のチューナ回路に
    おいて、局部発振信号を出力すると共に、前記選局装置
    からの同調電圧を入力し、該同調電圧に応じて前記局部
    発振信号の周波数が変化する第2の局部発振器を設ける
    と共に、前記Nパスフィルタは、前記第1の局部発振器
    からの局部発振信号に代えて、前記第2の局部発振器か
    らの局部発振信号を入力することを特徴とするチューナ
    回路。
  4. 【請求項4】同調電圧を出力する選局装置と、局部発振
    信号を出力すると共に、前記選局装置からの同調電圧を
    入力し、該同調電圧に応じて前記局部発振信号の周波数
    が変化する第1の局部発振器と、前記選局装置からの同
    調電圧を入力し、該同調電圧に応じてその通過帯域が変
    化すると共に、RF信号を入力し、該信号のうち、前記通
    過帯域内の信号のみを通過させて出力する前置フィルタ
    と、該前置フィルタからの出力信号を入力し、該信号を
    増幅して出力するRFアンプと、前記第1の局部発振器か
    らの局部発振信号を入力し、該局部発振信号の周波数に
    応じてその通過帯域が変化すると共に、前記RFアンプか
    らの出力信号を入力し、該信号のうち、前記通過帯域内
    の信号のみを通過させて出力するNパスフィルタと、前
    記第1の局部発振器からの局部発振信号と前記Nパスフ
    ィルタからの出力信号とを入力し、該信号を前記局部発
    振信号によって周波数変換し、IF信号にして出力するミ
    クサと、該ミクサからのIF信号を入力し、該信号を増幅
    して出力するIFアンプと、該IFアンプからの出力信号を
    入力し、該信号のうち、その通過帯域内の信号のみを通
    過させて出力するIFフィルタと、で構成されることを特
    徴とするチューナ回路。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のチューナ回路において、
    局部発振信号を出力すると共に、前記選局装置からの同
    調電圧を入力し、該同調電圧に応じて前記局部発振信号
    の周波数が変化する第2の局部発振器を設けると共に、
    前記Nパスフィルタは、前記第1の局部発振器からの局
    部発振信号に代えて、前記第2の局部発振器からの局部
    発振信号を入力することを特徴とするチューナ回路。
  6. 【請求項6】同調電圧を出力する選局装置と、局部発振
    信号を出力すると共に、前記選局装置からの同調電圧を
    入力し、該同調電圧に応じて前記局部発振信号の周波数
    が変化する第1の局部発振器と、複数の固定帯域フィル
    タを有し、入力される切換信号によって、それら固定帯
    域フィルタのうち、所望の固定帯域フィルタを選択する
    と共に、RF信号を入力し、該信号のうち、選択した固定
    帯域フィルタの通過帯域内の信号のみを通過させて出力
    するフィルタと、該フィルタからの出力信号を入力し、
    該信号を増幅して出力するRFアンプと、前記第1の局部
    発振器からの局部発振信号を入力し、該局部発振信号の
    周波数に応じてその通過帯域が変化すると共に、前記RF
    アンプからの出力信号を入力し、該信号のうち、前記通
    過帯域内の信号のみを通過させて出力するNパスフィル
    タと、前記第1の局部発振器からの局部発振信号と前記
    Nパスフィルタからの出力信号とを入力し、該信号を前
    記局部発振信号によって周波数変換し、IF信号にして出
    力するミクサと、該ミクサからのIF信号を入力し、該信
    号を増幅して出力するIFアンプと、該IFアンプからの出
    力信号を入力し、該信号のうち、その通過帯域内の信号
    のみを通過させて出力するIFフィルタと、で構成される
    ことを特徴とするチューナ回路。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のチューナ回路において、
    局部発振信号を出力すると共に、前記選局装置からの同
    調電圧を入力し、該同調電圧に応じて前記局部発振信号
    の周波数が変化する第2の局部発振器を設けると共に、
    前記Nパスフィルタは、前記第1の局部発振器からの局
    部発振信号に代えて、前記第2の局部発振器からの局部
    発振信号を入力することを特徴とするチューナ回路。
  8. 【請求項8】請求項3,5または7に記載のチューナ回路
    において、前記第2の局部発振器における前記局部発振
    信号の周波数は、該周波数が、受信希望のRF信号帯域の
    中心周波数に設定されるよう、前記同調電圧に応じて変
    化することを特徴とするチューナ回路。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載のチ
    ューナ回路において、前記Nパスフィルタは、入力した
    信号を発振信号によって周波数変換して出力する第1の
    ミクサと、該第1のミクサからの出力信号を入力し、該
    信号のうち、IF信号帯域内の信号のみを通過させて出力
    するバンドパスフィルタと、該バンドパスフィルタから
    の出力信号を入力し、該信号を発振信号によって周波数
    変換して出力する第2のミクサと、から成る信号パス
    を、2つ並列に接続して有すると共に、入力した局部発
    振信号を移相して、互いに約180゜の位相差を持つ2つ
    の信号を2つの前記信号パスに一対一に対応させて生成
    し、生成した2つの前記信号を、それぞれ、対応する信
    号パスの前記第1及び第2のミクサに、前記発振信号と
    して入力する移相器を有することを特徴とするチューナ
    回路。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の
    チューナ回路において、前記Nパスフィルタは、入力し
    た信号を発振信号によって周波数変換して出力する第1
    のミクサと、該第1のミクサからの出力信号を入力し、
    該信号のうち、IF信号帯域内の信号のみを通過させて出
    力するバンドパスフィルタと、該バンドパスフィルタか
    らの出力信号を入力し、該信号を発振信号によって周波
    数変換して出力する第2のミクサと、から成る信号パス
    を、2つ並列に接続して有すると共に、入力した局部発
    振信号を移相して、互いに約90゜の位相差を持つ2つの
    信号を2つの前記信号パスに一対一に対応させて生成
    し、生成した2つの前記信号を、それぞれ、対応する信
    号パスの前記第1及び第2のミクサに、前記発振信号と
    して入力する移相器を有することを特徴とするチューナ
    回路。
  11. 【請求項11】請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の
    チューナ回路において、前記Nパスフィルタは、入力し
    た信号を発振信号によって周波数変換して出力する第1
    のミクサと、該第1のミクサからの出力信号を入力し、
    該信号のうち、IF信号帯域信号のみを通過させて出力す
    るバンドパスフィルタと、該バンドパスフィルタからの
    出力信号を入力し、該信号を発振信号によって周波数変
    換して出力する第2のミクサと、から成る信号パスを、
    N(Nは3以上の整数)個並列に接続して有すると共
    に、入力した局部発振信号をT(Tは該局部発振信号の
    周期)/Nづつ移相して、N個の信号をN個の前記信号パ
    スに一対一に対応させて生成し、生成したN個の前記信
    号を、それぞれ、対応する信号パスの前記第1及び第2
    のミクサに、前記発振信号として入力する移相器を有す
    ることを特徴とするチューナ回路。
  12. 【請求項12】請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の
    チューナ回路において、前記Nパスフィルタは、入力し
    た信号を発振信号によって周波数変換して出力する第1
    のミクサと、該第1のミクサからの出力信号を入力し、
    該信号のうち、その通過帯域内の信号のみを通過させて
    出力するローパスフィルタと、該ローパスフィルタから
    の出力信号を入力し、該信号を発振信号によって周波数
    変換して出力する第2のミクサと、から成る信号パス
    を、3つ並列に接続して有すると共に、入力した局部発
    振信号を移相して、互いに約120゜の位相差を持つ3つ
    の信号を3つの前記信号パスに一対一に対応させて生成
    し、生成した3つの前記信号を、それぞれ、対応する信
    号パスの前記第1及び第2のミクサに、前記発振信号と
    して入力する移相器を有することを特徴とするチューナ
    回路。
  13. 【請求項13】請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の
    チューナ回路において、前記Nパスフィルタは、入力し
    た信号を発振信号によって周波数変換して出力する第1
    のミクサと、該第1のミクサからの出力信号を入力し、
    該信号のうち、その通過帯域信号のみを通過させて出力
    するローパスフィルタと、該ローパスフィルタからの出
    力信号を入力し、該信号を発振信号によって周波数変換
    して出力する第2のミクサと、から成る信号パスを、N
    (Nは整数)個並列に接続して有すると共に、入力した
    局部発振信号をT(Tは該局部発振信号の周期)/Nづつ
    移相して、N個の信号をN個の前記信号パスに一対一に
    対応させて生成し、生成したN個の前記信号を、それぞ
    れ、対応する信号パスの前記第1及び第2のミクサに、
    前記発振信号として入力する移相器を有することを特徴
    とするチューナ回路。
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