JP2898863B2 - インパクトプリンタ - Google Patents

インパクトプリンタ

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JP2898863B2
JP2898863B2 JP25793093A JP25793093A JP2898863B2 JP 2898863 B2 JP2898863 B2 JP 2898863B2 JP 25793093 A JP25793093 A JP 25793093A JP 25793093 A JP25793093 A JP 25793093A JP 2898863 B2 JP2898863 B2 JP 2898863B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドット印字ヘッ
ド(以下「印字ヘッド」という。)の内部に印字ワイヤ
の動作を監視する静電容量センサを有し、該静電容量セ
ンサのセンサ出力によって印字媒体と印字ワイヤの間の
ギャップを検出するとともに、印字媒体の種類を識別す
ることができるインパクトプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、印字ヘッドを有するインパクトプ
リンタにおいては、印字ヘッドの内部に印字ワイヤの動
作を監視する静電容量センサを有し、該静電容量センサ
のセンサ出力によってコアに巻かれたコイルの駆動時間
を制御し、印字品位を向上させたり、印字媒体と印字ワ
イヤの間のギャップを検出して最適ギャップが得られる
ように調整したり、印字媒体が例えば単紙であるか4枚
複写紙であるかを識別し、最適状態で印字ワイヤを駆動
することができるようにしている。
【0003】図4は従来のばねチャージ型の印字ヘッド
の断面図、図5はギャップの説明図である。図におい
て、ベース1の周縁に永久磁石2、台板3及びスペーサ
4が順次積み重ねられ、スペーサ4とガイドフレーム5
の間にクランプ6を介して板ばね7及びヨーク8が片持
梁(ばり)状に挟持される。
【0004】また、前記ベース1にコア9が配設され、
該コア9の外周にコイル10が巻装され、これらコア9
及びコイル10によって電磁石11が形成される。カバ
ー12はコイル10を通電する通電基板13を保護す
る。前記板ばね7の可撓(かとう)部にはヨーク8と隣
接して電磁石11のコア9と対向するアーマチュア14
が取り付けられ、揺動自在に支持される。このアーマチ
ュア14の先端には印字ワイヤ15が固着される。該印
字ワイヤ15は、ガイドフレーム5に固着されたワイヤ
ガイド16によって、インクリボン22を介してプラテ
ン21側に案内されるとともに、図5に示すような標準
ギャップgAをプラテン21と印字ワイヤ15の間に形
成する。
【0005】また、前記ガイドフレーム5とヨーク8の
間には検出基板17が配設され、該検出基板17に固定
極18が配設される。該固定極18はアーマチュア14
との間に狭い空間を形成して対向することによって静電
容量センサ20を形成し、両者間に静電容量を有する。
静電容量の値は固定極18とアーマチュア14の間の隙
間(すきま)に応じて決まり、印字動作によってアーマ
チュア14が変位するのに伴い変化する。したがって、
前記静電容量の値の変化を検出基板17に配設された検
出制御素子19によって観測し、アーマチュア14に固
着された印字ワイヤ15の動作を監視することができ
る。
【0006】次に、前記構成の印字ヘッドの動作につい
て説明する。非印字時には、永久磁石2が形成した環状
の磁束回路によってアーマチュア14がコア9に吸引さ
れ、板ばね7は偏倚(へんき)状態になる。また、印字
時には、電磁石11を励磁して永久磁石2の磁束を打ち
消すことによって、偏倚状態の板ばね7を復帰させ、ア
ーマチュア14をコア9から解放し、アーマチュア14
に固着された印字ワイヤ15を駆動して、インクリボン
22と図示しない印字媒体をプラテン21に押し付け、
印字を行う。
【0007】ところで、印字状態において印字媒体が単
紙の場合と4枚複写紙の場合とでは、インクリボン22
と印字ワイヤ15の間のギャップgが異なる。図6はイ
ンクリボンと印字ワイヤの間のギャップの比較図であ
る。図の(a)は印字媒体が単紙の場合を、(b)は印
字媒体が4枚複写紙の場合を示している。
【0008】図において、g1 は図示しない印字媒体が
単紙の場合のインクリボン22と印字ワイヤ15の間の
ギャップ、g2 は印字媒体が4枚複写紙の場合のインク
リボン22と印字ワイヤ15の間のギャップであり、 g1 >g2 となる。
【0009】したがって、印字媒体が単紙の場合と4枚
複写紙の場合とでは印字ワイヤ15の動作が異なる。図
7は印字ワイヤの動作の比較図である。図において、実
線aは図示しない印字媒体が単紙の場合の静電容量セン
サ20(図4)のセンサ出力であり、一点鎖線bは印字
媒体が4枚複写紙の場合の静電容量センサ20のセンサ
出力である。
【0010】したがって、印字ワイヤ15が印字媒体に
衝突するまでの時間(以下「衝突時間」という。)T
は、印字媒体が単紙の場合にTA となり、4枚複写紙の
場合にTB となる。しかも、前記衝突時間TA ,T
B は、 TA >TB の関係を有する。そこで、この衝突時間TA ,TB の違
いから印字媒体の厚さを検出するとともに、印字媒体の
種類を識別して、前記標準ギャップgA に基づいて各印
字媒体に対応する最適ギャップgF が得られるように調
整するとともに、アーマチュア14の最適制御を行うよ
うにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインパクトプリンタにおいては、印字を繰り返す間
に最適ギャップgF を維持することができなくなってし
まう。図8はコアによるアーマチュアの吸引状態を示す
図である。図の(a)はインパクトプリンタの組立調整
時の状態を、(b)は印字保証の寿命に至った時の状態
を示す。
【0012】図に示すように、印字を繰り返してドット
印字回数が増加するのに伴い、コア9上のアーマチュア
14の吸引点が摩耗するとともに、印字ワイヤ15の吸
引ストロークがKだけ増加し、インパクトプリンタの組
立調整時におけるギャップgが最適ギャップgF に調整
されていたのに対し、印字保証の寿命に至った時のギャ
ップgは(gF +K)に変化してしまう。
【0013】また、印字ワイヤ15の先端の摩耗、外部
からインパクトプリンタに加わる衝撃、図示しないキャ
リッジの摩耗等によってもギャップgは変化してしま
う。したがって、静電容量センサ20(図4)のセンサ
出力によって求めた印字ワイヤ15の衝突時間Tが変化
し、ギャップgを検出する精度や印字媒体の種類を識別
する精度が低下してしまう。
【0014】本発明は、前記従来のインパクトプリンタ
の問題点を解決して、ギャップを検出する精度、印字媒
体の種類を識別する精度等が低下することがなく、印字
品位を向上させることができるインパクトプリンタを提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のイ
ンパクトプリンタにおいては、印字ワイヤが固着された
アーマチュアを揺動させ、該アーマチュア及びアーマチ
ュアと対向する固定極から成る静電容量センサのセンサ
出力に基づいてアーマチュアの変位を監視する印字ヘッ
ドを備える。
【0016】そして、印字媒体の有無を検出するペーパ
エンドセンサと、ギャップ調整を行うためのギャップモ
ータと、リセット時において、ペーパエンドセンサの検
出信号に基づいてアーマチュアを揺動させ、印字ワイヤ
の先端をプラテンに衝突させ、前記静電容量センサのセ
ンサ出力から求めた衝突時間とあらかじめ設定された衝
突時間とを比較してギャップモータを駆動し、ギャップ
調整を行うギャップ調整手段とを有する。
【0017】本発明の他のインパクトプリンタにおいて
は、さらに、印字ドット回数を計数して、あらかじめ設
定された印字頻度ごとに前記ギャップ調整を行うための
割込信号を前記ギャップ調整手段に対して出力するカウ
ンタを有する。本発明の更に他のインパクトプリンタに
おいては、さらに、前記ギャップ調整はインパクトプリ
ンタの印字領域外で行われる。本発明の更に他のインパ
クトプリンタにおいては、さらに、前記ギャップ調整は
前記プラテンを回転させながら行われる。
【0018】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、アラーム表示を行うアラーム表示手段
と、「自動モード」及び「非自動モード」のいずれかを
選択するギャップ調整モード選択手段と、あらかじめ設
定されたギャップに対応する衝突時間を記憶する記憶手
段と、「自動モード」が選択された場合、前記ギャップ
調整を行い、「非自動モード」が選択された場合、ギャ
ップがあらかじめ設定された値になるとアラーム表示を
行う手段とを有する。
【0019】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、印字ワイヤが固着されたアーマチュアを揺動さ
せ、該アーマチュア及びアーマチュアと対向する固定極
から成る静電容量センサのセンサ出力に基づいてアーマ
チュアの変位を監視する印字ヘッドを備える。そして、
あらかじめ設定されたレンジにおけるギャップですべて
の印字ワイヤの先端をプラテンに衝突させ、アーマチュ
アの速度波形を求める手段と、前記アーマチュアの速度
波形から印字ワイヤの動作時間を検出する手段と、検出
された動作時間を標準情報値として記憶するメモリと、
該メモリから標準情報値を読み出し、新たに検出された
動作時間を新規情報値として更新する手段とを有する。
【0020】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記標準情報値は、印字ワイヤの解放
時間、衝突時間及び戻り時間である。本発明の更に他の
インパクトプリンタにおいては、印字ワイヤを備えたア
ーマチュアを揺動させて印字を行う印字ヘッドと、前記
印字ワイヤとプラテンとの間の印字媒体の有無を検出す
るペーパエンドセンサと、動作時間管理手段とを有す
る。そして、該動作時間管理手段は、設定されたギャッ
プ及び印字条件で前記印字を行ったときの印字ワイヤの
動作時間を検出する手段、並びに検出された動作時間を
記憶する不揮発性メモリを備える。
【0021】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記動作時間管理手段は、前記ペーパ
エンドセンサによって印字媒体が無いことが検出された
ときに、自動的に前記動作時間を検出する。本発明の更
に他のインパクトプリンタにおいては、さらに、前記動
作時間は、印字ワイヤの解放時間、衝突時間及び戻り時
間の少なくとも一つ、並びに解放時間、衝突時間及び戻
り時間の少なくとも一つに基づいて演算された時間であ
る。
【0022】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記動作時間管理手段は、動作時間の
更新の頻度が設定された頻度以下である場合にだけ動作
時間を更新する。本発明の更に他のインパクトプリンタ
においては、さらに、前記動作時間管理手段は、検出さ
れた動作時間と基準値とを比較し、ギャップの変化が一
定値以上である場合にギャップを再び設定する。本発明
の更に他のインパクトプリンタにおいては、さらに、前
記動作時間管理手段は、検出された動作時間と基準値と
を比較し、ギャップの変化が一定値以上である場合にア
ラーム表示を行う。
【0023】
【作用】本発明によれば、前記のようにインパクトプリ
ンタにおいては、印字ワイヤが固着されたアーマチュア
を揺動させ、該アーマチュア及びアーマチュアと対向す
る固定極から成る静電容量センサのセンサ出力に基づい
てアーマチュアの変位を監視する印字ヘッドを備える。
【0024】そして、印字媒体の有無を検出するペーパ
エンドセンサと、ギャップ調整を行うためのギャップモ
ータと、リセット時において、ペーパエンドセンサの検
出信号に基づいてアーマチュアを揺動させ、印字ワイヤ
の先端をプラテンに衝突させ、前記静電容量センサのセ
ンサ出力から求めた衝突時間とあらかじめ設定された衝
突時間とを比較してギャップモータを駆動し、ギャップ
調整を行うギャップ調整手段とを有する。
【0025】この場合、該ギャップ調整手段は、リセッ
ト時にペーパエンドセンサの検出信号に基づいてアーマ
チュアを揺動させて印字ワイヤの先端をプラテンに衝突
させ、アーマチュア及び固定極から成る静電容量センサ
のセンサ出力から求めた衝突時間とあらかじめ設定され
た衝突時間とを比較してギャップモータを駆動し、ギャ
ップ調整を行う。
【0026】本発明の他のインパクトプリンタにおいて
は、さらに、前記ギャップ調整はインパクトプリンタの
印字領域外で行われる。この場合、印字ヘッドの位置に
関係なくギャップ調整を行うことができるので、プラテ
ンをインクで汚すことがなくなる。本発明の更に他のイ
ンパクトプリンタにおいては、さらに、前記ギャップ調
整は前記プラテンを回転させながら行われる。この場
合、プラテンの偏心の情報が加えられることになるの
で、ギャップ調整の精度を高くすることができる。
【0027】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、印字ワイヤが固着されたアーマチュアを揺動さ
せ、該アーマチュア及びアーマチュアと対向する固定極
から成る静電容量センサのセンサ出力に基づいてアーマ
チュアの変位を監視する印字ヘッドを備える。
【0028】そして、あらかじめ設定されたレンジにお
けるギャップですべての印字ワイヤの先端をプラテンに
衝突させ、アーマチュアの速度波形を求める手段と、前
記アーマチュアの速度波形から印字ワイヤの動作時間を
検出する手段と、検出された動作時間を標準情報値とし
て記憶するメモリと、該メモリから標準情報値を読み出
し、新たに検出された動作時間を新規情報値として更新
する手段とを有する。
【0029】この場合、印字ドット回数の増加に伴って
ギャップが変化しても、ギャップを検出する精度、印字
媒体の種類を識別する精度等が低下することがない。
【0030】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、印字ワイヤを備えたアーマチュアを揺動させて
印字を行う印字ヘッドと、前記印字ワイヤとプラテンと
の間の印字媒体の有無を検出するペーパエンドセンサ
と、動作時間管理手段とを有する。そして、該動作時間
管理手段は、設定されたギャップ及び印字条件で前記印
字を行ったときの印字ワイヤの動作時間を検出する手
段、並びに検出された動作時間を記憶する不揮発性メモ
リを備える。
【0031】この場合、電源投入時に印字ワイヤとプラ
テンとの間に印字媒体が無いと、設定されたギャップ及
び印字条件で印字が行われ、印字ワイヤの動作時間が検
出され、検出された動作時間が不揮発性メモリに記憶さ
れる。本発明の更に他のインパクトプリンタにおいて
は、さらに、前記動作時間管理手段は、前記ペーパエン
ドセンサによって印字媒体が無いことが検出されたとき
に、自動的に前記動作時間を検出する。この場合、常に
動作時間が更新される。
【0032】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記動作時間は、印字ワイヤの解放時
間、衝突時間及び戻り時間の少なくとも一つ、並びに解
放時間、衝突時間及び戻り時間の少なくとも一つに基づ
いて演算された時間である。この場合、印字ワイヤの解
放時間、衝突時間及び戻り時間は、ギャップ、印字ヘッ
ドの特性等が経時的に変化するのに伴って変化する。本
発明の更に他のインパクトプリンタにおいては、さら
に、前記動作時間管理手段は、動作時間の更新の頻度が
設定された頻度以下である場合にだけ動作時間を更新す
る。この場合、動作時間の更新の頻度が設定された頻度
より高い場合は動作時間は更新されない。
【0033】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記動作時間管理手段は、検出された
動作時間と基準値とを比較し、ギャップの変化が一定値
以上である場合にギャップを再び設定する。この場合、
再び設定されたギャップによって再び動作時間が検出さ
れる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示すインパクトプリンタのギャップ制御装置のブロック
図である。図において、ギャップ調整手段30は中央処
理装置(以下「CPU」という。)31、メモリ32及
び入出力ポート(以下「I/Oポート」という。)33
から成り、該ギャップ調整手段30にペーパエンドセン
サ34、静電容量センサ20、ホームセンサ36、ギャ
ップモータ37及び印字ヘッド38が接続される。
【0035】前記ペーパエンドセンサ34は印字媒体の
有無によって検出信号を出力するセンサであり、例えば
印字媒体がプラテン21(図5参照)と印字ヘッド38
の間に無い場合にペーパエンド信号を出力する。また、
前記ホームセンサ36は印字ヘッド38のホームポジシ
ョンに配設され、印字ヘッド38のホームポジション位
置を検出する。ギャップモータ37はギャップ調整を行
うためのモータである。静電容量センサ20及び印字ヘ
ッド38は図4において説明したものと同じである。
【0036】前記メモリ32には、制御プログラム、イ
ンパクトプリンタの組立調整時に調整した衝突時間
0 、また、その時のギャップgに対応したモータ回転
位置を設定するためのギャップポジションが記憶してあ
る。そして、CPU31のリセット端子31aは、リセ
ットスイッチ39(例えば電源スイッチ)を介して接地
される。
【0037】次に、本発明の第1の実施例におけるギャ
ップ調整手段の動作について図3に基づいて説明する。
図3は本発明の第1の実施例におけるギャップ調整手段
の動作を示すフローチャートである。 ステップS1 まず、リセットスイッチ39(図1)を
押下すると、CPU31のリセット端子31aはローレ
ベルになり、図示しないプログラムカウンタをリセット
する。CPU31は実行を開始し、メモリ32の0番地
から初期化動作に入る。初期化動作において、プラテン
21(図5参照)と印字ヘッド38の間に図示しない印
字媒体が有るかどうかをペーパエンドセンサ34の検出
信号によって判断する。印字媒体が有る場合はギャップ
調整を終了し、無い場合はステップS2に進む。 ステップS2 CPU31は印字ヘッド38が搭載され
た図示しないキャリッジがホームポジション位置にある
かどうかをホームセンサ36の検出信号によって判断す
る。前記キャリッジがホームポジション位置にある場合
はギャップ調整を終了し、ホームポジション位置にない
場合はステップS3に進む。 ステップS3 CPU31は図示しないスペーシングモ
ータを駆動し、キャリッジをホームポジション位置に移
動させる。 ステップS4 CPU31は印字ヘッド38内の電磁石
11(図4参照)を励磁し、永久磁石2の磁束を打ち消
してアーマチュア14をコア9から解放する。 ステップS5 CPU31は、静電容量センサ20によ
ってアーマチュア14の速度変化を求め、印字ワイヤ1
5がプラテン21に衝突するまでの衝突時間Tを求め
る。 ステップS6 CPU31は、インパクトプリンタの組
立調整時の衝突時間T0をメモリ32から読み出し、衝
突時間Tと比較する。両者が等しくなければステップS
7に、等しい場合はステップS9に進む。 ステップS7 CPU31はギャップモータ37を駆動
してギャップ調整を行う。 ステップS8 CPU31はキャリッジがホームポジシ
ョン位置にあるかどうかをホームセンサ36の検出信号
によって判断する。キャリッジがホームポジション位置
にある場合はギャップ調整を終了し、ホームポジション
位置にない場合はステップS3に戻る。 ステップS9 CPU31はその時のギャップポジショ
ンをメモリ32に記憶する。 ステップS10 CPU31はホームセンサ36におい
てキャリッジがホームポジション位置に移動するのを待
機し、移動した時にギャップ調整を終了する。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図2は本発明の第2の実施例を示すインパクトプ
リンタのギャップ制御装置のブロック図である。図にお
いて、ギャップ調整手段40はCPU31、メモリ32
及びI/Oポート33から成り、該ギャップ調整手段4
0にペーパエンドセンサ34、静電容量センサ20、ホ
ームセンサ36、ギャップモータ37、印字ヘッド38
及びカウンタ41が接続される。
【0039】この場合、印字ドット回数を計数するカウ
ンタ41が配設され、カウンタ41のカウントアップに
よって発生する割込信号に基づいてギャップ調整を行う
ようにしている。すなわち、カウンタ41は印字ドット
回数を計数し、あらかじめ設定された印字頻度ごとにギ
ャップ調整手段40に対して割込信号を出力する。CP
U31はその割込信号に基づいて第1の実施例に示した
ギャップ調整を行う。
【0040】なお、第1、第2の実施例において、ギャ
ップ調整を印字領域外で行うようにしてもよい。特に、
図示しない印字媒体が連続紙である場合は必ず印字領域
外で行うようにする。この場合、印字ヘッド38を印字
領域外に移動させ、その時に電磁石11(図4参照)を
励磁することによって第1、第2の実施例のギャップ調
整を行う。これによって、印字ヘッド38の位置に関係
なく再びギャップ調整を行うことができ、かつ、プラテ
ン21(図5参照)がインクで汚れることもない。
【0041】また、プラテン21を回転させながら衝突
時間Tを求め、プラテン21の偏心の情報を加えてギャ
ップ調整の精度を向上させることもできる。さらに、あ
らかじめ設定されたギャップgに対応する衝突時間Tを
メモリ32に記憶しておくとともに、図示しないギャッ
プ調整モード選択手段及び図示しないアラーム表示手段
を配設することができる。この場合、ギャップ調整モー
ド選択手段によって「自動モード」を選択すると、CP
U31のリセット時、又はあらかじめ設定された印字頻
度ごとに自動的にギャップ調整を行うことができる。ま
た、「非自動モード」を選択すると、自動的なギャップ
調整は行われず、ギャップgがあらじめ設定された値に
なると、アラーム表示を行ってユーザに伝え、ユーザが
望めばマニュアル、プリンタのメニュー又はホストコン
ピュータ側からの指示によってギャップ調整を行うこと
ができる。
【0042】ところで、前記第1、第2の実施例におい
ては、印字ワイヤ15がプラテン21に衝突するまでの
衝突時間Tを求め、それをインパクトプリンタの組立調
整時の衝突時間T0 と比較するようにしているが、静電
容量センサ20によって検出されたセンサ出力をスライ
スすることによって各種の時間情報を求め、それを適宜
更新してギャップ調整を行うこともできる。
【0043】図9は静電容量センサのセンサ出力によっ
て得られる時間情報の概念図である。図に示すように、
静電容量センサ20(図1)のセンサ出力をハイ側のス
ライスレベルS1 及びロー側のスライスレベルS2 でス
ライスすることによって、アーマチュア14(図4参
照)がコア9を離れるまでの解放時間T1 、印字ワイヤ
15が図示しない印字媒体に衝突するまでの衝突時間T
2 、及び衝突後アーマチュア14が再びコア9に吸引さ
れるまでの戻り時間T3 を得ることができる。なお、前
記衝突時間T2 はアーマチュア14がコア9を離れてか
ら印字媒体に衝突するまでの時間であり、厳密には第
1、第2の実施例における前記衝突時間Tとは異なる。
その意味において衝突時間T2 を飛行時間ということも
できる。
【0044】そして、各印字ワイヤ15について解放時
間T1 、衝突時間T2 及び戻り時間T3 が検出され、メ
モリ32に記憶される。また、該解放時間T1 、衝突時
間T 2 及び戻り時間T3 に基づいてギャップ調整を行っ
たり電磁石11の駆動時間を制御したりすることができ
る。なお、スライスレベルS1 ,S2 は解放時間T1
衝突時間T2 及び戻り時間T3 を検出する際のノイズを
なくすために使用される。
【0045】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図10は本発明の第3の実施例を示すインパクト
プリンタのギャップ制御装置のブロック図である。図に
おいて、10はコイル、19は検出制御素子、20は静
電容量センサ、34は図示しない印字媒体の有無を検出
するペーパエンドセンサ、37はギャップモータ、38
は印字ヘッド、38aはヘッドドライバ、50はギャッ
プ調整手段、51は印字データをインパクトプリンタに
入力するためのインタフェース、55は操作スイッチで
ある。
【0046】前記ギャップ調整手段50は、入出力用の
インタフェース33a,33b、前記静電容量センサ2
0のセンサ出力をスライスすることによって解放時間T
1 、衝突時間T2 及び戻り時間T3 求める処理やギャッ
プgを求める処理などの各種処理を行うCPU31、印
字データや各印字ワイヤ15(図4参照)ごとの解放時
間T1 、衝突時間T2 及び戻り時間T3 の平均値などを
記憶するバックアップメモリとしてのRAM32a、そ
して、制御プログラムや印字フォントを記憶するROM
32bを有する。
【0047】前記構成のインパクトプリンタにおいて、
印字ヘッド38をあらかじめ設定された条件(例えば設
定されたレンジにおけるギャップg、印字媒体の有無
等)において、時間検出用の印字パターンについて印字
し、各印字ワイヤ15ごとに解放時間T1 、衝突時間T
2 及び戻り時間T3 を検出する。検出された解放時間T
1 、衝突時間T2 及び戻り時間T3 の各値は、印字ヘッ
ド38の特性、プラテン21(図5参照)の偏心の量、
ギャップ調整のばらつき等によって異なるため、それら
をインパクトプリンタの個々の標準情報値としてRAM
32aに記憶する。すなわち、製造上発生したインパク
トプリンタのばらつきに対応する標準情報値がRAM3
2aに記憶される。
【0048】この記憶された標準情報値は更新すること
が可能であって、ギャップgが変化するのに伴って更新
され、新規情報値とされる。そして、更新するごとに、
印字ヘッド38の温度及び駆動電圧が検出され、新規情
報値は常温でかつ基準電圧である時の値に補正される。
前記更新は、例えば、インクリボン22をセットした時
や、印字媒体が挿入されていない状態で電源をオンにし
た時に行われる。また、図示しないホストコンピュータ
側から特定のファンクションコマンドを受信した時に更
新することもできる。そして、標準情報値及び新規情報
値は、図示しないフロントパネルの所定のキーを押下す
ることによってインパクトプリンタ側において出力する
ことができる。したがって、工場出荷時において標準情
報値を保存したり、保守・サービス部門において新規情
報値を管理してインパクトプリンタの状況をチェックし
たり、印字ヘッド38の交換時期の確認を行ったりする
ことが可能である。
【0049】例えば、前記新規情報値にそれぞれ一定の
範囲を設定することによって、ワイヤ折れ、ばね折れ等
のエラーピンの検出やギャップgの異常の検出が可能と
なる。そして、図示しない操作パネルなどでアラーム表
示を行うことによって、印字ヘッド38の交換やギャッ
プgのチェックを指示することができる。ところで、連
続紙を使用してリヤフィードやボトムフィードを行う場
合は更新の頻度が低くなり、単紙を使用してトップフィ
ードを行う場合は更新の頻度が高くなる。そこで、イン
パクトプリンタの内部に図示しないカウンタなどを配設
し、印字媒体の搬送ルートごとに更新の頻度を調整する
ことも可能である。
【0050】なお、通常の印字ヘッド38においては、
コア9とアーマチュア14の間の接触による摩耗を抑制
するためにコア9の表面にオイルを塗布してある。該オ
イルが劣化して粘度が高くなると、インパクトプリンタ
を長期間使用しない場合にアーマチュア14がコア9に
貼(は)り付き、使用を再び開始した時に標準情報値及
び新規情報値を誤って検出するだけでなく、更新時に新
規情報値を誤って記憶したり、印字前の試し印字時に誤
動作が発生したりする。そこで、標準情報値を更新する
直前又は試し印字の直前に、各印字ワイヤ15のコイル
10に貼付き防止のための微弱電流を流し、空打ちさせ
るとよい。
【0051】次に、各印字ワイヤ15について解放時間
1 、衝突時間T2 及び戻り時間T 3 を検出し、それを
更新する際の動作について説明する。図11は本発明の
第3の実施例におけるギャップ調整手段の動作を示すフ
ローチャートである。 ステップS11 インクリボン22(図5参照)があら
かじめ所定の位置にセットされているかどうかを判断す
る。 ステップS12 インパクトプリンタの電源をオンにす
る。 ステップS13 ペーパエンドセンサ34(図10)に
よってプラテン21と印字ヘッド38の間に図示しない
印字媒体が有るかどうかを判断し、有る場合はステップ
S14に、無い場合はステップS15に進む。 ステップS14 ホストコンピュータから印字データが
受信されるのを待機する。 ステップS15 自動モードを開始する。 ステップS16 ギャップモータ37を駆動して印字ヘ
ッド38を所定のギャップgにセットした後に各印字ワ
イヤ15を順次駆動してプラテン21に直接衝突させ
る。 ステップS17 解放時間T1 、衝突時間T2 及び戻り
時間T3 を検出し、各印字ワイヤ15ごとにRAM32
aに標準情報値として記憶する。同時に古いデータを消
去する。 ステップS18 印字データが受信されたかどうかを判
断し、受信された場合はステップS19に進み、受信さ
れない場合はステップS14に戻る。 ステップS19 試し印字を行い、この時の解放時間T
1 、衝突時間T2 及び戻り時間T3 を検出する。 ステップS20 RAM32aに記憶された標準情報値
を読み出し、検出された解放時間T1 、衝突時間T2
び戻り時間T3 と比較して計算を行い新規情報値とし、
印字媒体に対応する最適ギャップgF を求める。 ステップS21 RAM32aに更新した新規情報値を
記憶する。 ステップS22 ギャップ自動調整を行う。 ステップS23 印字を開始する。
【0052】ところで、前記第3の実施例においては、
図9に示すように、静電容量センサ20(図10)のセ
ンサ出力をハイ側のスライスレベルS1 及びロー側のス
ライスレベルS2 でスライスすることによって、アーマ
チュア14(図4参照)がコア9を離れるまでの解放時
間T1 、印字ワイヤ15が印字媒体に衝突するまでの衝
突時間T2 、及び衝突後アーマチュア14が再びコア9
に吸引されるまでの戻り時間T3 を得るようにしてい
る。
【0053】ここで、印字時のアーマチュア14の動作
について説明する。図12は静電容量センサのセンサ出
力の波形図である。図において、実線n,a,bはプラ
テン21(図5参照)と印字ヘッド38(図10)の間
に図示しない印字媒体が無い場合、単紙の場合及び4枚
複写紙の場合の静電容量センサ20のセンサ出力の波形
である。そして、センサ出力をスライスレベルS1 ,S
2 でスライスすると、図9において説明したように、解
放時間T1 、衝突時間T2 及び戻り時間T3 を得ること
ができる。
【0054】ここで、前記解放時間T1 と衝突時間T2
を加えた時間を印字時間TP とすると、プラテン21と
印字ヘッド38の間に印字媒体が無い場合、単紙が挿入
されている場合及び4枚複写紙が挿入されている場合の
印字時間TP はそれぞれTPn,TPa,TPbであり、戻り
時間T3 はそれぞれT3n,T3a,T3bである。そして、
一般的に印字ワイヤ15のストロークに対応して、 TPb<TPa<TPn の関係を有し、また、 T3b<T3a<T3n の関係を有する。
【0055】そこで、第4の実施例においては、前記印
字時間TP 及び戻り時間T3 を動作時間として検出する
ようにしている。そして、プラテン21と印字ヘッド3
8の間に印字媒体が無い場合の印字時間TPn及び戻り時
間T3nを基準値としてあらかじめ図示しない不揮発性メ
モリに記憶しておき、プラテン21と印字ヘッド38の
間に単紙や4枚複写紙などの印字媒体が挿入された後、
最初に印字が行われる時に前記動作時間を検出すること
によって、印字媒体の厚さを正確に割り出したり、該印
字媒体に対応する最適ギャップgF や印字ワイヤ15の
最適な駆動条件などを設定したりすることができる。
【0056】なお、この場合、印字ワイヤ15の駆動条
件はコイル10の通電時間などである。また、前記不揮
発性メモリは、インパクトプリンタの主電源を切っても
動作時間についての情報を保持することができ、前記動
作時間はインパクトプリンタの出荷時などに所定の条件
によって、かつ、特殊な操作によって検出される。さら
に、第4の実施例においては、前記印字時間TP 及び戻
り時間T3 を動作時間としているが、解放時間T1 や衝
突時間T2 などを動作時間として加えたり、いずれか一
つのみを動作時間としたりすることもできる。また、前
記印字時間TP 、戻り時間T3 、解放時間T1 、衝突時
間T2 等に基づいて演算し、演算した結果を動作時間と
することもできる。
【0057】そして、各印字ワイヤ15には特性のばら
つきがあるとともに、プラテン21として丸プラテンを
使用した場合には印字ワイヤ15とプラテン21までの
距離が印字ワイヤ15ごとに異なる。そこで、前記基準
値を印字ワイヤ15ごとに前記不揮発性メモリに記憶さ
せ、印字ワイヤ15ごとに処理し、後に平均化などを行
って精度を高くすることができる。
【0058】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図13は本発明の第4の実施例を示すインパクト
プリンタのブロック図である。図において、10はコイ
ル、19は検出制御素子、20は静電容量センサ、34
は図示しない印字媒体の有無を検出するペーパエンドセ
ンサ、37はギャップモータ、38は印字ヘッド、38
aはヘッドドライバ、51は印字データをインパクトプ
リンタに入力するためのインタフェース、55は操作ス
イッチ、60は動作時間管理手段である。
【0059】前記動作時間管理手段60は、入出力用の
インタフェース33a,33b、前記静電容量センサ2
0のセンサ出力をスライスすることによって動作時間を
求める処理などの各種処理を行うCPU31、印字デー
タなどを記憶するRAM61、制御プログラムや印字フ
ォントなどを記憶するROM62等を有する。そして、
前記動作時間は、図示しないバッテリによってバックア
ップされた前記RAM61のバッテリバックアップメモ
リ61aや、前記ROM62のEEPROM62aなど
の不揮発性メモリに記憶される。
【0060】前記構成のインパクトプリンタにおいて、
電源をオンにした時にペーパエンドセンサ34によって
印字媒体が無いことが検出されると、あらかじめ設定さ
れたレンジにおけるギャップg及びあらかじめ設定され
た印字条件において各印字ワイヤ15(図4参照)を駆
動し、前記動作時間を検出して前記不揮発性メモリに記
憶させる。
【0061】このようにして、前記ギャップgや印字ヘ
ッド38などの特性が経時的に変化しても、電源をオン
にした時にプラテン21(図5参照)と印字ヘッド38
の間に印字媒体が無いことが検出されると、ユーザが特
別な操作を行うことなく自動的に各印字ワイヤ15ごと
の動作時間が最新のものに更新される。なお、インパク
トプリンタに対して特殊な操作を行った場合や、図示し
ないホストコンピュータ側から特定のファンクションコ
マンドを受信した場合などに、前記動作時間を更新する
こともできる。
【0062】また、通常の印字ヘッド38においては、
コア9とアーマチュア14の間の接触による摩耗を抑制
するためにコア9の表面にオイルを塗布してある。とこ
ろが、インパクトプリンタを長期間使用しない場合、前
記オイルが劣化して粘度が高くなり、アーマチュア14
がコア9に貼り付くことがある。このような場合、前記
動作時間を誤って検出してしまう。そこで、動作時間を
更新する直前に、各印字ワイヤ15のコイル10に微弱
電流を流し、空打ちさせるとよい。
【0063】さらに、プラテン21を回転させ、プラテ
ン21の偏心の情報を算出しながら動作時間を検出する
こともできる。また、動作時間はインクリボン22を装
着したままで検出するが、必要に応じてインクリボン2
2の有無を検出するセンサを配設することもできる。図
14は本発明の第4の実施例を示すインパクトプリンタ
の動作を示すフローチャートである。 ステップS31 電源をオンにし、電気回路及びファー
ムウェアの初期化、図示しないキャリッジのホームリタ
ーンの初期化等の初期化処理を行う。 ステップS32 ペーパエンドセンサ34(図13)に
よって図示しない印字媒体を検出し、プラテン21(図
5参照)と印字ヘッド38の間に印字媒体が有るかどう
かを判断する。印字媒体が有る場合は処理を終了し、無
い場合はステップS33に進む。 ステップS33 ギャップg及び印字条件を設定する。 ステップS34 各印字ワイヤ15ごとの動作時間を検
出する。 ステップS35 動作時間を不揮発性メモリに記憶さ
せ、印字データの受信待ちの状態になる。
【0064】なお、前記ステップS34において動作時
間を検出した後、動作時間に対して温度などの補正を加
えたり、各情報の異常の有無をチェックして必要な処理
を施したりすることもできる。ところで、前記インパク
トプリンタにおいて、連続紙を使用する場合、電源をオ
ンにした時に通常、プラテン21と印字ヘッド38の間
に印字媒体が有るので、動作時間の更新の頻度が低くな
るが、単紙を使用する場合は電源をオンにした時にプラ
テン21と印字ヘッド38の間に印字媒体が無いことが
多いので、動作時間の更新の頻度が高くなり、プラテン
21がインクで汚れてしまう。
【0065】そこで、本発明の第5の実施例において
は、インパクトプリンタの電源投入回数、使用時間、印
字数等の情報をRAM61に記憶しておき、該情報によ
って動作時間の更新の頻度が高いか低いかを判断し、頻
度が高い場合には動作時間の更新を行わないようにす
る。また、検出された動作時間を基準値と比較し、ギャ
ップgが一定値以上変化した場合には、ギャップgを再
び設定し、該設定されたギャップgに基づいて動作時間
を検出するようにしている。この場合、前記不揮発性メ
モリに再び設定されたギャップgの情報も併せて記憶さ
せる。
【0066】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図15は本発明の第5の実施例を示すインパクト
プリンタの動作を示すフローチャートである。 ステップS41 電源をオンにし、初期化処理を行う。 ステップS42 動作時間の更新が設定された頻度以下
であるかどうかを判断する。設定された頻度以下である
場合はステップS43に進み、設定された頻度より高い
場合は終了する。 ステップS43 ペーパエンドセンサ34(図13)に
よって図示しない印字媒体を検出し、プラテン21(図
5参照)と印字ヘッド38の間に印字媒体が有るかどう
かを判断する。印字媒体が有る場合は処理を終了し、無
い場合はステップS44に進む。 ステップS44 ギャップg及び印字条件を設定する。 ステップS45 各印字ワイヤ15ごとの動作時間を検
出する。 ステップS46 ギャップgの変化が一定値以上である
かどうかを判断し、一定値より小さい場合はステップS
47に、一定値以上である場合はステップS48に進
む。 ステップS47 動作時間を不揮発性メモリに記憶さ
せ、印字データの受信待ちの状態になる。 ステップS48 処理を選択する。アラーム処理を行う
場合はステップS49に、ギャップgを再び設定する場
合はステップS51に進む。 ステップS49 アラーム表示を行う。 ステップS50 アラーム表示を終了する。 ステップS51 ギャップgを再び設定し、ステップS
45に戻る。
【0067】なお、ユーザにギャップgや印字ヘッド3
8の特性などが変化したことを伝えることもできる。ま
た、ステップS48において処理を選択することなく、
いずれかの処理を設定しておいたり、メニューなどによ
って指定したりすることもできる。なお、本発明は前記
実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づ
いて種々変形させることが可能であり、それらを本発明
の範囲から排除するものではない。
【0068】例えば、前記実施例においては、ばねチャ
ージ型の印字ヘッド38について説明したがクラッパ型
の印字ヘッドにも適用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インパクトプリンタにおいては、印字ワイヤが固
着されたアーマチュアを揺動させ、該アーマチュア及び
アーマチュアと対向する固定極から成る静電容量センサ
のセンサ出力に基づいてアーマチュアの変位を監視する
印字ヘッドを備える。
【0070】そして、印字媒体の有無を検出するペーパ
エンドセンサと、ギャップ調整を行うためのギャップモ
ータと、リセット時において、ペーパエンドセンサの検
出信号に基づいてアーマチュアを揺動させ、印字ワイヤ
の先端をプラテンに衝突させ、前記静電容量センサのセ
ンサ出力から求めた衝突時間とあらかじめ設定された衝
突時間とを比較してギャップモータを駆動し、ギャップ
調整を行うギャップ調整手段とを有する。
【0071】この場合、該ギャップ調整手段は、リセッ
ト時にアーマチュアを揺動させて印字ワイヤの先端をプ
ラテンに衝突させ、静電容量センサのセンサ出力から求
めた衝突時間とあらかじめ設定された衝突時間とを比較
してギャップモータを駆動し、ギャップ調整を行う。し
たがって、印字ドット回数の増加に伴ってギャップが変
化しても、ギャップを検出する精度、印字媒体の種類を
識別する精度等が低下することがなく、印字品位を向上
させることができる。
【0072】本発明の他のインパクトプリンタにおいて
は、さらに、前記ギャップ調整はインパクトプリンタの
印字領域外で行われる。この場合、印字ヘッドの位置に
関係なくギャップ調整を行うことができるので、プラテ
ンをインクで汚すことがなくなる。本発明の更に他のイ
ンパクトプリンタにおいては、さらに、前記ギャップ調
整は前記プラテンを回転させながら行われる。この場
合、プラテンの偏心の情報が加えられることになるの
で、ギャップ調整の精度を高くすることができる。
【0073】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、印字ワイヤが固着されたアーマチュアを揺動さ
せ、該アーマチュア及びアーマチュアと対向する固定極
から成る静電容量センサのセンサ出力に基づいてアーマ
チュアの変位を監視する印字ヘッドを備える。
【0074】そして、あらかじめ設定されたレンジにお
けるギャップですべての印字ワイヤの先端をプラテンに
衝突させ、アーマチュアの速度波形を求める手段と、前
記アーマチュアの速度波形から印字ワイヤの動作時間を
検出する手段と、検出された動作時間を標準情報値とし
て記憶するメモリと、該メモリから標準情報値を読み出
し、新たに検出された動作時間を新規情報値として更新
する手段とを有する。
【0075】この場合、印字ドット回数の増加に伴って
ギャップが変化しても、ギャップを検出する精度、印字
媒体の種類を識別する精度等が低下することがなく、印
字品位を向上させることができる。本発明の更に他のイ
ンパクトプリンタにおいては、さらに、前記標準情報値
は、印字ワイヤの解放時間、衝突時間及び戻り時間であ
る。この場合、印字ワイヤの解放時間、衝突時間及び戻
り時間は、印字ヘッドの特性、プラテンの偏心の量、ギ
ャップ調整のばらつき等によって異なるが、ばらつき等
に対応させてギャップ調整を行うことができる。本発明
の更に他のインパクトプリンタにおいては、印字ワイヤ
を備えたアーマチュアを揺動させて印字を行う印字ヘッ
ドと、前記印字ワイヤとプラテンとの間の印字媒体の有
無を検出するペーパエンドセンサと、動作時間管理手段
とを有する。そして、該動作時間管理手段は、設定され
たギャップ及び印字条件で前記印字を行ったときの印字
ワイヤの動作時間を検出する手段、並びに検出された動
作時間を記憶する不揮発性メモリを備える。
【0076】この場合、ギャップ、印字ヘッドの特性等
が経時的に変化したときに、各印字ワイヤごとの動作時
間を更新することができる。その結果、印字媒体の厚さ
を正確に割り出したり、印字媒体に対応する最適ギャッ
プ、印字ワイヤの最適な駆動条件等を設定したりするこ
とができる。本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記動作時間管理手段は、前記ペーパ
エンドセンサによって印字媒体が無いことが検出された
ときに、自動的に前記動作時間を検出する。この場合、
ユーザが特別な操作を行うことなく自動的に動作時間を
更新することができる。
【0077】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記動作時間は、印字ワイヤの解放時
間、衝突時間及び戻り時間の少なくとも一つ、並びに解
放時間、衝突時間及び戻り時間の少なくとも一つに基づ
いて演算された時間である。この場合、印字ワイヤの解
放時間、衝突時間及び戻り時間は、ギャップ、印字ヘッ
ドの特性等が経時的に変化するのに伴って変化するが、
いずれの動作時間によっても、印字媒体の厚さを正確に
割り出したり、印字媒体に対応する最適ギャップ、印字
ワイヤの最適な駆動条件等を設定したりすることができ
る。
【0078】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記動作時間管理手段は、動作時間の
更新の頻度が設定された頻度以下である場合にだけ動作
時間を更新する。この場合、動作時間の更新の頻度が高
くなるので、プラテンをインクで汚すことがなくなる。
本発明の更に他のインパクトプリンタにおいては、さら
に、前記動作時間管理手段は、検出された動作時間と基
準値とを比較し、ギャップの変化が一定値以上である場
合にギャップを再び設定する。この場合、再び設定され
たギャップによって再び動作時間が検出されるので、最
適ギャップによって動作時間を検出することができる。
【0079】本発明の更に他のインパクトプリンタにお
いては、さらに、前記動作時間管理手段は、検出された
動作時間と基準値とを比較し、ギャップの変化が一定値
以上である場合にアラーム表示を行う。この場合、ユー
ザは動作時間を検出する精度の低下を知ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すインパクトプリン
タのギャップ制御装置のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すインパクトプリン
タのギャップ制御装置のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるギャップ調整手
段の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来のばねチャージ型の印字ヘッドの断面図で
ある。
【図5】ギャップの説明図である。
【図6】インクリボンと印字ワイヤの間のギャップの比
較図である。
【図7】印字ワイヤの動作の比較図である。
【図8】コアによるアーマチュアの吸引状態を示す図で
ある。
【図9】静電容量センサのセンサ出力によって得られる
時間情報の概念図である。
【図10】本発明の第3の実施例を示すインパクトプリ
ンタのギャップ制御装置のブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施例におけるギャップ調整
手段の動作を示すフローチャートである。
【図12】静電容量センサのセンサ出力の波形図であ
る。
【図13】本発明の第4の実施例を示すインパクトプリ
ンタのブロック図である。
【図14】本発明の第4の実施例を示すインパクトプリ
ンタの動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第5の実施例を示すインパクトプリ
ンタの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 電磁石 14 アーマチュア 15 印字ワイヤ 18 固定極 20 静電容量センサ 21 プラテン 30,40,50 ギャップ調整手段 34 ペーパエンドセンサ 36 ホームセンサ 37 ギャップモータ 38 印字ヘッド 41 カウンタ 60 動作時間管理手段 61a バッテリバックアップメモリ 62a EEPROM g ギャップ T,T0 ,T2 衝突時間 T1 解放時間 T3 戻り時間 TP 印字時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅沢 洋一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 境野 裕 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 下杉 優彦 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 三村 隆則 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−11374(JP,A) 特開 平3−45372(JP,A) 特開 平4−69268(JP,A) 特開 平4−216978(JP,A) 特開 平4−221659(JP,A) 特開 平4−238076(JP,A) 国際公開89/4766(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 25/308 B41J 2/30

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ワイヤ固着されたアーマチュアを
    揺動させ、該アーマチュア及びアーマチュアと対向する
    固定極から成る静電容量センサのセンサ出力に基づいて
    アーマチュアの変位を監視する印字ヘッドを備えたイン
    パクトプリンタにおいて (a)字媒体の有無を検出するペーパエンドセンサ
    と、 (b)ギャップ調整を行うためのギャップモータと、 (c)リセット時において、ペーパエンドセンサの検出
    信号に基づいてアーマチュアを揺動させ、印字ワイヤの
    先端をプラテンに衝突させ、前記静電容量センサのセン
    サ出力から求めた衝突時間とあらかじめ設定された衝突
    時間を比較してギャップモータを駆動し、ギャップ調
    整を行うギャップ調整手段とを有することを特徴とする
    インパクトプリンタ。
  2. 【請求項2】 印字ドット回数を計数して、あらかじめ
    設定された印字頻度ごとに前記ギャップ調整を行うため
    の割込信号を前記ギャップ調整手段に対して出力するカ
    ウンタを有する請求項1に記載のインパクトプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ギャップ調整はインパクトプリンタ
    の印字領域外で行われる請求項1又は2に記載のインパ
    クトプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記ギャップ調整は前記プラテンを回転
    させながら行われる請求項1又は3に記載のインパクト
    プリンタ。
  5. 【請求項5】 (a)アラーム表示を行うアラーム表示
    手段と、 (b)「自動モード」及び「非自動モード」のいずれか
    を選択するギャップ調整モード選択手段と、 (c)あらかじめ設定されたギャップに対応する衝突時
    間を記憶する記憶手段と、 (d)「自動モード」選択された場合前記ギャップ
    調整を行い、「非自動モード」選択された場合ギャ
    ップがあらかじめ設定された値になるとアラーム表示を
    行う手段とを有する請求項1又は4に記載のインパクト
    プリンタ。
  6. 【請求項6】 印字ワイヤ固着されたアーマチュアを
    揺動させ、該アーマチュア及びアーマチュアと対向する
    固定極から成る静電容量センサのセンサ出力に基づいて
    アーマチュアの変位を監視する印字ヘッドを備えたイン
    パクトプリンタにおいて、 (a)あらかじめ設定されたレンジにおけるギャップ
    すべての印字ワイヤの先端をプラテンに衝突させ、アー
    マチュアの速度波形を求める手段と、 (b)前記アーマチュアの速度波形から印字ワイヤの動
    作時間を検出する手段と、 (c)検出された動作時間を標準情報値として記憶する
    メモリと、 (d)該メモリから標準情報値を読み出し、新たに検出
    された動作時間を新規情報値として更新する手段とを有
    することを特徴とするインパクトプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記標準情報値は、印字ワイヤの解放時
    間、衝突時間及び戻り時間である請求項6に記載のイン
    パクトプリンタ。
  8. 【請求項8】 (a)印字ワイヤを備えたアーマチュア
    を揺動させて印字を行う印字ヘッドと、 (b)前記印字ワイヤとプラテンの間の印字媒体の有
    無を検出するペーパエンドセンサと、 (c)動作時間管理手段とを有するとともに、 (d)該動作時間管理手段は、設定されたギャップ及び
    印字条件で前記印字を行ったときの印字ワイヤの動作時
    間を検出する手段、並びに検出された動作時間を記憶す
    る不揮発性メモリを備えることを特徴とするインパクト
    プリンタ。
  9. 【請求項9】 前記動作時間管理手段は、前記ペーパエ
    ンドセンサによって印字媒体が無いことが検出されたと
    きに自動的に前記動作時間を検出する請求項8に記載
    のインパクトプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記動作時間は、印字ワイヤの解放時
    間、衝突時間及び戻り時間の少なくとも一つ、並びに解
    放時間、衝突時間及び戻り時間の少なくとも一つに基づ
    いて演算された時間である請求項8に記載のインパクト
    プリンタ。
  11. 【請求項11】 前記動作時間管理手段は、動作時間の
    更新の頻度が設定された頻度以下である場合にだけ動作
    時間を更新する請求項8に記載のインパクトプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記動作時間管理手段は、検出された
    動作時間基準値と比較し、ギャップの変化が一定値
    以上である場合にギャップを再び設定する請求項8に記
    載のインパクトプリンタ。
  13. 【請求項13】 前記動作時間管理手段は、検出された
    動作時間基準値と比較し、ギャップの変化が一定値
    以上である場合にアラーム表示を行う請求項8に記載の
    インパクトプリンタ。
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