JP2901487B2 - プラスチックパージのリサイクル方法及び装置 - Google Patents

プラスチックパージのリサイクル方法及び装置

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JP2901487B2
JP2901487B2 JP7112994A JP7112994A JP2901487B2 JP 2901487 B2 JP2901487 B2 JP 2901487B2 JP 7112994 A JP7112994 A JP 7112994A JP 7112994 A JP7112994 A JP 7112994A JP 2901487 B2 JP2901487 B2 JP 2901487B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B17/0005Direct recuperation and re-use of scrap material during moulding operation, i.e. feed-back of used material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B11/00Making preforms
    • B29B11/06Making preforms by moulding the material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/22Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length
    • B29C43/222Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length characterised by the shape of the surface
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックモールデ
ィングマシンからプラスチックのパージを直接受容し、
これをリサイクルに適した形状に圧縮するための、プラ
スチックパージのリサイクル方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック材料のインジェクションモ
ールディング(射出成型)では、典型的なインジェクシ
ョンモールディング処理の初期の立ちあげでは、モール
ドを適正な温度にするとともに、プラスチックを適正な
程度の可塑性にする。プラスチックを適正な可塑性にす
るには、適正な可塑性となるまでに、プラスチックイン
ジェクションモールディングマシンのインジェクション
バレルを介して、数回、プラスチックを強制的に押さな
ければはならない。かかる立ち上げ処理のあいだ、イン
ジェクションバレルから排出されたプラスチックは、不
適性な可塑性のために、プラスチック部品をモールドす
るのに使用することはできない。さらに、排出されたプ
ラスチックは、再インジェクションをするのにもはや適
した形状のものではないため、インジェクションバレル
を介して直ちに再加工することができない。プラスチッ
クは固まるので、それを大型グラインダーで再グラウン
ドしてペレットにすることは可能であるが、このような
処理はなされていない。その理由は、回収されるプラス
チックが少量であったり、固まったパージを大型グライ
ンダーまで輸送するのに時間が多くかかってしまうから
である。通常、パージは、作業場の床に落ちて固くな
る。パージはあとで取り除かれ、焼却炉又は埋め立て地
で処理される。パージ落下物は、通常、1乃至5ポンド
(454グラム乃至2270グラム)であるが、各モー
ルディングマシンは、1回の作業で、2回又は3回パー
ジ落下物を生成し、1日当たり10回以上となることも
ある。通常のプラスチックモールディング工場が、数台
のプラスチックモールディングマシンを備えていたとす
ると、生成されるパージ落下物は非常に膨大な量とな
り、焼却炉又は埋め立て地で処理される落下物が環境に
多大な有害な影響を与え、処理にも費用がかかる。
【0003】従来、落下物のリサイクルの方法は、落下
物を大型グラインダーに輸送し、ペレットの大きさにグ
ラインドして、インジクションモールディング処理で再
使用できる大きさにしていた。落下物は非常に大型であ
り、かつ不規則な大きさであるため、殆どのプラスチッ
クモールディング工場で利用可能な小型のペレタイザー
では、かかる不規則な形状のプラスチックを大量に取り
扱うことができなかった。落下物は、従って、集積さ
れ、洗浄され、大型グラインダーに輸送されて、グライ
ンダーで小球状にされて、再パッケージされて、再処理
のために工場に戻されなければならなかった。かかる処
理により回収されるペレットより、処理自体にかかるコ
ストが上回っていた。この非効率さのために、落下物は
通常、廃棄され、リサイクルされていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、容易に保管可能であり且つプラスチックのモールデ
ィング工程で再使用するに適した形状に容易に変換する
ことのできるシートへとプラスチックのパージをリサイ
クルする方法を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、プラスチックパージ
が、プラスチックのモールディング工程で変換され再使
用されるまで、汚染されないよう保つ方法を提供するこ
とである。
【0006】本発明の他の目的は、プラスチックパージ
を加工する方法であって、プラスチックのモールディン
グ工程期間中に該プラスチックパージが床上に存在する
障害物とならないようにする前記方法を提供することで
ある。
【0007】本発明の更に他の目的は、パージをシート
にリサイクルする装置であって、プラスチックパージが
容易に保管可能であり且つプラスチックのモールディン
グ工程で再使用に適した形状に容易に変換され得る前記
装置を提供することである。
【0008】上述したこと及び本発明の他の目的は、明
細書及び請求の範囲の記載より明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によって、前述し
た従来技術における問題に打勝つ手段が提案される。本
発明によれば、プラスチックパージを再生処理して利用
可能な製品にするプラスチックパージリサイクル装置で
あって、(a)流動状態のパージを取り入れて貯蔵する
貯蔵アセンブリと、(b)ホッパ出口から排出された前
記パージを圧縮してシート状にする圧縮アセンブリとを
備えるプラスチックパージリサイクル装置が提供され
る。
【0010】また、本発明によれば、プラスチック射出
成形機から排出されるパージを再生処理する移動式のプ
ラスチックパージリサイクル装置であって、(a)圧縮
されたパージを保管するエリアを備える移動式支持フレ
ームと、(b)前記移動式支持フレームに取り付けら
れ、パージ取入口とパージ排出口とを有するホッパと、
(c)前記支持フレームに取り付けられ、前記ホッパの
パージ排出口から排出されたパージを受け取る駆動ロー
ラである圧縮ローラと、(d)前記圧縮ローラの近傍に
取り付けられ、前記パージが前記ホッパの前記パージ排
出口から排出されると該パージを前記圧縮ローラに押圧
する駆動ローラである成形ローラと、(e)前記支持フ
レームに取り付けられ、前記パージを前記ローラから離
間する方へ案内する案内装置と、を具備する移動式のプ
ラスチックパージリサイクル装置が提供される。
【0011】また、本発明によれば、プラスチックパー
ジを再生処理して利用可能な製品にするプラスチックパ
ージリサイクル方法であって、(a)パージ貯蔵アセン
ブリを用意する段階と、(b)パージ圧縮アセンブリを
用意する段階と、(c)前記パージ貯蔵アブンブリをプ
ラスチック射出成形機のパージ排出口の下方に配置する
段階と、(d)パージを前記パージ排出口から前記パー
ジ貯蔵アセンブリ内に排出する段階と、(e)前記パー
ジを前記パージ貯蔵アセンブリから前記パージ圧縮アセ
ンブリに移送する段階と、(f)前記パージを圧縮する
段階と、(g)前記パージ圧縮アセンブリから前記パー
ジを取り除く段階とから成るプラスチックパージリサイ
クル方法が提供される。
【0012】パージ貯蔵アセンブリ(組立体)はプラス
チックモールディングマシンのパージ出口の下方に配置
され、かつパージはプラスチックモールディングマシン
の出口からこぼれ落ちてパージ貯蔵アセンブリ内へ至
る。パージはパージ貯蔵アセンブリからパージ圧縮アセ
ンブリへ移送され、そこでパージは圧縮される。次に、
パージはパージ圧縮アセンブリから離れ、保管又は再使
用に供される。
【0013】本発明の好ましい具体例では、プラスチッ
クパージをリサイクルする装置は、ホッパ及び2つの駆
動ローラが配置されたポータブル(可搬性)スタンドを
具備し、パージがホッパを通って落下するときに該パー
ジを該ローラによりシートに変形させる。装置が可搬性
であること、移動可能であることにより、モールディン
グマシンがパージされるときに該装置をプラスチックモ
ールディングマシンの直ぐ下方に配置することが可能で
ある。モールディングマシンが十分にパージされた後
に、装置はモールディングマシンのための余剰のスペー
スを与えるために容易に取り外すことができ、以後、該
モールディングマシンはプラスチック注入モールディン
グ工程期間中、作動する。
【0014】
【実施例】プラスチックモールディングマシン(図示せ
ず)から生じたプラスチックパージ10をリサイクルす
る方法によって、プラスチックパージ10が、パージリ
サイクル装置12内に配置され、再利用可能なシート1
4に圧縮される。
【0015】本願発明の好ましい実施例によれば、プラ
スチックパージ10は、(図示しない)プラスチック射
出成形機の射出ノズル16から、パージリサイクル装置
12に配置されたホッパー18内に排出される。ホッパ
ー18から排出されたプラスチックパージ10は、2つ
のローラ20、22の間で圧縮される。好ましい実施例
において、一方のローラ20は、平坦な円柱面領域を備
えた圧縮ローラとなっており、他方のローラ22は、リ
ブ24が取り付けられた円柱面を有する成形ローラ(フ
ォームローラ)となっている。このリブ24によって、
プラスチックパージ10がローラ20、22の間を通っ
たとき、プラスチックパージ10上に波形(コルゲー
ト)のパターンを形成できるようになっている。単独で
あるいは組み合わせて使用することにより、種々のタイ
プの成形ローラ22を用いることが可能であり、これに
よって、種々の形の圧縮されたパージ30を製造するこ
とができる。図6は、ストリングローラ88を示してお
り、そのローラの周囲に沿ってリブ90が設けられてい
る。このストリングローラ88によって、加工用の幅狭
なストリップに容易に分割できる圧縮パージが製造され
る。ガイドローラ26、28が設けられている。このガ
イドローラ26、28によって、圧縮パージ30がパー
ジリサイクル装置12の保管エリア32に案内される。
また、材料そらせ板(マテリアルデフレクタ)58、6
0が設けられている。この材料そらせ板58、60によ
って、圧縮されたパージ30がローラ20、22上に残
らないようになると共に、圧縮パージが保管エリア32
に案内される。
【0016】図面には、パージリサイクル装置12(図
1)が示されている。このパージリサイクル装置12
は、ホイール40が設けられたフレーム38を備えてい
る。その結果、パージリサイクル装置12を、プラスチ
ックモールディングマシン(図示せず)の隣接位置に迅
速に移動させることができると共に、その隣接位置から
迅速に遠ざけることができる。好ましい実施例におい
て、フレーム38は、4つの脚部42から構成されてい
る。その脚部42の頂部には、支持組立体44が溶接さ
れている。この支持組立体44は4つのスチール棒から
なっており、このスチール棒は、中空を有するスチール
四角形状体になるように溶接されている。また、脚部4
2の下端部の近傍に、プラットフォーム46が溶接され
ている。プラットフォーム46は、正方形のスチールプ
レートからなっており、その各コナー部が切断され、脚
部42がこの切断されたコナー部に溶接されている。フ
レーム38は、プラットフォーム46によっても支持さ
れることとなっている。また、加工されたパージ30を
保管できるように、プラットフォーム46を変形するよ
うにしてもよい。
【0017】スチールプレートからなる支持スタンド3
4が、支持組立体44を形成する2つのスチール棒36
a−bに溶接されている(図1参照)。2つの側方プレ
ート48は、ボルト手段やこれと同様な固定手段によっ
て、支持スタンド34に取り付けられている。ホッパー
18は、一対のローラ20、22の上方で、側方プレー
ト48に固定されている。一対のローラ20、22もま
た、側方プレート48に固定されている(図示2)。ロ
ーラ20、22は、軸50、52によって側方プレート
48に取り付けられている。軸50、52は、側方プレ
ート48に形成した孔を通って突出している。
【0018】同様に、ガイドローラ26、28は、側方
プレート48に固定された軸54、56によって、側方
プレート48に取り付けられている。本願発明の好まし
い実施例においては、2つの材料そらせ板58、60
は、側方プレート48に取り付けられており、圧縮され
たパージ30を、ガイドローラ28と成形ローラ22か
ら離す方向に案内できるように設計されている。上側の
材料そらせ板58は、スチールからなる平坦な長方形部
材で構成されている。この平坦な長方形部材は、側方プ
レート48に固定され、成形ローラ22の円周にほぼ接
するように位置決めされている。この上側の材料そらせ
板58によって、圧縮されたパージ30が、成形ローラ
22に張り付き、成形ローラ22の周囲に追従して回転
するということが防止される。さらに、圧縮されたパー
ジ30が圧縮ローラ20に係合して、パージリサイクル
装置12の稼働を妨げるということが防止される。ま
た、下側の材料そらせ板60は、側方プレート48に固
定された長方形のスチールプレートからなっている。こ
の下側の材料そらせ板60によって、圧縮パージ30
が、下側のガイドローラ28の周囲に追従するというこ
とが防止される。また、下側の材料そらせ板60によっ
て、圧縮されたパージ30が、圧縮パージ保管エリア3
2に向けて案内される。
【0019】本願発明の好ましい実施例において、電動
モータ62がフレーム38に固定されている(図1)。
電動モータ68は、伝達ホイール66に作動可能に連結
されたチェーン64を駆動している。伝達ホイール66
は、軸68の一端に固定されており、その軸68は両側
方プレート48を通って伸びている。支持組立体70を
側方プレート48内に取り付けて、軸68を回転自在と
することが好ましい。軸68の他端は、駆動用のはめば
歯車72に連結されている。駆動用のはめば歯車72
は、成形ローラ用のはめば歯車74の歯に駆動可能に連
結されている。成形ローラ用のはめば歯車74は、成形
ローラ軸52の突出端に固定されている(図1)。成形
ローラ用のはめば歯車74は、次に、圧縮ローラ軸50
の突出端に固定された圧縮ローラ用のはめば歯車76に
駆動可能に連結されている。
【0020】成形ローラ用のはめば歯車74と圧縮ロー
ラ用のはめば歯車76とが回転すると、これらのローラ
の回転は軸50及び52によって成形ローラ22と圧縮
ローラ20とに伝達される。成形ローラ用のはめば歯車
74と圧縮ローラ用のはめば歯車76とは互いに結合さ
れて作動できるようになされているので、成形ローラ2
2と圧縮ローラ20とは互いに逆方向に回転してホッパ
ー18からローラ20と22との間へパージ10を引っ
張る。
【0021】好ましい実施例においては、駆動用のはめ
ば歯車72の直径は約8センチメートルであり、一方、
歯車74と76との直径は約20センチメートルであ
る。これら3つの歯車72ないし76は全て、厚みが約
3センチメートルであり且つ作動中に側板48に接触す
るのを避けるために側板48から約4センチメートルだ
け離して各々の軸50,52,68に固着されている。
3つの歯車72ないし76は全て駆動自在に結合され
て、電気モータ62によってマスターホイール64が回
転されるとこのマスターホイールに結合されたチェーン
68によって伝達ホイール66が回転されるようになさ
れている。伝達ホイール66が固着されている軸68が
回転すると、軸68の反対側の端部に固着された駆動用
のはめば歯車72が成形ローラ用のはめば歯車74及び
圧縮ローラ用のはめば歯車76に力を伝える。電気モー
タ62は、ローラ20,22の速度をパージ10の特定
の粘度及び温度条件に従って変化させることができるよ
うに速度可変であるのが好ましい。
【0022】好ましい実施例においては、圧縮ローラ2
0と成形ローラ22とが共に中空のスチールによって作
られており、それによって作動中に冷却剤がローラ2
0,22の中を循環することができる。圧縮ローラ軸5
0と成形ローラ軸52とは、共に中空であって冷却剤
(図示せず)が軸50,52を通ってローラ20,22
の内部へと循環することができる。軸50,52iおけ
るローラ20,22の内側に位置する部分は孔が開いて
いて、冷却剤がローラ20,22内に循環することがで
きる。軸50,52は、冷却剤を軸50,52からロー
ラ20,22の内部へと循環させるように中心部分が閉
塞されているのが好ましい。軸50,52がこのように
閉塞すなわち栓がされていることによって、冷却剤がロ
ーラ20,22に入らずに軸の中を直接通過するのが防
止される。
【0023】冷却剤を軸50,52からフレーム38に
固着された熱交換機82内へと給送する冷却剤排出ホー
ス78,80が軸50,52に作動自在に結合されてい
る(図1及び3)。熱交換機82は、冷却剤から熱を取
り除いて外気へと放出し且つ熱を取り除いた冷却剤を一
対の冷却剤戻しホース84,86を介してローラ20,
22へと戻す。
【0024】圧縮ローラ20と成形ローラ22とは、共
に、パージ10がローラ20と22との間を通過すると
きにプラスチックパージ10から熱を奪い取る役目を果
たす(図2)。圧縮されたパージ30から熱が奪い取ら
れると、パージ30は凝固し始める。圧縮されたパージ
30は、ローラ20と22との間を通過した後十分に凝
固して成形ローラ22がパージ30上に刻印した形状を
保持し、しかもガイドローラ26によって材料そらせ
(偏向)板58,60の方向に偏向されるのに十分なだ
け柔軟性を維持する。本発明の装置の好ましい実施例は
圧縮されたパージの保管部分32を備えており、この保
管部分32は好ましい実施例においてはフレームの近く
に配置されたスチール製の箱によって構成され、これに
よって材料そらせ板58,60によって偏向された圧縮
されたパージ30を、必要となるまで保管し且つ汚染さ
れないように保護することができる。圧縮されたパージ
の保管部分は、別な方法として装置12全体を可動とす
べくプラットホームに固着されてもよい。
【0025】本発明の方法によってプラスチックパージ
をリサイクルする際に、パージリサイクル装置12は射
出成形機(図示せず)の射出ノズル16の下方の位置に
位置決めされ、パージ10がノズル16から射出される
と当該プラスチックパージ10を捕獲するようにホッパ
18が配置される(図1)。射出成形機のノズル16か
ら射出されるパージ10は、射出成形機が作動温度に達
するまでホッパ18内に蓄積され、パージ10がホッパ
18の底部からローラ20と22との間へと引き出され
るまでホッパ18内に保持される。ローラ20,22
は、パージ10がホッパ18内に配置されているときに
は回転しているのが好ましい。ローラ20,22は回転
しているので、パージ10は、当該プラスチックパージ
がもはやローラ20と22との間から引き出すことがで
きず、従ってホッパ18の頂部から取り除かなければな
らなくなるまでホッパ18内で固化すなわち凝固するこ
とがない。
【0026】電動機62がローラ20、21を回転させ
ると、パージ10がホッパ18及びローラ20、22を
介して引き出される。ローラ20及び22はパージ10
を圧縮する一方、成形ローラ22は更に圧縮されたパー
ジ30をより容易に取り扱いかつ再利用することを可能
にする波形(コルゲーション)又は同様な形状にパージ
10を刻印する。パージ10がローラの間で圧縮される
とき、ローラ20及び22はパージ30から熱を引き出
し、ローラ20及び22を通過する冷媒内に熱を伝える
ことにより、パージ30が圧縮されるときパージ30を
冷却し凝固させる。本発明の冷却装置は、パージ10が
ローラ20及び22を通るときローラ20及び22がパ
ージ10を効果的に凝固させるのを阻止するようなロー
ラ20及び22の過熱を防止する。
【0027】パージ30が2つのローラ20及び22の
間で圧縮された後、部分的に硬化されたパージ30が形
成ローラ22の周囲に連続して追従する。波形又は同様
な形状は、圧縮されたパージ30を圧縮ローラ20では
なく成形ローラ22に保持させるように作用する。ガイ
ドローラ26が備わっており、これは固定軸54の周り
で回転自在なローラ26と側方プレート58とを連結す
る軸54を有する。このガイドローラ26は、ローラ2
0及び22がパージ10を圧縮する場所の下側に位置さ
れかつ僅かに圧縮ローラ20の側に位置されている。こ
のガイドローラ26は、圧縮されたパージ30が成形ロ
ーラ22から剥がれそうになった場合、圧縮されたパー
ジ30を形成ローラ22の方に引き戻すように案内す
る。ガイドローラ26はまた、装置12がパージ10の
移動を妨げる可能性がある圧縮されたパージ30が圧縮
ローラ20の周囲を追従するのを防止する。
【0028】第2のガイドローラ28が備わっており、
このガイドローラは2枚の側方プレート48に固定され
た軸の周りで回転自在となっている(図2)。この下部
ガイドローラ28は第1のガイドローラ26からの圧縮
されたパージ30を圧縮されたパージの保管エリア32
の方に案内する。下部ガイドローラ28はまた、圧縮さ
れたパージ30が下部の材料そらせ板60の下側及び床
の上を通過するのを防止する。
【0029】上部の材料そらせ板58は、圧縮されたパ
ージ30がローラ22に貼り付いた場合、成形ローラ2
2から圧縮されたパージ30が離れるのを防止するよう
に備わっている。下部の材料そらせ板60は圧縮された
パージ30を圧縮されたパージの保管エリア32の方に
案内するために備わっている。圧縮されたパージの収容
領域32は中空の鋼管からなり、その中へ圧縮されたパ
ージ30が向けられ、その後、順に畳み込まれる。この
圧縮ロールは圧縮されたパージの保管エリア32から容
易に取り出されて後の使用のために裁断されるか又は再
利用される。
【0030】上述の記載及び図は単に発明の説明と図解
のみを目的としたものであり、本発明は、請求の範囲と
して限定される範囲を除いて、それにのみ限定されるも
のではない。本願出願前の公報を有する当業者には本願
発明の範囲を逸脱することなく本発明の修正および変形
を行うことは容易なことである。例えば、各種の形式の
圧縮ローラ及び成形ローラを使用して用途に適した圧縮
されたパージを製造することも可能である。更に、ただ
一つのローラを駆動すること、及びただ一つのローラを
冷却するかいずれのローラも冷却しないということも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】パージが噴射ノズルからパージリサイクル装置
のホッパに排出される状態を示す、パージリサイクル装
置と噴射ノズルの斜視図である。
【図2】ホッパ出口が2個のローラ間にある状態の、装
置断面に示される、側面図である。
【図3】パージ再生装置の上側部分の斜視図である。
【図4】波形ローラの斜視図である。
【図5】本発明の方法により加工された波形パージ片の
斜視図である。
【図6】ラインローラの斜視図である。
【符号の説明】
10:プラスチックパージ、12:パージリサイクル装
置、16:射出ノズル、18:ホッパ、20:圧縮ロー
ラ、22:成形ローラ、30:圧縮されたパージ。
フロントページの続き (72)発明者 シーボルト・ヘッティンガ アメリカ合衆国アイオワ州50325,デモ イン,ノース・ウエスト・ワンハンドレ ッドイレヴンス・ストリート 2123 (72)発明者 ピーター・ジェイ・アーツ アメリカ合衆国アイオワ州50131,ジョ ンストン,ノース・ウエスト・エイティ ーエイス・コート 5368 (56)参考文献 特開 昭49−40373(JP,A) 特開 昭49−110769(JP,A) 特開 平8−142055(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29B 17/00

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックパージを再生処理して利用
    可能な製品にするプラスチックパージのリサイクル装置
    であって、 (a)流動状態のパージを取り入れて貯蔵する貯蔵アセ
    ンブリと、 (b)ホッパ出口から排出された前記パージを圧縮して
    シート状にする圧縮アセンブリと、 を備える、プラスチックパージのリサイクル装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮アセンブリは前記パージが圧縮
    される時にパージから熱を奪って、パージ圧縮中に前記
    パージを硬化させる、請求項1に記載のプラスチックパ
    ージのリサイクル装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮アセンブリは一対のローラを有
    し、該一対のローラは、前記パージが前記貯蔵センブリ
    から排出された時に回動して該パージを圧縮するように
    調節された、請求項2に記載のプラスチックパージのリ
    サイクル装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のローラの一方は駆動ローラで
    ある、請求項3に記載のプラスチックパージのリサイク
    ル装置。
  5. 【請求項5】 前記一対のローラは双方ともに駆動ロー
    ラである、請求項2に記載のプラスチックパージのリサ
    イクル装置。
  6. 【請求項6】 前記一対のローラの一方が成形ローラ
    で、他方が圧縮ローラである、請求項2に記載のプラス
    チックパージのリサイクル装置。
  7. 【請求項7】 前記一対のローラは双方ともに成形ロー
    ラである、請求項2に記載のプラスチックパージのリサ
    イクル装置。
  8. 【請求項8】 前記一対のローラは双方ともに圧縮ロー
    ラである、請求項2に記載のプラスチックパージのリサ
    イクル装置。
  9. 【請求項9】 前記一対のローラの少なくとも一方が冷
    却される、請求項2に記載のプラスチックパージのリサ
    イクル装置。
  10. 【請求項10】 前記パージを前記圧縮アセンブリから
    取り除くパージ案内アセンブリを更に含んで成る、請求
    項1に記載のプラスチックパージのリサイクル装置。
  11. 【請求項11】 前記貯蔵アセンブリ及び前記圧縮アセ
    ンブリを取り付けた移動式の支持体を更に含み、該支持
    体はプラスチックパージリサイクル装置をある場所から
    別の場所へ容易に移動させる、請求項1に記載のプラス
    チックパージのリサイクル装置。
  12. 【請求項12】 プラスチック射出成形機から排出され
    るパージを再生処理する、移動式のプラスチックパージ
    のリサイクル装置であって、 (a)圧縮されたパージを保管するエリアを備える、移
    動式支持フレームと、 (b)前記移動式支持フレームに取り付けられ、パージ
    取入口とパージ排出口とを有する、ホッパと、 (c)前記支持フレームに取り付けられ、前記ホッパの
    パージ排出口から排出されたパージを受け取る、駆動ロ
    ーラである圧縮ローラと、 (d)前記圧縮ローラの近傍に取り付けられ、前記パー
    ジが前記ホッパの前記パージ排出口から排出されると該
    パージを前記圧縮ローラに押圧する、駆動ローラである
    成形ローラと、 (e)前記支持フレームに取り付けられ、前記パージを
    前記ローラから離間する方へ案内する案内装置と、 を具備する、移動式のプラスチックパージのリサイクル
    装置。
  13. 【請求項13】 前記成形ローラがストリングローラで
    ある、請求項12に記載の移動式のプラスチックパージ
    のリサイクル装置。
  14. 【請求項14】 前記成形ローラがコルゲートローラで
    ある、請求項12に記載の移動式のプラスチックパージ
    のリサイクル装置。
  15. 【請求項15】 前記ローラの少なくとも一方が冷却さ
    れる、請求項12に記載の移動式のプラスチックパージ
    のリサイクル装置。
  16. 【請求項16】 プラスチックパージを再生処理して利
    用可能な製品にするプラスチックパージのリサイクル方
    法であって、 (a)パージ貯蔵アセンブリを用意する段階と、 (b)パージ圧縮アセンブリを用意する段階と、 (c)前記パージ貯蔵アブンブリをプラスチック射出成
    形機のパージ排出口の下方に配置する段階と、 (d)パージを前記パージ排出口から前記パージ貯蔵ア
    センブリ内に排出する段階と、 (e)前記パージを前記パージ貯蔵アセンブリから前記
    パージ圧縮アセンブリに移送する段階と、 (f)前記パージを圧縮する段階と、 (g)前記パージ圧縮アセンブリから前記パージを取り
    除く段階と、 を有する、プラスチックパージのリサイクル方法。
  17. 【請求項17】 前記パージ貯蔵アセンブリ及びパージ
    圧縮アセンブリがある場所から別の場所へ容易に移動で
    きるように、双方のアセンブリを移動式の支持体に取り
    付ける段階を含む、請求項16に記載のプラスチックパ
    ージのリサイクル方法。
  18. 【請求項18】 前記パージ貯蔵アセンブリはパージ取
    入口とパージ排出口が形成されたホッパを備える、請求
    項16に記載のプラスチックパージのリサイクル方法。
  19. 【請求項19】 前記パージ圧縮アセンブリは一対のロ
    ーラを備え、該一対のローラは、前記パージが前記パー
    ジ貯蔵アセンブリから排出された時に回動して該パージ
    を圧縮するように調節された、請求項16に記載のプラ
    スチックパージのリサイクル方法。
  20. 【請求項20】 前記ローラの一方は駆動ローラであ
    る、請求項19に記載のプラスチックパージのリサイク
    ル方法。
  21. 【請求項21】 前記ローラは双方ともに駆動ローラで
    ある、請求項19に記載のプラスチックパージのリサイ
    クル方法。
  22. 【請求項22】 前記ローラの一方が成形ローラで、他
    方が圧縮ローラである、請求項19に記載のプラスチッ
    クパージのリサイクル方法。
  23. 【請求項23】 前記ローラは双方ともに圧縮ローラで
    ある、請求項19に記載のプラスチックパージのリサイ
    クル方法。
  24. 【請求項24】 前記ローラは双方ともに成形ローラで
    ある、請求項19に記載のプラスチックパージのリサイ
    クル方法。
  25. 【請求項25】 前記ローラの少なくとも一方を冷却す
    る段階を含む、請求項19に記載のプラスチックパージ
    のリサイクル方法。
  26. 【請求項26】 前記パージを前記圧縮アセンブリから
    取り除くパージ案内アセンブリを更に含んでいる、請求
    項16に記載のプラスチックパージのリサイクル方法。
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