JP2894971B2 - 可変電力分配器 - Google Patents
可変電力分配器Info
- Publication number
- JP2894971B2 JP2894971B2 JP7169128A JP16912895A JP2894971B2 JP 2894971 B2 JP2894971 B2 JP 2894971B2 JP 7169128 A JP7169128 A JP 7169128A JP 16912895 A JP16912895 A JP 16912895A JP 2894971 B2 JP2894971 B2 JP 2894971B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- port
- phase shifter
- variable power
- polarization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Waveguide Connection Structure (AREA)
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変電力分配器に関し、
特にマイクロ波帯にて使用する可変電力分配器に関する
ものである。
特にマイクロ波帯にて使用する可変電力分配器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の可変電力分配器の例とし
ては、図2に示す如き構成のものがあり、1983年8
月発行のアイ・イー・イー・プロシーディングス,第1
30巻,No.5のp.305〜308における「Ex
perimental study of ortho
mode couplers for use inp
ower combining and distri
bution」(J.Clarke, et al.)
に開示されたものである。
ては、図2に示す如き構成のものがあり、1983年8
月発行のアイ・イー・イー・プロシーディングス,第1
30巻,No.5のp.305〜308における「Ex
perimental study of ortho
mode couplers for use inp
ower combining and distri
bution」(J.Clarke, et al.)
に開示されたものである。
【0003】図2において、2つの導波管直交偏分波器
1,6が夫々導波管ロータリジョイント3,8により、
移相器としてのπポーラライザ7の両端に接続されてい
る。そして、導波管直交偏分波器1のH偏波ポート11
において無反射終端器9により終端されている。
1,6が夫々導波管ロータリジョイント3,8により、
移相器としてのπポーラライザ7の両端に接続されてい
る。そして、導波管直交偏分波器1のH偏波ポート11
において無反射終端器9により終端されている。
【0004】導波管直交偏分波器1のH偏波ポート11
より入力された信号はH偏波直線偏波として主導波13
に結合され、πポーラライザ7へ入力される。このπポ
ーラライザ7はビス71が等間隔に植設されて移相器を
構成しており、この移相器の移相面の傾きに対応して任
意の傾きの直線偏波に変換されて出力され、導波管直交
偏分波器6の主導波管63へ結合される。
より入力された信号はH偏波直線偏波として主導波13
に結合され、πポーラライザ7へ入力される。このπポ
ーラライザ7はビス71が等間隔に植設されて移相器を
構成しており、この移相器の移相面の傾きに対応して任
意の傾きの直線偏波に変換されて出力され、導波管直交
偏分波器6の主導波管63へ結合される。
【0005】この信号は直交する偏波成分に分離され、
H偏波成分はH偏波ポート61へ、V偏波成分はV偏波
ポート62へ夫々導出される。従って、導波管直交偏分
波器1のH偏波ポート11より入力された信号は、πポ
ーラライザ7の移相面の傾きをロータリジョイントにて
調整することにより、導波管直交偏分波器6のH偏波ポ
ート61とV偏波ポート62とに、任意の分配比で電力
分配されることになるのである。
H偏波成分はH偏波ポート61へ、V偏波成分はV偏波
ポート62へ夫々導出される。従って、導波管直交偏分
波器1のH偏波ポート11より入力された信号は、πポ
ーラライザ7の移相面の傾きをロータリジョイントにて
調整することにより、導波管直交偏分波器6のH偏波ポ
ート61とV偏波ポート62とに、任意の分配比で電力
分配されることになるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の可変電
力分配器では、2つの導波管直交偏分波器1,6を導波
管ロータリジョイント3,8によってπポーラライザ7
の両端に夫々接続して構成されている。そのために、構
造的に大きくなり、また構成部品点数も多くなるという
問題がある。
力分配器では、2つの導波管直交偏分波器1,6を導波
管ロータリジョイント3,8によってπポーラライザ7
の両端に夫々接続して構成されている。そのために、構
造的に大きくなり、また構成部品点数も多くなるという
問題がある。
【0007】本発明の目的は、部品点数を少なくして構
造的にも小さくすることが可能な可変電力分配器を提供
することである。
造的にも小さくすることが可能な可変電力分配器を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明による可変電力
分配器は、1つの導波管直交偏分波器と、この導波管直
交偏分波器に接続された導波管ジョイントと、この導波
管ジョイントに一端が接続された移相器と、この移相器
の他端に接続され短絡板と、前記導波管直交偏分波器の
直交する2つのポートの少なくとも1ポートに接続され
たサーキュレータとを含み、前記サーキュレータの1ポ
ートから入力された信号が前記サーキュレータの他の1
ポートと前記導波管直交偏分波器の他の1ポートに出力
される可変電力分配器において、 前記導波管ジョイン
トにより前記移相器の移相面の傾きを調整することによ
って前記2つのポートへの電力分配比を調整自在とした
ことを特徴としている。
分配器は、1つの導波管直交偏分波器と、この導波管直
交偏分波器に接続された導波管ジョイントと、この導波
管ジョイントに一端が接続された移相器と、この移相器
の他端に接続され短絡板と、前記導波管直交偏分波器の
直交する2つのポートの少なくとも1ポートに接続され
たサーキュレータとを含み、前記サーキュレータの1ポ
ートから入力された信号が前記サーキュレータの他の1
ポートと前記導波管直交偏分波器の他の1ポートに出力
される可変電力分配器において、 前記導波管ジョイン
トにより前記移相器の移相面の傾きを調整することによ
って前記2つのポートへの電力分配比を調整自在とした
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】1つの導波管直交偏分配器の直交する2つのポ
ートの少なくとも1つにサーキュレータを接続し、導波
管直交偏分波器の主導波管にπ/2移相器を接続し、こ
の移相器の一端を短絡板で短絡することで、導波管直交
偏分波器を1つとすることができ、また移相器も短くす
ることができる。
ートの少なくとも1つにサーキュレータを接続し、導波
管直交偏分波器の主導波管にπ/2移相器を接続し、こ
の移相器の一端を短絡板で短絡することで、導波管直交
偏分波器を1つとすることができ、また移相器も短くす
ることができる。
【0010】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例につき説
明する。
明する。
【0011】図1は本発明の実施例の構成を示す図であ
り、図2と同等部分は同一符号により示されている。図
1を参照すると、1つの導波管直交偏分波器1の1つの
ポート,本例ではH偏波ポート11にサーキュレータ5
が接続されており、この導波管直交偏分波器1の主導波
管13に導波管ロータリジョイント3を介してπ/2ポ
ーラライザ2が接続される。
り、図2と同等部分は同一符号により示されている。図
1を参照すると、1つの導波管直交偏分波器1の1つの
ポート,本例ではH偏波ポート11にサーキュレータ5
が接続されており、この導波管直交偏分波器1の主導波
管13に導波管ロータリジョイント3を介してπ/2ポ
ーラライザ2が接続される。
【0012】このポーラライザ2はπ/2移相器として
動作するものであり、その端部には短絡板4が接続され
ている。尚、21はビスを示している。
動作するものであり、その端部には短絡板4が接続され
ている。尚、21はビスを示している。
【0013】かかる構成において、サーキュレータ5の
ポート51より入力された信号はポート52より導出さ
れてH偏波ポート11から導波管直交偏分波器1へ入力
される。H偏波ポート11から入力された信号は主導波
管13へ供給されて導波管ロータリジョイント3を介し
てπ/2ポーラライザ2へ入力される。
ポート51より入力された信号はポート52より導出さ
れてH偏波ポート11から導波管直交偏分波器1へ入力
される。H偏波ポート11から入力された信号は主導波
管13へ供給されて導波管ロータリジョイント3を介し
てπ/2ポーラライザ2へ入力される。
【0014】π/2ポーラライザ2へ入力された信号は
短絡板4へ到達して短絡板4で反射され、再びπ/2ポ
ーラライザ2を通って導波管直交偏分波器1の主導波管
13へ戻ってくることになる。
短絡板4へ到達して短絡板4で反射され、再びπ/2ポ
ーラライザ2を通って導波管直交偏分波器1の主導波管
13へ戻ってくることになる。
【0015】ここで、信号のπ/2ポーラライザ2の移
相面方向成分は往復でπだけ移相され、図2のπポーラ
ライザ7と同様に、移相面の傾きに対応して任意の傾き
の直線偏波に変換する働きを有する。
相面方向成分は往復でπだけ移相され、図2のπポーラ
ライザ7と同様に、移相面の傾きに対応して任意の傾き
の直線偏波に変換する働きを有する。
【0016】このπ/2ポーラライザ2により偏波の傾
きが変換されて導波管直交偏分波器1の主導波管13に
反射して戻ってきた信号のH偏波成分は、H偏波ポート
11へ導出され、V偏波成分はV偏波ポート12へ導出
される。H偏波ポート11へ分配された信号はサーキュ
レータ5により入力信号と分離されてポート53より出
力される。
きが変換されて導波管直交偏分波器1の主導波管13に
反射して戻ってきた信号のH偏波成分は、H偏波ポート
11へ導出され、V偏波成分はV偏波ポート12へ導出
される。H偏波ポート11へ分配された信号はサーキュ
レータ5により入力信号と分離されてポート53より出
力される。
【0017】従って、π/2ポーラライザ2の移相面の
傾きをロータリジョイント3により調整することによ
り、H偏波ポート11,V偏波ポート12への電力分配
比を任意に変えることができる。
傾きをロータリジョイント3により調整することによ
り、H偏波ポート11,V偏波ポート12への電力分配
比を任意に変えることができる。
【0018】移相器としてのπ/2ポーラライザ2とし
ては、図示する如くビス21を等間隔に植設した例以外
にも、周知の構成のものを用いることができ、例えば、
上述した従来技術の文献に示された構成の移相器を用い
ることができる。
ては、図示する如くビス21を等間隔に植設した例以外
にも、周知の構成のものを用いることができ、例えば、
上述した従来技術の文献に示された構成の移相器を用い
ることができる。
【0019】すなわち、円形導波管内に、ビス等のピン
の他に、誘電体スタグ,フィン,リッジ(ridg
e),矩形や楕円形のアイリス等を設ける構造とするこ
とができるものである。
の他に、誘電体スタグ,フィン,リッジ(ridg
e),矩形や楕円形のアイリス等を設ける構造とするこ
とができるものである。
【0020】
【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、単に1つ
の導波管直交偏分波器と、π/2ポーラライザと、短絡
板と、サーキュレータとにより構成することができるの
で、小型化,低価格化を図ることが可能となるという効
果がある。
の導波管直交偏分波器と、π/2ポーラライザと、短絡
板と、サーキュレータとにより構成することができるの
で、小型化,低価格化を図ることが可能となるという効
果がある。
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】従来の可変電力分配器の構成図である。
1 導波管直交偏分波器 2 π/2ポーラライザ 3 導波管ロータリジョイント 4 短絡板 5 サーキュレータ 11 H偏波ポート 12 V偏波ポート 13 主導波管 51〜53 サーキュレータのポート
Claims (3)
- 【請求項1】 1つの導波管直交偏分波器と、この導波
管直交偏分波器に接続された導波管ジョイントと、この
導波管ジョイントに一端が接続された移相器と、この移
相器の他端に接続され短絡板と、前記導波管直交偏分波
器の直交する2つのポートの少なくとも1ポートに接続
されたサーキュレータとを含み、前記サーキュレータの
1ポートから入力された信号が前記サーキュレータの他
の1ポートと前記導波管直交偏分波器の他の1ポートに
出力される可変電力分配器において、 前記導波管ジョ
イントにより前記移相器の移相面の傾きを調整すること
によって前記2つのポートへの電力分配比を調整自在と
したことを特徴とする可変電力分配器。 - 【請求項2】前記移相器はπ/2移相器であることを特
徴である請求項1記載の可変電力分配器。 - 【請求項3】前記導波管ジョイントはロータリジョイン
トであることを特徴とする請求項1または2記載の可変
電力分配器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7169128A JP2894971B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 可変電力分配器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7169128A JP2894971B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 可変電力分配器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0923110A JPH0923110A (ja) | 1997-01-21 |
JP2894971B2 true JP2894971B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=15880806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7169128A Expired - Lifetime JP2894971B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 可変電力分配器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894971B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4376787B2 (ja) | 2002-11-21 | 2009-12-02 | 富士通株式会社 | イベント通知方法、デバイス及びプロセッサシステム |
CN101834335B (zh) * | 2010-05-19 | 2013-08-21 | 成都九洲迪飞科技有限责任公司 | 可调功分器 |
IT1401404B1 (it) * | 2010-08-03 | 2013-07-26 | G E M Elettronica S R L | Giunto rotante di potenza a microonde funzionante su due bande distinte. |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5353239A (en) * | 1976-10-26 | 1978-05-15 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Variable power allotter |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP7169128A patent/JP2894971B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0923110A (ja) | 1997-01-21 |
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