JP2895336B2 - 高温灰搬送装置 - Google Patents

高温灰搬送装置

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JP2895336B2 JP1334293A JP1334293A JP2895336B2 JP 2895336 B2 JP2895336 B2 JP 2895336B2 JP 1334293 A JP1334293 A JP 1334293A JP 1334293 A JP1334293 A JP 1334293A JP 2895336 B2 JP2895336 B2 JP 2895336B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラ炉底灰の搬送等
に適用される高温灰搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置について、図2により以下に
説明する。図2において、1は流動層ボイラ炉底であ
り、2は炉底灰取出弁、3は炉底灰入口、110は炉底
灰冷却装置、111は上記冷却装置110の駆動用モー
タ、112はスクリュー、100は炉底灰冷却装置の各
部を冷却するための冷却水であり、120はチェーンコ
ンベア、130はチェーンバケットコンベア、140は
バケットコンベア排出口、150はバグフィルタ、30
は炉底灰サイロ、50は排出バルブ、60は空気排出
管、70は排気ブロワである。
【0003】上記において、流動層ボイラの炉底1より
排出され炉底灰入口3から炉底灰冷却装置110内に入
った灰は、約900℃の高温灰であり、駆動用モータ1
11で回転するスクリュー112により搬送されなが
ら、冷却される。この高温灰の冷却は、炉底灰冷却装置
110のケーシング、及び主軸について行なわれる冷却
水100による冷却により間接的に行なわれる。
【0004】上記冷却されて炉底灰冷却装置110より
排出した炉底灰は、チェーンコンベア120及びチェー
ンバケットコンベア130により搬送され、炉底灰サイ
ロ30内に貯留される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において、
炉底灰冷却装置については、高温灰を搬送するため、ス
クリューの熱変形によるトラブルが非常に多く、軸封部
から高温灰の噴出等があってメインテナンスが非常に難
く、年1回の定検毎に必ず部品交換(スクリュー、ケー
シング、軸封)が必要であった。
【0006】また、灰搬送系を形成する炉底灰冷却装
置、チェーンコンベア、チェーンバケットコンベアは、
いずれも回転機器であり、部品点数が多いため、故障発
生の要因が多く、メインテナンス時のコストが大きかっ
た。本発明は上記の課題を解決しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の高温灰搬送装置
は、流動層ボイラ炉底より炉底灰取出弁を介して炉底灰
が投入される炉底灰入口を有する第1の空気搬送配管、
同配管の一端に設けられた大気吸込調整弁、上記空気搬
送配管の他端に接続され冷却空気制御弁と冷却空気吸込
口を有する冷却空気入口管が接続された灰冷却タンク、
同タンクに一端が接続され他端に空気灰分離サイクロン
が接続された第2の空気搬送配管、上記空気灰分離サイ
クロンが上部に設けられ下部に排出バルブが設けられた
炉底灰サイロ、同サイロの上部に設けられ第3の空気搬
送配管を介して上記空気灰分離サイクロンに接続された
空気灰分離用バグフィルタ、同バグフィルタに一端が接
続され他端が煙道に接続された空気排出管に設けられた
真空ブロワ、および上記第1及び第2の空気搬送配管と
灰冷却タンクにそれぞれ設けられた温度センサより信号
を入力して上記大気吸込調整弁と冷却空気制御弁の弁開
度を制御する制御器を備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記において、流動層ボイラの炉底に堆積した
炉底灰を排出させる場合、真空ブロワを起動して空気搬
送配管内を負圧とし、炉底灰取出弁を開いて高温の炉底
灰を第1の空気搬送配管内に落下させた後、大気吸込調
整弁を開き、同調整弁より供給される搬送空気により炉
底灰を灰冷却タンク内へ空気搬送する。
【0009】上記炉底灰が灰冷却タンク内に達すると、
冷却空気制御弁を開き、上記大気吸込調整弁の開度を絞
り、炉底灰は冷却空気制御弁を介して供給される冷却空
気により冷却される。この冷却された炉底灰は、上記の
搬送空気及び冷却空気と混合した状態で第2の空気搬送
配管中を搬送され、空気灰分離用サイクロンに至って炉
底灰と空気に分離され、炉底灰は炉底灰サイロ内に落下
して貯留される。
【0010】上記サイクロンで分離された空気は、第3
の空気搬送配管を通って空気灰分離用バグフィルタに送
られ、空気中に残った炉底灰が除去され、空気排出管を
通って煙道へと排出される。
【0011】なお、上記冷却空気制御弁と大気吸込調整
弁の弁開度調整は、第1及び第2の空気搬送配管と灰冷
却タンクに設けられた温度センサより信号を入力する制
御器により行われ、上記サイクロンに到達した炉底灰の
温度がバグフィルタの耐熱温度以下となるように制御さ
れる。
【0012】上記により、炉底灰の空気による搬送・冷
却を可能とし、従来の装置において使用していた回転機
器の使用を不要としたため、構造がシンプルとなり、回
転機器の熱変形や磨耗に起因するトラブルの排除が可能
となってメインテナンスが容易となり、冷却水を不要と
したため、大幅なコスト低減が可能となり、寒冷地にお
いても冷却水の凍結によるトラブルを発生しない装置を
実現する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。図
1に示す本実施例は、流動層ボイラの下方に配設され流
動層ボイラ炉底1より炉底灰が炉底灰取出弁2を介して
投入される炉底灰入口3が設けられた空気搬送配管5、
同配管5の一端に設けられた大気吸込調整弁4、上記空
気搬送配管5の他端に接続され冷却空気制御弁8と冷却
空気吸込口9を有する冷却空気入口管7が接続された灰
冷却タンク6、同灰冷却タンク6に一端が接続された空
気搬送配管11、同配管11の他端が接続された空気灰
分離サイクロン20が上部に設けられ下部に排出バルブ
50が設けられた炉底灰サイロ30、同サイロ30の上
部に設けられ空気搬送配管25を介して上記空気灰分離
サイクロン20に接続された空気灰分離用バグフィルタ
40、同バグフィルタ40に一端が接続され他端がEP
煙道に接続された空気排出管60に設けられた真空ブロ
ワ70、および上記空気搬送配管5の他端側と上記灰冷
却タンク6と上記空気搬送配管11の他端側にそれぞれ
配設された温度センサ15を備えている。
【0014】上記において、流動層ボイラの炉底1に堆
積した炉底灰の排出に当たってはまず、真空ブロワ70
を起動し、空気搬送配管5内を負圧(−0.6Kg/cm2
とした後、炉底灰取出弁2を開き、空気搬送配管5の灰
入口3へ炉底灰を落下させる。この時点における炉底灰
は約900℃である。
【0015】次に、大気吸込調整弁4を開き、炉底灰は
灰冷却タンク6へ搬送される。この空気搬送される炉底
灰は温度センサ15により温度が感知され、その信号が
図示されない制御器に入力され、同制御器により冷却空
気制御弁8が開き、また、大気吸込調整弁4が絞られて
炉底灰が冷却空気により冷却される。
【0016】上記炉底灰は大気吸込調整弁4及び冷却空
気制御弁8から入った空気と混合された状態で空気搬送
配管11内を搬送され、バグフィルタ40の耐熱温度以
下になった状態でサイクロン20へ入り、1次灰採取が
行われる。サイクロン20で採取できなかった炉底灰
は、バグフィルタ40で濾過されることによりその含有
量の規制値(50ppm )以下となって真空ブロワ70を
通り、煙道へと排出される。
【0017】高温の炉底灰は上記の操作が繰り返される
ことにより、炉底灰サイロ30へと空気搬送される。上
記装置の起動については、ボイラの燃焼状態により灰量
を算出することができるため、タイマ起動時間を設定し
て行なうことができる。
【0018】なお、上記搬送する炉底灰が冷却を要する
のは、バグフィルタ40に用いる濾布の耐熱温度が低い
ためであり、通常使用されるナイロン濾布の場合は18
0℃、テフロン濾布では220℃、ガラス繊維濾布では
260℃である。
【0019】上記のように、炉底灰は空気搬送され空気
で冷却されるため構造がシンプルとなり、従来の装置の
ように炉底灰冷却装置、チェーンコンベア、チェーンバ
ケットコンベア等の回転機器を使用しないため、回転機
器の熱変形や磨耗に起因するトラブルがなくメインテナ
ンスが容易となり、冷却水を不要としたため、大幅なコ
スト低減が可能となり、寒冷地においても冷却水の凍結
によるトラブルを発生しない装置を実現した。
【0020】
【発明の効果】本発明の高温灰搬送装置は、流動層ボイ
ラ炉底より炉底灰が投入される第1の空気搬送配管の一
端に大気吸込調整弁を接続して他端に灰冷却タンクを接
続し、同タンクに冷却空気制御弁を有し冷却空気を吸入
する冷却空気入口管を設けて第2の空気搬送配管の一端
を接続し、同配管の他端に炉底灰サイロの上部に設けら
れた空気灰分離用サイクロンを接続し、同サイクロンに
第3の空気搬送配管を介して接続された空気灰分離用バ
グフィルタに真空ブロワが設けられた空気排出管を接続
し、上記第1及び第2の空気搬送配管と灰冷却タンクに
設けられた温度センサより信号を入力した制御器が上記
大気吸込調整弁と冷却空気制御弁の弁開度を制御するこ
とによって、高温の炉底灰の空気による搬送・冷却を可
能としたため、機器の熱変形や磨耗によるトラブルを回
避することができ、メインテナンスが容易になるととも
に、冷却水が不要のため、コスト低減が可能となり、冷
却水の凍結によるトラブルが発生しない装置を実現す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る高温灰搬送装置の説明
図である
【図2】従来の装置の説明図である。
【符号の説明】
1 流動層ボイラ炉底 2 炉底灰取出弁 3 炉底灰入口 4 大気吸込調整弁 5 空気搬送配管 6 灰冷却タンク 7 冷却空気入口管 8 冷却空気制御弁 9 冷却空気吸込口 11 空気搬送配管 15 温度センサ 20 空気灰分離サイクロン 30 炉底灰サイロ 40 空気灰分離用バグフィルタ 50 排出バルブ 60 空気排出管 70 真空ブロワ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動層ボイラ炉底より炉底灰取出弁を介
    して炉底灰が投入される炉底灰入口を有する第1の空気
    搬送配管、同配管の一端に設けられた大気吸込調整弁、
    上記空気搬送配管の他端に接続され冷却空気制御弁と冷
    却空気吸込口を有する冷却空気入口管が接続された灰冷
    却タンク、同タンクに一端が接続され他端に空気灰分離
    サイクロンが接続された第2の空気搬送配管、上記空気
    灰分離サイクロンが上部に設けられ下部に排出バルブが
    設けられた炉底灰サイロ、同サイロの上部に設けられ第
    3の空気搬送配管を介して上記空気灰分離サイクロンに
    接続された空気灰分離用バグフィルタ、同バグフィルタ
    に一端が接続され他端が煙道に接続された空気排出管に
    設けられた真空ブロワ、および上記第1及び第2の空気
    搬送配管と灰冷却タンクにそれぞれ設けられた温度セン
    サより信号を入力して上記大気吸込調整弁と冷却空気制
    御弁の弁開度を制御する制御器を備えたことを特徴とす
    る高温灰搬送装置。
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