JP2896684B2 - 塗布方法 - Google Patents
塗布方法Info
- Publication number
- JP2896684B2 JP2896684B2 JP1230221A JP23022189A JP2896684B2 JP 2896684 B2 JP2896684 B2 JP 2896684B2 JP 1230221 A JP1230221 A JP 1230221A JP 23022189 A JP23022189 A JP 23022189A JP 2896684 B2 JP2896684 B2 JP 2896684B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- bead
- web
- coating method
- curtain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C5/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
- B05C5/007—Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
- B05C5/008—Slide-hopper curtain coaters
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続走行している帯状支持体(以下ウェブと
いう)に塗布液を塗布する方法に関し、さらに詳しくは
カーテン塗布方法に関する。
いう)に塗布液を塗布する方法に関し、さらに詳しくは
カーテン塗布方法に関する。
塗布方法には種々の方法、例えば浸漬法、ダブルロー
ル法、エアドクター法さらにスライドビード法等がある
が、特に写真感光材料においては、カラー感光材料をは
じめ多層構成のものが多く、塗布方式としても多層塗布
可能なスライドビード法が一般的に用いられている。し
かしながらスライドビード法のようなビードコーターに
おいては、ウエブと塗布装置の間隙の均一性が塗布性に
対し大きな影響を与える。したがってウエブは一般的に
剛性のロール等に密着して搬送され、ビード間隙を保持
する。さらにビードの安定性を高めるために種々の改良
が施され、例えばビードの上下に圧力差(主として下方
への減圧)を設ける等の技術が発達してきた。しかしな
がら、ウエブの塗布されるべき面の反対面またはバッキ
ングロールの表面に付着または埋没した異物が、ウエブ
が塗布部を通過する際、ビード間隙を狭めることとな
り、はん点状の塗布むらを生ずる。またウエブの継ぎ目
の通過、あるいはウエブ搬送ロールの偏心、搬送モータ
の駆動むら等ビードが乱される要因は多い。これらはい
ずれも塗布むらの原因になり、ビード塗布方式の重大な
欠陥である。
ル法、エアドクター法さらにスライドビード法等がある
が、特に写真感光材料においては、カラー感光材料をは
じめ多層構成のものが多く、塗布方式としても多層塗布
可能なスライドビード法が一般的に用いられている。し
かしながらスライドビード法のようなビードコーターに
おいては、ウエブと塗布装置の間隙の均一性が塗布性に
対し大きな影響を与える。したがってウエブは一般的に
剛性のロール等に密着して搬送され、ビード間隙を保持
する。さらにビードの安定性を高めるために種々の改良
が施され、例えばビードの上下に圧力差(主として下方
への減圧)を設ける等の技術が発達してきた。しかしな
がら、ウエブの塗布されるべき面の反対面またはバッキ
ングロールの表面に付着または埋没した異物が、ウエブ
が塗布部を通過する際、ビード間隙を狭めることとな
り、はん点状の塗布むらを生ずる。またウエブの継ぎ目
の通過、あるいはウエブ搬送ロールの偏心、搬送モータ
の駆動むら等ビードが乱される要因は多い。これらはい
ずれも塗布むらの原因になり、ビード塗布方式の重大な
欠陥である。
これに対し、間隙が広く、スライドビード法のような
厳密な間隙制御の必要がなく、多層同時塗布可能な塗布
方法としては、自由落下カーテン方式による塗布方式も
よく知られている。すなわち塗布液を薄膜状にして一定
速度以上でウェブに衝突せしめて塗布する方法であり、
例えば特公昭49−14130号、同49−24133号、同49−3544
7号、特開昭50−76151号等にその技術が開示されてい
る。
厳密な間隙制御の必要がなく、多層同時塗布可能な塗布
方法としては、自由落下カーテン方式による塗布方式も
よく知られている。すなわち塗布液を薄膜状にして一定
速度以上でウェブに衝突せしめて塗布する方法であり、
例えば特公昭49−14130号、同49−24133号、同49−3544
7号、特開昭50−76151号等にその技術が開示されてい
る。
しかしながら、写真感光材料の場合においてこのよう
なカーテン塗布方法を用いても、尚塗布むらを発生する
場合があり問題となっている。
なカーテン塗布方法を用いても、尚塗布むらを発生する
場合があり問題となっている。
上記のごとき問題に対し、本発明の目的は、カーテン
塗布方式における塗布むらの発生を防止できる塗布方法
を提供することである。
塗布方式における塗布むらの発生を防止できる塗布方法
を提供することである。
本発明の上記目的は、カーテン塗布方法を用いた写真
感光材料の製造方法において、自由落下区間における気
液界面を有する塗布液中に5vol%以下の有機溶剤を含有
し、かつ該塗布液中にはアニオン活性剤及びノニオン活
性剤を用いて分散した油滴分散物もしくは低粘度ゼラチ
ンを含有しないことを特徴とする塗布方法によって達成
される。
感光材料の製造方法において、自由落下区間における気
液界面を有する塗布液中に5vol%以下の有機溶剤を含有
し、かつ該塗布液中にはアニオン活性剤及びノニオン活
性剤を用いて分散した油滴分散物もしくは低粘度ゼラチ
ンを含有しないことを特徴とする塗布方法によって達成
される。
以下本発明につき具体的に説明する。
第1図はスライドビード塗布方式、第2図はカーテン
塗布方式のそれぞれ1例を示す断面図である。
塗布方式のそれぞれ1例を示す断面図である。
第1図においては、塗布機のスライド面5を流下した
塗布液13及び14はビード12を介してウエブ10上に塗布さ
れる。この場合塗布機リップ部6とウエブとの間隙すな
わちビード間隙の安定性が問題となる。
塗布液13及び14はビード12を介してウエブ10上に塗布さ
れる。この場合塗布機リップ部6とウエブとの間隙すな
わちビード間隙の安定性が問題となる。
第2図においては第1図におけるスライドホッパー塗
布機と同じ機構のものでこの場合はビードをつくらず、
ウエブ上に塗布液を流下し塗布するのが特徴である。な
お図中のNoは第1図と同じである。
布機と同じ機構のものでこの場合はビードをつくらず、
ウエブ上に塗布液を流下し塗布するのが特徴である。な
お図中のNoは第1図と同じである。
本発明においては、塗布は単層にとどまらず多層を同
時に塗布する場合であってもよい。
時に塗布する場合であってもよい。
ハロゲン化銀写真感光材料の製造においては、写真乳
剤中に必要に応じて分光増感色素、界面活性剤、カプラ
ー等多数の添加剤を加えるが、これらの中には水に難溶
性のものもあり、メタノール、エタノール等のアルコー
ル類をはじめとする各種有機溶剤が用いられている。し
かし、本発明等は鋭意検討の結果、これらの有機溶剤を
多く用いるとカーテン塗布においては流下液膜の安定性
が著しく損なわれることを見いだし、塗布液中の有機溶
剤含有量を5vol%以下にすることによりこの問題を解決
し得ることを明らかにした。
剤中に必要に応じて分光増感色素、界面活性剤、カプラ
ー等多数の添加剤を加えるが、これらの中には水に難溶
性のものもあり、メタノール、エタノール等のアルコー
ル類をはじめとする各種有機溶剤が用いられている。し
かし、本発明等は鋭意検討の結果、これらの有機溶剤を
多く用いるとカーテン塗布においては流下液膜の安定性
が著しく損なわれることを見いだし、塗布液中の有機溶
剤含有量を5vol%以下にすることによりこの問題を解決
し得ることを明らかにした。
以下、実施例により本発明の効果を例証する。
実施例 第2図に示した装置により、2層同時塗布を行った。
塗布速度:120m/min、カーテン高さ:7cm 支持体:下引処理した100μm厚みのポリエチレンテレ
フタレート 保護膜層(上層):ゼラチン溶液に界面活性剤増粘剤及
び硬膜剤を添加した保護膜液。
フタレート 保護膜層(上層):ゼラチン溶液に界面活性剤増粘剤及
び硬膜剤を添加した保護膜液。
乳剤層(下層):色素溶解用として2vol%のメタノール
を含有する写真用乳剤。
を含有する写真用乳剤。
上記のごとき構成の感光材料において保護層中の添加
剤溶解用として下記量のメタノールを使用した。
剤溶解用として下記量のメタノールを使用した。
a:5.8vol% b:4.0vol% c:2.0vol% これらの構成条件での保護層及び乳剤層を同時塗布した
結果 a:流下液膜中に不規則な縦筋状の乱れが観察され、塗布
結果として濃度むらが強く、製品化不可のレベルであ
る。
結果 a:流下液膜中に不規則な縦筋状の乱れが観察され、塗布
結果として濃度むらが強く、製品化不可のレベルであ
る。
b:上記むらはほとんど観察されず製品として実用上問題
のないレベルである。
のないレベルである。
c:上記の様なむらはまったく観察されず極めて良好なレ
ベルである。
ベルである。
上記の結果、b,cの条件であれば実用可であり、有機溶
剤の量は5vol%以下、好ましくは2vol%以下である。
剤の量は5vol%以下、好ましくは2vol%以下である。
本発明により、カーテン塗布方式における塗布むらの
発生を防止できる塗布方法を提供することができた。
発生を防止できる塗布方法を提供することができた。
第1図はスライドビード塗布機の1例を示す断面図、第
2図はカーテン塗布機の1例を示す断面図である。 2:スライドホッパー(スライドビード)塗布機 5:スライド面、10:ウエブ 11:塗布膜、12:ビード
2図はカーテン塗布機の1例を示す断面図である。 2:スライドホッパー(スライドビード)塗布機 5:スライド面、10:ウエブ 11:塗布膜、12:ビード
Claims (1)
- 【請求項1】カーテン塗布方法を用いた写真感光材料の
製造方法において、自由落下区間における気液界面を有
する塗布液中に5vol%以下の有機溶剤を含有し、かつ該
塗布液中にはアニオン活性剤及びノニオン活性剤を用い
て分散した油滴分散物もしくは低粘度ゼラチンを含有し
ないことを特徴とする塗布方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1230221A JP2896684B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1230221A JP2896684B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 塗布方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0392846A JPH0392846A (ja) | 1991-04-18 |
JP2896684B2 true JP2896684B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=16904455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1230221A Expired - Fee Related JP2896684B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 塗布方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2896684B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP1230221A patent/JP2896684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0392846A (ja) | 1991-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4233346A (en) | Method and apparatus for applying a plurality of superposed layers to a web by curtain coating | |
US6200641B1 (en) | Method for coating a plurality of fluid layers onto a substrate | |
JP2646251B2 (ja) | 多層同時塗布方法及び装置 | |
JPS6320584B2 (ja) | ||
JP2849836B2 (ja) | 塗布方法 | |
US3289632A (en) | Cascade coating apparatus for applying plural layers of coating material to a moving web | |
JPH0339294B2 (ja) | ||
US3928678A (en) | Method and apparatus for coating a substrate | |
US4837045A (en) | Coating method | |
EP0954383B1 (en) | Method for minimizing waste when coating a fluid with a slide coater | |
EP0390774A1 (en) | HIGH SPEED CURTAIN COATING METHOD AND APPARATUS. | |
JP4120913B2 (ja) | 塗布方法 | |
JPH0566193B2 (ja) | ||
JP2896684B2 (ja) | 塗布方法 | |
US5545256A (en) | Coating apparatus | |
JPS6391171A (ja) | 塗布方法 | |
JPS6247075B2 (ja) | ||
JP2858136B2 (ja) | 塗布方法 | |
EP0566504A1 (en) | Method of coating multilayer photographic elements | |
JPS62124631A (ja) | 磁気記録媒体の塗布方法 | |
JPH02245267A (ja) | 塗布方法 | |
JP3765144B2 (ja) | スライド塗布装置及びそれを用いた感光材料の製造方法 | |
JPH01206332A (ja) | 塗布方法及び装置 | |
JPH01205154A (ja) | 多層同時塗布方法 | |
JPH0497240A (ja) | 塗布方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |