JP2901137B2 - 異方性導電接着フィルム - Google Patents

異方性導電接着フィルム

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子間の接着接合等に
使用するための異方性導電接着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルとTCP(Tape carrier pack
age)とを接続する場合のように、2つの回路基板を接着
すると共にその間の端子を電気的に接続するための材料
の一つとして、従来より、エポキシ系樹脂、導電粒子及
び潜在性硬化剤との混合物をフィルム状に成形した熱硬
化型の異方性導電接着フィルムが知られている。
【0003】このような異方性導電接着フィルムを用い
て、例えば、液晶パネルのITO電極とTCPの端子と
を接続する場合には以下に説明するように行なわれる。
【0004】即ち、図1(a)に示すように、ガラス基
板1上に形成されたベタのITO電極2と、TCPのキ
ャリア3上に形成された端子4との間に異方性導電接着
フィルム5を挟持させ、それらを潜在性硬化剤の作用温
度以上(一般に180℃以上)に加熱しながら加圧す
る。すると、まず、エポキシ系樹脂が溶融し、そのため
端子4とITO電極2との間から、それらの間の導通を
とるのに必要な量以外のエポキシ系樹脂及び導電粒子が
排除されるとともに、排除された溶融物がTCPの端子
4の間の空隙6に潜り込みながらその空間の気泡を押し
出す(図1(b))。その後、潜在性硬化剤の作用によ
りフィルムが熱硬化し、ITO電極2とTCPの端子4
とが接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
異方性導電接着フィルムを使用して図1に示すように接
続を行なった場合には、図2に示すように、TCPの端
子4の間の空隙6に気泡7が排除されずに残存してしま
うという問題があった。このような気泡7の残存は、接
着強度の低下や導通信頼性に悪影響を及ぼす。
【0006】ところで、このような気泡の残存は、以下
に説明するような理由のために発生すると考えられてい
る。
【0007】即ち、従来の熱硬化型の異方性導電接着フ
ィルムは、潜在性硬化剤を使用しているために、使用前
の状態では、その中に含まれるエポキシ系樹脂が実質的
に硬化しておらず、ゲル化の程度が非常に小さくなって
いる。このため、熱圧着時に、異方性導電接着フィルム
を潜在性硬化剤の作用温度以上に加熱した場合、その溶
融粘度が非常に小さくなる。溶融粘度が非常に小さくな
ると、端子4の間の空隙6の空気を巻き込み易くなり、
結果的に空隙6に気泡7が残存すると考えられる。この
ため、異方性導電接着フィルムに使用するエポキシ系樹
脂として、非常に高分子量のものを使用し、その溶融粘
度を上昇させることが考えられる。しかし、そのような
高分子量のものは、溶剤に溶け難いものであるので成膜
性が低下し、しかも加熱エージングにより接続信頼性が
低下するという問題がある。
【0008】このため、使用前の異方性導電接着フィル
ムをある程度ゲル化させて予めBステージ化することに
より、その溶融粘度を上昇させるとともに、耐溶剤性を
向上させ、更に取扱性を改善することが考えられる。こ
の場合、異方性導電接着フィルムをBステージ化するた
めには、架橋剤を異方性導電接着フィルムに配合するこ
とが考えられる。しかし、一般に架橋剤はエポキシ系接
着剤と非常に反応し易いという問題がある。このため、
それらを反応させた場合には、未反応のエポキシ基が残
存したBステージの状態のまま保持することは非常に困
難となり、ほとんどの場合には異方性導電接着フィルム
が、架橋反応後(例えば保存中)にCステージ化する。
Cステージ化すると、十分に接着できず十分な導通もと
れなくなる。仮に、Bステージの状態で架橋反応を停止
させることができたとしても、反応が進行しないように
するためには低温保存することが必要となる。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の課題を
解決しようとするものであり、接続時に気泡の発生がな
く且つ高い導通信頼性で接続可能であり、しかも保存安
定性の良好なBステージ化した熱硬化型の異方性導電接
着フィルムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、エポキシ系
樹脂、導電粒子及び潜在性硬化剤を含有する異方性導電
フィルムをBステージ化するに際し、架橋剤として、エ
ポキシ系樹脂に対するよりも潜在性硬化剤に対して優先
的に反応するものを使用することにより上述の目的を達
成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0011】即ち、本発明は、少なくともエポキシ系樹
脂、導電粒子及び潜在性硬化剤とを含有する異方性導電
接着フィルムにおいて、該異方性導電接着フィルムが、
更に、エポキシ系樹脂に対するよりも潜在性硬化剤に対
して優先的に反応する架橋剤を含有しており、且つ該架
橋剤と該潜在性硬化剤との反応によりBステージ化され
ていることを特徴とする異方性導電接着フィルムを提供
する。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の異方性導電接着フィルムにおいて
は、少なくともエポキシ系樹脂と潜在性硬化剤と導電粒
子とを含有する。この潜在性硬化剤は、加熱される前に
はエポキシ系樹脂と反応しないので、異方性導電接着フ
ィルムをBステージ化することができない。そこで、本
発明の異方性導電接着フィルムにおいては、エポキシ系
樹脂に対するよりも潜在性硬化剤に対して優先的に反応
する架橋剤を使用する。これにより、エポキシ系樹脂の
エポキシ基を温存しつつ潜在性硬化剤と架橋剤とを3次
元架橋反応させ、異方性導電接着フィルムをBステージ
化することができる。従って、熱圧着時の気泡の巻き込
みを防止することができる。
【0014】このような潜在性硬化剤としては、マイク
ロカプセル化潜在性硬化剤を好ましく使用することがで
き、特に、マイクロカプセル化イミダゾール系潜在性硬
化剤を好ましく使用することができる。このようなマイ
クロカプセル化イミダゾール系潜在性硬化剤としては、
イミダゾールを尿素やイソシアネート化合物でアミンア
ダクトし、更にその表面をイソシアネート化合物でブロ
ックすることによりマイクロカプセル化したイミダゾー
ル系潜在性硬化剤や、特にイミダゾールをエポキシ化合
物でアダクトし、更にその表面をイソシアネート化合物
でブロックすることによりマイクロカプセル化したイミ
ダゾール系潜在性硬化剤を好ましく挙げることができ
る。
【0015】潜在性硬化剤の使用量としては、その種類
や架橋剤の種類などにより異なるが、一般には異方性導
電接着フィルム中に20〜70重量%、好ましくは20
〜50重量%となるように使用する。
【0016】また、架橋剤としては、好ましくは2以上
のイソシアネート基を有するイソシアネート系架橋剤を
使用することができ、具体的には、トリメチルキシリレ
ンジイソシアネート、トリフェニルメタンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネートなど使用する
ことができ、中でもトリメチルキシリレンジイソシアネ
ートを特に好ましく使用することができる。
【0017】このような架橋剤の使用量は、その種類や
潜在性硬化剤の種類、必要とするゲル分率などにより異
なるが、一般には異方性導電接着フィルム中に1〜10
重量%、好ましくは2〜5重量%となるように使用す
る。
【0018】エポキシ系樹脂としては、異方性導電接着
フィルムに用いられているような公知の樹脂を使用する
ことができ、分子量が2000〜5000程度のものを
好ましく使用することができる。
【0019】導電粒子としては、従来より異方性導電接
着フィルムにおいて用いられているような材料の中から
適宜選択して使用することができ、例えば、半田粒子、
ニッケル粒子などの金属粒子や、表面に金メッキ被膜が
形成されたスチレン樹脂粒子などの複合粒子などを使用
することができる。
【0020】本発明の異方性導電接着フィルムには、必
要に応じて、異方性導電接着フィルムに配合される公知
の添加剤、例えば、エポキシシラン化合物などのカップ
リング剤、エポキシ変性シリコーン樹脂、フェノキシ樹
脂等の熱硬化性の絶縁性樹脂を添加することができる。
【0021】また、本発明の異方性導電接着フィルムは
上述したようにBステージ化されたものであるが、その
溶融粘度が低すぎると気泡の巻き込み防止効果が十分で
なくなるおそれがあり、また、溶融粘度が高くなりすぎ
ると接続信頼性が低下するおそれがあるので、熱圧着時
の溶融粘度を5.0×103ポイズ以上、好ましくは1
×104〜5×105ポイズとなるようにすることが好ま
しい。
【0022】また、本発明の異方性導電接着フィルムの
ゲル分率が低すぎると気泡の巻き込み防止効果が十分で
なくなるおそれがあり、また、ゲル分率が高過ぎると接
続信頼性が低下するおそれがあるので、ゲル分率を30
%以上、好ましくは35%〜60%となるようにするこ
とが好ましい。ここで、「ゲル分率(%)」は、以下に
説明するように測定する。
【0023】(ゲル分率測定法)異方性導電接着フィル
ム(25μm(t)×10cm×10cm)のサンプル
の重量(W0)を測定し、それをメチルエチルケトン2
0ccに浸漬し、常温下、ジャーミルを用いて撹拌す
る。5時間後、メチルエチルケトンからサンプルを取り
出し、50℃で2時間、真空オーブン中で乾燥し、乾燥
後の重量(W1)を測定する。得られたW0とW1とを
以下の式(1)に代入することによりゲル分率(%)を
求める。
【0024】
【数1】 ゲル分率(%)=(W1/W0)×100 (1) なお、異方性導電接着フィルムの溶融粘度又はゲル分率
は、使用する絶縁性樹脂の種類や配合量、導電粒子の大
きさ、種類、配合量等を適宜調整することによりコント
ロールすることができる。
【0025】本発明の異方性導電接着フィルムは、常法
により製造することができる。例えば、エポキシ系樹
脂、潜在性硬化剤、導電粒子、架橋剤及び必要に応じて
他の添加剤を、トルエンやメチルエチルケトンなどの溶
媒に均一に分散させ、その分散液を剥離基材(例えばポ
リエステルシート)上にフィルム状に塗布し乾燥するこ
とにより製造することができる。
【0026】
【作用】本発明の異方性導電接着フィルムにおいては、
エポキシ系樹脂に対するよりも潜在性硬化剤に対して優
先的に反応する架橋剤を使用する。従って、エポキシ系
樹脂のエポキシ基を温存しながらもフィルムをBステー
ジ化することができる。このため、熱圧着時に気泡の巻
き込みを防止し、しかも保存安定性を向上させることが
可能となる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0028】実施例1〜5及び比較例1 表1に示す各成分を、固形分70%となるようにメチル
エチルケトン中で均一に分散させ、その分散液をポリエ
チレンテレフタレート製の剥離フィルム上に乾燥厚で1
7μmとなるように塗布し、80℃で3分間乾燥させる
ことにより異方性導電接着フィルムを作製した。
【0029】(評価)得られた異方性導電接着フィルム
を40℃で2日間保存し、保存後のフィルムについて以
下の試験を行い、評価した。
【0030】(1) ゲル分率 先に説明したゲル分率測定法に従って保存後の異方性導
電接着フィルムのゲル分率を測定した。得られた結果を
表1に示す。
【0031】(2) 溶融粘度 粘度測定機(CFT−500型フローテスター、島津製
作所製)を使用し、80℃及び熱圧着温度(170℃)
における保存後の異方性導電接着フィルムの溶融粘度
(ポイズ)を測定した。得られた結果を表1に示した。
【0032】(3) 気泡の残存 ガラス基板上に形成された0.1μm厚のベタのITO
電極と、TCPの75μm厚のポリイミドキャリア上に
形成された銅端子パターン(パターン幅25μm、パタ
ーンピッチ80μm、パターン厚25μm)との間に、
保存後の異方性導電接着フィルムを挟み込み、170
℃、30kg/cm2、20秒という条件で熱圧着し、
これによりITO電極とTCPの銅端子パターンとを接
続した。この接続部を、ガラス基板側から光学顕微鏡を
用いて観察し、以下の評価基準に従って気泡の残存の程
度を評価した。
【0033】気泡残存評価基準 ランク 状態 ◎: 気泡がない場合 ○: 一つのパターン間隙の面積に対し気泡面積が20
%以上のものがなく、しかも気泡が残存したパターン間
隙が10箇所未満であり、実用上支障がない場合 ×: 一つのパターン間隙の面積に対し気泡面積が20
%以上のものがあるか、又は気泡が残存したパターン間
隙が10箇所以上あり、実用上支障がある場合。
【0034】(4) 導通抵抗 保存後の異方性導電接着フィルムを使用して接続された
TCPの隣接する2端子間とガラス基板のベタのITO
電極との間の導通抵抗(Ω)を計測した。得られた結果
を表1に示す。この場合、導通抵抗が10Ωを超えると
実用上好ましくないものとなる。
【0035】(5) ステージ状態 保存後の異方性導電接着フィルムを所定の大きさ(25
μm厚×3cm×3cm)に切り出し、それをメチルエ
チルケトン処理(25℃のメチルエチルケトン中に5分
間浸漬)したときのフィルムの状態を目視にて観察し、
その結果と前述の項目(3)の導通抵抗の値とを考慮
し、以下の評価基準に従ってステージ状態の評価を行な
った。その結果を表1に示す。
【0036】ステージ評価基準 ステージ 状態 A: メチルエチルケトン処理により異方性導電接着剤
フィルムのフィルム形状が保持されていない場合 B: メチルエチルケトン処理により異方性導電接着剤
フィルムのフィルム形状が保持されているが、TCPの
銅端子パターンとベタのITO電極との間を熱圧着した
ときに十分な導通(導通抵抗10Ω以下)が得られる場
合 C: メチルエチルケトン処理により異方性導電接着剤
フィルムのフィルム形状が保持されており、しかもTC
Pの銅端子パターンとベタのITO電極との間を熱圧着
したときに得られる導通が不十分(導通抵抗10Ωより
大)である場合
【0037】
【表1】 配合量(重量部) 実施例 比較例 成分 1 2 3 4 5 1 2 エポキシ樹脂*1 15 ← ← ← ← ← ← フェノキシ樹脂*2 37.5 ← ← ← ← ← ← カップリング剤*3 3.5 ← ← ← ← ← ← 潜在性硬化剤*4 70 ← ← ← ← ← ←イソシアネート 架橋剤*5 2.0 3.0 4.0 4.5 5.0 1.0 − アミン架橋剤*6 − − − − − − 70 導電粒子*7 5 ← ← ← ← ← ← (評価) ゲル分率(%) 34.0 38.0 42.6 49.0 55.0 25.7 65 溶融粘度 80℃(1×105ホ゜イス゛) 2.3 2.8 3.0 5.0 80 1.2 測定不能 170℃(1×104ホ゜イス゛) 0.80 1.0 6.0 20 160 0.10 測定不能 気泡の程度 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ × ◎ 導通抵抗(Ω) 4.1 4.2 4.5 5.5 10.0 3.9 20.5ステージ状態 B B B B B A C (表注) *1: EP1009(商品名)、油化シェル社製 *2: YP50(商品名)、東都化成社製 *3: A187(商品名)、日本ユニカー社製 *4: HX3941HP(商品名)、旭化成社製 *5: D181N(商品名)、武田薬品工業社製 *6: X−1661(商品名)、大都産業社製 *7: ニポールU(商品名)、日本ゼオン社製
【0038】表1から明らかなように、実施例1〜5の
異方性導電接着フィルムは、潜在性硬化剤とそれと優先
的に3次元架橋反応する架橋剤とを使用してBステージ
化されているので、気泡も初期の導通抵抗も実用上支障
のないレベルであった。
【0039】また、これらの実施例の異方性導電接着フ
ィルムについて、ゲル分率と熱圧着時の溶融粘度との観
点から見ると、前者は34.0〜55.0%の範囲であ
り、後者は8.0×103〜1.6×106ポイズの範囲
であった。
【0040】一方、比較例1の場合には、実施例1〜5
において使用されたものと同じ潜在性硬化剤と架橋剤と
を使用したが、Bステージ化せずAステージにとどまっ
ているので、気泡の残存が顕著となり実用上問題があっ
た。
【0041】また、比較例2の場合には、Cステージ化
しているので、気泡の巻き込みは観察されないが、導通
抵抗が高く実用上問題があった。また、比較例2のゲル
分率は65%であり、溶融粘度については、80℃及び
170℃のいずれの場合も実質的に溶融せず、測定する
ことができなかった。
【0042】
【発明の効果】本発明の異方性導電接着フィルムは、接
続時に気泡の発生がなく且つ高い導通信頼性で接続可能
であり、しかも良好な保存安定性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の異方性導電接着フィルムの使用方法の説
明図である。
【図2】従来の異方性導電接着フィルムの使用時に生じ
る問題の説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 ITO電極 3 TCPのキャリア 4 TCPの端子 5 異方性導電接着フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01B 1/20 H01B 1/20 5/16 5/16 H01R 11/01 H01R 11/01 J (56)参考文献 特開 昭62−141083(JP,A) 特開 平4−88011(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 7/00 - 7/04 C08J 5/18 C09J 9/02 C09J 163/00 C09J 175/00 H01B 1/20 H01B 5/16 H01R 11/01

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともエポキシ系樹脂、導電粒子及
    び潜在性硬化剤とを含有する異方性導電接着フィルムに
    おいて、該異方性導電接着フィルムが、更に、エポキシ
    系樹脂に対するよりも潜在性硬化剤に対して優先的に反
    応する架橋剤を含有しており、且つ該架橋剤と該潜在性
    硬化剤との反応によりBステージ化されていることを特
    徴とする異方性導電接着フィルム。
  2. 【請求項2】 潜在性硬化剤がマイクロカプセル化潜在
    性硬化剤であり、架橋剤が2以上のイソシアネート基を
    有するイソシアネート系架橋剤である請求項1に記載の
    異方性導電接着フィルム。
  3. 【請求項3】 マイクロカプセル化潜在性硬化剤が、マ
    イクロカプセル化イミダゾール系潜在性硬化剤である請
    求項2記載の異方性導電接着フィルム。
  4. 【請求項4】 イソシアネート系架橋剤が、トリメチル
    キシリレンジイソシアネートである請求項2記載の異方
    性導電接着フィルム。
  5. 【請求項5】 熱圧着時の溶融粘度が5.0×103
    イズ以上である請求項1記載の異方性導電接着フィル
    ム。
  6. 【請求項6】 熱圧着時の溶融粘度が1×104〜5.
    0×105ポイズである請求項5記載の異方性導電接着
    フィルム。
  7. 【請求項7】 ゲル分率が30%以上である請求項1記
    載の異方性導電接着フィルム。
  8. 【請求項8】 ゲル分率が35〜60%である請求項7
    記載の異方性導電接着フィルム。
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