JP2893730B2 - メタクリル酸メチルの製造法 - Google Patents

メタクリル酸メチルの製造法

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    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アセトンとギ酸メチル、又はアセトンとメ
タノール、一酸化炭素を原料とする新規なメタクリル酸
メチル製造法に関する。
メタクリル酸メチルは、種々のポリマー原料として大
量に使用されており、工業的に極めて重要な中間原料で
ある。
(従来技術およびその問題点) メタクリル酸メチルの工業的製造法としては、青酸と
アセトンを原料としたアセトンシアンヒドリン(以後AC
Hと記載)を経由するACH法と、イソブチレンやt−ブタ
ノールを原料としたC4酸化法とが実用化されている。
その他、イソ酪酸の酸化脱水素法、プロピオン酸やプ
ロピオンアルデヒドとホルムアルデヒドとの縮合脱水法
等の方法も提案されているが、未だ実用化されていな
い。
ACH法は、青酸とアセトンよりACHを合成し、過剰の濃
硫酸の存在下にACHとメタノールを反応させてメタクリ
ル酸メチルを得る方法である。このACH法は、反応が容
易で収率も高く、現在も広く実施されている。然るにこ
の方法では、大量の廃硫酸及び硫酸アンモニウムの副生
を伴い、この処理がメタクリル酸メチルの製造コストを
圧迫するという欠点がある。
一方、C4酸化法の場合には、多くの副反応が起こり、
メタクリル酸メチルの収率が低いこと、精製に費用が嵩
むこと、及び工程が複雑で高価な材質の製造装置を必要
とすること等の不都合がある。更に又、原料のイソブチ
レンやt−ブタノールの調達にも制約があるという難点
もある。
(問題点を解決するための手投) 本発明者等は、原料の調達が容易で安定しており、且
つ安価なメタクリル酸メチルを得る為の新規な製造法を
開発すべく鋭意研究を進めた結果、本発明に到達し完成
させることができた。
本発明の方法は、青酸とアセトンの反応によりACH
を製造する工程、前記工程で得られるACHを水和して
α−ヒドロキシイソ酪酸アミドを製造する工程、前記
工程で得られるα−ヒドロキシイソ酪酸アミドを脱水し
てメタクリル酸アミドを製造する工程、前記工程で得
られるメタクリル酸アミドとギ酸メチル、又はメタクリ
ル酸アミドとメタノール、一酸化炭素よりメタクリル酸
メチルとホルムアミドを製造する工程、及び前記工程
で得られた生成物から分離したホルムアミドを脱水して
青酸を製造し循環使用する工程、よりなるメタクリル酸
メチルの製造法に関するものである。
本発明の方法は、最終的にはアセトンとギ酸メチル、
又はアセトンとメタノール、一酸化炭素を原料とするも
のであり、ACHを経由はするが、従来のACH法とは異なり
硫酸アンモニウムの副生を全く伴わないことを特徴とす
るメタクリル酸メチルの製造プロセスである。
アセトンは、キュメン法フェノール合成における大量
安価な副生物であり、又必要とあらばプロピレンから容
易に製造することもできる。
一方、ギ酸メチルは、極めて大量安価に生産されてい
るメタノールを原料として、カルボニル化法、又は脱水
素法により容易に製造することができる。
本発明の方法において、青酸とアセトンの反応による
ACHの製造は、公知法にて実施されるものであり、アル
カリやアミン類などの塩基性触媒の存在下、10℃前後の
低温で両者を混合することにより高収率で製造できる。
本発明の方法において、α−ヒドロキシイソ酪酸アミ
ドの製造は、ACHと水の混合物を触媒存在下において接
触反応させることにより実施される。触媒としては、ニ
トリル類の水和反応に有効な触媒が適用可能であり、硫
酸の如き強酸も使用されるが、処理も含めた経済面から
は金属触媒或いは金属酸化物触媒などの使用が望まし
い。具体的には、マンガン、銅、ニッケル或いはその酸
化物が有効であり、特に酸化マンガンが好ましい。
水に対するACHの仕込重量比は、10対90乃至90対10が
適切な範囲である。又この系には、アセトン或いはメタ
ノールなどの溶媒を共存させることも可能である。酸化
マンガンを触媒とする場合には、反応温度は20〜150℃
が好ましい範囲であり、40〜100℃が特に好ましい。反
応時間は0.3〜6hrが好ましく、特に0.5〜3hrが好適であ
る。又反応は、回分式あるいは連続式の何れの方式によ
っても実施できる。
α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの脱水反応によるメタ
クリル酸アミドの製造に関しては、硫酸、リン酸等を用
いた液相反応により実施可能であるが、固体触媒を使用
する気相反応によれば、より有利に実施することができ
る。
気相接触反応の触媒としては、特開昭58−183654にお
いて、固体リン酸塩等の固体酸触媒を使用する方法が開
示されている。しかし、この方法ではメタクリル酸の副
生量が多いと云う問題がある。本発明の方法において
は、窒素成分をアミドとニトリルの間で循環させること
から、メタクリル酸の副生は窒素成分の損失に繋がり、
経済性のあるプロセス構築が困難となる。
本発明者等は、反応条件を鋭意検討の結果、当該脱水
反応において、希釈剤としてアミド化合物を用いること
により、メタクリル酸の副生を無くし、高転化率を以て
良好な選択性が得られることを見出すことができた。
アミド化合物としては、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられ
る。これらの中でN−メチルピロリドンが最も好まし
い。
本発明の方法において、メタクリル酸アミドとギ酸メ
チルの反応、或いはメタクリル酸アミドとメタノール、
一酸化炭素との反応によるメタクリル酸メチルとホルム
アミドの製造は、単にメタクリル酸アミドとギ酸メチル
の混合物を無触媒下で加熱しても進行するが、溶媒及び
触媒の存在下で実施するのが効果的である。
この反応は平衡反応であり、メタクリル酸メチルの収
率は、ギ酸メチル、又はメタノール、一酸化炭素に対す
るメタクリル酸アミドの仕込みモル比に左右され、前者
に対する後者の仕込み比は1〜10が好ましく、特に2〜
5が好適である。
溶媒の添加は、固体であるメタクリル酸アミドの溶解
性を高め、且反応の選択性を高める効果がある。使用さ
れる溶媒としてはメタノールが最も好ましく、メタクリ
ル酸アミドに対する仕込みモル比は2〜10が好適であ
る。
本反応に対する公知触媒には、特開昭58−55444、特
開昭60−78937に示される如く、無機又は有機の酸の金
属塩、アミジンまたは第3級アミンがある。しかし、こ
れら公知触媒の場合には、反応速度及び選択率とも不充
分なものである。
本発明者らは、本反応に対する高性能触媒の開発研究
を続けた結果、アルカリ金属アルコラート、及びアルカ
リ土類金属の酸化物が触媒として極めて優れていること
を見出した。
本発明の方法の触媒であるアルカリ金属アルコラート
は、リチウム、ナトリウム、及びカリウム金属と低級ア
ルコールより合成され、具体的にはナトリウム及びカリ
ウムのメチラート、エチラート、或いはブチラート等で
ある。
又、本発明方法の触媒であるアルカリ土類金属の酸化
物は、酸化マグネシウム、酸化カルシウム及び酸化バリ
ウム等である。
アルカリ金属アルコラート、又はアルカリ土類金属酸
化物を触媒とする場合の反応条件は、反応温度20〜100
℃、反応時間0.5〜6hrにおいて、メタクリル酸アミド1
モルに対する触媒使用量0.001〜0.30が適当である。
尚、特開昭52−3015において、カルボン酸アミドとア
ルコールの反応によりカルボン酸エステルを製造する場
合に、アルカリ金属アルコラート触媒を用いる例が開示
されている。
このメタノーリシスの場合には、反応温度が200℃と
高いこと、高圧反応器を必要とすること、及び反応でア
ンモニアが生成する為に間欠的に放圧すること、等のプ
ロセス的に問題のあることに加えて、カルボン酸エステ
ルの収率も低いという欠点がある。
然るに本発明の方法において、ギ酸メチルを用いるエ
ステル化反応を適用した場合には、該引例の不都合な諸
問題は全て解消される。
本工程における反応生成物は、蒸留等の操作により分
離回収し、未反応物は原料系に循環使用される。
目的物のメタクリル酸メチルと同時に副生するホルム
アミドについては、脱水反応を適用して青酸を製造す
る。この青酸は分離回収してACH製造工程へ送り循環使
用される。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、各工程とも極めて高い選択率
で進行し、アセトンとギ酸メチル、或いはアセトンとメ
タノール、一酸化炭素とを原料として高収率でメタクリ
ル酸メチルが製造できるものであり、又従来法での硫酸
アンモニウムの如き不都合な副生成物は全くなく、工業
的に極めて高い価値を持つ。
(実施例) 以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する
が、本発明はこれらの実施例によりその範囲を限定され
るものではない。
実施例1 工程(青酸とアセトンからのACH合成): 撹拝機、温度計、青酸滴下ロートを備えた内容積500m
lのフラスコに、アセトン116gと1規定の水酸化ナトリ
ウム水溶液1mlを仕込み、フラスコ内の温度を20℃に保
ちながら青酸59.4gを滴下した。青酸滴下終了後、20℃
にて2hr保ち反応を完結させた。
次に、50%硫酸を加えて生成液のpHを3とした。
フラスコを減圧系に接続し、未反応の青酸を系外に留
出させ、ACH171gを得た。
ACHの純度は98.4%であり、アセトン基準のACH収率は
99%であった。
工程(ACHの水和によるα−ヒドロキシイソ酪酸アミ
ドの合成): 撹拝機、還流冷却器、温度計を備えた内容積1のフ
ラスコに過マンガン酸カリウム63.2gと水500gを仕込み7
0℃に加熱撹拝した。これに硫酸マンガン96.2gを溶解し
た水溶液240g,及び15%硫酸40gを添加して、70℃で3hr
反応させた。
内容物を冷却した後、沈殿物を吸引濾過し、2.4lの水
で洗浄した。沈澱物ケーキを60℃で一昼夜乾燥し、74g
の活性二酸化マンガンを取得し、下記の触媒として使用
した。
撹拝機、還流冷却器、温度計を備えた内容積1のフ
ラスコに、工程で得たACH150g、水350g、アセトン100
g及び二酸化マンガン60gを仕込み、60℃にて5hr加熱撹
拝して反応させた。
生成液を氷冷したのち、吸引濾過して触媒を分離し
た。濾液をガスクロマト分析した結果、ACHの反応率は9
9.5%、α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの収率は95%で
あり、少量のアセトンとホルムアミドが含まれていた。
この濾液を減圧下に蒸留し、主成分としての純度99.5
%以上のα−ヒドロキシイソ酪酸アミド155gを得た。
工程(α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの脱水によるメ
タクリル酸アミドの合成): 水酸化ナトリウム20.3gを水100mlに溶解し、更に酸化
マグネシウム10.1gを懸濁させた。これに85%リン酸11
6.4gを徐々に注加し混合した。次に、撹拝しつつ加熱し
て水分を蒸発させてペースト状にし、700℃で12hr焼成
した。これを10〜16メッシュに破砕したもの20mlを内径
18φのパイレックスガラス製反応管に充填し、その上に
3mmφ磁製ラシヒリング10mlを充填して蒸発部とした。
この反応管を320℃に保持し、反応管上部より窒素ガス
を10ml/分の速度で流しながら、で得たα−ヒドロキ
シイソ酪酸アミドの30wt%N−メチルピロリドン溶液を
10.5g/hrの速度で供給した。
反応ガスを氷冷して捕集し、ガスクロマト法で分析し
た。
原料α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの転化率は95.8%
であり、転化した原料に対するメタクリル酸アミドのモ
ル収率は81.6%であった。又、アセトンが10%、メタク
リロニトリルが4%生成し、メタクリル酸は検出されな
かった。
この反応液600gを滅圧下に蒸留し、主成分としての純
度98%以上のメタクリルアミド113gを得た。
工程(メタクリル酸アミドとギ酸メチルからのメタク
リル酸メチルとホルムアミドの合成): 撹拝機付きの内容積1のステンレス製オートクレー
ブに、で得たメタクリル酸アミド85.6g、ギ酸メチル1
80g、メタノール96g、及びナトリウムメチラート1.1gを
仕込み、60℃にて2hr加熱攪拌して反応させた。
生成物を冷却後、ガスクロマト分析した結果、メタク
リル酸アミドの反応率は94%であり、反応したメタクリ
ル酸アミド基準のメタクリル酸メチルの選択率は91%、
及びホルムアミドの選択率は98%であった。その他にβ
−メトキシイソ酪酸メチルが8%収率で得られた。
生成液中のナトリウムメチラートを塩酸で中和したの
ち、常法で蒸留してギ酸メチル、メタノール、メタクリ
ル酸アミドを回収すると共に、純度99%のメタクリル酸
メチル79g、及び純度99%のホルムアミド40gを得た。
工程(ホルムアミド脱水による青酸の製造): 内経18φのSUS316製反応器に、2mmφの球状α−アル
ミナ触媒(1500℃、2hr焼成)30mlを充填し少量の希釈
用窒素ガスと共に、工程で得たホルムアミドを80Tor
r、450〜500℃、接触時間0.1秒なる条件で連続的に供給
し、10hr反応を継続した。非凝縮性ガスは水を入れた洗
気ビンを通し、同伴する青酸を吸収させた。
反応凝縮液及び吸収液を分析した結果、ホルムアミド
の反応率は98%であり、ホルムアミド基準の青酸収率は
92%であった。
この生成物を常法により蒸留すれば、高純度の青酸が
得られ、ACH製造用の原料として循環使用される。
比較例1 実施例1の工程で、N−メチルピロリドン溶液の代
わりに水溶液を使用し、同様にして反応させた。その結
果、原村α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの転化率は98.6
%であり転化した原料に対するメタクリル酸アミドのモ
ル収率は41.8%であった。又、メタクリル酸が32%、ア
セトンが10%、メタクリロニトリルが8%生成した。
実施例2 実施例1の工程で、ギ酸メチル180g、メタノール96
gの代わりにメタノール200gを仕込み、更に一酸化炭素4
0atmを圧入し加熱撹拝して反応させた。
オートクレーブ内の温度が60℃に達したら反応圧力を
40atmに維持するように一酸化炭素を供給し、3時間反
応を続けた。
その後、オートクレーブ内の温度を10℃まで冷却し、
内圧を徐々に下げて常圧に戻した後生成物を取出してガ
スクロマト分析した結果、メタクリル酸アミドの反応率
は87%であった。
又、メタクリル酸アミド基準のメタクリル酸メチルの
選択率は95%、及びホルムアミドの選択率は94%であっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−78939(JP,A) 特開 昭58−183654(JP,A) 特開 昭60−78937(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 69/54

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】青酸とアセトンよりアセトンシアンヒド
    リンを製造する工程、前記工程で得られるアセトンシ
    アンヒドリンを水和してα−ヒドロキシイソ酪酸アミド
    を製造する工程、前記工程で得られるα−ヒドロキシ
    イソ酪酸アミドを脱水してメタクリル酸アミドを製造す
    る工程、前記工程で得られるメタクリル酸アミドとギ
    酸メチルよりメタクリル酸メチルとホルムアミドを製造
    する工程、及び前記工程で得られた生成物から分離し
    たホルムアミドを脱水して青酸を製造し循環使用する工
    程、よりなるメタクリル酸メチルの製造法。
  2. 【請求項2】工程が気相での反応であり、アミド化合
    物を希釈剤として用いることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】工程の希釈剤であるアミド化合物が、N
    −メチルピロリドンであることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】工程で、ギ酸メチルの代わりにメタノー
    ルと一酸化炭素を用いることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
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