JP2899230B2 - 電子写真感光体、この電子写真感光体を用いた電子写真装置及び電子写真装置ユニット - Google Patents
電子写真感光体、この電子写真感光体を用いた電子写真装置及び電子写真装置ユニットInfo
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子写真感光体を備えた電子写真装置及び電子写真装置ユ
ニットに関する。
しては、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機
光導電性物質が使用されてきた。一方、最近では、安
価、生産性及び無公害を利点とする有機系の感光材料を
用いたものが使用され始めている。
インパクト型のプリンターに替わり、電子写真技術を応
用したノンインパクト型のプリンターが広く普及してき
ている。これらは主としてレーザー光を光源とするレー
ザービームプリンターであり、その光源としてはコス
ト、装置の大きさ等の点から半導体レーザーが用いられ
る。現在主として用いられる半導体レーザーはその発振
波長が780±20nmと長波長のため、これらの長波
長の光に十分な感度を有する電子写真感光体の開発が進
められてきた。
電荷発生材料として、従来から無金属フタロシアニンや
銅フタロシアニン、オキシチタニウムフタロシアニン
(以下TiOPcと略す)といったフタロシアニン化合
物が高い感度特性を有することが認められ、実用化に至
っている。特にTiOPcは極めて高い感度特性を有し
ており、また他のフタロシアニン化合物と同様に様々な
結晶形が存在し、この結晶形の差異によって電子写真特
性が異なるため、盛んに研究がなされている。
TiOPcの代表的な結晶形としては特開昭61−23
9248号公報、特開昭62−67094号公報、特開
平3−128973号公報、特開平3−200790号
公報などに記載される結晶形が挙げられる。上記結晶形
は、後述するように、この順にα型、β型、I型、Y型
と称されるものである。
電、露光、現像、転写などの工程、いわゆるカールソン
プロセスに繰り返し適用した場合、表面電位の低下、感
度の変化などが起こり、画像品質の低下という現象が生
じることがあった。
明らかではなく種々の要因が考えられている。
場合、たえずコロナ放電の雰囲気にさらされており、コ
ピー枚数を重ねるに従い、コロナ放電で発生したガスの
影響を受け、感光体の劣化が進行する。
を防止する方法として、電荷輸送層中にトリアルキルフ
ェノール誘導体やジラウリルチオプロピオネートなどの
各種酸化防止剤を添加することが提案されている(特公
昭50−33857号公報、特公昭51−34736号
公報、特開昭56−130759号公報、特開昭57−
122444号公報)。
特開昭62−39863号公報、特開昭63−1835
6号公報、特開昭63−50851号公報、特開昭63
−73254号公報、特開平4−51248号公報で
は、上記酸化防止剤による劣化防止をより効果的に行な
うことが記載されている。
よって感光体の劣化はある程度防止できるが、依然とし
て次に示すような欠点があった。
開昭60−256150号公報に記載されるようにテト
ラヒドロフランなどの溶媒に酸化防止剤とともに溶解・
分散させたのち高温乾燥させて用いると、TiOPcの
結晶性が変化し所定の感度が得られなくなった。
視光が照射されると当然のことながら光の当たった部分
でキャリアが発生する。このキャリアが残ったまま電子
写真プロセスを開始すると、キャリアの存在する部分の
帯電電位はキャリアに中和されてしまい、結果として電
位の絶対値が低下してしまうため画像欠陥が生じること
がある。この現象をフォトメモリ(PM)という。
度及び高耐久は勿論のことPMに対してもより優れた特
性を有する電子写真感光体が検討されている。
した電気特性を有し、またPMに対しても優れた特性を
有する電子写真感光体、この電子写真感光体を用いた電
子写真装置及び電子写真装置ユニットを提供することに
ある。
とも支持体、該支持体上の電荷発生層及び該電荷発生層
上の電荷輸送層を有する電子写真感光体において、該電
荷発生層にオキシチタニウムフタロシアニン、アゾ顔料
及びヒンダードフェノール化合物を含有することを特徴
とする電子写真感光体である。
写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電手
段と、帯電した前記電子写真感光体に対し像露光を行な
い静電潜像を形成する像露光手段と、静電潜像の形成さ
れた前記電子写真感光体をトナーで現像する現像手段と
を有するものである。
上記電子写真感光体と帯電手段、現像手段及びクリーニ
ング手段からなる群からなる群より選ばれる少なくとも
ひとつの手段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱
自在としたものである。
OPcだけでなく、アゾ顔料及びヒンダードフェノール
化合物の両方を加えることにより、繰り返しの使用に対
して電気特性が安定化するようにしたものである。
もたらす理由は定かではないが、以下のように考えられ
る。
が短波長光に励起されると、励起されたeの存在する軌
道のエネルギー準位と元の軌道のエネルギー準位の差が
非常に大きく、励起された電子は再結合しにくいが、一
般的にアゾ顔料とHPの空の軌道のエネルギー準位は前
記オキシチタニウムフタロシアニンの励起前後の軌道の
エネルギー準位の間にはいっていると思われので、これ
らの空軌道を経由することにより、オキシチタニウムフ
タロシアニンの励起された電子がスムースに再結合する
ことが可能となったものと考えられる。
造式を有する。
し、n、m、kおよびpは0〜4の整数である。
いが、α型、β型、I型またはY型が好ましい。特に、
I型結晶が好ましい。
線回折において、少なくともブラッグ角(2θ±0.2
°)の9.0°,14.2°,23.9°及び27.1
°にピークを有する。
ッグ角(2θ±0.2°)7.6°及び28.6°にピ
ークを有する。
ッグ角(2θ±0.2°)9.3°及び26.3°にピ
ークを有する。
ッグ角(2θ±0.2°)9.5°及び27.3°にピ
ークを有する。
α線を用いて次の条件により行なったものである。
D−Aシステム X線管球:Cu 管電圧:50kV 管電流:40mA スキャン方法:2θ/θスキャン スキャン速度:2deg./min サンプリング間隔:0.020deg. スタート角度(2θ):3deg. ストップ角度(2θ):40deg. ダイバージェンススリット:0.5deg. スキャッタリングスリット:0.5deg. レシービングスリット:0.3mm 湾曲モノクロメータ使用 本発明で使用するアゾ顔料は、特に限定されていないが
例えば以下に示す一般式(1)〜(3)のうちから選ぶ
のが好ましい。
一般式(i)〜(iv)のうちから選ぶのが好ましい。
Ar1〜Ar6は、互いに同じでも異なっていてもよい。
ッ素、塩素又は臭素が好ましい。
のアルキル基、置換あるいは無置換のアリール基、水素
原子又はハロゲン原子が好ましい。中でもR1〜R20、
R22及びR23は水素原子、R21はメチル基が好ましい。
(4)で示される化合物が好ましい。
ール化合物は、水酸基に対して少なくともオルト位に置
換基を有するフェノール性の化合物であり、具体的には
以下のものが好ましい。
合物としては、硫黄を含有するものが特に好ましく、中
でも以下に示す構造式(I−25)及び(I−26)が
好ましい。
荷輸送層をこの順番で有するものであるが、電荷発生層
はTiOPcとアゾ顔料と、ヒンダードフェノール化合
物と、結着樹脂とを、溶媒で混合して通常のコーティン
グ法により成膜して形成する。また、電荷輸送層は電荷
輸送物質と、結着樹脂とを溶媒で混合して通常のコーテ
ィング法により成膜して形成する。
リールアミン系化合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベ
ン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合
物、チアゾール系化合物、トリアリルメタン系化合物な
どが挙げられる。
リエステル、アクリル樹脂、ポリビニルカルバゾール、
フェノキシ樹脂、ポリカーボネード、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルベンザール、ポリスチレン、ポリビニ
ルアセテート、ポリスルホン、ポリアリレート、塩化ビ
ニリデン、アクリロニトリル共重合体などが挙げられ
る。
一般的なものが使用でき、例えば浸漬コーティング法、
スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、
ローラーコーティング法、マイヤーバーコーティング
法、ブレードコーティング法などのコーティング法が使
用できる。
各成分の含有率は以下の通りである。
は、電荷発生層全重量に対して20〜80重量%、更に
は30〜70重量%が好ましい。この場合、TiOPc
とアゾ顔料の混合比は、TiOPc/アゾ顔料で表現し
て、20/1〜3/7であることが好ましく、特には1
5/1〜4/6が好ましく、TiOPcとアゾ顔料より
も多くすることが更に好ましい。ヒンダードフェノール
化合物の含有量は、TiOPcとアゾ顔料の合量の1/
100〜1倍、更には5/100〜60/100倍が好
ましい。
量に対して20〜70重量%特に30〜65重量%が好
ましい。
m、更には0.1〜0.5μmが好ましい。
は8〜20μmが好ましい。
なくともオキシチタニウムフタロシアニンとアゾ顔料を
含有しているが、更にその他の有機顔料を1種または2
種以上混合して含有してもよい。
体は、電荷発生層にI型結晶のTiOPc、前述した構
造式(4)のアゾ顔料及び前述した構造式(I−25)
のヒンダードフェノール化合物を含有したものである。
ニウム合金、ステンレスなどの導電性材料を用いて形成
できる。
の支持体表面に導電表面層を形成したものも使用するこ
とができる。導電表面層としては、アルミニウム、アル
ミニウム合金、酸化インジウム一酸化錫合金などの真空
蒸着膜や、バインダーに導電性粒子(例えばカーボンブ
ラック、酸化錫粒子など)を混入して塗工した塗工膜を
用いることができる。導電表面層の厚さは、1〜30μ
mが好ましい。支持体の形状は、例えば円筒状、フィル
ム状が好ましい。
間に、バリヤー機能や接着機能を有する下引層を必要に
応じて設けてもよい。
コール、ニトロセルロース、エチレン−アクリル酸コポ
リマー、ポリアミド、変成ポリアミド、ポリウレタン、
ゼラチン、酸化アルミニウムなどによって形成できる。
下引層の膜厚は5μm以下、更には0.5〜3μmが好
ましい。下引層は107Ω・cm以上であることが望ま
しい。
陥の被覆及び画像入力がレーザー光の場合には散乱によ
る干渉縞防止を目的とした導電層を必要に応じて設ける
ことが好適である。導電層はカーボンブラック、金属粒
子、金属酸化物なとの導電性粉体を決着樹脂中に分散、
塗布することで形成できる。導電層の膜厚は5〜40μ
m、好ましくは10〜30μmである。
てもよい。保護層は、ポリビニルブチラール、ポリエス
テル、ポリカーボネート(ポリカーボネートZ,変性ポ
リカーボネートなど)、ナイロン、ポリイミド、ポリア
リレート、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンコポリ
マー、スチレン−アクリル酸コポリマー、スチレン−ア
クリロニトリルコポリマーなどの樹脂を適当な有機溶剤
によって溶解し、感光層の上に塗布、乾燥して形成でき
る。保護層の膜厚は、0.05〜20μmが好ましい。
また、保護層中に導電性粒子や紫外線吸収剤などを含ま
せてもよい。導電性粒子としては、例えば酸化錫粒子等
の金属酸化物が好ましい。
潤滑剤として無機フィラー、ポリエチレン、ポリフルオ
ロエチレンあるいはシリカなどや、添加剤として分散
剤、シリコーンオイル、レベリング剤、金属石けん、シ
ランカップリング剤などを加えてもよい。
子写真装置について説明する。
体であり軸1aを中心に矢印方向に所定の周速度で回転
駆動する。該感光体1はその回転過程で帯電手段2によ
りその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、
次いで露光部3にて不図示の像露光手段により光像露光
L(スリット露光あるいはレーザービーム走査露光な
ど)を受ける。これにより感光体周面に露光像に対応し
た静電潜像が順次形成されていく。その静電潜像は、次
いで現像手段4でトナー現像され、そのトナー現像像が
コロナ転写手段5により不図示の給紙部から感光体1と
転写手段5との間に感光体1の回転と同期取りされて給
紙された記録材9の面に順次転写されていく。像転写を
受けた記録材9は感光体面から分離されて像定着手段8
へ導入されて像定着を受けて複写物(コピー)として機
外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表面
はクリーニング手段6にて転写残りトナーの除去を受け
て清浄面化され、前露光手段7により除電処理がされて
繰り返して像形成に使用される。感光体1の均一帯電手
段2としてはコロナ帯電装置が一般に広く使用されてい
る。
段として直接帯電部材10を用い、電圧印加された直接
帯電部材10を感光体1に接触させることにより感光体
1の帯電を行なってもよい(この帯電方法を、以下直接
帯電という)。図2及び図3に示す装置では感光体1上
のトナー像も直接転写帯電部材11で記録材9に転写さ
れる。即ち、電圧印加された直接帯電部材23を記録材
9に接触されることにより感光体1上のトナー像を記録
材9に転写させる。直接帯電部材10としては、例えば
導電性ゴムローラーや図4に示すようなブラシ状帯電部
材が好ましく使用できる。
光体1、直接帯電部材10及び現像手段4を容器12に
納めてひとつの電子写真装置ユニットとし、この装置ユ
ニットを装置本件のレールなどの案内手段を用いて着脱
自在に構成している。クリーニング手段6は容器12内
に配置しても配置しなくともよい。
光体1及び直接帯電部材10を第1の容器13に納めて
第1の電子写真装置ユニットとし、少なくとも現像手段
7を第2の容器14に納めて第2の電子写真装置ユニッ
トとし、これら第1の装置ユニットと、第2の装置ユニ
ットとを着脱自在に構成している。クリーニング手段6
は容器13内に配置しても配置しなくともよい。
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光を用いる、あるいは、原稿を読み取り信号化に従
って、この信号によりレーザービームの走査、発光ダイ
オードアレイの駆動、または液晶シャッターアレイの駆
動等を行うことにより行われる。
ムプリンター、電子写真複写機、CRTプリンター、L
EDプリンター、液晶プリンター、レーザー製版などの
電子写真応用分野に広く用いることができる。
繰り返し使用しても劣化せずに安定した電気特性を有
し、またPMに対しても優れた特性を有するものであ
る。
下の実施例中、「部」は重量部を示す。
(アミランCM8000、東レ製)5部をメタノール7
0部とブタノール25部の混合溶液に溶解した溶液を、
直径30mm、長さ254mmのアルミニウムシリンダ
ーの外周にディッピング法で塗布乾燥して膜厚0.65
μm以下の下引層を設けた。
角2θ±0.2°が、9.0°,14.2°,23.9
°、及び27.1°に強いピークを有するTiOPc結
晶10.5部と前記した構造式(4)のアゾキシ顔料
1.5部をポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレ
ックBX−1、積水化学製)10部とシクロヘキサノン
250部に溶解した液に添加し、1mmφのガラスビー
ズを用いたサンドミルで分散し、これに前記した構造式
(I−25)のヒンダードフェノール化合物2部を添
加、溶解した。次いでこの溶液に酢酸エチルを加えて希
釈したものを下引層上に塗布した後、80℃で10分間
乾燥して、膜厚0.25μmの電荷発生層を形成した。
ド樹脂(粘度平均分子量20000)10部と下記構造
式の電荷輸送物質10部を塩化メチレン80部に溶解
し、得られた溶液をディッピング法により先の電荷発生
層上に塗布し、110℃で1時間乾燥することによっ
て、膜厚24μmの電荷輸送層を形成して、本発明の電
子写真感光体を作成した。
たこと以外は実施例1と同様にして本発明の感光体を作
成した。
したこと以外は実施例1と同様にして本発明の感光体を
作成した。
物を前記した構造式(I−26)としたこと以外は実施
例1と同様にして本発明の感光体を作成した。
かったこと以外は実施例1と同様にして感光体を作成し
た。
いで、実施例1と同様のヒンダードフェノール化合物を
電荷輸送層に電荷輸送層の固形分に対して2部添加し、
その他は実施例1と同様にして感光体を作成した。
は実施例1と同様にして感光体を作成した。
ール化合物を用いないでオキシチタニウムフタロシアニ
ンを12部添加したこと以外は実施例1と同様にして感
光体を作成した。
線回折における回折角2θ±0.2°が9.3°,1
0.6°,13.2°,15.1°,20.8°,2
3.3°,26.3°及び27.1°に強いピークを有
するオキシチタニウムフタロシアニン結晶を用い、アゾ
キシ顔料に代えて下記構造のアゾ顔料を用い、その他は
実施例1と同様にして本発明の感光体を作成した。
線回折における回折角2θ±0.2°が、9.5°,
9.7°,11.7°,15.0°,23.5°,2
4.1°及び27.3°に強いピークを有するオキシチ
タニウムフタロシアニン結晶を用い、アゾキシ顔料に代
えて下記構造のアゾ顔料を用い、その他は実施例1と同
様にして本発明の感光体を作成した。
施例1と同様に下引層及び感光層を形成した。更に、感
光層上に厚さ6μmの保護層を形成して本発明の電子写
真感光体を作成した。
ポリカーボネード樹脂(粘度平均分子量80000)3
0部と、実施例1で用いた電荷輸送物質30部と、モノ
クロルベンゼン500部とからな溶液に、ポリテトラフ
ルオロエチレン粒子(ルブロンL−5、ダイキン社製)
30部及びクシ型フッソ系グラフトポリマー(アロンG
F−300、東亜合成化学社製)1,2部を加えてボー
ルミルで分散して作成した。この塗工液をスプレー塗布
で感光層上に塗布して保護層とした。
を、キヤノン社製LBP−LXにそれぞれ搭載し、いず
れの感光体についても10℃、20%RHの環境下で連
続して1000枚の記録紙に記録を行ない、記録後に明
部の電位が初期からどの程度変化したかを測定した(L
/L電位変化の測定)。測定結果を表1に示した。
体の暗部の帯電電位Vdが−600V、レーザー光を照
射した明部の電位Vlが−170Vとなるように設定し
た。
例の感光体に対して通常の白色蛍光灯を用いて1500
Luxの光量で5分間照射し、その1分後に、23℃、
50%RHの環境下で各感光体をキヤノン社製LBP−
LXで帯電及び露光を行ない、明部の電位が設定値から
どの程度ずれるかを測定した(P.M.ΔVlの測
定)。測定結果を表1に示した。
較例の感光体をキヤノン社製LBP−LXに搭載し、2
3℃、50%RHの環境下でA4の記録紙に記録を行な
い画像の評価をした。画像評価は、まず記録紙の縦方向
及び横方向の全域に1cm間隔で平行線を形成する記録
を、2000枚の記録紙に連続して行ない、その直後に
ハーフトーン(グレイ)画像を形成した(画像Aの形
成)。
ずに放置した後、再びハーフトーン画像を形成した(画
像Bの形成)。
現れなかったものを評価1、画像Aにはわずかに平行線
が現れるが、画像Bには平行線が現れなかったものを評
価2、画像Aにも画像Bにも平行線が現れるものを評価
3とした。各感光体に対する評価結果を表1に示した。
使用しても安定した電気特性を有し、またPMに対して
も優れた特性を有する電子写真感光体、この電子写真感
光体を用いた電子写真装置及び電子写真装置ユニットを
提供することができる。
る。
る。
す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも支持体、該支持体上の電荷発
生層及び該電荷発生層上の電荷輸送層を有する電子写真
感光体において、該電荷発生層にオキシチタニウムフタ
ロシアニン、アゾ顔料及びヒンダードフェノール化合物
を含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 前記オキシチタニウムフタロシアニン
が、CuKα特性X線回折において、少なくともブラッ
グ角(2θ±0.2°)の9.0°、14.2°、2
3.9°及び27.1°にピークを有するものである請
求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 前記アゾ顔料が、下記一般式(1)−
(3)のうちから選ばれたもので示される請求項1また
は2記載の電子写真感光体。 【外1】 (式中、Ar1−Ar6はカプラー残基を示す。R1−R
23は、アルキル基、アリール基、水素原子又はハロゲン
原子を示す。) - 【請求項4】 前記アゾ顔料が、下記式(4)で示され
る請求項3記載の電子写真感光体。 【外2】 - 【請求項5】 前記ヒンダードフェノール化合物が、硫
黄を含有するものである請求項1乃至4記載の電子写真
感光体。 - 【請求項6】 前記ヒンダードフェノール化合物が下記
式(I−25)で示される請求項5記載の電子写真感光
体。 【外3】 - 【請求項7】 請求項1記載の電子写真感光体と、前記
電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記
電子写真感光体に対し像露光を行ない静電潜像を形成す
る像露光手段と、静電潜像の形成された前記電子写真感
光体をトナーで現像する現像手段とを有することを特徴
とする電子写真装置。 - 【請求項8】 請求項1記載の電子写真感光体、及び帯
電手段、現像手段及びクリーニング手段からなる群より
選ばれる少なくともひとつの手段を一体に支持し、電子
写真装置本体に着脱自在であることを特徴とする電子写
真装置ユニット。
Priority Applications (1)
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JP14464395A JP2899230B2 (ja) | 1994-06-10 | 1995-06-12 | 電子写真感光体、この電子写真感光体を用いた電子写真装置及び電子写真装置ユニット |
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JP6-128774 | 1994-06-10 | ||
JP14464395A JP2899230B2 (ja) | 1994-06-10 | 1995-06-12 | 電子写真感光体、この電子写真感光体を用いた電子写真装置及び電子写真装置ユニット |
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1995
- 1995-06-12 JP JP14464395A patent/JP2899230B2/ja not_active Expired - Fee Related
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