JP2892223B2 - 同軸ケーブル分岐用コネクタ - Google Patents
同軸ケーブル分岐用コネクタInfo
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- JP2892223B2 JP2892223B2 JP4166244A JP16624492A JP2892223B2 JP 2892223 B2 JP2892223 B2 JP 2892223B2 JP 4166244 A JP4166244 A JP 4166244A JP 16624492 A JP16624492 A JP 16624492A JP 2892223 B2 JP2892223 B2 JP 2892223B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸ケーブルの長手方
向に対して直角方向などから他の同軸ケーブルや配線基
板の回路などを結合させるための同軸ケーブル分岐用コ
ネクタに関し、とくに、その構造技術に関する。
向に対して直角方向などから他の同軸ケーブルや配線基
板の回路などを結合させるための同軸ケーブル分岐用コ
ネクタに関し、とくに、その構造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】同軸ケーブルの長手方向に対して直角方
向などから他の同軸ケーブルや配線基板の回路などを結
合することは、同軸ケーブルの増設や同軸ケーブルに対
する各種の電気試験を行うにあたって必要となる。ここ
で、同軸ケーブルを切断して、その内部導体および外部
導体から配線を引出すことは、その作業効率が低いこと
に加えて、分岐部の信頼性が低下するため、同軸ケーブ
ルに対して直接に配線可能な分岐用コネクタが案出され
ている。たとえば、特開昭59−44778号公報に
は、図10に示すように、被接続同軸ケーブル51を保
持溝52内に配し、この被接続同軸ケーブル51をその
溝内の所定位置に抑え保持可能な取り付け台53と、保
持溝52の側壁に形成された案内孔54に挿通するプロ
ーブ55を利用したT型分岐用同軸コネクタ50が開示
されている。ここで、プローブ55は、中心導体551
と、その中心導体551の外周を覆う円筒絶縁体とを有
しており、その外周にはねじ552が形成されている。
このため、このプローブ55を回転して、被接続同軸ケ
ーブル51に先端部を押し込むと、その中心導体551
の先端部が被接続同軸ケーブル51の内部導体511と
導電接触した状態で、ねじ552の端部が被接続同軸ケ
ーブル51の外部導体512にねじ込まれるようになっ
ている。ここで、プローブ55の先端側などの寸法は、
中心導体551の先端部が被接続同軸ケーブル51の内
部導体511には導電接触するが、その外部導体512
には導電接触しないように設定されているため、ねじ5
52の端部のみが被接続同軸ケーブル51の外部導体5
12に導電接触する。
向などから他の同軸ケーブルや配線基板の回路などを結
合することは、同軸ケーブルの増設や同軸ケーブルに対
する各種の電気試験を行うにあたって必要となる。ここ
で、同軸ケーブルを切断して、その内部導体および外部
導体から配線を引出すことは、その作業効率が低いこと
に加えて、分岐部の信頼性が低下するため、同軸ケーブ
ルに対して直接に配線可能な分岐用コネクタが案出され
ている。たとえば、特開昭59−44778号公報に
は、図10に示すように、被接続同軸ケーブル51を保
持溝52内に配し、この被接続同軸ケーブル51をその
溝内の所定位置に抑え保持可能な取り付け台53と、保
持溝52の側壁に形成された案内孔54に挿通するプロ
ーブ55を利用したT型分岐用同軸コネクタ50が開示
されている。ここで、プローブ55は、中心導体551
と、その中心導体551の外周を覆う円筒絶縁体とを有
しており、その外周にはねじ552が形成されている。
このため、このプローブ55を回転して、被接続同軸ケ
ーブル51に先端部を押し込むと、その中心導体551
の先端部が被接続同軸ケーブル51の内部導体511と
導電接触した状態で、ねじ552の端部が被接続同軸ケ
ーブル51の外部導体512にねじ込まれるようになっ
ている。ここで、プローブ55の先端側などの寸法は、
中心導体551の先端部が被接続同軸ケーブル51の内
部導体511には導電接触するが、その外部導体512
には導電接触しないように設定されているため、ねじ5
52の端部のみが被接続同軸ケーブル51の外部導体5
12に導電接触する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
T型分岐用同軸コネクタ50においては、プローブ55
の先端側の寸法によって、プローブ55側の中心導体5
51およびねじ552の端部と、被接続同軸ケーブル5
1側の内部導体511および外部導体512との接続状
態を規定しているため、被接続同軸ケーブル51側の内
部導体511および外部導体512からそれぞれ独立し
て配線を引出すことの信頼性が低いという問題点があ
る。また、プローブ55のねじ込みによって、被接続同
軸ケーブル51の外部導体512をプローブ55の先端
側が突き破って、内部導体511に接続する構造である
ため、外部導体512の破れ状態によっては、内部導体
511と外部導体512とがショート状態になってしま
うという問題点もある。さらに、保持溝52内の被接続
同軸ケーブル51の側面を抑え片56で広い面積をもっ
て抑え保持しているため、その抑え力が分散して、被接
続同軸ケーブル51に対する固定力が小さい。従って、
被接続同軸ケーブル51に対する固定力を大きくするに
は、被接続同軸ケーブル51の側面をより広い範囲にわ
たって抑える必要があるため、T型分岐用同軸コネクタ
50の長手方向の寸法が大きいという問題点もある。
T型分岐用同軸コネクタ50においては、プローブ55
の先端側の寸法によって、プローブ55側の中心導体5
51およびねじ552の端部と、被接続同軸ケーブル5
1側の内部導体511および外部導体512との接続状
態を規定しているため、被接続同軸ケーブル51側の内
部導体511および外部導体512からそれぞれ独立し
て配線を引出すことの信頼性が低いという問題点があ
る。また、プローブ55のねじ込みによって、被接続同
軸ケーブル51の外部導体512をプローブ55の先端
側が突き破って、内部導体511に接続する構造である
ため、外部導体512の破れ状態によっては、内部導体
511と外部導体512とがショート状態になってしま
うという問題点もある。さらに、保持溝52内の被接続
同軸ケーブル51の側面を抑え片56で広い面積をもっ
て抑え保持しているため、その抑え力が分散して、被接
続同軸ケーブル51に対する固定力が小さい。従って、
被接続同軸ケーブル51に対する固定力を大きくするに
は、被接続同軸ケーブル51の側面をより広い範囲にわ
たって抑える必要があるため、T型分岐用同軸コネクタ
50の長手方向の寸法が大きいという問題点もある。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
被接続同軸ケーブルに対する保持機構および導電接続機
構を改良して、被接続同軸ケーブルからの分岐部におけ
る信頼性を向上すると共に、その小型化が可能な同軸ケ
ーブル分岐用コネクタを実現することにある。
被接続同軸ケーブルに対する保持機構および導電接続機
構を改良して、被接続同軸ケーブルからの分岐部におけ
る信頼性を向上すると共に、その小型化が可能な同軸ケ
ーブル分岐用コネクタを実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る同軸ケーブル分岐用コネクタにおいて
講じた手段は、連結された第1の基体および第2の基体
の内側の溝によって被接続同軸ケーブルを保持すべきケ
ーブル保持孔が形成されたコネクタ本体と、このコネク
タ本体の側面から貫通してケーブル保持孔内に側方から
開口するプローブ取付け用ねじ孔と、ケーブル保持孔内
において、その長手方向におけるプローブ取付け用ねじ
孔の開口位置の両側に第1および第2の基体のうちの少
なくとも一方側から突出してケーブル保持孔内の被接続
同軸ケーブルの外皮を押圧する少なくとも2つのケーブ
ル抑止用突起部と、これらのケーブル抑止用突起部の間
において、第1および第2の基体のうちの少なくとも一
方側からケーブル保持孔内に突出してそこに保持されて
いる被接続同軸ケーブルの外部導体に導電接触する外部
導体接続部と、外周面のねじ溝を介してプローブ取付け
用ねじ孔に装着されて、突出する内部導体接触部の先端
側がケーブル保持孔内の被接続同軸ケーブルの内部導体
に導電接触すると共に、この内部導体接触部に対して絶
縁部を介して同軸状に形成された外周側導体部が外部導
体接続部にコネクタ本体側を介して導電接続する結合プ
ローブとを設けることである。
に、本発明に係る同軸ケーブル分岐用コネクタにおいて
講じた手段は、連結された第1の基体および第2の基体
の内側の溝によって被接続同軸ケーブルを保持すべきケ
ーブル保持孔が形成されたコネクタ本体と、このコネク
タ本体の側面から貫通してケーブル保持孔内に側方から
開口するプローブ取付け用ねじ孔と、ケーブル保持孔内
において、その長手方向におけるプローブ取付け用ねじ
孔の開口位置の両側に第1および第2の基体のうちの少
なくとも一方側から突出してケーブル保持孔内の被接続
同軸ケーブルの外皮を押圧する少なくとも2つのケーブ
ル抑止用突起部と、これらのケーブル抑止用突起部の間
において、第1および第2の基体のうちの少なくとも一
方側からケーブル保持孔内に突出してそこに保持されて
いる被接続同軸ケーブルの外部導体に導電接触する外部
導体接続部と、外周面のねじ溝を介してプローブ取付け
用ねじ孔に装着されて、突出する内部導体接触部の先端
側がケーブル保持孔内の被接続同軸ケーブルの内部導体
に導電接触すると共に、この内部導体接触部に対して絶
縁部を介して同軸状に形成された外周側導体部が外部導
体接続部にコネクタ本体側を介して導電接続する結合プ
ローブとを設けることである。
【0006】ここで、コネクタ本体は金属製であって、
結合プローブの外周側導体部は、結合プローブの外周部
を構成する金属製のブシュ内に嵌入されて外部導体接続
部にコネクタ本体およびブシュを介して導電接続する金
属製のスリーブとして構成することができる。
結合プローブの外周側導体部は、結合プローブの外周部
を構成する金属製のブシュ内に嵌入されて外部導体接続
部にコネクタ本体およびブシュを介して導電接続する金
属製のスリーブとして構成することができる。
【0007】また、スリーブには、その軸線方向に、両
端側から中央付近にまで形成された複数条の切り欠き部
が形成して、その端部の内径および外径を調整可能にし
ながらも、その周方向において電気的に接続する構造に
しておくことが好ましい。
端側から中央付近にまで形成された複数条の切り欠き部
が形成して、その端部の内径および外径を調整可能にし
ながらも、その周方向において電気的に接続する構造に
しておくことが好ましい。
【0008】更に、上記外部導体接続部は、上記基体に
設けた取付け溝内に差し込んで抜け止まる切起き片を一
端部に持つ外部導体接続片とすることができる。
設けた取付け溝内に差し込んで抜け止まる切起き片を一
端部に持つ外部導体接続片とすることができる。
【0009】
【作用】本発明に係る同軸ケーブル分岐用コネクタにお
いては、第1の基体と第2の基体とを連結する前に、ケ
ーブル保持孔を構成すべき溝内に被接続同軸ケーブルを
配置した状態で、第1の基体と第2の基体とを連結す
る。ここで、ケーブル保持孔内には、少なくとも2つの
ケーブル抑止用突起部が突出しているため、これらのケ
ーブル抑止用突起部によって、被接続同軸ケーブルは、
その外皮が押圧されて、ケーブル保持孔内に固定され
る。また、ケーブル保持孔内には外部導体接続部が突出
しており、この外部導体接続部は被接続同軸ケーブルの
外皮を突き破って外部導体に導電接続する。つぎに、ケ
ーブル保持孔内に開口するプローブ取付け用ねじ孔に対
して、たとえば、被接続同軸ケーブルの外皮から内部導
体に至る孔を形成した状態で結合プローブをねじ込ん
で、結合プローブの先端側と被接続同軸ケーブルの内部
導体とを接続する。その結果、結合プローブの内部導体
接触部と被接続同軸ケーブルの内部導体とが導電接続す
る一方、これらから電気的に独立して、結合プローブの
外部導体接続部と被接続同軸ケーブルの外部導体とが導
電接続する。このように、本発明に係るケーブル分岐用
コネクタにおいては、同軸ケーブル分岐用コネクタに内
部導体接触部と外部導体接続部とを別々に設けてあるた
め、結合プローブ側の内部導体接触部および外部導体接
続部と、被接続同軸ケーブル側の内部導体および外部導
体との接続状態は、互いに電気的に独立した状態とする
ことが容易であって確実である。また、被接続同軸ケー
ブルはケーブル保持孔内で突出するケーブル抑止用突起
部によって局部的に押圧されて、その外皮にケーブル抑
止用突起部が食い込むような状態にある。従って、同軸
ケーブル分岐用コネクタの長手方向の寸法を小さくして
も、被接続同軸ケーブルに対する固定力が犠牲になるこ
とがない。しかも、これらのケーブル抑止用突起部の間
で、被接続同軸ケーブルの内部導体および外部導体に対
する接続が行われているため、その接続動作中および接
続後に、被接続同軸ケーブルが長さ方向に位置ずれする
ことがない。
いては、第1の基体と第2の基体とを連結する前に、ケ
ーブル保持孔を構成すべき溝内に被接続同軸ケーブルを
配置した状態で、第1の基体と第2の基体とを連結す
る。ここで、ケーブル保持孔内には、少なくとも2つの
ケーブル抑止用突起部が突出しているため、これらのケ
ーブル抑止用突起部によって、被接続同軸ケーブルは、
その外皮が押圧されて、ケーブル保持孔内に固定され
る。また、ケーブル保持孔内には外部導体接続部が突出
しており、この外部導体接続部は被接続同軸ケーブルの
外皮を突き破って外部導体に導電接続する。つぎに、ケ
ーブル保持孔内に開口するプローブ取付け用ねじ孔に対
して、たとえば、被接続同軸ケーブルの外皮から内部導
体に至る孔を形成した状態で結合プローブをねじ込ん
で、結合プローブの先端側と被接続同軸ケーブルの内部
導体とを接続する。その結果、結合プローブの内部導体
接触部と被接続同軸ケーブルの内部導体とが導電接続す
る一方、これらから電気的に独立して、結合プローブの
外部導体接続部と被接続同軸ケーブルの外部導体とが導
電接続する。このように、本発明に係るケーブル分岐用
コネクタにおいては、同軸ケーブル分岐用コネクタに内
部導体接触部と外部導体接続部とを別々に設けてあるた
め、結合プローブ側の内部導体接触部および外部導体接
続部と、被接続同軸ケーブル側の内部導体および外部導
体との接続状態は、互いに電気的に独立した状態とする
ことが容易であって確実である。また、被接続同軸ケー
ブルはケーブル保持孔内で突出するケーブル抑止用突起
部によって局部的に押圧されて、その外皮にケーブル抑
止用突起部が食い込むような状態にある。従って、同軸
ケーブル分岐用コネクタの長手方向の寸法を小さくして
も、被接続同軸ケーブルに対する固定力が犠牲になるこ
とがない。しかも、これらのケーブル抑止用突起部の間
で、被接続同軸ケーブルの内部導体および外部導体に対
する接続が行われているため、その接続動作中および接
続後に、被接続同軸ケーブルが長さ方向に位置ずれする
ことがない。
【0010】外部導体接続部が、基体に設けた取付け溝
内に差し込んで抜け止まる切起き片を一端部に持つ外部
導体接続片である場合、第1の基体と第2の基体とを連
結する前に、予め外部導体接続片を基体に差し込んで固
定して一体化しておくことができるため、組み付け作業
の容易化を図ることができ、またケーブルの分岐位置を
変更する際など、基体同士の連結を解くとき外部導体接
続片がケーブル側にそのまま食い込んだ状態で残ってし
まう不都合を無くすことができる。更に外部導体接続片
とコネクタ本体との導通状態が確実であり、接続信頼性
が増す。
内に差し込んで抜け止まる切起き片を一端部に持つ外部
導体接続片である場合、第1の基体と第2の基体とを連
結する前に、予め外部導体接続片を基体に差し込んで固
定して一体化しておくことができるため、組み付け作業
の容易化を図ることができ、またケーブルの分岐位置を
変更する際など、基体同士の連結を解くとき外部導体接
続片がケーブル側にそのまま食い込んだ状態で残ってし
まう不都合を無くすことができる。更に外部導体接続片
とコネクタ本体との導通状態が確実であり、接続信頼性
が増す。
【0011】
【実施例】つぎに、添付図面に基づいて、本発明の一実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0012】図1は本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ
の分解斜視図、図2はその外観を示す六面図であって、
図2(a)はその正面図、図2(b)はその平面図、図
2(c)はその底面図、図2(d)はその左側面図、図
2(e)はその右側面図、図2(f)はその背面図であ
る。
の分解斜視図、図2はその外観を示す六面図であって、
図2(a)はその正面図、図2(b)はその平面図、図
2(c)はその底面図、図2(d)はその左側面図、図
2(e)はその右側面図、図2(f)はその背面図であ
る。
【0013】これらの図において、本例の同軸ケーブル
分岐用コネクタ1は、T型分岐コネクタであって、被接
続同軸ケーブル40の途中位置において、その長手方向
に対して直角方向に他の同軸ケーブルや配線基板の回路
などを結合させるために用いる。ここで、同軸ケーブル
分岐用コネクタ1のコネクタ本体10は、その長手方向
に第1の溝111が形成された金属製の第1の基体11
と、この第1の基体11と連結した状態で第1の溝11
1とケーブル保持孔13を構成すべき第2の溝121が
形成された金属製の第2の基体12とから構成され、第
1の基体11と第2の基体12とは、第1の基体11か
ら突出する嵌合ピン115を第2の基体12に形成され
た嵌合孔125に嵌合させた状態で、第1の基体11お
よび第2の基体12に形成されているねじ孔112,1
22にねじ17を螺入することによって連結可能になっ
ている。なお、第1の基体11および第2の基体12の
外周面には、コネクタ本体10を支持板などに固定する
ための固定用ねじ孔119,129が形成されている。
また、コネクタ本体10のうちの第1の基体11の側に
は、その第1の溝111の長手方向に対して直交する方
向にプローブ取付け用ねじ孔14が開口しており、この
プローブ取付け用ねじ孔14の内周には雌ねじ141が
形成されている。また、第1の溝111(ケーブル保持
孔13)の内部において、その長手方向におけるプロー
ブ取付け用ねじ孔14の開口位置の両側には、第1の溝
111の内周面に沿って2条のケーブル抑止用突条部1
51,152(ケーブル抑止用突起部)が突出してお
り、このケーブル抑止用突条部151,152は、ケー
ブル保持孔13の内部に保持された被接続同軸ケーブル
40の外皮41を押圧してそれに食い込むようにして、
被接続同軸ケーブル40の長さ方向の位置ずれを防止し
ている。また、これらのケーブル抑止用突条部151,
152の間には、第1の溝11(ケーブル保持孔13)
の内周面から突出してそこに保持されている被接続同軸
ケーブル40の外部導体42に導電接触可能な外部導体
接続片161,162が固着されている。ここで、図3
(a)および図3(b)に示すように、外部導体接続片
161,162は、その下端側が第1の基体11の第1
の溝111から形成された取付け溝114に挿入された
状態にあって、外部導体接続片161,162から切り
起こされた切起き片163が取付け溝114の内面壁に
当接して、外部導体接続片161,162は取付け溝1
14によって固定された状態にあると共に、外部導体接
続片161,162と第1の基体11との導電接続が図
られている。
分岐用コネクタ1は、T型分岐コネクタであって、被接
続同軸ケーブル40の途中位置において、その長手方向
に対して直角方向に他の同軸ケーブルや配線基板の回路
などを結合させるために用いる。ここで、同軸ケーブル
分岐用コネクタ1のコネクタ本体10は、その長手方向
に第1の溝111が形成された金属製の第1の基体11
と、この第1の基体11と連結した状態で第1の溝11
1とケーブル保持孔13を構成すべき第2の溝121が
形成された金属製の第2の基体12とから構成され、第
1の基体11と第2の基体12とは、第1の基体11か
ら突出する嵌合ピン115を第2の基体12に形成され
た嵌合孔125に嵌合させた状態で、第1の基体11お
よび第2の基体12に形成されているねじ孔112,1
22にねじ17を螺入することによって連結可能になっ
ている。なお、第1の基体11および第2の基体12の
外周面には、コネクタ本体10を支持板などに固定する
ための固定用ねじ孔119,129が形成されている。
また、コネクタ本体10のうちの第1の基体11の側に
は、その第1の溝111の長手方向に対して直交する方
向にプローブ取付け用ねじ孔14が開口しており、この
プローブ取付け用ねじ孔14の内周には雌ねじ141が
形成されている。また、第1の溝111(ケーブル保持
孔13)の内部において、その長手方向におけるプロー
ブ取付け用ねじ孔14の開口位置の両側には、第1の溝
111の内周面に沿って2条のケーブル抑止用突条部1
51,152(ケーブル抑止用突起部)が突出してお
り、このケーブル抑止用突条部151,152は、ケー
ブル保持孔13の内部に保持された被接続同軸ケーブル
40の外皮41を押圧してそれに食い込むようにして、
被接続同軸ケーブル40の長さ方向の位置ずれを防止し
ている。また、これらのケーブル抑止用突条部151,
152の間には、第1の溝11(ケーブル保持孔13)
の内周面から突出してそこに保持されている被接続同軸
ケーブル40の外部導体42に導電接触可能な外部導体
接続片161,162が固着されている。ここで、図3
(a)および図3(b)に示すように、外部導体接続片
161,162は、その下端側が第1の基体11の第1
の溝111から形成された取付け溝114に挿入された
状態にあって、外部導体接続片161,162から切り
起こされた切起き片163が取付け溝114の内面壁に
当接して、外部導体接続片161,162は取付け溝1
14によって固定された状態にあると共に、外部導体接
続片161,162と第1の基体11との導電接続が図
られている。
【0014】これに対して、コネクタ本体10のプロー
ブ取付け用ねじ孔14に固着されるべき結合プローブ2
0は、その断面を図4に示すように、その外周側に雄ね
じ212が形成された金属製のブシュ21と、このブシ
ュ21の内部に嵌入されたスリーブ22(外周側導体
部)と、このスリーブ22の内部に嵌入された樹脂体2
3に一体形成されて、その樹脂体23の一方側端面23
1から突出して、ケーブル保持孔13に保持された被接
続同軸ケーブル40の内部導体44に対して先端接触部
241で導電接触可能なプローブ側内部導体24(内部
導体接触部)を有する。このプローブ側内部導体24に
おいては、その先端側のうち、先端接触部241のみが
露出する状態にあって、その他の部分は樹脂に覆われた
状態にある。また、樹脂体23がスリーブ22内に嵌入
された状態で、スリーブ22はプローブ側内部導体24
に対して同軸状に配置された状態となる。さらに、樹脂
体23の他端側端面232からは、その内部においてプ
ローブ側内部導体24の基端側に導電接続している金属
製のピン25が突出しており、このピン25とスリーブ
22とによってピンプラグ8が構成され、ピンプラグ8
を、たとえば、内部に復調回路を備えるトランシーバ4
5のコネクタ451に取り付けることによって、被接続
同軸ケーブル40からトランシーバ45のケーブル46
を分岐してコンピュータなどに対する接続が可能になっ
ている。なお、ピン25とプローブ側内部導体24とは
一体のものでもよい。また、ブシュ21の内周面におけ
る中央付近には、内周囲に形成された位置決め用の突条
部211を有する一方、スリーブ22の外周面には、そ
の中央付近の外周囲に形成されてブシュ21の突条部2
11と干渉し、スリーブ22のブシュ21内部に対する
位置決めを行う位置決め用の外周段差部221を有す
る。また、スリーブ22の内周面には、その中央付近の
内周囲に形成された内周段差部222を有する一方、樹
脂体23の外周側には、そのピン25の突出側の端部付
近に、スリーブ22の内周段差部222と干渉して、樹
脂体23のスリーブ22内部に対する位置決めを行う位
置決め用の外周段差部233を有する。なお、ブシュ2
1の先端縁には折り曲げ可能な加締め片215が形成さ
れており、ブシュ21の内部に挿入された樹脂体23の
端部に形成された切り欠き部235に向けて折り曲げ
て、ブシュ21と樹脂体23とを固定可能になってい
る。
ブ取付け用ねじ孔14に固着されるべき結合プローブ2
0は、その断面を図4に示すように、その外周側に雄ね
じ212が形成された金属製のブシュ21と、このブシ
ュ21の内部に嵌入されたスリーブ22(外周側導体
部)と、このスリーブ22の内部に嵌入された樹脂体2
3に一体形成されて、その樹脂体23の一方側端面23
1から突出して、ケーブル保持孔13に保持された被接
続同軸ケーブル40の内部導体44に対して先端接触部
241で導電接触可能なプローブ側内部導体24(内部
導体接触部)を有する。このプローブ側内部導体24に
おいては、その先端側のうち、先端接触部241のみが
露出する状態にあって、その他の部分は樹脂に覆われた
状態にある。また、樹脂体23がスリーブ22内に嵌入
された状態で、スリーブ22はプローブ側内部導体24
に対して同軸状に配置された状態となる。さらに、樹脂
体23の他端側端面232からは、その内部においてプ
ローブ側内部導体24の基端側に導電接続している金属
製のピン25が突出しており、このピン25とスリーブ
22とによってピンプラグ8が構成され、ピンプラグ8
を、たとえば、内部に復調回路を備えるトランシーバ4
5のコネクタ451に取り付けることによって、被接続
同軸ケーブル40からトランシーバ45のケーブル46
を分岐してコンピュータなどに対する接続が可能になっ
ている。なお、ピン25とプローブ側内部導体24とは
一体のものでもよい。また、ブシュ21の内周面におけ
る中央付近には、内周囲に形成された位置決め用の突条
部211を有する一方、スリーブ22の外周面には、そ
の中央付近の外周囲に形成されてブシュ21の突条部2
11と干渉し、スリーブ22のブシュ21内部に対する
位置決めを行う位置決め用の外周段差部221を有す
る。また、スリーブ22の内周面には、その中央付近の
内周囲に形成された内周段差部222を有する一方、樹
脂体23の外周側には、そのピン25の突出側の端部付
近に、スリーブ22の内周段差部222と干渉して、樹
脂体23のスリーブ22内部に対する位置決めを行う位
置決め用の外周段差部233を有する。なお、ブシュ2
1の先端縁には折り曲げ可能な加締め片215が形成さ
れており、ブシュ21の内部に挿入された樹脂体23の
端部に形成された切り欠き部235に向けて折り曲げ
て、ブシュ21と樹脂体23とを固定可能になってい
る。
【0015】つぎに、本例の同軸ケーブル分岐用コネク
タ40の使用方法を、図5も参照して説明する。図5は
結合プローブ20を分解した状態における各構成部品の
部分断面図である。
タ40の使用方法を、図5も参照して説明する。図5は
結合プローブ20を分解した状態における各構成部品の
部分断面図である。
【0016】まず、スリーブ22の両端側の開口部のう
ち、その開口面積が広い一方側端縁223の側からその
内部に樹脂体23をピン25の方から挿入する。その挿
入位置は、スリーブ22の内部に形成されている内周側
段差部222と、樹脂体23に形成されている外周側段
差部233とによって規定される。この状態で、スリー
ブ22をその一方側端縁223の側からブシュ21の内
部に、その雄ねじ212が形成されている側から挿入す
る。その挿入位置は、スリーブ22の外周面に形成され
ている外周側段差部221と、ブシュ21の内部に形成
されている突条部211とによって規定される。
ち、その開口面積が広い一方側端縁223の側からその
内部に樹脂体23をピン25の方から挿入する。その挿
入位置は、スリーブ22の内部に形成されている内周側
段差部222と、樹脂体23に形成されている外周側段
差部233とによって規定される。この状態で、スリー
ブ22をその一方側端縁223の側からブシュ21の内
部に、その雄ねじ212が形成されている側から挿入す
る。その挿入位置は、スリーブ22の外周面に形成され
ている外周側段差部221と、ブシュ21の内部に形成
されている突条部211とによって規定される。
【0017】一方、図1および図4に示すように、コネ
クタ本体10の側においては、第1の基体11と第2の
基体12とを連結する前に、第1の基体11の第1の溝
111の内部に被接続同軸ケーブル40を配置した状態
で、第2の基体12を被せて、第1の基体11および第
2の基体12のねじ孔112,122に対してねじ17
を螺入し、第1の基体11と第2の基体12とを連結す
る。この連結操作によって、ケーブル保持孔13の内部
に突出するケーブル抑止用突条部151,152は、被
接続同軸ケーブル40の外皮41を押圧して、被接続同
軸ケーブル40がケーブル保持孔13の内部に固定され
る。また、ケーブル保持孔13の内部には外部導体接続
片161,162が突出しており、この外部導体接続片
161,162は被接続同軸ケーブル40の外皮41を
突き破って外部導体42に導電接続する。
クタ本体10の側においては、第1の基体11と第2の
基体12とを連結する前に、第1の基体11の第1の溝
111の内部に被接続同軸ケーブル40を配置した状態
で、第2の基体12を被せて、第1の基体11および第
2の基体12のねじ孔112,122に対してねじ17
を螺入し、第1の基体11と第2の基体12とを連結す
る。この連結操作によって、ケーブル保持孔13の内部
に突出するケーブル抑止用突条部151,152は、被
接続同軸ケーブル40の外皮41を押圧して、被接続同
軸ケーブル40がケーブル保持孔13の内部に固定され
る。また、ケーブル保持孔13の内部には外部導体接続
片161,162が突出しており、この外部導体接続片
161,162は被接続同軸ケーブル40の外皮41を
突き破って外部導体42に導電接続する。
【0018】つぎに、ケーブル保持孔13の内部に開口
するプローブ取付け用ねじ孔14を介して、予め、被接
続同軸ケーブル40の外皮41から内部導体44にまで
至る予備孔を形成する。この予備孔の形成にあたって
は、図6に示すように、プローブ取付け用ねじ孔14の
雌ねじ141に螺合する雄ねじ181が形成された予備
孔形成用ブシュ18に対して、その軸方向の中心部に形
成された貫通孔182内部にねじ19を加締めなどで一
体にしたものを、プローブ取付け用ねじ孔14にねじ込
み、ねじ19の先端側で被接続同軸ケーブル40の外皮
41,外部導体42および内皮43を貫通する予備孔を
形成しておく。
するプローブ取付け用ねじ孔14を介して、予め、被接
続同軸ケーブル40の外皮41から内部導体44にまで
至る予備孔を形成する。この予備孔の形成にあたって
は、図6に示すように、プローブ取付け用ねじ孔14の
雌ねじ141に螺合する雄ねじ181が形成された予備
孔形成用ブシュ18に対して、その軸方向の中心部に形
成された貫通孔182内部にねじ19を加締めなどで一
体にしたものを、プローブ取付け用ねじ孔14にねじ込
み、ねじ19の先端側で被接続同軸ケーブル40の外皮
41,外部導体42および内皮43を貫通する予備孔を
形成しておく。
【0019】しかる後に、コネクタ本体10のプローブ
取付け用ねじ孔14から予備孔形成用ブシュ18を取り
外し、つぎに、プローブ取付け用ねじ孔14に結合プロ
ーブ20をねじ込んで、結合プローブ20の先端面から
突出するプローブ側内部導体24の先端接触部241を
被接続同軸ケーブル40の内部導体44に接続させる。
取付け用ねじ孔14から予備孔形成用ブシュ18を取り
外し、つぎに、プローブ取付け用ねじ孔14に結合プロ
ーブ20をねじ込んで、結合プローブ20の先端面から
突出するプローブ側内部導体24の先端接触部241を
被接続同軸ケーブル40の内部導体44に接続させる。
【0020】その結果、結合プローブ20のプローブ側
内部導体24と被接続同軸ケーブル40の内部導体44
とが導電接続する一方、これらから電気的に独立して、
結合プローブ20のスリーブ22と被接続同軸ケーブル
40の外部導体42とが、ブシュ21,第1の基体11
および外部導体接続片161,162(コネクタ本体1
0の側)を介して導電接続する状態となる。すなわち、
第1の基体11,第2の基体12,ブシュ21およびス
リーブ22はいずれも金属製であるため、プローブ取付
け用ねじ孔14に結合プローブ20をねじ込むだけで、
スリーブ22はブシュ21を介して第1の基体11に導
電接続し、さらに第1の基体11を介して外部導体接続
片161,162に導電接続するためである。
内部導体24と被接続同軸ケーブル40の内部導体44
とが導電接続する一方、これらから電気的に独立して、
結合プローブ20のスリーブ22と被接続同軸ケーブル
40の外部導体42とが、ブシュ21,第1の基体11
および外部導体接続片161,162(コネクタ本体1
0の側)を介して導電接続する状態となる。すなわち、
第1の基体11,第2の基体12,ブシュ21およびス
リーブ22はいずれも金属製であるため、プローブ取付
け用ねじ孔14に結合プローブ20をねじ込むだけで、
スリーブ22はブシュ21を介して第1の基体11に導
電接続し、さらに第1の基体11を介して外部導体接続
片161,162に導電接続するためである。
【0021】このように、本例の同軸ケーブル分岐用コ
ネクタ1においては、プローブ側内部導体24と、外部
導体接続片161,162とを別々に設けてあるため、
結合プローブ20のプローブ側内部導体24および外部
導体接続片161,162と、被接続同軸ケーブル40
側の内部導体44および外部導体42との接続が、電気
的に確実に分離された状態となる。また、被接続同軸ケ
ーブル40はケーブル保持孔13内で突出するケーブル
抑止用突条部151,152によって2箇所で押圧され
て、その外皮41にケーブル抑止用突条部151,15
2が食い込む程の状態にある。従って、同軸ケーブル分
岐用コネクタ1の長手方向の寸法を小さくしても、被接
続同軸ケーブル40に対する固定力が強く、被接続同軸
ケーブル40に対する分岐配線の作業中および分岐配線
後のいずれにおいても、長さ方向の位置ずれが発生しな
い。しかも、ケーブル抑止用突条部151,152の間
で、被接続同軸ケーブル40の内部導体44および外部
導体42に対する接続が行われているため、その位置ず
れが発生しにくいので、とくに、内部導体44に対する
結合プローブ20のプローブ側内部導体24の導電接続
が確実である。
ネクタ1においては、プローブ側内部導体24と、外部
導体接続片161,162とを別々に設けてあるため、
結合プローブ20のプローブ側内部導体24および外部
導体接続片161,162と、被接続同軸ケーブル40
側の内部導体44および外部導体42との接続が、電気
的に確実に分離された状態となる。また、被接続同軸ケ
ーブル40はケーブル保持孔13内で突出するケーブル
抑止用突条部151,152によって2箇所で押圧され
て、その外皮41にケーブル抑止用突条部151,15
2が食い込む程の状態にある。従って、同軸ケーブル分
岐用コネクタ1の長手方向の寸法を小さくしても、被接
続同軸ケーブル40に対する固定力が強く、被接続同軸
ケーブル40に対する分岐配線の作業中および分岐配線
後のいずれにおいても、長さ方向の位置ずれが発生しな
い。しかも、ケーブル抑止用突条部151,152の間
で、被接続同軸ケーブル40の内部導体44および外部
導体42に対する接続が行われているため、その位置ず
れが発生しにくいので、とくに、内部導体44に対する
結合プローブ20のプローブ側内部導体24の導電接続
が確実である。
【0022】また、本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ
1においては、その結合プローブ20の外周側導体部と
してスリーブ22を利用して、同軸状の結合プローブ2
0を構成している。ここで、図7にも示すように、スリ
ーブ22には、その軸線方向に両端縁から中央付近にま
で複数条の切り欠き部225,226が形成されて、そ
の内径および外径を調整可能にして、ブシュ21の内部
へのスリーブ22の挿入およびスリーブ22の内部への
樹脂体23の挿入が容易になっている。ただし、スリー
ブ22の一方側端縁223から形成された切り欠き部2
25と、他方側端縁227から形成された切り欠き部2
26とは、スリーブ22の軸線方向における中央付近で
は連続する状態にないため、スリーブ22の周方向にお
いては電気的に接続する状態のままである。従って、本
例の同軸ケーブル分岐用コネクタ1を用いた場合の分岐
配線構造の等価回路は、被接続同軸ケーブル40の終端
抵抗をZT とすると、図8に示すようになる。すなわ
ち、本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ1の内部におい
て、被接続同軸ケーブル40の内部導体44に対して
は、プローブ側内部導体24の先端側にある先端接触部
241が接点Aで接続し、そこから電気経路PA を介し
て外部電気回路5の外部電気回路出力部6の端子Sに接
続している。一方、被接続同軸ケーブル40の外部導体
42に対しては、外部導体接続片161,162が接点
B,Cで接続し、この外部導体接続片161,162か
らの電気経路はスリーブ22においてショート状態にあ
る。すなわち、スリーブ22の周方向においては電気的
に接続する状態にあるため、外部導体42は電気経路P
G のみを介して外部電気回路5の外部電気回路出力部6
の端子Gに接続している状態にある。従って、電気経路
PA を流れる電流の大きさと、電気経路PG を流れる電
流の大きさが等しくて、その方向が逆方向であって、し
かも、電気経路PA と電気経路PG とは同軸状に寄り添
う状態に配置されているため、電気経路PA を流れる電
流と電気経路PG を流れる電流とは互いに電気力線を相
殺し、電磁誘導による雑音の影響を受けにくい。これに
対して、本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ1と相違し
て、図9に示すように、被接続同軸ケーブル40の外部
導体42から外部電気回路5の外部電気回路出力部6の
端子Gまで電気径路PB ,PC が別々に構成されている
場合には、電気径路PB ,PC を流れる電流の大きさ
が、それらの径路上に存在する外部電気回路5の側にお
ける電気経路PG1,PG2のインピーダンスによっても変
動するため、同軸ケーブル分岐用コネクタ側の電気的特
性のみで、電気径路PA を流れる電流の大きさと、電気
径路PB ,PC を流れる電流の大きさとを調整できな
い。すなわち、本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ1で
得られるような電気経路PA を流れる電流と電気経路P
B ,PC を流れる電流との相互作用による電気力線の相
殺を必ずしも期待できないので、電磁誘導による雑音の
影響を受けやすくなってしまう。かかる問題点を本例の
同軸ケーブル分岐用コネクタ1は解消できる。
1においては、その結合プローブ20の外周側導体部と
してスリーブ22を利用して、同軸状の結合プローブ2
0を構成している。ここで、図7にも示すように、スリ
ーブ22には、その軸線方向に両端縁から中央付近にま
で複数条の切り欠き部225,226が形成されて、そ
の内径および外径を調整可能にして、ブシュ21の内部
へのスリーブ22の挿入およびスリーブ22の内部への
樹脂体23の挿入が容易になっている。ただし、スリー
ブ22の一方側端縁223から形成された切り欠き部2
25と、他方側端縁227から形成された切り欠き部2
26とは、スリーブ22の軸線方向における中央付近で
は連続する状態にないため、スリーブ22の周方向にお
いては電気的に接続する状態のままである。従って、本
例の同軸ケーブル分岐用コネクタ1を用いた場合の分岐
配線構造の等価回路は、被接続同軸ケーブル40の終端
抵抗をZT とすると、図8に示すようになる。すなわ
ち、本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ1の内部におい
て、被接続同軸ケーブル40の内部導体44に対して
は、プローブ側内部導体24の先端側にある先端接触部
241が接点Aで接続し、そこから電気経路PA を介し
て外部電気回路5の外部電気回路出力部6の端子Sに接
続している。一方、被接続同軸ケーブル40の外部導体
42に対しては、外部導体接続片161,162が接点
B,Cで接続し、この外部導体接続片161,162か
らの電気経路はスリーブ22においてショート状態にあ
る。すなわち、スリーブ22の周方向においては電気的
に接続する状態にあるため、外部導体42は電気経路P
G のみを介して外部電気回路5の外部電気回路出力部6
の端子Gに接続している状態にある。従って、電気経路
PA を流れる電流の大きさと、電気経路PG を流れる電
流の大きさが等しくて、その方向が逆方向であって、し
かも、電気経路PA と電気経路PG とは同軸状に寄り添
う状態に配置されているため、電気経路PA を流れる電
流と電気経路PG を流れる電流とは互いに電気力線を相
殺し、電磁誘導による雑音の影響を受けにくい。これに
対して、本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ1と相違し
て、図9に示すように、被接続同軸ケーブル40の外部
導体42から外部電気回路5の外部電気回路出力部6の
端子Gまで電気径路PB ,PC が別々に構成されている
場合には、電気径路PB ,PC を流れる電流の大きさ
が、それらの径路上に存在する外部電気回路5の側にお
ける電気経路PG1,PG2のインピーダンスによっても変
動するため、同軸ケーブル分岐用コネクタ側の電気的特
性のみで、電気径路PA を流れる電流の大きさと、電気
径路PB ,PC を流れる電流の大きさとを調整できな
い。すなわち、本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ1で
得られるような電気経路PA を流れる電流と電気経路P
B ,PC を流れる電流との相互作用による電気力線の相
殺を必ずしも期待できないので、電磁誘導による雑音の
影響を受けやすくなってしまう。かかる問題点を本例の
同軸ケーブル分岐用コネクタ1は解消できる。
【0023】なお、本例の同軸ケーブル分岐用コネクタ
1においては、コネクタ本体10のケーブル保持孔13
の内部に、ケーブル抑止用突条部151,152および
外部導体接続片161,162を2つずつ設けた構造の
ものであったが、そのうち、ケーブル抑止用突条部15
1,152については少なくとも2点間で被接続同軸ケ
ーブル40を抑止可能であれば、3つ以上でもよく、外
部導体接続片161,162については、ケーブル抑止
用突条部151,152の間に位置すれば、その数に限
定がない。
1においては、コネクタ本体10のケーブル保持孔13
の内部に、ケーブル抑止用突条部151,152および
外部導体接続片161,162を2つずつ設けた構造の
ものであったが、そのうち、ケーブル抑止用突条部15
1,152については少なくとも2点間で被接続同軸ケ
ーブル40を抑止可能であれば、3つ以上でもよく、外
部導体接続片161,162については、ケーブル抑止
用突条部151,152の間に位置すれば、その数に限
定がない。
【0024】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る同軸ケーブ
ル分岐用コネクタにおいては、ケーブル保持孔内に開口
するプローブ取付け用ねじ孔の両側に被接続同軸ケーブ
ルの外皮を押圧する少なくとも2つのケーブル抑止用突
起部と、これらのケーブル抑止用突起部の間において被
接続同軸ケーブルの外部導体に導電接触する外部導体接
続部と、内部導体接触部に同軸状に形成された外周側導
体部を備える結合プローブとを有することに特徴を有す
る。従って、本発明によれば、プローブ取付け用ねじ孔
に結合プローブ装着すると、その内部導体接触部は被接
続同軸ケーブルの内部導体に導電接続する一方、外周側
導体部はケーブル本体側の外部導体接続部を介して被接
続同軸ケーブルの外部導体に導電接続するため、被接続
同軸ケーブルから分岐配線を行なえる。ここで、内部導
体接触部と外部導体接続部とを別々に設けてあるため、
結合プローブ側の内部導体接触部および外部導体接続部
と、被接続同軸ケーブル側の内部導体および外部導体と
の接続を、互いに電気的に独立した状態とすることが容
易であって確実である。また、被接続同軸ケーブルはケ
ーブル保持孔内で突出するケーブル抑止用突起部によっ
て確実に固定されているため、同軸ケーブル分岐用コネ
クタの長手方向の寸法を小さくしても、接続作業中およ
び接続後のいずれにおいても、被接続同軸ケーブルが長
さ方向に位置ずれしない。
ル分岐用コネクタにおいては、ケーブル保持孔内に開口
するプローブ取付け用ねじ孔の両側に被接続同軸ケーブ
ルの外皮を押圧する少なくとも2つのケーブル抑止用突
起部と、これらのケーブル抑止用突起部の間において被
接続同軸ケーブルの外部導体に導電接触する外部導体接
続部と、内部導体接触部に同軸状に形成された外周側導
体部を備える結合プローブとを有することに特徴を有す
る。従って、本発明によれば、プローブ取付け用ねじ孔
に結合プローブ装着すると、その内部導体接触部は被接
続同軸ケーブルの内部導体に導電接続する一方、外周側
導体部はケーブル本体側の外部導体接続部を介して被接
続同軸ケーブルの外部導体に導電接続するため、被接続
同軸ケーブルから分岐配線を行なえる。ここで、内部導
体接触部と外部導体接続部とを別々に設けてあるため、
結合プローブ側の内部導体接触部および外部導体接続部
と、被接続同軸ケーブル側の内部導体および外部導体と
の接続を、互いに電気的に独立した状態とすることが容
易であって確実である。また、被接続同軸ケーブルはケ
ーブル保持孔内で突出するケーブル抑止用突起部によっ
て確実に固定されているため、同軸ケーブル分岐用コネ
クタの長手方向の寸法を小さくしても、接続作業中およ
び接続後のいずれにおいても、被接続同軸ケーブルが長
さ方向に位置ずれしない。
【0025】また、結合プローブの外周側導体部が、ブ
シュ内に嵌入された金属製のスリーブである場合には、
内部導体接触部と外周側導体部とが同軸状の結合プロー
ブを容易に構成できる。
シュ内に嵌入された金属製のスリーブである場合には、
内部導体接触部と外周側導体部とが同軸状の結合プロー
ブを容易に構成できる。
【0026】さらに、スリーブの軸線方向に、中央付近
にまで形成された複数条の切り欠き部が形成した場合に
は、その内径および外径を調整可能にしながらも、その
周方向において電気的に接続する構造になるため、内部
導体接触部と外周側導体部との同軸関係を保持できる。
にまで形成された複数条の切り欠き部が形成した場合に
は、その内径および外径を調整可能にしながらも、その
周方向において電気的に接続する構造になるため、内部
導体接触部と外周側導体部との同軸関係を保持できる。
【0027】外部導体接続部が、基体に設けた取付け溝
内に差し込んで抜け止まる切起き片を一端部に持つ外部
導体接続片である場合、第1の基体と第2の基体とを連
結する前に、予め外部導体接続片を基体に差し込んで固
定して一体化しておくことができるため、組み付け作業
の容易化を図ることができ、またケーブルの分岐位置を
変更する際など、基体同士の連結を解くとき外部導体接
続片がケーブル側にそのまま食い込んだ状態で残ってし
まう不都合を無くすことができる。更に外部導体接続片
とコネクタ本体との導通状態が確実であり、接続信頼性
が増す。
内に差し込んで抜け止まる切起き片を一端部に持つ外部
導体接続片である場合、第1の基体と第2の基体とを連
結する前に、予め外部導体接続片を基体に差し込んで固
定して一体化しておくことができるため、組み付け作業
の容易化を図ることができ、またケーブルの分岐位置を
変更する際など、基体同士の連結を解くとき外部導体接
続片がケーブル側にそのまま食い込んだ状態で残ってし
まう不都合を無くすことができる。更に外部導体接続片
とコネクタ本体との導通状態が確実であり、接続信頼性
が増す。
【図1】本発明の実施例に係る同軸ケーブル分岐用コネ
クタの構成を示す分解斜視図である。
クタの構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す同軸ケーブル分岐用コネクタの外観
を示す六面図であって、(a)はその正面図、(b)は
その平面図、(c)はその底面図、(d)はその左側面
図、(e)はその右側面図、(f)はその背面図であ
る。
を示す六面図であって、(a)はその正面図、(b)は
その平面図、(c)はその底面図、(d)はその左側面
図、(e)はその右側面図、(f)はその背面図であ
る。
【図3】(a)は示す同軸ケーブル分岐用コネクタの外
部導体接続片の構成を示す斜視図、(b)はこの外部導
体接続片の第1の基体に対する固定構造を示す断面図で
ある。
部導体接続片の構成を示す斜視図、(b)はこの外部導
体接続片の第1の基体に対する固定構造を示す断面図で
ある。
【図4】図1に示す同軸ケーブル分岐用コネクタの結合
プローブの構成およびこの結合プローブと被接続用同軸
ケーブルとの接続構造を示す断面図である。
プローブの構成およびこの結合プローブと被接続用同軸
ケーブルとの接続構造を示す断面図である。
【図5】図1に示す同軸ケーブル分岐用コネクタの結合
プローブの構成を示す部分断面図である。
プローブの構成を示す部分断面図である。
【図6】図1に示す同軸ケーブル分岐用コネクタを用い
て被接続用同軸ケーブルを分岐するときに被接続用同軸
ケーブルに予備孔を形成するための予備孔形成用ブシュ
の斜視図である。
て被接続用同軸ケーブルを分岐するときに被接続用同軸
ケーブルに予備孔を形成するための予備孔形成用ブシュ
の斜視図である。
【図7】図1に示す同軸ケーブル分岐用コネクタの結合
プローブのスリーブの構成を示す斜視図である。
プローブのスリーブの構成を示す斜視図である。
【図8】図1に示す同軸ケーブル分岐用コネクタを用い
て被接続用同軸ケーブルを分岐したときの等価回路図で
ある。
て被接続用同軸ケーブルを分岐したときの等価回路図で
ある。
【図9】図1に示す同軸ケーブル分岐用コネクタの効果
を説明するために、他の構造の同軸ケーブル分岐用コネ
クタを用いて被接続用同軸ケーブルを分岐したときの等
価回路図である。
を説明するために、他の構造の同軸ケーブル分岐用コネ
クタを用いて被接続用同軸ケーブルを分岐したときの等
価回路図である。
【図10】従来の同軸ケーブル分岐用コネクタの構成を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
1・・・同軸ケーブル分岐用コネクタ 10・・・コネクタ本体 11・・・第1の基体 12・・・第2の基体 13・・・ケーブル保持孔 14・・・プローブ取付け用ねじ孔 20・・・結合プローブ 21・・・ブシュ 22・・・スリーブ(外周側導体部) 23・・・樹脂体 24・・・プローブ側内部導体(内部導体接触部) 25・・・ピン 40・・・被接続同軸ケーブル 41・・・外皮 42・・・外部導体 111・・・第1の溝 121・・・第2の溝 141・・・雌ねじ 151,152・・・ケーブル抑止用突条部 161,162・・・外部導体接続片 211・・・突条部 212・・・雄ねじ 221,233・・・外周段差部 222・・・内周段差部 241・・・先端接触部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 9/05 H01R 4/24
Claims (2)
- 【請求項1】 連結された第1の基体および第2の基体
の内側の溝によって被接続同軸ケーブルを保持すべきケ
ーブル保持孔が形成されたコネクタ本体と、、このコネ
クタ本体の側面から貫通して前記ケーブル保持孔内に側
方から開口するプローブ取付け用ねじ孔と、前記ケーブ
ル保持孔内において、その長手方向における前記プロー
ブ取付け用ねじ孔の開口位置の両側に前記第1および第
2の基体のうちの少なくとも一方側から突出して前記ケ
ーブル保持孔内の被接続同軸ケーブルの外皮を押圧する
少なくとも2つのケーブル抑止用突起部と、これらのケ
ーブル抑止用突起部の間において、前記第1および第2
の基体のうちの少なくとも一方側から前記ケーブル保持
孔内に突出してそこに保持されている被接続同軸ケーブ
ルの外部導体に導電接触する外部導体接続部と、外周面
のねじ溝を介して前記プローブ取付け用ねじ孔に装着さ
れて、突出する内部導体接触部の先端側が前記ケーブル
保持孔内の被接続同軸ケーブルの内部導体に導電接触す
ると共に、この内部導体接触部に対して絶縁部を介して
同軸状に形成された外周側導体部が前記外部導体接続部
に前記コネクタ本体側を介して導電接続する結合プロー
ブと、を有し、 前記コネクタ本体は金属製であって、前記結合プローブ
の前記外周側導体部は、前記結合プローブの外周部を構
成する金属製のブシュ内に嵌入されて前記外部導体接続
部に前記コネクタ本体および前記ブシュを介して導電接
続する金属製のスリーブであり、 前記スリーブには、その軸線方向に、両端側から中央付
近にまで形成された複数条の切り欠き部が形成されてい
る ことを特徴とする同軸ケーブル分岐用コネクタ。 - 【請求項2】 連結された第1の基体および第2の基体
の内側の溝によって被接続同軸ケーブルを保持すべきケ
ーブル保持孔が形成されたコネクタ本体と、、このコネ
クタ本体の側面から貫通して前記ケーブル保持孔内に側
方から開口するプローブ取付け用ねじ孔と、前記ケーブ
ル保持孔内において、その長手方向に おける前記プロー
ブ取付け用ねじ孔の開口位置の両側に前記第1および第
2の基体のうちの少なくとも一方側から突出して前記ケ
ーブル保持孔内の被接続同軸ケーブルの外皮を押圧する
少なくとも2つのケーブル抑止用突起部と、これらのケ
ーブル抑止用突起部の間において、前記第1および第2
の基体のうちの少なくとも一方側から前記ケーブル保持
孔内に突出してそこに保持されている被接続同軸ケーブ
ルの外部導体に導電接触する外部導体接続部と、外周面
のねじ溝を介して前記プローブ取付け用ねじ孔に装着さ
れて、突出する内部導体接触部の先端側が前記ケーブル
保持孔内の被接続同軸ケーブルの内部導体に導電接触す
ると共に、この内部導体接触部に対して絶縁部を介して
同軸状に形成された外周側導体部が前記外部導体接続部
に前記コネクタ本体側を介して導電接続する結合プロー
ブと、を有し、 前記外部導体接続部は、前記基体に設けた取付け溝内に
差し込んで抜け止まる切起き片を一端部に持つ外部導体
接続片である ことを特徴とする同軸ケーブル分岐用コネ
クタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4166244A JP2892223B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 同軸ケーブル分岐用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4166244A JP2892223B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 同軸ケーブル分岐用コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613115A JPH0613115A (ja) | 1994-01-21 |
JP2892223B2 true JP2892223B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=15827789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4166244A Expired - Fee Related JP2892223B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 同軸ケーブル分岐用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892223B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2746137B2 (ja) * | 1994-09-16 | 1998-04-28 | 日本電気株式会社 | 分岐型同軸コネクタ |
JPH11147335A (ja) | 1997-11-18 | 1999-06-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 描画処理装置 |
JP4498157B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2010-07-07 | 三菱電機株式会社 | 通信用治具及び空気調和機 |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP4166244A patent/JP2892223B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0613115A (ja) | 1994-01-21 |
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