JP2889347B2 - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用者が下着(以下、「ショーツ」で代表
する)と共に狭い股間において着用する生理用ナプキ
ン、失禁者用パット、おりもの処理用パット等の吸収性
物品に関し、更に詳しくは、高い防漏性を有する吸収性
物品に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来の生理用ナプキン等の吸収性物品は、基本的に、
液透過性の表面材、液不透過性の防漏材、及びこれら両
部材間に介在する液保持性の吸収体を有して構成されて
いる。そして、近年、従来の綿状パルプ、あるいは吸収
紙の他、吸収体素材として吸収性ポリマー等の新素材を
開発、導入することによって吸収性物品としての吸収性
能の向上が図られてきた。また、従来の繊維集合体であ
る不織布の他、疎水性シートに種々の手段により細孔を
設けて液透過性を付与した液透過性シートを表面材とし
て用いることによって吸収性物品としての吸収性能の向
上が図られてきた。
しかしながら、新しい素材を導入し、各部材個々の性
能が優れた吸収性物品であっても、実際の使用時には依
然として横漏れを生じることが多い。例えば、生理用ナ
プキンの場合には、その端部から血液が何等かの原因で
横漏れしてショーツに血液が達するなど生理用ナプキン
として不都合を現象を生じ、吸収性物品本来の性能を十
分に発揮しているとは言い難いものであった。このよう
に各構成部材本来の性能と無関係に発生する生理用ナプ
キンにおける漏れの主たる原因としては、次の3つが考
えられる。
(1)使用者が生理用ナプキンをショーツに装着する
際、装着位置がショーツのクロッチ部において左右のい
ずれかに偏倚し、クロッチ部に初めから生理用ナプキン
によって被覆されていない部分が存在すること (2)使用者が略正規の位置、つまりショーツのクロッ
チ部に対して左右に偏倚させることなく略中央に生理用
ナプキンを固定したとしても、使用者の運動等によって
生理用ナプキンの長手方向の両端部が中央に折り重なっ
て丸まった状態に変形するヨレを生じ、装着直後は被覆
されていたクロッチ部の端部がヨレによって露出するこ
と (3)使用者が激しい運動を行った場合に、生理用ナプ
キンが一般的に具備する粘着剤等の固定手段のみでは生
理用ナプキンをショーツのクロッチ部に十分に固定する
ことができず、生理用ナプキンが所定の位置からズレて
ショーツのクロッチ部が露出すること これは(1)〜(3)に起因する漏れは、使用者が装
着するショーツによっても大きな影響を受ける。例え
ば、サイズ、特に、クロッチ部の幅がナプキンの発明に
比べて広い場合、あるいは身体とのフィット性が悪くル
ーズな状態になった場合、漏れが比較的発生し易くな
る。
そこで、これらの問題を解決するために、吸収性物品
の長手方向両側の中央部から幅方向外方へ一対の可撓性
のフラップをそれぞれ延出させた吸取性物品が多数提案
されている(特開昭60−75058号公報、特開平1−11100
2号公報等)。これらの吸収性物品の場合には、使用時
にそれぞれのフラップでショーツのクロッチ部を挟んで
固定することによりショーツにおける吸収性物品を安定
化させてその防漏性を改善したものである。
例えば、特開昭60−75058号に記載の衛生ナプキン
は、吸収性物品の縦方向両側の中央位置において、吸収
体の側部から液透過性の表面材と液不透過性の防漏材か
ら成る可撓性のフラップを延出させ、使用時にショーツ
の端部からフラップを引出し、フラップの裏面に設けら
れた固定接合手段によりショーツ外側に設置固定するこ
とにより衛生用ナプキンを安定化させてその防漏性を改
善したものである。この衛生ナプキンにおいては、ショ
ーツの着用時に、吸収体両側部を上向きにして防漏壁を
形成させることが、その防漏性を発揮する上で重要な点
である。しかし、このような状態で着用された場合、あ
る程度の漏れを防止することができる反面、以下のよう
な課題があった。即ち、 フラップをショーツのクロッチ部両端から引き出す動
作が必ずしも安定せず、衛生ナプキンをショーツと共に
一定の状態で着用することができず、時には、使用開始
時からナプキンが不規則な形にヨレた状態で着用されて
漏れを引き起こすことがある。
また、ショーツのクロッチ部の幅が吸収体の幅より大
きいと、衛生ナプキンのショーツへの装着自体が困難に
なったり、クロッチ部の外側に折れる部分が少なくなっ
て衛生ナプキンをクロッチ部において十分に固定するこ
とができないことがある。
また、において両フラップを十分に固定して吸収体
両側部に防漏壁部を形成することができたとしても、フ
ラップの防漏壁の幅が広いため、その防漏壁部が吸収体
の表面にヨレて接触し、フラップ自体が血液で汚れるこ
とがある。従って、ショーツの汚れはフラップによって
ある程度防止することができるが、使用者の動作中にフ
ラップ自体が汚れ、汚れたフラップによって内股部を血
液によって汚し、使用者により大きな精神的ダメージを
与えることがある。
いずれにしても、上記各公報に記載された従来の吸収
性物品が、ショーツの正規の位置に正しく装着された場
合には、上記(1)〜(3)の漏れをある程度防止でき
るものの、例えば、身体との密着性が弱いショーツやク
ロッチ部の幅が吸収体の幅より広いショーツの場合に
は、フラップが吸収性物品の表面を覆ってしまい、必ず
しも漏れを効果的に防止することができずにフラップを
汚し、汚れたフラップを介して内股部を血液等によって
汚すという課題があった。
従って、本発明の目的は、ショーツの形状、身体への
フィート性の如何にか拘わらず、ショーツに対する装着
が容易で、運動等を行っても吸収性物品が殆どヨレると
なく、使用開始時の着用状態を始終保持することがで
き、漏れ(特に、横漏れ)を有効に防止することができ
る吸収性物品を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、特に横漏れを有効に防止することがで
きる吸収性物品について種々検討した結果、特定の固定
手段を設けることによって上記目的を達成し得ることを
知見した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、液透
過性の表面材、液不透過性の防漏材、及びこれら両部材
間に介在する液保持性の吸収体を有し、実質的に縦長に
形成された吸収性物品において、固定用の粘着部のない
自由端片を有し且つ該吸収性物品を下着に固定する固定
具を該吸収性物品の非肌当接面側に設け、該固定具それ
ぞれの自由端を該固定具それぞれ長手方向の側部より内
側に位置させてあり、該固定具それぞれの側部が、⊂型
に成形してあり且つ上記自由端それぞれを自然に上記内
側に位置させる応力を有することを特徴とする吸収性物
品を提供するものである。
〔作用〕
本発明によれば、例えば、固定具の自由端を吸収性物
品の外側へ拡げた状態で下着のクロッチ部の内面に当て
た後、自由端を解放すると、自由端がクロッチ部の外面
から吸収性物品の内側に復帰して固定具によってクロッ
チ部の側縁部を包み込み、吸収性物品をショーツに固定
し、この状態でショーツを着用すれば、液透過性部が体
液の排出部に位置し、着用後に使用者が運動などを行っ
ても自由端が捲れることなく、常にクロッチ部の外面に
位置して吸収性物品を本来の位置に安定的に保持するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第8図に示す実施例に基づいて本発明
を説明する。尚、各図中、第1図は本発明の吸収性物品
の一実施例である生理用ナプキンの表面側を示す平面
図、第2図は第1図に示す生理用ナプキンの裏面側を示
す平面図、第3図は、第2図のIII−III線断面図、第4
図はショーツのクロッチ部を示す平面図、第5図は第4
図のV−V線断面図、第6図は第1図に示す生理用ナプ
キンの使用時における形態を示す斜視図、第7図は第6
図のVII−VII線断面図である。
本実施例の生理用ナプキン1は、第1図〜第3図に示
す如く、肌に接触する液透過性の表面材(表面シート)
2、ショーツに接触する液不透過性の防漏材(防漏シー
ト)3、及びこれら両シート2、3の間に介在する液保
持性の吸収体4を有し、実質的に縦長に形成されてい
る。そして、上記表面シート2と、防漏シート3とが同
図に示す如く、一体のものであってもよい。この場合、
例えば、液不透過性シートに多数の細孔を設け、細孔の
存在する部位を表面シート2の部位に位置させ、細孔の
存在しない部位を防漏シート3の部位に位置させればよ
い。
而して、本実施例においては、本吸収性物品1の非肌
当接面側に位置する上記防漏シート3には、生理用ナプ
キン1を第4図、第5図に示すショーツ5のクロッチ部
6に固定する固定具7が設けられている。該固定具7
は、第2図に示す如く、生理用ナプキン1の長手方向の
前方に偏倚している。更に、該固定具7は、長手方向の
両自由端7A、7Aそれぞれが生理用ナプキン1の内側に位
置するように折曲形成されて⊂型及び⊂型を呈し、各折
曲部それぞれが生理用ナプキン1の長手方向の両側部1
A、1Aに略一致する側部7B、7Bを形成している。即ち、
該固定具7は、左右一対の自由端7A、7Aそれぞれが両側
部7B、7Bより内側に位置し、これらの自由端7A、7Aと両
側部7B、7Bとの間に形成される固定片7C、7Cを有してい
る。該固定具7では、各固定片7C、7Cと生理用ナプキン
1本体の裏面との間にショーツ5のクロッチ部6の両側
端6A、6Aそれぞれを介在させる空間7D、7Dを有し、生理
用ナプキン1をクロッチ部6に固定するように構成され
ている。尚、上記⊂型及び⊂型は型及び型等であっ
てもよく、要は、側部7B、7Bが折り返された構造を有し
ておれば、それぞれの形状は特に制限されない。
また、上記固定具7の長さlは、空間7Dでの固定作
用、固定具7の材質あるいは折曲部の成形性とのバラン
スを考慮して20〜120mmに設定することが好ましく、50
〜100mmがより好ましい。上記固定具7の生理用ナプキ
ン1に対する接合固定幅w1は、特に制限されないが、生
理用ナプキン1本体の幅に対して極端な差がなければよ
く、通常、生理用ナプキン1本体の幅w2との差が|w1
w2|<10であることが好ましい。例えば、生理用ナプキ
ン1の幅が一般に60〜80mmであることから、固定具7の
上記幅w1は50〜90mmが好ましい。
上記固定片7Cの幅w3は、特に制限されないが、生理用
ナプキン1のクロッチ部6に対する装着性等を考慮して
10〜20mmに設定することが好ましい。尚、ショーツ5の
クロッチ部6は、両側端6A、6Aが伸縮性ゴムやレース等
によって縁取りされて厚みがある。
上記各側部7B、7Bは、自由端7A、7Aをそれぞれ自然に
内側へ位置させる応力を有し、各固定片7C、7Cを常に生
理用ナプキン1本体の裏面に保持し得るように塑性変形
して折りぐせがついている。従って、該固定具7は、自
由端7Aを掴んで生理用ナプキン1本体から自由端7Aを引
き離し、これを解放すると自由端7Aが生理用ナプキン1
本体の裏面側に揺動して元の状態に復帰する保型性を有
している。
次に、上記固定具7の成形方法の一例を第8図〜第10
図に基づいて簡単に説明する。まず、ポリオレフィン系
発泡体またはポリウレタン系発泡体等からなるシート材
を所定の大きさに裁断してシート7′を作る。次いで、
シート7′の所定位置に熱媒体Hを第8図に示すように
押し付けてシート7′の加熱部7′Bを熱収縮させて第
9図に示すようにシート7′を90°折り曲げる。更に、
上記加熱部7′Bの隣りに上記媒体Hを押し付けて加熱
部7′Bを熱収縮させて第10図に示すように90°折り曲
げて固定具7を成形する。このようにして成形された折
り返し部が固定具7における側部7Bとなる。そして、生
理用ナプキン1本体に固定されない部分の延出端が自由
端7Aになり、延出部が固定片7Cになる。尚、本実施例に
おける固定具7は、第10図に示す折り返し部が左右に位
置して一体化したものである。尚、より温度の高い熱媒
体Hによって加熱すると、一度に180°折り返して折り
重ねることができる。
而して、上記固定具7に用いられる材料は、熱可塑性
素材であれば特に制限されないが、このような材料とし
ては、通常、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、アイオノマー樹脂及びこれらの変成樹脂の単体
またはこれらの混合物等が好ましい。また、このような
材料の加工形態は、フィルム状(単層、または複層)ま
たは独立発泡シート状若しくは連続発泡シート状等であ
ることが好ましい。
また、上記表面シート2、裏面シート3及び吸収体4
としては、従来から通常用いられている公知の材料を用
いることが好ましい。
次に、上記生理用ナプキン1の使用態様について説明
する。
まず、固定具7の固定片7C、7Cそれぞれを生理用ナプ
キン1本体から外側へ拡げた状態にして生理用ナプキン
1をショーツ5のクロッチ部6に当てる。次いで、各固
定片7C、7Cを解放すると各側部7A、7Aにおける応力によ
って各固定片7C、7Cは自然に元の状態に復帰してクロッ
チ部6の両側縁6A、6Aを包み込み、生理用ナプキン1が
クロッチ部6に装着される。然る後、生理用ナプキン1
が装着されたショーツ5を使用者が着用してクロッチ部
6が使用者の股間部に押し付けられると、股間部の形状
に従って生理用ナプキン1が第6図に示すように鞍状に
変形して股間部に密着する。この際、クロッチ部6の両
側縁6A、6Aそれぞれから身体を締め付ける力が第7図矢
示方向に働き、湾曲した生理用ナプン1の両側部1A、1A
及び固定具7の両側部7B、7Bの少し内側を股間部に押し
付けて生理用ナプキン1をショーツ5に対して確実に固
定する。
従って、本実施例によれば、ショーツ5のサイズに関
係なく、ショーツ5におけるクロッチ部6の両側縁6A、
6Aから固定片7C、7Cを容易且つ確実に引き出して生理用
ナプキン1をクロッチ部6に装着することができ、ショ
ーツ5の着用後は生理用ナプキン1の両側部1A、1Aの稍
々内側がクロッチ部6の両側縁6A、6Aによって確実に股
間部に押し付けられて生理用ナプキン1の使用状態が安
定し、生理用ナプキン1のヨレを防止することができ
る。
また、本実施例によれば、固定具7が生理用ナプキン
1本体の裏面側にあり、しかも固定片7C、7Cが常にクロ
ッチ部6の外面に接触して股間部の形状に即して変形す
るため、使用者が運動等をして股間部の形状が激しく変
化しても生理用ナプキン1が位置ずれして固定片7C、7C
が表面側にヨレて固定片7C、7C及び内股部を血液で汚す
虞れがない。
また、第11図、第12図、第13図及び第14図はそれぞれ
本発明の吸収性物品の他の実施例の生理用ナプキンを示
す横方向の断面図である。これらの各実施例の生理用ナ
プキン1は、固定具7の断面形状以外は全て上記実施例
と同様に構成されているため、各固定具7のみについて
以下に説明する。
第11図に示す固定具7は、左右一対の自由端7A、7Aそ
れぞれを側部7B、7B側へ折り返して空間7D、7D内に折り
返し段部7E、7Eをそれぞれ設けたものである。このよう
に各空間7D、7D内に折り返し段部7E、7Eが存在すること
によって各自由端7A、7Aに剛性を付与すると共に各折り
返し段部7E、7Eがクロッチ部6における両側端6A、6Aの
厚肉部に係止するなどして各固定片7C、7Cの抵抗を大き
くして固定具7の固定作用をより確実なものにしてい
る。
また、第12図に示す固定具7は、第11図に示す固定具
7における折り返し段部7E、7Eに代えて、固定片7C、7C
における空間7D、7D側の面に多数の突起7F、7Fを設け
て、クロッチ部6に対する各固定片7C、7Cの抵抗を大き
くしたものである。
また、上記各固定具7は、両側部7B、7Bをクロッチ部
6の両側縁6A、6Aの形状ち即して湾曲形成することもで
きる。
また、第15図及び第16図はそれぞれ本発明の更に他の
実施例である生理用ナプキン1を示す図で、本実施例の
生理用ナプキン1は、同図に示す如く、固定具7が生理
用ナプキン1本体の裏面、即ち、防漏シート3に即した
平面形状を呈し、該固定具7によって防漏シート3全面
を多い、該固定具7の長手方向前方に偏倚した位置に左
右一対の固定片7C、7C、がそれぞれ設けられている以外
は全て上記実施例に準じて構成されている。
従って、第13図及び第14図に示す各実施例において
も、上記第1図〜第3図に示す実施例と同様の作用効果
を期することができる。
尚、上記各実施例では、左右一対の固定片7C、7Cが一
体化したひとつの固定具7についてのみ説明したが、本
発明における固定具は、左右の各固定片7C、7Cが第10図
に示すようにそれぞれ独立したものであってもよく、こ
のように独立した固定具の場合は、生理用ナプキン1の
左右両側部それぞれに各固定具を個別に取り付ければよ
いことは言うまでもない。
また、本発明の吸収性物品は、固定用の粘着部のない
自由端片を有し且つ該吸収性物品の下着に固定する固定
具を該吸収性物品の非肌当接面側に設け、該固定具それ
ぞれの自由端を該固定具それぞれの長手方向の側部より
内側に位置させたものであれば、上記各実施例に何等制
限されるものでなく、また、本発明の吸収性物品は、上
記各実施例の生理用ナプキンの他、失禁者用パット、お
りもの処理用パット等の吸収性物品についても広く適用
することができる。
〔発明の効果〕
本発明の吸取性物品は、ショーツの形状、身体へのフ
ィット性の如何にか拘わらず、装着が容易で、運動等を
行っても吸収性物品が殆どヨレることなく、使用開始時
の着用状態を終始保持することができ、漏れ(特に、横
漏れ)を有効に防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吸収性物品の一実施例である生理用ナ
プキンの表面側を示す平面図、第2図は第1図に示す生
理用ナプキンの裏面側を示す平面図、第3図は、第2図
のIII−III線断面図、第4図はショーツのクロッチ部を
示す平面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図
は第1図に示す生理用ナプキンの使用時における形態を
示す斜視図、第7図は第6図のVII−VII線断面図、第8
図、第9図及び第10図はそれぞれ固定具を成形する各工
程を示す説明図、第11図及び第12図はそれぞれ本発明の
他の実施例における固定具を示す第3図相当図、第13図
は本発明の吸収性物品の更に他の実施例である生理用ナ
プキンの裏面側を示す平面図、第14図は第13図の要部を
示す断面図である。 1:生理用ナプキン(吸収性物品) 2:表面シート(表面材) 3:防漏シート(防漏材) 4:吸収体 5:ショーツ(下着) 7:固定具、7A:自由端 7B:側部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液透過性の表面材、液不透過性の防漏材、
    及びこれら両部材間に介在する液保持性の吸収体を有
    し、実質的に縦長に形成された吸収性物品において、固
    定用の粘着部のない自由端片を有し且つ該吸収性物品を
    下着に固定する固定具を該吸収性物品の非肌当接面側に
    設け、該固定具それぞれの自由端を該固定具それぞれ長
    手方向の側部より内側に位置させてあり、該固定具それ
    ぞれの側部が、⊂型に成形してあり且つ上記自由端それ
    ぞれを自然に上記内側に位置させる応力を有することを
    特徴とする吸収性物品。
  2. 【請求項2】上記応力が折ぐせである、請求項(1)記
    載の吸収性物品。
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