JP2892256B2 - 内燃機関の排気管内空気導入装置 - Google Patents

内燃機関の排気管内空気導入装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の排気管内
に空気を導入し、排気ガスを浄化するための触媒を活性
化する内燃機関の排気管内空気導入装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気ガス浄化のため、
排気管に触媒を設けることがあるが、内燃機関の始動直
後には触媒温度が低く浄化効率が低い。このため、排気
管内の触媒の上流に空気を導入し、触媒内でのHC、C
O等の酸化を促進させることにより、触媒の昇温を早め
て浄化効率を高めることが従来より行われている。
【0003】図12は従来の排気管内空気導入装置の一
例を示す構成図である。図において、内燃機関1には、
空気を導入するための吸気管2と、燃焼によって生じた
有害な排気ガスを大気へ排出するための排気管3とが接
続されている。吸気管2の上流部分には、大気中の塵埃
を除去するエアクリーナ4が設けられている。エアクリ
ーナ4の下流には、内燃機関1に吸入される空気量を測
定するためのエアフローセンサ5が設けられている。さ
らに、エアフローセンサ5の下流には、内燃機関1に吸
入される空気量を調整するためのスロットル弁6が設け
られている。
【0004】排気管3の途中には、化学反応によって排
気ガスを浄化する触媒を収納した触媒収納部7が設けら
れている。吸気管2のエアフローセンサ4下流と排気管
3の触媒収納部7上流との間には、空気導入管8が接続
されている。この空気導入管8の途中には、排気管3に
空気を強制的に送り込むためのエアポンプ9と、排気ガ
スが空気導入管8を通って吸気管2へ戻るのを防止する
逆止弁10とが設けられている。
【0005】排気管3には、排気ガス中に含まれる酸素
濃度を検出する空燃比センサ11が設けられている。ま
た、内燃機関1には、燃料ポンプ(図示せず)により送
られた燃料を吸気弁(図示せず)へ向けて霧状に噴射し
て燃料供給を行うためのインジェクタ12が各気筒ごと
に設けられている。さらに、内燃機関1には、エンジン
回転数を検出するクランク角センサ13が設けられてい
る。
【0006】エアフローセンサ5,空燃比センサ11,
各インジェクタ12及びクランク角センサ13には、エ
ンジン制御器14が接続されている。このエンジン制御
器14は、各センサ5,11,13の出力に応じて各イ
ンジェクタ12を制御する。インジェクタ12から噴射
された燃料に点火するための点火プラグ(図示せず)の
着火は、点火コイル15により行われる。この点火コイ
ル15への通電信号はイグナイタ16により制御され、
このイグナイタ16はエンジン制御器14により制御さ
れる。
【0007】次に、動作について説明する。エアクリー
ナ4を通過して浄化された空気の一部は、エアポンプ9
により空気導入管8に強制的に吸い込まれ、逆止弁10
を介して排気管3の触媒収納部7上流に導入される。排
気管3に導入された空気は、内燃機関1から排出された
排気ガスと混合され、触媒収納部7に流れる。触媒収納
部7では、排気ガス中の有害な成分であるHCやCO等
が酸化反応によりH2OやCO2等に変えられ、これによ
り排気ガスが浄化される。
【0008】インジェクタ12はエンジン制御器14に
より制御されるが、このとき噴射される燃料量は主にエ
アフローセンサ5の出力とエンジン回転数とにより求め
られる。上記のエンジン回転数は、クランク角センサ1
3の出力信号から算出される。求められた燃料量は、空
燃比センサ11の出力等に応じて加減され、これにより
補正燃料量が決定されインジェクタ12が駆動される。
【0009】点火タイミングは、点火コイル15への通
電により制御される。この点火コイル15への通電を制
御するイグナイタ16は、エンジン制御器14によりエ
アフローセンサ5の出力とエンジン回転数とに応じて制
御される。また、エアポンプ9による排気管3への空気
導入は、内燃機関1の始動時より開始され、内燃機関1
が停止するまで常時行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の排気管内空気導入装置においては、それがない
場合と比べると触媒が早期に活性化されて、排気ガスの
浄化効率が早く高まり、排気ガスの排出量を低減でき
る。しかし、近年の環境問題の高まりから、例えば米国
カリフォルニア州の排気ガス規制などに見られるよう
に、排気ガスの規制値が厳しくなっているため、従来装
置での触媒早期活性化による排気ガスの低減量では十分
とは言えなくなっており、排気ガス量を一層低減する必
要があるという問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、触媒をより早
期に活性化し、排気ガス量を一層低減することができる
内燃機関の排気管内空気導入装置を得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項の発明に係る内
燃機関の排気管内空気導入装置は、排気管内に導入する
空気を加熱手段により加熱し、加熱された空気が導入さ
れている間の少なくとも一部の時間中に、点火タイミン
グ制御手段により内燃機関の点火タイミングを間欠的に
遅角制御するようにしたものである。
【0013】請求項の発明に係る内燃機関の排気管内
空気導入装置は、排気管内に導入する空気を加熱手段に
より加熱し、加熱された空気が導入されている間の少な
くとも一部の時間中に、点火タイミング制御手段により
内燃機関の点火タイミングを遅角制御するとともに、加
熱された空気の導入停止前に点火タイミングの遅角制御
を終了するようにしたものである。
【0014】
【作用】請求項の発明においては、遅角制御を間欠的
に行うことにより、全気筒遅角制御する場合に比べてト
ルクの低下を少なくして、ドライバビリティの悪化を抑
える。
【0015】請求項の発明においては、触媒の活性化
が十分となる前に遅角制御を終了することにより、トル
ク低下によるドライバビリティの悪化を抑える。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例説明するための参考例
よる内燃機関の排気管内空気導入装置を示す構成図であ
り、図12と同一又は相当部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。図において、空気導入管8のエアポ
ンプ9と逆止弁10との間には、排気管3内に空気を導
入するか否かを制御する制御バルブ21が設けられてい
る。この制御バルブ21と逆止弁10との間には、排気
管3内に導入する空気を加熱する加熱手段としての加熱
器22が設けられている。
【0017】これらの制御バルブ21及び加熱器22
は、点火タイミング制御手段であるエンジン制御器23
に接続されている。このエンジン制御器23には、従来
例と同様に、エアフローセンサ5,空燃比センサ11,
各インジェクタ12,クランク角センサ13及びイグナ
イタ16等が接続されており、インジェクタ12からの
噴射燃料量,噴射タイミングの制御や点火タイミングの
制御、またエア導入の有無や加熱器22の制御などが行
われる。また、この参考例のエアポンプ9は、エンジン
回転数に応じて空気を吐出する機械式エアポンプであ
る。なお、外気の導入は、吸気管2とは別にエアクリー
ナ4を介さずに行ってもよい。
【0018】次に、動作について説明する。図2は図1
の装置において加熱した空気を排気管3内に導入する方
法を説明するためのタイミングチャートである。まず、
クランク角センサ13からの出力信号によりエンジン回
転数を算出し、エンジン回転数が所定値(例えば500
r/min)を越えているか否かで始動か否かを判定す
る。そして、始動と判定された時点から所定時間Tの間
は、制御バルブ21を開状態とし、かつ加熱器22に通
電する。
【0019】以上の動作をエンジン制御器23で制御す
ることにより、始動後T時間の間は、加熱された空気が
排気管3内に導入され、触媒が加熱される。図3はエン
ジン始動時の触媒温度の変化を示す関係図であるが、加
熱器22により導入空気の加熱を行うことにより、触媒
の温度上昇は早くなる。
【0020】なお、図3では300℃を触媒活性の温度
の一例として示している。上記の所定時間Tは、触媒活
性が十分に終了する時間を設定すればよい。また、エア
ポンプ9は機械的に動いているので、T時間経過後には
制御バルブ21を閉じることにより排気管3内への空気
の導入を停止する。このような操作により、排気管3内
への空気の導入を制御する。
【0021】次に、図4は点火タイミングの制御方法を
説明するためのタイミングチャートである。図におい
て、クランク角センサ13からの信号は、BTDC(B
eforeTopDeadCenter)5°(上死点の5°手前)で
立ち下がる。この信号を用いて、180°CA(Crank
Angle)間の周期からエンジン回転数を算出する。
【0022】また、BTDC75°(信号立ち上がり)
から、イグナイタ通電開始時間Tinとイグナイタ通電終
了時間Tsparkとを制御する。即ち、BTDC75°の
立ち上がり信号入力後、Tin時間経過後にイグナイタ1
6を通電状態とし、その後Tspark時間経過後にイグナ
イタ16を非通電状態とする。このイグナイタ16の通
電・非通電に同期して、点火コイル15も通電・非通電
となり、点火コイル15が通電から非通電となるときに
点火プラグに飛火する。
【0023】次に、図5はエンジン制御器23によるイ
グナイタ16の制御方法を説明するためのフローチャー
トである。まず、予め定められた運転状態に応じた基本
点火時期を算出するため、エンジン回転数及び吸入空気
量を順次読み込む(ステップS1,S2)。そして、こ
れらの情報により、予め決められた基本点火時期を読み
出して決定する(ステップS3)。
【0024】続いて、制御バルブ21が開状態か否かを
判定、即ち排気管3内に空気が導入されているかどうか
を調べる(ステップS4)。ここで、制御バルブ21が
閉状態であれば、空気は導入されていないので、点火時
期は基本点火時期と同一とする(ステップS5)。ま
た、制御バルブ21が開状態であれば、空気が導入され
ているので、点火時期は、予め決めた所定角度Aだけ基
本点火時期から遅角側、即ち基本点火時期−Aと設定す
る(ステップS6)。以上の処理により、点火すべき時
期(角度)が決定される。
【0025】この後、点火時期(角度)を点火タイミン
グに変換する(ステップS7)。この点火タイミング
は、例えば4気筒4サイクルエンジンの場合は、点火タ
イミング(sec)={[75°−点火時期(°C
A)]/180°}×30/エンジン回転数Ne(r.p.
m.)で算出される。
【0026】そして、算出された点火タイミングからイ
グナイタ通電開始時期Tinとイグナイタ通電終了時期T
sparkとを算出する(ステップS8)。ここで、Tspark
は予め決められた値であり、点火タイミング=Tin+T
sparkなので、TinはTin=点火タイミング−Tsparkで
算出される。以上の処理により、点火タイミング制御に
必要な時間が算出される。
【0027】次に、図6はイグナイタ16の駆動方法を
説明するためのフローチャートである。イグナイタ16
の実際の駆動は、図6に示すような割込処理を使って実
施される。即ち、まずイグナイタ16が通電状態にある
か否かを判定する(ステップS9)。そして、イグナイ
タ16が通電状態でなければ、BTDC75°からTin
時間後にイグナイタ16に通電する(ステップS1
0)。また、イグナイタ16が通電状態であれば、通電
開始後Tspark時間後にイグナイタ16を非通電とする
(ステップS11)。なお、このような割込処理は、所
定のタイミング(例えばBTDC75°及びイグナイタ
通電開始毎)に実行される。
【0028】以上のように、点火タイミング制御は図4
〜図6に従って実施され、この処理によって排気管3内
に空気が導入されている間は点火時期が遅角制御され
る。また、内燃機関1から排気管3へ放出される排気ガ
スの温度は、図7に示すように、上記の遅角制御をする
ことによって上昇するので、遅角制御をしない場合に比
べて触媒への熱伝達が多くなる。従って、加熱空気の導
入と遅角制御による排気ガス温度の上昇との相乗効果に
より、触媒温度は、図3に示すように、より早く活性化
されて、触媒による排気ガスの浄化効率が高くなり、排
気ガスの排出量が低減される。
【0029】実施例1. なお、上記参考例では点火タイミングの遅角制御を全気
筒に対して実施していたが、全気筒遅角制御すると、点
火遅角によるトルク低下のためドライバビリティが悪化
してしまう。このようなドライバビリティの悪化を抑え
るため、この実施例1では、カウンタを設けて点火遅角
を所定間隔毎に間欠的に実施する。
【0030】図8はこの発明の実施例1による点火タイ
ミングの制御方法を説明するためのタイミングチャート
である。まず、加熱された空気が排気管3内に導入され
ているか否かをフラグで判定し、フラグセット時には加
熱空気導入状態で点火遅角する条件が成立していると判
定する。また、加熱空気を導入していないときの点火時
期βと、導入しているときの遅角点火時期αとをそれぞ
れ求めておく。
【0031】上記参考例のような全気筒遅角の場合に
は、破線で示す点火時期となる。これに対して、この実
施例では、点火毎にカウントアップするカウンタを設
けておき、このカウンタが第1の値Nn(図8では3
回)を越えるまでは点火時期β、第2の値Nr(図8で
は5回)を越えるまでは点火時期αとして点火タイミン
グを変更する。つまり、点火タイミングを間欠的に遅角
制御する。この間欠的な遅角制御は、例えば全ての気筒
について行い、ある点火タイミングではある気筒のみ遅
角制御し、次の点火タイミングでは前回と別の気筒のみ
を遅角制御していくといった態様が考えられる。
【0032】次に、図9はこの実施例の点火タイミン
グの制御方法を説明するためのフローチャートであり、
図5との違いは、点火時期から点火タイミングを算出す
る処理と、点火タイミングからイグナイタ通電開始・終
了時期を算出する処理とを、割込処理に移動した点、及
びフラグの設定を追加した点である。
【0033】図において、まず図5と同様に、エンジン
回転数及び吸入空気量を順次読み込み(ステップS1,
S2)、基本点火時期を決定する(ステップS3)。続
いて、制御バルブ21が開状態か否かを判定する(ステ
ップS4)。ここで、制御バルブ21が開状態であれ
ば、上記のフラグはセットとなり(ステップS21)、
点火時期がα、即ち基本点火時期−Aに設定される(ス
テップS6)。また、制御バルブ21が閉状態であれ
ば、フラグはクリアとなり(ステップS22)、点火時
期がβ、即ち基本点火時期と同一に設定される(ステッ
プS5)。
【0034】図10はイグナイタ16の駆動方法を説明
するためのフローチャートである。イグナイタ16の駆
動のための割込処理は、BTDC75°のタイミングと
通電開始のタイミングとで発生し、それぞれのタイミン
グでイグナイタ通電開始・終了を制御する。
【0035】図において、まずBTDC75°のタイミ
ングでの割込か否かを判定する(ステップS23)。こ
こで、BTDC75°以外での割込であれば、前述のT
sparkは既に算出されているので、イグナイタ通電終了
を制御する(ステップS33)。一方、BTDC75°
の割込であれば、フラグがセットにあるか否かを判定す
る(ステップS24)。
【0036】このとき、フラグがセットでなければ、加
熱空気は導入されていないので、カウンタを0とした後
(ステップS25)、点火時期βで点火タイミングを算
出する(ステップS26)。また、フラグがセットであ
れば、上述したように間欠的に点火遅角する必要がある
ので、カウンタがNnを越えているか否かを判定する
(ステップS27)。カウンタがNnを越えていなけれ
ば、点火時期βで点火タイミングを算出した後(ステッ
プS28)、点火回数をカウントするため、カウンタを
インクリメントする(ステップS29)。
【0037】カウンタがNnを越えていた場合には、該
カウンタがNrを越えているか否かを続けて判定する
(ステップS30)。そして、カウンタがNrを越えて
いれば、遅角制御を終了してもよいので、カウンタを0
とした後(ステップS31)、点火時期βで点火タイミ
ングを算出し(ステップS28)、カウンタをインクリ
メントする(ステップS29)。
【0038】また、カウンタがNrを越えていなけれ
ば、点火時期α、即ち点火遅角で点火タイミングを算出
し(ステップS32)、その後カウンタをインクリメン
トする(ステップS29)。このようにして、Nn回遅
角無しの場合、及び(Nr−Nn)回遅角有りの場合の
点火タイミングが算出される。このように、点火タイミ
ングを算出し、カウンタをインクリメントした後には、
その点火タイミングからイグナイタ通電開始時期Tinと
イグナイタ通電終了時期Tsparkとを算出する(ステッ
プS33)。そして、これらの算出結果に基づいて、図
6と同様の処理をすることにより、イグナイタ16の駆
動が実施される。
【0039】以上のように、点火タイミングを間欠的に
遅角制御することにより、触媒による排気ガスの浄化効
率を高め、排気ガスの排出量を低減しつつ、しかもドラ
イバビリティの悪化が抑えられる。
【0040】実施例. 次に、図11はこの発明の実施例2による点火タイミン
グの制御方法を説明するためのタイミングチャートであ
る。上述したように、上記参考例の方法ではドライバビ
リティが悪化するので、この実施例では、加熱空気の
導入停止前に点火遅角制御を終了する。
【0041】即ち、参考例では、図11に破線で示すよ
うに、加熱空気を導入しているT時間の間、点火タイミ
ングを遅角制御していたが、この実施例では、点火タ
イミングの遅角制御時間をTs(<T)として、加熱空
気の導入停止のタイミングと遅角制御終了のタイミング
とを分けている。なお、Tsは予め設定した時間であ
り、Ts以後は点火遅角制御の有無による触媒温度上昇
の差が小さい時間である。
【0042】このような方法によっても、触媒による排
気ガスの浄化効率を高め、排気ガスの排出量を低減しつ
つ、しかもドライバビリティの悪化が抑えられる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
内燃機関の排気管内空気導入装置は、排気管内に導入す
る空気を加熱手段により加熱し、加熱された空気が導入
されている間の少なくとも一部の時間中に、点火タイミ
ング制御手段により内燃機関の点火タイミングを遅角制
御するようにしたので、加熱空気の導入と遅角制御によ
る排気ガス温度の上昇との相乗効果により、触媒をより
早期に活性化し、排気ガス量を一層低減することができ
るという効果を奏する。また、内燃機関の点火タイミン
グを間欠的に遅角制御するようにしたので、触媒をより
早期に活性化し、排気ガス量を一層低減しつつ、トルク
低下によるドライバビリティの悪化を抑えることができ
るという効果を奏する。
【0044】さらに、請求項の発明の内燃機関の排気
管内空気導入装置は、加熱された空気の導入停止前に点
火タイミングの遅角制御を終了するようにしたので、触
媒をより早期に活性化し、排気ガス量を一層低減しつ
つ、トルク低下によるドライバビリティの悪化を抑える
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例による内燃機関の排気管内
空気導入装置を示す構成図である。
【図2】 図1の装置において加熱した空気を排気管内
に導入する方法を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図3】 エンジン始動時の触媒温度の変化を示す関係
図である。
【図4】 図4は図1の装置の点火タイミングの制御方
法を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】 図1のエンジン制御器によるイグナイタの制
御方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】 図1のイグナイタの駆動方法を説明するため
のフローチャートである。
【図7】 点火時期の違いによる排気ガス温度の違いを
示す関係図である。
【図8】 この発明の実施例1による点火タイミングの
制御方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】 図8の点火タイミングの制御方法を説明する
ためのフローチャートである。
【図10】 図9の点火タイミング制御時のイグナイタ
の駆動方法を説明するためのフローチャートである。
【図11】 この発明の実施例2による点火タイミング
の制御方法を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図12】 従来の内燃機関の排気管内空気導入装置の
一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 内燃機関、3 排気管、22 加熱器(加熱手
段)、23 エンジン制御器(点火タイミング制御手
段)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気経路に設けられた触媒を
    活性化するため、上記内燃機関の排気管内に空気を導入
    する内燃機関の排気管内空気導入装置において、導入す
    る空気を加熱する加熱手段と、加熱された空気が導入さ
    れている間の少なくとも一部の時間中に、上記内燃機関
    の点火タイミングを間欠的に遅角制御する点火タイミン
    グ制御手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の
    排気管内空気導入装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気経路に設けられた触媒を
    活性化するため、上記内燃機関の排気管内に空気を導入
    する内燃機関の排気管内空気導入装置において、導入す
    る空気を加熱する加熱手段と、加熱された空気が導入さ
    れている間の少なくとも一部の時間中に、上記内燃機関
    の点火タイミングを遅角制御するとともに、上記加熱さ
    れた空気の導入停止前に上記点火タイミングの遅角制御
    を終了する点火タイミング制御手段とを備えていること
    を特徴とする内燃機関の排気管内空気導入装置。
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