JP2890837B2 - 半田部の形成方法 - Google Patents

半田部の形成方法

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    • HELECTRICITY
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、回路パターン上に金属溶射手段により半田
部を形成する半田部の形成方法に関するものである。
(従来の技術) 基板の回路パターン上に半田部を形成する手段とし
て、半田レベラ工法や、半田メッキ工法が知られてい
る。前者は、回路パターンが形成された基板を半田槽に
浸漬した後、不要な半田をエアナイフで吹き飛ばし除去
する工法である。また後者は、回路パターンが形成され
た基板をメッキ槽に浸漬し、回路パターン上に電解半田
を付着させる工法である。
(発明が解決しようとする課題) ところが半田レベラ工法では、半田部の厚さがばらつ
きやすく、また不良金属間化合物が半田表面に生成され
て、半田の濡れ性が低下しやすい問題点があった。
また半田メッキ工法は、長時間を要するため生産性が
悪く、またコスト高となる問題点があった。
そこで本発明は、上記従来手段の問題点を解消した半
田部の形成方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、金属溶射ガンの先端部において、半田ワイ
ヤに電圧を印加して半田ワイヤの先端部をスパークさ
せ、溶融された半田を圧縮気流により回路パターンが形
成された基板へ向って溶射し、この回路パターン上に溶
着させるようにしたものである。
(作用) 上記構成によれば、回路パターン上に、半田を高速度
で溶着させることができる。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。
第1図は金属溶射ガンにより、半田粒子を基板に吹き
付けている様子を示している。1は金属溶射ガンであ
り、コア2と、外筒3と、コア2の先端部に設けられた
ノズル4を有しており、コア2と外筒3の間には、半田
ワイヤ5が2本挿通されており、これらの半田ワイヤ5
はノズル4から前方へ延出している。6は半田ワイヤ5
の供給リールである。
コア2の先端部2aは先細状になっている。また2本の
半田ワイヤ5の先端部は、ガン2の前方まで延出して、
互いに近接しており、電圧が印加されるとスパーク溶融
を生じる。またノズル4の先端部からは、圧縮気流が噴
射され、この噴射流により、スパーク溶融した半田は半
田粒子となって前方へ吹き飛ばされる。
ガン1の前方には、基板7が配設されている。この基
板7には、銅などにより、予め回路パターン8が形成さ
れている。この基板1はガラスエポキシ樹脂やセラミッ
クなどの表面滑性の大きい素材により作られている。
したがって半田ワイヤ5に電圧を印加し、ノズル4の
先端部から圧縮気流を噴射すると、スパーク溶融により
溶融した半田は、微小な半田粒子となって基板7へ向っ
て溶射され、基板7に溶着される。溶融した半田粒子
は、飛散中に冷却され、更に基板7に溶着することによ
り、完全に冷却固化される。
第2図に示すように、基板7の表面には、半田粒子が
吹き付けられた結果、半田部5aが一様な厚さで付着して
いる。そこで基板7にフラックスなどの溶剤を塗布す
る。すると、回路パターン8と半田部5aは、金属間化合
物が生じて強固に結合しているので、溶剤により溶出し
ないが、基板7と半田部5aの固着力は弱いので、基板7
に直接付着する半田部5aは、図示するように粒子状の半
田5a′となって溶出する。そこでエアガン9からエアを
吹き出し、この半田5a′を吹き飛ばし除去する。この場
合、基板7を半田溶融温度以下、例えば100〜180℃程度
に加熱すれば、この除去作業を容易に行うことができ
る。勿論、エアガン9によらずに、清拭手段などにより
半田5a′を除去してもよい。
第4図は、このようにして回路パターン8上に半田部
5aが形成された基板7を示しており、半田部5aはほぼ均
一な厚さで形成されている。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、半田部を作業性
よく回路パターン上に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであって、第1図は金属
溶射ガンの側面図、第2図は基板の断面図、第3図は作
業中の斜視図、第4図は基板の斜視図である。 1……金属溶射ガン 5……半田ワイヤ 5a……半田部 7……基板 8……回路パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 雅司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−287048(JP,A) 特開 昭52−65862(JP,A) 特開 昭50−114573(JP,A) 特開 昭50−28663(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/10 - 3/26 H05K 3/34,3/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属溶射ガンの先端部において、半田ワイ
    ヤに電圧を印加して半田ワイヤの先端部をスパーク溶融
    させ、溶融された半田粒子を圧縮気流により回路パター
    ンが形成された基板へ向って溶射し、この回路パターン
    上に溶着させることを特徴とする半田部の形成方法。
  2. 【請求項2】前記金属溶射ガンに複数本の半田ワイヤが
    挿通され、これらの半田ワイヤが前記金属溶射ガンの先
    端部から前方へ延出してこれらの半田ワイヤの先端部が
    互いに近接し、前記金属溶射ガンの先端部から圧縮気流
    を噴射させながら、前記半田ワイヤに電圧を印加して前
    記スパーク溶融を生じさせるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の半田部の形成方法。
  3. 【請求項3】前記金属溶射ガンが、先端部にノズルを有
    し、半田ワイヤをこのノズルから前方へ延出させなが
    ら、このノズルから前記圧縮気流を噴射させるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の半田部の形成方法。
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