JPS6247075B2 - - Google Patents

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JPS6247075B2
JPS6247075B2 JP54022491A JP2249179A JPS6247075B2 JP S6247075 B2 JPS6247075 B2 JP S6247075B2 JP 54022491 A JP54022491 A JP 54022491A JP 2249179 A JP2249179 A JP 2249179A JP S6247075 B2 JPS6247075 B2 JP S6247075B2
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curtain
web
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width
layers
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JP54022491A
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Gisuren Kerukofu Jaaku
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Agfa Gevaert NV
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Publication date
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Publication of JPS6247075B2 publication Critical patent/JPS6247075B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカーテンコーテイングによつて複数の
被覆組成物の層で送行ウエブを被覆するための方
法および装置に関する。
カーテンコーテイングにおいては、送行ウエブ
上に層を形成させるため送行ウエブに衝突を生ぜ
しめられる被覆液の自由落下カーテンによつて送
行ウエブは被覆される。カーテンコーテイングに
よつてウエブ上に一つの層を形成することは以前
より知られている。ウエブ上に複数の別々の層を
形成することは英国特許第1276381号明細書に記
載されており、これは特に多層写真材料の製造を
取り扱つている。
カーテンコーテイングにおいては、自由遊落下
カーテンの幅はカーテンの横方向周縁を規制する
耳端案内装置(edge guide)によつて保たれて
いる。上記耳端案内装置は、カーテンの自由落下
の開始点から下方に向かつて延び、時には僅かに
収束されていてもよい固定部材である。耳端案内
装置がない場合には、低エネルギー状態に向かう
傾向がカーテンを確認できる程くびれさせるか、
あるいは多数のストランドに開裂させる、そして
最低エネルギー状態になるときかかるストランド
の円形断面に相当するようになる。案内装置とカ
ーテンの縁の湿潤接触は、移動ウエブにカーテン
の幅一杯を付与するとき被覆の不均一性を生ぜし
める。各縁でこの不均一帯域に少なくとも等しい
量で被覆されるべきウエブよりも幅の広いカーテ
ンを作ることによつて、ウエブに付与される被覆
は、表面張力効果の影響によるビード縁の形成は
別として、実質的に均一になる。
送行ウエブ上に単一層を被覆するとき、送行ウ
エブの縁から溢れ出る余分のカーテン部の被覆液
は集めて被覆液供給原料に再循環させることがで
きる。しかしながら、二つ以上の層を、相互に接
触した面対面中に同時に被覆するときには、ウエ
ブの縁での溢れた液は現実に2種以上の異なる組
成物の混合物となり、従つて再循環させることは
できない。
かかる溢流は実際には廃材料となり、それらが
写真材料の製造に当つての感光性層の被覆中のハ
ロゲン化銀化合物の如き価値を有する成分を含有
する場合にのみ、材料の損失を抑えるためかかる
成分の回収を行なうことができるだけである。
上述した材料の廃物を克服するためのカーテン
コーテイング法が発表されている。英国特許第
1429260号明細書によれば、液体組成物の少なく
とも一つの層で送行ウエブを被覆する方法が提供
されており、この方法は被覆帯域中の通路に沿つ
てウエブを移行させ、通路の横方向に拡がり、送
行ウエブに衝突してその上に被覆を沈着させる自
由落下垂直カーテンを被覆帯域で形成させ、自由
落下カーテンは少なくとも二つの別々に形成した
自由落下カーテンから構成させ、これらの自由落
下カーテンは縁対縁が接合し、一つの部分カーテ
ンが一体的なカーテンの縁帯域を構成し、その他
の部分カーテンが一体的なカーテンの中心帯域お
よび別の縁帯域を構成するようにしている。好ま
しくは一体的カーテンのそれぞれ中心帯域および
二つの縁帯域を構成する三部分からなるカーテン
を提供する。この方法は縁帯域において、主たる
被覆液または中心帯域において使用する液体と両
立性のある安価な液体の使用を可能にする、従つ
てそれらが被覆すべきウエブの縁から溢れ出ると
き、それらは必ずしも再循環させるため収集する
必要はない。
更にカーテンの中心帯域の幅が被覆されるウエ
ブの幅より小さくなるよう規制されるときには、
ウエブの縁から溢れ出る液体は収集し、縁帯域の
形成のための被覆液供給原料中に再循環させるこ
とができ好ましい。
上述した方法は次の如き不都合を示す。
二つ以上の層のための被覆ヘツドの構成におい
て既に重大となつている技術的な問題が、カーテ
ンの二つの縁帯域の形成のための二つの追加のオ
リフイスを作る必要のあることによつて更に大き
くなる。中心オリフイスに対する上記二つの追加
のオリフイスの横の位置に厳密な規制を要する、
これはカーテンの二つの絶帯域が中心帯域と適切
に合致しなければならないからである。二つの追
加縁オリフイスは追加液供給原料に連通され、こ
の追加回路には供給速度のそれ自体の制御および
加熱、その洗浄および脱気等を必要とする。
しかしながら大きな主たる問題は、カーテンの
絶帯域を形成するため使用する液体組成物の流動
学的性質が、カーテンの中心帯域の液体(一つま
たは複数の)の流動学的性質と両立性を有しなけ
ればならないことにある。上述した流動学的性
質、特に湿潤力の調整は、カーテンの中心帯域が
ただ一つの層のみを含む場合には大きな困難を生
ぜしめない。しかしながら二つ以上の層の場合に
は、多くの異なる各層が通常別々の異なる湿潤剤
を含有するから、カーテンの中心帯域の各層の全
構成成分と適合しうる縁帯域のための液体組成物
用の別の湿潤剤を見出すことは極度に困難で難し
いことが判るであろう、そして要求される適合性
を得るために現実の被覆配合物の要求を完全に再
考する必要さえ生ぜしめる。このことは、複数の
感光性ハロゲン化銀層、カラーフイルター層、保
護層およびその他の層の形成のための被覆組成物
が全て全く異なる種類および異なる量の湿潤剤を
含有し、これらの各湿潤剤は、次陥のない被覆お
よび一定のウエブ速度で層を乾燥できる被覆組成
物を得るためかなりの経験と実験の結果実際にも
たらされる写真分野においては特に著しい。
本発明の目的は、カーテンの縁帯域と関連した
問題をより簡単な方法で克服するようにした多重
カーテン被覆方法および装置を提供することにあ
る。
本発明によれば、複数の被覆組成物の層で送行
ウエブを被覆する方法であり、これは被覆帯域中
の通路に沿つた上記ウエブを移動させ、液体被覆
組成物の別々の流動層を形成させ、上記層を相互
に面対面接触させるように流して複合層を形成さ
せ、被覆帯域内で上記複合層から、上記通路の横
方向に延び、カーテン案内装置とその横方向縁の
接着接触によつて保たれ、上記移行ウエブ上にカ
ーテンが衝突する自由落下カーテンを形成させ、
これによつて上記被覆組成物の別々の積重層から
なる被覆を移行ウエブ上に形成する方法であつ
て、上記複数の層の全部ではないが、一つ以上に
ウエブの幅を越えた幅を有せしめ、その他の上記
複数の層の幅をカーテンの全体の幅より小さくし
たことを特徴とする。
ここに使用する「複数」なる語は、少なくとも
二つの層を表わすものとする。
また「ウエブ」なる語は、数百メートルの紙、
セルローストリアセテートおよびポリエチレンテ
レフタレートの如き長さの材料を表わす、しかし
これはまた被覆帯域中を適切に移送させることに
よつてカーテンコーテイングにそれ自体を供しう
るストリツプ状材料のみならず可撓性または剛性
シートも包含させるものとする。
また「層(単数または複数の)の幅」、「カーテ
ンの全体の幅」および「カーテンの中心帯域の
幅」は、他に特記せぬ限り、かかる層またはカー
テンのウエブとの交点の線上で、即ちウエブ上で
衝突線上で測定したかかる層またはかかるカーテ
ンの幅を表わすものとする。
ウエブの幅を越えた幅を有する層、またはウエ
ブの幅を越えた幅を有する層の少なくとも一つ
は、事実一つ以上のかかる層があるときには、カ
ーテン案内装置と接着接触している。ウエブより
幅の広いかかる層が一つより多くあるとき、かか
る幅広の層の両方または全部が上記案内装置に接
しているのが好ましい。
本発明の好ましい実施態様によれば、ウエブの
幅より大であり、カーテン案内装置と接触状態に
ある幅を有する唯一つの層があり、一方他の層は
ウエブを溢れ出ない幅を有する。上記方法におい
て、ウエブの縁から溢れ出る幅の広い層の被覆組
成物は収集し、上記一つの層の被覆液供給原料中
に再循環させることができる。
前述した英国特許第1429260号明細書に記載さ
れた方法とは対照的に、ウエブの縁から溢れ出る
液は、カーテンの中心帯域の流動学的性質から見
てその流動学的性質の調整は何ら必要ない、それ
はカーテンの縁帯域が、相当する積重層と適合さ
れるよう予め調整されているカーテンの中心帯域
の相当する層の一体的部分を形成するからであ
る。ウエブの縁を溢れ出る一つの層の上記液体は
安価な液体である必要はなく、写真材料の製造に
使用される水性ハロゲン化銀ゼラチン分散液の如
き高価な液体であることができる、そしてその溢
流体は収集して、上記の大きい幅の一つの層の形
成のための供給原料に再循環させることができ
る。
本発明方法を実施するに当つて考慮すべき唯一
の点は、安定したカーテンの形成のための基本的
な条件、即ち少なくとも約50ml/秒/m(以後
ml/s/mと表わす)のカーテンであるカーテン
の流速を満たすべきであることにある。この条件
は以前より知られており、例えばデイー・アー
ル・ブラウンによるジヤーナル・オブ・フイーイ
ド・メカニツクス第10巻(1960年)第297頁〜第
305頁の「ア・スタデイ・オブ・ザ・ビヘイビヤ
ー・オブ・ア・シン・シート・オブ・ムービン
グ・リクイツド」なる論文、およびアール・ダヴ
リユー・ウイリスによるモダーン・プラスチツク
ス第40巻(1962年)第134頁〜第142頁の「カーテ
ン・コーテイング・ウイズ・PVDC・デイスパー
ジヨンズ」なる論文、および1967年10月30日〜11
月1日の米国イリノイ州、シカゴ市における第22
回プラスチツクス・ペーパー・コンヒアレンスの
イ・アール・コツクスの予講集を参照でき、カー
テンの流速の上述した最低値は0.5c.c./s/cmと
発表されている。
50ml/s/mの上記の値は、我々の知る限りに
おいて、実際に、特に水性分散液の被覆に当つて
しばしば得ることのできない下限である、従つて
流速の下限として多くの被覆の実施に当つて70〜
90ml/s/mの値を考えるべきである。
本発明方法において最低流速が得られない場
合、下記の測度(目安)を単独でまたは組合せて
とるとよい。
第一にカーテンの幅の大きい層の流速を、カー
テンの中心帯域での流速よりカーテンの縁帯域で
大にするとよい。この測度は幅の大きいカーテン
層を形成するスロツト状オリフイスの幅を局部的
に大きくすることによつて実施できる。例えばオ
リフイスを決定する一つまたは両方の壁に、カー
テンの所望の縁帯域の幅に相当する長さを有する
横方向端の凹部を設けることができる。オリフイ
スの幅のかかる局部的な増大は、流速がオリフイ
スの幅の3乗に比例することを考えると小さいも
のである。オリフイスの中心帯域での速度と比較
したとき、縁帯域での被覆組成物の初速度の時々
生ずる差は完全に重要でない、それはカーテンコ
ーテイングにおいて、下記式によりカーテンの最
終速度を決定するカーテンの高さが断然高いから
である。
c=√2 i+2 Vcはウエブに衝突する被覆時のカーテン速度
である。
iはカーテンの初速度である。
gは重力定数である。
hはカーテの高さである。
第二に単一層(これは好ましい場合である)と
異なり、二つ以上の面対面層は、カーテンの幅一
杯に拡がつていてよい。かかる方法においてカー
テンの縁帯域において充分大なる流速が得られる
が、ウエブの縁で溢れ出る液体の再循環の利点は
失われる、その理由は収集される液体が少なくと
も2種の異なる被覆組成物の混合物となるからで
ある。この事実は、この方法が、被覆すべきウエ
ブの縁を溢れ出る複合カーテンの各層の適切な選
択によつて、高価な被覆組成物の損失をなお低く
保ちうることから大きな廃物を生ぜしめることを
必ずしも意味しない。例えば緑色感光性ハロゲン
化銀層、赤色感光性ハロゲン化銀層、黄色フイル
ター層、青色感光性ハロゲン化銀層および保護層
を含む複合カーテンによる写真カラー材料の製造
において、黄色フイルター層および保護層は一杯
のカーテン幅で形成させうるが、他の三つの高価
な銀含有層はウエブの幅より僅かに小さい幅で形
成できる、かくすると事実として二つの高価でな
い層のみが被覆材料の損失として考えられるにす
ぎない。
第三に、一杯のカーテン幅を形成する層または
場合により複数の層の粘度は、カーテンの縁帯域
に対する支持力を増大させるため増大させること
ができる。しかしなが、この測度の効果は制限を
受け、粘度が例えば300mPa.s(1mPa・s=
1cp)より大になつた場合被覆組成物の製造およ
び供給原料回路の脱気に考慮を払わなければなら
ない。
本発明の別の好ましい実施態様によれば、幅の
大きい層または多数層の表面張力は、カーテンの
中心帯域に等しい幅を有する他の層の表面張力よ
りも大とする。この方法でカーテンの中心帯域は
僅かに末広がりの縁を有する形状をうる。その結
果として、カーテンの中心帯域の厚さはその縁近
くで僅かに減少する、かくして送行ウエブ上にカ
ーテンが被覆されるとき、ビード状縁を形成する
傾向を有するウエブ上の被覆の縁での表面張力効
果は強くならぬ効果を有する、かくしてウエブ被
覆のビード状縁は小さくなり、被覆の厚さはウエ
ブの縁近くでより均一になる。ウエブの縁でのウ
エブ被覆の不均一性それ自体は重大ではない、何
故なら実際には上記不均一性はフイルムの縁ナー
リング内に殆ど常に限定され、縁ナーリングを含
む周辺フイルム部分は被覆した材料の乾燥後切り
取られるからである。しかしながら上述したウエ
ブ被覆のビード状縁は被覆の乾燥中蒸発させなけ
ればならない液体ビヒクルの余分量となる、従つ
て乾燥装置の乾燥能力が被覆速度に制限を与える
ことがある。
本発明はまた多重カーテンコーテイング用の改
良された装置も提供する。本発明によれば、複数
の層でウエブを被覆するための装置であつて、
別々の被覆組成物を供給しうる複数の別々のキヤ
ビテイを備えたホツパー、複数のキヤビテイとそ
れぞれ連通した複数の細長スロツト状オリフイ
ス、オリフイス中を組成物を流すことによつて形
成される被覆組成物の層を相互に積重接触状態に
して、被覆帯域中のウエブの移行通路の横断方向
に拡がる自由落下カーテンとして流れ、その横方
向周縁で下方に延びるカーテン案内装置と接着接
触する複合層を形成させる装置を含み、上記複数
のスロツト状オリフイスが上記一つ以上のオリフ
イスの長さよりも小さく、上記複数のオリフイス
の中心が好ましくは一つの共通中心面に配置され
ていることを特徴とする。ウエブ幅より大なる長
さを有するオリフイスが一つより多くあるとき、
かかる長いオリフイスの両方または全部はカーテ
ン案内装置間の初めの間隔に等しい長さを有する
のが好ましい。
本発明による装置の興味ある実施態様は次のと
おりである。
一つのスロツト状オリフイスのみが、カーテン
案内装置間の間隔に等しい長さを有し、他の全て
のオリフイスが上記一つのオリフイスよりも短
い。
カーテン案内装置間に初めの間隔に相当する長
さを有する上記スロツト状オリフイスの少なくと
も一つが、増大したリツプ間隔の縁帯域を有し、
これによつて操作中上記縁帯域で、上記オリフイ
スの対応する中心帯域での流速よりも大である流
速を生ぜしめる。
本発明は特に写真材料の製造との関連において
開発されたのであるが、本発明はこの種の特別な
材料の製造に限定されないことを理解すべきであ
る。本発明の方法による多重カーテンコーテイン
グにそれ自体供される他の材料には例えば装飾用
ペイントまたは組成物の第一層、例えば青銅また
は金属様仕上げを得るためのアルミニウム等の微
粒子を含有する第一層、および第一層を封止し保
護する透明最上層によつて被覆すべき鋼のバンド
またはストリツプがある。
本発明を添付図面を参照して例によつて以下に
説明する。
第1図を参照して、押出し式の被覆ヘツド10
は移行ウエブ11上に二つの層の同時被覆をする
ために配置してある。ウエブ11は案内ローラー
13上をウエブが進行してウエブ支持ローラー1
2に達し、それによつて決まる通路によつて被覆
帯域中に移動する。ウエブはローラー12の幅よ
りも大きく幅を有する、かくすることによつてそ
れは両側でローラー上に拡がる。被覆ヘツドは破
線で示した非動作位置から実線で示した動作位置
に移るように配置してある。非動作位置では、被
覆ヘツドおよびその関係供給原料回路の脱気、お
よびカーテン形成の開始を行なわせることができ
る。被覆手順のこの工程中下方に向かつて流れる
被覆組成物はパン14中に集め、二つの層のため
の組成物が混合するようになるから廃物として考
えるべきである。場合によつては重要もしくは高
価な成分は収集液体から回収してもよい。
カーテンが安定して下方に流れるようになつた
とき、被覆ヘツドは適当な装置によつて動作位置
へと移動させるとよい。その位置で複合カーテン
は、ウエブ支持ローラー12の上方左手四分円を
占める被覆帯域での位置でウエブ上に流れる。カ
ーテンは第2図に見られるように、固定カーテン
案内装置15および16と接触した状態でその縁
でその自由落下中保持される。この実施態様にお
いて、カーテン案内装置は、被覆組成物に対し良
好な湿潤性を示すプラスチツク、即ちナイロンの
スリーブを設けた金属棒で構成した。図において
カーテン案内装置は相互に平行に示した、しかし
それらはカーテンの流速および流動学的性質によ
つて相互に収れんさせてもよい。
被覆ヘツドの構造は第2図および第3図に更に
詳細に示す、この場合ヘツドは、二つの細長平行
オリフイス22および23を規定する二つの外方
リツプ18および19、および中央楔状リツプ1
7、側壁20および21、およびブロツクとして
示したが実際には外方リツプ18および19を中
央リツプから揺動させてヘツドを清浄にすること
のできる装置を含む支持機構58を本質的に含む
ことが判る。そしてオリフイスの有効長を減少さ
せるためオリフイスの一つの横端にプラスチツ
ク、金属等の小片を設ける。被覆組成物は第2図
に示す27の如き横の接続装置を介して被覆ヘツ
ドのキヤビテイ25および26に供給する。第2
図において、オリフイス22の長さはaで示す、
一方オリフイス23の長さはbで示す。上記長さ
は実際上カーテンの各層28および29の初期の
幅に相当する。層29の縁は第2図に破線で示
す。オリフイス22および23はダツシユおよび
点線33で示すように共通中心線を有する。
カーテンの二つの層がウエブに接するときのカ
ーテンの二つの層の幅を第4図に層28について
はcで、層29についてはdで示す。ウエブ11
の幅はeで示す。矢印30はウエブ11の移行方
向を示し、従つて図示の例において、カーテンの
幅の大きい層28がウエブと接触するように入る
ことは明らかである。明瞭にするため、線4−4
は第2図においてウエブ11の上面から離して示
してある、実際には上記線は上記面と一致すべき
である。
ウエブの縁から溢れ出るカーテンの被覆組成物
はパン31および32に集め、キヤビテイ25と
連通する複覆組成物の供給タンクに直接再循環さ
せることができる。かかる再循環は、それがウエ
ブの縁を溢れ出る幅の大きいカーテン層28の縁
帯域の液のみであるとき可能である。
これに対し層29は全体がウエブに付与され
る。
ウエブの縁を溢れ出る被覆組成物の再循環は第
5図に示す、この図において34は被覆組成物の
供給タンクであり、35は脱気装置であり、36
は容量型ポンプ例えばギヤポンプであり、37は
流速測定装置であり、38は流量計37からの出
力信号に応答してポンプ36を制御するための制
御機であり、10はカーテンコーターである。ウ
エブ11の縁を溢れ出る被覆組成物はパン31お
よび32に集められ、ポンプ39例えば遠心型ポ
ンプで再循環され、脱気装置35に入る。この装
置は、ウエブの幅を越えない幅を有し、従つてウ
エブに全体が被覆される層を形成するための被覆
組成物を提供するため、図示してないが第二の供
給容器およびその関連装置を有する。
第6図は、カーテンの流速、特にカーテンの縁
帯域の流速が安定カーテンを保つのに不充分な大
きさである場合に使用できる第2図および第3図
による改変被覆ヘツドを示す。かかる場合におい
て、幅の大きいカーテン層が通つて形成される被
覆ヘツドのオリフイスでのリツプ間隔は、被覆ヘ
ツドの一つの横側について第6図に凹帯域33で
示した如く、縁帯域で局部的に大きくするとよ
い。リツプ間隔の増大は明瞭にするため図におい
ては誇張して示した、実際にはかかる増大は前述
した如くオリフイス中の流速について示した法則
に従つて小さいものである。
本発明方法を実施するための装置の第二の例を
第7図および第8図に示す。この装置は相互の上
に逐次付与される四つの層の形成のため配置した
スライドホツパー型のカーテンコーテイング装置
である。上述した型のスライドホツパーは例えば
英国特許第1276144号および第1276381号明細書に
詳細に記載されている。
ホツパー40は逐次層の形成のため四つの平行
細長オリフイス46〜49を規制する五つの構成
素子41〜45を有している。別々の層を形成す
るための各被覆組成物は、相当する矢印によつて
示した相当するダクトをとおり被覆ヘツド中に圧
入される。最初の素子45はリツプ50で終り、
そこから積重された層がローラー12の周りの被
覆帯域を通つて運ばれるウエブ11上にカーテン
として落下される。第8図に示すように被覆ヘツ
ドのスロツト状オリフイスは異なつた長さを有す
る、この場合オリフイス46および47は下方オ
リフイス48および49の長さよりも小さい長さ
を有する。四つのオリフイスの中心は鎖線57で
示すように共通中心面にある。始めの二つのオリ
フイスを通つて形成される被覆組成物の層は耳端
案内装置51および52とそれらの横方向周辺と
接触状態にあり、一方次の二つの層は耳端案内装
置53および54と接触状態にある。オリフイス
46および47を通つて形成される層はオリフイ
ス48および49を通つて形成される層から溢れ
出て、第1図〜第3図を参照して後述する実施例
において更に例示するようなそれぞれの流動学的
性質によつて、破線55および56で示す如き初
期の幅を保持する。耳端案内装置53および54
は垂直に下方に向かつてリツプ50を越えて拡が
り、これによつて自由落下カーテンのための耳端
案内装置を形成する。ウエブの幅は、破線55お
よび56内にあるカーテンの中心帯域の幅に相当
してもよく、あるいはそれより僅かに狭くともま
た広くともよい。ウエブ11の縁から溢れ出るカ
ーテンの縁帯域は押出し型ホツパーについて前述
した如き適当なパン中に集めるとよい、しかしそ
れらは実際に少なくとも2種の被覆組成物の混合
物であるから再循環には適しない。上述した層構
成の目的は、カーテンの縁帯域において、2層の
流速の組合せがあり、これによつて、相対的に薄
い層を形成する場合に著しいのであるが、個々の
層の流速が安定カーテンを維持するに小さすぎる
が、2層の組合せた流速が安定カーテンを維持し
うる流速を有するようにすることにある。
上述した配置はカーテンの収集した縁帯域の再
循環はできないが、従来のカーテンコーターでは
集めたカーテンの縁帯域が四つの層の被覆組成物
の混合物であつたことからみて、被覆材料の廃物
の著しい減少を可能にする。
カーテンの縁帯域の幅と完全カーテンの幅の間
の比は実際にかなり変動させることができるが、
縁帯域がカーテンの全体の幅の5%より狭いこと
はめつたになく、カーテンの縁帯域の幅に対する
適切な最小限は比較的小さいウエブの被覆におい
て約10mmであり、例えば最大200mmまであり、幅
の広いウエブの被覆において50mmであり、例えば
1700mmまであることを考慮に入れるべきである。
考慮すべき別の要因は被覆帯域中を通るウエブの
横方向誘導の精度であり、その目的通路からのウ
エブの相対的に重要な偏差が生じた場合、カーテ
ンの縁帯域の幅を決定するに当つてのかかる偏差
に対し許容範囲を設けるべきである。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 1 第1図〜第3図に示した如き二重押出し式ホツ
パーを用いて自由落下複合カーテンを形成し、適
当な下塗層を付与したポリエチレンテレフタレー
トウエブ上に2層被覆を作つた。ウエブは幅240
mmであり、2m/sの速度で移行させた。ウエブ
上のカーテンの衝突点を通つて回転するローラー
の半径とローラー中心を通る水平線の間の角(第
1図にαで示した)は60゜であつた。カーテンの
高さは60mmであつた。
下側層28は、36℃で16mPa.sの粘度および
250g/の固形分含有量を示するグラフイツク
用の写真フイルム製造に使用される水性ハロゲン
化銀分散液であつた、分散液には湿潤剤として8
個の反復エチレンオキサイド単位を含有するポリ
エチレングリコールのカルボキシメチル化オクチ
ルフエニルエーテルを0.5g/の量で含有させ
た。組成物の静的表面張力はウイルヘルミプレー
トで測定し、36mN/mであつた。
最上層29は、36℃で4mPa・sの粘度および
40g/の固形分含有量を有するいわゆる保護層
であつた。この組成分にはイソテトラデシル硫酸
ナトリウムを湿潤剤として0.17g/の量で含有
させた。静的表面張力は34mN/mであつた。
各幅は次のとおりであつた: a=400mm b=230mm c=364mm d=230mm e=240mm 下側層の湿潤層の厚さは50μmであり、一方最
上層の湿潤層の厚さは33μmであつた。下側層の
流速は75ml/s/mであり、一方最上層の流速は
流速は41ml/s/mであつた。乾燥した被覆の断
面の顕微鏡写真は2層間に明確な分離を示した。
カーテンの中心帯域29の周辺は、第2図に垂
直破線で示したように相互に完全に平行のままで
あつた。
実施例 2 本実施例では水性ハロゲン化銀下側層がカーテ
ンの中心帯域に相当する幅を有し、一方保護最上
層が完全なカーテン幅を有しかつカーテン案内装
置と接触状態にあるようにした以外は実施例1を
繰返した。
最上層の流速は、カーテンの縁帯域が不安定に
なるのを防ぐため100ml/s/mに増大させなけ
ればならないことが判つた。上記層に対し33μm
の湿潤層の厚さを得るためのウエブの対応最低速
度は3m/sに増大させなければならなかつた。
ハロゲン化銀これに応じて下側層の流速は、実施
例1におけるのと同じ湿潤層の厚さ即ち50μmを
得るため、187ml/s/mに増大させなければな
らなかつた。
実施例 3 本実施例では保護最上層中の湿潤剤の濃度を
0.17g/から2g/に増大させたこと以外は
実施例1を繰返した。これによつて組成物の静的
表面張力は32mN/mに低下した。この結果とし
て、カーテンの中心帯域の縁はもはや相互に平行
には送行しなかつた、しかしこれとは反対にそれ
は下方に向かつて僅かに末広がりになつた。カー
テンの上記中心帯域の幅を第2図の4−4線で測
定して実施例1における対応するカーテン帯域の
幅に等しくするため、オリフイス23の長さを減
少させた。各寸法は次のとおりであつた。
a=400mm b=225mm c=364mm d=230mm e=240mm 上記最上層に対し最終的に同じ湿潤層の厚さ33
μmを得るため、オリフイス23を通る流速はそ
れに応じて低下させた。
本実施例の目的は、カーテンの狭い層の末広が
りによつて、ウエブ上の上記層のビード化した縁
の厚さを減少させることができ、これによつて上
記特別の層の厚さを乾燥するために要する追加の
時間を減少させることができることを強調するた
めに示した。
下記のデータは得られた改良を示す。
実施例1の被覆において、2層の乾燥層の厚さ
はウエブの中心で測定して10.2μmであり、ウエ
ブの縁から内側へ5mmの位置で測定して11.0μm
であつた。
これに対し本実施例3の被覆においては、中心
での乾燥層の厚さは10.2μmであり、一方ウエブ
の縁から内側へ5mmの位置で測定した厚さは10.1
μmであつた。
実施例 4 第1図〜第3図に示した二重押出し式ホツパー
を用いて自由落下カーテンを形成し、適当な下塗
層を付与したポリエチレンテレフタレートウエブ
上に2層被覆を作り、いわゆるグラフイツクフイ
ルム用のハレイシヨン防止層を形成させた。
被覆ヘツドの位置およびカーテンの高さは実施
例1と同じとした。
最下層は、ウエブの反対側上の感光性層を露光
したときウエブを通つて侵入する光を吸収するた
め顔料粒子を含有する水性ゼラチン分散液とし
た。組成物の固体含有量は80g/で、粘度は36
℃で11mPa・sであつた。組成物は湿潤剤として
イソテトラデシル硫酸ナトリウムを0.21g/の
量で含有し、組成物の静的表面張力は34mN/m
であつた。最上層は固体含有量30g/、粘度
3mPa・s(36℃で)を有する保護層であつた。
組成物は湿潤剤としてイソテトラデシル硫酸ナト
リウムを0.56g/の量で含有させた。静的表面
張力は29mN/mであつた。最層下の湿潤層の厚
さは50μmであり、一方最上層の湿潤層の厚さは
20μmであつた。
被覆をカーテン幅一杯を被う最上層を用いて行
ない、従つて最下層がカーテンの中心帯域を形成
する場合、上記最上層組成物の流速は、カーテン
の安定な縁帯域を得るために100ml/s/mより
大としなければならないことが判つた。20μmの
湿潤層の厚さを得るためこの状況の下で必要とし
たウエブ速度は5m/sであつた。このウエブ速
度の増大した値を低下させんとして、押出し式ヘ
ツド10のオリフイス22の周辺端帯域33(第
6図参照)を0.1mm広げて上記帯域の流速を局部
的に増大させた。オリフイス22の表示幅は0.4
mmであつた。ここでカーテンの縁帯域での流速は
195ml/s/mであつた。それぞれ50μmおよび
20μmの湿潤層の厚さを得るため、2.5m/sの
ウエブ速度でここで被覆を進行させることができ
るようにする必要流速は100ml/s/mであつ
た。
この方法で現実に用いた乾燥機の乾燥能力は、
ウエブ速度5m/sで動作させなければならない
装置の能力の僅か半分しか要しなかつた。
実施例 5 第1図〜第3図に示した二重押出し式ホツパー
を用いて自由落下カーテンを形成し、適当な下塗
層を設けたポリエチレンテレフタレートウエブ上
に2層被覆を作り、カーテン安定性についての各
層の粘度の効果を示す。
被覆ヘツドの位置およびカーテンの高さおよび
寸法a〜eは実施例1と同じにした。
最下層は固体含有量100g/、36℃での粘度
10mPa・sを有する水性ゼラチン分散液であつ
た。組成物は湿潤剤としてイソテトラデシル硫酸
ナトリウムを0.21g/の量で含有し、組成物の
静的表面張力は30mN/mであつた。
最上層は固体含有量50g/、36℃での粘度
10mPa・sを有する水性ゼラチン分散液であつ
た。組成物は湿潤剤としてイソテトラデシル硫酸
ナトリウムを0.14g/の量で含有し、組成物の
静的表面張力は32mN/mであつた。
最下層はカーテン幅一杯で被覆し、一方最上層
は実施例1にて述べたa〜eの寸法に従つて中心
カーテン帯域を形成した。
最下層の湿潤層の厚さは50μmであり、最上層
の湿潤層の厚さは24μmであつた。ウエブ速度は
1.5m/sであつた。
最下層に対する75ml/s/mの流速は、カーテ
ンの縁帯域について安定操作条件を保つのに非常
に困難にすることが判つた。
従つて最下層を形成するための組成物の粘度
を、200mPa・sまで適当な流動学的化合物を加
えて増大させ、残りの固体含有量は実質的に変え
なかつた。ここで被覆は、上記最下層の流速を何
ら増大させる必要なく満足できる状態で進行させ
うることが判つた。
実施例 6 第7図〜第8図に示した種類のスライドホツパ
ー被覆機を用いて3種の落下複合カーテンを形成
し、いわゆる安定化法により迅速現像性である感
光性写真材料の製造のための適当なフイルム支持
体上に3層被覆を作つた。スライドホツパーには
3個の平行出口オリフイスを設け、2個のオリフ
イスには同じ長さを有せしめ、1個のオリフイス
は50mm短くして、2個の長いオリフイスの間のス
ライド面上に配置した。縁ダムまたは案内装置
は、長い方のオリフイスに対してのみ設け、リツ
プ50上に下方に向かつて延ばし、カーテン案内
装置を形成させた。
最下層は36℃で9mPa・sの粘度および64g/
の固体含有量を有する水性ゼラチン組成物であ
つた。湿潤剤は0.25g/の割合で、8個の反復
エチレンオキサイド単位を含有するポリエチレン
グリコールのカルボキシメチル化オクチルフエル
エーテルであつた、これによつて37.5mN/mの
静的表面張力が得られた。上記層の機能はフイル
ム支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に水透過性層
を形成させることにあり、これによつて処理した
ときハロゲン化銀乳剤層を通る現像剤の急速移行
が得られる。
中間層は水性ハロゲン化銀組成物であり、36℃
で10mPa・sの粘度および270g/の固体含有
率を有していた。湿潤剤として0.17g/の量の
イソテトラデシル硫酸ナトリウムおよび0.75g/
の量の8個の反復エチレンオキサイド単位を含
有するポリエチレングリコールのカルボキシメチ
ル化オクチルフエニルエーテルを加え、これによ
つて30mN/mの静的表面張力を得た。最上層は
36℃で3mPa・sの粘度、および31g/の固体
含有量を有するゼラチン保護層であつた。組成物
中に含有させた湿潤剤は0.28g/の量のイソテ
トラデシル硫酸ナトリウムであつた。最下層、中
間層および最上層の湿潤層の厚さはそれぞれ62μ
m、42μmおよび33μmであつた。
本実施例の場合において、カーテンの溢流縁帯
域(それぞれ20mm)は事実として最下層および最
上層の流速の合計であつたので、かかる組合せが
生じなかつたときよりもかなり小さい最低ウエブ
速度で被覆することができるようになつた。
これは式:R=v・d (式中Rはカーテンの流速、ml/s/mであり;
vはウエブの速度、m/sであり;dは湿潤層の
厚さ、μmである)の直接的結果である。
この式は何れのカーテン被覆機に対しても計算
でき、従つて所望する湿潤層の厚さに対して、ウ
エブの速度は流速Rに比例して小さくしうること
が判る。
本実施例の場合、満足できる被覆を生ぜしめう
る最低のウエブ速度は、カーテンの縁帯域の90
ml/s/mの流速に対するどの点でも1m/sで
あつた。一つの層のみに対するカーテンの縁帯域
の制限は、最下層のみがカーテンの縁帯域を形成
すべきであるとき、最低ウエブ速度を2m/sに
増大させ、最上層のみがカーテンの縁帯域を形成
すべき場合には3m/sに増大するとよい。
本発明は上述した具体例および実施例に限定さ
れるものでなく、被覆および乾燥後なおそれらの
別々の関係を維持する多層被覆の多くの例が記載
されている過去の特許文献を参照しうることは理
解されるであろう。
最後に当業者には、ウエブと共に運ばれる空気
を除くためおよび自由落下カーテンが侵入しなけ
ればならない空気バリヤーを減少させるための空
気遮へい、更に耳端案内装置の類似の形、カーテ
ンの衝突帯域でウエブから空気を取り出すため被
覆されるウエブに隣接させた真空マニホールド、
安定カーテンをうるため最適収斂角を決定するた
め容易に調節しうるカーテン案内装置等の、カー
テン被覆装置を満足できるように操作せしめるた
めに実際に別の測度が要求されることは明らかで
あろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための被覆装置
の一例の側面略図であり、第2図は第1図の正面
図であり、第3図は第2図の3−3線での垂直断
面図であり、第4図は第2図の4−4線での平面
図であり、第5図はウエブの縁を溢れ出る液体の
循環を示す図であり、第6図は第3図の6−6線
での部分水平断面図であり、第7図は本発明方法
を実施するための被覆装置の別の例の断面図であ
り、第8図はウエブ支持ローラーを除いた第7図
による装置の平面図である。 10は被覆機、12はウエブ支持ローラー、1
5および16はカーテン案内装置、17,18お
よび19は被覆機リツプ、28は幅の広い被覆
層、29は幅の狭い被覆層、31および32は縁
パン、33はリツプ18中の溝、34は供給原料
タンク、35は脱気装置、36はポンプ、37は
流量計、39はポンプ、40はカスケード(落
下)ホツパー、41,42,43,44および4
5はホツパー素子、50は末端リツプ、51,5
2,53および54は縁案内装置、55および5
6はオリフイス46および47からの層の幅。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 送行ウエブに少なくとも一つの流動性組成物
    からなる複数層を付与する方法であつて、 所定の通路に沿つて前記ウエブを移行させ、 前記流動性組成物を複数個のスロツト状オリフ
    イスへ供給してかかる組成物の個々の流動層の複
    数層を形成し、 前記複数層を相互に面対面接触するように流し
    て複合層を形成し、 この複合層を自由落下するカーテンとして前記
    ウエブ上に前記通路の横断方向に延びた場所で供
    給し、 前記カーテンは前記場所に、その側縁がカーテ
    ン案内装置に接着接触することにより、保持さ
    れ、前記カーテンは前記送行ウエブ上に落下する
    ようになした送行ウエブに少なくとも一つ流動性
    組成物からなる複数層を付与する方法において、 前記複数層のうちの少なくとも一つは前記ウエ
    ブの幅より大きな幅を有し、前記複数層のうちの
    少なくとも一つはカーテンの全体の幅より小さな
    幅を有し、かくして前記複数層の全部ではないが
    少なくとも一つが前記カーテン案内と接着接触す
    るようにする ことを特徴とする送行ウエブに少なくとも一つの
    流動性組成物からなる複数層を付与する方法。 2 すべての層を含むカーテンの部分の幅は実質
    的にウエブの幅に等しい特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 すべての層を含むカーテンの部分の幅はウエ
    ブの幅よりも小さい特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 4 ウエブはナールされた縁帯域を有し、カーテ
    ンの前記部分の幅はこのナールされた縁帯域間で
    ウエブを測定した寸法に対応する特許請求の範囲
    第3項記載の方法。 5 前記複合層カーテンのうちの一つの層のみが
    その側縁をカーテン案内に接触させるに十分な幅
    を有し、他の層のすべてはより小さい幅を有する
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 前記の一つの広い層がウエブの縁をはみ出て
    いる部分を集めて再循環させる特許請求の範囲第
    5項記載の方法。 7 前記の一つの広い層の流量はカーテンの中心
    帯域におけるよりもカーテンの縁帯域において大
    である特許請求の範囲第5項記載の方法。 8 ウエブよりも大きな幅を有する各層の組成物
    の表面張力はより小さな幅を有する各層の組成物
    の表面張力よりも高く、これにより、両方の幅の
    層を含むカーテンの帯域のための末広がり縁を有
    するカーテンの形状を得る特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 9 大きな幅の各層の粘性は小さな幅の各層の粘
    性よりも高い特許請求の範囲第1項記載の方法。 10 送行ウエブに少なくとも一つの流動性組成
    物からなる複数層を付与するための装置であつ
    て、 所定の通路に沿つて前記ウエブを移行させる装
    置、 複数個の細長いスロツト状オリフイス、 組成物の個々の流動層の複数層を形成すべく前
    記流動性組成物を前記オリフイスへ供給する装
    置、 前記オリフイスを通つて前記組成物が流れるこ
    とにより形成された被覆組成物の複数層を一つの
    複合層にすべく相互に積重接触させる装置、 この複合層を自由落下するカーテンとして前記
    ウエブ上に前記通路の横断方向に延びた場所で供
    給するための装置、および 前記場所の側方限界で前記カーテンの側縁と接
    着接触するカーテン案内を具備してなる送行ウエ
    ブに少なくとも一つの流動性組成物からなる複数
    層を付与するための装置において、 前記の複数個のスロツト状オリフイスの少なく
    とも一つは前記カーテン案内間で初期間隔に実質
    的に等しく、かつ前記の複数個のスロツト状オリ
    フイスの少なくとも一つは前記案内間の前記距離
    よりも長さにおいて小さい ことを特徴とする送行ウエブに少なくとも一つの
    流動性組成物からなる複数層を付与するための装
    置。 11 一つのスロツト状オリフイスのみがカーテ
    ン案内間の距離に等しい長さを有し、他のオリフ
    イスのすべてはより小さい長さである特許請求の
    範囲第10項記載の装置。 12 カーテン案内間の初期間隔に対応する長さ
    を有する少なくとも一つのオリフイスは増大した
    オリフイス厚さの縁帯域を有し、これにより稼動
    においてかかるオリフイスの縁帯域を通る組成物
    の流量が該オリフイスの相当する中心帯域を通る
    流量よりも大きくなつている特許請求の範囲第1
    0項記載の装置。 13 前記の複数個のオリフイスの中心は一つの
    共通中心面に配置されている特許請求の範囲第1
    0項記載の装置。
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