JP2894022B2 - ペッグトレイに装着するボビン頂部の高さを揃える方法及びペッグトレイ - Google Patents

ペッグトレイに装着するボビン頂部の高さを揃える方法及びペッグトレイ

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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボビン搬送をペッグトレ
イに装着した状態で行う紡機において、ペッグトレイに
装着するボビン頂部の高さを揃える方法及び当該方法に
使用するペッグトレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】リング精紡機、リング撚糸機等の紡機に
おいては満管に伴う管替作業時に管替装置による自動管
替作業を容易にするため、紡機の前面にスピンドルピッ
チと対応した状態で空ボビンを供給し、玉揚げされた満
ボビンを搬出する移送装置が必要となる。この種の移送
装置として一般に無端状のコンベヤベルトにスピンドル
ピッチに等しいか又はスピンドルピッチの半分の間隔を
保ってボビン装着用のペッグを突設したコンベア装置が
使用されていた。ところが、このコンベア装置は長期間
の使用によりコンベヤベルトに伸びが生じるとその伸び
が増大し、設定されたペッグ間隔に狂いが生じて管替装
置の自動管替作業に支障を来たすという不都合がある。
この不都合を解消する移送装置としてペッグトレイを介
して満ボビンあるいは空ボビンの移送を行う装置が提案
されるとともに実際に使用されている。
【0003】又、一般に精紡機特にリング精紡機によっ
て生産された糸は、ワインダにより後工程に適した大き
さ、形状のパッケージに巻返される。そして、省力化及
び生産性向上を目的として精紡機とワインダとをボビン
搬送路で直結し、精紡機上がりの満ボビン(管糸)をワ
インダへ、ワインダで使用された後の空ボビンを精紡機
へそれぞれ搬送供給する精紡ワインダが種々提案されて
いる(例えば、特開昭60−67369号公報、特公平
1−27943号公報等)。その場合ボビンの搬送にぺ
ッグトレイを使用することが便利である。
【0004】一方、リング精紡機で使用されるボビンの
長さは、精紡機を使用するユーザーがどの様な条件で糸
を生産したいかで異なる。すなわち、ボビンに糸を長く
巻取ることにより玉揚げ作業の回数を少なくしたいとい
う要求が強いユーザーは長いボビンを使用し、ボビンに
巻取られた糸が高速で長時間回転されることによる糸品
質の低下を嫌うユーザーは短いボビンを使用して1本の
ボビンが満管になるまでの時間を短くしている。従来、
標準的なボビンでもその長さが180mm、210mm
及び230mmと異なったものが使用されており、その
他ユーザーにより多くの異なる長さのボビンが使用され
ている。又、図3に示すように従来のぺッグトレイ21
はぺッグ21aに挿入されたボビン22の底部22aの
位置がボビン22の長さに拘らず同じになる形状に形成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のぺッグトレ
イ21ではぺッグ21aに装着されたボビン22の長さ
によりボビン頂部の位置(高さ)が異なる。そのため、
精紡機に装備される管替装置のボビン把持位置がボビン
長により異なるともに、管替装置に限らずボビンを把持
する場合はボビン頂部を把持するため、それらの把持装
置においても把持位置が異なる。又、ワインダではぺッ
グトレイ21に装着された状態で搬送されてきたボビン
22に巻かれた糸の口出し作業や、ボビンに巻かれた糸
を別のボビンに巻き返す際の糸張力を調整する張力調整
装置に糸を導く作業を行う必要があるが、口出し装置や
張力調整装置はボビン22の頂部を基準にその配設位置
が定められているため、ボビン長により口出し装置や張
力調整装置の位置を変える必要がある。従来、同じ精紡
機あるいは同じワインダで異なる長さのボビンを使用す
る例はなく、あくまで目的に応じた長さの1種類のボビ
ンを使用するので、使用ボビンの長さに合わせて管替装
置のボビン把持位置あるいはワインダの口出し装置や張
力調整装置の位置を設定すればその後の変更は不要であ
るが、ボビンの長さに合わせた多数の仕様の機械が必要
となるという問題がある。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は使用するボビンの長さが異なっ
ても、管替装置等のボビン把持位置(高さ)や、ワイン
ダの口出し装置等の高さを変更する必要のないペッグト
レイに装着するボビン頂部の高さを揃える方法及び当該
方法に使用するペッグトレイを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明においては、ボビン搬送をペッグトレイに装着
した状態で行う紡機において、ボビンの長さに合わせて
使用するペッグトレイの高さを区別し、ペッグトレイに
装着された状態でペッグトレイ底部からボビン頂部まで
の距離をほぼ同一となるようにした。また、ボビンを装
着するペッグを有するペッグトレイにおいて、装着され
る複数種のボビンの長さに対応して、ボビンの基端部が
前記ペッグに装着された状態でペッグトレイ底部からボ
ビン頂部までの距離がほぼ同一となる長さの柱部を備え
る複数種のペッグトレイの組み合わせからなるようにし
た。
【0008】
【作用】本発明においては使用するボビンの長さに合わ
せて高さの異なるぺッグトレイが使用され、ボビンがぺ
ッグトレイに装着された状態ではボビンの長さに関係な
く、ぺッグトレイの底部からボビン頂部までの高さが一
定となる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明を具体化した第1実施例を図
1に従って説明する。
【0010】ぺッグトレイ1は円板状のトレイ1aと、
トレイ1a上に突設された柱部1bと、柱部1b上に突
設されボビン2の基端部が挿入されるぺッグ1cとから
構成されている。ぺッグトレイ1は1種類ではなく、装
着されるボビンの長さに対応して柱部1bの長さが異な
り、ボビン2の基端部がぺッグ1cに挿入された状態で
はぺッグトレイ1の底面からボビン頂部までの高さHが
一定の値となるように形成されたものがボビン2の種類
に対応して準備される。
【0011】そして、精紡機で使用するボビン2の長さ
に対応して形成されたぺッグトレイ1を使用することに
より、ぺッグトレイ1に装着された状態におけるボビン
頂部の高さHがボビン2の長さに関係なく一定となる。
従って、精紡機機台に装備される管替装置等のボビン把
持位置や、ワインダの口出し装置や張力調整装置の配設
位置を使用ボビンの長さに関係なく一定にしても、ボビ
ン把持作業、口出し作業等が作業に適した位置で行わ
れ、作業が円滑に行われる。そのため、紡機の製造工場
では使用するボビンの長さが異なっても、精紡機機台に
装備される管替装置等のボビン把持位置や、ワインダの
口出し装置や張力調整装置の配設位置が異なる多くの使
用の紡機を製造する必要がなくなり、機械の仕様を統一
できる。
【0012】(実施例2)次に第2実施例を図2に従っ
て説明する。この実施例ではペッグトレイが2つに分離
可能に構成されている。すなわち、ペッグトレイ1は基
本トレイ1Aと、基本トレイ1Aのペッグ1cに着脱可
能に嵌着される付属ペッグ3とから構成されている。そ
して、長いボビン2を使用する場合は付属ペッグ3を取
り外した基本トレイ1Aのペッグ1cにボビンを挿入
し、短いボビン2を使用する場合は基本トレイ1Aに嵌
着した付属ぺッグ3にボビン2を装着する。基本トレイ
1Aは最も長いボビン2をそのペッグ1cに装着したと
きにボビン頂部が所定の高さHとなる大きさに形成さ
れ、短いボビン2の長さに対応した付属ペッグ3を種々
準備し、短いボビン2に対応して形成された付属ペッグ
3を基本トレイ1Aに嵌着した状態で使用する。
【0013】なお、従来は異なる長さのボビンを使用す
る複数台の精紡機とワインダとを連結した精紡ワインダ
はないが、本発明によりそのような精紡ワインダも可能
となる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、使
用するボビンの長さが異なっても、ペッグトレイにボビ
ンが装着された状態ではペッグトレイの底部からボビン
頂部までの高さが一定となり、管替装置等のボビン把持
位置(高さ)や、ワインダの口出し装置等の高さを従来
と異なってボビンの長さに対応して変更する必要がなく
なる。従って、管替装置等のボビン把持位置やワインダ
の口出し装置等の配置位置が一定となり機械の仕様を統
一することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例の正面図であ
る。
【図2】第2実施例のぺッグトレイを示す正面図であ
る。
【図3】従来のぺッグトレイにボビンが装着された状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
1…ペッグトレイ、1A…基本トレイ、1a…トレイ、
1b…柱部、1c…ペッグ、2…ボビン、3…付属ペッ
グ、H…高さ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン搬送をペッグトレイに装着した状
    態で行う紡機において、ボビンの長さに合わせて使用す
    るペッグトレイの高さを区別し、ペッグトレイに装着さ
    れた状態でペッグトレイ底部からボビン頂部までの高さ
    をほぼ同一となるようにしたペッグトレイに装着するボ
    ビン頂部の高さを揃える方法。
  2. 【請求項2】 ボビンを装着するペッグを有するペッグ
    トレイにおいて、装着される複数種のボビンの長さに対
    応して、ボビンの基端部が前記ペッグに装着された状態
    でペッグトレイ底部からボビン頂部までの距離がほぼ同
    一となる長さの柱部を備える複数種のペッグトレイの組
    み合わせからなるペッグトレイ。
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