JP2893549B2 - 二重殻タンク内外槽空間の梯子 - Google Patents

二重殻タンク内外槽空間の梯子

Info

Publication number
JP2893549B2
JP2893549B2 JP11022790A JP11022790A JP2893549B2 JP 2893549 B2 JP2893549 B2 JP 2893549B2 JP 11022790 A JP11022790 A JP 11022790A JP 11022790 A JP11022790 A JP 11022790A JP 2893549 B2 JP2893549 B2 JP 2893549B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladder
roof
tank
space
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11022790A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH048998A (ja
Inventor
正則 鈴木
英雄 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHII TETSUKOSHO KK
Original Assignee
ISHII TETSUKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHII TETSUKOSHO KK filed Critical ISHII TETSUKOSHO KK
Priority to JP11022790A priority Critical patent/JP2893549B2/ja
Publication of JPH048998A publication Critical patent/JPH048998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2893549B2 publication Critical patent/JP2893549B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、二重殻タンクの内槽と外槽の間の空間や
ボイドスペースを、昇降するための梯子に関するもので
ある。
つまり詳細には、LNGやLPG等の低温液化ガスを貯蔵す
る二重殻タンクの内槽と外槽の間に保冷層と内槽周壁で
囲まれた保安点検等をするに充分な広さを有する空間を
設けた二重殻地上式低温タンクや、あるいはまた、内槽
の側壁と外槽の側壁とのボイドスペースを設け、ボイド
スペースの頂部に断熱材を装填して外槽の屋根部からの
輻射熱を遮蔽し、ボイドスペースへの入熱を防止するよ
うにした低温貯蔵タンク等に適用される。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 二重殻低温タンクの内槽に低温液体を貯蔵してタンク
を使用する時には、内外槽間の側部の空間は保冷効果を
維持するための空間となり、該空間の冷気が屋根部に上
昇して逃げたり、又、逆に屋根部からの暖気が側部の空
間に下降するのを防止するために、空間の上部は、肩部
保冷層や屋根保冷層を設けて断熱していた。
また、タンクの建設時と、外層内面の側部保冷層や内
槽外面及び底部保冷層等を検査する時のメンテナンス時
には、この内外槽間の空間内を昇降するために外槽屋根
のマンホールより空間の底部に至る梯子を設ける必要が
あった。
この空間内の梯子を、前記した空間上部の肩部保冷層
や屋根保冷層を貫通して設けると、冷気もしくは暖気が
貫通部を上下し、更に梯子を熱伝導し、空間の保冷効果
を著しく低下させていた。
(課題を解決するための手段) この発明は、前述の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、内槽側壁と外槽側壁
の間の空間に、空間の底部より外槽屋根に至る梯子を設
け、かつ、外槽の側部内壁面に設けた側部保冷層の上端
と内槽屋根の外側に設けた屋根保冷層6の下端とを接続
する肩部保冷層7を設けた場合、若しくは内外槽間屋根
部全体に屋根保冷層6Aを設けた場合、又は内外槽間屋根
部に隔接空間を設けて外槽屋根内側に屋根保冷層6Bを設
けた場合であって、上記肩部保冷層7、若しくは上記屋
根保冷層6A、又は上記屋根保冷層6Bのうち、いずれかの
保冷層に形成した通路開口を形成し、外通路開口に取外
し可能な通路開口保冷蓋を装着し、その通路開口を貫通
する梯子を着脱自在な接続梯子にて形成して、内槽に低
温液化ガスを貯蔵するときのタンク使用時には、空間内
部の冷気が逃げたり空間内部に暖気が入り込むことがな
いように、着脱自在な接続梯子の接続を外して前記保冷
蓋にて通路開口を閉塞し、タンクメンテナンス時等には
前記保冷蓋を通路開口から取り外して着脱自在な接続梯
子を接続し、梯子を空間内で昇降するように形成したも
のである。
(作用) タンク使用時には、肩部保冷層、若しくは内外槽間屋
根部全体に設けた屋根保冷層、又は内槽屋根と隣接空間
を設けて外槽屋根内側に設けた屋根保冷層のうちのいず
れかの保冷層に形成した通路開口を閉塞して、該通路開
口に位置する着脱自在な梯子は取り除いておく。タンク
メンテナンス時や、建設時等に梯子を伝わって昇降する
時には、上記保冷層のうちのいずれかの保冷層に形成し
た通路開口に装着した通路開口保冷蓋を取り除いて該通
路開口を貫通する着脱自在な接続梯子を取り付けて下部
の梯子と接続する。
従ってタンク使用時は、接続梯子が取り外された後、
肩部保冷層、若しくは内外槽間屋根部全体に設けた屋根
保冷層、又は内槽屋根と隔接空間を設けて外槽屋根内側
に設けた屋根保冷層のうちのいずれかの保冷層に形成さ
れた通路開口を取外し可能な通路開口保冷蓋により閉塞
して、熱の遮断を行うので、空間内部の冷気が逃げるこ
とがなくまた空間内部に暖気が入ることもない。つま
り、梯子は、上記保冷層のうちのいずれかの保冷層に形
成した通路開口を貫通していないため熱の梯子を伝わっ
て移動することがなく、更に空間内の冷気上昇と屋根部
からの暖気下降が通路開口保冷蓋によって遮断されるの
で、空間の保冷効果を低下させることがない。
(実施例) この発明を実施例の図に基づいて詳細に説明する。
第1図は、この発明に係る一の実施例の梯子を二重殻
低温タンクの内外槽空間に設けた状態を示す側断面説明
図である。
1は低温液化ガスを貯蔵する内槽、2は側部内壁面に
側部保冷層5を設けた外槽である。内槽1の側部外壁面
と側部保冷層5の間には保冷効果を増加し、メンテナン
ス等に使用する空間3が設けられ、底部には底保冷層
4、内槽屋根の外側には屋根保冷層6が設けられてい
る。
また、空間内部の冷気が逃げないように空間3の上
部、つまり内外槽間の側部から屋根部に移る肩部には、
側部保冷層5の上端と屋根保冷層6の下端とを接続する
肩部保冷層7が設けられ密閉空間を形成している。
またこの空間3への出入りは、外槽屋根8に設けたマ
ンホール9より別設の梯子12等を利用して後述する踊り
場11まで降りた後、空間3内を昇降する梯子10を利用し
て行う。
この梯子10は、空間3上部の保冷層つまり肩部保冷層
7を貫通する着脱自在な接続梯子13と、肩部保冷層7の
下から空間3の底部までの下部梯子14とによって形成さ
れる。
空間3上部の肩部保冷層7を貫通して設ける着脱自在
な接続梯子13は、その上端を肩部保冷層7の上に設けら
れた踊り場11に取り付けられたブラケット15に回動自在
になるようにロッド16を介して接続される。
着脱自在な接続梯子13の使用及び収容時の状態を第2
図及び第3図に示す。
第2図は、第1図に示した実施例を外槽側からみた状
態を示す一部を欠除した側断面説明図であり、着脱自在
な接続梯子は、下部梯子14に取り付けられている。
第3図は第2図における接続梯子を取り外して収容し
た状態を示す一部を欠除した側断面説明図である。
梯子10の利用は、まず外槽屋根8のマンホール9より
別設の梯子12を経て踊り場11に至り、続いて着脱自在な
接続梯子13と踊り場を経て下部梯子14を利用してタンク
底部に至ることとなる。
このようにして着脱自在な接続梯子13は、メンテナン
ス時や建設時等の梯子10を使用する時には、第2図に示
すように肩部保冷層7の通路開口保冷蓋17を取り除いた
通路開口18を貫通して、下方の下部梯子14に接続されて
使用される。
また、着脱自在な接続梯子13を使用しないタンクの使
用時には、着脱自在な接続梯子13は、下部梯子14との係
合を外しロッド16を軸に上方向に旋回して上部踊り場11
の上に載置して収容した後、肩部保冷層7の前記通路開
口18に通路開口保冷蓋17を埋め戻し閉塞する。
つまり、空間3上部の肩部保冷層7を貫通する部分の
接続梯子13は着脱自在に形成しておく。
なお、本実施例は、空間3上部を閉塞する肩部保冷層
7を設けた場合の該肩部保冷層7を貫通する梯子10の着
脱自在な接続梯子13について述べたが、その他の実施例
として、第4図に示したように、内外槽屋根部全体に屋
根保冷層6Aを設けた場合の該屋根保冷層6Aを貫通する梯
子10、及び第5図に示したように、内槽屋根との間に隔
接空間を設けて外槽屋根8内側に屋根保冷層6Bを設けた
場合の該屋根保冷層6Bを貫通する梯子10についても同様
に本発明を適用することができ、その際は、通路開口18
A,18Bに着脱自在な接続梯子13A,13B及び通路開口保冷蓋
17A,17Bを設ける。
(効果) この発明は以上のように構成されているので、次の特
有の効果を奏する。
タンクメンテナンス時及び建設時には、外槽屋根マン
ホールから入り、空間内を使用して上下に移動できる。
この際梯子は、肩部保冷層、若しくは内外槽間屋根全体
に設けた屋根保冷層、又は内槽屋根と隔接空間を設けて
外槽屋根内側に設けた屋根保冷層のうちのいずれかの保
冷層の通路開口保冷蓋を取り除いた通路開口を貫通して
着脱自在な接続梯子を渡すことにより簡単に接続でき
る。
そして、タンク使用時には、上記保冷層のうちのいず
れかの保冷層を貫通する着脱自在な接続梯子は取り除い
て、その保冷層の通路開口は通路開口保冷蓋にて閉塞し
ているので、冷気が空間内部から逃げたり暖気が空間内
部に入り込むことはない。また、タンク使用時に着脱自
在な接続梯子は、上記保冷層のうちのいずれかの保冷層
の通路開口から取り除き通路開口保冷蓋により閉塞され
ているため、熱が梯子を伝って上下に移動して保冷効果
を低下させることがない。
従って、本発明の梯子を設けた二重殻タンクは保冷効
果に優れた低温タンクとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る一つの実施例の梯子をタンク
内外槽間の空間に設けた状態を示す側断面説明図、第2
図は、第1図に示した実施例の梯子をタンク外槽側より
見た状態を示す一部を欠除した側断面説明図、第3図
は、第2図における接続梯子を取り外して収容した状態
を示す一部を欠除した側断面説明図、第4図は、内外槽
間屋根部全体に設けられた保冷層を貫通するこの発明の
第2の実施例の梯子を示す側断面説明図、第5図は、外
槽屋根内側に設けられた保冷層を貫通するこの発明に係
る第3の実施例である梯子を示す側断面説明図である。 1……内槽 2……外槽 3……空間 6,6A,6B……屋根保冷層 7……肩部保冷層 10……梯子 13,13A,13B……着脱自在な接続梯子 17,17A,17B……通路開口保冷蓋 18,18A,18B……通路開口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二重殻タンクを構成する内槽側壁と外槽側
    壁の間の空間に、空間の底部より外槽屋根に至る梯子を
    設け、かつ、外槽の側部内壁面に設けた側部保冷層の上
    端と内槽屋根の外側に設けた屋根保冷層6の下端とを接
    続する肩部保冷層7を設けた場合、若しくは内外槽間屋
    根部全体に屋根保冷層6Aを設けた場合、又は内外槽間屋
    根部に隔接空間を設けて外槽屋根内側に屋根保冷層6Bを
    設けた場合であって、上記肩部保冷層7、若しくは上記
    屋根保冷層6A、又は上記屋根保冷層6Bのうち、いずれか
    の保冷層に形成した通路開口を貫通する部分の梯子は、
    着脱自在な接続梯子にて形成し、上記梯子の不使用時に
    は、前記通路開口から接続梯子を取り除き、通路開口を
    取外し可能な通路開口保冷蓋にて閉塞し得るように形成
    したことを特徴とする二重殻タンク内外槽空間の梯子。
JP11022790A 1990-04-27 1990-04-27 二重殻タンク内外槽空間の梯子 Expired - Fee Related JP2893549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11022790A JP2893549B2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 二重殻タンク内外槽空間の梯子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11022790A JP2893549B2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 二重殻タンク内外槽空間の梯子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH048998A JPH048998A (ja) 1992-01-13
JP2893549B2 true JP2893549B2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=14530317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11022790A Expired - Fee Related JP2893549B2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 二重殻タンク内外槽空間の梯子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2893549B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH048998A (ja) 1992-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7444830B2 (en) Aircraft galley carts and other insulated food storage units, and methods for their use
JPS594600B2 (ja) 低温液化ガスタンク
JPS58196395A (ja) 貯蔵タンク
US4079689A (en) Partial secondary barriers for self-supporting, axi-symmetrical tanks on board vessels
GB2058321A (en) Doubled-walled tank for low-temperature liquids
JPS6318079B2 (ja)
JP7071168B2 (ja) 液化ガスタンク
US2937780A (en) Housing for cold boiling liquids
JP2893549B2 (ja) 二重殻タンク内外槽空間の梯子
US20080256767A1 (en) Portable Shippable Morgue System
US3406526A (en) Double walled cryogenic vessel
US3267685A (en) Container for storing liquids at low temperatures
US3688514A (en) Cryostats
US4582221A (en) Refrigerated storage tank roof connection
JPH0610519B2 (ja) 三重殻貯液槽
GB2177149A (en) Storage container for liquids
NO159071B (no) En-atmosfaerisk kammer.
JPS636300A (ja) 二重殻低温タンクの内部点検用ロボツト搬入方法
JPS5813796B2 (ja) 低温タンクにおける吹付け発泡ウレタンフオ−ム保冷層の上部保冷構造
CN202380771U (zh) 一种全功能野外实验舱
JPS6126720Y2 (ja)
CN217261793U (zh) 一种具有保温功能的水袋
JPS5831040Y2 (ja) 二重殻地上式低温タンク
JPS6244240Y2 (ja)
CN202441080U (zh) 一种野外实验舱

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees