JP2890394B2 - 鍋の取手 - Google Patents

鍋の取手

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JP2890394B2
JP2890394B2 JP19528195A JP19528195A JP2890394B2 JP 2890394 B2 JP2890394 B2 JP 2890394B2 JP 19528195 A JP19528195 A JP 19528195A JP 19528195 A JP19528195 A JP 19528195A JP 2890394 B2 JP2890394 B2 JP 2890394B2
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賢吉 中澤
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NAKAZAWA KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍋の取手に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の鍋の取手は、例
えば図9に示すように鍋1の外側に連結部3を介して設
けられ、円柱状或いは角柱状等のものであった。そして
前記円柱状等の取手2に指Fの先端を掛けて鍋1を持ち
運んだりするものであった。
【0003】前記従来技術においては、鍋1の重みGが
取手2を介して指Fの先端に加わり、さらに指Fの力が
手掌Tから腕Aへ伝わるものである。したがって図9に
示すように重みGの垂直方向に対して手掌Tが斜め上方
へ向き、さらに腕Aも斜め上方へ向くために、指F、手
掌T、腕Aにおいては比較的強力な力を発揮する必要が
ある。特にそうめん、うどん、パスタ類を茹でるには大
型の鍋を用いるが、このような際には強力な腕力を発揮
する必要があった。
【0004】そこで、本発明は比較的小さな力で鍋を持
運びすることができる鍋の取手を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
鍋の取手は、鍋の外側に連結部を介して固定される鍋の
取手において、偏平に形成された横長な略小判型の取手
本体を縦向きに設けると共に、該取手本体の細幅な上面
部及び下面部には夫々上部及び下部指掛け部が形成され
るものである。このような構成を採用することにより第
1指を前記上部指掛け部に掛け、手掌を前記縦向きに設
けられた取手本体の外側正面に当て、さらに第2指乃至
第5指を下部指掛け部に掛けて前記取手本体を手で包む
ように持つことにより、取手本体と手掌と腕とがほぼ直
線をなすので、力が効率良く伝達されるので、比較的小
さい腕の力で鍋を簡単に持運ぶことができる。なお、本
明細書中において横長な略小判型とは、平行な一対の線
分と該一対の線分を両端部で連結する円弧とにより構成
される、いわゆる小判型に限らず、楕円形、横長な長方
形の角部に丸みを付与した形状、前記各形状にわずかに
凹凸を形成した形状、繭型などこれに類似する形状を含
む。
【0006】また、請求項2記載の鍋の取手は、前記略
小判型の取手本体が外周縁部に形成された断面円形に膨
出した膨出部を有し、前記膨出部に上部及び下部指掛け
部が形成されるものである。このような構成を採用する
ことにより、取手本体の外周縁部に断面円形に膨出して
膨出部を有するので、ある程度手の大きさが相違して
も、手掌及び指全体で包むように取手本体を持つことが
できるため、安定感をもって鍋を持ち運ぶことができ
る。
【0007】さらに、請求項3記載の鍋の取手は、前記
偏平な取手本体の高さ対横幅の比が、概ね7:9である
ものである。このような構成を採用することにより、手
掌で取手本体を包み込むように把持すると、手先が下方
を向くことになり、第2指乃至第5指が自然に下部指掛
け部に掛かることになるため、鍋を一層楽に持ち運ぶこ
とができる。
【0008】
【発明の実施態様】以下、本発明の第1実施例を図1乃
至図8を参照して説明する。1は鍋であり、この鍋1の
両側には取手2が連結部3を介して固定されている。前
記取手2は偏平で横長な略小判型に形成された合成樹脂
製の取手本体4を縦向きに設けられたものであり、この
取手本体4は、図2に示すように外周縁部が断面円形に
膨出して膨出部5を形成するとともにこの内方に略楕円
形の平坦面部6、6Aが両面に形成されている。これら
の平坦面部は外側平坦面部6が浅く、内側平坦面部が6
Aが深くなっており、取手本体4を把持した際に指Fが
掛かりやすいように構成されている。そして、前記取手
本体4の膨出部5の細幅な上面部は、上部指掛け部7、
一方細幅な下面部は下部指掛け部8となっている。
【0009】前記取手本体4は、外側平坦面部6に手掌
Tを当て第1指(親指)F1 を前記上部指掛け部7に上
側から掛ると共に第2指乃至第5指F2 ,F3 ,F4
5を前記下部指掛け部8に下側から掛るように手で包
んで持つことができるような大きさとなっており、取手
本体4の高さHと横幅Lとの比が概ね7:9に形成され
ている。なお、上部及び下部指掛け部7,8を構成する
膨出部5の厚さWは、本実施例においては前記横幅Lの
約1/5となっている。そして、前記下部指掛け部8に
は長手方向に前記第2指乃至第5指F2 ,F3 ,F4
5 に対応して凹部9,10,11,12が複数形成されてい
る。尚、前記高さH、横幅L、厚さWは鍋1の大きさ等
により適宜選択されるものであって、鍋1が大きい程、
前述した高さHと横幅Lとの比を維持したまま、前記高
さH、横幅L,厚さWを大きくすることが好ましい。な
お、前述した取手本体4があまり小さ過ぎると、手掌T
で取手本体4を包み込むには小さくなる一方、取手本体
4が大きくなりすぎると手掌Tで包み込みにくくなるの
で、前述した比率で適宜設定するのが好ましい。さらに
上部及び下部指掛け部7,8を構成する膨出部5の厚さ
Wは、本実施例においては、横幅Lの1/5となってい
るが、これに制限されるものではなく、指Fを掛けるの
に適当な範囲内で適宜設定することができる。
【0010】また、前記連結部3は、例えばアルミニウ
ムダイキャスト等からなり、その基端13を鋲14等により
鍋1の側面に固定し、さらに前記基端13より外方に向か
って二股状に形成された突設部15の先端16が相互に内向
き形成され、そして前記取手本体4の側面に挿着して固
着されている。
【0011】次に前記構成についてその作用を説明す
る。図1及び図2に示すように、取手2を持つときに
は、第1指F1 を横長な略小判型の取手本体4の前記上
部指掛け部7に掛け、手掌Tを外側平坦面部6に当て、
さらに第2指乃至第5指F2 ,F3 ,F4 ,F5 を下部
指掛け部8に形成された凹部9,10,11,12に掛け、先
端を内側平坦面部6Aに当接させる。この結果、前記取
手2は手全体で包まれるように持たれるため、取手2に
おける鍋1の重みGと、この重みGに抗する腕Aによる
力Pがほぼ平行となり、腕Aには余分な力が不要とな
り、比較的小さい力で持ち上げることができる。特に前
記取手本体4が横長な略小判型であるので、手掌Tとの
馴染みが良好である。さらに、本実施例においては、連
結部3が基端13より外方に向かって二股状に形成されて
いるので、取手本体4が、鍋1の径に対して十分に離間
して設けられており、しかも前記取手本体4が縦向きで
あるので、鍋1と取手本体4との間に十分な空間Sが形
成されるため、調理時の炎などによる熱気は、該空間S
から上昇していくことになり、取手本体4が熱の影響を
ほとんど受けず、熱くなることがないように構成されて
いる。
【0012】以上のように、本発明の実施例では請求項
1に対応して鍋1の外側に連結部3を介して固定される
鍋の取手2において、横長な略小判型の取手本体4を縦
向きに設けると共に、該取手本体4の細幅な上面部及び
下面部には夫々上部及び下部指掛け部7,8を形成する
ことにより、前記上部及び下部指掛け部7,8に夫々第
1指F1 ,第2指乃至第5指F2 ,F3 ,F4 ,F5
掛け、さらに取手本体4の外側平坦面部6に手掌Tを当
てることにより、包むようにして取手本体4を持つこと
ができ、この結果、取手本体4と、手掌Tと腕Aとがほ
ぼ直線をなすので、取手2における鍋1の重みGと、こ
の重みGに抗する腕Aによる力Pがほぼ平行となり、比
較的小さい腕Aの力で鍋1を持上げることができる。
【0013】また、本発明の実施例では請求項2に対応
して、略小判型の取手本体が外周縁部に形成された断面
円形に膨出した膨出部5を有し、前記膨出部5に上部及
び下部指掛け部7,8が形成されているので、手掌T及
び指F全体で包むように鍋を持つことができるので、あ
る程度手掌Tの大きさが相違しても、手掌T及び指F全
体で包むように取手本体4を持つことができるため、安
定感をもって鍋を持ち運ぶことができる。また、上部及
び下部指掛け部7,8の形成が容易であり、さらに、膨
出部5が鍋1を手元に引き寄せる際の手掛かりとなるの
で鍋1の取り扱いが容易である。
【0014】さらに、本発明の実施例では請求項3に対
応して、前記横長な略小判型の取手本体4の高さ対横幅
の比が概ね7:9であるため、取手本体4を上下から手
掌Tで包み込むように把持すると、手先が下方に向くこ
とになり、第2指乃至第5指F2 ,F3 ,F4 ,F5
自然に下部指掛け部8に掛かることになるため、鍋を一
層楽に持ち運ぶことができる。
【0015】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の思想の範囲内で適宜変形可能であ
り、取手本体4の高さHと横幅Lと膨出部5の厚さWと
は、取手本体4の高さHと横幅Lとの比が概ね7:9で
あれば、例えば、高さHが3.5cm〜10.5cmの
範囲内、横幅Lが4.5cm〜13.5cmの範囲内、
及び厚さWが0.5cm〜5cmの範囲内で鍋1の大き
さに応じて適宜設定するのが望ましい。具体的には、高
さHを7cm、横幅Lを9cmで、厚さWを1.8cm
とすればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1の鍋の取手は、鍋の外
側に連結部を介して固定されるものであり、偏平に形成
された横長な略小判型の取手本体を縦向きに設けると共
に、該取手本体の細幅な上面部及び下面部には夫々上部
及び下部指掛け部が形成されるものであるので、第1指
を前記上部指掛け部に掛け、手掌を前記縦向きに設けら
れた取手本体の外側正面に当て、さらに第2指乃至第5
指を下部指掛け部に掛けて前記取手本体を手で包むよう
に持つことにより、取手本体と、手掌と腕とがほぼ直線
をなすので、力が効率良く伝達されるので、比較的小さ
い腕の力で鍋を簡単に持運ぶことができる。
【0017】また、請求項2の鍋の取手は、前記略小判
型の取手本体が外周縁部に形成された断面円形に膨出し
た膨出部を有し、前記膨出部に上部及び下部指掛け部が
形成されるものであるので、取手本体の外周縁部に断面
円形に膨出して膨出部を有するので、ある程度手の大き
さが相違しても、手掌及び指全体で包むように取手本体
を持つことができるため、安定感をもって鍋を持ち運ぶ
ことができる。
【0018】さらに請求項3の鍋の取手は、前記偏平な
取手本体の高さ対横幅の比が、概ね7:9であるもので
あるので、手掌で取手本体を包み込むように把持する
と、手先が下方を向くことになり、第2指乃至第5指が
自然に下部指掛け部に掛かることになるため、鍋を一層
楽に持ち運ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による鍋の取手を装着した鍋
を示す斜視図である。
【図2】前記鍋の取手を装着した鍋を示す断面図であ
る。
【図3】図2における取手の拡大断面図である。
【図4】前記鍋の取手を装着した鍋を示す側面図であ
る。
【図5】図4における取手の拡大図である。
【図6】前記鍋の取手を装着した鍋を示す正面図であ
る。
【図7】図6における取手の拡大図である。
【図8】前記鍋の取手を装着した鍋を示す平面図であ
る。
【図9】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鍋 2 取手 4 取手本体 5 膨出部 7 上部指掛け部 8 下部指掛け部 H 高さ L 横幅

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋の外側に連結部を介して固定される鍋
    の取手において、偏平に形成された横長な略小判型の取
    手本体を縦向きに設けると共に、該取手本体の細幅な上
    面部及び下面部には夫々上部及び下部指掛け部が形成さ
    れることを特徴とする鍋の取手。
  2. 【請求項2】 前記略小判型の取手本体が外周縁部に形
    成された断面円形に膨出した膨出部を有し、前記膨出部
    に上部及び下部指掛け部が形成されることを特徴とする
    請求項1記載の鍋の取手。
  3. 【請求項3】 前記横長な略小判型の取手本体の高さ対
    横幅の比が、概ね7:9であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の鍋の取手。
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