JP2895664B2 - ロール搬送台車位置決め装置 - Google Patents
ロール搬送台車位置決め装置Info
- Publication number
- JP2895664B2 JP2895664B2 JP18665891A JP18665891A JP2895664B2 JP 2895664 B2 JP2895664 B2 JP 2895664B2 JP 18665891 A JP18665891 A JP 18665891A JP 18665891 A JP18665891 A JP 18665891A JP 2895664 B2 JP2895664 B2 JP 2895664B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- pusher
- clamp
- truck
- positioning device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば圧延ロールの搬
送設備においてロールを台車間で授受する場合のよう
に、台車間で製品を正確に授受するための搬送台車の位
置決めとクランプを行う装置に関する。
送設備においてロールを台車間で授受する場合のよう
に、台車間で製品を正確に授受するための搬送台車の位
置決めとクランプを行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延ロールの搬送設備においては、例え
ば、ロールをロール整備場から圧延機のロール組替台車
へ搬送する場合には、図3に示すように、ロール組替え
台車Aの軌条aと直交する軌条b上を走行して来たロー
ル搬送台車Bをロール組替え台車Aの位置に来たとき、
台車床面に設けたクランプ押し込み具d1,d2 を作動し
て固定側(地上側)のクランプ受け具e1 ,e2 に固定
する。そして、この固定されたロール搬送台車Bの位置
まで、プッシュプラー台車Cをロール搬送台車Bの軌条
bと平行して設けた軌条c上を移動させ、クランプ押し
込み具d3 を作動して固定側(地上側)のクランプ受け
具e3 に固定して、ロール搬送台車Bと同箇所に位置決
めし、プッシュプラー台車C上に取り付けられたプッシ
ャープラーPを作動して、ロール搬送台車B上のロール
Rをロール組替え台車A上に移送するものである。
ば、ロールをロール整備場から圧延機のロール組替台車
へ搬送する場合には、図3に示すように、ロール組替え
台車Aの軌条aと直交する軌条b上を走行して来たロー
ル搬送台車Bをロール組替え台車Aの位置に来たとき、
台車床面に設けたクランプ押し込み具d1,d2 を作動し
て固定側(地上側)のクランプ受け具e1 ,e2 に固定
する。そして、この固定されたロール搬送台車Bの位置
まで、プッシュプラー台車Cをロール搬送台車Bの軌条
bと平行して設けた軌条c上を移動させ、クランプ押し
込み具d3 を作動して固定側(地上側)のクランプ受け
具e3 に固定して、ロール搬送台車Bと同箇所に位置決
めし、プッシュプラー台車C上に取り付けられたプッシ
ャープラーPを作動して、ロール搬送台車B上のロール
Rをロール組替え台車A上に移送するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロール搬送
台車Bのクランプ押し込み具d1,d2 と、固定側(地上
側)のクランプ受け具e1 ,e2 による固定とプッシュ
プラー台車Cのロール搬送台車Bに対してクランプ押し
込み具d3 と固定側(地上側)のクランプ受け具e3 で
行う位置合わせと固定には手間を要する。
台車Bのクランプ押し込み具d1,d2 と、固定側(地上
側)のクランプ受け具e1 ,e2 による固定とプッシュ
プラー台車Cのロール搬送台車Bに対してクランプ押し
込み具d3 と固定側(地上側)のクランプ受け具e3 で
行う位置合わせと固定には手間を要する。
【0004】具体的には、固定側(地上側)のクランプ
受け具e1 ,e2 ,e3 がロール搬送台車Bとプッシュ
プラー台車Cの停止位置毎に必要で数が多く、しかもそ
れら位置関係を精密に調整する必要がある。
受け具e1 ,e2 ,e3 がロール搬送台車Bとプッシュ
プラー台車Cの停止位置毎に必要で数が多く、しかもそ
れら位置関係を精密に調整する必要がある。
【0005】とくに、圧延ロール順を決定する過程、必
要ロールを選定する過程、ロール研削順を決定する過
程、選定した必要ロールを搬送する過程の全過程の完全
自動化が試みられるようになった現今において、かか
る、搬送位置合わせの能率化はきわめて重要である。
要ロールを選定する過程、ロール研削順を決定する過
程、選定した必要ロールを搬送する過程の全過程の完全
自動化が試みられるようになった現今において、かか
る、搬送位置合わせの能率化はきわめて重要である。
【0006】本発明において解決すべき課題は、このよ
うな台車相互間の製品の移送に際しての相対位置合わせ
のための装置の簡略化と効率化を達成することにある。
うな台車相互間の製品の移送に際しての相対位置合わせ
のための装置の簡略化と効率化を達成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、相互に平行に
付設された軌条上を走行する台車相互間の相対位置決め
のための装置であって、一方の台車に取り付けた押し込
み具と、他方の台車に一方の台車に取り付けた押し込み
具と対面する箇所に設けた同押し込み具に対する受け具
との組み合わせとからなることを特徴とする。
付設された軌条上を走行する台車相互間の相対位置決め
のための装置であって、一方の台車に取り付けた押し込
み具と、他方の台車に一方の台車に取り付けた押し込み
具と対面する箇所に設けた同押し込み具に対する受け具
との組み合わせとからなることを特徴とする。
【0008】
【作用】一方の台車に取り付けた押し込み具を、その軌
条と相互に平行に付設された軌条上を走行する他方の台
車に取り付けた受け具に押し込むことによって、両台車
の相対位置決めを確実に行うことができ、また、一方の
台車のみを固定することによって、両台車の相対位置を
一定にした状態で両台車の固定も可能になる。
条と相互に平行に付設された軌条上を走行する他方の台
車に取り付けた受け具に押し込むことによって、両台車
の相対位置決めを確実に行うことができ、また、一方の
台車のみを固定することによって、両台車の相対位置を
一定にした状態で両台車の固定も可能になる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の台車位置決め装置10を前記
図3に示すロール整備においてロールRを授受するプッ
シュプラー台車Cとロール搬送台車Bとの間の位置決め
に適用した例を示す。
図3に示すロール整備においてロールRを授受するプッ
シュプラー台車Cとロール搬送台車Bとの間の位置決め
に適用した例を示す。
【0010】同図において、ロール組替え台車A用の軌
条aと直交する軌条bを走行して来たロール搬送台車B
の走行軌条bのロール組替え台車A側の床面には、従来
と同様のクランプ押し込み具dが設けられており、これ
を固定側(地上側)に駆動せしめ固定側(地上側)のク
ランプ受け具eと係合して固定される。さらにロール搬
送台車Bの台下面のプッシュプラー台車軌条c側には、
クランプ受け具1が設けられている。
条aと直交する軌条bを走行して来たロール搬送台車B
の走行軌条bのロール組替え台車A側の床面には、従来
と同様のクランプ押し込み具dが設けられており、これ
を固定側(地上側)に駆動せしめ固定側(地上側)のク
ランプ受け具eと係合して固定される。さらにロール搬
送台車Bの台下面のプッシュプラー台車軌条c側には、
クランプ受け具1が設けられている。
【0011】2は、プッシュプラー台車Cの台下面に、
ロール搬送台車Bの台下面に設けたクランプ受け具1に
相対して設けられた押し込み具を示す。
ロール搬送台車Bの台下面に設けたクランプ受け具1に
相対して設けられた押し込み具を示す。
【0012】図2は、台車位置決め装置10の構成を平
面から見た図である。
面から見た図である。
【0013】同図に示すように、クランプ受け具1は、
導入口11を有する断面コの字型の枠体12からなり、
その断面コの字型の枠体12の両先端には、押し込み具
2の先端を導入するための導入輪13が設けられてい
る。
導入口11を有する断面コの字型の枠体12からなり、
その断面コの字型の枠体12の両先端には、押し込み具
2の先端を導入するための導入輪13が設けられてい
る。
【0014】クランプ押し込み具2は、駆動シンリンダ
ー21に設けられた駆動杆22の先端に、先端が駒状先
端面23を有する押し込み部材24が取り付けられ、こ
の押し込み部材24の両側には、両ガイド板25の内側
面を回転する車輪26が設けられている。
ー21に設けられた駆動杆22の先端に、先端が駒状先
端面23を有する押し込み部材24が取り付けられ、こ
の押し込み部材24の両側には、両ガイド板25の内側
面を回転する車輪26が設けられている。
【0015】このため、図1のように、ロール組替え台
車A用に相対して固定されたロール搬送台車Bの位置に
プッシュプラー台車Cが走行して来たとき、クランプ押
し込み具2の駆動シンリンダー21を駆動して、クラン
プ押し込み部材24を両ガイド板25の内側面に沿っ
て、クランプ受け具1の導入口11内に押し込む。クラ
ンプ押し込み部材24の駒状先端面23にクランプ受け
具1の導入輪13が当接してクランプ押し込み具2を受
け止める。プッシュプラー台車Cのロール搬送台車Bに
対する位置決めは簡単に達成され、プッシュプラー台車
Cに設けたプッシュプラーPをスムーズに駆動させて、
ロール搬送台車B上のロールRをロール組替え台車A上
に移送することができる。
車A用に相対して固定されたロール搬送台車Bの位置に
プッシュプラー台車Cが走行して来たとき、クランプ押
し込み具2の駆動シンリンダー21を駆動して、クラン
プ押し込み部材24を両ガイド板25の内側面に沿っ
て、クランプ受け具1の導入口11内に押し込む。クラ
ンプ押し込み部材24の駒状先端面23にクランプ受け
具1の導入輪13が当接してクランプ押し込み具2を受
け止める。プッシュプラー台車Cのロール搬送台車Bに
対する位置決めは簡単に達成され、プッシュプラー台車
Cに設けたプッシュプラーPをスムーズに駆動させて、
ロール搬送台車B上のロールRをロール組替え台車A上
に移送することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0017】(1)台車相互間の位置決めを単一の組み
合わせ具によって行うことができ、台車それぞれの固定
側(地上側)に対するクランプ装置は不要となり、構造
が簡単になる。
合わせ具によって行うことができ、台車それぞれの固定
側(地上側)に対するクランプ装置は不要となり、構造
が簡単になる。
【0018】(2)位置決め台車相互間のズレを最小に
することが可能となり、機械による台車相互間の製品の
移送がスムーズに行うことができる。
することが可能となり、機械による台車相互間の製品の
移送がスムーズに行うことができる。
【0019】(3)位置決めの手順が簡単であるので自
動化への適用に適した構造となる。
動化への適用に適した構造となる。
【図1】本発明を圧延ロール移送設備に適用した例を示
す。
す。
【図2】図1の位置決め装置の詳細図である。
【図3】従来の圧延ロール移送用台車間のロール授受装
置の例を示す。
置の例を示す。
1 クランプ受け具 2 クランプ押し込み具 10 台車位置決め装置 11 受け具の導入口 12 枠体 13 導入輪 21 駆動シンリンダー 22 駆動杆 23 駒状先端面 24 押し込み部材 25 ガイド板 26 車輪 R ロール A ロール組替え台車 B ロール搬送台車 C プッシュプラー台車 P プッシュプラー a,b,c 軌条 d クランプ押し込み具 e クランプ受け具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 朗 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 谷地 英治 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 昭63−220913(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 27/00 - 35/14
Claims (1)
- 【請求項1】 相互に平行に付設された軌条上を走行す
る台車相互間の相対位置決めのための装置であって、一
方の台車に取り付けた押し込み具と、他方の台車に一方
の台車に取り付けた押し込み具と対面する箇所に設けた
同押し込み具に対する受け具との組み合わせとからなる
ロール搬送台車位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18665891A JP2895664B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ロール搬送台車位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18665891A JP2895664B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ロール搬送台車位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531509A JPH0531509A (ja) | 1993-02-09 |
JP2895664B2 true JP2895664B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=16192421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18665891A Expired - Lifetime JP2895664B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ロール搬送台車位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2895664B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020050887A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-28 | 이구택 | 압연롤 인출기의 정지 위치 제어방법 |
US6904823B2 (en) | 2002-04-03 | 2005-06-14 | Immersion Corporation | Haptic shifting devices |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP18665891A patent/JP2895664B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0531509A (ja) | 1993-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4538774B2 (ja) | 台車式搬送装置 | |
FI20000501A0 (fi) | Menetelmä ja sovitelma tampuurirullien käsittelemiseksi | |
JP2895664B2 (ja) | ロール搬送台車位置決め装置 | |
JP3042099B2 (ja) | 圧延ロールのロールショップおよび台車 | |
JP7437632B2 (ja) | 台車式搬送装置 | |
CN109928157B (zh) | 轻轨轨道双向手推车装置 | |
CN210824096U (zh) | 一种多功能工序转运车 | |
JP2001048006A (ja) | 移動体使用の搬送設備 | |
CN221852000U (zh) | 一种受限空间内管道的运输小车 | |
JPH0144162Y2 (ja) | ||
CN216943210U (zh) | 旋转运输台车 | |
JPS61189803A (ja) | 搬送装置 | |
CN221318306U (zh) | 一种轨道式玻璃辅助下料机构 | |
JP2007186284A (ja) | ワーク搬送装置 | |
CN220518339U (zh) | 一种物流输送转运设备 | |
CN220264153U (zh) | 一种汽车顶棚转运架 | |
JPH1017137A (ja) | 仕分設備 | |
JP2002264608A (ja) | 車輪の仮圧入設備 | |
JP2594211B2 (ja) | 電動式育苗箱運搬車 | |
JP2001106335A (ja) | 熱延コイル搬送装置 | |
JPS63220913A (ja) | ロ−ルチヨツク組替装置 | |
JP3156770B2 (ja) | 誘導加熱装置 | |
JPH087988Y2 (ja) | 組立装置 | |
CN114291524A (zh) | 一种托举小车 | |
JPS58184614A (ja) | 走行台車を用いた搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990129 |