JP2890144B2 - 自動重心割出し吊具 - Google Patents

自動重心割出し吊具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吊具に関し、特に吊り上
げもしくは吊り降ろす荷物によって生ずる傾斜を自動的
に水平に戻すことができる自動重心割出し吊具に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】荷物、
特に重量物を吊り上げたり吊り降ろしたりする際には、
吊具が傾いたりしないように荷物を吊る位置に十分気を
付ける必要がある。
【0003】しかしながら、吊り位置の決定は非常に難
しいもので、従来は作業者の熟練によるところが大き
く、また吊り作業中に傾斜が生じてもこれを修復するこ
とが難しく、荷物を吊り落としたりする事故にもつなが
ることがあるという問題があった。
【0004】本発明は上述した従来の問題に鑑みてなし
たもので、吊り位置が適正でなくても発生する傾斜を自
動的に水平に戻すことができる自動重心割出し吊具を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動重心割
出し吊具は上記目的を達成するため、吊フレーム、一対
の油圧シリンダ及び支持部材とからなる吊具本体と、ロ
ータリー弁及び錘りとからなる傾斜制御装置と、上記一
対の油圧シリンダへの圧油の供給・排出を上記ロータリ
ー弁を介して行なう油圧源とからなり、上記一対の油圧
シリンダは夫々ロッド側もしくはヘッド側のいずれか一
方側の端部を所定の間隔を置いて上記吊フレームに固定
し、夫々他方側の端部を近接させて上記支持部材に取付
け、上記ロータリー弁は、上記一対の油圧シリンダの中
間位置で上記吊フレームに固定したケーシング内に一対
の円筒状ロータを回転自在にして対向配置すると共に該
ロータの対向する端面同士を摺接させてなり、一方のロ
ータは、上記端面に少なくとも一対以上の円形開口を同
一円周上に配置開口させ、上記各円形開口の対は夫々一
方をケーシングの圧力ポートに、他方をタンクポートに
連通させ、他方のロータは、上記一方のロータに設けた
円形開口と対応する位置に環状溝を設け、上記環状溝の
途中で上記円形開口と対応する位置夫々に上記円形開口
開閉用の円形ランド部を設けて上記環状溝を間欠的に遮
断し、該遮断された環状溝の相隣る部分の一方を上記油
圧シリンダの一方に対する圧油の供給・排出制御ポート
に、他方を上記油圧シリンダの他方に対する圧油の供給
・排出制御ポートに連通させると共に、上記一方のロー
タの回転軸に上記錘りを垂下させ、該錘りの揺振により
上記一方のロータの回転軸を回転駆動し、上記ロータの
円形開口の開口度に応じて上記油圧シリンダへの圧油の
供給・排出を制御するように構成したものである。
【0006】また本発明に係る自動重心割出し吊具は、
内部に円筒形の中空部を備え、該中空部両端を塞止して
粘性流体を封入したハウジングと、上記中空部の軸線に
沿って該中空部内を貫通する回転軸とからなり、上記中
空部の軸線方向全長に渡って突出しかつ突出端が上記回
転軸の側面に当接する突出壁部を上記ハウジングに設け
ると共に、上記中空部の壁面に軸線方向全長で当接する
板体を上記回転軸に設けて上記中空部内を二室に分割
し、且つ上記二つの部屋の間を上記粘性流体の流れに対
して抵抗となる可変絞りを設けた外部流路にて短絡し、
上記ハウジング若しくは回転軸の回転エネルギーを上記
可変絞りによる抵抗力で吸収するロータリーダンパーを
有し、該ロータリーダンパーを上記吊フレームに取付
け、これらの回転軸の間を回転伝達手段により連結し、
かつ上記ロータリーダンパーの回転軸に上記錘りを垂下
させてなるものとすることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す油圧回路図、図2は
全体構成を示す概略正面図、図3はロータリー弁とロー
タリーダンパー及び錘りの組み合わせ状態を示す断面図
である。
【0008】まず全体構成を説明する。図1及び図2に
示すように本実施例の自動重心割出し吊具は、吊フレー
ム1、一対の油圧シリンダ2、3及び支持部材4とから
なる吊具本体5と、吊フレーム1内に固定したロータリ
ー弁6とロータリーダンパー7及びロータリーダンパー
7に取付けた錘り8とからなる傾斜制御装置9と、油圧
シリンダ2、3とから構成してある。
【0009】吊具本体5は図1に示すように、一対の油
圧シリンダ2、3のヘッド側を適宜間隔明けて吊フレー
ム1に固定し、ロッド側を支持部材4に取付けたもの
で、吊りベース1と油圧シリンダ2、3とが支持部材4
を頂点位置とする概ね二等辺三角形をなすように構成し
てある。
【0010】ロータリー弁6はいわゆる4ポート3位置
切り替え制御弁と称されるタイプの方向制御弁で、圧力
ポートP、タンクポートTを油圧装置10に配管接続
し、圧油の制御ポートA、制御ポートBが夫々シャット
オフソレノイド11、12を介して油圧シリンダ2、3
に接続してある。また、ロータリーダンパー7は鍾り8
の揺振に対する緩衝装置となるもので、鍾り8は回転軸
13に垂下させてある。さらにロータリー弁6の回転軸
14とロータリーダンパー7の回転軸13との間はベル
ト15により連結してある(勿論他の手段を用いて連動
するようにしてもよい。)。
【0011】次に図3ないし図6を参照してロータリー
弁6の詳細構造を説明する。ロータリー弁6はケーシン
グ20内に一対のロータ21、22(以下ロータ21を
PTロータ21と、ロータ22をABロータ22と称す
る。)を回転自在にして対向配置して構成したものであ
る。
【0012】PT、AB両ロータ21、22は相向き合
う端面23、24同士、及び夫々の外周側面25、26
及び他側の端面27、28とケーシング20の内壁面2
9とを摺接可能に密着させて収納してある。またPTロ
ータ21、ABロータ22夫々に回転軸14、16が設
けてあり、PTロータ21の回転軸14に設けたプーリ
17に既述のベルト15が掛け回してある。なお、ロー
タリー弁6の配置を左右逆転させてABロータ22の回
転軸16にプーリを設けてベルト15を掛け回しロータ
リーダンパー7と連結するようにしてもよい。
【0013】PTロータ21の端面23には圧油供給用
の開口30と圧油排出用の開口31が円周X上の対応位
置に一対づつ形成してある。これら開口30、31は同
一の直径d1を有する円形開口としてある。またPTロ
ータ21の外周側面25には一対の溝32、33が並列
に形成してある。溝32はケーシング6の内壁に形成し
た通路34を介して圧力ポートPに接続し、溝33は同
じくケーシング6の内壁に形成した通路35を介してタ
ンクポートTに接続している。
【0014】一方、ABロータ22の端面24にはPT
ロータ21の開口30、31を設けた円周Xと対応する
円周位置に環状溝36を形成してある。環状溝36の溝
幅d2は開口30、31の直径d1よりも小さくしてあ
る。この環状溝36にはPTロータ21の四つの開口3
0、30、31、31と対応する位置に夫々制御用のラ
ンド部37・・・を設けて四分割してある(以下では各
分割された部分を制御溝部36a、36b、36c、3
6dと言う。)。ランド部37は円形のもので、その直
径d3は開口30、31の直径d1に等しくしてある
(即ち環状溝36の溝幅d2よりも大きい。)。このラ
ンド部37は、例えば丸棒材を環状溝36に打ち込むこ
とにより形成することができる。またABロータ22の
外周側面26にも一対の溝38、39が並列に形成して
ある。溝38はケーシング6の内壁に形成した通路40
を介して制御ポートAに接続し、溝39は同じくケーシ
ング6の内壁に形成した通路41を介して制御ポートB
に接続している。
【0015】次にロータリーダンパー7の詳細構造を図
3、図7及び図8により説明する。このロータリーダン
パー7は、既述の回転軸13を両端から突出させたハウ
ジング51上に可変絞り52を内蔵する絞り装置53を
搭載して構成してある。ハウジング51は中空円筒状の
もので、内部の中空部54は両端をカバー51aで塞い
で密閉してある。そして中空部54内には突出壁55が
ねじ止めしてある。この突出壁55は中空部54の軸線
方向全長に渡って突出するように設けてあり、その先端
は図示のように回転軸13の側面に当接するする高さ寸
法、形状に形成してある。
【0016】また、回転軸13にはベーン板56がねじ
止めしてある。このベーン板56は先端が中空部54の
壁面に当接するようになっており、その当接長さは突出
壁55と同様に中空部54の軸線方向全長に渡らせてあ
る。
【0017】即ち、中空部54は突出壁55とベーン板
56とにより二つの部屋A、Bに分割されており、各部
屋A、Bには粘性流体(以下単にオイルという。)57
を封入してある。また、部屋A、Bには夫々外部流路5
8、59が設けてあり、両外部流路58、59は絞り装
置54内に連通し、絞り装置54内の可変絞り52を介
して部屋A、Bは短絡した状態になっており、オイル5
7の流れに対して可変絞り52が抵抗となるよう構成し
てある。
【0018】更に、オイル57の外気温度等による体積
変化を吸収するため、絞り装置53は可変絞り52に連
通させて蓄圧室60を備えている。蓄圧室60にはオイ
ル57の体積変化を吸収するためのばね61とピストン
62を設けてある。即ち、部屋A、B内に封じ込めたオ
イル57が外気温度によって体積変化を起こしてもその
膨張エネルギーによってハウジング51の中空部54内
に過大の圧力が掛かって破損を生じさせたりしないよう
にしてある。
【0019】油圧装置10は図1に示すように、可変容
量油圧ポンプ(以下単に油圧ポンプという。)70から
の圧油供給ライン71をロータリー弁6の圧力ポートP
に接続してタンク72内の油を供給可能とし、またロー
タリー弁6のタンクポートTに圧油排出ライン73を接
続してタンク72への油の戻しを行なえるようにしたも
のである。圧油供給ライン71の途中、具体的には油圧
ポンプ70とチェック弁74との間にはリリーフライン
75が接続してあり、リリーフ弁76の作動によりタン
ク72への圧油の戻りを可能としてある。なお図中77
は電動モータ、78は油圧計、79はサクションフィル
タである。
【0020】次に本実施例の動作について説明する。図
9Aに示すように吊りベース1に荷物Lを吊下げた際
に、荷物Lの重心Gが支持部材4の直下に位置していな
いとすると、荷物Lは吊フレーム1と油圧シリンダ2、
3が二等辺三角形を形成したままの状態で重心Gが支持
部材4の直下に位置するまでどんどん傾斜していこうと
する。ところが錘り8が常に鉛直方向に垂下しようとす
るため、図9Bに示すように吊フレーム1に傾斜が生じ
るとロータリーダンパー7の回転軸13は錘り8により
回転させられる。この錘り8による回転軸13の回転方
向は、吊フレーム1の傾斜を回転運動として捉えた場合
の回転方向とは逆方向になる。そしてロータリーダンパ
ー7の回転軸13の回転はベルト15によりロータリー
弁6の回転軸14に伝えられ、対応角度だけロータリー
弁6の回転軸14も回転させられる。
【00021】この回転軸14の回転に伴い、PTロー
タ21は開口30、31がABロータ22に設けたラン
ド部37により塞がれた初期状態(いわゆるオールポー
トブロック)からある角度回転する。すると開口30、
31とランド部37との位置がずれてABロータ22の
環状溝36に対して開口30、31が開口する(図5及
び図6参照)。開口する部分の面積〔図6中斜線部分〕
はPTロータ21の回動量に応じて近似的にリニヤに変
化する。
【0022】この開口面積に比例した量の圧油が圧油供
給ライン71、圧油ポートPを介して通路34、開口3
0を通り、環状溝36内、具体的には制御ポート36
a、36c内に入り、通路40から制御用ポートAを介
して油圧シリンダ3に供給され、油圧シリンダ3を伸張
させる。一方、制御用ポートBから通路41を介して環
状溝36、具体的には制御ポート36b、36d内に戻
り、開口31から通路35を通り、タンクポートTを介
して圧油排出ライン73へとつながるラインが形成さ
れ、油圧シリンダ2からの戻りの圧油はタンク72へと
排出され、油圧シリンダ2はこれに伴って縮退する。こ
れら油圧シリンダ2の縮みと油圧シリンダ3の伸びは開
口量に比例して行なわれる。
【0023】油圧シリンダ2の縮みと油圧シリンダ3の
伸びにより、吊フレーム1と両油圧シリンダ2、3が形
成する三角形状は初期状態の二等辺三角形から不等辺三
角形へと変化し、これに連れて吊フレーム1の傾斜は水
平方向へと戻りだす。すると錘り8は鉛直方向への垂下
状態を保とうとし、吊フレーム1に対していわば逆方向
へと回転することになり、これによってロータリーダン
パー7の回転軸13は先程とは逆方向へと錘り8により
回転させられる。そしてロータリーダンパー7の回転軸
13の逆方向回転によってロータリー弁6の回転軸14
も同じく逆方向に回転し、開口30、31とランド部3
7との位置がABロータ22の環状溝36に対して開口
している状態から閉じる方向へと変化する。これによっ
て制御ポートAを介して油圧シリンダ3に供給されてい
る圧油が開口面積の減少に比例して減少し、油圧シリン
ダ3の伸張が徐々に止り、一方、制御ポートBから圧油
排出ライン73を介してタンク72へと排出される油量
も同様にリニアに減少して油圧シリンダ2の縮退も徐々
に止る。即ち吊フレーム1の傾斜の戻りが錘り8による
ロータリーバルブ6への入力信号のフィードバック信号
ととなって吊フレーム1の傾斜が修正される。
【0024】ここで錘り8の振れに対するロータリーダ
ンパー7による緩衝作用について説明する。吊フレーム
1の傾斜によって回転軸13が回転するとハウジング5
1と回転軸13の相対角度に変化が生じる。すると、中
空部54を分割した部屋A、B内部に封入したオイル5
7は外部流路58、59を通って他方の部屋側に向かっ
て流れる。例えば錘り8の揺振によってハウジング51
が右回転し(図7中で)、部屋Aがベーン板56の位置
移動により狭くなったとすると、部屋A内のオイル57
が外部流路58から可変絞り52を経て外部流路59か
ら部屋Bに流れ込む。このときオイル57の流れに対し
て生ずる可変絞り52による絞り効果が回転軸13の動
きに対して抵抗となり、回転軸13の回転動作によって
生じる回転エネルギーはこの抵抗によって吸収され、緩
衝される。勿論、上述の状態とは逆の回転方向でも緩衝
動作としては同様である。
【0025】そして荷物Lの重心Gが支持部材4の直下
に位置して吊フレーム1が水平状態に戻り、錘り8が上
述のようなロータリーダンパー7の緩衝作用によって鉛
直方向に垂下すると(図9C)、PTロータ21の開口
30、31がABロータ22のランド部37により塞が
れたオールポートブロック状態に戻り、ここでシャット
オフソレノイド11、12を閉じることにより圧油の供
給、排出を完全に停止させれば吊フレーム1はそのまま
水平状態に保たれる。
【0026】なおシャットオフソレノイド11、12は
必ずしも必要なものではないが、ロータリーバルブ6に
リーク(内部の左ABロータ21、22間や左ABロー
タ21、22とケーシング20の内面との間における圧
油のリーク)があることを想定して設けたものである。
即ち上述のようなリークがあるとそのリークを補うため
常に油圧ポンプ70を作動させておく必要があり、一度
吊フレーム1の水平が取れた後はシャットオフソレノイ
ド11、12を閉じて吊フレーム1と油圧シリンダ2、
3が作る構造を剛のものとすることができるようにして
いる。またこれによって搬送中の揺れ等の外乱にも対処
できる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る自動重心割出し吊具は以
上説明したようなものなので、荷物を吊った際に荷物の
重心位置によって吊フレームに傾斜が生じても自動的に
油圧シリンダを伸縮させ、バランス状態で吊フレームを
水平状態にする動作を自動的に行なわせることができ、
従来のように作業者の熟練を必要としなくなるという効
果がある。また請求項2に係る自動重心割出し吊具は、
鍾りの揺振に対する振動減衰特性を向上させ、吊フレー
ムを水平に戻す際の応答性を高めるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す油圧回路図である。
【図2】全体構成を示す概略正面図である。
【図3】ロータリー弁とロータリーダンパー及び錘りの
組み合わせ状態を示す断面図である。
【図4】ロータリー弁の左ABロータの組み合わせ状態
を示す分解斜視図である。
【図5】ロータリー弁のロータ回転時の開口状態を示す
説明図である。
【図6】ロータリー弁の開口部分の拡大説明図である。
【図7】ロータリーダンパーの軸線に垂直な方向での縦
断断面図である。
【図8】ロータリーダンパーの軸線に平行な方向での縦
縦断面図である。
【図9】動作状態の説明図で、Aは荷物をつり下げた際
の初期状態、Bは荷物により吊フレームが傾斜した状
態、Cは吊フレームが水平を取り戻した状態ある。
【符号の説明】
1 吊フレーム 2、3 油圧シリンダ 4 支持部材 5 吊具本体 6 ロータリー弁 7 ロータリーダンパー 8 錘り 9 傾斜制御装置 10 油圧装置 13、14 回転軸 15 ベルト 21 PTロータ 22 ABロータ 23、24、27、28 端面 25、26 外周側面 29 内壁面 30、31 開口 32、33、38、39 溝 36 環状溝 37 ランド部 36a、36b、36c、36d 制御溝部 51 ハウジング 51a カバー 52 可変絞り 53 絞り装置 54 中空部 55 カバー 55 突出壁 56 ベーン板 57 粘性流体 70 可変容量油圧ポンプ P 圧力ポート T タンクポート A、B 制御ポート L 荷物 G 荷物の重心

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊フレーム、一対の油圧シリンダ及び支
    持部材とからなる吊具本体と、ロータリー弁及び錘りと
    からなる傾斜制御装置と、上記一対の油圧シリンダへの
    圧油の供給・排出を上記ロータリー弁を介して行なう油
    圧源とからなり、上記一対の油圧シリンダは夫々ロッド
    側もしくはヘッド側のいずれか一方側の端部を所定の間
    隔を置いて上記吊フレームに固定し、夫々他方側の端部
    を近接させて上記支持部材に取付け、上記ロータリー弁
    は、上記一対の油圧シリンダの中間位置で上記吊フレー
    ムに固定したケーシング内に一対の円筒状ロータを回転
    自在にして対向配置すると共に該ロータの対向する端面
    同士を摺接させてなり、一方のロータは、上記端面に少
    なくとも一対以上の円形開口を同一円周上に配置開口さ
    せ、上記各円形開口の対は夫々一方をケーシングの圧力
    ポートに、他方をタンクポートに連通させ、他方のロー
    タは、上記一方のロータに設けた円形開口と対応する位
    置に環状溝を設け、上記環状溝の途中で上記円形開口と
    対応する位置夫々に上記円形開口開閉用の円形ランド部
    を設けて上記環状溝を間欠的に遮断し、該遮断された環
    状溝の相隣る部分の一方を上記油圧シリンダの一方に対
    する圧油の供給・排出制御ポートに、他方を上記油圧シ
    リンダの他方に対する圧油の供給・排出制御ポートに連
    通させると共に、上記一方のロータの回転軸に上記錘り
    を垂下させ、該錘りの揺振により上記一方のロータの回
    転軸を回転駆動し、上記ロータの円形開口の開口度に応
    じて上記油圧シリンダへの圧油の供給・排出を制御する
    ようにしてなる自動重心割出し吊具。
  2. 【請求項2】 内部に円筒形の中空部を備え、該中空部
    両端を塞止して粘性流体を封入したハウジングと、上記
    中空部の軸線に沿って該中空部内を貫通する回転軸とか
    らなり、上記中空部の軸線方向全長に渡って突出しかつ
    突出端が上記回転軸の側面に当接する突出壁部を上記ハ
    ウジングに設けると共に、上記中空部の壁面に軸線方向
    全長で当接する板体を上記回転軸に設けて上記中空部内
    を二室に分割し、且つ上記二つの部屋の間を上記粘性流
    体の流れに対して抵抗となる可変絞りを設けた外部流路
    にて短絡し、上記ハウジング若しくは回転軸の回転エネ
    ルギーを上記可変絞りによる抵抗力で吸収するロータリ
    ーダンパーを有し、該ロータリーダンパーを上記吊フレ
    ームに取付け、これらの回転軸の間を回転伝達手段によ
    り連結し、かつ上記ロータリーダンパーの回転軸に上記
    錘りを垂下させてなる請求項1の自動重心割出し吊具。
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