JP2894602B2 - 吸収冷温水機及びその制御方法 - Google Patents

吸収冷温水機及びその制御方法

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JP2894602B2
JP2894602B2 JP7254811A JP25481195A JP2894602B2 JP 2894602 B2 JP2894602 B2 JP 2894602B2 JP 7254811 A JP7254811 A JP 7254811A JP 25481195 A JP25481195 A JP 25481195A JP 2894602 B2 JP2894602 B2 JP 2894602B2
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    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高質燃料系と排熱
利用系とを備え、例えばコージェネレーションシステム
の温排水の様な外部からの排熱が、熱交換器(或いは再
生器)を介して排熱利用系に投入される吸収冷温水機
(所謂、「パラレルフロー」、「シリーズフロー」、
「リバースフロー」を包含する)及びその制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】高質燃料系と排熱利用系とを備え、排熱
利用系の配管に外部から排熱が投入される熱交換器を介
装した吸収冷温水機には、種々のものが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで吸収冷温水機に
おいては、運転中に発生する各種信号(所定値よりも低
い冷水温度の検出信号等)に応答して、溶液ポンプが停
止する場合がある。
【0004】しかし、排熱利用系の配管に外部から排熱
が投入される熱交換器が介装されていると、溶液ポンプ
が停止しても該熱交換器を介して外部から排熱が投入さ
れる場合が存在する。この様な場合、溶液は循環してい
ないので、該熱交換器内部の溶液が濃縮されてしまい、
熱交換器内で晶析を生じる恐れがある。そして、晶析が
生じた場合には、該熱交換器を介装した系(排熱利用
系)が使用不能になってしまう。そのため、晶析の発生
を回避することが望まれている。
【0005】また、省エネルギの要請が厳しい昨今にお
いては、高質燃料の消費量の削減率として、20%〜4
0%程度まで要望されている。しかし、上述した様な従
来技術では、定格時における高質燃料の削減率は12%
程度であり、昨今の厳しい要請に対処することが困難で
ある。
【0006】本発明は、排熱利用系に介装された熱交換
器における晶析を防止すると共に、高質燃料の消費量の
削減率を向上することが出来る様な吸収冷温水機及びそ
の運転制御方法の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は種々研究の結
果、従来技術における排熱利用系に介装される熱交換器
においては液相・液相間で行われる顕熱・顕熱交換が行
われているが、これに代えて、排熱利用系を流れる溶液
と排熱(温排水)との間で顕熱・潜熱交換を行えば、よ
り多くの熱量が排熱側から吸収冷温水機内に投入出来る
ことを見出だした。
【0008】本発明の吸収冷温水機の運転制御方法は、
高温溶液熱交換器と低温溶液熱交換器とを連通する稀溶
液ラインに高温再生器へ向かうラインと低温再生器へ向
かうラインとの分岐が設けられているタイプの吸収冷温
水機の制御方法において、前記低温再生器へ向かうライ
ンには、圧力調整手段と、外部の温熱源から供給される
流体と前記低温再生器へ向かうラインを流れる稀溶液と
の間で顕熱・潜熱交換を行う中間再生器、とが介装され
ており、温排水入口温度と冷水出口温度を計測して排熱
単独投入運転モード、排熱投入及び高質燃料焚き運転モ
ード、高質燃料単独焚き運転モードのいずれか一つの運
転モードを決定する運転モード決定工程と、稀溶液を循
環させるために吸収器出口側に介装された溶液ポンプの
運転が停止したか否かを検出する溶液ポンプ運転停止検
出工程と、排熱単独投入運転モード及び排熱投入及び高
質燃料焚き運転モードの際に溶液ポンプの運転停止が検
出された場合に外部温熱源から供給される流体が前記中
間再生器をバイパスする様に制御する排熱投入遮断工
程、とを含んでいる。
【0009】また本発明の吸収冷温水機の制御方法は、
吸収器を出た稀溶液が全て高温熱交換器へ送られるタイ
プの吸収冷温水機の制御方法において、高温再生器と低
温再生器とを連通する中間濃度溶液ラインの高温溶液熱
交換器と低温再生器との間に圧力調整手段と中間再生器
を介装し、該中間再生器は、外部の温熱源から供給され
る流体と前記中間濃度溶液ライン中の流体との間で顕熱
・潜熱交換を行い、温排水入口温度と冷水出口温度を計
測して排熱単独投入運転モード、排熱投入及び高質燃料
焚き運転モード、高質燃料単独焚き運転モードのいずれ
か一つの運転モードを決定する運転モード決定工程と、
稀溶液を循環させるために吸収器出口側に介装された溶
液ポンプの運転が停止したか否かを検出する溶液ポンプ
運転停止検出工程と、排熱単独投入運転モード及び排熱
投入及び高質燃料焚き運転モードの際に溶液ポンプの運
転停止が検出された場合に外部温熱源から供給される流
体が前記中間再生器をバイパスする様に制御する排熱投
入遮断工程、とを含んでいる。
【0010】さらに本発明の吸収冷温水機の制御方法
は、吸収器から低温溶液熱交換器を介して低温再生器に
向かう稀溶液ラインと、低温再生器から溶液ポンプ及び
高温溶液熱交換器を介して高温再生器に向かう中間濃度
溶液ラインとを有するタイプの吸収冷温水機の制御方法
において、前記稀溶液ラインの低温溶液熱交換器から低
温再生器の間に圧力調整手段と中間再生器を介装し、該
中間再生器は、外部の温熱源から供給される流体と前記
稀溶液ライン中の流体との間で顕熱・潜熱交換を行い、
温排水入口温度と冷水出口温度を計測して排熱単独投入
運転モード、排熱投入及び高質燃料焚き運転モード、高
質燃料単独焚き運転モードのいずれか一つの運転モード
を決定する運転モード決定工程と、稀溶液を循環させる
ために吸収器出口側に介装された溶液ポンプの運転が停
止したか否かを検出する溶液ポンプ運転停止検出工程
と、排熱単独投入運転モード及び排熱投入及び高質燃料
焚き運転モードの際に溶液ポンプの運転停止が検出され
た場合に外部温熱源から供給される流体が前記中間再生
器をバイパスする様に制御する排熱投入遮断工程、とを
含んでいる。
【0011】本発明の吸収冷温水機の制御方法の実施に
際して、前記排熱投入遮断工程では、排熱投入及び高質
燃料焚き運転モードの際に、高温再生器の加熱源への高
質燃料の供給が遮断された場合にも外部温熱源から供給
される流体が前記中間再生器をバイパスする様に制御し
ても良い。
【0012】なお、高温再生器へ供給される高質燃料と
しては、例えば高温再生器に設けたバーナへ供給される
ガスや石油等の液体燃料が該当する。或いは、該高質燃
料として、高温再生器の高温蒸気用配管を通過して吸収
溶液と熱交換を行う高温蒸気を用いても良い。そして、
高質燃料の供給遮断の態様としては、高温再生器のバー
ナの燃料供給ラインに介装した燃料制御弁を閉鎖した
り、或いは、高温再生器の高温蒸気用配管へ高温蒸気を
供給するための配管に介装した開閉弁を閉鎖する等の手
法が考えられる。
【0013】本発明の吸収冷温水機は、高温溶液熱交換
器と低温溶液熱交換器とを連通する稀溶液ラインに高温
再生器へ向かうラインと低温再生器へ向かうラインとの
分岐が設けられているタイプの吸収冷温水機において、
前記低温再生器へ向かうラインには、圧力調整手段と、
外部の温熱源から供給される流体と前記低温再生器へ向
かうラインを流れる稀溶液との間で顕熱・潜熱交換を行
う中間再生器、とが介装されており、温排水入口温度と
冷水出口温度を計測する計測手段と、該計測手段による
計測結果に基づいて排熱単独投入運転モード、排熱投入
及び高質燃料焚き運転モード、高質燃料単独焚き運転モ
ードのいずれか一つの運転モードを決定する運転モード
決定手段と、稀溶液を循環させるために吸収器出口側に
介装された溶液ポンプの運転が停止したか否かを検出す
る溶液ポンプ運転停止検出手段と、排熱単独投入運転モ
ード及び排熱投入及び高質燃料焚き運転モードの際に溶
液ポンプの運転停止が検出された場合に外部温熱源から
供給される流体が前記中間再生器をバイパスする様に制
御する排熱投入制御手段、とを含んでいる。
【0014】また本発明の吸収冷温水機は、吸収器を出
た稀溶液が全て高温熱交換器へ送られるタイプの吸収冷
温水機において、高温再生器と低温再生器とを連通する
中間濃度溶液ラインの高温溶液熱交換器と低温再生器と
の間に圧力調整手段と中間再生器を介装し、該中間再生
器は、外部の温熱源から供給される流体と前記中間濃度
溶液ライン中の流体との間で顕熱・潜熱交換を行い、温
排水入口温度と冷水出口温度を計測する計測手段と、該
計測手段による計測結果に基づいて排熱単独投入運転モ
ード、排熱投入及び高質燃料焚き運転モード、高質燃料
単独焚き運転モードのいずれか一つの運転モードを決定
する運転モード決定手段と、稀溶液を循環させるために
吸収器出口側に介装された溶液ポンプの運転が停止した
か否かを検出する溶液ポンプ運転停止検出手段と、排熱
単独投入運転モード及び排熱投入及び高質燃料焚き運転
モードの際に溶液ポンプの運転停止が検出された場合に
外部温熱源から供給される流体が前記中間再生器をバイ
パスする様に制御する排熱投入制御手段、とを含んでい
る。
【0015】さらに本発明の吸収冷温水機は、吸収器か
ら低温溶液熱交換器を介して低温再生器に向かう稀溶液
ラインと、低温再生器から溶液ポンプ及び高温溶液熱交
換器を介して高温再生器に向かう中間濃度溶液ラインと
を有するタイプの吸収冷温水機において、前記稀溶液ラ
インの低温溶液熱交換器から低温再生器の間に圧力調整
手段と中間再生器を介装し、該中間再生器は、外部の温
熱源から供給される流体と前記稀溶液ライン中の流体と
の間で顕熱・潜熱交換を行い、温排水入口温度と冷水出
口温度を計測する計測手段と、該計測手段による計測結
果に基づいて排熱単独投入運転モード、排熱投入及び高
質燃料焚き運転モード、高質燃料単独焚き運転モードの
いずれか一つの運転モードを決定する運転モード決定手
段と、稀溶液を循環させるために吸収器出口側に介装さ
れた溶液ポンプの運転が停止したか否かを検出する溶液
ポンプ運転停止検出手段と、排熱単独投入運転モード及
び排熱投入及び高質燃料焚き運転モードの際に溶液ポン
プの運転停止が検出された場合に外部温熱源から供給さ
れる流体が前記中間再生器をバイパスする様に制御する
排熱投入制御手段、とを含んでいる。
【0016】本発明の吸収冷温水機の実施に際して、前
記排熱投入制御手段は、排熱投入及び高質燃料焚き運転
モードの際に、高温再生器の加熱源への高質燃料の供給
が遮断された場合にも外部温熱源から供給される流体が
前記中間再生器をバイパスする様に制御しても良い。
【0017】ここで、「熱交換器」とせずに「中間再生
器」としたのは、該中間再生器内では吸収溶液が一部気
化することに着目したものである。換言すれば、中間再
生器は熱交換器としても作用する。
【0018】本発明の実施に際して、運転モードの決定
は温排水入口温度と冷水出口温度のみに基づいて行われ
るのではなく、冷却水の流入温度、低温再生器の圧力或
いは凝縮器の圧力(中間圧力)、低温再生器の温度、稀
溶液ライン或いは中間濃度溶液ライン中の圧力調整手段
下流側の圧力或いは温度、のいずれかを運転モード決定
の際に制御要素として用いることが出来る。
【0019】また、前記排熱投入制御手段は、外部温熱
源から供給される流体を前記中間再生器側へ流入せしめ
るか或いはバイパスさせるため、外部温熱源からの流体
ラインに介装されている三方弁と、前記溶液ポンプ運転
の停止検出に基づいて前記三方弁の開閉制御を行う制御
ユニット、とから構成されるのが好ましい。
【0020】ここで、外部温熱源から供給される流体が
前記中間再生器をバイパスするのは、前記溶液ポンプ運
転の停止が検出された直後であっても良いが、溶液ポン
プ運転の停止検出後で所定時間(ケース・バイ・ケース
で設定される)経過後にバイパスしても良い。溶液ポン
プ運転が一旦停止しても短時間経過後に直ちに運転が再
開するケースが非常に多く、また、所定時間経過後にバ
イパスする様に構成すれば、停止の間に外部温熱源から
吸収冷温水機側へ供給される熱量を有効利用することが
出来るので、省エネルギの要請に良く合致するからであ
る。
【0021】或いは、外部温熱源から供給される流体が
前記中間再生器をバイパスするのは、前記溶液ポンプ運
転の停止が検出された後で、高温再生器内液面が所定の
レベル(ケース・バイ・ケースで設定される)を越えて
いない場合、としても良い。この様な吸収冷温水機で
は、高温再生器内液面が所定のレベルを越えた場合には
溶液ポンプの運転を一旦停止して、該液面が所定レベル
以下になると運転が再開される様に構成されている場合
が多く、その様な場合には、排熱投入を続行しても中間
再生器内における晶析の問題は生じないからである。
【0022】さらに、吸収器から低温溶液熱交換器を介
して低温再生器に向かう稀溶液ラインと、低温再生器か
ら溶液ポンプ及び高温溶液熱交換器を介して高温再生器
に向かう中間濃度溶液ラインとを有するタイプの吸収冷
温水機(所謂「リバースフロー型」)の場合には、外部
温熱源から供給される流体が前記中間再生器をバイパス
するのは、前記低温再生器から高温再生器へ向かう中間
濃度溶液ラインに介装された溶液ポンプの運転が停止し
た後、吸収器出口側に介装された前記溶液ポンプの運転
が停止した時、とするのが好ましい。溶液ポンプが駆動
していれば、中間再生器を介装したライン内の溶液は循
環し続け、該中間再生器内の晶析は防止されるからであ
る。
【0023】上述した様な構成を有する本発明によれ
ば、吸収溶液ラインに例えば減圧弁の様な圧力調整手段
を介装して圧力を減少せしめたので、該圧力調整手段よ
りも低温再生器側の溶液ライン内を流れる吸収溶液(例
えば臭化リチウム水溶液)の再生温度が低下する。そし
て、外部の温熱源から供給される流体(温排水)が保有
する熱量により、熱交換器としても作用する中間再生器
において、吸収溶液はその一部が気化する。すなわち、
中間再生器において、温排水と吸収溶液との間で顕熱・
潜熱交換が行われるのである。
【0024】ここで顕熱・潜熱交換は、顕熱・顕熱交換
に比較して交換或いは移動する熱量が大きい。従って、
本発明によれば、熱量の移動量が大きい顕熱・潜熱交換
を行うことにより、従来の顕熱・顕熱交換のみの技術に
比較して、より多くの熱量が温排水から吸収溶液、すな
わち吸収冷温水機内に投入されるのである。その結果、
ガス等の高質燃料の使用量が減少し、高質燃料の消費量
の削減率が向上する。なお、顕熱・潜熱交換をした後の
吸収溶液は、一部が気相、一部が液相の二相流となって
低温再生器へ流入する。
【0025】また本発明によれば、晶析が生じる可能性
が高い場合には、排熱或いは温水は吸収冷温水機をバイ
パスするので、中間再生器に供給されることは無い。そ
のため、中間再生器において晶析が生じる恐れは無く、
吸収冷温水機の排熱利用系が使用不能になってしまう恐
れも無い。
【0026】排熱投入及び高質燃料焚き運転モードであ
れば、高温再生器の加熱源への高質燃料の供給が遮断さ
れたか否かを検出することにより、上述した溶液ポンプ
の運転停止の検出に基づく制御と同等の制御を行うこと
が可能である。そのため、本発明において、排熱投入及
び高質燃料焚き運転モードの際には、溶液ポンプの運転
停止の検出に代えて、高温再生器の加熱源への高質燃料
の供給が遮断されたか否かを検出し、その要な遮断が行
われた場合には外部温熱源から供給される流体が前記中
間再生器をバイパスする様に制御することにより、該中
間再生器における晶析を防止することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の態様を説明する。
【0028】図1には、本発明の第1の実施の形態であ
る、所謂「パラレルフロー型(変形シリーズフロー型を
含む)」の吸収冷温水機が示されている。図1におい
て、吸収冷温水機には、蒸発器9、吸収器10、高温再
生器11、低温再生器12、凝縮器13、高温溶液熱交
換器14、低温溶液熱交換器15、冷媒ポンプP9、溶
液ポンプP10及びこれらの部材を接続する各種ライン
と、図示しない冷房負荷に対して冷水を供給する冷水ラ
イン6と、高温再生器11への加熱源(例えばガスバー
ナ)に高質燃料を供給する燃料ライン7とからなる高質
燃料系が設けられている。また、吸収器10及び凝縮器
13に冷水を供給するための冷却水ラインCLが設けら
れている。そして、更に排熱利用系が設けられている。
【0029】すなわち稀溶液ラインL1の高温溶液熱交
換器14と低温溶液熱交換器15との間に、分岐点16
を設け、その分岐点16から低温再生器12に向う分岐
ラインL3が分岐されている。その分岐ラインL3には
分岐点16側から、圧力調整手段である減圧弁17と、
中間再生器18とが介装されている。そして中間再生器
18には排熱ラインL2が接続され、排熱ラインL2内
の温排水と、分岐ラインL3内の稀溶液との間で顕熱・
潜熱交換が行われる様に構成されている。
【0030】前述した通り、吸収冷温水機の循環系内の
流量及び圧力は微妙に調整する必要があるので、上記圧
力調整手段である減圧弁17は、圧力調整手段としての
みならず、流量調整手段としての役割をも担っている。
【0031】更に、制御手段である制御ユニット30が
設けられ、この制御ユニット30には、燃料制御弁3
1、排熱投入制御手段である温排水用三方弁32、排熱
ラインL2の温排水入口温度Thを計測する温排水入口
温度センサ33、蒸発器9から冷房負荷側へ流出する冷
水出口温度Tlを計測する冷水出口温度センサ34、冷
却ラインCLの冷却水入口温度Tmを計測する冷却水入
口温度センサ35、低温再生器12の圧力を計測する中
間圧力計測手段である中間圧力センサ36又は、温度を
計測する低温再生器温度センサ37、分岐ラインL3の
減圧弁17の低温再生器12側の稀溶液の圧力を計測す
る稀溶液圧力計測手段である稀溶液圧力センサ38又
は、稀溶液の温度を計測する稀溶液温度計測手段である
稀溶液温度センサ39及び溶液ポンプP10の運転停止
を検出する手段である溶液ポンプ運転停止検出センサ4
0がそれぞれ接続されている。
【0032】なお、図示の実施形態において、高温再生
器11はガスバーナを用いた高質燃料焚きを行うものと
して表現されているが、高質燃料焚きはガスバーナの使
用に限定されるものではない。図示はされていないが、
例えば、高温蒸気を高質燃料として用いて、該高温蒸気
を高温再生器に導いても良い。
【0033】図2には、本発明の第2の実施の形態であ
る所謂「シリーズフロー型」の吸収冷温水機が示されて
いる。図2において、高温再生器11から高温溶液熱交
換器14を介して低温再生器12に向う中間濃度溶液ラ
インL4において、高温溶液熱交換器14と低温再生器
12との間に、圧力調整手段である減圧弁17と中間再
生器18とが介装されており、かつ制御ユニット30A
以外は図1と同様に構成されている。
【0034】図3には、本発明の第3の実施の形態であ
る所謂「リバースフロー型」の吸収冷温水機が示されて
いる。図3において、吸収器10から低温溶液熱交換器
15を介して低温再生器12に向う稀溶液ラインL1A
と、低温再生器12から溶液ポンプP12と高温溶液熱
交換器14を介して高温再生器11に向う中間濃度溶液
ラインL4Aと、高温再生器11から高温溶液熱交換器
14と低温溶液熱交換器15とを介して吸収器10に向
う高濃度溶液ラインL5とが設けられ、稀溶液ラインL
1Aの低温溶液熱交換器15と低温再生器12との間の
部分には、圧力調整手段である減圧弁17と中間再生器
18とが介装されており、かつ制御ユニット30B以外
は図1と同様に構成されている。
【0035】次に、制御の態様を説明する。
【0036】図4には、運転モード決定フローが示され
ている。制御ユニット30は、温排水入口温度センサ3
5、冷水出口温度センサ34等の検出信号に基づき、温
排水入口温度Th、冷水出口温度Tl等を検出し(ステ
ップS0)、これらの温度Th、Tl等に基づき、運転
モードを高質燃料単独焚き運転モードに決めるべきか否
かを判定する(ステップSA)。YESだったら、高質
燃料単独焚き運転モードに決定して(ステップSB)、
以後、高質燃料単独焚き運転モードとして制御を行う。
一方、ステップSAで高質燃料単独焚き運転モードに決
定しなかった場合は(NOの場合)、排熱単独運転モー
ドに決めるべきか否かを判定する(ステップSC)。Y
ESだったら、排熱単独運転モードに決定して(ステッ
プSD)、以後、排熱単独運転モードとして制御を行
う。一方、排熱単独運転モードに決定しなければ(NO
の場合)、排熱プラス高質燃料焚き運転モードの制御を
行う(ステップSE)。
【0037】以下、図6ないし図16に示す制御フロー
により各型、各モードに対する制御を説明する。なお、
図5に、それらの制御をまとめたものを示す。ここで、
高質燃料単独焚き運転モードは、排熱を投入しないの
で、中間再生器18の晶析が生じ得えない。そのため、
図6−16の制御には含まれていない。
【0038】図6において、パラレルフロー型の制御ユ
ニット30は、排熱単独運転モード時に、溶液ポンプ運
転停止検出センサ40からの信号に基づき、溶液ポンプ
P10が運転中か否かを判定する(ステップS1)。Y
ESだったら、排熱単独運転を続行して(ステップS
2)、運転モード決定フロー(図4)に戻る(ステップ
SR)。一方、NOの場合、すなわち溶液ポンプP10
が停止したならば、温排水用三方弁32に制御信号を出
力し、温水(排熱)が中間再生器18をバイパスする側
に、三方弁32を全開する(ステップS3)。そして、
運転モード決定フローに戻る。
【0039】なお、以下の説明において、運転フローに
戻るステップ(図1のステップSR)に関する説明は、
簡略化のため省略する。
【0040】図7において、制御ユニット30は、溶液
ポンプP10が停止したら(ステップS1がNO)、ポ
ンプP10が停止後で所定時間T以内であるか否かを判
定する(ステップS1A)。停止後、所定時間T以内に
ポンプP10が運転を再開したならば、すなわちステッ
プS1AがYESだったら、排熱投入を続行する(ステ
ップS2A)。一方、ステップS1AがNOの場合、す
なわち所定時間T経過してもポンプP10が停止したま
まである場合には、晶析が生じる恐れが大であるとし
て、前述のステップS3(排熱或いは温水が中間再生器
18をバイパス)に移る。すなわち、所定時間Tは、中
間再生器18内に残留した溶液が一定の濃度以上に凝縮
しない時間、を意味しており、ポンプP10の停止が所
定時間T以内であれば、(晶析は生じないので)排熱の
供給を続行して稀溶液を加熱し、排熱が無駄に捨てられ
ることを無くして、省エネルギを図ることができる。ま
た、ステップS2Aは、ポンプP10の運転中は、排熱
単独運転を続行し、停止時は排熱の投入を続行するの
で、両者をまとめて排熱投入続行のステップと総称して
いる。
【0041】図8は、パラレルフロー或いはリバースフ
ローが排熱投入及び高質燃料焚き運転モードを行ってい
る場合の制御を示している。制御ユニット30、30B
は、溶液ポンプP10が運転中か否かを判定する(ステ
ップS10)。運転中、すなわちYESだったら、排熱
プラス高質燃料焚き運転を続行し(ステップS11)、
溶液ポンプP10が停止している場合(NOの場合)
は、中間再生器18を温水がバイパスする側に三方弁3
2を全開する(ステップS12)。
【0042】図9は、パラレルフロー型の制御ユニット
30或いはリバースフロー型の制御ユニット30Bが、
排熱投入及び高質燃料焚き運転モードを行っている際に
実行する制御を示している。制御ユニット30は、前記
ステップS10がNOの場合に、前記ステップS1Aと
同様なステップS10Aを実行する。すなわち、所定時
間T(中間再生器18内に残留した溶液が一定の濃度以
上に凝縮しない時間)が経過したか否かを判断し、経過
していないならば(ステップS10AがYES)、前記
ステップS2Aと同様なステップS11Aに移って、排
熱投入を続行して省エネを図る。所定時間Tが経過して
もポンプP10が止まったままであれば(NOの場
合)、前記ステップS12に移り、晶析防止のため、排
熱或いは温排水をして中間再生器をバイパスさせる。
【0043】図10は、パラレルフローが排熱投入及び
高質燃料焚き運転モードを行っている場合に関する制御
である。制御ユニット30は、前記ステップS10がN
Oの場合に、高温再生器11内の液位Hが液位設定値H
setより高いか否かを判定し(ステップS10B)、
YESであれば前記ステップS11に移る。一方、NO
の場合は、前記ステップS12に移る。
【0044】このステップS10Bは、溶液ポンプP1
0はH>Hsetのときに停止するように予め設定され
ていることを考慮したものであり、ポンプP10の停止
は液位Hが設定値Hsetをオーバしたために起こった
ものか否かを判定するためのものである。そして液位オ
ーバによる停止時は中間再生器で晶析が生じる可能性は
小さいので、排熱の供給を続行して溶液を加熱し続け
て、排熱を無駄無く有効利用して、省エネを図ってい
る。
【0045】図11において、シリーズフロー型の制御
ユニット30Aは、排熱単独運転モード時に、溶液ポン
プP10が運転中か否かを判定する(ステップS2
0)。YESだったら、排熱単独運転を続行し(ステッ
プS21)、NOの場合は、高温再生器11の液位Hが
液位設定位Hsetより高いか否か、すなわちポンプP
10の停止理由が液位上昇によるものであるか否かを判
定する(ステップS22)。溶液ポンプP10が運転中
であり(ステップS20がYES)、或いは、停止して
いたとしても停止理由は液位上昇による場合は(ステッ
プS22がYES)、中間再生器における晶析の可能性
は小さいので、ステップS21に移って排熱単独運転を
続行する。一方、溶液ポンプP10が停止しており(ス
テップS20がNO)、且つ、ポンブの停止理由が液位
上昇ではない場合は(ステップS22がNO)、中間再
生器における晶析の可能性が大きいので、温排水或いは
排熱が中間再生器18をバイパスする方向に温排水三方
弁32を全開する(ステップS23)。
【0046】図12において、シリーズフロー型の制御
ユニット30Aは、前記ステップS22がNOの場合
に、更に、ポンプP10が停止後で所定時間T以内であ
るかを判定する(ステップS22A)。ステップS22
AがYESだったら、すなわち溶液ポンプP10が停止
しており(ステップS20がNO)、且つ、ポンプの停
止理由が液位上昇ではなくても(ステップS22がN
O)、ポンプP10が所定時間Tを経過する以前に運転
を再開すれば、前記ステップS2Aと同様なステップS
21Aに移って、排熱投入運転を続行して省エネを図
る。一方、ステップS22AがNOの場合、すなわち、
溶液ポンプP10が停止しており(ステップS20がN
O)、ポンプの停止理由は液位上昇ではなく(ステップ
S22がNO)しかも所定時間経過してもポンプ運転が
再開しない場合には、前記ステップS23に移り、温排
水或いは排熱が中間再生器18をバイパスする方向に温
排水三方弁32を全開する。
【0047】図13において、シリーズフロー型の制御
ユニット30Aは、排熱プラス高質燃料焚き運転モード
時に、溶液ポンプP10が運転中であるか否かを判定し
(ステップS30)、YESだったら、排熱投入及び高
質燃料焚き運転を続行し(ステップS31)、NOの場
合は、高温再生器11の液位Hが液位設定値Hsetよ
り高いか否か、すなわちポンプP10の停止理由が液位
によるものであるか否かを判定する(ステップS3
2)。YESだったら、ステップS31において排熱投
入及び高質燃料焚き運転を続行して、省エネを図る。一
方、NOの場合は、中間再生器18を温水がバイパスす
る側に温排水三方弁32を全開する(ステップS3
3)。
【0048】図14において、制御ユニット30Aは、
前記ステップS32がNOの場合に、ポンプP10が停
止後で所定時間T以内であるか否かを判定し(ステップ
S32A)、YESだったら、前記ステップS31に移
り、排熱投入及び高質燃料焚き運転を続行して省エネを
図り、NOの場合は、前記ステップS33に移る。ここ
で、図11〜図14のシリーズフロー型では、溶液は必
ず高温再生器11を経由するので、液位Hをチェックし
ている。
【0049】図15において、リバースフロー型の制御
ユニット30Bは、排熱単独運転モード時において、高
温吸収液ポンプすなわち溶液ポンプP12(図3)の停
止時(ステップS39)における制御を示している。先
ず、低温吸液ポンプすなわち溶液ポンプP10が運転中
であるか否かを判定する(ステップS40)。YESだ
ったら、排熱単独運転を続行する(ステップS41)。
一方、NOの場合は、中間再生器18を温水(排熱)が
バイパスする側に温排水三方弁32を全開する(ステッ
プS42)。ここで、図15の制御を高温吸収液ポンプ
すなわち溶液ポンプP12の停止時に限定しているの
は、排熱単独運転の時は、高温再生器に溶液を送って
も、そこで加熱されるわけではないので、省エネのた
め、ポンプP12は停止するからである。
【0050】図16において、リバースフロー型の制御
ユニット30Bは、図15におけるステップS40がN
Oの場合に、ポンプP10が停止後で所定時間T以内で
あるか否かを判定し(ステップS40A)、YESだっ
たら、前記ステップS2Aと同様なステップS41Aに
移り、排熱投入運転を続行して省エネを図る。そしてス
テップS40AもNOの場合に前記ステップS42に移
り、温水(排熱)がバイパスする側に温排水三方弁32
を全開するのである。
【0051】前述した通り、排熱投入及び高質燃料焚き
運転モードの場合、高温再生器11の加熱源(ガスバー
ナ60:図1、2、3)への高質燃料の供給が遮断され
たか否かを検出することにより、上述した溶液ポンプP
10の運転停止の検出に基づく制御と同等の制御を行う
ことが可能である。すなわち、図1〜3で示すガスバー
ナ60へ高質燃料を供給するライン7に介装された弁3
1が開放状態(燃料供給状態)であるか閉鎖状態(燃料
供給遮断状態)であるかを、該弁31を開閉駆動するア
クチュエータ62から信号伝達ラインL60を介して制
御ユニット30、30A、30Bへ送出される開閉信号
により判断して、中間再生器18における晶析を防止す
る様な運転制御を行うことが出来る。
【0052】図17はその様な制御の実施態様を説明す
るためのフローチャートである。図17及び図1〜3を
参照して、当該実施態様を説明する。
【0053】ここで、この制御は排熱投入及び高質燃料
焚き運転モードの場合にのみ行われる。排熱投入を行わ
ないのであれば中間再生器18における晶析の問題は生
じないが、一方、高質燃料焚きを行わないのであれば燃
料制御弁31が閉鎖状態となっているからである。
【0054】先ず、燃料制御弁31を開閉駆動するアク
チュエータ62から信号伝達ラインL60を介して制御
ユニット30、30A、30Bへ送出される開閉信号か
ら、該弁31が開放状態(燃料供給状態)であるか閉鎖
状態(燃料供給遮断状態)であるかを判断する(ステッ
プS61:図17)。そして、弁31が開放状態(燃料
供給状態:ステップS61がYes)であれば、排熱投
入及び高質燃料焚き運転モードによる運転を続行して
(ステップS62)、再び運転モード決定フロー或いは
ルーチンへ戻る。
【0055】一方、燃料制御弁31が閉鎖状態(燃料供
給遮断状態:ステップS61がNo)である場合には、
温水(排熱)が中間再生器18をバイパスする側に温排
水三方弁32を切り換える(バイパス側へ全開:ステッ
プS63)。そして、再び運転モード決定フロー或いは
ルーチンへ戻る。
【0056】なお図17の制御フローは、シリーズフロ
ー型、パラレルフロー型、リバースフロー型で共通であ
る。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、中間再生器において顕熱・潜熱交換を行う
ことにより高質燃料消費量の減少率を向上することが出
来ると共に、該中間再生器における晶析を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図。
【図4】運転モード決定の制御フローチャート図。
【図5】吸収冷温水機の型式及び運転モードに対する制
御をまとめて示した図面。
【図6】パラレルフロー型・排熱単独運転モードに対す
る一制御フローチャート図。
【図7】パラレルフロー型・排熱単独運転モードに対す
る他の制御フローチャート図。
【図8】パラレルフロー型・排熱プラス高質燃料焚き運
転モードに対する一制御フローチャート図。
【図9】パラレルフロー型・排熱プラス高質燃料焚き運
転モードに対する他の制御フローチャート図。
【図10】パラレルフロー型・排熱プラス高質燃料焚き
運転モードに対する他の制御フローチャート図。
【図11】シリーズフロー型・排熱単独運転モードに対
する一制御フローチャート図。
【図12】シリーズフロー型・排熱単独運転モードに対
する他の制御フローチャート図。
【図13】シリーズフロー型・排熱プラス高質燃料焚き
運転モードに対する一制御フローチャート図。
【図14】シリーズフロー型・排熱プラス高質燃料焚き
運転モードに対する他の制御フローチャート図。
【図15】リバースフロー型・排熱単独運転モードに対
する一制御フローチャート図。
【図16】リバースフロー型・排熱単独運転モードに対
する他の制御フローチャート図。
【図17】排熱プラス高質燃料焚き運転モードに対する
その他の制御フローチャート図。
【符号の説明】
CL・・・冷却水ライン Th・・・温排水入口温度 Tl・・・冷水出口温度 L1、L1A・・・稀溶液ライン L2・・・排熱ライン L3・・・分岐ライン L4、L4A・・・中間濃度溶液ライン L5・・・高濃度溶液ライン P9・・・冷媒ポンプ P10、P12・・・溶液ポンプ 6・・・冷水ライン 7・・・燃料ライン 9・・・蒸発器 10・・・吸収器 11・・・高温再生器 12・・・低温再生器 13・・・凝縮器 14・・・高温溶液熱交換器 15・・・低温溶液熱交換器 16・・・分岐点 17・・・減圧弁 18・・・中間再生器 30、30A、30B・・・制御ユニット 31・・・燃料制御弁 32・・・温排水用三方弁 33・・・温排水入口温度センサ 34・・・冷水出口温度センサ 35・・・冷却水入口温度センサ 36・・・中間圧力センサ 37・・・低温再生器温度センサ 38・・・稀溶液圧力センサ 39・・・稀溶液温度センサ 40・・・溶液ポンプ運転停止検出センサ 60・・・ガスバーナ 62・・・燃料制御弁駆動用アクチュエータ L60・・・信号伝達ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−218017(JP,A) 特開 平7−218015(JP,A) 特開 昭56−25656(JP,A) 特開 平7−63435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 303 F25B 15/00 306

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温溶液熱交換器と低温溶液熱交換器と
    を連通する稀溶液ラインに高温再生器へ向かうラインと
    低温再生器へ向かうラインとの分岐が設けられているタ
    イプの吸収冷温水機の制御方法において、前記低温再生
    器へ向かうラインには、圧力調整手段と、外部の温熱源
    から供給される流体と前記低温再生器へ向かうラインを
    流れる稀溶液との間で顕熱・潜熱交換を行う中間再生
    器、とが介装されており、温排水入口温度と冷水出口温
    度を計測して排熱単独投入運転モード、排熱投入及び高
    質燃料焚き運転モード、高質燃料単独焚き運転モードの
    いずれか一つの運転モードを決定する運転モード決定工
    程と、稀溶液を循環させるために吸収器出口側に介装さ
    れた溶液ポンプの運転が停止したか否かを検出する溶液
    ポンプ運転停止検出工程と、排熱単独投入運転モード及
    び排熱投入及び高質燃料焚き運転モードの際に溶液ポン
    プの運転停止が検出された場合に外部温熱源から供給さ
    れる流体が前記中間再生器をバイパスする様に制御する
    排熱投入遮断工程、とを含むことを特徴とする吸収冷温
    水機の制御方法。
  2. 【請求項2】 吸収器を出た稀溶液が全て高温熱交換器
    へ送られるタイプの吸収冷温水機の制御方法において、
    高温再生器と低温再生器とを連通する中間濃度溶液ライ
    ンの高温溶液熱交換器と低温再生器との間に圧力調整手
    段と中間再生器を介装し、該中間再生器は、外部の温熱
    源から供給される流体と前記中間濃度溶液ライン中の流
    体との間で顕熱・潜熱交換を行い、温排水入口温度と冷
    水出口温度を計測して排熱単独投入運転モード、排熱投
    入及び高質燃料焚き運転モード、高質燃料単独焚き運転
    モードのいずれか一つの運転モードを決定する運転モー
    ド決定工程と、稀溶液を循環させるために吸収器出口側
    に介装された溶液ポンプの運転が停止したか否かを検出
    する溶液ポンプ運転停止検出工程と、排熱単独投入運転
    モード及び排熱投入及び高質燃料焚き運転モードの際に
    溶液ポンプの運転停止が検出された場合に外部温熱源か
    ら供給される流体が前記中間再生器をバイパスする様に
    制御する排熱投入遮断工程、とを含むことを特徴とする
    吸収冷温水機の制御方法。
  3. 【請求項3】 吸収器から低温溶液熱交換器を介して低
    温再生器に向かう稀溶液ラインと、低温再生器から溶液
    ポンプ及び高温溶液熱交換器を介して高温再生器に向か
    う中間濃度溶液ラインとを有するタイプの吸収冷温水機
    の制御方法において、前記稀溶液ラインの低温溶液熱交
    換器から低温再生器の間に圧力調整手段と中間再生器を
    介装し、該中間再生器は、外部の温熱源から供給される
    流体と前記稀溶液ライン中の流体との間で顕熱・潜熱交
    換を行い、温排水入口温度と冷水出口温度を計測して排
    熱単独投入運転モード、排熱投入及び高質燃料焚き運転
    モード、高質燃料単独焚き運転モードのいずれか一つの
    運転モードを決定する運転モード決定工程と、稀溶液を
    循環させるために吸収器出口側に介装された溶液ポンプ
    の運転が停止したか否かを検出する溶液ポンプ運転停止
    検出工程と、排熱単独投入運転モード及び排熱投入及び
    高質燃料焚き運転モードの際に溶液ポンプの運転停止が
    検出された場合に外部温熱源から供給される流体が前記
    中間再生器をバイパスする様に制御する排熱投入遮断工
    程、とを含むことを特徴とする吸収冷温水機の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記排熱投入遮断工程では、排熱投入及
    び高質燃料焚き運転モードの際に、高温再生器の加熱源
    への高質燃料の供給が遮断された場合にも外部温熱源か
    ら供給される流体が前記中間再生器をバイパスする様に
    制御する請求項1、2、3のいずれか1項に記載された
    吸収冷温水機の制御方法。
  5. 【請求項5】 高温溶液熱交換器と低温溶液熱交換器と
    を連通する稀溶液ラインに高温再生器へ向かうラインと
    低温再生器へ向かうラインとの分岐が設けられているタ
    イプの吸収冷温水機において、前記低温再生器へ向かう
    ラインには、圧力調整手段と、外部の温熱源から供給さ
    れる流体と前記低温再生器へ向かうラインを流れる稀溶
    液との間で顕熱・潜熱交換を行う中間再生器、とが介装
    されており、温排水入口温度と冷水出口温度を計測する
    計測手段と、該計測手段による計測結果に基づいて排熱
    単独投入運転モード、排熱投入及び高質燃料焚き運転モ
    ード、高質燃料単独焚き運転モードのいずれか一つの運
    転モードを決定する運転モード決定手段と、稀溶液を循
    環させるために吸収器出口側に介装された溶液ポンプの
    運転が停止したか否かを検出する溶液ポンプ運転停止検
    出手段と、排熱単独投入運転モード及び排熱投入及び高
    質燃料焚き運転モードの際に溶液ポンプの運転停止が検
    出された場合に外部温熱源から供給される流体が前記中
    間再生器をバイパスする様に制御する排熱投入制御手
    段、とを含むことを特徴とする吸収冷温水機。
  6. 【請求項6】 吸収器を出た稀溶液が全て高温熱交換器
    へ送られるタイプの吸収冷温水機において、高温再生器
    と低温再生器とを連通する中間濃度溶液ラインの高温溶
    液熱交換器と低温再生器との間に圧力調整手段と中間再
    生器を介装し、該中間再生器は、外部の温熱源から供給
    される流体と前記中間濃度溶液ライン中の流体との間で
    顕熱・潜熱交換を行い、温排水入口温度と冷水出口温度
    を計測する計測手段と、該計測手段による計測結果に基
    づいて排熱単独投入運転モード、排熱投入及び高質燃料
    焚き運転モード、高質燃料単独焚き運転モードのいずれ
    か一つの運転モードを決定する運転モード決定手段と、
    稀溶液を循環させるために吸収器出口側に介装された溶
    液ポンプの運転が停止したか否かを検出する溶液ポンプ
    運転停止検出手段と、排熱単独投入運転モード及び排熱
    投入及び高質燃料焚き運転モードの際に溶液ポンプの運
    転停止が検出された場合に外部温熱源から供給される流
    体が前記中間再生器をバイパスする様に制御する排熱投
    入制御手段、とを含むことを特徴とする吸収冷温水機。
  7. 【請求項7】 吸収器から低温溶液熱交換器を介して低
    温再生器に向かう稀溶液ラインと、低温再生器から溶液
    ポンプ及び高温溶液熱交換器を介して高温再生器に向か
    う中間濃度溶液ラインとを有するタイプの吸収冷温水機
    において、前記稀溶液ラインの低温溶液熱交換器から低
    温再生器の間に圧力調整手段と中間再生器を介装し、該
    中間再生器は、外部の温熱源から供給される流体と前記
    稀溶液ライン中の流体との間で顕熱・潜熱交換を行い、
    温排水入口温度と冷水出口温度を計測する計測手段と、
    該計測手段による計測結果に基づいて排熱単独投入運転
    モード、排熱投入及び高質燃料焚き運転モード、高質燃
    料単独焚き運転モードのいずれか一つの運転モードを決
    定する運転モード決定手段と、稀溶液を循環させるため
    に吸収器出口側に介装された溶液ポンプの運転が停止し
    たか否かを検出する溶液ポンプ運転停止検出手段と、排
    熱単独投入運転モード及び排熱投入及び高質燃料焚き運
    転モードの際に溶液ポンプの運転停止が検出された場合
    に外部温熱源から供給される流体が前記中間再生器をバ
    イパスする様に制御する排熱投入制御手段、とを含むこ
    とを特徴とする吸収冷温水機。
  8. 【請求項8】 前記排熱投入制御手段は、排熱投入及び
    高質燃料焚き運転モードの際に、高温再生器の加熱源へ
    の高質燃料の供給が遮断された場合にも外部温熱源から
    供給される流体が前記中間再生器をバイパスする様に制
    御する請求項5、6、7のいずれか1項に記載された吸
    収冷温水機。
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