JP2895978B2 - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JP2895978B2
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良雄 植木
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気ポットに関し、更
に詳しくはコンセントに電源プラグを差し込むだけで自
動的に電圧を切換えることができる自動電源電圧切換装
置を備えた、携帯に好適な小形の電気ポットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電気ポ
ットやヘアードライヤー等の小型の加熱器具を海外旅行
に携行されることが多くなった。このため、供給されて
いる交流電源電圧に応じて使用者が手動によりスイッチ
を切換えて、2つのヒータを直列接続したり、或は並列
接続することが提案されていたが、前述のスイッチの切
換操作を忘れたり、間違えたりすることから、器体を損
傷するおそれがあるという欠点があった。
【0003】これに対してコンセントに電源プラグを差
し込むだけで自動的に電圧を切換えることができる自動
電源電圧切換装置(以下自動電圧切換装置と称す)も提
案されているが、その自動電圧切換装置を搭載すると器
体が大型化するという欠点もある。
【0004】また、安全装置として温度ヒューズが搭載
されていたが、一度の空焚きで使用できなくなるという
欠点があった。この発明はこれらの事情に鑑みなされた
もので、自動電圧切換装置を搭載しながら器体の小型化
を図るとともに空焚きをしても再使用できる携行便利な
電気ポットの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】この発明は容器
と、ヒータと、ヒータの電源回路と、容器の底壁に外側
から装着され、その装着に伴ってヒータを容器の内底壁
に配置する固定具と、電源回路を搭載し容器の底部に固
定された受台とを備えた電気ポットにおいて、電源回路
がヒータの保護抵抗及び電源抵抗と、自動電源電圧切換
装置と、ヒータの安全装置とを備え、前記保護抵抗及び
電源抵抗が、固定具により容器の底壁への装着に伴って
容器の外底壁に押付け固定され、前記安全装置が、受台
により容器の底部への固定に伴って容器の外底壁に押付
けられると共に前記電源抵抗に近接して固定されてなる
電気ポットである。
【0006】すなわち、この発明は、ヒータの固定具を
利用して保護抵抗及び電源抵抗を容器に押付け固定し、
受台を利用して安全装置を容器に押付け固定することに
よって、スペースの有効利用を図ると共に構成を簡略化
するものである。
【0007】さらに、この発明の作用を具体的に述べれ
ば、電源抵抗、保護抵抗を容器の外底壁に押し付固定す
る構造としているので、該抵抗の温度上昇を押えること
ができ、部品の小型化、取付構造のコンパクト化を図る
ことができる。また安全装置を電源抵抗の近傍で容器の
外底壁に押し付固定する構造としているので、空だき時
に安全装置の電源遮断時間を短縮し、空だき耐久性を向
上するとともに、平常使用状態での安全装置の誤動作を
防止できる。
【0008】保護抵抗の下方で受台の特定の凹部に自動
電圧切換装置を配設することで、自動電圧切換装置の温
度上昇を押え、コンパクト化、小型化を図ることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明の実施例を示す要部断面図、
図2は受台(6)を取り除いた状態の平面図である。
【0010】これらの図1、2において(1)は内底面
に開口部(2)を穿設した電気ポット(P)の容器であ
る。(3)は前記開口部(2)にリング状のパッキング
(4)を介在せしめて固定した水中式のヒーターで、下
部にリード線(5)を導出している。(6)は適所に接
続端子(7)を固定した連結口(8)を有し、該連結口
(8)に対向して自動電圧切換装置(9)を配設せしめ
る凹部を有する受台で、連結口(8)の上部には、自動
復帰型リミッターからなる温度過昇防止器、つまり安全
装置(10)を取り付ける取付金具(11)を固定する
ボスが設けられており、安全装置(10)はあらかじめ
受台(6)に取り付けられる。(12)は前記ヒーター
(3)の固定と同時に他端を受台(6)の内壁下部に裏
蓋(13)と共に固定される固定金具で、(14)は取
り付けビスである。(15)はヒーター(3)の取付と
同時に、保護抵抗(16)と、後述する自動電圧切換回
路(9)に低電圧を供給するための電源抵抗(17)と
を前記容器(1)の外底壁に押し付固定する抵抗取付金
具である。
【0011】安全装置(10)はあらかじめ受台(6)
に取り付けられているが、容器(1)に受台(8)を固
定する際、電源抵抗(17)の近傍で容器(1)外底部
に押し付固定される。(9)は自動電圧切換回路で、保
護抵抗(16)の下方に配設される。
【0012】かくして電源抵抗(17)の近傍に安全装
置(10)を容器(1)の外底壁に密着する様に取り付
けることにより、空だき時には、ヒーターの熱と、電源
抵抗(17)による熱の両者の熱の影響を受けるため、
安全装置(10)の動作時間を短くすることができる。
また電源抵抗は電源電圧によらず発熱しているので、常
に安全装置(10)に熱の影響を与えることができ作動
が確実となる。一方容器(1)に水が入っている場合
は、容器(1)の底壁温度は101℃と安定しており安
全装置(10)の動作温度を102℃以上に設定してお
けば誤動作することもない。この結果、空だき時には電
源を短時間で遮断し、平常使用状態では誤動作を起こさ
ない理想的な性能が得られる。
【0013】ヒーターの取り付と同時に保護抵抗(1
6)と電源抵抗(17)をヒーター取付金具で同時に押
し付取り付けできる構造としたことにより、組立性の向
上、商品の小型化を図ることができる。また、保護抵抗
(16)と電源抵抗(17)を容器(1)の外底壁に密
着固定するため、両抵抗(16)(17)から発生する
熱は容器(1)底に吸収され両抵抗の熱対策が不要とな
り、小型化、コンパクト化が図れ、高信頼性の電気ポッ
トが得られる。
【0014】保護抵抗(16)の下方に自動電圧切換装
置(9)を配設し、受台(6)に凹部(45)を設けた
ことにより、自動電圧切換装置(9)の取付部の温度を
下げることができ、自動電圧切換装置(9)の小型化が
図れ、標準部品が使用できる様になる。また受台(6)
の凹部(45)に自動電圧切換回路(9)を配設したた
め、部品の防水対策効果も得られる。
【0015】自動電圧切換装置(9)で温度的に問題と
なる部品はリレー(20)である。AC100V回路で
使用する場合、保護抵抗(16)には約14Wが消費さ
れ自動電圧切換装置(9)の配設部の温度を上昇させる
が、リレーコイル(37)には通電されないのでリレー
自身の温度上昇は少なく問題のない温度である。AC2
00V回路で使用する場合はリレーコイル(37)に通
電され、リレー(20)の自己発熱によって温度上昇す
るが、保護抵抗(16)には通電されないため、電圧切
換装置(9)の配設部の温度は、保護抵抗が断熱板とな
って低くおさえることができる。この結果、リレーの自
己発熱があっても、リレー自身の耐熱温度を満足する効
果が得られた。
【0016】図3は前記実施例の電気回路図である。以
下、図3を用いて各電気部品の働きを説明する。
【0017】(20)は商用交流電源、(21)は第1
ヒータ、(22)は該第1ヒータと同じ基板(図示せ
ず)に巻き付けた第2ヒータで、その一端を前記第1ヒ
ータ(21)の一端に接続している。(19)は前記第
1ヒータ(21)の両端間に接続した供給電圧の検出回
路で、抵抗(34)と該抵抗に直列接続した検出電圧設
定用の定電圧素子(35)と、SCR(36)と該SC
Rに直列接続した後で述べる第1及び第2スイッチを作
動するリレー(37)と前記SCR(36)のゲート
と、定電圧素子(35)と抵抗(34)との接続部に接
続した導通素子(38)と、高電圧(200V)を検出
してSCR(36)が導通した時に点灯する高電圧供給
用の表示器(39)と、電源抵抗としての降圧抵抗(4
0)、ダイオード(41)と、電解コンデンサ(42)
とを有している。(43)は前記リレー(37)によっ
て作動する第1スイッチで、可動接点(43a)と2つ
の接点(43b)、(43c)を有しており、一方の接
点(43b)は前記第1ヒータ(21)と第2ヒータ
(22)の接続部に接続し可動接点(43a)ha交流
電源(AC)に接続している。(44)は前記第1スイ
ッチ(43)と共に連動して前記検出回路(19)によ
り作動する第2スイッチで、可動接点(44a)と2つ
の接点(44b)は保護抵抗(16)を介して交流電源
(AC)に接続し可動接点(44a)は第2ヒータ(2
2)の他端に接続し他方の接点(43c)に接続してい
る。前記保護抵抗(16)は第2スイッチ(44)の切
換時における短絡回路を防ぐものである。前記第1ヒー
タ(21)の他端と保護抵抗(16)の端部とを交流電
源(AC)に接続している。
【0018】次に動作について述べる。通常の状態では
第1スイッチ(43)と第2スイッチ(44)の各々の
可動接点(43a)、(44a)は図面の実線で示す様
に各々の一方の接点(43b),(44b)に接続して
おり、第1スイッチ(43)の可動接点(43a)は第
1ヒータ(21)と第2ヒータ(22)の接続部に接続
し、第2スイッチ(44)の可動接点(44a)は一方
の接点(44b)と接続して第2ヒータ(22)と保護
抵抗(16)を直列接続し、第1ヒータ(21)と第2
ヒータ(22)を並列接続し、この並列回路を第1スイ
ッチ(43)の可動接点(43a)と一方の接点(43
b)とによって交流電源(AC)に接続している。
【0019】今、ここで供給される交流電源電圧が低電
圧(100V)の場合は、第1ヒータ(21)の両端に
100V該当印加されるが、検出回路(19)の定電圧
素子(35)の導通電圧(150V)以下であるために
該導通素子は導通せずSCR(36)は遮断しているた
め各々のスイッチが作動せず第1ヒータ(21)、第2
ヒータ(22)と保護抵抗(16)の直列回路に100
Vが印加される。この時表示器(39)は点灯しない。
【0020】そして、供給される交流電源電圧が高電圧
(200V)の場合は、供給と同時に第1ヒータ(2
1)の両端に200Vが印加されるため定電圧素子(3
5)が導通し導通素子(38)が導通状態となってSC
R(36)を導通せしめリレー(37)を駆動して第1
及び第2スイッチ(43)、(44)の各々の可動接点
(43a)、(44a)を破線位置に切換えて各々のス
イッチの他方の接点(43c)、(44c)に接続し、
第1スイッチ(43)の可動接点(43a)と他方の接
点(43c)と、第2スイッチ(44)の可動接点(4
4a)と他方の接点(44c)と、第1ヒータ(21)
と第2ヒータ(22)を直列接続し表示器(39)は点
灯する。前述の様な各々のスイッチの可動接点(43
a)、(44a)と他方の接点(43c)、(44c)
との切換接続による第1、第2ヒータ(21)、(2
2)の並列回路から直列回路への切換時には、各々のス
イッチの可動接点(43a)、(44a)が他方の接点
(43c)、(44c)に切換ることにより第1ヒータ
(21)と第2ヒータ(22)が直列接続されることに
なる。
【0021】以上の様に前記電気回路によれば、供給電
圧が高電圧の時は検出回路のリレーにより、第1スイッ
チの他方の接点と第2スイッチの他方の接点を切換接続
して各々の他方の接点と第1ヒータと第2ヒータを直列
接続し、高電圧の場合にはリレーにより第1及び第2ス
イッチの各々の他方の接点が接続されることにより第1
ヒータと第2ヒータが直列接続されるため、各々スイッ
チの一方の接点から他方の接点への切換接続時における
アーク電流の発生が少なくなり接点の溶着、接点不良が
ない。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、ヒータの固定具を利
用して保護抵抗及び電源抵抗を容器に押付け固定し、受
台を利用して安全装置を容器に押付け固定することによ
って、スペースの有効利用を図ると共に構成を簡略化で
きる。また安全装置を電源抵抗の近傍で容器に押付け固
定しているので安全装置の誤動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す要部断面図である。
【図2】前記実施例の受台を取り除いた状態の平面図で
ある。
【図3】前記実施例の電気回路図である。
【符号の説明】
1 容器 3 ヒータ 6 受台 9 自動(電源)電圧切換装置 10 安全装置 12 固定金具 16 保護抵抗 17 電源抵抗 45 凹部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−94809(JP,A) 特開 平4−54831(JP,A) 特開 昭58−127523(JP,A) 特開 昭58−195429(JP,A) 実開 昭63−107619(JP,U) 実開 平3−49025(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/00 - 27/64 A47J 41/00 - 41/02 H02J 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、ヒータと、ヒータの電源回路
    と、容器の底壁に外側から装着され、その装着に伴って
    ヒータを容器の内底壁に配置する固定具と、電源回路を
    搭載し容器の底部に固定された受台とを備えた電気ポッ
    トにおいて、 電源回路がヒータの保護抵抗及び電源抵抗と、自動電源
    電圧切換装置と、ヒータの安全装置とを備え、前記保護
    抵抗及び電源抵抗が、固定具により容器の底壁への装着
    に伴って容器の外底壁に押付け固定され、前記安全装置
    が、受台により容器の底部への固定に伴って容器の外底
    壁に押付けられると共に前記電源抵抗に近接して固定さ
    れてなる電気ポット。
  2. 【請求項2】 受台が、自動電源電圧切換装置を保護抵
    抗から区画して下位に収納する凹部を備えてなる請求項
    1の電気ポット。
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