JP2897466B2 - ゴミの防臭保管方法および装置 - Google Patents

ゴミの防臭保管方法および装置

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遊二 藤本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定場所に保管するゴ
ミを廃棄するために収集するまでの間、異臭が発散しな
いように防臭保管する方法および該方法の実施に用いる
防臭保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生鮮食品卸市場、スーパーマーケット等
におけるバックヤード、また集合住宅団地のゴミ置場な
ど、多量に発生したゴミを、翌日にゴミ収集車が来るま
で一時的に保管する際、時間の経過に伴ってゴミから異
臭が発生するのが問題となっている。この場合、ゴミを
密閉した室内に貯蔵して冷却することが好ましいのは周
知の事実であって、このような用途に用いられる貯蔵庫
の典型的な先行技術が特開平2−195185,195
183各号公報によって公知である。特開平2−195
185号公報の内容は、貯蔵室内を特定の低温度に維持
するとともに、乾燥冷気を循環させ、かつオゾンを発生
させることにより、貯蔵品の乾燥を促進し、発生する臭
いを除去する装置であり、特開平2−195183号公
報は、貯蔵室内を特定の低温度範囲に維持するととも
に、冷蔵器の除湿作用により定温度に維持することによ
り、貯蔵品を長期保存できるようにする技術内容であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の先行技術におい
て、前者の装置は異臭が発生し難いように乾燥しなが
ら、異臭はオゾンで分解する方式であって、これでは特
に夏場では脱臭効果があがらなく、依然として異臭をま
き散らすのが問題である。
【0004】また、後者の装置についても−7℃程度の
低温度、定温度に保持するだけの装置であって、異臭を
減らすだけでその発散を根本的に防ぐものではなく、前
者と同様に問題を残している。
【0005】本発明の目的は、必要とされる低温度まで
ゴミを冷却して異臭の発生を極力抑え、しかも、ゴミ表
面に凍結水膜を生成することによって、万一異臭が発生
したとしても、その発散を止めて閉じ込めることを可能
とすることによって完全防臭を図り得るゴミの防臭保管
方法および該方法の実施に好適な装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴミを、その
表面が外部から導入される空気の露点以下になるまで冷
却し、次に常温の前記空気と接触させてゴミ表面に結露
させ、その後、結露した水膜を凍結する温度まで冷却す
ることを特徴とするゴミの防臭保管方法である。
【0007】また本発明は、ゴミの冷蔵保管装置におい
て、保管するゴミの表面が通常の保管温度以下で外部か
らの導入空気の露点以下の予め定める温度になるまで冷
却した後、圧縮機7を一旦止めて、かつ、蒸発器9のフ
ァン11を回して外部から空気を導入し、その後、圧縮
機7を動作させてゴミの表面の結露水膜が、凍結するま
で冷却することを特徴とするゴミの防臭保管方法であ
る。
【0008】また本発明は、結露水膜の凍結後には、保
管終了時までは、結露水膜が溶けない温度に保つ保冷運
転を行うことを特徴とする請求項2記載のゴミの脱臭保
管方法である。
【0009】また本発明は、ゴミが収蔵される冷蔵室1
と、冷蔵室1内に設けられる蒸発器9と、冷蔵室1内の
空気を循環的に蒸発器9に送給するファン11と、圧縮
機7および蒸発器9を含んで形成される冷凍サイクル
と、開閉弁13を介して外部空気を冷蔵室1内に導く導
入口5と、圧縮機7およびファン11を作動して冷蔵室
1内を外部からの導入空気の露点以下に冷却し、次いで
圧縮機7を停止し、かつファン11は作動のままとして
開閉弁13を開き、設定時間経過後、圧縮機7を作動
し、その後、開閉弁13を閉じる制御手段12とを含む
ことを特徴とするゴミの防臭保管装置である。
【0010】
【作用】本発明に従えば、ゴミを導入空気の露点以下の
ある定める温度まで冷却することにより、空気を導入し
た時点で迅速確実にゴミ表面には結露による水膜が生成
される。したがって、次に行われる凍結温度までの冷却
手段によって表面の凍結に伴ってゴミはアイスパックさ
れた状態になり、かくして異臭の四散を積極的に抑止で
きて完全防臭が果たされる。
【0011】また本発明は、アイスパック処理後は、解
凍しない程度に保冷することによって異臭の発散防止を
行うことができる。
【0012】さらにまた本発明に従えば、冷却装置とし
ては、汎用的で簡単なユニット構造の冷凍装置と外部空
気導入ダクト等空気流通管との組合わせになる構造でよ
くて、低コストかつ省力管理の装置を使用して実効を挙
げることが可能である。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る脱臭保管装置
の略示構造である。冷蔵室1は、断熱壁により囲まれて
図示しない扉、導入口5および排気口6を備えていて、
ゴミが収蔵され、たとえば翌日に到来するゴミ収集車に
移載されるまで一時的にゴミを保管する。冷蔵室1は、
その頂壁に設けた取付用孔に冷凍装置2が取付けられ
る。
【0014】冷凍装置2は、ケーシング16内が断熱仕
切り壁17によって上下2室に区画され、上方室はコン
デンシングユニット4に形成されて冷蔵室1外に露出し
て配設され、下方室は冷却ユニット3に形成されて冷蔵
室1内に臨んで配設される。
【0015】コンデンシングユニット4内には、圧縮機
7、凝縮器8、凝縮器8用のファン10等が収設され、
冷却ユニット3内には、蒸発器9および蒸発器9用のフ
ァン11等が収設される。そして圧縮機7、凝縮器8、
図示されない膨張弁、蒸発器9によって周知の冷凍サイ
クルが構成される。
【0016】圧縮機7、各ファン10,11を運転する
と、コンデンシングユニット4では、高圧冷媒と大気と
の間での凝縮潜熱の熱交換によって大気中の放熱が行わ
れ、一方、冷却ユニット3では吸気口18から吸込んだ
冷蔵室1内の空気が蒸発器9で冷却され、低温空気とな
って吹出口19から冷蔵室1内に吹出され冷蔵室1内の
冷却が行われる。
【0017】冷却ユニット3のケーシングには、吸気口
18に近い個所に別の吸気口が設けられて、この吸気口
と冷蔵室1に設けた導入口5とに亘らせて空気流通管1
4を接続するとともに、導入口5に対して電磁弁で実現
される開閉弁13を介設して、必要に応じて電磁弁13
を開いて外気を冷却ユニット3内に導入できるように形
成している。
【0018】圧縮機7、各ファン10,11の発停およ
び電磁弁13の開閉の制御は、制御手段12によって行
われる。この制御手段12は、また吸気口18の吸込空
気温度を検出する温度センサ15からの温度信号が入力
される。
【0019】図2は、冷凍装置2の運転推移と冷蔵室1
内の温度変化とを表すタイミングチャート、図3は図1
図示の制御手段12の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0020】冷蔵室1内に生ゴミを含むゴミが持ち込ま
れることによってステップA1の冷凍装置2による冷凍
運転が開始する。そして次のステップA2に移行して冷
蔵室1内の温度チェックを行って設定温度の−10℃に
なるよう冷凍運転を続ける。この場合の設定温度−10
℃は、通常保管する温度、たとえば−7℃よりも低く、
かつ、常温外気を蒸発器9に通して冷蔵室1内のゴミに
接触させると直ちにゴミ表面に結露が生じるような低温
度である。
【0021】冷蔵室1内温度が−10℃に低下した時点
でステップA3に移行して圧縮機およびファン10を一
旦止めるとともに、電磁弁13を励磁により開弁して冷
却ユニット3内に外気を導入する。ファン11は、運転
したままであるので冷蔵室1内に外気が導入し、拡散さ
れる結果、空気中の水分がゴミ表面に直ちに結露して、
20〜30μmの水分膜が生成する。この場合、圧縮機
7を停止するのは、外部からの導入空気が蒸発器9で結
露するのをできるだけ防ぐためである。
【0022】外気導入開始からステップA4に移行して
計時を行い、冷蔵室1内温度が通常の保管温度−7℃に
上昇するのに相当する設定時間Tに達したところでステ
ップA5に移って圧縮機7、ファン10を運転し冷凍運
転を再開する。
【0023】その後、ステップA6に移って冷蔵室1内
の温度チェックを行い、結露水膜が凍結する温度−10
℃に下がった時点で、ステップA7に移行し、電磁弁1
3を消磁し閉弁する。
【0024】ゴミのアイスパックが行われることによっ
て、次のステップA8に移って設定温度を凍結水膜が解
凍しない範囲の保冷温度である−2℃に変更して、冷凍
運転(保冷運転)を続行する。
【0025】翌日になりゴミ収集車が到来した時点で、
ステップA9に移って冷凍運転を停止する。
【0026】かくして一連のゴミ防臭保管運転が完了
し、保冷運転中はゴミからの異臭発散が全然無いことは
言うまでもない。
【0027】なお、図1図示装置において、冷却ユニッ
ト3ではファン11が蒸発器9に対して押し込み方式と
なって配設されているので、空気流通管14の接続個所
は負圧域であって外気の導入が効果的に行われる。
【0028】
【発明の効果】本発明に従えば、冷蔵室1に収蔵するゴ
ミ特に生ゴミを低温に保持するたげでなく、第1段階と
して導入する空気の露点以下になるまで冷却して、次い
で外気の導入によって生ゴミの表面に結露水膜を確実に
生成させ、第2段階として、この結露水膜を冷却運転に
よって凍結するようにしたものであるから、生ゴミはア
イスパックされ、しかも表面に凍結膜が生じているの
で、腐敗を防止し得ることはもとより、異臭の発散を確
実に防ぐことが可能である。また、本発明に従えば、外
気導入の際、蒸発器9のファン11は回したままで圧縮
機7を一旦止めるようにすることによってて、蒸発器9
での結露を防ぎながら、ゴミ表面の水膜生成を効率良く
しかも均等に行わせることができる。
【0029】さらに本発明は、ゴミ表面の水膜凍結が完
了後は解凍をしない範囲内の高温値で保冷運転するよう
にしたことによって省エネルギーを果たしながら防臭保
管を安定的に行わせ得る。
【0030】また本発明に従えば、ユニット構造の冷凍
装置とダクト等の外気導入経路との組合わせになる簡単
な装置で実現可能であって、低コストならびに省力管理
が図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る脱臭保管装置の略示構
造図である。
【図2】図1図示の冷凍装置2の運転推移および冷蔵室
1内の温度変化を表すタイムチャートである。
【図3】図1図示の制御手段12の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 冷蔵室 2 冷凍装置 5 導入口 7 圧縮機 9 蒸発器 11 蒸発器のファン 12 制御手段 13 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 13/00 F25D 23/00 302 B65F 1/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミを、その表面が外部から導入される
    空気の露点以下になるまで冷却し、次に常温の前記空気
    と接触させてゴミ表面に結露させ、その後、結露した水
    膜を凍結する温度まで冷却することを特徴とするゴミの
    防臭保管方法。
  2. 【請求項2】 ゴミの冷蔵保管装置において、保管する
    ゴミの表面が通常の保管温度以下で外部からの導入空気
    の露点以下の予め定める温度になるまで冷却した後、圧
    縮機7を一旦止めて、かつ、蒸発器9のファン11を回
    して外部から空気を導入し、その後、圧縮機7を動作さ
    せてゴミの表面の結露水膜が、凍結するまで冷却するこ
    とを特徴とするゴミの防臭保管方法。
  3. 【請求項3】 結露水膜の凍結後には、保管終了時まで
    は、結露水膜が溶けない温度に保つ保冷運転を行うこと
    を特徴とする請求項2記載のゴミの脱臭保管方法。
  4. 【請求項4】 ゴミが収蔵される冷蔵室1と、冷蔵室1
    内に設けられる蒸発器9と、冷蔵室1内の空気を循環的
    に蒸発器9に送給するファン11と、圧縮機7および蒸
    発器9を含んで形成される冷凍サイクルと、開閉弁13
    を介して外部空気を冷蔵室1内に導く導入口5と、圧縮
    機7およびファン11を作動して冷蔵室1内を外部から
    の導入空気の露点以下に冷却し、次いで圧縮機7を停止
    し、かつファン11は作動のままとして開閉弁13を開
    き、設定時間経過後、圧縮機7を作動し、その後、開閉
    弁13を閉じる制御手段12とを含むことを特徴とする
    ゴミの防臭保管装置。
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