JP2891740B2 - 光学活性ノルボルナン系アミン誘導体の製造方法 - Google Patents
光学活性ノルボルナン系アミン誘導体の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、式(I): (式中、R1は水素または末端に−COOR3を有していても
よい低級アルキル、R3は低級アルキル、Yは酸素または
メチレン、mおよびnは互いに独立して0または1を表
す) で示される光学活性なノルボルナン系アミン誘導体の製
造方法に関するものである。
よい低級アルキル、R3は低級アルキル、Yは酸素または
メチレン、mおよびnは互いに独立して0または1を表
す) で示される光学活性なノルボルナン系アミン誘導体の製
造方法に関するものである。
[従来技術とその課題] 本発明のノルボルナン系アミン誘導体(I)は、一般
式: (式中、Rはヒドロキシ、低級アルキルオキシ、ハロゲ
ンまたは低級アルキルで置換されていてもよいフェニ
ル、Yは置換されていてもよいメチレンまたは酸素、m
は0または1、nは0、1または2、qは3または4を
表す。ただし、mが1のとき、nは0または1を表
す。) で示されるビシクロヘプタン系カルボン酸誘導体の合成
中間体である。
式: (式中、Rはヒドロキシ、低級アルキルオキシ、ハロゲ
ンまたは低級アルキルで置換されていてもよいフェニ
ル、Yは置換されていてもよいメチレンまたは酸素、m
は0または1、nは0、1または2、qは3または4を
表す。ただし、mが1のとき、nは0または1を表
す。) で示されるビシクロヘプタン系カルボン酸誘導体の合成
中間体である。
上記式で示されるビシクロヘプタン系カルボン酸誘導
体はアラキドン酸からプロスタグランジンH2(PGH2)を
経て生合成されるトロンボキサンA2(TXA2)の受容体拮
抗物質であって、該TXA2の血小板凝集作用および平滑筋
収縮作用等を阻害する作用を有することから、TXA2の諸
作用に関連する種々の疾患の治療および予防に有効と考
えられている。そのような疾患として、心筋梗塞、脳梗
塞、肺塞栓、血栓症、妊娠毒血症、腎不全並びに気管支
収縮作用に基づく喘息などが挙げられる。また、クモ膜
下出血後の血管攣縮防止、循環系または消化器系動脈再
潅流後のTXA2によるショックの防止、失血、肺血症、外
傷、心機能障害、内毒素、急性膵臓炎もしくはやけどな
どによるショック防止または体外循環中における血小板
減少防止などにも有効である。
体はアラキドン酸からプロスタグランジンH2(PGH2)を
経て生合成されるトロンボキサンA2(TXA2)の受容体拮
抗物質であって、該TXA2の血小板凝集作用および平滑筋
収縮作用等を阻害する作用を有することから、TXA2の諸
作用に関連する種々の疾患の治療および予防に有効と考
えられている。そのような疾患として、心筋梗塞、脳梗
塞、肺塞栓、血栓症、妊娠毒血症、腎不全並びに気管支
収縮作用に基づく喘息などが挙げられる。また、クモ膜
下出血後の血管攣縮防止、循環系または消化器系動脈再
潅流後のTXA2によるショックの防止、失血、肺血症、外
傷、心機能障害、内毒素、急性膵臓炎もしくはやけどな
どによるショック防止または体外循環中における血小板
減少防止などにも有効である。
本発明者らは一連のビシクロヘプタン系カルボン酸誘
導体を合成し、それらを開示した(特開昭63−139161号
公報)。その後の研究により、上記ビシクロヘプタン系
カルボン酸誘導体の活性は、ある光学異性体において、
ラセミ体や他の光学異性体よりも優れていることが明ら
かとなった。例えば、式: で示される化合物(S−145−dと呼称)は、そのよう
な光学活性体の1つである。
導体を合成し、それらを開示した(特開昭63−139161号
公報)。その後の研究により、上記ビシクロヘプタン系
カルボン酸誘導体の活性は、ある光学異性体において、
ラセミ体や他の光学異性体よりも優れていることが明ら
かとなった。例えば、式: で示される化合物(S−145−dと呼称)は、そのよう
な光学活性体の1つである。
このように、上記の種々の疾患に対する治療および予
防効果を高めるためには、特定の生理活性な光学異性体
のみを製造することが望ましい。しかしながら、上記し
たビシクロヘプタン系カルボン酸誘導体を光学分割する
ことは、その構造特性から容易でない。また、不斉合成
によって光学活性な異性体を製造することもできるが、
なお収率や製造コストの面で改良の余地があり、より大
量生産に適した方法が望まれている。さらに、製造の経
済的な効率を高めるためにも、一連の工程の早期段階で
光学活性な合成中間体を得、以後の合成に供することが
好ましい。
防効果を高めるためには、特定の生理活性な光学異性体
のみを製造することが望ましい。しかしながら、上記し
たビシクロヘプタン系カルボン酸誘導体を光学分割する
ことは、その構造特性から容易でない。また、不斉合成
によって光学活性な異性体を製造することもできるが、
なお収率や製造コストの面で改良の余地があり、より大
量生産に適した方法が望まれている。さらに、製造の経
済的な効率を高めるためにも、一連の工程の早期段階で
光学活性な合成中間体を得、以後の合成に供することが
好ましい。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記の観点から、ビシクロヘプタン系
カルボン酸誘導体の合成中間体である、式(I): (式中、R1、Y、mおよびnは上記式(I)の化合物の
定義に従う) で示されるノルボルナン系アミン誘導体のラセミ混合物
とある種のキラル酸とを反応させて、所望の光学異性体
に光学分割することに成功した。得られた光学活性ノル
ボルナン系アミン誘導体またはジアステレオマー塩をス
ルホン酸ハロゲン化物と反応させることにより、光学活
性な合成中間体である式(II): (式中、R1、R2、Y、mおよびnは上記定義に従う) で示されるノルボルナン系スルホンアミド誘導体(II)
に導くことができる。
カルボン酸誘導体の合成中間体である、式(I): (式中、R1、Y、mおよびnは上記式(I)の化合物の
定義に従う) で示されるノルボルナン系アミン誘導体のラセミ混合物
とある種のキラル酸とを反応させて、所望の光学異性体
に光学分割することに成功した。得られた光学活性ノル
ボルナン系アミン誘導体またはジアステレオマー塩をス
ルホン酸ハロゲン化物と反応させることにより、光学活
性な合成中間体である式(II): (式中、R1、R2、Y、mおよびnは上記定義に従う) で示されるノルボルナン系スルホンアミド誘導体(II)
に導くことができる。
即ち、本発明では、上記式(I)で示されるアミン誘
導体のラセミ混合物に分割剤として光学活性な酸を作用
し、形成された光学活性な塩を分離する。そしてこの塩
に水酸化アルカリなどの塩基を作用させて式(I)で示
されるアミン誘導体の光学活性体を得る。
導体のラセミ混合物に分割剤として光学活性な酸を作用
し、形成された光学活性な塩を分離する。そしてこの塩
に水酸化アルカリなどの塩基を作用させて式(I)で示
されるアミン誘導体の光学活性体を得る。
上記の如くにして得られた光学活性な塩と、式(II
I): R2SO2X (III) (式中、R2は置換基を有していてもよいフェニル、Xは
ハロゲンを表す) で示されるスルホン酸ハロゲン化物とを反応させるか、
もしくは式(I)の光学活性アミンと式(III)のスル
ホン酸ハロゲン活性を反応させると光学活性ノルボルナ
ン系スルホンアミド誘導体(II)またはその鏡像異性体
を得ることができる。
I): R2SO2X (III) (式中、R2は置換基を有していてもよいフェニル、Xは
ハロゲンを表す) で示されるスルホン酸ハロゲン化物とを反応させるか、
もしくは式(I)の光学活性アミンと式(III)のスル
ホン酸ハロゲン活性を反応させると光学活性ノルボルナ
ン系スルホンアミド誘導体(II)またはその鏡像異性体
を得ることができる。
本発明方法に用いられる分割剤は、通常、光学分割に
用いられるキラル酸から、本発明の目的に適うものを適
宜選択する。そのような酸としては、(−)−D−マン
デル酸、(−)−D−酒石酸、(−)−O−モノアセチ
ル−L−酒石酸、(−)−O−ジアセチル−L−酒石
酸、(−)−O−モノベンゾイル−L−酒石酸、(−)
−O−ジベンゾイル−L−酒石酸、(−)−O−モノピ
バロイル−L−酒石酸、(−)−O−ジピバロイル−L
−酒石酸などのモノカルボン酸、ジカルボン酸もしくは
その誘導体またはアミノが保護されているL−アラニ
ン、L−バリン、L−ロイシン、L−イソロイシン、L
−セリン、L−スレオニン、L−メチオニン、L−プロ
リン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−ア
スパラギン、L−グルタミン、L−ヒスチジン、L−リ
ジン、L−アルギニン、L−フェニルアラニン、L−チ
ロシン、L−トリプトファン、D−フェニルグリシンな
どのアミン酸を例示することができる。
用いられるキラル酸から、本発明の目的に適うものを適
宜選択する。そのような酸としては、(−)−D−マン
デル酸、(−)−D−酒石酸、(−)−O−モノアセチ
ル−L−酒石酸、(−)−O−ジアセチル−L−酒石
酸、(−)−O−モノベンゾイル−L−酒石酸、(−)
−O−ジベンゾイル−L−酒石酸、(−)−O−モノピ
バロイル−L−酒石酸、(−)−O−ジピバロイル−L
−酒石酸などのモノカルボン酸、ジカルボン酸もしくは
その誘導体またはアミノが保護されているL−アラニ
ン、L−バリン、L−ロイシン、L−イソロイシン、L
−セリン、L−スレオニン、L−メチオニン、L−プロ
リン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−ア
スパラギン、L−グルタミン、L−ヒスチジン、L−リ
ジン、L−アルギニン、L−フェニルアラニン、L−チ
ロシン、L−トリプトファン、D−フェニルグリシンな
どのアミン酸を例示することができる。
該アミノ酸のアミノ保護基としては、フェニルで置換
されていてもよい炭素数2〜6個のアシル、ベンゾイ
ル、フェニルで置換されていてもよい炭素数1〜5個の
アルコキシカルボニル、フェニルオキシカルボニル、フ
ェニルスルホニル、低級アルキルスルホニル、カルバモ
イルなどを例示することができる。上記フェニルはさら
に低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、ヒドロキ
シなどで置換されていてもよい。
されていてもよい炭素数2〜6個のアシル、ベンゾイ
ル、フェニルで置換されていてもよい炭素数1〜5個の
アルコキシカルボニル、フェニルオキシカルボニル、フ
ェニルスルホニル、低級アルキルスルホニル、カルバモ
イルなどを例示することができる。上記フェニルはさら
に低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ、ヒドロキ
シなどで置換されていてもよい。
上記分割剤のうち、(−)−D−酒石酸、(−)−O
−ジアセチル−L−酒石酸、(−)−O−ジベンゾイル
−L−酒石酸、(−)−D−マンデル酸、N−アセチル
−L−ロイシン、N−アセチル−L−フェニルアラニ
ン、N−tert−ブトキシカルボニル−L−メチオニン、
N−アセチル−L−グルタミン酸などが特に好ましい。
−ジアセチル−L−酒石酸、(−)−O−ジベンゾイル
−L−酒石酸、(−)−D−マンデル酸、N−アセチル
−L−ロイシン、N−アセチル−L−フェニルアラニ
ン、N−tert−ブトキシカルボニル−L−メチオニン、
N−アセチル−L−グルタミン酸などが特に好ましい。
分割剤は式(I)で示されるノルボルナン系アミン誘
導体のラセミ混合物1モルに対して約0.5モル〜1モル
量使用される。
導体のラセミ混合物1モルに対して約0.5モル〜1モル
量使用される。
本発明方法の出発物質であるラセミ体ノルボルナン系
アミン(I)は、当業者既知の有機化学の手法を用いて
様々な物質から合成することができるが、上記した特開
昭63−139161号、特開昭63−284158号公報等にも種々記
載されており、それらを用いてもよい。
アミン(I)は、当業者既知の有機化学の手法を用いて
様々な物質から合成することができるが、上記した特開
昭63−139161号、特開昭63−284158号公報等にも種々記
載されており、それらを用いてもよい。
本明細書中、各式の化合物を表すのに用いられる語句
を以下に定義する。
を以下に定義する。
低級アルキルとは炭素原子数1〜8の直鎖状または分
枝鎖状アルキルを指し、例えばメチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチルなどを挙げるこ
とができる。
枝鎖状アルキルを指し、例えばメチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチルなどを挙げるこ
とができる。
置換スルホン酸ハロゲン化物におけるハロゲンとは、
塩素、臭素などであり、置換基を有していてもよいフェ
ニルの置換基とはブロム、クロルなどのハロゲン、メチ
ル、エチルなどの低級アルキル、メトキシ、エトキシな
どの低級アルコキシ、またはヒドロキシなどである。そ
のような置換スルホン酸ハロゲン化物としては、例えば
塩化ベンゼンスルホニル、塩化メトキシベンゼンスルホ
ニル、塩化ヒドロキシベンゼンスルホニル、塩化トルエ
ンスルホニル、臭化ブロムベンゼンスルホニル等を挙げ
ることができる。
塩素、臭素などであり、置換基を有していてもよいフェ
ニルの置換基とはブロム、クロルなどのハロゲン、メチ
ル、エチルなどの低級アルキル、メトキシ、エトキシな
どの低級アルコキシ、またはヒドロキシなどである。そ
のような置換スルホン酸ハロゲン化物としては、例えば
塩化ベンゼンスルホニル、塩化メトキシベンゼンスルホ
ニル、塩化ヒドロキシベンゼンスルホニル、塩化トルエ
ンスルホニル、臭化ブロムベンゼンスルホニル等を挙げ
ることができる。
本発明方法の実施に好ましい誘導体は、式(I)にお
いてR1が水素または3位にCOOR3を有するプロピル、R2
がフェニル、p−トリル、4−ブロモフェニルであり、
特に好ましい誘導体は、式(I)においてR1が水素、R2
がフェニル、Yがメチレン、mが1であってnが0であ
るノルボルナンのフェニルスルホンアミド誘導体であ
る。この光学活性化合物は新規であり、特に上記のS−
145−dの合成中間体として重要である。
いてR1が水素または3位にCOOR3を有するプロピル、R2
がフェニル、p−トリル、4−ブロモフェニルであり、
特に好ましい誘導体は、式(I)においてR1が水素、R2
がフェニル、Yがメチレン、mが1であってnが0であ
るノルボルナンのフェニルスルホンアミド誘導体であ
る。この光学活性化合物は新規であり、特に上記のS−
145−dの合成中間体として重要である。
適当なキラル酸を用いてアミン誘導体のラセミ混合物
から特定の光学活性な異性体を分割する方法は当業者に
とって既知である。たとえば、エタノール等のアルコー
ル性溶媒中のキラル酸に、アミン(I)を加え、−20℃
〜100℃の温度で反応させ、適当な温度に放置すると光
学活性異性体(I)の塩が析出する。この塩を分離し、
所望により精製した後、種々のアルコール、水、酢酸エ
チル等の溶媒中、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムま
たはトリエチルアミンなどの塩基の存在下でスルホン酸
ハロゲン化物を作用すると、光学活性スルホンアミド誘
導体(II)が生成される。後述の参考例に示す合成法は
光学活性なノルカンファーを得る工程(1)が、ネック
となり大量合成には大きな困難を伴うが、本発明方法に
よれば、効率的に、スルホンアミド誘導体(II)を得る
ことができる。
から特定の光学活性な異性体を分割する方法は当業者に
とって既知である。たとえば、エタノール等のアルコー
ル性溶媒中のキラル酸に、アミン(I)を加え、−20℃
〜100℃の温度で反応させ、適当な温度に放置すると光
学活性異性体(I)の塩が析出する。この塩を分離し、
所望により精製した後、種々のアルコール、水、酢酸エ
チル等の溶媒中、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムま
たはトリエチルアミンなどの塩基の存在下でスルホン酸
ハロゲン化物を作用すると、光学活性スルホンアミド誘
導体(II)が生成される。後述の参考例に示す合成法は
光学活性なノルカンファーを得る工程(1)が、ネック
となり大量合成には大きな困難を伴うが、本発明方法に
よれば、効率的に、スルホンアミド誘導体(II)を得る
ことができる。
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明す
る。
る。
実施例1 D−酒石酸による光学分割 (1)D−酒石酸を用いるノルボニルアミンの光学分割 D−酒石酸4.50g(30mM)を70℃にてエタノール100ml
に溶解し、ラセミのアミン(I a)4.54g(30mM)をエタ
ノール40mlに溶解して70〜80℃において2時間で加え
る。室温に冷却し、撹拌すると結晶が析出する。この混
合物を室温で1時間撹拌する。結晶をろ取し、エタノー
ルで洗浄し、アミン(I a)・酒石酸塩5.90gを得る。
に溶解し、ラセミのアミン(I a)4.54g(30mM)をエタ
ノール40mlに溶解して70〜80℃において2時間で加え
る。室温に冷却し、撹拌すると結晶が析出する。この混
合物を室温で1時間撹拌する。結晶をろ取し、エタノー
ルで洗浄し、アミン(I a)・酒石酸塩5.90gを得る。
m.p.155〜166℃。
次いで、アミン(I a)・酒石酸塩をメタノール−ア
セトン(1:2)の混合溶媒で再結晶を3回繰り返すこと
により精製し、融点169〜171℃の塩1.28g(収率14.1
%)を得る。
セトン(1:2)の混合溶媒で再結晶を3回繰り返すこと
により精製し、融点169〜171℃の塩1.28g(収率14.1
%)を得る。
元素分析(C14H23NO6として) 計算値(%);C:55.79,H:7.71 N:4.65 実測値(%);C:55.63,H:7.58 N:4.68 アミン(I a)・酒石酸塩を塩基で処理して、遊離の
アミン(I a)を得る。
アミン(I a)を得る。
b.p.62℃/15mmHg ▲[α]20.0 D▼+26.3゜ (5%HClaq(35%)−エタノール,C=1.0)1 H NMR(CDCl3)δppm: 0.78〜0.93(m,1H)、 1.15〜1.80(m,8H)、 1.91〜1.96(m,1H)、 2.00〜2.14(m,3H)、 2.73〜2.79(m,1H)、 4.95〜5.10(m,2H)、 5.81(ddt,J=17,10,7Hz,1H) (2)フェニルスルホンアミド誘導体の調製 (1)で調製した塩600mg(1.99mM)を酢酸エチル20m
lに懸濁し、0℃にて1N KOH 6.6ml(1.99mM×3.3)、
塩化ベンゼンスルホニル279μ(1.99mM×1.1)を加
え、同温度でさらに15分間撹拌する。反応液を2NHClで
洗浄し、硫酸ナトリウムにより乾燥した後、減圧濃縮す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[Si
O2:20g、n−ヘキサン−酢酸エチル(9:1)にて展開]
に付し、光学活性のスルホンアミド体(II a)300mg(5
1.7%)を得る。m.p.85〜94℃。
lに懸濁し、0℃にて1N KOH 6.6ml(1.99mM×3.3)、
塩化ベンゼンスルホニル279μ(1.99mM×1.1)を加
え、同温度でさらに15分間撹拌する。反応液を2NHClで
洗浄し、硫酸ナトリウムにより乾燥した後、減圧濃縮す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[Si
O2:20g、n−ヘキサン−酢酸エチル(9:1)にて展開]
に付し、光学活性のスルホンアミド体(II a)300mg(5
1.7%)を得る。m.p.85〜94℃。
▲[α]23 D▼+17.3±0.6゜ (CHCl3、C=1.000)71.2%ee(純品+24.3±0.6゜と
して)。
して)。
実施例2 N−アセチル−L−フェニルアラニンを用い
る光学分割 N−アセチル−L−フェニルアラニン2.07g(10mM)
の室温でのエタノール飽和溶液に、ラセミのアミン(I
a)3.02g(20mM)を溶解する。反応液を数分間放置後、
析出したアミン(I a)・N−アセチル−L−フェニル
アラニン塩をエタノールから再結晶する。この再結晶の
操作をもう一度行い、塩1.05g(収率14.6%)を得る。
この塩を実施例1−(2)と同様に処理し、光学活性の
スルホンアミド体(II a)を光学収率70.9%eeで得る。
る光学分割 N−アセチル−L−フェニルアラニン2.07g(10mM)
の室温でのエタノール飽和溶液に、ラセミのアミン(I
a)3.02g(20mM)を溶解する。反応液を数分間放置後、
析出したアミン(I a)・N−アセチル−L−フェニル
アラニン塩をエタノールから再結晶する。この再結晶の
操作をもう一度行い、塩1.05g(収率14.6%)を得る。
この塩を実施例1−(2)と同様に処理し、光学活性の
スルホンアミド体(II a)を光学収率70.9%eeで得る。
実施例3 N−アセチル−L−ロイシンを用いる光学分
割 N−アセチル−L−ロイシン1.54g(8.89mM)のメタ
ノール溶液に、ラセミのアミン(I a)2.70g(17.8mM)
を溶解する。メタノールを減圧下に留去し、残渣をメタ
ノール−酢酸エチルから2回再結晶することにより、ア
ミン(I a)・N−アセチル−L−ロイシン塩0.55g(収
率9.5%)を得る。この塩を実施例1−(2)と同様に
処理し、光学活性のスルホンアミド体(II a)を光学収
率77.7%eeで得る。
割 N−アセチル−L−ロイシン1.54g(8.89mM)のメタ
ノール溶液に、ラセミのアミン(I a)2.70g(17.8mM)
を溶解する。メタノールを減圧下に留去し、残渣をメタ
ノール−酢酸エチルから2回再結晶することにより、ア
ミン(I a)・N−アセチル−L−ロイシン塩0.55g(収
率9.5%)を得る。この塩を実施例1−(2)と同様に
処理し、光学活性のスルホンアミド体(II a)を光学収
率77.7%eeで得る。
実施例4 N−Boc−L−メチオニンを用いる光学分割 N−Boc−L−メチオニン2.49g(10mmol)を室温にお
いてエタノール10mlに溶解し、続いてその溶液にアミン
(I a)3.02g(20mmol)を加える。1時間放置後、析出
した結晶をろ過、乾燥し、アミン(I a)−N−Boc−L
−メチオニン塩2.26gを得る。このアミン(I a)−N−
Boc−L−メチオニン塩をエタノール−酢酸エチル(1:
1)を混合溶媒で再結晶することにより精製し、融点170
℃〜173℃、光学純度96%eeの塩1.27g(収率15.9%)を
得る。この塩を実施例1−(2)と同様に処理し、スル
ホンアミド体(II a)を得る。
いてエタノール10mlに溶解し、続いてその溶液にアミン
(I a)3.02g(20mmol)を加える。1時間放置後、析出
した結晶をろ過、乾燥し、アミン(I a)−N−Boc−L
−メチオニン塩2.26gを得る。このアミン(I a)−N−
Boc−L−メチオニン塩をエタノール−酢酸エチル(1:
1)を混合溶媒で再結晶することにより精製し、融点170
℃〜173℃、光学純度96%eeの塩1.27g(収率15.9%)を
得る。この塩を実施例1−(2)と同様に処理し、スル
ホンアミド体(II a)を得る。
実施例5 N−アセチル−L−グルタミン酸を用いる光
学分割 N−アセチル−L−グルタミン酸3.0g(16mmol)のメ
タノール溶液に、アミン(I a)3.02g(20mmol)を溶解
する。メタノールを減圧下に留去し、ゲル状の残渣に酢
酸エチルを加え結晶化させる。酢酸エチルを減圧下に留
去し、残渣をエタノール−酢酸エチル(5:7)の混合溶
媒から再結晶することにより、アミン(I a)−N−ア
セチル−グルタミン酸塩1.40g(収率20.6%)を得る。
この塩を実施例1−(2)と同様に処理し、スルホンア
ミド体(II a)を光学収率91.7%eeで得る。
学分割 N−アセチル−L−グルタミン酸3.0g(16mmol)のメ
タノール溶液に、アミン(I a)3.02g(20mmol)を溶解
する。メタノールを減圧下に留去し、ゲル状の残渣に酢
酸エチルを加え結晶化させる。酢酸エチルを減圧下に留
去し、残渣をエタノール−酢酸エチル(5:7)の混合溶
媒から再結晶することにより、アミン(I a)−N−ア
セチル−グルタミン酸塩1.40g(収率20.6%)を得る。
この塩を実施例1−(2)と同様に処理し、スルホンア
ミド体(II a)を光学収率91.7%eeで得る。
他の光学活性な酸を用いて実施例1と同様に処理し、
光学活性のスルホンアミド体を得た。実施例に記載のも
のをも含めて、結果を表1にまとめて示す。
光学活性のスルホンアミド体を得た。実施例に記載のも
のをも含めて、結果を表1にまとめて示す。
参考例 光学活性なノルカンファーの製造を伴う方法 (1) (±)−exo−2−ノルボルナノールを用いた
(+)−ノルカンファーまたは(−)−ノルカンファー
の製造 ジョーンズ(J.B.Jones)の方法(JACS,98,8476(197
6))に従って、それぞれ目的物を以下の収率で得た。
(+)−ノルカンファーまたは(−)−ノルカンファー
の製造 ジョーンズ(J.B.Jones)の方法(JACS,98,8476(197
6))に従って、それぞれ目的物を以下の収率で得た。
(+)−ノルカンファー 収率:10%((±)−2−ノルボルナノールより) [α]D+28.6゜(文献値+29.1゜) (−)−ノルカンファー 収率:4.7%((±)−2−ノルボルナノールより) [α]D−28.6゜(文献値:−28.7゜) (2) ノルカンファーからの光学活性体の合成 (1)で得たノルカンファー(99%ee)にアリルブロ
マイドとLDA(1.05当量)を作用させてアリル化した
後、メトキシアミン塩酸塩と粉末KOHをメタノール中に
て作用させオキシムとする。これをエタノール中、金属
ナトリウムにて還元し、得られたアミノ体をフェニルス
ルホニル化してアリルスルホンアミド体を合成する。収
率92%、m.p.98〜100℃。
マイドとLDA(1.05当量)を作用させてアリル化した
後、メトキシアミン塩酸塩と粉末KOHをメタノール中に
て作用させオキシムとする。これをエタノール中、金属
ナトリウムにて還元し、得られたアミノ体をフェニルス
ルホニル化してアリルスルホンアミド体を合成する。収
率92%、m.p.98〜100℃。
▲[α]24 D▼+24.3±0.6゜ (CHCl3、C=1.006)。
元素分析(C16H21NO2Sとして) 計算値;C:65.94,H:7.26 N:4.81,S:11.00 実測値;C:65.99,H:7.29 N:4.84,S:11.04 IR[CHCl3):3390、3285、1326、1159、1096cm-1 [発明の効果] 実施例および比較例の結果は、本発明方法が簡便で優
れた光学活性中間体(I)の合成方法であることを示す
とともに、該中間体(I)が以下の工程で、いかに重要
な役割を果すのかを示すものである。
れた光学活性中間体(I)の合成方法であることを示す
とともに、該中間体(I)が以下の工程で、いかに重要
な役割を果すのかを示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−293786(JP,A) 特開 昭55−57545(JP,A) 特開 昭59−231048(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 211/25 C07C 209/08 C07C 227/32 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)
Claims (1)
- 【請求項1】式(I): (式中、R1は水素または末端に−COOR3を有していても
よい低級アルキル、R3は低級アルキル、Yは酸素または
メチレン、mおよびnは互いに独立して0または1を表
す) で示されるノルボルナン系アミン誘導体のラセミ混合物
にN−Boc−L−メチオニンまたはN−アセチル−L−
グルタミン酸を作用させることを特徴とする(+)−エ
ナンチオマーと(−)−エナンチオマーとの分割方法。
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KR101299720B1 (ko) * | 2006-08-16 | 2013-08-28 | 주식회사 엘지생명과학 | 3-아미노-5-플루오로-4-디알콕시펜탄산 에스테르의 새로운제조방법 |
CN110467539B (zh) * | 2019-08-30 | 2023-01-06 | 浙江普洛家园药业有限公司 | 一种2,6-二甲基酪氨酸酯的拆分方法及其应用 |
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