JP2895675B2 - 工具異常検知装置 - Google Patents

工具異常検知装置

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JP2895675B2
JP2895675B2 JP4073971A JP7397192A JP2895675B2 JP 2895675 B2 JP2895675 B2 JP 2895675B2 JP 4073971 A JP4073971 A JP 4073971A JP 7397192 A JP7397192 A JP 7397192A JP 2895675 B2 JP2895675 B2 JP 2895675B2
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具異常検知装置、特
に、工具及びワークのいずれか一方を交流モータ等の駆
動手段により駆動して、ワークに加工を施す加工機の工
具異常検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】旋盤やマシニングセンタ等の加工機で
は、工具の破損を防止することが必要である。工具が破
損すると、ワークが不良品となり、歩留りが低下し、生
産性が低下する。工具の破損を防止するために、従来、
工具の寿命管理や、工具破損の検出を行っている。寿命
管理を行う場合の従来技術として、工具の使用時間や切
削距離を集計して、予想の寿命時間と比較し、その比較
結果により予備工具との交換や使用停止を指示するもの
が知られている。また工具破損を検出する従来技術とし
ては、音響放射センサ(AEセンサ)を用いて、その検
出結果に基づき工具の破損を検出し、運転停止指令を出
すものが知られている。さらに、主軸の電機子電流の変
化を検出して、切削抵抗の増加を判定し、工具破損を検
出するものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】使用時間や切削距離を
集計して寿命を判定する前記従来技術では、それらの予
想の寿命時間が使用する工具によって異なり、工具を変
更する都度それらを管理する必要がある。このため、そ
の管理が煩雑となる。主軸の電機子電流の変化を検出し
て、切削抵抗の増加を判定し、工具の破損を検出する前
記従来技術では、深孔加工等の加工を行った際に切粉等
が孔に溜まり、僅かに電機子電流が変化した場合等の軽
負荷変動において、それらを検出できず、工具異常を引
き起こすような負荷変動を正確に検出することができな
い。
【0004】また、AEセンサを使用するものでは、高
価なAEセンサを加工機毎に設ける必要があり、装置が
高価になる。本発明の目的は、モータの負荷変動を正確
に検出し、工具の異常を確実に判断することにある。本
発明の他の目的は、複数の加工機の工具異常を簡単かつ
安易に検出することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る工具異
常検知装置は、工具及びワークのいずれか一方を交流モ
ータにより駆動して工具とワークとを接触させることに
よってワークに加工を施す加工機に用いられるものであ
って、有効電力測定手段と判断手段と制御手段とを備え
ている。有効電力測定手段は、ワーク加工時において、
交流モータの有効電力を測定する。判断手段は、有効電
力測定手段の測定結果に基づき、交流モータの有効電力
が予め設定された基準電気的状態値を超えた回数が予め
設定された寿命値を超える場合に、工具が異常であると
判断する。制御手段は、交流モータの有効電力が基準電
気的状態値を超える場合に、交流モータの有効電力が基
準電気的状態値を超えた回数が寿命値を超えていないと
きには、工具及びワークの一方を工具及びワークの他方
に対して接触させるための送りを所定時間だけ停止させ
て、所定時間の経過後に、工具及びワークの一方を工具
及びワークの他方に対して接触させるための送りを再開
させる。
【0006】第2の発明に係る工具異常検知装置は、複
数の工具及びワークのいずれか一方を駆動手段により駆
動して、前記工具と前記ワークとを接触させることによ
ってワークに加工を施す加工機に用いられるものであっ
て、電気的状態値測定手段と、基準値設定手段と、比較
手段と、判断手段と、制御手段とを備えている。電気的
状態値測定手段は、ワーク加工時における駆動手段の電
気的状態値を測定する。基準値設定手段は、複数の工具
のそれぞれに基準電気的状態値を設定する。比較手段
は、基準値設定手段で設定された基準電気的状態値と電
気的状態値測定手段により測定された電気的状態値とを
比較する。判断手段は、比較手段の比較結果に基づき、
電気的状態値が基準電気的状態値を超えた回数が予め設
定された寿命値を超える場合に、工具が異常であると判
断する。制御手段は、電気的状態値が基準電気的状態値
を超える場合に、電気的状態値が基準電気的状態値を超
えた回数が寿命値を超えていないときには、工具及びワ
ークの一方を工具及びワークの他方に対して接触させる
ための送りを所定時間だけ停止させて、所定時間の経過
後に、工具及びワークの一方を工具及びワークの他方に
対して接触させるための送りを再開させる。
【0007】
【作用】第1の発明の工具異常検知装置では、ワーク加
工時において、交流モータの有効電力を測定すると、そ
の測定結果に基づき、工具の異常が判断される。この有
効電力は、交流モータの負荷変動に対して敏感に反応す
るので、微小な負荷変動であっても正確に検出可能にな
る。このため、負荷変動により生じる工具の異常を的確
に判断できる。また、工具の異常の判断は、交流モータ
の有効電力が基準電気的状態値を超えた回数が予め設定
された寿命値を超えているか否かによってなされる。こ
こで工具の異常の判断を単に交流モータの有効電力が基
準電気的状態値を超えたか否かによって行わなかったの
は、例えば深孔加工のときに切粉等が深孔内に堆積し負
荷が大きくなったなど切りくずや刃先融着物の影響によ
って一時的に有効電力が上昇したときにまで工具の異常
であると判断させたのでは、工具の異常の判断の信頼性
が低くなるためである。そして、交流モータの有効電力
が基準電気的状態値を超えた場合に、交流モータの有効
電力が基準電気的状態値を超えた回数が寿命値を超えて
いないときには、工具及びワークの一方を工具及びワー
クの他方に対して接触させるための送りを所定時間だけ
停止させている。これにより、切りくずや刃先融着物の
影響によって負荷が大きくなっているときには、この所
定時間に切りくずや刃先融着物が効率よく排出されて負
荷が軽減される。したがって、工具の異常以外の原因に
よる有効電力の上昇によって工具の異常と誤認すること
が抑えられ、工具の異常を的確に判断することが可能と
なる。
【0008】第2の発明では、電気的状態値が測定され
ると、測定された値と複数の工具のそれぞれに設定され
た基準電気状態値とが比較され、その比較結果により工
具の異常が判断される。ここでは、工具に応じた基準電
気的状態値が設定されているので、1つの設定手段で複
数の工具の異常を判断できる。このため、本装置により
複数の加工機の工具異常を判断することができる。ま
た、工具の異常の判断は、電気的状態値が基準電気的状
態値を超えた回数が予め設定された寿命値を超えている
か否かによってなされる。ここで工具の異常の判断を単
に電気的状態値が基準電気的状態値を超えたか否かによ
って行わなかったのは、例えば深孔加工のときに切粉等
が深孔内に堆積し負荷が大きくなったなど切りくずや刃
先融着物の影響によって一時的に電気的状態値が上昇し
たときにまで工具の異常であると判断させたのでは、工
具の異常の判断の信頼性が低くなるためである。そし
て、電気的状態値が基準電気的状態値を超えた場合に、
電気的状態値が基準電気的状態値を超えた回数が寿命値
を超えていないときには、工具及びワークの一方を工具
及びワークの他方に対して接触させるための送りを所定
時間だけ停止させている。これにより、切りくずや刃先
融着物の影響によって負荷が大きくなっているときに
は、この所定時間に切りくずや刃先融着物が効率よく排
出されて負荷が軽減される。したがって、工具の異常以
外の原因による電気的状態値の上昇によって工具の異常
と誤認することが抑えられ、工具の異常を的確に判断す
ることが可能となる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例による工具異常検知
装置を示している。工具異常検知装置は、制御部1を備
えている。制御部1は、マイクロコンピュータからな
り、CPU13と、書き込みデータレジスタ14と、工
具番号レジスタ15とを含んでいる。書き込みデータレ
ジスタ14には、有効電力計(後述)の測定範囲等を設
定する際の入力データが一時的に格納される。工具番号
レジスタ15には、設定の際の工具番号が一時的に格納
される。
【0010】制御部1には、制御プログラム等が格納さ
れているROM2と、入力された設定データを格納する
領域を有するRAM3と、インターフェイス回路5と、
マシニングセンタ(M/C)6とが接続されている。ま
た制御部1には、ホストコンピュータ9と、キーボード
10と、モードスイッチ11と、表示器12と、他の入
出力部とが接続されている。インターフェイス回路5に
は有効電力計4が接続されている。
【0011】有効電力計4には、マシニングセンタ6の
M/C制御部7が接続されている。M/C制御部7に
は、交流モータ8が接続されている。交流モータ8は、
マシニングセンタ6の主軸を駆動するためのモータであ
る。主軸には工具8aが取り付けられている。有効電力
計4は、交流モータ8の有効電力を測定する。この有効
電力は、交流モータ8の負荷変動に応じて変化する。ま
た有効電力計4は、ゼロ調整及びスパン調整により、測
定範囲の下限と測定範囲とを設定することが可能であ
る。すなわちゼロ調整により測定範囲の下限を設定し、
スパン調整により下限から上限までの測定範囲を設定す
ることが可能となっている。
【0012】ホストコンピュータ9は、マシニングセン
タ6にも接続されている。ホストコンピュータ9は、制
御部1やマシニングセンタ6に種々の情報を転送する。
特に、使用する工具番号を制御部1に転送する。またキ
ーボード10はテンキーを含んでおり、有効電力計4の
測定範囲の設定値等に用いられる。モードスイッチ11
は、設定モードとモニタモードと表示モードと他のモー
ドとを切り換えるためのスイッチである。表示器12
は、LEDディスプレイからなり、入力データの確認及
び工具状態の表示等に用いられている。
【0013】RAM3のエリア構成は、図2に示すよう
に、プログラムエリア21と、データエリア22と、設
定エリア23と、他のエリアとから構成されている。プ
ログラムエリア21にはROM2に格納された制御プロ
グラムが展開されている。データエリア22には、工具
ごとの有効電力計の設定値(ゼロ調整値,スパン調整
値)、しきい値及び工具の寿命値の4種設定データが格
納されている。設定エリア23には、データエリア22
に格納された設定データのうち、加工に用いられる工具
の設定データが格納されている。このうちのゼロ調整値
及びスパン調整値は、前述したように有効電力計4の測
定範囲の設定に用いられる。
【0014】図3は有効電力計4の入出力インターフェ
イス回路5の詳細構成を示している。入出力インターフ
ェイス回路5は、リードリレー32とLED33とを含
みそれぞれが並列接続された8組のゼロ調整用リレー回
路31と、同じくリードリレー32とLED33とを含
む8組のスパン調整用リレー回路34とを備えている。
リレー回路31の各出力は有効電力計4内の抵抗35を
介して一括接続され、ゼロ調整アンプ36に与えられて
いる。またリレー回路34の出力も同様に抵抗35を介
して一括接続され、スパン調整アンプ37に接続されて
いる。ゼロ調整アンプ36及びスパン調整アンプ37に
より有効電力計4の測定範囲が設定される。
【0015】ここでゼロ調整値を設定するためのゼロ調
整信号は8ビットの信号であり、各ビットがゼロ1〜ゼ
ロ80の8組のリレー回路31のオンオフを制御する。
ここでは、ビットが「1」のとき、リレー回路31をオ
ンする。たとえばゼロ設定値として「38」が設定され
た場合には、ゼロ8,ゼロ10,ゼロ20のリレー回路
がオンするような信号(=00011100)がゼロ設
定信号として出力される。スパン設定信号についても同
様である。
【0016】次に、図4〜図8に示すフローチャートに
基づいて本実施例の制御動作について説明する。まずス
テップS1では、書き込みデータレジスタ14、工具番
号レジスタ15等の各種レジスタをクリアする等の初期
設定を行う。また後述する寿命測定用の変数D1もクリ
アする。ステップS2〜S4では、モードスイッチ11
により設定されたモードを判断する。すなわちステップ
S2では設定モードか否かを判断する。ステップS3で
はモニタモードであるか否かを判断する。ステップS4
では他のモードであるか否かを判断する。ステップS4
での判断がNOの場合にはステップS2に戻る。
【0017】ステップS2で設定モードと判断された場
合にはステップS5に移行する。ステップS5の設定モ
ードでは、図5に示すように、まずステップS11で、
操作者のキーボード入力による工具番号の入力を待つ。
工具番号が入力されると工具番号レジスタ15に一時的
に工具データが格納され、ステップS12に移行する。
ステップS12では、設定するデータの書き込みアドレ
スを指定する。ここで、工具番号が0から99の連番で
あり、設定データが4種類であるので、設定データの先
頭アドレスは、4×n(n:工具番号)となる。このた
め、図2に示すように、ゼロ調整値の格納アドレスとし
て4nが、スパン調整値の格納アドレスとして4n+1
が、しきい値の格納アドレスとして4n+2が、寿命値
の格納アドレスとして4n+3がそれぞれ指定される。
【0018】ステップS13では、操作者によるゼロ調
整値入力を受け付ける。ステップS14では、操作者に
よるスパン調整値入力を受け付ける。ステップS15で
は、操作者によるしきい値(WT )を受け付ける。この
しきい値WT は、有効電力計4の測定値のしきい値を示
しており、このしきい値より高い場合には工具異常が生
じていると判断する。ステップS16では、寿命値Lの
入力を受け付ける。寿命値Lは、有効電力の測定値がし
きい値WT を超える回数で設定される。なお、入力され
た設定データは一時的に書き込みデータレジスタ14に
格納される。ステップS17では、入力された各種設定
データが表示器12に表示される。ステップS18で
は、操作者による設定データの良否の判断を待つ。設定
データを入力し直す場合にはステップS13に戻る。設
定データの設定が終了した場合にはステップS18から
ステップS19に移行する。ステップS19では、入力
された設定データを書き込みデータレジスタ14からR
AM3内のデータエリア22の指定アドレスに転送す
る。ステップS20では、終了指令がなされたか否かを
判断する。終了指令がなされていない場合にはステップ
S11に戻り、次の工具番号の入力を待つ。終了指令が
なされるとメインルーチンに戻る。
【0019】図4のステップS3でモニタモードに設定
されたと判断するとステップS6に移行する。ステップ
S6のモニタモードでは、図6に示すステップS31
で、工具番号の入力を待つ。この工具番号は、たとえば
ホストコンピュータ9から転送される。工具番号を受け
付けると、ステップS32に移行する。ステップS32
では、受け付けた工具番号により、データエリア22の
読出アドレスの指定を行う。ステップS33では、デー
タエリア22内の指定された工具番号の設定データを設
定エリア23に転送する。ステップS34では、設定エ
リア23に転送された設定データに基づき、ゼロ設定信
号及びスパン設定信号を入出力インターフェイス5に出
力する。これにより、有効電力計4のゼロ調整値及びス
パン調整値が設定され、測定範囲が設定される。ステッ
プS35では、モニタ準備の終了を待つ。モニタ準備が
終了すると、ステップS36に移行しマシニングセンタ
6の起動を待つ。マシニングセンタ6が起動されるとス
テップS37に移行し、モニタ開始フラグをセットす
る。続いてステップS38では、有効電力計4の値をモ
ニタし、その測定値がしきい値WT を超えたか否かを判
断する。しきい値WT を超えた場合にはステップS38
からステップS39に移行する。ステップS39では、
モニタ開始フラグを一旦リセットし、有効電力計4によ
る測定を中断する。ステップS40では、マシニングセ
ンタ6の送りを停止する。これにより工具の送りが停止
される。ステップS41では、寿命計測用の変数D1を
インクリメントする。ステップS42では、変数D1が
寿命値Lを超えたか否かを判断する。寿命値Lを超えて
いない場合にはステップS42から図7のステップS4
3に移行する。
【0020】ステップS43では、オーバーロードフラ
グを設定する。ステップS44では、表示器12にオー
バーロードである旨を表示する。ステップS45では、
タイマーT1 をセットする。ステップS46では、タイ
マーT1 が10秒を超えるのを待つ。タイマーT1 が1
0秒を超えると、ステップS47に移行する。ステップ
S47では、M/C送り停止フラグをリセットし、マシ
ニングセンタ6の送りを再開する。つまり、測定値がし
きい値WT を超えた場合に、変数D1が寿命値Lを超え
ていないときには送りを10秒間だけ停止し、その後送
りを再開する。これにより、たとえば深孔加工のときに
切粉等が深孔内に堆積し、負荷が大きくなった場合に、
送りを停止することにより深孔内に溜まった切粉を排出
し、負荷を軽減することができる。ステップS48で
は、オーバーロードフラグをリセットする。ステップS
49では、オーバーロード表示を終了する。ステップS
50では、タイマーT1 をリセットする。ステップS5
1では、M/C起動フラグをセットする。ステップS5
1では、マシニングセンタ6の起動を待つ。マシニング
センタ6が起動するとステップS52に移行する。ステ
ップS52では、モニタ開始フラグをセットする。ステ
ップS53では、加工が完了したか否かを判断する。加
工が完了した場合にはステップS54に移行し、変数D
1をリセットする。ステップS55では、モニタ開始フ
ラグをリセットしメインルーチンに戻る。また、ステッ
プS53で加工完了していないと判断した場合には図6
のステップS38に戻り、有効電力の測定を続ける。
【0021】一方、ステップS38で測定値がしきい値
T より小さいと判断した場合にはステップS53に移
行する。またステップS42で変数D1が寿命値Lより
大きいと判断した場合には、図8のステップS56に移
行する。ステップS56では工具寿命フラグをセットす
る。ステップS57では表示器12に工具寿命である旨
を表示する。ステップS58では、M/C工具寿命フラ
グをセットする。ステップS59では、操作者による工
具交換後のリセットスイッチの操作を待つ。リセットス
イッチが操作されるとステップS60に移行する。ステ
ップS60では工具寿命をリセットする。ステップS6
1では、工具寿命表示を終了する。ステップS62で
は、M/C工具寿命フラグをリセットする。ステップS
62での処理が終了すると図7のステップS54に移行
する。
【0022】ここでは、有効電力計4に工具に応じた測
定範囲を設定できるとともに、工具に応じたしきい値及
び寿命を設定できるので、1つの有効電力計で多数の工
具の異常を検出することが可能となる。また有効電力計
を用いて交流モータの負荷を検出しているので、電流値
検出の場合に比べて微小な負荷変動を検出可能となり、
負荷の状態で工具異常が生じる場合にも簡単に工具の異
常を検出できる。これにより、工具の破損が減り、工具
寿命を延ばすことが可能になる。さらにこれを用いるこ
とにより切削状態が判明し、切削における最適な状態を
見出すことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
有効電力計を用いて交流モータの負荷変動を検出できる
ので、微小な負荷変動による工具の異常を正確に検出す
ることができる。第2の発明では、工具それぞれに応じ
た基準状態値を設定し、設定された基準的状態値と測定
された電気的状態値とを比較することにより、工具の異
常を判断しているので、1つの装置で、複数の加工機の
工具異常を簡単かつ安価に検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による工具異常検知装置のブ
ロック構成図。
【図2】RAMのエリア構成を示す図。
【図3】入出力インターフェイスの回路図。
【図4】工具異常検知装置の制御フローチャート。
【図5】設定モードの制御フローチャート。
【図6】モニタモードの制御フローチャート。
【図7】モニタモードの制御フローチャート。
【図8】モニタモードの制御フローチャート。
【符号の説明】
1 制御部 3 RAM 4 有効電力計 5 入出力インターフェイス 6 マシニングセンタ 8 交流モータ 8a 工具 14 書き込みデータレジスタ 15 工具番号レジスタ 22 データエリア 23 設定エリア

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具及びワークのいずれか一方を交流モー
    タにより駆動し、前記工具と前記ワークとを接触させる
    ことによって前記ワークに加工を施す加工機の工具異常
    検知装置であって、 前記ワーク加工時における前記交流モータの有効電力を
    測定する有効電力測定手段と、 前記有効電力測定手段の測定結果に基づき、前記交流モ
    ータの有効電力が基準電気的状態値を超えた回数が寿命
    値を超える場合に、前記工具が異常であると判断する判
    断手段と、 前記交流モータの有効電力が前記基準電気的状態値を超
    える場合に、前記交流モータの有効電力が前記基準電気
    的状態値を超えた回数が前記寿命値を超えていないとき
    には、前記工具及び前記ワークの一方を前記工具及び前
    記ワークの他方に対して接触させるための送りを所定時
    間だけ停止させて前記所定時間の経過後に前記送りを再
    開させる制御手段と、 を備えた工具異常検知装置。
  2. 【請求項2】複数の工具及びワークのいずれか一方を駆
    動手段により駆動して、前記工具と前記ワークとを接触
    させることによって前記ワークに加工を施す加工機の工
    具異常検知装置であって、 前記ワーク加工時における前記駆動手段の電気的状態値
    を測定する電気的状態値測定手段と、 前記複数の工具のそれぞれに基準電気的状態値を設定す
    る基準値設定手段と、 前記基準値設定手段で設定された基準電気的状態値と前
    記電気的状態値測定手段により測定された電気的状態値
    とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、前記電気的状態値が
    前記基準電気的状態値を超えた回数が寿命値を超える場
    合に、前記工具が異常であると判断する判断手段と、 前記電気的状態値が前記基準電気的状態値を超える場合
    に、前記電気的状態値が前記基準電気的状態値を超えた
    回数が前記寿命値を超えていないときには、前記工具及
    び前記ワークの一方を前記工具及び前記ワークの他方に
    対して接触させるための送りを所定時間だけ停止させて
    前記所定時間の経過後に前記送りを再開させる制御手段
    と、 を備えた工具異常検知装置。
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