JP2901561B2 - 家紋データ発生方法および発生装置 - Google Patents

家紋データ発生方法および発生装置

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JP2901561B2 JP34781396A JP34781396A JP2901561B2 JP 2901561 B2 JP2901561 B2 JP 2901561B2 JP 34781396 A JP34781396 A JP 34781396A JP 34781396 A JP34781396 A JP 34781396A JP 2901561 B2 JP2901561 B2 JP 2901561B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ装置か
ら出力命令を受けたとき、データ部に登録してある家紋
の部品データを基に指定された家紋を生成して出力する
ための家紋データ発生方法および発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は家紋の数例を示す平面図である。
【0003】家紋は、冠婚葬祭を始めとする日本のしき
たりや伝統と深く結び付いており、その使用頻度も高く
また出力形態も多様である。
【0004】家紋の種類は、基本的なものだけでも約2
00種類あり、その変形であるバリエーションの数は、
5000種以上になる。
【0005】絵柄としては、「菊」や「桐」や「木瓜」
等を原形とするものがある。例えば図9に示すように、
「十六菊」91aや「菊菱」92aや「五三桐」93a
や「木瓜」94a等である。また、その変形には一定の
ルールがあり、定型化されたパターンを有している。例
えば、原形の紋を丸で囲むものとして「糸輪に菊菱」9
2bや「中輪に五三桐」93bや「丸に木瓜」94b等
があり、原形の紋を面で囲むものとして「子持ち隅切り
角に五三桐」93cや「隅切り角に木瓜」94c等があ
り、同じ絵柄を二つ以上並べた組合わせ合成によるパタ
ーンのものとして「三つ寄せ菊菱」92cや「三つ盛り
五三桐」93dや「三つ盛り木瓜」94d等があり、一
つの絵柄を複数に分割するパターンの「丸に半菊」91
bや「丸に二つ半菊」91cや「木瓜崩し」94e等が
ある。
【0006】図4は従来の家紋データ発生装置の一例を
示すブロック図、図5は図4の例のデータ部に登録する
個別家紋データのデータ構造を示す構造図である。
【0007】従来の家紋データ発生装置としては、有限
会社マツイシステムで開発・発売している図4に示すよ
うな「家紋コレクション」がある。この家紋データ発生
装置では、データ部17に登録する個別家紋データのデ
ータ構造として、図5に示すようなデータ構造が用いら
れている。すなわち、一つの家紋毎に個別家紋データ5
1a〜51nを設け、各個別家紋データ51a〜51n
は、インデックス52と形状データ53とで構成されて
いる。インデックス52には、各家紋の識別を行うため
のデータ(インデックスデータ)が登録されており、形
状データ53には、各家紋の全体の形状を示すデータ
(フル形状データ)が輪郭データ形式で登録されてい
る。
【0008】図4に示すように、家紋データ発生装置2
0は、上位装置であるコンピュータ装置8から特定の家
紋の出力命令が発行されると、データ検索部11によっ
てデータ部17の個別家紋データ51a〜51nのイン
デックス52を検索し、データ読み出し部12によって
検索した個別家紋データの形状データ53を読み出して
印刷装置やディスプレイ等の出力装置9に出力する。
【0009】図6は従来のアウトラインフォント発生装
置の一例を示すブロック図、図7は図6の例のデータ部
に登録する個別アウトラインフォントデータおよび部品
情報のデータ構造を示す構造図、図8は図6のアウトラ
インフォント発生装置を使用して家紋を発生させる場合
のデータ部に登録する個別家紋データデータおよび部品
情報のデータ構造を示す構造図である。
【0010】このような輪郭データ形式のデータを出力
する装置としては、特に文字フォントの輪郭データを印
刷装置やディスプレイ等の出力装置に出力する図6に示
すようなアウトラインフォント発生装置が知られてい
る。
【0011】図6のアウトラインフォント発生装置60
は、データ部に登録する個別アウトラインフォントデー
タおよび部品情報のデータ構造として、図7に示すよう
なデータ構造が用いられている。すなわち、各アウトラ
インフォント毎の個別アウトラインフォントデータ71
a〜71nと複数のアウトラインフォントに共通な部品
情報74とを設けている。各アウトラインフォントデー
タ71a〜71nは、インデックス72と合成情報73
とで構成されており、インデックス72には、各アウト
ラインフォントデータの識別を行うためのデータ(イン
デックスデータ)が登録されており、合成情報73に
は、そのアウトラインフォントを構成するために必要な
部品を指定する部品情報と、部品の伸縮条件を指定する
伸縮情報と、部品の配置条件を指定する座標情報とが登
録されている。一方部品情報74には、複数のアウトラ
インフォントに対して共通化された部品データが輪郭デ
ータ形式で登録されている。
【0012】図6に示すように、アウトラインフォント
発生装置60は、コンピュータ装置8から特定のアウト
ラインフォントの出力命令が発行されると、データ検索
部61によってデータ部67に格納してある個別アウト
ラインフォントデータ71a〜71nのインデックス7
2を検索し、データ読み出し部62によって検索したア
ウトラインフォントデータの合成情報73を読み出す。
次に、部品取り出し部63は、読み出した合成情報73
から部品情報74に指定された部品データを取り出して
伸縮部64または配置部66に渡す。伸縮部64は、デ
ータ読み出し部62が読み出した合成情報73の伸縮情
報に従って部品取り出し部63から渡された部品に対し
て伸縮処理を行い、配置部66に渡す。配置部66は、
部品取り出し部63が取り出した部品データまたは伸縮
部64から渡された伸縮部品を、データ読み出し部62
が読み出した合成情報73の座標情報に従って配置する
ことによって指定されたアウトラインフォントを完成し
て印刷装置やディスプレイ等の出力装置9に出力する。
【0013】アウトラインフォントデータと同様に輪郭
データ形式を有する家紋データは、登録しておくデータ
の総量を削減するため、定型化された変化のパターンを
有し、定型化されたパターンによって変化させた部品を
を組み合わせることによって家紋を合成することができ
るという特徴を活かすことにより、上記のようなアウト
ラインフォント発生装置を利用して発生することができ
る。
【0014】この場合は、データ部に登録する個別家紋
データおよび部品情報のデータ構造として、図8に示す
ようなデータ構造が用いられる。すなわち、個別家紋デ
ータには、一つの家紋毎に個別家紋データ81a〜81
nと各家紋を合成するために必要な部品情報74とを設
けている。各個別家紋データ81a〜81nは、インデ
ックス82とその家紋を合成するために必要な合成情報
83とで構成されている。インデックス82には、各個
別家紋データの識別を行うためのインデックスデータが
登録されており、合成情報83には、その個別家紋デー
タを構成するために必要な部品を指定する部品情報と、
部品の伸縮条件を指定する伸縮情報と、部品の配置条件
を指定する座標情報とが登録されている。一方部品情報
84には、個別の家紋を構成するために必要な部品のデ
ータが、輪郭データ形式で登録されている。
【0015】上述の家紋データを用いた家紋の合成方法
は、上述のアウトラインフォントの合成方法と同じであ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなアウト
ラインフォント発生装置を利用した従来の家紋の合成手
段は、フル形状データの家紋データを分解して部品とし
登録しておき、それらを組み合わせることによって別の
家紋を合成することによって、データ部に格納しておく
家紋データの総量を少なくすることができるが、家紋に
は、定型化された変化のパターンの種類が多いために、
一部だけが形状が異なる類似した部品の数が多くあり、
一方、アウトラインフォント発生装置には、部品の形状
の一部だけを変える手段がないため、部品データとして
登録しておかなければならな部品の数が多くなり、デー
タ部に格納しておかなければならないデータの総量の削
減に限界があるという問題点を有している。
【0017】本発明の目的は、上述のような従来の家紋
の合成手段の欠点を解消し、家紋を分解して部品とした
部品データから指定された家紋を合成するとき、マスク
処理によって一つの部品から複数の形状の新たな部品を
形成することができるようにすることにより、登録して
おかなければならな部品の数を削減してデータ部に格納
しておかなければならないデータの総量を減少させるこ
とができる家紋データ発生方法および発生装置を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の家紋データ発生
方法は、個別の家紋毎に検索のためのインデックスとそ
の家紋を生成するために必要な部品を指定する部品情報
および前記部品に対する伸縮条件を指定する伸縮情報お
よび前記部品または伸縮部品に対するマスク条件を指定
するマスク情報および前記部品または前記伸縮部品また
はマスク部品の配置条件を指定する座標情報とを有する
合成・マスク情報とを個別家紋データとし、全家紋の合
成に必要な全ての部品の部品データを部品形状データと
してデータ部に格納しておき、コンピュータ装置から特
定の家紋の出力命令を受けたとき、前記データ部に登録
してある前記個別家紋データを検索して該当する家紋の
前記合成・マスク情報を読み出し、読み出した前記合成
・マスク情報からその部品情報によって前記部品形状デ
ータの中の指定された前記部品データを取り出し、取り
出した前記部品データを前記合成・マスク情報の中の前
記伸縮情報によって伸縮し、取り出した前記部品データ
または伸縮した前記部品データを前記合成・マスク情報
の中の前記マスク情報によってマスク処理を施し、取り
出した前記部品データまたは伸縮した前記部品データま
たはマスク処理を施した前記部品データを前記合成・マ
スク情報の中の前記座標情報によって配置することによ
って前記特定の家紋を生成して出力するようにしたもの
である。
【0019】本発明の家紋データ発生装置は、個別の家
紋毎に、検索のためのインデックスと、その家紋を生成
するために必要な部品を指定する部品情報および前記部
品に対する伸縮条件を指定する伸縮情報および前記部品
または伸縮部品に対するマスク条件を指定するマスク情
報および前記部品または前記伸縮部品またはマスク部品
の配置条件を指定する座標情報とを有する合成・マスク
情報とを個別家紋データとして格納し、全家紋を合成す
るために必要な全ての部品の部品データを部品形状デー
タとして格納しておくデータ部とコンピュータ装置から
特定の家紋の出力命令が発行されるたとき前記データ部
に格納してある個別家紋データのインデックスを検索し
て該当する個別家紋データを選択するデータ検索部と、
前記データ検索部が選択した前記個別家紋データを読み
出すデータ読み出し部と、前記データ読み出し部が読み
出した前記個別家紋データの合成・マスク情報の中の前
記部品情報によって前記データ部のなかの該当する部品
データを取り出して伸縮部またはマスク部または配置部
に渡す部品取り出し部と、前記部品取り出し部から渡さ
れた前記部品データに対して、前記データ読み出し部が
読み出した前記個別家紋データの前記合成・マスク情報
の中の前記伸縮情報によって伸縮処理を行う前記伸縮部
と、前記部品取り出し部から渡された前記部品データま
たは前記伸縮部が伸縮処理を行った伸縮部品に対して前
記データ読み出し部が読み出した前記個別家紋データの
前記合成・マスク情報の中の前記マスク情報によってマ
スク処理を施す前記マスク部と、前記部品取り出し部か
ら渡された前記部品データまたは前記伸縮部から渡され
た前記伸縮部品または前記マスク部から渡されたマスク
部品に対して前記データ読み出し部が読み出した前記個
別家紋データの合成・マスク情報の中の前記座標情報に
よって配置して前記特定の家紋を生成して出力装置に出
力する前記配置部とを備えている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明の家紋データ発生装置の一実
施形態を示すブロック図、図2は図1の実施形態のデー
タ部に登録する個別家紋データおよび部品形状データの
データ構造を示す構造図、図3は図1の実施形態の動作
を示す流れ図である。
【0022】図1の家紋データ発生装置10は、データ
検索部1と、データ読み出し部2と、部品取り出し部3
と、伸縮部4と、マスク部5と、配置部6と、データ部
7とを備えている。
【0023】データ部7に登録するデータのデータ構造
としては、図2に示すようなデータ構造が用いられてい
る。すなわち、各個別の家紋データ毎の個別家紋データ
21a〜21nと、全家紋の合成に必要な部品の形状を
部品データとして格納している部品形状データ24とを
設けている。各個別家紋データ21a〜21nは、イン
デックス22と合成・マスク情報23とで構成されてお
り、インデックス22には、各個別家紋データの識別を
行うためのインデックスデータが登録されており、合成
・マスク情報23には、その個別家紋データを合成する
ために必要な部品を指定する部品情報および部品に対す
る伸縮条件を指定する伸縮情報および部品または伸縮部
品に対するマスク条件を指定するマスク情報および部品
または伸縮部品またはマスク部品の配置条件を指定する
座標情報とが登録されている。一方部品形状データ24
には、すべての家紋データを合成するために必要な部品
データが輪郭データ形式で登録されている。
【0024】データ検索部1は、コンピュータ装置8か
ら特定の家紋データの出力命令が発行されると、データ
部7に格納してある個別家紋データ21a〜21nのイ
ンデックス22を検索して該当する個別家紋データを選
択する。
【0025】データ読み出し部2は、データ検索部1が
選択した個別家紋データの合成・マスク情報23を読み
出す。
【0026】部品取り出し部3は、データ読み出し部2
が読み出した個別家紋データの合成・マスク情報23の
部品情報により、部品形状データ24のなかの該当する
部品を取り出し、伸縮部4またはマスク部5または配置
部6に渡す。
【0027】伸縮部4は、部品取り出し部3から渡され
た部品に対して、データ読み出し部2が読み出した個別
家紋データの合成・マスク情報23の伸縮情報によって
伸縮処理を行う。
【0028】マスク部5は、部品取り出し部3から渡さ
れた部品、または伸縮部4が伸縮処理を行った伸縮部品
に対して、データ読み出し部2が読み出した個別家紋デ
ータの合成・マスク情報23のマスク情報によってその
一部を削除または変更するマスク処理を行なう。
【0029】配置部6は、部品取り出し部3から渡され
た部品、または伸縮部4から渡された伸縮部品、または
マスク部5から渡されたマスク部品を、データ読み出し
部2が読み出した個別家紋データの合成・マスク情報2
3の座標情報によって配置することによって指定された
家紋を合成して出力装置9に出力する。
【0030】次に、上述のように構成した家紋データ発
生装置の動作について、図3を参照して説明する。
【0031】コンピュータ装置8から特定の家紋データ
の出力命令が発行されると(ステップ31)、データ検
索部1は、データ部7に格納してある個別家紋データ2
1a〜21nのインデックス22を検索し、該当する個
別家紋データを選択して(ステップ32)データ読み出
し部2に通知し、データ読み出し部2は、データ検索部
1が選択した個別家紋データの合成・マスク情報23を
読み出す(ステップ33)。
【0032】部品取り出し部3は、データ読み出し部2
が読み出した個別家紋データの合成・マスク情報23の
部品情報により、データ部7に登録してある部品形状デ
ータ24のなかの該当する部品データを取り出し、伸縮
部4またはマスク部5または配置部6に渡す(ステップ
34)。合成・マスク情報23の部品情報には、その家
紋を生成するために必要なすべての部品が登録されてい
るため、部品取り出し部3は、登録されているすべての
部品を取り出す(ステップ35)。
【0033】次に伸縮部4は、部品取り出し部3から渡
された部品に対して、データ読み出し部2が読み出した
個別家紋データの合成・マスク情報23の伸縮情報によ
って伸縮処理を行う(ステップ36および37)。伸縮
処理を行うべき部品が複数ある場合には、それらの複数
の部品に対して伸縮処理を行う(ステップ38)。伸縮
処理を行うべき部品がない場合は(ステップ36)、ス
テップ39に移行する。
【0034】次にマスク部5は、部品取り出し部3から
渡された部品、または伸縮部4が伸縮処理を行った伸縮
部品に対して、データ読み出し部2が読み出した個別家
紋データの合成・マスク情報23のマスク情報によって
その一部を削除または変更するマスク処理を行なう(ス
テップ39および40)。マスク処理を行なうべき部品
が複数ある場合には、それらの複数の部品に対してマス
ク処理を行う(ステップ41)。マスク処理を行うべき
部品がない場合は(ステップ39)、ステップ42に移
行する。
【0035】以上の処理が終ると、配置部6は、部品取
り出し部3から渡された部品、または伸縮部4から渡さ
れた伸縮部品、またはマスク部5から渡されたマスク部
品を、データ読み出し部2が読み出した個別家紋データ
の合成・マスク情報23の座標情報によって指定された
位置に配置する(ステップ42)。配置すべき部品また
は伸縮部品またはマスク部品が複数ある場合には、それ
らの複数の部品をすべて指定された位置に配置して(ス
テップ43)家紋の合成を完成し、出力装置9に出力す
る(ステップ44)。
【0036】図10は、上述のようにして家紋の合成に
使用する部品の数例を示す平面図であり、図9に図10
の部品を要いて合成した家紋の具体例を示す。
【0037】図9の「中津木瓜」94fは、図10の部
品96aおよび96aを2個ずつ用いると合成できる。
この「中津木瓜」94fに対して、部品97aによって
マスク処理を行なうと、図9の「唐木瓜」94gを生成
することができる。また、部品97bによってマスク処
理を行なうと、図9の「木瓜菱」94hを生成すること
ができる。
【0038】また、図9の「菊菱」92aを縮小して四
つ並べて部品97bによってマスク処理を行なうことに
より、図9の「四つ割り菊菱」95cを生成することが
できる。
【0039】また、「五三桐」93aや「木瓜」94a
に部品97cによってマスク処理を施し、それに部品9
7dを組み合わせることにより、図9の「糸輪に覗き五
三桐」95aや「糸輪に覗き木瓜」95bを生成するこ
とができる。
【0040】このように、マスク処理を行うことにより
少ない部品によって多数の家紋を生成することが可能に
なる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の家紋デー
タ発生方法および発生装置は、データ検索部およびデー
タ読み出し部および部品取り出し部および伸縮部および
配置部およびデータ部の他にマスク部を設け、一方デー
タ部に格納する個別家紋データの中にマスク情報を含ま
せ、部品の伸縮処理の他に、マスク部においてこのマス
ク情報によってマスク処理を行うことで家紋の合成を行
うことができるようにすることにより、類似した多数の
部品をデータ部に格納しておく必要がなくなるため、デ
ータ部に格納しておくデータの総量を削減することが可
能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の家紋データ発生装置の一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1の実施形態のデータ部に登録するデータの
構造を示す構造図である。
【図3】図1の実施形態の動作を示す流れ図である。
【図4】従来の家紋データ発生装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図4の例のデータ部に登録するデータの構造を
示す構造図である。
【図6】従来のアウトラインフォント発生装置の一例を
示すブロック図である。
【図7】図6の例のデータ部に登録するデータの構造を
示す構造図である。
【図8】図6のアウトラインフォント発生装置を使用し
て家紋を発生させる場合のデータ部に登録するデータの
構造を示す構造図である。
【図9】家紋の数例を示す平面図である。
【図10】本発明において家紋の合成のために使用する
部品の数例を示す平面図である。
【符号の説明】
1・11・61 データ検索部 2・12・62 データ読み出し部 3・63 部品取り出し部 4・64 伸縮部 5 マスク部 6・66 配置部 7・17・67 データ部 8 コンピュータ装置 9 出力装置 10・20 家紋データ発生装置 21a〜21n・51a〜51n・81a〜81n
個別家紋データ 22・52・72・82 インデックス 23 合成・マスク情報 24 部品形状データ 31〜44 ステップ 53 形状データ 60 アウトラインフォント発生装置 71a〜71n 個別アウトラインフォントデータ 73・83 合成情報 74・84 部品情報 91a 十六菊 91b 丸に半菊 91c 丸に二つ半菊 92a 菊菱 92b 糸輪に菊菱 92c 三つ寄せ菊菱 93a 五三桐 93b 中輪に五三桐 93c 子持ち隅切り角に五三桐 93d 三つ盛り五三桐 94a 木瓜 94b 丸に木瓜 94c 隅切り角に木瓜 94d 三つ盛り木瓜 94e 木瓜崩し 94f 中津木瓜 94g 唐木瓜 94h 木瓜菱 95a 糸輪に覗き五三桐 95b 糸輪に覗き木瓜 95c 四つ割り菊菱 96a〜96b・97a〜97d 部品

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別の家紋毎に検索のためのインデック
    スとその家紋を生成するために必要な部品を指定する部
    品情報および前記部品に対する伸縮条件を指定する伸縮
    情報および前記部品または伸縮部品に対するマスク条件
    を指定するマスク情報および前記部品または前記伸縮部
    品またはマスク部品の配置条件を指定する座標情報とを
    有する合成・マスク情報とを個別家紋データとし、全家
    紋の合成に必要な全ての部品の部品データを部品形状デ
    ータとしてデータ部に格納しておき、コンピュータ装置
    から特定の家紋の出力命令を受けたとき、前記データ部
    に登録してある前記個別家紋データを検索して該当する
    家紋の前記合成・マスク情報を読み出し、読み出した前
    記合成・マスク情報からその部品情報によって前記部品
    形状データの中の指定された前記部品データを取り出
    し、取り出した前記部品データを前記合成・マスク情報
    の中の前記伸縮情報によって伸縮し、取り出した前記部
    品データまたは伸縮した前記部品データを前記合成・マ
    スク情報の中の前記マスク情報によってマスク処理を施
    し、取り出した前記部品データまたは伸縮した前記部品
    データまたはマスク処理を施した前記部品データを前記
    合成・マスク情報の中の前記座標情報によって配置する
    ことによって前記特定の家紋を生成して出力することを
    特徴とする家紋データ発生方法。
  2. 【請求項2】 個別の家紋毎に、検索のためのインデッ
    クスと、その家紋を生成するために必要な部品を指定す
    る部品情報および前記部品に対する伸縮条件を指定する
    伸縮情報および前記部品または伸縮部品に対するマスク
    条件を指定するマスク情報および前記部品または前記伸
    縮部品またはマスク部品の配置条件を指定する座標情報
    とを有する合成・マスク情報とを個別家紋データとして
    格納し、全家紋を合成するために必要な全ての部品の部
    品データを部品形状データとして格納しておくデータ部
    と コンピュータ装置から特定の家紋の出力命令が発行され
    るたとき前記データ部に格納してある個別家紋データの
    インデックスを検索して該当する個別家紋データを選択
    するデータ検索部と、 前記データ検索部が選択した前記個別家紋データを読み
    出すデータ読み出し部と、 前記データ読み出し部が読み出した前記個別家紋データ
    の合成・マスク情報の中の前記部品情報によって前記デ
    ータ部のなかの該当する部品データを取り出して伸縮部
    またはマスク部または配置部に渡す部品取り出し部と、 前記部品取り出し部から渡された前記部品データに対し
    て、前記データ読み出し部が読み出した前記個別家紋デ
    ータの前記合成・マスク情報の中の前記伸縮情報によっ
    て伸縮処理を行う前記伸縮部と、 前記部品取り出し部から渡された前記部品データまたは
    前記伸縮部が伸縮処理を行った伸縮部品に対して前記デ
    ータ読み出し部が読み出した前記個別家紋データの前記
    合成・マスク情報の中の前記マスク情報によってマスク
    処理を施す前記マスク部と、 前記部品取り出し部から渡された前記部品データまたは
    前記伸縮部から渡された前記伸縮部品または前記マスク
    部から渡されたマスク部品に対して前記データ読み出し
    部が読み出した前記個別家紋データの合成・マスク情報
    の中の前記座標情報によって配置して前記特定の家紋を
    生成して出力装置に出力する前記配置部とを備えること
    を特徴とする家紋データ発生装置。
JP34781396A 1996-12-26 1996-12-26 家紋データ発生方法および発生装置 Expired - Lifetime JP2901561B2 (ja)

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