JP2898594B2 - 混合中小被処理物の選別装置 - Google Patents
混合中小被処理物の選別装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビルディングや
家屋倒壊現場、ビル工事現場、土木工事現場、建設工事
現場、それらから出る廃棄物の処理工場、自動車破砕工
場等から出る、例えば土砂、ガラス屑、廃プラ、紙屑、
木屑、繊維屑、金属類等広範囲の物質が混入したシュレ
ッダーダスト等の廃棄物系や、穀類を主とする農産物系
や、その他各種容器類等の破砕物等の破砕済み又は中
小、粉粒混合被処理物を重さで選別する混合中小被処理
物の選別装置に関する。
家屋倒壊現場、ビル工事現場、土木工事現場、建設工事
現場、それらから出る廃棄物の処理工場、自動車破砕工
場等から出る、例えば土砂、ガラス屑、廃プラ、紙屑、
木屑、繊維屑、金属類等広範囲の物質が混入したシュレ
ッダーダスト等の廃棄物系や、穀類を主とする農産物系
や、その他各種容器類等の破砕物等の破砕済み又は中
小、粉粒混合被処理物を重さで選別する混合中小被処理
物の選別装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の中小の混合被処理物、特
に混合廃棄物は、そのままで焼却処理すると混入してい
る土砂、ガラス屑、金属類が溶融して焼却設備に付着し
て設備を傷めたり、運転を止めたりする原因になる。ま
た、そのまま埋立処理すると混入している廃プラ、紙
屑、木屑、繊維屑が埋立土壌を不安定にし、長期間に渡
る地盤沈下の原因に成る等、中小の混合被処理物、混合
廃棄物を簡単に且つ合理的に処理する方法が無かった。
に混合廃棄物は、そのままで焼却処理すると混入してい
る土砂、ガラス屑、金属類が溶融して焼却設備に付着し
て設備を傷めたり、運転を止めたりする原因になる。ま
た、そのまま埋立処理すると混入している廃プラ、紙
屑、木屑、繊維屑が埋立土壌を不安定にし、長期間に渡
る地盤沈下の原因に成る等、中小の混合被処理物、混合
廃棄物を簡単に且つ合理的に処理する方法が無かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記のような
中小の混合被処理物、特に混合廃棄物に更に手を加えて
可燃有機物と不燃無機物とに更に選別すると、再生燃料
の製造や鉄、アルミの回収等、資源のリサイクルが可能
に成り、従来の焼却処理や埋立処理に役立つばかりでな
く、有価物を得ることも出来る。１９９５年６月には
「容器包装に係わる分別収集及び再商品化の促進等に関
する法律（容器包装リサイクル法）」が制定、公布さ
れ、また従来安定型とされていた廃棄物も管理型に変更
されて安易に埋立ができなくなって来ている。このよう
な生活環境の変化に伴い破砕等で生じる中小の混合被処
理物、特に混合廃棄物の分別が重要な課題となってい
る。幸いにも紙や布、プラスチック、木等の軽量物は可
燃有機物が多く、金属やガラス、石等の重量物は不燃無
機物が多い為、重量による選別を行うことでかなりの精
度で可燃有機物と不燃無機物の分別が可能である。
中小の混合被処理物、特に混合廃棄物に更に手を加えて
可燃有機物と不燃無機物とに更に選別すると、再生燃料
の製造や鉄、アルミの回収等、資源のリサイクルが可能
に成り、従来の焼却処理や埋立処理に役立つばかりでな
く、有価物を得ることも出来る。１９９５年６月には
「容器包装に係わる分別収集及び再商品化の促進等に関
する法律（容器包装リサイクル法）」が制定、公布さ
れ、また従来安定型とされていた廃棄物も管理型に変更
されて安易に埋立ができなくなって来ている。このよう
な生活環境の変化に伴い破砕等で生じる中小の混合被処
理物、特に混合廃棄物の分別が重要な課題となってい
る。幸いにも紙や布、プラスチック、木等の軽量物は可
燃有機物が多く、金属やガラス、石等の重量物は不燃無
機物が多い為、重量による選別を行うことでかなりの精
度で可燃有機物と不燃無機物の分別が可能である。
【０００４】本発明は上記従来の事情に鑑み提案された
ものであって、その目的は中小のまた粉粒状の混合被処
理物を人手によらずに空気流によって、可燃有機物の多
い軽量物と不燃無機物の多い重量物とに重量選別するこ
とが出来る構造が簡単で故障が少ないものであって、被
処理物が粉粒物でもホッパー内でブリッジ現象を起こし
て定量供給手段への供給が止まるのを防ぐと共に、重量
物から軽量物を良く分離して選別精度を高めることがで
きる選別装置を提供するにある。
ものであって、その目的は中小のまた粉粒状の混合被処
理物を人手によらずに空気流によって、可燃有機物の多
い軽量物と不燃無機物の多い重量物とに重量選別するこ
とが出来る構造が簡単で故障が少ないものであって、被
処理物が粉粒物でもホッパー内でブリッジ現象を起こし
て定量供給手段への供給が止まるのを防ぐと共に、重量
物から軽量物を良く分離して選別精度を高めることがで
きる選別装置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の内で請求項１に係る混合中小被処理物の選
別装置は、重さの異なる物が混合している中小被処理物
を受けるホッパーと、該ホッパーから中小被処理物を垂
直又は傾斜した竪形分離管の中間部へ定量供給する供給
手段と、上記竪形分離管の上端部に上端部で連通し且つ
内部に負圧を発生させる吸引ブロワーを備えた竪形サイ
クロン筐体とから構成されており、上記竪形分離管の下
端部に開口を設けて上記吸引ブロワーの空気吸引口とし
て該竪形分離管内に上昇空気流を発生させ、重い中小物
を自重で落下させ且つ軽い中小物を空気流によって上記
サイクロン筐体内へ搬送分離し、該下端開口を重い中小
物の取り出し口とし、また上記サイクロン筐体の下端部
に軽い中小物の取り出しロータリ弁を設けているものに
おいて、上記ホッパーは、撹拌器を備えており、また上
記竪形分離管は、その下端部に螺旋体を収容しているこ
とを特徴としている。
めに本発明の内で請求項１に係る混合中小被処理物の選
別装置は、重さの異なる物が混合している中小被処理物
を受けるホッパーと、該ホッパーから中小被処理物を垂
直又は傾斜した竪形分離管の中間部へ定量供給する供給
手段と、上記竪形分離管の上端部に上端部で連通し且つ
内部に負圧を発生させる吸引ブロワーを備えた竪形サイ
クロン筐体とから構成されており、上記竪形分離管の下
端部に開口を設けて上記吸引ブロワーの空気吸引口とし
て該竪形分離管内に上昇空気流を発生させ、重い中小物
を自重で落下させ且つ軽い中小物を空気流によって上記
サイクロン筐体内へ搬送分離し、該下端開口を重い中小
物の取り出し口とし、また上記サイクロン筐体の下端部
に軽い中小物の取り出しロータリ弁を設けているものに
おいて、上記ホッパーは、撹拌器を備えており、また上
記竪形分離管は、その下端部に螺旋体を収容しているこ
とを特徴としている。
【０００６】この装置において、ホッパーから定量供給
手段によって連続的に垂直又は傾斜した竪形分離管の中
間部へ定量供給されて来る混合中小被処理物は、その竪
形分離管の立ち上がり部で垂直であろうと傾斜していよ
うとその開放下端部から吸引ブロワーによって吸入され
て来る空気流の強さに応じて重い物は落下し、軽い物は
空気流に搬送されて行く。ここで、被処理物は可燃有機
物が圧倒的多い軽量物と不燃無機物が圧倒的多い重量物
とに選別され、軽量物は竪形サイクロン筐体の下端部の
ロータリ弁から、重量物は竪形分離管の下端部に開口か
ら収集される。竪形サイクロン筐体の下端部のロータリ
弁は、竪形分離管内の空気流の強さに影響を与えずに軽
量物の取り出しを可能にする。更に、運動部分も少な
く、運動部分が有っても回転や単調振動をする部分であ
る為に、構造が簡単になり、故障が少ない。被処理物が
粉粒物でもホッパー内で撹拌器によって撹拌され、ブリ
ッジ現象を起こして定量供給手段への供給が止まるのを
防ぐと共に、被処理物が竪形分離管はその下端部の螺旋
体において比較的長い摺動落下経路を移動している間に
軽量物と重量物との分離が促進され、選別精度を高める
ことができる。
手段によって連続的に垂直又は傾斜した竪形分離管の中
間部へ定量供給されて来る混合中小被処理物は、その竪
形分離管の立ち上がり部で垂直であろうと傾斜していよ
うとその開放下端部から吸引ブロワーによって吸入され
て来る空気流の強さに応じて重い物は落下し、軽い物は
空気流に搬送されて行く。ここで、被処理物は可燃有機
物が圧倒的多い軽量物と不燃無機物が圧倒的多い重量物
とに選別され、軽量物は竪形サイクロン筐体の下端部の
ロータリ弁から、重量物は竪形分離管の下端部に開口か
ら収集される。竪形サイクロン筐体の下端部のロータリ
弁は、竪形分離管内の空気流の強さに影響を与えずに軽
量物の取り出しを可能にする。更に、運動部分も少な
く、運動部分が有っても回転や単調振動をする部分であ
る為に、構造が簡単になり、故障が少ない。被処理物が
粉粒物でもホッパー内で撹拌器によって撹拌され、ブリ
ッジ現象を起こして定量供給手段への供給が止まるのを
防ぐと共に、被処理物が竪形分離管はその下端部の螺旋
体において比較的長い摺動落下経路を移動している間に
軽量物と重量物との分離が促進され、選別精度を高める
ことができる。
【０００７】
【０００８】
【０００９】本発明の内で請求項２に係る混合中小被処
理物の選別装置では、竪形分離管はその下端部にそこの
通路容積を変える風量調節可動板を有することができ
る。本発明の内で請求項３に係る混合中小被処理物の選
別装置では、吸引ブロワーは可変速電動機によって回転
駆動される。従って、風量調節可動板によって竪形分離
管下端部の通路容積を変えたり、可変速電動機によって
吸引ブロワーの回転数を変えることで、竪形分離管内の
上向き空気流速を変えると、軽量物と重量物の分岐点を
変えることが出来る。
理物の選別装置では、竪形分離管はその下端部にそこの
通路容積を変える風量調節可動板を有することができ
る。本発明の内で請求項３に係る混合中小被処理物の選
別装置では、吸引ブロワーは可変速電動機によって回転
駆動される。従って、風量調節可動板によって竪形分離
管下端部の通路容積を変えたり、可変速電動機によって
吸引ブロワーの回転数を変えることで、竪形分離管内の
上向き空気流速を変えると、軽量物と重量物の分岐点を
変えることが出来る。
【００１０】
【００１１】
【発明の実施の形態及び実施例】次に、本発明の混合中
小被処理物の選別装置を添付図を参照にして以下に詳細
に説明する。図１は本発明に係る代表例の混合中小被処
理物の選別装置の正面図、図２は同選別装置の側面図、
図３は同選別装置の平面図である。
小被処理物の選別装置を添付図を参照にして以下に詳細
に説明する。図１は本発明に係る代表例の混合中小被処
理物の選別装置の正面図、図２は同選別装置の側面図、
図３は同選別装置の平面図である。
【００１２】図１から図３において、代表例の選別装置
１は、大きさ及び重さの異なる広範囲の物質が混入した
シュレッダーダスト等の粉砕済み又は細片状の中小の混
合被処理物（例えば３０ｍｍ以下）Ｗ０が上方から供給
されるホッパー１０と、該ホッパー１０から混合被処理
物Ｗ０を垂直な竪形分離管２０の中間部２５へ定量供給
する略水平な供給手段１５と、竪形分離管２０の上端部
に上端部で連通し且つ内部に負圧を発生させる吸引ブロ
ワー４０を備えた竪形サイクロン筐体３０とから構成さ
れており、竪形分離管２０の下端部に開口２１を設けて
吸引ブロワー４０の空気吸引口として竪形分離管２０内
に上昇空気流Ａ１を発生させ、重量物Ｗ１を自重で落下
させ且つ軽量物Ｗ２を空気流によってサイクロン筐体３
０内へ搬送分離し、下端開口２１を重量物Ｗ１の取り出
し口とし、またサイクロン筐体３０の下端部に軽量物Ｗ
２の取り出しロータリ弁３５を設けている。竪形分離管
２０は、垂直の他傾斜状態にも設置出来る。
１は、大きさ及び重さの異なる広範囲の物質が混入した
シュレッダーダスト等の粉砕済み又は細片状の中小の混
合被処理物（例えば３０ｍｍ以下）Ｗ０が上方から供給
されるホッパー１０と、該ホッパー１０から混合被処理
物Ｗ０を垂直な竪形分離管２０の中間部２５へ定量供給
する略水平な供給手段１５と、竪形分離管２０の上端部
に上端部で連通し且つ内部に負圧を発生させる吸引ブロ
ワー４０を備えた竪形サイクロン筐体３０とから構成さ
れており、竪形分離管２０の下端部に開口２１を設けて
吸引ブロワー４０の空気吸引口として竪形分離管２０内
に上昇空気流Ａ１を発生させ、重量物Ｗ１を自重で落下
させ且つ軽量物Ｗ２を空気流によってサイクロン筐体３
０内へ搬送分離し、下端開口２１を重量物Ｗ１の取り出
し口とし、またサイクロン筐体３０の下端部に軽量物Ｗ
２の取り出しロータリ弁３５を設けている。竪形分離管
２０は、垂直の他傾斜状態にも設置出来る。
【００１３】ホッパー１０は、フレーム５上で略倒角錐
台形状を成し、長方形状の下端開口において水平な直方
体の外形の定量供給手段のバイブロフィーダ１５の一端
部に連通している。また、垂直壁には、縦向きにスクリ
ュウ型撹拌器１３を備えており、被処理物Ｗ０中の粉粒
物でホッパー１０内でブリッジ現象を起こしてバイブロ
フィーダ１５への供給が止まるのを防いでいる。バイブ
ロフィーダ１５は、フレーム５上に水平に据え付けられ
ており、インバータ制御で搬送量を広範囲に且つ容易に
調整出来る加振機１６を使用しており、被処理物Ｗ０を
連続的に定量ずつ竪形分離管２０の中間部２５へ送る。
また中間部２５への連結部に遮断用ゲート１７を有して
いる。供給手段１５として、他にユーラスフィーダを使
用することが出来る。
台形状を成し、長方形状の下端開口において水平な直方
体の外形の定量供給手段のバイブロフィーダ１５の一端
部に連通している。また、垂直壁には、縦向きにスクリ
ュウ型撹拌器１３を備えており、被処理物Ｗ０中の粉粒
物でホッパー１０内でブリッジ現象を起こしてバイブロ
フィーダ１５への供給が止まるのを防いでいる。バイブ
ロフィーダ１５は、フレーム５上に水平に据え付けられ
ており、インバータ制御で搬送量を広範囲に且つ容易に
調整出来る加振機１６を使用しており、被処理物Ｗ０を
連続的に定量ずつ竪形分離管２０の中間部２５へ送る。
また中間部２５への連結部に遮断用ゲート１７を有して
いる。供給手段１５として、他にユーラスフィーダを使
用することが出来る。
【００１４】竪形分離管２０は、バイブロフィーダ１５
と接続する中間部２５を矩形断面としており、また下方
にかけてジグザグ状の屈曲部２６として比較的長い摺動
落下経路を形成しており、混合被処理物がその摺動落下
経路を移動している間に良く解されて重量物Ｗ１と軽量
物Ｗ２との分離が促進される。竪形分離管２０の下方端
部を円形断面のままとして螺旋体を収容し、上記機能を
有した比較的長い摺動落下経路を形成することもでき
る。更に竪形分離管２０の下端部に、ハンドル等でネジ
棒を回すことでネジ棒に螺合したナットを取り付けた風
量調節可動板を平行移動して通路容積を変えるように設
けて、通過空気流速度を変えて重量物Ｗ１と軽量物Ｗ２
との選別分岐点を変えることができる。
と接続する中間部２５を矩形断面としており、また下方
にかけてジグザグ状の屈曲部２６として比較的長い摺動
落下経路を形成しており、混合被処理物がその摺動落下
経路を移動している間に良く解されて重量物Ｗ１と軽量
物Ｗ２との分離が促進される。竪形分離管２０の下方端
部を円形断面のままとして螺旋体を収容し、上記機能を
有した比較的長い摺動落下経路を形成することもでき
る。更に竪形分離管２０の下端部に、ハンドル等でネジ
棒を回すことでネジ棒に螺合したナットを取り付けた風
量調節可動板を平行移動して通路容積を変えるように設
けて、通過空気流速度を変えて重量物Ｗ１と軽量物Ｗ２
との選別分岐点を変えることができる。
【００１５】竪形サイクロン筐体３０は、頂端面に吸引
ブロワー４０を備えた円筒部３１と下端部に軽量物Ｗ２
の取り出しロータリ弁３５を設けた倒円錐部３２とから
構成されており、フレーム５上に搭載リング３３で固定
されている。竪形分離管２０は、竪形サイクロン筐体３
０の上端部において接線方向で連通しており、分離搬送
されて来た軽量物Ｗ２が筐体３０内で螺旋を描いて落下
するようにしている。
ブロワー４０を備えた円筒部３１と下端部に軽量物Ｗ２
の取り出しロータリ弁３５を設けた倒円錐部３２とから
構成されており、フレーム５上に搭載リング３３で固定
されている。竪形分離管２０は、竪形サイクロン筐体３
０の上端部において接線方向で連通しており、分離搬送
されて来た軽量物Ｗ２が筐体３０内で螺旋を描いて落下
するようにしている。
【００１６】吸引ブロワー４０としては、インバータ制
御の可変速電動機４１によって回転駆動され、風量の多
いルーツブロワー等が使用されており、その排気口４２
に浮遊物を回収するためにバックフィルター（図示は省
略）が設けられている。吸引ブロワー４０は、竪形分離
管２０の中間部２５に一定の軽量物分離負圧を発生させ
ており、バイブロフィーダ１５による定量供給でこの一
定の分離負圧が維持されている。
御の可変速電動機４１によって回転駆動され、風量の多
いルーツブロワー等が使用されており、その排気口４２
に浮遊物を回収するためにバックフィルター（図示は省
略）が設けられている。吸引ブロワー４０は、竪形分離
管２０の中間部２５に一定の軽量物分離負圧を発生させ
ており、バイブロフィーダ１５による定量供給でこの一
定の分離負圧が維持されている。
【００１７】かくして、混合被処理物Ｗ０は、バイブロ
フィーダ１５によって竪形分離管２０の中間部２５に定
量供給され、吸引ブロワー４０によって竪形分離管２０
の下端部の開口２１から吸入されて来る上昇空気流Ａ１
によって軽量物Ｗ２は竪形サイクロン筐体３０内へ搬送
されて行き、重量物Ｗ１は自重によって上昇空気流Ａ１
に対抗して落下する。ここで、被処理物Ｗ０は可燃有機
物が圧倒的に多い軽量物Ｗ２と不燃無機物が圧倒的に多
い重量物Ｗ１とに選別され、軽量物Ｗ２はロータリ弁３
５から、重量物Ｗ１は竪形分離管２０の下端開口２１か
ら取り出される。可変速電動機４１の回転速度を変えた
り、風量調節可動板の開度調整を行ったり等して空気流
量を変えると、重量物Ｗ１と軽量物Ｗ２の分岐点を変え
ることが出来ることは言うまでもない。運動部分として
はバイブロフィーダ１５や吸引ブロワー４０が有るが、
数が少なく、単調振動や回転運動である為に、全体的に
構造が簡単になり、故障が少ない。
フィーダ１５によって竪形分離管２０の中間部２５に定
量供給され、吸引ブロワー４０によって竪形分離管２０
の下端部の開口２１から吸入されて来る上昇空気流Ａ１
によって軽量物Ｗ２は竪形サイクロン筐体３０内へ搬送
されて行き、重量物Ｗ１は自重によって上昇空気流Ａ１
に対抗して落下する。ここで、被処理物Ｗ０は可燃有機
物が圧倒的に多い軽量物Ｗ２と不燃無機物が圧倒的に多
い重量物Ｗ１とに選別され、軽量物Ｗ２はロータリ弁３
５から、重量物Ｗ１は竪形分離管２０の下端開口２１か
ら取り出される。可変速電動機４１の回転速度を変えた
り、風量調節可動板の開度調整を行ったり等して空気流
量を変えると、重量物Ｗ１と軽量物Ｗ２の分岐点を変え
ることが出来ることは言うまでもない。運動部分として
はバイブロフィーダ１５や吸引ブロワー４０が有るが、
数が少なく、単調振動や回転運動である為に、全体的に
構造が簡単になり、故障が少ない。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、（１）
本発明の内で請求項１に係る混合中小被処理物の選別機
によれば、重さの異なる物が混合している中小被処理物
を受けるホッパーと、該ホッパーから中小被処理物を垂
直又は傾斜した竪形分離管の中間部へ定量供給する供給
手段と、上記竪形分離管の上端部に上端部で連通し且つ
内部に負圧を発生させる吸引ブロワーを備えた竪形サイ
クロン筐体とから構成されており、上記竪形分離管の下
端部に開口を設けて上記吸引ブロワーの空気吸引口とし
て該竪形分離管内に上昇空気流を発生させ、重い中小物
を自重で落下させ且つ軽い中小物を空気流によって上記
サイクロン筐体内へ搬送分離し、該下端開口を重い中小
物の取り出し口とし、また上記サイクロン筐体の下端部
に軽い中小物の取り出しロータリ弁を設けているものに
おいて、上記ホッパーは、撹拌器を備えており、また上
記竪形分離管は、その下端部に螺旋体を収容しているこ
とを特徴としている為に、ホッパーから定量供給手段に
よって連続的に竪形分離管の中間部へ定量供給されて来
る混合中小被処理物は、その竪形分離管の立ち上がり部
で垂直であろうと傾斜していようとその開放下端部から
吸引ブロワーによって吸入されて来る空気流の強さに応
じて選別され、重い物を落下させ、軽い物を空気流に搬
送させ、可燃有機物が圧倒的多い軽量物と不燃無機物が
圧倒的多い重量物とをそれぞれ竪形サイクロン筐体の下
端部のロータリ弁から、また竪形分離管の下端部に開口
から収集することが出来る。
本発明の内で請求項１に係る混合中小被処理物の選別機
によれば、重さの異なる物が混合している中小被処理物
を受けるホッパーと、該ホッパーから中小被処理物を垂
直又は傾斜した竪形分離管の中間部へ定量供給する供給
手段と、上記竪形分離管の上端部に上端部で連通し且つ
内部に負圧を発生させる吸引ブロワーを備えた竪形サイ
クロン筐体とから構成されており、上記竪形分離管の下
端部に開口を設けて上記吸引ブロワーの空気吸引口とし
て該竪形分離管内に上昇空気流を発生させ、重い中小物
を自重で落下させ且つ軽い中小物を空気流によって上記
サイクロン筐体内へ搬送分離し、該下端開口を重い中小
物の取り出し口とし、また上記サイクロン筐体の下端部
に軽い中小物の取り出しロータリ弁を設けているものに
おいて、上記ホッパーは、撹拌器を備えており、また上
記竪形分離管は、その下端部に螺旋体を収容しているこ
とを特徴としている為に、ホッパーから定量供給手段に
よって連続的に竪形分離管の中間部へ定量供給されて来
る混合中小被処理物は、その竪形分離管の立ち上がり部
で垂直であろうと傾斜していようとその開放下端部から
吸引ブロワーによって吸入されて来る空気流の強さに応
じて選別され、重い物を落下させ、軽い物を空気流に搬
送させ、可燃有機物が圧倒的多い軽量物と不燃無機物が
圧倒的多い重量物とをそれぞれ竪形サイクロン筐体の下
端部のロータリ弁から、また竪形分離管の下端部に開口
から収集することが出来る。
【００１９】（２）更に竪形サイクロン筐体の下端部の
ロータリ弁によって、竪形分離管内の空気流の強さに影
響を与えずに軽量物の取り出しが可能になる。更に、運
動部分も少なく、運動部分が有っても回転や単調振動を
する部分である為に、構造が簡単になり、故障が少な
い。また、被処理物が粉粒物でもホッパー内で撹拌器に
よって撹拌され、ブリッジ現象を起こして定量供給手段
への供給が止まるのを防ぐと共に、被処理物が竪形分離
管はその下端部の螺旋体において比較的長い摺動落下経
路を移動している間に軽量物と重量物との分離が促進さ
れ、選別精度を高めることができる。
ロータリ弁によって、竪形分離管内の空気流の強さに影
響を与えずに軽量物の取り出しが可能になる。更に、運
動部分も少なく、運動部分が有っても回転や単調振動を
する部分である為に、構造が簡単になり、故障が少な
い。また、被処理物が粉粒物でもホッパー内で撹拌器に
よって撹拌され、ブリッジ現象を起こして定量供給手段
への供給が止まるのを防ぐと共に、被処理物が竪形分離
管はその下端部の螺旋体において比較的長い摺動落下経
路を移動している間に軽量物と重量物との分離が促進さ
れ、選別精度を高めることができる。
【００２０】
【００２１】
【００２２】
【００２３】（３）本発明の内で請求項２に係る混合中
小被処理物の選別装置によれば、上記竪形分離管は、そ
の下端部にそこの通路容積を変える風量調節可動板を有
しており、風量調節可動板によって竪形分離管下端部の
通路容積を変えて竪形分離管内の上向き空気流速を変え
ると、軽量物と重量物の選別分岐点を変えることが出来
る。
小被処理物の選別装置によれば、上記竪形分離管は、そ
の下端部にそこの通路容積を変える風量調節可動板を有
しており、風量調節可動板によって竪形分離管下端部の
通路容積を変えて竪形分離管内の上向き空気流速を変え
ると、軽量物と重量物の選別分岐点を変えることが出来
る。
【００２４】（４）本発明の内で請求項３に係る混合中
小被処理物の選別装置によれば、上記吸引ブロワーは、
可変速電動機によって回転駆動されるので、可変速電動
機によって吸引ブロワーの回転数を変えて竪形分離管内
の上向き空気流量を変えると、軽量物と重量物の分岐点
を変えることが出来る。
小被処理物の選別装置によれば、上記吸引ブロワーは、
可変速電動機によって回転駆動されるので、可変速電動
機によって吸引ブロワーの回転数を変えて竪形分離管内
の上向き空気流量を変えると、軽量物と重量物の分岐点
を変えることが出来る。
【００２５】
【図１】本発明に係る代表例の混合中小被処理物の選別
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図２】同選別装置の側面図である。
【図３】同選別装置の平面図である。
１ 本発明の代表例の混合中小被処理物の選別装置 １０ ホッパー １３ 撹拌器 １５ 定量供給手段（バイブロフィーダ） ２０ 竪形分離管 ２１ 下端開口 ２５ 中間部 ２６ 屈曲部 ３０ 竪形サイクロン筐体 ３５ 軽い中小物の取り出しロータリ弁 ４０ 吸引ブロワー ４１ 可変速電動機 ４２ 排気口 Ａ１ 上昇空気流 Ｗ０ 混合中小被処理物 Ｗ１ 重い中小物 Ｗ２ 軽い中小物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B07B 4/00 - 11/08
Claims (3)
- 【請求項１】 重さの異なる物が混合している中小被処
理物を受けるホッパーと、該ホッパーから中小被処理物
を垂直又は傾斜した竪形分離管の中間部へ定量供給する
供給手段と、上記竪形分離管の上端部に上端部で連通し
且つ内部に負圧を発生させる吸引ブロワーを備えた竪形
サイクロン筐体とから構成されており、上記竪形分離管
の下端部に開口を設けて上記吸引ブロワーの空気吸引口
として該竪形分離管内に上昇空気流を発生させ、重い中
小物を自重で落下させ且つ軽い中小物を空気流によって
上記サイクロン筐体内へ搬送分離し、該下端開口を重い
中小物の取り出し口とし、また上記サイクロン筐体の下
端部に軽い中小物の取り出しロータリ弁を設けている混
合中小被処理物の選別装置において、上記ホッパーは、
撹拌器を備えており、また上記竪形分離管は、その下端
部に螺旋体を収容していることを特徴とする混合中小被
処理物の選別装置。 - 【請求項２】 上記竪形分離管は、その下端部にそこの
通路容積を変える風量調節可動板を有している請求項１
記載の選別装置。 - 【請求項３】 上記吸引ブロワーは、可変速電動機によ
って回転駆動される請求項１記載の選別装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP3727096A JP2898594B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 混合中小被処理物の選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3727096A JP2898594B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 混合中小被処理物の選別装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09206693A JPH09206693A (ja) | 1997-08-12 |
| JP2898594B2 true JP2898594B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=12492991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3727096A Expired - Fee Related JP2898594B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 混合中小被処理物の選別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2898594B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103521446A (zh) * | 2013-10-22 | 2014-01-22 | 广东中烟工业有限责任公司 | 一种两级分离式梗签、烟丝分离装置 |
| CN108676058A (zh) * | 2018-05-15 | 2018-10-19 | 重庆市洲仨科技发展有限公司 | 多级式多肽提取分离加工装置 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP3727096A patent/JP2898594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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