JP2901196B2 - (3s,4s)‐3‐[(1r)‐1‐ヒドロキシエチル]‐2‐アゼチジノン誘導体の製造方法 - Google Patents

(3s,4s)‐3‐[(1r)‐1‐ヒドロキシエチル]‐2‐アゼチジノン誘導体の製造方法

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JP2901196B2
JP2901196B2 JP2161333A JP16133390A JP2901196B2 JP 2901196 B2 JP2901196 B2 JP 2901196B2 JP 2161333 A JP2161333 A JP 2161333A JP 16133390 A JP16133390 A JP 16133390A JP 2901196 B2 JP2901196 B2 JP 2901196B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学活性の(3S,4S)−3−[(1R)−1−
ヒドロキシエチル]−2−アゼチジノン誘導体の製造法
に関し、さらに詳しくは、(3S,4S)−3−アセチル−
2−アゼチジノン誘導体を或る種の微生物が産生する特
定のNADPオキシドリダクターゼの存在下に酵素的に変更
して下記式 式中、 R1及びR2は同一もしくは相互なり、各々水素原子、低級
アルキル基、フエニル基、ベンジル基又はジフエニルメ
チル基を表わすか、或いはR1とR2は一緒になって低級ア
ルキレン基を表わし; Zは水素原子又はアミノ保護基を表わす、 で示される光学活性の(3S,4S)−3−[(1R)−1−
ヒドロキシエチル]−2−アゼチジノン誘導体を高収率
で製造する方法に関する。
上記式(I)の化合物は(6S)−[(1R)−1−ヒド
ロキシエチル]基を有するカルバペネム系、ペネム系等
の各種のβ−ラクタム系抗菌性化合物の製造のための合
成中間体として有用である。
従来、光学活性の3−(1−ヒドロキシエチル)−2
−アゼチジノン誘導体の製造法としていくつかの方法が
提案されており、中には3−アセチル−2−アゼチジノ
ン誘導体を微生物還元して光学活性の3−(1−ヒドロ
キシエチル)−2−アゼチジノン誘導体に導く方法も提
案されている(例えば特開昭61−141894号及びテトラヘ
ドロン レタース、30巻、1107−1110ページ(1989)参
照)。しかしこの従来提案されている微生物還元法は、
ラセミの(3,4−トランス)−3−アセチル−4−エチ
ニル−2−アゼチジノン化合物(下記式A)を基質とし
て用いているため、生成物は選択性に乏しく立体異性体
の混合物として得られ、それらの化合物を単離するには
クロマトグラフイーを必要とし実用的とは言えない。
一方、現在カルバペネム及びペネム抗生物質の分野に
おいて所望されている中間体はイミペネム(ジヤーナル
・オブ・メデイシヨナル・ケミストリイー、22巻、1435
−1436ページ、1979年)、RS−533(ジヤーナル・オブ
・アンテイビオテイクス、36巻、1034−1039ページ1983
年)FCE22101(ジヤーナル・オブ・アンテイビオテイク
ス、41巻、984−987ページ、1988年)等と同様の立体配
置を持つ化合物すなわち(3S)−(3,4−トランス)−
3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−2−アゼチジ
ノン型化合物、例えば化合物D(下記式)である。
特開昭61−141894号公報には下記式Aで示される化合
物の微生物還元について開示されており、そこに記載さ
れている微生物十数株のうち、この立体化学を有する化
合物を与える菌株はSaccharomyces roseiとSaccharomyc
es fermentatiの2株のみであり、他の全ての菌株は中
間体として利用できない3Rの立体化学を有する化合物に
変換されている。更に上記2株についてみても、下記の
ごとく3種類の立体異性体を下記の比率で与えるため所
望する立体化学を有する化合物Dは50%以下である。
(1R)−1−ヒドロキシ体(化合物D)と(1S)−1−
ヒドロキシ体(化合物C)の選択性の良い菌(Saccharo
myces rosei)においてもその生成比は3:2であり、立体
選択性に乏しいという欠点がある。
本発明者らは、前記式(I)で示される光学活性の
(3S,4S)−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−
2−アゼチジノン誘導体を高純度で収率よく製造するた
めの方法につき鋭意研究を行なった結果、今回、対応す
る(3S,4S)−3−アセチル−2−アゼチジノン誘導体
を、ストレプトミセス・オオミヤエンシス(Streptomyc
es omiyaensis)に属する或る種の微生物を用いて還元
すると、前記式(I)で示される立体配置をもつ化合物
が特異的に高純度かつ好収率で生成することを見い出
し、さらに上記還元反応は該微生物が産生する新規な
(3S,4S)−3−アセチル−2−アゼチジノンNADPオキ
シドリダクターゼによるものであることが判明し、本発
明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば、式 式中、 R1及びR2は同一もしくは相異なり、各々水素原子、低級
アルキル基、フエニル基、ベンジル基又はジフエニルメ
チル基を表わすか、或いはR1とR2は一緒になって低級ア
ルキレン基を表わし; Zは水素原子又はアミノ保護基を表わす、 で示される(3S,4S)−3−アセチル−2−アゼチジノ
ン誘導体を、ストレプトミセス・オオミヤエンシスに属
する微生物が産生する(3S,4S)−3−アセチル−2−
アゼチジノンNADPオキシドリダクターゼの存在下に還元
することを特徴とする式 式中、R1、R2及びZは前記の意味を有する、で示され
る光学活性の(3S,4S)−3−[(1R)−1−ヒドロキ
シエチル]−2−アゼチジノン誘導体の製造方法が提供
される。
本明細書において「低級」なる語は、この語が付され
た基又は化合物の炭素数が6以下、好ましくは4以下で
あることを意味する。
「低級アルキル基」は直鎖状又は分岐鎖状のいずれの
タイプのものであってもよく、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−
ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イ
ソアミル、n−ヘキシル等が挙げられ、また「低級アル
キレン基」もまた直鎖状又は分岐鎖状のいずれのタイプ
のものであってもよく、例えば、テトラメチレン、ペン
タメチレン、2−メチルブチレン等が挙げられ、特に炭
素数4〜5のものが好適である。
一方、「アミノ保護基」は、該アミノ保護基が結合し
ている化合物の他の部分に実質的に悪影響を及ぼすこと
なく、例えば加水分解、還元、酸化等の方法で離脱しう
る保護基を包含し、具体的には例えば、トリメチルシリ
ル、tert−ブチルジメチルシリルなどのトリ(低級アル
キル)シリル基;ベンジル、メトキシベンジル、ジメト
キシベンジルなどの1〜2個の低級アルコキシ基で置換
されていてもよいベンジル基;メトキシフエニル、ジメ
トキシフエニルなどの1〜2個の低級アルコキシ基で置
換されていてもよいフエニル基等が挙げられる。
本発明の方法において出発原料として使用される前記
式(I)の化合物はそれ自体既知のものであり(例え
ば、特開昭63−156788号公報参照)、その代表例を示せ
ば次のとおりである。
(3S,4S)−3−アセチル−4−[(4S)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−(4−メ
トキシ)フエニル−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−1−ベンジル−4−[(4
S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]
−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−1−(2,4−ジメトキシ)
フエニル−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−1−(4−メトキシ)ベ
ンジル−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(4S)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−トリメチ
ルシリル−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−1−(2,4−ジメトキシ)
ベンジル−4−[(4S)−2−フエニル−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(4S)−2,2−ジフ
エニル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−(4−
メトキシ)フエニル−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(4S)−1,3−ジオ
キソラン−4−イル]−1−(4−メトキシ)フエニル
−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(4S)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−tert−ブ
チルジメチルシリル−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−1−ベンジル−4−[(4
S)−2−フエニル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−
2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−1−(4−メトキシ)フ
エニル−4−[(2S)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デ
カン−2−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−1−(4−メトキシ)フ
エニル−4−[(2S)−1,4−ジオキサスピロ[4.4]ノ
ナン−2−イル−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−1−ベンジル−4−[(2
S)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−2−イル]
−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(4S)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−2−アゼチジ
ノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(4S)−2−フエ
ニル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−2−アゼチジ
ノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(4S)−1,3−ジオ
キソラン−4−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(2S)−1,4−ジオ
キサスピロ[4.5]デカン−2−イル]−2−アゼチジ
ノン、 (3S,4S)−3−アセチル−4−[(2S)−1,4−ジオ
キサスピロ[4.4]ノナン−2−イル]−2−アゼチジ
ノン。
本発明の方法に従い上記式(I)の化合物を還元する
に際して使用されるストレプトミセス・オオミヤエンシ
ス(Strepromyces omiyaensis)に属する菌株の代表的
なものとしては、本発明者らが熊本県八代市の土壌より
分離した新規な放射菌で、本発明者らがW−4028菌株と
番号を付した菌株が挙げられる。このW−4028菌株の菌
学的性状は次のとおりである、 (1)形態 良く分岐した基中菌糸より直状〜曲状(straight−fl
exuous)の気菌糸を伸長し、輪生は認められない。成熟
した気菌糸の先に10〜50個あるいは、それ以上の楕円〜
円筒形の胞子からなる胞子鎖を形成する。胞子のうは認
められない。胞子の大きさは0.8−1.0×1.5ミクロン位
で、胞子の表面は平滑であり、鞭毛は認められない。
(2) 各種培地における生育状態 培養はすべて28℃で行った。色調の記載はコンティナ
ー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハー
モニー・マニュアル(container corporation of Ameri
caのcolor harmony manual)の()内に示す符号で表示
する。
1)イースト・麦芽寒天培地 生育は良好で、成熟した気菌糸は中灰色(e)を呈
し、多くの連鎖した胞子を着生する。溶解生色素は認め
られない。
2)スターチ・寒天培地 生育は良好で、多くの気菌糸と胞子を着生し、コロニ
ー表面の色は明るい灰色(d)であり、溶解生色素の生
成はない。
3)ペプトン・イースト・アイロン寒天培地 生育は中程度であるが、気菌糸、胞子は多く形成しコ
ロニー表面の色は明るい灰色(d)である。メラノイド
色素の生成は認められない。
(3) 各種炭素源の同化性 ブリードハム・ゴトリーブ寒天培地を使用した。
1)L−アラビノース − 2)D−キシロース + 3)D−グルコース + 4)D−フラクトース − 5)シユークロース − 6)イノシトール − 7)Lーラムノース ± 8)ラフイノース − 9)D−マンニトール − +は同化する、−は同化しない、±は不定 (4) 細胞壁成分の性状 細胞を加水分解したものをセルロースの薄層クロマト
グラフイーによって分析したところ、本菌の細胞壁成分
のジアミノピメリン酸(diaminopimelic acid)の異性
体型はLL−型であり、糖成分には特徴が無かった。
以上の菌学的性質から本菌はストレプトミセス(Stre
ptomyces)属の菌であることは明確であり、インターナ
シヨナル・ジヤーナル・オブ・システマテイツク・バク
テリオロジー、22巻、4号1972(International Journa
l of Systematic Bacteriology,Vol.22,No.4,1972)で
インターナシヨナル・ストレプトミセス・プロジエクト
(International Streptomyces Project)で承認したス
トレプトミセス(Streptomyces)属株の記載性状と比較
したところストレプトミセス・オオミヤエンシス(Stre
ptomyces omiyaensis)とL−ラムノースの同化性が疑
わしい以外は、ほぼ一致した性状を示した。
本菌株はストレプトミセス・オオミヤエンシスW−40
28(Streptomyces cmiyaensis w−4028)として通商産
業省工業技術院微生物工業技術研究所に平成2年1月22
日にFERM P−11210の番号で受託されている。
本発明で使用しうる菌株は上記W−4028菌株に限られ
るものではなく、本菌株と同様の酵素活性を示す(3S,4
S)−3−アセチル−2−アゼチジノンNADPオキシドリ
ダクターゼを産生する他の菌株も使用可能である。その
ような菌株の検索は、通常の方法で行なうことができ、
例えば、土壌より分離した菌を菌が生育しうる適当な培
地で1〜数日間培養する。この培養液に式(II)で示さ
れる(3S,4S)−3−アセチル−2−アゼチジノン誘導
体を加え数時間〜数十時間培養を続けた後、培養液を有
機溶媒で抽出し、その抽出液を薄層クロマトグラフイー
高速液体クロマトグラフイーに付し、それらの生成物を
確認することにより所望の菌株を検索することができ
る。
本発明で用いうるストレプトミセス・オオミヤエンシ
スの菌株の培養は放線菌の培養におけるそれ自体既知の
方法で行なうことができる。培地組成として例えば、炭
素源としては、グルコース、水飴、デキストリン、グリ
セロール、澱粉、糖蜜、動・植物油等を使用しうる。ま
た、窒素源としては、大豆粉、小麦胚芽、コーン・ステ
ィープ・リカー、綿実粕、肉エキス、ペプトン、酵母エ
キス、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、尿素等を使
用しうる。その他必要に応じ、ナトリウム、カリウム、
カルシウム、マグネシウム、コバルト、塩素、燐酸、硫
酸およびその他のイオンを生成することができる無機塩
類を添加することは有効である。そのような培地組成の
1例を挙げると次のとおりである:グリセロール2.5
%、肉エキス0.5%、ポリペプトン0.5%、酵母エキス1
%、塩化ナトリウム0.2%、硫酸ナトリウム・7水和物
0.05%、リン酸ニカリウム0.05%、沈降性炭酸カルシウ
ム0.32%、消泡剤0.05%(pH7.4)。
培養は好気的条件で行うことができ、培養に適当な温
度は25〜30℃であるが、多くの場合28℃付近である。ま
た、培養時間は通常1〜5日間であり、一般に振盪培養
を行う。
上記の如く培養して得られる菌体は、本発明の反応に
対してそのまま生菌体として又は乾燥菌体として使用す
ることができ、或いは該菌体を例えば超音波破砕、フレ
ンチプレス、ダイノミル 等の方法で細胞膜を破砕した
もの;或いはアセトン、メタノール等の有機溶媒処理、
界面活性剤処理、細胞壁溶解酵素処理などの処理を施し
たものなどの菌体処理物又はそれからそれ自体既知の手
段で分離した粗酵素もしくは精製酵素の形で本発明の方
法に用いることもできる。また、上記菌体、その処理
物、酵素等は例えばポリアクリルアミド、アルギン酸塩
等に固定化して使用することもできる[以下、これらを
総称して菌体又はその処理物という]。
本発明の方法は、前述した式(II)の化合物を基質と
し、上記の菌体又はその処理物の存在下に還元反応する
ことにより行われる。この還元反応は、式(II)の化合
物に前述の如く培養して得られる生菌体を含む培養液を
加えて行なうことができ、或いは適当な緩衝液のような
水性媒体中で式(II)の化合物を上記の菌体又はその処
理物と接触させることによって行なうことができる。
反応温度は一般に約20〜35℃、好ましくは約25〜30℃
の範囲内とすることができ、また、反応系のpHは通常5
〜9、好ましくは6〜8の範囲内とすることができる。
基質の添加時期としては菌の増殖期が適当である。かか
る条件下に反応は大体3〜48時間程度で終るようにする
ことができる。
反応混合物からの前記式(I)の目的生成物の分離、
精製はそれ自体既知の方法、例えばトルエン、エーテ
ル、クロロホルム、酢酸エチル、酢酸ブチル等の溶媒で
抽出後に結晶化又はシリカゲルクロマトグラフイー等の
処理に付すことにより行なうことができる。
以上延べた方法によれば、原料の(3S,4S)−3−ア
セチル−2−アゼチジノン誘導体が通常80%以上の変換
率で(3S,4S)−3−(1−ヒドロキシエチル)−2−
アゼチジノン誘導体に変換され、そのうちの殆んど、例
えば90%以上が(3S,4S)−3−[(1R)−1−ヒドロ
キシエチル]−2−アゼチジノン誘導体であり、(3S,4
S)−3−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−2−ア
ゼチジノン誘導体は僅か数%以下にすぎず、光学活性の
(3S,4S)−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−
2−アゼチジノン誘導体が極めて高純度で得られる。
本発明の方法で製造しうる前記式(I)の化合物の具
体例を示せば次のとおりである。
(3S,4S)−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキソラン−4−イル]−3−[(1R)−1−ヒドロキ
シエチル]−1−(4−メトキシ)フエニル−2−アゼ
チジノン、 (3S,4S)−1−ベンジル−4−[(4S)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−3−[(1R)
−1−ヒドロキシエチル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−1−(2,4−ジメトキシ)フエニル−3−
[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−4−[(4R)−2
−フエニル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−2−ア
ゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(4S)−1,3−ジオキソラン−4−
イル]−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−
(4−メトキシ)ベンジル−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキソラン−4−イル]−3−[(1R)−1−ヒドロキ
シエチル]−1−トリメチルシリル−2−アゼチジノ
ン、 (3S,4S)−1−(2,4−ジメトキシ)ベンジル−3−
[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−4−[(4S)−2
−フエニル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−2−ア
ゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(4S)−2,2−ジフエニル−1,3−
ジオキソラン−4−イル]−3−[(1R)−1−ヒドロ
キシエチル]−1−(4−メトキシ)フエニル−2−ア
ゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(4S)−1,3−ジオキソラン−4−
イル]−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−
(4−メトキシ)フエニル−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキソラン−4−イル]−1−tert−ブチルジメチルシ
リル−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−2−ア
ゼチジノン、 (3S,4S)−1−ベンジル−3−[(1R)−1−ヒド
ロキシエチル]−4−[(4R)−2−フエニル−1,3−
ジオキソラン−4−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]
−1−(4−メトキシ)フエニル−4−[(2S)−1,4
−ジオキサスピロ[4.5]デカン−2−イル]−2−ア
ゼチジノン、 (3S,4S)−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]
−1−(4−メトキシ)フエニル−4−[(2R)−1,4
−ジオキサスピロ[4.4]ノナン−2−イル]−2−ア
ゼチジノン、 (3S,4S)−1−ベンジル−3−[(1R)−1−ヒド
ロキシエチル]−4−[(2R)−1,4−ジオキサスピロ
[4.5]デカン−2−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキソラン−4イル]−3−[(1R)−1−ヒドロキシ
エチル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]
−4−[(4S)−2−フエニル−1,3−ジオキソラン−
4−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(4S)−1,3−ジオキソラン−4−
イル]−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−2−
アゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(2S)−1,4−ジオキサスピロ[4.
5]デカン−2−イル]−2−アゼチジノン、 (3S,4S)−4−[(2S)−1,4−ジオキサスピロ[4.
4]ノナン−2−イル]−3−[(1R)−1−ヒドロキ
シエチル]−2−アゼチジノン。
上記式(I)の化合物は、前述したとおりβ−ラクタ
ム系抗菌性化合物の合成中間体として有用であり、例え
ば、下記反応式に示す経路を経て抗菌剤として知られて
いるホルムイミドイルチエナマイシン(イミペネム)に
導くことができる。
次に実施例を掲げて本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1 300mlエルレンマイヤーフラスコ15個に下記組成物の
培地を各50ml分注し、滅菌した(オートクレーブ、121
℃、15分間)後、ストレプトミセス・オオミヤエンシス
W−4028を植菌して28℃で24時間培養した。
[培地組成] グリセロール 25g/ 肉エキス 5g/ ポリペプトン 10g/ 酵母エキス 10g/ 塩化ナトリウム 2g/ 硫酸マグネシウムt水和物 0.5g/ リン酸二カルシウム 0.5g/ 沈降性炭酸カルシウム 3.2g/ 消泡剤 0.5g/ pH7.4に調整 一方、100mg/mlの(3S,4S)−3−アセチル−4−
[(1S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル]−1−(4−メトキシフエニル)−2−アゼチジノ
ンのクロロホルム溶液を500mlエルレンマイヤーフラス
コ4個に各1ml加え、(3S,4S)−3−アセチル−4−
[(1S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル]−1−(4−メトキシフエニル)−2−アゼチジノ
ンが容器底部に薄膜状に残存するようにクロロホルムを
徐々に留去し、更には窒素ガスを吹きつけて完全に留去
した。
これに前記培養液を各250mlずつ加えて軽く振り混
ぜ、栓をして28℃で24時間振とうした(220rpm)。
その後各フラスコに酢酸n−ブチルを各50ml加えて激
しく振とう混合した後、遠心分離を行った(2350rpm、1
0分間、10℃)。上層(酢酸n−ブチル層)を分液し、
これを飽和食塩水で1回洗浄した。無水硫酸ナトリウム
で乾燥してこれを過した後、減圧下に溶媒を留去して
残留物約900mgを得た。これをシリカゲル35gを用いてカ
ラムクロマトグラフイーに付し、トルエン−酢酸エチル
(4:1v/v)流分より回収原料2.4mg、反応生成物333.9mg
を得た。
[TLCチエツク条件] トルエン:酢酸エチル=1:1、UV検出Rf値‥基質:0.6
1、生成物:0.24 この反応生成物について、HPLC測定を行った。すなわ
ち、反応生成物1mgをとって、移動相1mlを加えて溶か
し、これより10μをカラムに注入した。
[HPLC測定条件] カラム:YMC−pack,A−312 ODS(6mmφ×150mm) カラム温度:20〜25℃の一定温度 移動相:メタノール−0.01Mリン酸塩緩衝液(pH7.4)
=45:55 流量:1.0ml/min 検出:UV254nm その結果、保留時間がおよそ19.3分及び20.4分の2つ
のピークが認められ、その比率は、前者:後者=99.1:
0.9であった。
そこで次に、この2種の化合物をHPLCにて分取し、各
々について1H−NMRスペクトルを測定し、特開昭63−156
788号公報の実施例5及び6のデータとの比較にょり、
主生成物(Retension Time≒19.3分)は(3S,4S)−3
−[(1R)−ヒドロキシエチル]−4−[(1S)−2,2
−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−
(4−メトキシフエニル)−2−アゼチジノンであり、
副生成物(保持時間≒20.4分)は(3S,4S)−3−[(1
S)−ヒドロキシエチル]−4−[(1S)−2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−(4−メト
キシフエニル)−2−アゼチジノンであることを確認し
た。
○ 主生成物(3S,4S)−3−[(1R)−ヒドロキシエ
チル]−4−[(1S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル]−1−(4−メトキシフエニル)−2
−アゼチジノン1 H−NMR(CDCl3,400MHz)δ:1.32,1.38(s×2,3H×2,O
CMe2),1.37(d,3H,J=6Hz,C(2′)H3),2.31(brm.1
H,0H),3.16(dd,1H,J=2.2,6.6Hz,C(3)H),3.78
(s,3H,Ph−OMe),3.86(dd,1H,J=6.6,8.2Hz,C
(5″)Ha),4.09(dd,1H,J=7.1,8.2Hz,C(5″)H
b),4.19(m,2H,,C(4)H,C(1′)H),4.50(m,1H,
J=3.3,6.6,7.1Hz,C(4″)H),6.86(d,2H,J=8.8H
z,C(3)H,C(5)H),7.34(d,2H,J=8.8Hz,C
(2)H,C(6)H) ○ 副生成物(3S,4S)−3−[(1S)−ヒドロキシエ
チル]−4−[(1S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル]−1−(4−メトキシフエニル)−2
−アゼチジノン1 H−NMR(CDCl3,400MHz)δ:1.32,1.38(s×2,3H×2,O
CMe2),1.39(d,3H,J=4.9Hz,C(2′)H3),2.34(br
m,1H,0H),3.23(dd,1H,J=2.2,5.5Hz,C(3)H),3.7
8(s,3H,Ph−OMe),3.78(dd,1H,J=6.6,8.2Hz,C
(5″)Ha),4.08(dd,1H,J=2.8,3.9Hz,C(4)H),
4.09(dd,1H,J=6.6,8.2Hz,C(5″)Hb),4.17(brm,1
H,C(1′)H),4.50(td,1H,J=3.3,6.6Hz,C(4″)
H),6.86(d,2H,J=8.8Hz,C(3)H,C(5)H),
7.34(d,2H,J=9.3Hz,C(2)H,C(6)H) 実施例2 実施例1と同様にして得られるストレプトミセス・オ
オミヤエンシスW−4028の培養4日後の培養液(300ml
エルレンマイヤーフラスコ中各50ml、4個)を試料と
する。これを遠心分離(3000rpm、10分)し、上清と菌
体とに分け、上清を試料とする。得られた菌体に上清
と同量の1/15Mリン酸緩衝液(pH6.8)を加えて懸濁し、
これから一部とって試料とする。その残りをフレンチ
・プレスに付し(1600psi、2回)、得られた液を遠心
分離(10000rpm、20分)して上清と不溶性画分に分け、
上清を試料とする。得られた不溶性画分に上清と同量
の1/15Mリン酸緩衝液(pH6.8)を加えて懸濁し、これを
試料とする。
基質(3S,4S)−3−アセチル−4−[(1S)−2,2−
ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−(4
−メトキシフエニル)−2−アゼチジノンのクロロホル
ム溶液(100mg/ml)を試験管に12.5μずつ加え、基質
が試験管の底部に薄膜状に残存するようにクロロホルム
を徐々に留去し、更には減圧によって完全に留去した。
こうして用意した試験管に、先に用意した試料〜を
1mlずつ加え、栓をして28℃で18時間振とうした(220rp
m)。
その後各試験管に酢酸n−ブチルを125μずつ加え
て振とう混合した後、遠心分離を行った(3000rpm、3
分)。上清(酢酸n−ブチル層)から10μとって減圧
下に溶媒を留去し、移動相0.1ml加えて溶かし、これに
より10μカラムに注入してHPLC測定を行い、変換率及
び(1R)体と(1S)体の生成比を求めた。
HPLCの測定条件は実施例1に同じ。また、変換率は次
式により算出した。
実施例3 実施例1と同様にして得られるストレプトミセス・オ
オミヤエンシスW−4028の培養4日後の培養液(300ml
エルレンマイヤーフラスコ中各50ml、15個)を遠心分離
(4000rpm、10分)し、上清と菌体に分ける(上清には
活性なし)。得られた菌体から50gとって、1/15Mリン酸
緩衝液(pH6.8)を加えて懸濁し、これをフレンチ・プ
レスに付した(1600psi、2回)。得られた液166mlを遠
心分離(5000rpm、20分)し、上清と不溶性画分に分け
る(上清には活性なし)。得られた不溶性画分に上清と
同量の1/15Mリン酸緩衝液(pH6.8)を加えて懸濁液とし
た(検鏡によって細胞破砕を確認)。……懸濁液
(A)。
この懸濁液(A)5mlに、n−オクチル−β−D−チ
オグルコシドの1%溶液(リン酸緩衝液希釈)5mlを加
え、10℃で2時間撹拌した。これを遠心分離(10000rp
m、20分)し、上清と不溶画分を分離した(上清には活
性なし)。得られた不溶画分に上清と同量の1/15Mリン
酸緩衝液(pH6.8)を加えて懸濁液とした……懸濁液
(B) 基質(3S,4S)−3−アセチル−4−[(1S)−2,2−
ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−(4
−メトキシフエニル)−2−アゼチジノンのクロロホル
ム溶液(100mg/ml)を試験管に12.5μずつ加え、基質
が試験管の底部に薄膜状に残存するようにクロロホルム
を徐々に留去し、更には減圧によって完全に留去した。
こうして用意した試験管に、以下のようにして調製した
試料1mlを加え(各条件2本ずつ)、栓をして28℃で14
時間振とうした(220rpm)。
1)コントロール(懸濁液(A)) 2)コントロール(懸濁液(A))、加熱処理(100
℃、5min) 3)懸濁液(B) 4)懸濁液(B)、β−NADPHの0.01M溶液添加(リン
酸緩衝液希釈、20μ) 5)懸濁液(B)、加熱処理(100℃、5min) 6)懸濁液(B)、加熱処理(100℃、5min)β−NAD
PHの0.01M溶液添加(リン酸緩衝液希釈、20μ) 7)β−NADPHの0.01M溶液(リン酸緩衝液希釈) その後酢酸n−ブチルを各試験管に125μずつ加え
て振とう混合した後、遠心分離を行った(3000rpm、3
分)。上清(酢酸n−ブチル層)から10μとって減圧
下に溶媒を留去し、移動相0.1ml加えて溶かし、これよ
り10μカラムに注入してHPLC測定を行い、変換率を求
め、コントロール(懸濁液(A))の活性を100とした
場合の各条件における相対比を求めた(各条件2本の平
均)。その結果を下記表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12N 9/04 C12R 1:465) (72)発明者 柴本 憲夫 神奈川県茅ケ崎市松ケ丘2―2―52― 202 (72)発明者 刀根 弘 神奈川県横浜市金沢区並木3―7―4― 1003 (72)発明者 岡本 六郎 神奈川県藤沢市花の木2―18 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12P 17/00 - 17/18 C12N 9/04 C07D 405/04 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中、 R1及びR2は同一もしくは相異なり、各々水素原子、低級
    アルキル基、フエニル基、ベンジル基又はジフエニルメ
    チル基を表わすか、 或いはR1とR2は一緒になって低級アルキレン基を表わ
    し; Zは水素原子又はアミノ保護基を表わす、 で示される(3S,4S)−3−アセチル−2−アゼチジノ
    ン誘導体をストレプトミセス・オオミヤエンシス(Stre
    ptomyces omiyaensis)に属する微生物が産生する(3S,
    4S)−3−アセチル−2−アゼチジノンNADPオキシドリ
    ダクターゼの存在下に還元することを特徴とする式 式中、R1、R2及びZは前記の意味を有する、で示される
    (3S,4S)−3−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−
    2−アゼチジノン誘導体の製造方法。
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