JP2891007B2 - 電気回路内蔵ユニットにおけるエレメントカバーの装着不良検知装置 - Google Patents

電気回路内蔵ユニットにおけるエレメントカバーの装着不良検知装置

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JP2891007B2
JP2891007B2 JP33251292A JP33251292A JP2891007B2 JP 2891007 B2 JP2891007 B2 JP 2891007B2 JP 33251292 A JP33251292 A JP 33251292A JP 33251292 A JP33251292 A JP 33251292A JP 2891007 B2 JP2891007 B2 JP 2891007B2
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隆男 野崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばアンチロッ
クブレーキシステム等の自動車の制御システムに用いる
電子ユニットとこの電子ユニットを電源回路等の他の電
気回路に接続するジャンクションブロックとを一体的に
備えたジャンクションブロック一体型電子ユニットのご
とき電気回路内蔵ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されるアンチロックブレー
キシステム等の制御システムに用いられるような電気回
路内蔵ユニットには、ワイヤハーネスに結合されたコネ
クタを接続するためのコネクタ受けとリレー等の電気エ
レメントを装着するソケットとが同時に設けられていて
いることが多い。
【0003】前記自動車のアンチロックブレーキシステ
ム等に用いられる電気回路内蔵ユニットの場合、コネク
タや電気エレメントの防塵あるいは防水のために、これ
らコネクタや電気エレメントを被蔽するエレメントカバ
ーを装着するのが一般的である。また、このようにして
コネクタや電気エレメントを被蔽するエレメントカバー
を設ける場合、通常、こうしたエレメントカバーは嵌合
構造等の保持構造により電気回路内蔵ユニットに装着さ
れている。
【0004】ところで、前記コネクタはそのピン数が多
い多極コネクタである場合、前記コネクタ受けとの結合
に大きな力を要し、かつ、結合後においても結合部の反
力で結合が緩むことがある。このため、従来より、この
コネクタとコネクタ受けの結合を容易にし且つ結合後に
おけるこの結合の緩みを防止するために、レバーを梃と
して前記コネクタをコネクタ受けに結合させるようにし
たものがある。一方、前記リレー等の電気エレメントを
覆うエレメントカバーは、装着作業性が良いことから、
嵌合により前記電気回路内蔵ユニットのハウジングに装
着されているのが一般的である。
【0005】従来、上記のごとき多極コネクタの結合お
よび結合状態保持のためのレバーと電気エレメント被蔽
用のエレメントカバーは、個別かつ無関係に配置されて
いた。
【0006】一方、前記電気回路内蔵ユニットのハウジ
ングに嵌合により装着するようにした上記エレメントカ
バーは、前記嵌合が必ずしも完全になされているとは限
らない。このような嵌合不良による不完全装着がある
と、製品として使用する前にカバーが脱落する等の不都
合が生じる。このため、前記ハウジングに対するカバー
の装着の良否は事前に検査する必要がある。従来、こう
した検査は、視覚により行われているのが一般的であ
り、かつそれのみを独立して行っているのが一般的であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように視覚によりカバーの嵌合状態の良否を検査する方
法では、半嵌合等の装着不良を見落とす可能性があると
いった問題がある。
【0008】また、前記カバーの装着の良否の検査を、
それのみを独立して行うことは、生産効率の低下につな
がるという問題もある。
【0009】この発明は上記のような事情に鑑みなされ
たものであって、電気エレメントを被蔽するエレメント
カバーの装着状態の良否をコネクタをコネクタカバーに
結合させるレバーを利用して検査できるようにすること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の電気回路内蔵
ユニットにおけるエレメントカバーの装着不良検知装置
は、上記目的を達成するために、ハウジングにソケット
部とコネクタ受けとが形成されており、前記ソケット部
に電気エレメントが装着されるとともに前記コネクタ受
けにワイヤハーネスに結合されたコネクタが連結された
電気回路内蔵ユニットにおいて、前記電気回路内蔵ユニ
ットの第1の装着位置に嵌合装着されることにより、前
記ソケットに装着された電気エレメントを被蔽するエレ
メントカバーと、前記電気回路内蔵ユニットの第2の装
着位置に装着されることにより、前記コネクタ受けに連
結されたコネクタを被蔽するコネクタカバーと、前記コ
ネクタと前記コネクタ受けを機械的に結合させる方向に
前記コネクタカバーを押し付ける結合保持位置と前記エ
レメントカバーが前記第1の装着位置に完全装着されて
いる場合に到達することができ且つ前記コネクタカバー
の前記第2の装着位置に対する着脱を妨げないコネクタ
カバー装着位置との間で移動可能であり、且つ前記2つ
の位置でそれぞれホールドされるレバーとを備えてお
り、かつ、前記エレメントカバーが前記第1の装着位置
に不完全装着である場合は、前記レバーが、前記エレメ
ントカバーによって前記コネクタカバー装着位置への到
達を妨げられることによって前記コネクタカバーの前記
第2の装着位置に対する着脱を妨げる。
【0011】
【作用】請求項1の電気回路内蔵ユニットにおけるエレ
メントカバーの装着不良検知装置では、電気回路内蔵ユ
ニットに対してエレメントカバーを装着してからコネク
タカバーを装着することにより、エレメントカバーが電
気回路内蔵ユニットにおける第1の装着位置に正しく装
着されているときにのみ、コネクタカバーをハウジング
の第2の装着位置に装着することが可能となる。エレメ
ントカバーが第1の装着位置に対し装着不良である場
合、コネクタカバーはレバーにより第2の装着位置への
装着を妨げられる。
【0012】
【実施例】以下に、急制動時や滑りやすい路面での制動
時に車輪がロックしないようにする自動車におけるアン
チロックブレーキシステムのための電気回路内蔵ユニッ
ト、すなわち前記アンチロックブレーキシステムの制御
部を含む電子ユニットとこの制御部を他の電気回路に接
続する配線部を含むジャンクションブロックとでなる電
気回路内蔵ユニットに本発明を適用した場合の実施例
を、図1〜図9を参照しながら説明する。
【0013】図9はアンチロックブレーキシステムの電
気的構成を示している。この図9に示すアンチロックブ
レーキシステムは、回転検出装置1〜4、油圧ユニット
5、電子ユニット6、モータリレー9、フェイルセーフ
リレー10およびダイオード75等を備えている。ま
た、図9において、21は自動車のバッテリ、22はイ
グニッションスイッチ、23はブレーキペダルの近傍に
配置されるストップランプスイッチ、24はリアランプ
の一部を構成するストップランプ、25はこのアンチロ
ックブレーキシステムの異常を知らしめるワーニングラ
ンプである。
【0014】前記回転検出装置1〜4は、自動車の4つ
の車輪(不図示)の回転状況を検出するもので、各車輪
のそれぞれに設けられており、センサおよびセンサロー
タで構成されている。前記センサは、永久磁石、コイ
ル、ポールピースで構成され、前輪のステアリングナッ
クルや後輪のハブスピンドルといった非回転部に取り付
けられている。一方、センサロータは、外周に各車輪の
周方向に沿って等間隔に配列される凹凸(不図示)を備
え、前輪のドライブシャフトや後輪のリヤハブといった
回転部に取り付けられている。すなわち、前記センサロ
ータは車輪と一体に回転し、センサはセンサロータの回
転時にその外周の凹凸を検知することで車輪回転状況を
検出する。回転検出装置1〜4は前記各センサの検出信
号を後述する電子ユニット6に送出する。
【0015】前記油圧ユニット5は4個のソレノイドバ
ルブ5a〜5dの開閉を制御することにより図示しない
フローコントロールバルブを作動させてホイールシリン
ダに対するブレーキ液圧を制御するもので、前記ソレノ
イドバルブ5a〜5dの開閉の制御は、後述する電子ユ
ニット6から送られる制御信号に基づいてなされる。ま
た、油圧ユニット5は図示しないポンプを駆動してブレ
ーキ液圧をマスターシリンダに還流させるモータ5eを
備えている。前記ソレノイドバルブ5a〜5dおよびモ
ータ5eは、後述するジャンクションブロック7の端子
群74Aと接続される。
【0016】電子ユニット6は、前記回転検出装置1〜
4から送られた検出信号に基づいて、ブレーキがかけら
れた場合にロックする方向にある車輪が存在するか否か
を監視し、ロックする方向にあると判断した車輪が存在
する場合には、前記油圧ユニット5を制御して、該当す
る車輪のホイールシリンダに対するブレーキ圧を減少さ
せるとともに、その車輪に対するロックの虞が回避され
たと判断した場合には、ブレーキ圧を再度上昇させるた
めの制御回路を搭載したプリント基板62を内蔵してい
る。なお、15Dは前記プリント回路基板62に接続さ
れた接地回路である。
【0017】モータリレー9は前記モータ5eをオンオ
フするためのリレー、フェイルセーフリレー10はこの
アンチロックブレーキシステムに異常が発生した場合に
前記油圧ユニット5のソレノイドバルブ5a〜5dに対
する信号を遮断するためのリレーである。
【0018】ダイオード75は、前記ワーニングランプ
25の下流とフェイルセーフリレー10の接点の下流と
の間に設けられている。このダイオード75を設けるこ
とにより、後述するコネクタ13が非嵌合である時にワ
ーニングランプ25を点灯させることができるようにな
っている。
【0019】以上のような電気構成を備えるアンチロッ
クブレーキシステムは、油圧ユニット5とともに自動車
のエンジンルーム内に配置される図1に示すような電気
回路内蔵ユニットUを備えている。この電気回路ユニッ
トUは、電子ユニット6、ジャンクションブロック7、
アッパーハウジング8、モータリレー9、フェイルセー
フリレー10、リレーカバー11、コネクタカバー1
2、コネクタ13、コネクタカバー14Aおよびレバー
14Bにより構成されている。以下、この電気回路内蔵
ユニットUの機械的構成を説明する。
【0020】図5に最も明確に示されるように、前記電
子ユニット6はロアハウジング61とプリント回路基板
62を備えている。
【0021】前記ロアハウジング61は、アルミニウム
によりなり、上端面開放のボックス状に形成されてい
る。このロアハウジング61は図示しないボルトによっ
て前記油圧ユニット5の基台53に固定される。
【0022】プリント回路基板62は、このアンチロッ
クブレーキシステムの制御信号形成回路、すなわち車輪
がロックしないように前記ブレーキ液圧を制御する前記
電気制御信号を形成するための回路を構成するエレメン
トを搭載している。
【0023】前記プリント回路基板62は基台支持部6
3に固定されている。また、このプリント回路基板62
は、前記基台支持部63とともに前記ロアハウジング6
1内に前後および側方に移動不能に収納されている。前
記基台支持部63には、端子部62a,62bが装着さ
れている。これらの端子部62a,62bは、前記プリ
ント回路基板62の外部端子に接続されている。端子部
62aは、後述するジャンクションブロック7の端子群
74Eと接触する端子で構成されている。また端子部6
2bは、前記回転検出装置1〜4の信号供給線15A等
に対応する接片と接触する端子で構成されている。前記
端子部62bは、この電子ユニット6を後述するアッパ
ーハウジング8およびジャンクションブロック7に固定
した状態で、前記アッパーハウジング8に設けたコネク
タ受け8Aが形成する電子ユニット接続空間8Aaに位
置する。
【0024】上記プリント回路基板62と基台支持部6
3を収納した前記ロアハウジング61の上端開放面は、
後述するジャンクションブロック7のロアハウジング7
1とアッパーハウジング8によって閉塞される。図1お
よび図5に示すように、ロアハウジング61の上端周縁
には、後述するジャンクションブロック7のロアハウジ
ング71に形成した溝部71gおよびアッパーハウジン
グ8の周縁に形成した溝部8dに嵌入する突起部61a
が形成されている。
【0025】ジャンクションブロック7は、前記電子ユ
ニット6と一体化されるもので、上面開放のロアハウジ
ング71とこのロアハウジング71に収容されるジャン
クション体72を備えている。
【0026】ロアハウジング71は、ジャンクション体
72を収容する上面開放の空間71aを形成している
(図5参照)。また、ロアハウジング71には、その中
央部から後端側に至る下面に、後述するコネクタ19
A,19Bを装着するためのコネクタ装着部71bが形
成されている。また、図2に示すように、ロアハウジン
グ71の中央部から先端側に至る底面には、前記端子部
62aが貫通するための透孔71cが穿設されている。
また、このロアハウジング71には、前記透孔71cに
隣接する位置に、筒状のゾル注入口71dが立設されて
いる。この注入口71dは、前記電子ユニット6のロア
ハウジング61内にゾルを注入するためのものである。
さらに、前記ジャンクションブロック7のロアハウジン
グ71の側壁面には、後述するアッパーハウジング8を
係止するための第1の係合突起71eが形成されるとと
もに、この第1の係合突起71eよりも下方にコネクタ
カバー12を係止するための第2の係合突起71fが形
成されている。また、このロアハウジング71には、前
記コネクタ装着部71bと透孔71cの中間部に位置す
るこのロアハウジング71の下面に、前記ロアハウジン
グ61の突起61aが嵌入する溝部71gが形成されて
いる(図1参照)。
【0027】ジャンクション体72は、複数の絶縁プレ
ート73と、これら絶縁プレート73に支持され、この
ジャンクションブロック7中の配線を構成する複数のバ
スバー74を備えている。前記バスバー74は、絶縁プ
レート73の上面、2枚の絶縁プレート73間、あるい
は絶縁プレート73の下面に配設されている。バスバー
74は、例えばこれらのバスバー74に小孔を穿設する
とともにこの小孔に嵌入する突起を絶縁プレート73に
形成し、小孔に突起を嵌入させた後で突起の先端を潰す
ことによって前記絶縁プレート73に固定されている。
【0028】前記ジャンクションブロック7は、下方に
突出する端子群74Aと上方に突出する端子群74B〜
74Fを備えている。これらの端子群74A〜74Fを
構成する各端子は前述したいずれかのバスバー74と一
体に形成されている。また、図9の結線図に示すジャン
クションブロック7内の配線は全ていずれかのバスバー
74によって構成されている。すなわち、端子群74A
と端子群74B,74Dを接続する配線A、端子群74
Aと端子群74Cを接続する配線B、端子群74Aと端
子群74C,74D,74Fとを接続する配線C、端子
群74Aと端子群74Eを接続する配線D、端子群74
Bと端子群74C,74Dを接続する配線E、端子群7
4Bと端子群74D,74Eを接続する配線F、端子群
74Cと端子群74Eを接続する配線G、端子群74D
と端子群74Eを接続する配線H、端子群74Eと端子
群74Fを接続する配線Iは、全てバスバー74によっ
て構成されている。
【0029】前記端子群74Aを構成する各端子は、前
記配線A〜Dを構成するバスバー74の一端を下方へ屈
曲させることにより形成されている。この端子群74A
は、ジャンクション体72をロアハウジング71に収容
した状態でこのロアハウジング71の底壁を貫通し、前
記装着部71bの内側に突出している。この端子群74
Aは、後述するワイヤハーネスW2 ,W3 に取り付けら
れたコネクタ19A,19Bの端子と接触する端子群で
ある。
【0030】端子群74B〜74Fを構成する端子は、
前記配線A〜Dを構成するバスバー74の他端および配
線E〜Iを構成するバスバー74の一端を上方へ立ち上
げることにより形成されている。
【0031】前記端子群74Bは、後述するコネクタ1
3(図1および図9参照)の一部の端子すなわち前記電
源線15Bが接続された端子と接触する端子群である。
すなわち、この端子群74Bは、前記ジャンクションブ
ロック7に後述するアッパーハウジング8を装着した状
態で、このアッパーハウジング8に設けたコネクタ受け
8Aが形成するジャンクションブロック接続空間8Ab
(図5参照)に配置される端子群である。
【0032】端子群74C,74Dは、リレー9,10
の端子9A,10Aと接触する端子群である。前記端子
群74Eは、前記電子ユニット6の端子部62bと接触
する端子群であり、前記ロアハウジング71に穿設した
透孔71cに対応している。また、前記端子群74F
は、ダイオード75を接続するための端子群である。こ
れらの端子群74C〜74Fを構成する各端子の先端に
はコンタクト部材74Ca〜74Fa(図1,図5およ
び図6参照)が装着されている。
【0033】アッパーハウジング8は、前記電子ユニッ
ト6とジャンクションブロック7のアッパーハウジング
を兼ねている。図5に示すように、このアッパーハウジ
ング8の側壁には、前記ロアハウジング71に形成した
第1の係合突起71eに係合する係合凹部8aが穿設さ
れている。このアッパーハウジング8は、前記ジャンク
ション体72を収容したロアハウジング71に、このロ
アハウジング71の上端面を閉塞するようにして被せら
れており、これによって、前記第1の係合突起71eが
係合凹部8aに係合した状態で前記ロアハウジング71
と一体化されている(図7参照)。
【0034】図5に示すように、このアッパーハウジン
グ8には、その中央よりも前方側に後述するコネクタ1
3を結合するためのコネクタ受け8Aが一体形成される
とともに、その中央よりも後方に台状のマウント部8B
が一体形成されている。また、このアッパーハウジング
8は、前記コネクタ受け8Aの両側にそれぞれ立設され
た互いに平行な一対のレバー支持部8Dを備えている。
【0035】前記コネクタ受け8Aは、前記電子ユニッ
ト6の端子部62bが位置する電子ユニット接続空間8
Aaと、前記ジャンクションブロック7の端子群74B
が位置し且つ前記空間8Aaと区切られたジャンクショ
ンブロック接続空間8Abを形成している。前記アッパ
ーハウジング8とロアハウジング71を一体化させた状
態で、ジャンクション体72の端子群74Bが前記ジャ
ンクションブロック接続空間8Abに対応し、前記アッ
パーハウジング8とロアハウジング71に電子ユニット
6を一体化させた状態で、電子ユニット6の端子部62
bが前記電子ユニット接続空間8Aaに対応する。した
がって、このコネクタ受け8Aに後述するコネクタ13
を結合することにより、前記端子部62bの端子に前記
信号供給線15A、電源線15Cおよび接地線15Dが
接続されるとともに、前記端子群74Bに前記電源線1
5Bが接続される。
【0036】前記マウント部8Bには、前記リレー9,
10のためのソケット部8Ba,8Bbおよびダイオー
ド75のためのコネクタ8Bcが形成されている。前記
アッパーハウジング8とロアハウジング71を一体化さ
せた状態で、ジャンクション体72の端子群74C,7
4Dが前記ソケット部8Ba,8Bbに対応し、端子群
74Fがコネクタ8Bcに対応する。
【0037】また、前記マウント部8Bには、前記ロア
ハウジング71に設けた注入口71dが貫通する筒状ガ
イド8bが立設されている。また、マウント部8Bの側
面には係合突起8cが形成されている。さらに、アッパ
ーハウジング8には、前記コネクタ受け8A形成部に対
応する部分の下端周縁に、前記ロアハウジング61の突
起61aが嵌入する溝部8dが形成されている(図1参
照)。
【0038】各レバー支持部8Dは、図4に示すよう
に、それぞれ後述するレバー14Bの脚部14Baを挟
持する二股状に形成されており、このレバー14Bの脚
部14Baに形成した回転軸14Bcを軸受部8Daに
おいて回転自在に軸支している。
【0039】上記アッパーハウジング8を前記ジャンク
ションブロック7のロアハウジング71に装着した後、
アッパーハウジング8およびロアハウジング71に形成
した溝部8b,71gに、シールを兼ねる接着剤(不図
示)を介して電子ユニット6の突起61aを嵌入するこ
とで、前記アッパーハウジング8とロアハウジング71
に電子ユニット6が結合される。既述のように、この状
態で、ジャンクション体72の端子群74Bがアッパー
ハウジング8のコネクタ受け8Aのジャンクションブロ
ック接続空間8Abに配置され、端子群74C,74D
がソケット8B,8Cの下方に配置され、かつ、端子群
74Fがダイオード用のコネクタ8Dの内側に配置され
る。また、同時に、電子ユニット6の端子部62bがア
ッパーハウジング8のコネクタ受け8Aの電子ユニット
接続空間8Aaに配置される。さらに、前記電子ユニッ
ト6内のプリント回路基板62に接続された端子部62
aが、前記バスバー74と一体に形成した端子でなる端
子群74Eに接続される(図1参照)。
【0040】なお、前記電子ユニット6のロアハウジン
グ61内には、以上のようにして前記電子ユニット6を
アッパーハウジング8とロアハウジング71に結合した
後に前記ロアハウジング71に設けた注入口71dを介
して注入された、シリコンゲル等の絶縁性ゲルが充填さ
れている。この絶縁性ゲルは、防水および耐振を目的と
して充填されている。
【0041】この実施例の電気回路内蔵ユニットUで
は、以上のようにしてなる一体化された電子ユニット
6、ジャンクションブロック7およびアッパーハウジン
グ8を、予め油圧ユニット5とともにエンジンルーム内
に配置する。
【0042】なお、図8に示すように、油圧ユニット5
のハウジング51はハウジング本体52と基台53でな
る。ハウジング本体52に、前記ソレノイドバルブ5a
〜5d(図9参照)やこれらソレノイドバルブ5a〜5
dの開閉に伴って作動するフローコントロールバルブ
(不図示)等が内蔵されている。ハウジング本体52の
上面には、ブレーキマスタシリンダやホイールシリンダ
(ともに不図示)に対するブレーキ液の配管口5A〜5
Dが設けられている。また、ハウジング本体52の後面
には、この油圧ユニット5のプランジャポンプに連結さ
れたモータ55が設けられている。基台53は、前記ハ
ウジング本体52の下端においてこの油圧ユニット5の
側方に延出するボードである。この基台53に、前記電
子ユニット6のハウジング61が図示しないボルトによ
り固定できるようになっている。
【0043】以上のようにして油圧ユニット5に連結さ
れた電子ユニット6、ジャンクションブロック7および
アッパーハウジング8に対し、ダイオード75、モータ
リレー9、フェイルセーフリレー10等の電気エレメン
トが接続されるとともに、回転検出装置1〜4、バッテ
リ21等に接続されたワイヤーハーネスW1 あるいは前
記油圧ユニット5に接続されたワイヤーハーネスW2 ,
W3 がそれぞれコネクタ13,19A,19Bを介して
接続される。
【0044】前記ダイオード75の端子は、コネクタ8
Bc内に挿入されることによって、このコネクタ8Bc
内に配された端子群74Faの端子と接触している。
【0045】前記モータリレー9およびフェイルセーフ
リレー10は、それぞれ、下方に延びる端子9A,10
Aを備えている。これらのリレー9,10はそのハウジ
ングの下端部が前記アッパーハウジング8のソケット部
8Ba,8Bbに嵌着されるようになっており、この嵌
着によって前記アッパーハウジング8の内側に侵入した
端子9A,10Aが、前記ジャンクションブロック7の
端子群74C,74Dを構成するの所定の端子に接触す
る。
【0046】前記ダイオード75およびリレー9,10
は、前記筒状ガイド8bとともにリレーカバー11によ
って被蔽されている。
【0047】リレーカバー11は下面開放のボックスで
あって、その下端部を前記アッパーハウジング8のマウ
ント部8Bに外嵌させることができる。図5に示すよう
に、このリレーカバー11の下端部には弾性部11aが
形成されており、この弾性部11aに、前記マウント部
8Bに形成した係合突起8cに係合する係合孔11bが
穿設されている。したがって、このリレーカバー11の
下端部を前記マウント部8Bに外嵌させることで、前記
リレーカバー11を前記マウント部8Bに嵌合装着する
ことができる。また、このリレーカバー11の内周面に
は、前記ソケット部8Ba,8Bbに正確に装着されて
いる前記リレー9,10の上面に近接または当接する複
数の突起11cが形成されている。これらの突起11c
が形成されているため、リレー9,10の少なくとも一
方が装着不良により浮き上がっていると、リレーカバー
11がこの装着不良のリレーにより前記マウント部8B
への完全な装着を妨げられる。
【0048】前記回転検出装置1〜4に接続された信号
供給線15A、前記バッテリ21と電子ユニット6およ
びジャンクションブロック7との間に結線される電源回
路15B,15Cおよび接地線15Dは、1つのワイヤ
ハーネスW1 (図5参照)を形成しており、このワイヤ
ハーネスW1 の先端には、後述するアッパーハウジング
8に形成したコネクタ受け8Aと嵌合するコネクタ13
が接続されている。すなわち、コネクタ13をコネクタ
受け8Aに結合させることによって、回転検出装置1〜
4が出力する回転検出信号を電子ユニット6に与えると
ともに、バッテリ21の供給する電源を電子ユニット6
およびジャンクションブロック7に与えることができる
ようになる。
【0049】図4に示すように、前記コネクタ13は、
前記アッパーハウジング8のコネクタ受け8Aに外嵌さ
れるハウジング13Aを備えている。ハウジング13A
を所定位置でコネクタ受け8Aに外嵌させることによ
り、このコネクタ13の内蔵接片13Bが前記端子部6
2bおよび端子群74Bの端子に接触する(図4では端
子群74Bの端子に接触する接片は不図示)。なお、前
記ハウジング13Aには、その上下方向中央部に、段部
13Aaが形成されている。さらに、前記ハウジング1
3Aには、前記段部13Aaより上方の側面に、後述す
るコネクタカバー14Aを係止するための複数の係合突
起13Ab(図5参照)が形成されている。前記ワイヤ
ハーネスW1 (図4には不図示)はこのコネクタ13の
上面に接続されている。
【0050】この電気回路内蔵ユニットUは、前記コネ
クタ受け8Aに対して前記コネクタ13を結合するため
に、コネクタカバー14Aとレバー14Bを備えてい
る。
【0051】コネクタカバー14Aは、図4に示すよう
に断面逆U字状に形成されており、前記コネクタ13の
ハウジング13Aの上部に外嵌されている(図8参
照)。このコネクタカバー14Aの両側壁の下端部に
は、前記コネクタ13のハウジング13Aに形成された
係合突起13Abが挿入可能で且つ前記係合突起13A
bが係合可能なL字状部を有する切欠14Aaが形成さ
れている。さらに、このコネクタカバー14Aの両側壁
の下端部には、後述するガイド溝14Bdにガイドされ
るガイド突起14Abが形成されている。このコネクタ
カバー14Aはコネクタ13に装着することにより、そ
の下辺が前記コネクタ13の段部13Aaに当接する。
【0052】図4に示すように、前記レバー14Bは、
下端部が前記レバー支持部8Dに回転自在に枢着された
一対の脚部14Baと、これら一対の脚部14Baの上
端に懸架された検知バー14Bbとによりコ字状に形成
されている。図2および図3に示すように、このレバー
14Bの脚部14Baには、前記回転軸14Bcの周囲
に、この回転軸14Bcに対して偏心する円弧状のガイ
ド溝14Bdが形成されている。
【0053】また、前記ガイド溝14Bdにおいて前記
回転軸14Bcから最も離れた位置にある一端は、この
一端部から屈曲して前記回転軸と直交する外方向に延び
て前記脚部14Baの周辺に至る切欠溝14Beを備え
ている。したがって、前記切欠溝14Beを介して、前
記コネクタカバー14Aのガイド突起14Abをガイド
溝14Bdの一端に導入することができる。
【0054】また、前記ガイド溝14Bdにおいて前記
回転軸14Bcに最も接近した位置にある他端には、前
記回転軸14Bcから遠ざかる方向に窪んだ係止凹部1
4Bfが形成されており、前記回転軸14Bcはその一
部がこの係止凹部14Bfに嵌入することができる。
【0055】以上のようにしてなるレバー14Bは、前
記回転軸14Bcを中心に、前記切欠溝14Beの開口
が前記回転軸14Bcの真上に位置するコネクタカバー
装着位置(図2に実線で示す位置)と、前記係止凹部1
4Bfが前記回転軸14Bcの真上に位置する結合保持
位置(図3に実線で示す位置)の間で回動することがで
きる。
【0056】図2に示すように、前記レバー14Bが前
記コネクタカバー装着位置にあるとき、前記検知バー1
4Bbは平面から見て、前記コネクタカバー14Aと重
ならない位置にある。したがって、前記レバー14Bが
前記コネクタカバー装着位置にあるとき、前記コネクタ
カバー14Aを前記検知バー14Bbに妨げられること
なくコネクタ13に着脱させることができる。一方、図
2に二点鎖線で示すように、前記レバー14Bが前記コ
ネクタカバー装着位置から結合保持位置側へ移動してい
ると、コネクタカバー14Aは検知バー14Bbによ
り、コネクタ13に対する着脱を妨げられる。
【0057】さらに、前記レバー14Bが前記コネクタ
カバー装着位置にあるとき、前記検知バー14Bbの外
側が前記マウント部8Bに嵌合装着された前記リレーカ
バー11に近接するとともに、この検知バー14Bbの
内側が前記コネクタカバー14Aに近接している。この
ため、リレーカバー11の係合孔11bがマウント部8
Bに形成した係合突起8cに完全に嵌合していない等の
原因により、図2に二点鎖線で示すように、リレーカバ
ー11が正規の位置よりも上方に位置していると、この
装着不良であるのリレーカバー11によって前記検知バ
ー14Bbの移動が妨げられ、前記レバー14Bが前記
コネクタカバー装着位置に到達することができない。
【0058】以上のように、この電気回路内蔵ユニット
Uでは、前記リレーカバー11のマウント部8Bに対す
る装着が不完全な状態では、前記コネクタカバー14A
をコネクタ13に装着することができない。したがっ
て、前記リレーカバー11を装着した後でコネクタ13
をコネクタ受け8Aに結合する作業手順としておくこと
により、特にコネクタカバー14Aの装着不良を検知す
る工程を設けていなくても、確実にこの装着不良を検知
することができる。
【0059】前記レバー14Bを前記コネクタカバー装
着位置に位置させた状態でコネクタカバー14Aをコネ
クタ13に被着させると、コネクタ13の係合突起13
Aaがコネクタカバー14Aの切欠14Aaに侵入する
とともに、コネクタカバー14Aに形成したガイド突起
14Abがレバー14Bの切欠溝14Beを介してガイ
ド溝14Bdに侵入する。ただし、この時点では、前記
コネクタ13とコネクタ受け8Aは完全に結合されてお
らず、コネクタ13の下端とアッパーハウジング8の上
面との間には隙間が生じている。
【0060】前記コネクタカバー14Aをコネクタ13
に被着させた後、レバー14Bを前記コネクタカバー装
着位置から結合保持位置に回動させると、ガイド突起1
4Abが、このガイド突起14Abをガイドするガイド
溝14Bdの偏心によって下方へ押し下げられる。コネ
クタカバー14Aの下辺はコネクタ13の段部13Aa
に当接しているから、上述のようにしてガイド突起14
Abが下方へ押し下げられると、それに伴ってコネクタ
13がこのコネクタ13の端子と端子群74B,62b
の端子が接触に伴う弾性力に抗して下方に押し下げら
れ、図3に示すように、コネクタ受け8Aと完全に結合
された状態となる。この状態で、ガイド突起14Abが
ガイド溝14Bdの他端に形成された係合凹部14Bf
に係合し、これによって、レバー14Bは前記結合保持
位置にホールドされる。
【0061】前記油圧ユニット5のソレノイドバルブ5
a〜5dとジャンクションブロック7の間に結線される
駆動回路15Eおよびモータ5eとジャンクションブロ
ック7の間に結線される駆動回路15Fは、それぞれワ
イヤハーネスW2 ,W3 (図1参照)を形成している。
また、これらのワイヤハーネスW2 ,W3 の先端に、前
記ジャンクションブロック7に形成したコネクタ装着部
71bに装着可能なコネクタ19A,19Bが接続され
ている。すなわち、コネクタ19A,19Bを前記コネ
クタ装着部71bに装着することにより、前記ソレノイ
ドバルブ5a〜5dおよびモータ5eをジャンクション
ブロック7に接続することができる。
【0062】前記コネクタ19A,19Bは前記ジャン
クションブロック7に装着されるコネクタカバー12に
よって被蔽されている。
【0063】コネクタカバー12は両端開放の角筒状で
あって、前記ジャンクションブロック7のロアハウジン
グ71に設けたコネクタ装着部71bに前記コネクタ1
9A,19Bを結合した後で、このコネクタカバー12
の上端側を前記コネクタ装着部71bに外嵌装着するこ
とで前記コネクタ19A,19Bをカバーする。このコ
ネクタカバー12の上部周壁には複数の係合孔12aが
穿設されており、コネクタカバー12をコネクタ装着部
71bに装着すると、コネクタ装着部71bに形成され
た係合突起71fが前記係合孔12aに係合する。
【0064】既述のように、前記電子ユニット6および
ジャンクションブロック7と一体化された前記油圧ユニ
ット5は、エンジンルーム内の所定位置に配設される。
【0065】以上のようにしてなるアンチロックブレー
キシステムに採用された電子ユニットとジャンクション
ブロックでなる電気回路内蔵ユニットUでは、リレー
9,10およびダイオード75を被蔽するリレーカバー
11がこの電気回路内蔵ユニットUの第1の装着位置で
あるマウント部8Bに正しく装着されていないと、コネ
クタカバー14Aを前記電気回路内蔵ユニットUの第2
の装着位置であるコネクタ13に装着することができな
い。すなわち、コネクタカバー14Aを装着する際に必
ずリレーカバー11の装着の良否を知ることができる。
【0066】また、上記実施例のものでは、リレーカバ
ー11の内面に、リレー9,10およびリレーカバー1
1がそれぞれ正確に装着されているときに前記リレー
9,10の上面に近接または当接する突起11cを設け
ているから、前記リレー9,10が正しく装着されてい
ない場合に自動的にリレーカバー11が不良装着とな
り、コネクタカバー14Aの装着時に前記リレー9,1
0の不良装着を検知することができる。
【0067】なお、上記実施例は、本発明による電気回
路内蔵ユニットにおけるエレメントカバーの装着不良検
知装置を、自動車のアンチロックブレーキシステムを構
成する電子ユニットとジャンクションブロックでなる電
気回路内蔵ユニットにおけるリレーカバーの装着不良を
検知する場合に適用しているが、前記電気回路内蔵ユニ
ットは、電気エレメントを装着するソケット部とワイヤ
ハーネスに結合されたコネクタを連結するコネクタ受け
とを備える電気回路内蔵ユニットであれば、必ずしも上
述のようなアンチロックブレーキシステムを構成するも
のである必要はない。
【0068】
【発明の効果】請求項1の電気回路内蔵ユニットにおけ
るエレメントカバーの装着不良検知装置によると、コネ
クタを被蔽するコネクタカバーを装着する際に、エレメ
ントカバーの装着不良を自動的に検出することができる
から、前記エレメントカバーの装着不良のみを検出する
ための工程を削減することが可能となり、生産効率を向
上させることができるという効果を奏する。
【0069】また、前記エレメントカバーの装着不良を
見過ごす可能性を少なくすることができるから、製品の
信頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明によるエレメントカバーの装着不良検知装
置を搭載した電気回路内蔵ユニットの一部を切り欠いた
側面図である。
【図2】エレメントカバーの装着不良検知装置の動作を
説明する図である。
【図3】レバーがコネクタを保持している状態を示す図
である。
【図4】図2の断面説明図である。
【図5】電気回路内蔵ユニットの一部を省略した分解斜
視図である。
【図6】アッパーハウジングの平面図である。
【図7】電気回路内蔵ユニットの斜視図である。
【図8】エレメントを装着した電気回路内蔵ユニットに
コネクタおよびコネクタカバーを装着する過程を説明す
る斜視図である。
【図9】アンチロックブレーキシステムの電気結線図で
ある。
【符号の説明】
6 電子ユニット 7 ジャンクションブロック 8 アッパーハウジング 8B マウント部 9 モータリレー 10 フェイルセーフリレー 11 リレーカバー 13 コネクタ 14A コネクタカバー 14B レバー W1 ワイヤーハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/40 - 13/533 H01H 49/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングにソケット部とコネクタ受け
    とが形成されており、前記ソケット部に電気エレメント
    が装着されるとともに前記コネクタ受けにワイヤハーネ
    スに結合されたコネクタが連結された電気回路内蔵ユニ
    ットにおいて、 前記電気回路内蔵ユニットの第1の装着位置に嵌合装着
    されることにより、前記ソケットに装着された電気エレ
    メントを被蔽するエレメントカバーと、 前記電気回路内蔵ユニットの第2の装着位置に装着され
    ることにより、前記コネクタ受けに連結されたコネクタ
    を被蔽するコネクタカバーと、 前記コネクタと前記コネクタ受けを機械的に結合させる
    方向に前記コネクタカバーを押し付ける結合保持位置と
    前記エレメントカバーが前記第1の装着位置に完全装着
    されている場合に到達することができ且つ前記コネクタ
    カバーの前記第2の装着位置に対する着脱を妨げないコ
    ネクタカバー装着位置との間で移動可能であり、且つ前
    記2つの位置でそれぞれホールドされるレバーと、を備
    えており、かつ、 前記エレメントカバーが前記第1の装着位置に不完全装
    着である場合は、前記レバーが、前記エレメントカバー
    によって前記コネクタカバー装着位置への到達を妨げら
    れることによって前記コネクタカバーの前記第2の装着
    位置に対する着脱を妨げること、を特徴とする電気回路
    内蔵ユニットにおけるエレメントカバーの装着不良検知
    装置。
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